JP2001108613A - 大気ガス分量遠隔測定装置 - Google Patents

大気ガス分量遠隔測定装置

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JP2001108613A
JP2001108613A JP29205399A JP29205399A JP2001108613A JP 2001108613 A JP2001108613 A JP 2001108613A JP 29205399 A JP29205399 A JP 29205399A JP 29205399 A JP29205399 A JP 29205399A JP 2001108613 A JP2001108613 A JP 2001108613A
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light
measured
optical system
condensing
wavelength
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JP29205399A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Araki
信博 荒木
Shozo Takahashi
庄三 高橋
Yuji Mogi
勇治 茂木
Akira Senpuku
明 仙福
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エタロンによる分光方式を用いた大気ガス分
量常時監視において、高分解能に加えて、駆動部の劣化
による測定装置劣化を排除し、かつ測定速度を上げるこ
とが可能な大気ガス分量遠隔測定装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 エタロンへの入射する測定光の入射角度
が異なるとその最大透過波長も変化することを利用し、
異なるスリット3、4から固定エタロン7への入射角を
エタロン透過後の最大透過波長が観測ガスの吸収波長と
窓波長域となるように設置することにより、集光光学系
9にて集光した2つ以上のスペクトル像の強度は観測ガ
スの吸収波長と窓波長域の波長強度となるため、そのス
ペクトル像の各々の強度をアレイ型受光素子11または
単体素子にて測定することにより、それらの差分強度と
窓帯域の強度によりガス分量の測定を行うことができ、
駆動部を用いた波長走査を行う必要がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大気を透過した光
をエタロンによるファブリペロー方式にて分光し、その
スペクトル透過率変化より遠隔域を含んだガス分量を測
定する大気ガス分量遠隔測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大気を透過した光をファブリペロ
ー方式にて分光測定する装置に関するものとしては、P
roceedings of SPIE Vol.33
55(1998) P665−674に記載されてい
る。その構成概略を図5に示しており、図5に示すよう
に、被測定光源である光31を集光光学系32にて視野
スリット33に集光・投影し、その視野スリット33を
透過する光をコリメート光学系34にて無限共役光と
し、この被測定光はピエゾ駆動のチューナブルエタロン
35とバンドパスフィルター36を透過し集光光学系3
7にてアレイ型受光素子38に投影し被測定物のスペク
トル強度を測定するというもので、被測定光はピエゾ駆
動のチューナブルエタロン35によりその駆動範囲にて
透過率の波長変動を生ずることから、その変動波長幅に
対する被測定光のスペクトル強度の測定を行うことがで
きる。
【0003】この従来例にて大気ガス分量の測定を行う
場合、測定ガスの吸収帯域と窓帯域の波長域をチューナ
ブルエタロン35の駆動範囲にて測定する観測波長幅内
に設定し、その波長走査により素子出力信号の最大強度
となる窓帯域と出力信号の最小強度となる吸収帯域の差
分強度によりガス分量の測定を行うことができる。
【0004】しかし、上記実施例ではピエゾ駆動による
チューナブルエタロン35を用いていることから、大気
ガス分量の測定を行う場合、常時監視を行う必要がある
