JP2001108418A - 3次元形状測定方法および装置 - Google Patents

3次元形状測定方法および装置

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JP2001108418A
JP2001108418A JP28462199A JP28462199A JP2001108418A JP 2001108418 A JP2001108418 A JP 2001108418A JP 28462199 A JP28462199 A JP 28462199A JP 28462199 A JP28462199 A JP 28462199A JP 2001108418 A JP2001108418 A JP 2001108418A
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light
shape measuring
measuring apparatus
modulating
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Masaharu Okabe
正治 岡部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 背景光の影響による誤差を減らすとともに、
光軸ずれによる誤差を減らす。 【解決手段】 測定対象物9に光を照射してその3次元
形状を測定する。光を測定対象物9に照射する照射手段
3と、測定対象物9に照射されるべき光を変調する変調
手段1,2と、測定対象物9からの反射光を受光して、
電気的画像信号に変換する光電変換手段13と、照射光
を変調する位相と変換された画像信号とを対応づけする
ように同期化する制御手段15と、対応づけされた画像
情報を測定対象物の高さデータに変換する演算手段16
と、を備える。変調手段1,2は、照射光の光束を通過
させる部分を変化させ、照射光の半分ずつを遮光する位
置に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルミ、プラスチッ
クやガラスなどの材料やそれを用いた製品の微細な3次
元形状を求める形状測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、成形やレーザ加工などの微細加工
技術が向上し、サブミクロンの形状精度で様々な3次元
形状の製品が量産可能になった。そのため加工した製品
の形状評価に必要な測定精度も上がってきている。
【0003】従来このような微小な形状の測定方法とし
て、図7のようなTTL方式(スルー・ザ・レンズ方
式)等でレーザ光を照射し、高さによるレーザスポット
位置の変化を検出して形状を測定する方式が一般に採用
されている。たとえば、特開平10−62161号公報
には、この種の方式の測距センサあるいは測距ユニット
等が開示されている。
【0004】図7において、101はナイフエッジ、1
03はレーザダイオード、104は照明レンズ、106
はビームスプリッタ、108は対物レンズ、109は測
定対象物、110は測定対象物109を支持するステー
ジ、112は結像レンズ、113は2つのフォトダイオ
ード103a,103bを有する2分割フォトダイオー
ド、114はA/D変換器、115はステージ駆動回
路、116はコンピュータ、117はモニタ表示器、1
18は比較回路、119はレーザダイオード電源であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の構成ではつぎのような点で、高精度化に対する問
題があった。まず、周囲からの光の回込みがあると、レ
ーザスポットの重心位置が変化するため、測定結果に誤
差を生ずる。上記構成では測定中は暗くしなければなら
ない。そのため、測定個所の位置合わせ時には外部照明
を灯けて位置合わせをし、測定時には外部照明を消さな
ければならず、操作が煩雑であった。
【0006】また、2分割フォトダイオード113の位
置が光軸から僅かでもずれると、そのずれは、直接レー
ザスポットの重心位置がずれたことに相当する誤差とし
てあらわれる。このため上記構成では2分割フォトダイ
オード113だけでなく、フォトダイオード103や照
明レンズ104、ナイフエッジ101、さらに対物レン
ズ108やビームスプリッタ106、結像レンズ112
も機械的に高精度に組み付けておかなければならない。
そのため、顕微鏡部の加工に極めて多くのコストがかか
る上、経時変化による誤差も生じ易かった。
【0007】そこで本発明の目的はこのような従来技術
の問題点に鑑み、3元形状測定装置において、背景光の
影響による誤差を減らすとともに、光軸ずれによる誤差
を減らすことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による3次元形状
測定方法は、測定対象物に光を照射してその3次元形状
を測定するようにした3次元形状測定方法であって、光
を測定対象物に照射する工程と、測定対象物に照射され
るべき光を変調する工程と、測定対象物からの反射光を
受光して、電気的画像信号に変換する工程と、照射光を
変調する位相と変換された画像信号とを対応づけするよ
うに同期化する工程と、対応づけされた画像情報を測定
対象物の高さデータに変換する工程と、を備えたことを
特徴とする。
