JP2001108069A - プーリユニット - Google Patents

プーリユニット

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JP2001108069A
JP2001108069A JP28315899A JP28315899A JP2001108069A JP 2001108069 A JP2001108069 A JP 2001108069A JP 28315899 A JP28315899 A JP 28315899A JP 28315899 A JP28315899 A JP 28315899A JP 2001108069 A JP2001108069 A JP 2001108069A
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JP
Japan
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lubricant
pulley unit
way clutch
roller bearing
retainer
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JP28315899A
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English (en)
Inventor
Takahiro Ichihara
隆弘 市原
Yoshinori Inui
芳典 乾
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一方向クラッチを挟んだ両側に転がり軸受を配
設したプーリユニットにおいて、少なくとも一方の転が
り軸受に、潤滑剤溜まりを確保可能にして、そこから潤
滑剤を供給できるようにして潤滑剤寿命の向上を図る。 【解決手段】同心状に配設される内外2つの環体1,2
と、両環体1,2の間の環状空間に介装される一方向ク
ラッチ3と、前記環状空間において一方向クラッチ3の
両側に設けられる転がり軸受4,5とを備えるプーリユ
ニットAであって、片側の転がり軸受5がころ軸受とさ
れ、このころ軸受の保持器の円周数箇所に備えるころ収
納用のポケット26のうちの少なくとも1つを潤滑剤溜
まり27としてこの潤滑剤溜まりから潤滑剤を供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方向クラッチを
挟んだ両側に転がり軸受を配設したプーリユニットに関
する。このプーリユニットは、例えば自動車などのエン
ジンのクランクシャフトからベルトを介して駆動される
補機に装備することができる。補機としては、例えば自
動車のエアコンディショナ用コンプレッサ、ウォーター
ポンプ、オルターネータ、冷却ファンなどが挙げられ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンに装着される各種の補機
は、エンジンのクランクシャフトによりベルトを介して
駆動されるようになっている。
【0003】そして、補機のプーリと補機の入力軸との
間に一方向クラッチを介装し、プーリと入力軸との回転
差に応じて、一方向クラッチをロック状態(動力伝達状
態)とフリー状態(動力伝達遮断状態)とに切り替え、
プーリと入力軸との間で動力を伝達させたり遮断させた
りするようにしたものがある。
【0004】この種のプーリユニットとして、ベルトか
らプーリに作用する荷重を受けるために、プーリと入力
軸との間で一方向クラッチの両側に転がり軸受を設けた
ものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなプーリユニ
ットでは、一般に、転がり軸受や一方向クラッチに対す
る潤滑のためにそれら内部の隙間にグリース等の潤滑剤
を封入している。しかるに前述の隙間は、プーリユニッ
トの外径寸法が規制される関係上、拡大するにも限界が
ある。
【0006】一方、自動車の小型化やモデルチェンジ等
のため、エンジン廻りにおける種々な部品との配置関係
でエンジンに対する補機やベルトの配置の制約からプー
リユニットもその軸方向全長が短縮されてくる傾向とな
り、これに伴い前述のグリース封入の隙間も小さくなら
ざるを得ないから一層、潤滑剤が量的に不足してくる傾
向となる。
【0007】ところで、特開平7−317807号公報
等にも示されているように、一方向クラッチの軸方向両
側に配置する転がり軸受は、一般には、玉軸受となって
いる。このようなプーリユニットに対し、本出願人は、
特願平9−183385号で自由端側の転がり軸受をこ