ため、長時間の連続測定においてはその駆動寿命及び特
性の劣化が問題となり、また測定速度が駆動時間に依存
することから、測定速度が駆動周期以下にできないとい
う問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、エタロンを用
いたファブリペロー方式の分光測定装置を用いての大気
ガス分量測定においては、高分解能の要求に加えて測定
時間の短縮と長寿命が要求されている。
【0006】本発明は、このような大気ガス分量常時監
視において、高分解能に加えて、駆動部の劣化による測
定装置劣化の問題を排除し、かつ測定速度を上げること
が可能な大気ガス分量遠隔測定装置提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明での大気ガス分量
遠隔測定装置の構成は、大気ガス情報を含んだ被測定光
を集光するための集光光学系と、前記集光光学系による
被測定光の集光部に配置された2つ以上の入射スリット
またはファイバーと、入射スリットまたはファイバーか
ら発散する被測定光を無限共役光にするためのコリメー
ト光学系と、前記コリメート光学系を透過し無限共役と
なる被測定光の含有波長を狭帯域化させるための固定エ
タロンと、バンドパスフィルターもしくは平面回折格子
と、前記の2つの狭帯域化フィルターを透過した被測定
光を集光するための集光光学系と、前記集光光学系によ
り集光した2つ以上のスペクトル像各々の強度を測定す
るためのアレイ型受光素子もしくは単体の受光素子を用
いて構成されるもので、受光素子にて測定される2つ以
上の被測定光の波長帯域が測定対象ガスの吸収域と窓帯
域に設定配置されたものである。
【0008】本発明によれば、エタロンへの入射する測
定光の入射角度が異なるとその最大透過波長も変化する
ことを利用し、異なるスリットからのエタロン入射角を
エタロン透過後の最大透過波長が観測ガスの吸収波長と
窓波長域となるように設置することにより、集光光学系
にて集光した2つ以上のスペクトル像の強度は観測ガス
の吸収波長と窓波長域の波長強度となるため、そのスペ
クトル像の各々の強度をアレイ型受光素子または単体素
子にて測定することにより、それらの差分強度と窓帯域
の強度によりガス分量の測定を行うことができ、駆動部
を用いた波長走査を行う必要がなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、大気ガス情報を含んだ被測定光を集光するための集
光光学系と、前記集光光学系による被測定光の集光部に
配置された2つ以上の入射スリットと、入射スリットか
ら発散する被測定光を無限共役光にするためのコリメー
ト光学系と、前記コリメート光学系を透過し無限共役と
なる被測定光の含有波長を狭帯域化させるための固定エ
タロンと、バンドパスフィルターと、前記の2つの狭帯
域化フィルターを透過した被測定光を集光するための集
光光学系と、前記集光光学系により集光した2つ以上の
入射スリット像の各々の強度を測定するためのアレイ型
受光素子もしくは単体の受光素子を用いて構成され、受
光素子にて測定される2つ以上の被測定光の波長帯域が
測定対象ガスの吸収域と窓帯域に設定配置されているこ
とを特徴とする大気ガス分量遠隔測定装置としたもので
あり、エタロンの透過率が観測ガスの吸収波長と窓波長
域の各々にて最大になるエタロンへの入射角θ1、θ2
に、少なくとも2つの入射スリットの光軸からの距離Y
1、Y2とコリメート光学計の焦点距離fより、Y1=
f・tanθ1、Y2=f・tanθ2となるよう入射
スリットとコリメートレンズを配置し、さらにエタロン
フィネス間隔の2倍以下の波長帯域を有するバンドパス
フィルターを透過させ、集光光学系にて集光した2つ以
上のスペクトル像各々の強度をアレイ型受光素子または
単体素子にて測定することにより、それらの差分強度と
窓帯域の強度によりガス分量の測定を行うことができる
ため、、エタロン駆動による波長走査を行う必要がなく
なり、大気ガス分量の常時計測が可能となり、さらの測
定時間の短縮を図ることができる。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、大気ガ
ス情報を含んだ被測定光を集光するための集光光学系
と、前記集光光学系による被測定光の集光部に配置され