【0009】また、本発明の3次元形状測定方法におい
て照射光の異なる光束領域を部分的に遮光することによ
り、照射光を変調することを特徴とする。
【0010】また、本発明の3次元形状測定方法におい
て第1の変調した照射光から得た画像を入力する工程
と、第2の変調した照射光から得た画像を入力する工程
と、第3の変調した照射光から得た画像を入力する工程
と、第1の画像と第3の画像を減算演算して、第1の重
心位置を求める工程と、第2の画像と第3の画像を減算
演算して、第2の重心位置を求める工程と、第1の重心
位置と第2の重心位置を減算演算して、重心間画素数を
求める工程と、重心間画素数を測定対象物の高さデータ
に変換する工程と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明の3次元形状測定方法におい
て測定対象物の複数の高さデータを計算して、その測定
対象物の形状の測定を行うことを特徴とする。
【0012】また、本発明の3次元形状測定装置は測定
対象物に光を照射してその3次元形状を測定するように
した3次元形状測定装置であって、光を測定対象物に照
射する照射手段と、測定対象物に照射されるべき光を変
調する変調手段と、測定対象物からの反射光を受光し
て、電気的画像信号に変換する光電変換手段と、照射光
を変調する位相と変換された画像信号とを対応づけする
ように同期化する制御手段と、対応づけされた画像情報
を測定対象物の高さデータに変換する演算手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0013】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て変調手段は、照射光の光束を通過させる部分を変化さ
せ得る位置に配置されることを特徴とする。
【0014】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て変調手段は、照射光の半分ずつを遮光する位置に配置
されることを特徴とする。
【0015】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て変調手段は、機械的動作のシャッタであることを特徴
とする。
【0016】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て変調手段は、液晶シャッタであることを特徴とする。
【0017】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て変調手段は、回転する穴明き円盤であることを特徴と
する。
【0018】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て変調手段は、複数のスリット状の開口を持つことを特
徴とする。
【0019】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て光電変換手段は、テレビカメラであることを特徴とす
る。
【0020】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て光電変換手段は、2分割フォトダイオードであること
を特徴とする。
【0021】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て光電変換手段は、4分割フォトダイオードであること
を特徴とする。
【0022】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て制御手段は、照射光の変調と画像入力のタイミングの
基準となるクロックを発生させることを特徴とする。
【0023】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て制御手段は、照射光の変調の位相情報を出力すること
を特徴とする。
【0024】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て制御手段は、同期検波方式で照射光を変調する位相と
変換された画像信号とを対応づけすることを特徴とす
る。
【0025】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て演算手段は、照射光を変調するための複数の位相タイ
ミングにおける入力信号に基づき、高さデータを計算す
ることを特徴とする。
【0026】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て演算手段は、照射光を変調するための複数の位相タイ
ミングにおける受光スポットの重心位置の差に基づき、
高さデータを計算することを特徴とする。
【0027】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て受光スポットの重心位置をCCDセンサで検出するこ
とを特徴とする。
【0028】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て受光スポットの重心位置を2分割フォトダイオードで
検出することを特徴とする。
【0029】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て受光スポットの重心位置をテレビカメラで検出するこ
とを特徴とする。
【0030】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て測定対象物の複数の高さデータを計算して、その測定
対象物の形状の測定を行うことを特徴とする。
【0031】また、本発明の3次元形状測定方法におい
て測定対象物が、インクジェットプリンタカートリッ
ジ、複写機カートリッジ、レーザプリンタカートリッジ
または液晶表示器であることを特徴とする。
【0032】また、本発明の3次元形状測定装置におい
て測定対象物が、インクジェットプリンタカートリッ
ジ、複写機カートリッジ、レーザプリンタカートリッジ
または液晶表示器であることを特徴とする。
【0033】本発明によれば上記構成において、光を測
定対象に照射する手段は、光源で発生される照明光をレ
ンズやビームスプリッタ等で測定対象物まで導く。この
中に測定対象に照射される光を変調する手段が組み込ま
れる。
【0034】変調手段は照明光束のうち一部の光束を通
過させ、他の部分の光を遮るように働き、時間の経過ま
たは外部からの信号に従い、どの部分を通過させるかの
特性が変化する。具体的には、2枚のナイフエッジが交
互に出入りし、光束の左右半分ずつを排他的に選択透過
させる方法や、液晶シャッタやメカシャッタ等によりこ
れを行うこともできる。
【0035】光電変換手段は、CCD素子やフォトダイ
オードにより受光した照明光の重心を演算する。制御手
段は、照射光の変調具合によって変化する入力信号が、
照射光のどの変調位相のときのものかを対応づけする。
同期検波回路では照明の変調位相に対応して入力信号の
極性を反転させて取り扱う。また、テレビカメラでは1
画面毎に変調具合を変え、変調状態と撮像画像との対応
をとる。入力された画像信号と対応づけされた情報を測
定対象の高さデータに変換する演算手段は、照明光の変
調具合による照明光のスポット重心の位置変化を高さデ
ータに比例変換する。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明による
3次元形状測定方法および装置の好適な実施の形態を説
明する。図1は本発明の特徴を最もよく表す図である。
1および2はシャッタであり、レーザダイオード(照射
手段)3の発する光束の一部を遮り、照射光の光束を通
過させる部分を変化させることができる。なお、シャッ
タ1,2は機械的に動作するシャッタ、あるいはレーザ
ダイオード3の光路で回転する穴明き円盤や複数のスリ
ット状の開口を持つものであってもよい。4はレーザダ
イオード3の発する光を平行光にする照明レンズであ
る。
【0037】平行光にされたレーザ光の一部をシャッタ
1およびシャッタ2で遮ることができる。シャッタ1お
よび2はそれぞれ、シャッタ開閉回路5により独立に開
閉することができる。各シャッタ1,2が遮る光束は、
互いに反対側の半分ずつの光束となるように調整されて
いる。つまりシャッタ1,2は変調手段として機能す
る。
【0038】シャッタ部を通過した光は、対物レンズ8
で集光され、ステージ10上の測定対象物9に照射され
る。測定対象物9で反射されたレーザ光はふたたび対物
レンズ8を通り、ビームスプリッタ6で反射される。そ
して結像レンズ12で光電変換手段としてのITVカメ
ラ13の受光面上にスポット光として結像される。ま
た、11は観察用の照明光源である。
【0039】ここで、測定対象物9は、インクジェット
プリンタカートリッジ、複写機カートリッジ、レーザプ
リンタカートリッジあるいは液晶表示器等であってよ
い。
【0040】さて、本発明ではシャッタ1およびシャッ
タ2の開閉とITVカメラ13の画像の入力のタイミン
グを制御し、制御回路15によりシャッタ1,2の開閉
と画像入力回路14を同期させることで、有効な効果を
得ることができる。コンピュータ16は制御回路15か
らのタイミング信号と画像入力回路14からの画像デー
タにより測定対象物9の高さを演算し、モニタ表示17
に表示するとともに、外部に接続された機器へ演算結果
を出力する。
【0041】上記構成で測定対象物9が対物レンズ8へ
近づいた場合、測定対象物9からの反射光は点線のよう
な光路を進む。これは、測定対象物9が対物レンズ8へ
近づくことにより、結像レンズ12による結像位置が結
像レンズ12から遠ざかるためである。この場合、IT
Vカメラ13で得られる半月状のレーザスポット光画像
は、図2(A)のように「十字」で示した中心位置から
ずれる。
【0042】また、図1の状態とは逆にシャッタ1を閉
じるとともに、シャッタ2を開き、レーザスポット光画
像の反対側の光束を通過させた場合、図2(B)のよう
に図2(A)とは逆方向へレーザ光の像がずれる。
【0043】なお、図2(A),図2(B)において背
景の画像に濃淡が生じているが、これは測定対象の表面
状態の違いにより反射率の高い部分と低い部分とがある
ためである。シャッタ1およびシャッタ2を両方閉じて
画像を入力すると、この場合には背景画像が図2(C)
のように得られる。画像処理により重心演算を行う際
に、図2(A)のものから図2(C)を引き算し、ある
いは図2(B)のものから図2(C)を引き算すること
により、背景の影響を除くことができる。
【0044】さて、シャッタ1,2の開閉と画像の入力
の位相関係を、図3にて説明する。図3は、ノンインタ