た1個所の光線入射部と2箇所以上の光線出射部を備え
たファイバーと、2箇所以上のファイバー出射部から発
散する被測定光を無限共役光にするためのコリメート光
学系と、前記コリメート光学系を透過し無限共役となる
被測定光の含有波長を狭帯域化させるための固定エタロ
ンと、バンドパスフィルターと、前記の2つの狭帯域化
フィルターを透過した被測定光を集光するための集光光
学系と、前記集光光学系により集光した2つ以上の入射
スリット像各々の強度を測定するためのアレイ型受光素
子もしくは単体の受光素子を用いて構成され、受光素子
にて測定される2つ以上の被測定光の波長帯域が測定対
象ガスの吸収域と窓帯域に設定配置されていることを特
徴とする大気ガス分量遠隔測定装置としたものであり、
前記請求項1の構成での入射スリット部を1個所の光線
入射部と2箇所以上の光線出射部を備えたファイバーに
することにより、同一視野の被測定光源のガス分量を分
光測定することができる。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、大気ガ
ス情報を含んだ被測定光を集光するための集光光学系
と、前記集光光学系による被測定光の集光部に配置され
た2つ以上の入射スリットと、入射スリットから発散す
る被測定光を無限共役光にするためのコリメート光学系
と、前記コリメート光学系を透過し無限共役となる被測
定光の含有波長を狭帯域化させるための固定エタロン
と、前記固定エタロンを透過した被測定光を前記入射ス
リットの並び方向に直交した方向に回折方向をもつ平面
回折格子と、前記回折格子より回折された被測定光を集
光するための集光光学系と、前記集光光学系により集光
した2つ以上の入射スリットスペクトル像での各々の強
度を測定するためのアレイ型受光素子もしくは単体の受
光素子を用いて構成され、受光素子にて測定される2つ
以上の被測定光の波長帯域が測定対象ガスの吸収域と窓
帯域に設定配置されていることを特徴とする大気ガス分
量遠隔測定装置としたものであり、前記請求項1の構成
でのバンドパスフィルターを入射スリットの並び方向に
直交した方向に回折方向をもつ平面回折格子とすること
により、集光光学系により集光した2つ以上の入射スリ
ットスペクトル線での受光素子位置を選択することで、
バンドパスフィルターと同様な狭帯化を得ることがで
き、さらに入射スリットの並び方向に直交した方向が回
折方向である平面回折格子の配置により、入射スリット
のスペクトル線が分離できる。
【0012】さらには、入射スリットスペクトル線での
受光素子位置を変化させることにより測定ガスの吸収波
長と窓帯域波長を任意に選択することが可能となる。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、大気ガ
ス情報を含んだ被測定光を集光するための集光光学系
と、前記集光光学系による被測定光の集光部に配置され
た1個所の光線入射部と2箇所以上の光線出射部を備え
たファイバーと、2箇所以上のファイバー出射部から発
散する被測定光を無限共役光にするためのコリメート光
学系と、前記コリメート光学系を透過し無限共役となる
被測定光の含有波長を狭帯域化させるための固定エタロ
ンと、前記固定エタロンを透過した被測定光を前記ファ
イバー射出部並び方向に直交した方向に回折方向をもつ
平面回折格子と、前記回折格子より回折された被測定光
を集光するための集光光学系と、前記集光光学系により
集光した2つ以上のファイバー射出部スペクトル像での
各々の強度を測定するためのアレイ型受光素子もしくは
単体の受光素子を用いて構成され、受光素子にて測定さ
れる2つ以上の被測定光の波長帯域が測定対象ガスの吸
収域と窓帯域に設定配置されていることを特徴とする大
気ガス分量遠隔測定装置としたものであり、前記請求項
3の構成での入射スリット部を1個所の光線入射部と2
箇所以上の光線出射部を備えたファイバーにすることに
より、同一視野の被測定光源のガス分量を分光測定する
ことができる。
【0014】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図4を用いて説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は本発明に基づく実
施の形態を示し、(a)は装置全体の光路断面図、