レース式のカメラを用いた例である。カメラの垂直同期
信号(VD信号)ごとに、シャッタ1,2の開閉および
画像の取込みが行われる。まず、シャッタ1を開き、1
VD期間の蓄積時間がある。ここで撮像された画像は、
つぎの1VD期間で電気信号として出力される。このと
きシャッタ1は閉じ、シャッタ2を開き、シャッタ2を
開いたときの画像をITVカメラ13で撮像する。そし
て、シャッタ1を開いたときの画像信号を、画像入力回
路14でコンピュータ16のメモリへ記録する。
【0045】つぎの1VD期間では、シャッタ1とシャ
ッタ2を閉じ、カメラ13でレーザ光がないときの背景
画像を撮像する。そしてこのとき出力されるシャッタ2
を開いたときの画像信号を、画像入力回路14を通して
コンピュータ16のメモリへ記録する。
【0046】そのつぎの1VD期間では、シャッタ1を
開き、シャッタ1を開いたときの画像を撮像するととも
に、シャッタ1およびシャッタ2を閉じたときの背景画
像を画像入力回路14を通してコンピュータ16のメモ
リ上へ記録する。
【0047】図4は、上記の3枚の画像に相当する第1
画像から第3画像の入力とその演算処理フローを示して
いる。第1画像から第3画像の入力後(ステップS1〜
S3)、まず、シャッタ1を開いたときの第1画像から
シャッタ1、シャッタ2とも閉じた第3画像を差し引
く。これにより背景画像は差し引かれ、レーザ光の半月
状の画像が得られる。こうすることで、一般的な重心を
求める画像処理アルゴリズムを適用することができ、レ
ーザ光の重心位置が求められる(ステップS4)。つぎ
にシャッタ2を開いたときの第2画像からも同様に第3
画像を差し引き、重心演算することで重心を求めること
ができる(ステップS5)。
【0048】そして、つぎに第1画像の重心位置から第
2画像の重心位置を引き算することで、重心間画素数が
求められる(ステップS6)。さらに、ステップS7に
てこの重心間画素を、測定対象の高さに変換する。この
場合、最も簡単にはある比例定数を乗算すればよい。た
だし、この比例定数は対物レンズのNA(開口数)、光
学系の倍率、ITVカメラの画素ピッチおよびシャッタ
の遮る光束の領域により決まる定数であり、測定対象物
9が、対物レンズ8の焦点深度内で遠近するときは、ほ
ぼ比例関係が保たれる。そして、得られた高さデータを
出力する(ステップS8)。
【0049】上記の測定フローは測定対象物9における
1ヶ所の高さを測定する。コンピュータ16の制御によ
りステージ10を駆動し、測定対象物9の指定された一
連の測定点を順次測定することも可能である。また、ス
テージ10を細かい送りピッチでを送ってゆくことで、
測定対象の全面に亘って高さ測定することも可能であ
る。この測定結果はモニタ表示17に表示され、外部に
接続された機器へ出力可能である。
【0050】また、図1の点線は前述したように、測定
対象物9が対物レンズ8へ近づいたときの例である。こ
れとは逆に対物レンズ8から遠ざかった場合には、得ら
れる画像は、シャッタ1を開いたときは図2(A)で示
したものとは逆方向にレーザ光の輝点がずれる。シャッ
タ2を開いたときにも、やはり図2(B)で示したもの
とは逆方向にレーザ光の輝点がずれる。その結果、得ら
れる重心間画素数が、近づいた場合とは逆符号の値とな
り、高さ変換の演算結果も測定対象物9の遠近の違いに
より逆符号の測定結果が正しく得られる。
【0051】このように本発明により、同期したシャッ
タ開閉と画像入力により、測定対象物の遠近による重心
の演算が容易となり、背景画像の影響も除くことができ
る。また、2つの画像により求めた重心間距離を使って
高さを算出するため、光軸ずれ等の影響を受け難く、測
定器の調整も極めて容易になる。
【0052】なお、上記実施形態において受光スポット
の重心位置をCCDセンサ、あるいは2分割フォトダイ
オードで検出することもできる。
【0053】つぎに、本発明の3次元形状測定方法およ
び装置における第2の実施形態を説明する。なお、第1
の実施形態と実質的に同一部材には同一符号を用いるも
のとする。
【0054】図5は、第2の実施形態を示す図である。
レーザダイオード3から出るレーザ光を照明レンズ4で
平行光にする。2分割構成の液晶式シャッタ21および
22で平行光の光束の半分を遮って、残りの半分を通さ
せ、対物レンズ8で測定対象物9に照射する。測定対象
物9で反射した光は、ふたたび対物レンズ8を通り、ビ
ームスプリッタ6で反射され、結像レンズ12により2
分割フォトダイオード23の受光面23aおよび23b
へ集光される。
【0055】図5において、点線は測定対象物9が対物
レンズ8へ近づいたときの光路を示している。また、図
5は液晶シャッタ21が透過性で、液晶シャッタ22が
非透過性の例である。これを制御回路15からの同期ク
ロックに同期させて、液晶駆動回路25が交互に透過性
と非透過性を切り換えるようになっている。
【0056】ここで2分割フォトダイオード23は、第
1の実施形態における画像入力手段と重心演算の簡素化
したものとみなすことができる。液晶シャッタ21,2
2を交互に切り換えたときの2分割フォトダイオード2
3の出力は、図6のようになる。測定対象物9が対物レ
ンズ8に近づいた場合、レーザ光は図5の構成において
2分割フォトダイオード23a側へずれる。その結果、
図6の透過101と表したタイミングで示すように、2
分割フォトダイオードの23a側の出力が大きくなり、
23b側の出力が小さくなる。
【0057】これが、同期クロックに従って、液晶シャ
ッタ22側が透過性になった場合、逆に2分割フォトダ
イオードの23b側へレーザ光がずれる。その結果、2
分割フォトダイオード23a側の出力が小さく、フォト
ダイオード23b側の出力が大きくなる。この2つの信
号を差動入力型の同期検波回路26へ入力し、同期クロ
ックで同期検波すると、図6の同期検波出力に示すよう
な出力が得られる。これを平滑化し、A/D変換(アナ
ログ・デジタル変換)する。このデジタルデータをコン
ピュータ16がメモリへ記録する。
【0058】コンピュータ16はこのデジタルデータを
高さ測定値に変換し、モニタ17に表示するとともに、
外部に接続された機器へ出力する。
【0059】上記のようにシャッタ21および22を切
り換える同期クロックで2分割フォトダイオード23の
出力を同期検波することで、光軸ずれによる誤差を除く
ことができる。それは、たとえば光軸が2分割フォトダ
イオード23a側へ僅かにずれたときの例を、図6の点
線で示す。2分割フォトダイオード23a側の出力は大
きくなる。一方、フォトダイオード23b側の出力は小
さくなる。
【0060】この場合、同期クロックにおける透過10
1のタイミングでの同期検波出力は大きくなるものの、
透過102のタイミングでの同期検波出力は小さくな
る。その結果、検波出力を平滑化した後では、それらが
相殺されるため、結果として得られる出力信号には変化
がない。このように光軸ずれが相殺されるだけでなく、
同期検波することによる外部からのノイズ、たとえばハ
ム雑音や温度ドリフトなどの効果も加わり、高感度化を
図ることができる。
【0061】なお、上記実施形態において光電変換手段
として2分割フォトダイオードの他に4分割フォトダイ
オードを用いることもできる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
軸ずれによる高さ測定誤差を除くことができる。これに
より経時変化や機械的振動に強い測定器を実現すること
ができる。また、同期した信号入力により、外部からの
ノイズを減らすことができ、有効に高感度化を図ること
ができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における構成例を示す
図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における照明光の透過
部位による撮像光の変化の様子を説明するための図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるシャッタの開
閉位相と画像取込タイミングの関係を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における高さ測定処理
のフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態における構成例を示す
図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における信号処理を説
明するための図である。
【図7】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1,2 シャッタ 3 レーザダイオード 4 照明レンズ 5 シャッタ開閉回路 6 ビームスプリッタ 8 対物レンズ 9 測定対象物 10 ステージ 11 照明光源 12 結像レンズ 13 ITVカメラ 14 画像入力回路 15 制御回路 16 コンピュータ 17 モニタ表示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA17 AA24 AA54 BB05 DD03 DD04 FF05 FF09 FF24 GG06 GG12 HH03 HH13 JJ03 JJ09 JJ19 JJ26 LL12 LL30 MM02 NN08 QQ03 QQ13 QQ24 QQ34 SS02 2F112 AA09 AB03 BA06 BA07 CA12 DA02 DA25 DA40 FA03 FA07 FA21 FA33 FA45

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象物に光を照射してその3次元形
    状を測定するようにした3次元形状測定方法であって、 光を測定対象物に照射する工程と、 測定対象物に照射されるべき光を変調する工程と、 測定対象物からの反射光を受光して、電気的画像信号に
    変換する工程と、 照射光を変調する位相と変換された画像信号とを対応づ
    けするように同期化する工程と、 対応づけされた画像情報を測定対象物の高さデータに変
    換する工程と、を備えたことを特徴とする3次元形状測
    定方法。
  2. 【請求項2】 照射光の異なる光束領域を部分的に遮光
    することにより、照射光を変調することを特徴とする請
    求項1に記載の3次元形状測定方法。
  3. 【請求項3】 第1の変調した照射光から得た画像を入
    力する工程と、 第2の変調した照射光から得た画像を入力する工程と、 第3の変調した照射光から得た画像を入力する工程と、 第1の画像と第3の画像を減算演算して、第1の重心位