(b)と(c)はそれぞれ集光部詳細図である。大気を
透過し大気ガス情報を含んだ被測定光1を集光光学系2
にて集光し、前記集光光学系2による被測定光の集光部
に配置された2つの入射スリット3,4より発散する2
つの被測定光5はコリメート光学系6にて光軸とのなす
角をθ1、θ2とする無限共役光となり、固定エタロン
7と、バンドパスフィルター8を透過して狭帯域化され
た2つの被測定光は集光光学系9にて2つの入射スリッ
ト像10として集光する。詳細図(b)(c)は入射ス
リット像集光部の配置関係を示したもので、(b)はア
レイ型の受光素子11を設置し2つの入射スリット像1
0の強度を各々の素子面にて検出するものとしている。
また(b)は2つのファイバー12,13を集光部に設
置し、2つの入射スリット像10の強度を各々のファイ
バー12,13で導光しファイバー出射部に設置した受
光素子14,15にて2つの入射スリット像の強度を検
出するものとしている。
【0016】このとき、固定エタロン7の透過率が観測
ガスの吸収波長と窓波長域の各々にて最大になる固定エ
タロン7への入射角θ1、θ2に、少なくとも2つの入
射スリット3,4の光軸からの距離Y1、Y2とコリメ
ート光学系6の焦点距離fより、Y1=f・tanθ
1、Y2=f・tanθ2となるよう入射スリット3,
4とコリメート光学系6を配置することにより、さらに
エタロンフィネス間隔の2倍以下の波長帯域を有するバ
ンドパスフィルター8を透過し、集光光学系にて集光し
た2つの入射スリット像10の強度は夫々観測ガスの吸
収波長と窓帯域波長の強度となるため、その強度を受光
素子11または14,15にて検出することにより、そ
の出力の差分量と窓帯域の出力によりガス分量の測定を
行うことができる。そのため、エタロン駆動での波長走
査を行う必要がなくなり、大気ガス分量の常時計測が可
能となり、さらの測定時間の短縮を図ることができる。
【0017】(実施の形態2)図2は本発明に基づく実
施の形態の装置全体の光路断面図を示し、大気を透過し
大気ガス情報を含んだ被測定光1を集光光学系2にて集
光し、前記集光光学系2による被測定光の集光部に配置
されたファイバー16に入射し、このファイバー16は
2つの射出部17,18に分岐されており、2つの射出
部17,18より発散する2つの被測定光5はコリメー
ト光学系6にて光軸とのなす角をθ1、θ2とする無限
共役光となり、固定エタロン7と、バンドパスフィルタ
ー8を透過して狭帯域化された2つの被測定光は集光光
学系9にて2つのファイバー像19、20として集光
し、この2つファイバー像19、20の各々の光強度を
受光素子11にて夫々検出するものとしている。
【0018】このとき、固定エタロン7の透過率が観測
ガスの吸収波長と窓波長域の各々にて最大になる固定エ
タロン7への入射角θ1、θ2となるようにファイバー
16の2つの射出部17,18の位置を配置することに
より、集光光学系9にて集光した2つのファイバー像1
9、20の強度は夫々観測ガスの吸収波長と窓帯域波長
の強度となるため、その出力の差分量と窓帯域の出力を
測定することによりガス分量の測定を行うことができ
る。さらに、ファイバー16は2つの射出部17,18
に分岐されいることから、2つファイバー像19、20
の各々の光強度は同一視野を観測していることになる。
【0019】(実施の形態3)図3は本発明に基づく実
施の形態を示し、(a)は装置全体の光路断面図、
(b)は集光部詳細図である。大気を透過し大気ガス情
報を含んだ被測定光1を集光光学系2にて集光し、前記
集光光学系2による被測定光の集光部に配置された2つ
の入射スリット3,4より発散する2つの被測定光5は
コリメート光学系6にて光軸とのなす角をθ1、θ2と
する無限共役光となり、固定エタロン7を透過した被測
定光は、前記入射スリット3,4の並び方向に直交した
方向に回折方向をもつ平面回折格子21にて回折され、
回折された被測定光は集光光学系9にて2つの入射スリ
ットのスペクトログラフ22,23として集光し、詳細
図(b)に2つの入射スリットのスペクトログラフ2
2,23面の面方向断面図を示すように、受光素子2
4,25の位置をスペクトログラフ22,23での測定
対象ガスの吸収域と窓帯域の該当波長位置に設置するこ
とにより、受光素子24,25の出力は2つの入射スリ
ット像強度つまり測定対象ガスの吸収域と窓帯域の強度
を検出するものとなる。
【0020】さらには、スペクトログラフ22,23上
での受光素子24,25の位置を変化させることにより
測定ガスの吸収波長と窓帯域波長を任意に選択すること
が可能となる。
【0021】(実施の形態4)図4は本発明に基づく実
施の形態を示し、(a)は装置全体の光路断面図、
(b)は集光部詳細図である。大気を透過し大気ガス情
報を含んだ被測定光1を集光光学系2にて集光し、前記
集光光学系2による被測定光の集光部に配置されたファ
イバー16に入射し、このファイバー16は2つの射出
部17,18に分岐されており、2つの射出部17,1
8より発散する2つの被測定光5はコリメート光学系6
にて光軸とのなす角をθ1、θ2とする無限共役光とな
り、固定エタロン7を透過した被測定光は、前記入射ス
リット3,4の並び方向に直交した方向に回折方向をも
つ平面回折格子21にて回折され、回折された被測定光
は集光光学系9にて2つのファイバー射出部17,18
のスペクトログラフ22,23として集光し、詳細図
(b)に2つの入射スリットのスペクトログラフ22,
23面の面方向断面図を示すように、受光素子24,2
5の位置をスペクトログラフ22,23での測定対象ガ
スの吸収域と窓帯域の該当波長位置に設置することによ
り、受光素子24,25の出力は2つの入射スリット像
強度つまり測定対象ガスの吸収域と窓帯域の強度を検出
するものとなる。
【0022】さらには、スペクトログラフ22,23上
での受光素子24,25の位置を変化させることにより
測定ガスの吸収波長と窓帯域波長を任意に選択すること
が可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エタロン
への入射する測定光の入射角度が異なるとその最大透過
波長も変化することを利用し、異なるスリットからのエ
タロン入射角をエタロン透過後の最大透過波長が観測ガ
スの吸収波長と窓波長域となるように設置することによ
り、集光光学系にて集光した2つ以上のスペクトル像の
強度は観測ガスの吸収波長と窓波長域の波長強度となる
ため、そのスペクトル像の各々の強度をアレイ型受光素
子または単体素子にて夫々測定することにより求めた差
分強度と窓帯域の強度により、エタロン駆動部を用いた
波長走査なしで、固定エタロンにてガス分量の測定を行
うことができるため、高分光分解能に加え高寿命、高測
定速度での大気ガス分量測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による大気ガス分量遠隔
測定装置の光路断面図、及び集光部詳細図
【図2】本発明の一実施の形態による大気ガス分量遠隔
測定装置の光路断面図
【図3】本発明の一実施の形態による大気ガス分量遠隔
測定装置の光路断面図、及び集光部詳細図
【図4】本発明の一実施の形態による大気ガス分量遠隔
測定装置の光路断面図
【図5】従来のファブリペロー分光方式分光測定装置の
光路断面図
【符号の説明】
1、5 被測定光 2、9 集光光学系 3、4 入射スリット 6 コリメート光学系 7 固定エタロン 8 バンドパスフィルター 10 入射スリット像 11、14、15、24、25 受光素子 12、13、16 ファイバー 17、18 射出部 19、20 ファイバー像 21 平面回折格子 22、23 スペクトログラフ
フロントページの続き (72)発明者 茂木 勇治 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 仙福 明 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 Fターム(参考) 2G020 AA03 AA04 AA05 BA02 BA12 CA02 CB04 CB42 CB43 CC02 CC23 CC28 CC43 CC63 CD05 CD13 CD24 CD33 2G059 AA01 BB02 CC04 CC05 CC06 CC08 CC13 EE01 EE11 HH01 HH02 HH03 HH08 JJ03 JJ05 JJ17 JJ30 KK03 KK04 MM01 PP10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気ガス情報を含んだ被測定光を集光す