    置を求める工程と、 第2の画像と第3の画像を減算演算して、第2の重心位
    置を求める工程と、 第1の重心位置と第2の重心位置を減算演算して、重心
    間画素数を求める工程と、 重心間画素数を測定対象物の高さデータに変換する工程
    と、をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の
    3次元形状測定方法。
  4. 【請求項4】 測定対象物の複数の高さデータを計算し
    て、その測定対象物の形状の測定を行うことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の3次元形状測定
    方法。
  5. 【請求項5】 測定対象物に光を照射してその3次元形
    状を測定するようにした3次元形状測定装置であって、 光を測定対象物に照射する照射手段と、 測定対象物に照射されるべき光を変調する変調手段と、 測定対象物からの反射光を受光して、電気的画像信号に
    変換する光電変換手段と、 照射光を変調する位相と変換された画像信号とを対応づ
    けするように同期化する制御手段と、 対応づけされた画像情報を測定対象物の高さデータに変
    換する演算手段と、を備えたことを特徴とする3次元形
    状測定装置。
  6. 【請求項6】 変調手段は、照射光の光束を通過させる
    部分を変化させ得る位置に配置されることを特徴とする
    請求項5に記載の3次元形状測定装置。
  7. 【請求項7】 変調手段は、照射光の半分ずつを遮光す
    る位置に配置されることを特徴とする請求項5に記載の
    3次元形状測定装置。
  8. 【請求項8】 変調手段は、機械的動作のシャッタであ
    ることを特徴とする請求項5に記載の3次元形状測定装
    置。
  9. 【請求項9】 変調手段は、液晶シャッタであることを
    特徴とする請求項5に記載の3次元形状測定装置。
  10. 【請求項10】 変調手段は、回転する穴明き円盤であ
    ることを特徴とする請求項5に記載の3次元形状測定装
    置。
  11. 【請求項11】 変調手段は、複数のスリット状の開口
    を持つことを特徴とする請求項5に記載の3次元形状測
    定装置。
  12. 【請求項12】 光電変換手段は、テレビカメラである
    ことを特徴とする請求項5に記載の3次元形状測定装
    置。
  13. 【請求項13】 光電変換手段は、2分割フォトダイオ
    ードであることを特徴とする請求項5に記載の3次元形
    状測定装置。
  14. 【請求項14】 光電変換手段は、4分割フォトダイオ
    ードであることを特徴とする請求項5に記載の3次元形
    状測定装置。
  15. 【請求項15】 制御手段は、照射光の変調と画像入力
    のタイミングの基準となるクロックを発生させることを
    特徴とする請求項5に記載の3次元形状測定装置。
  16. 【請求項16】 制御手段は、照射光の変調の位相情報
    を出力することを特徴とする請求項5に記載の3次元形
    状測定方法。
  17. 【請求項17】 制御手段は、同期検波方式で照射光を
    変調する位相と変換された画像信号とを対応づけするこ
    とを特徴とする請求項5に記載の3次元形状測定装置。
  18. 【請求項18】 演算手段は、照射光を変調するための
    複数の位相タイミングにおける入力信号に基づき、高さ
    データを計算することを特徴とする請求項5に記載の3
    次元形状測定装置。
  19. 【請求項19】 演算手段は、照射光を変調するための
    複数の位相タイミングにおける受光スポットの重心位置
    の差に基づき、高さデータを計算することを特徴とする
    請求項5に記載の3次元形状測定装置。
  20. 【請求項20】 受光スポットの重心位置をCCDセン
    サで検出することを特徴とする請求項19に記載の3次
    元形状測定装置。
  21. 【請求項21】 受光スポットの重心位置を2分割フォ
    トダイオードで検出することを特徴とする請求項19に
    記載の3次元形状測定装置。
  22. 【請求項22】 受光スポットの重心位置をテレビカメ
    ラで検出することを特徴とする請求項19に記載の3次
    元形状測定装置。
  23. 【請求項23】 測定対象物の複数の高さデータを計算
    して、その測定対象物の形状の測定を行うことを特徴と
    する請求項19に記載の3次元形状測定装置。
  24. 【請求項24】 測定対象物が、インクジェットプリン
    タカートリッジ、複写機カートリッジ、レーザプリンタ
    カートリッジまたは液晶表示器であることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の3次元形状測定方
    法。
  25. 【請求項25】 測定対象物が、インクジェットプリン
    タカートリッジ、複写機カートリッジ、レーザプリンタ
    カートリッジまたは液晶表示器であることを特徴とする
    請求項5〜23のいずれか1項に記載の3次元形状測定
    装置。
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