    るための集光光学系と、前記集光光学系による被測定光
    の集光部に配置された2つ以上の入射スリットと、入射
    スリットから発散する被測定光を無限共役光にするため
    のコリメート光学系と、前記コリメート光学系を透過し
    無限共役となる被測定光の含有波長を狭帯域化させるた
    めの固定エタロンと、バンドパスフィルターと、前記の
    2つの狭帯域化フィルターを透過した被測定光を集光す
    るための集光光学系と、前記集光光学系により集光した
    2つ以上の入射スリット像の各々の強度を測定するため
    のアレイ型受光素子もしくは単体の受光素子とを用いて
    構成され、受光素子にて測定される2つ以上の被測定光
    の波長帯域が測定対象ガスの吸収域と窓帯域に設定配置
    されていることを特徴とする大気ガス分量遠隔測定装
    置。
  2. 【請求項2】 大気ガス情報を含んだ被測定光を集光す
    るための集光光学系と、前記集光光学系による被測定光
    の集光部に配置された1個所の光線入射部と2箇所以上
    の光線出射部を備えたファイバーと、2箇所以上のファ
    イバー出射部から発散する被測定光を無限共役光にする
    ためのコリメート光学系と、前記コリメート光学系を透
    過し無限共役となる被測定光の含有波長を狭帯域化させ
    るための固定エタロンと、バンドパスフィルターと、前
    記の2つの狭帯域化フィルターを透過した被測定光を集
    光するための集光光学系と、前記集光光学系により集光
    した2つ以上の入射スリット像の各々の強度を測定する
    ためのアレイ型受光素子もしくは単体の受光素子とを用
    いて構成され、受光素子にて測定される2つ以上の被測
    定光の波長帯域が測定対象ガスの吸収域と窓帯域に設定
    配置されていることを特徴とする大気ガス分量遠隔測定
    装置。
  3. 【請求項3】 大気ガス情報を含んだ被測定光を集光す
    るための集光光学系と、前記集光光学系による被測定光
    の集光部に配置された2つ以上の入射スリットと、入射
    スリットから発散する被測定光を無限共役光にするため
    のコリメート光学系と、前記コリメート光学系を透過し
    無限共役となる被測定光の含有波長を狭帯域化させるた
    めの固定エタロンと、前記固定エタロンを透過した被測
    定光を前記入射スリットの並び方向に直交した方向に回
    折方向をもつ平面回折格子と、前記回折格子より回折さ
    れた被測定光を集光するための集光光学系と、前記集光
    光学系により集光した2つ以上の入射スリットスペクト
    ル像での各々の強度を測定するためのアレイ型受光素子
    もしくは単体の受光素子とを用いて構成され、受光素子
    にて測定される2つ以上の被測定光の波長帯域が測定対
    象ガスの吸収域と窓帯域に設定配置されていることを特
    徴とする大気ガス分量遠隔測定装置。
  4. 【請求項4】 大気ガス情報を含んだ被測定光を集光す
    るための集光光学系と、前記集光光学系による被測定光
    の集光部に配置された1個所の光線入射部と2箇所以上
    の光線出射部を備えたファイバーと、2箇所以上のファ
    イバー出射部から発散する被測定光を無限共役光にする
    ためのコリメート光学系と、前記コリメート光学系を透
    過し無限共役となる被測定光の含有波長を狭帯域化させ
    るための固定エタロンと、前記固定エタロンを透過した
    被測定光を前記ファイバー射出部並び方向に直交した方
    向に回折方向をもつ平面回折格子と、前記回折格子より
    回折された被測定光を集光するための集光光学系と、前
    記集光光学系により集光した2つ以上のファイバー射出
    部スペクトル像での各々の強度を測定するためのアレイ
    型受光素子もしくは単体の受光素子とを用いて構成さ
    れ、受光素子にて測定される2つ以上の被測定光の波長
    帯域が測定対象ガスの吸収域と窓帯域に設定配置されて
    いることを特徴とする大気ガス分量遠隔測定装置。
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