ろ軸受としてそこでの耐荷重性を高めた発明について出
願している。
【0008】上記潤滑剤の不足について本発明者らが研
究を進めていたところ、前記出願のプーリユニットでは
ころ軸受が玉軸受よりも耐荷重性が大きく、玉軸受の耐
荷重を基準にすると、ころ軸受に余裕があり、そこにグ
リース等の潤滑剤の溜まりを確保できることを見いだ
し、本発明を完成できるに至ったのである。
【0009】したがって、本発明は、一方向クラッチを
挟んだ両側に転がり軸受を配置したプーリユニットにお
いて、少なくとも一方の転がり軸受に、潤滑剤溜まりを
確保可能にして、そこから潤滑剤を供給できるようにし
て潤滑剤寿命の向上を図ることを解決課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のプーリユニット
は、同心状に配設される内外2つの環体と、両環体の間
の環状空間に介装される一方向クラッチと、前記環状空
間において一方向クラッチの両側に設けられる転がり軸
受とを備えるプーリユニットであって、少なくとも片側
の転がり軸受をころ軸受とし、このころ軸受の保持器の
円周上の少なくとも1箇所に潤滑剤溜まりが設けられて
いることを特徴としている。
【0011】好ましくは、前記潤滑剤溜まりは、前記こ
ろ軸受の保持器がその円周数箇所に備えるころ収納用の
ポケットのうちの少なくとも1つにころを収納しないで
形成されている。
【0012】好ましくは、前記潤滑剤溜まりは、前記こ
ろ軸受の保持器が備える円周数箇所のころ収納用のポケ
ット間の少なくとも1つの保持器柱に設けられている。
【0013】本発明第2のプーリユニットは、同心状に
配設される内外2つの環体と、両環体の間の環状空間に
介装される一方向クラッチと、前記環状空間において一
方向クラッチの両側に設けられる転がり軸受とを備える
プーリユニットであって、少なくとも片側の転がり軸受
をころ軸受とし、このころ軸受が、円環状に形成され円
周数箇所に径方向内外に貫通するころ収納用のポケット
が形成された保持器を備え、このポケットのうちの少な
くとも1つに潤滑剤が充填されていることを特徴として
いる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。
【0015】図1ないし図6は、本発明の一実施形態に
かかり、図1は、プーリユニットの縦断面図、図2は、
図1の(2)−(2)線断面の矢視図、図3は、図1の
(3)−(3)線断面の矢視図、図4は、一方向クラッ
チの一部を示す平面展開図、図5は、図1の(5)−
(5)線断面の矢視図、図6は、図1のころ軸受の保持
器の斜視図である。
【0016】図例のプーリユニットAは、同心状に配設
される内側と外側2つの環体1,2と、両環体1,2の
間の環状空間に介装される一方向クラッチ3と、前記環
状空間において一方向クラッチ3の軸方向両側に配設さ
れる2つの転がり軸受4,5とを備える。
【0017】一方の転がり軸受4は、深溝型の玉軸受と
される。
【0018】他方の転がり軸受5は、円筒型のころ軸受
とされる。
【0019】外側環体1の外周において軸方向一端に偏
った位置には、波状のベルト巻き掛け用の溝が形成され
ている。
【0020】外側環体1は、例えば自動車エンジンのク
ランクシャフトによりいわゆるVリブドベルトと呼ばれ
るベルトBを介して回転駆動される。
【0021】内側環体2は、スリーブ状の部材からな
り、図示しないが自動車の補機の入力軸(例えばオルタ
ネータのロータ)に固定される。
【0022】一方向クラッチ3は、内輪10、外輪1
1、保持器12、複数のころ13、複数のコイルバネ1
4を備える。
【0023】内輪10は、外周面の円周数箇所に平坦な
キー状のカム面10aが設けられている。
【0024】外輪11は、両端に前記各軸受4,5が内
嵌されるように軸方向長尺に形成されている。
【0025】保持器12は、内輪10のカム面10aに
対応して径方向内外に貫通形成されるポケット12aを
有している。
【0026】各ころ13は、保持器12の各ポケット1
2aに1つずつ収納されている。
【0027】各コイルバネ14は、断面ほぼ長方形を有
し、保持器の各ポケット12aに1つずつ収納されかつ
ころ13とカム面10aと外輪11内周面との間のくさ
び状空間の狭い側(ロック側)へ押圧する弾性部材とし
て機能する。
【0028】保持器の各ポケット12aの内壁面には、
根元がくびれた形状の突起12bが一体に形成されてい
る。この突起12bの根元のくびれ部分にコイルバネ1
4の軸方向一端が係止嵌合され、突起12bの外周でコ
イルバネ14の内周を受けることにより、コイルバネ1
4の圧縮時のゆがみなどが防止される。
【0029】なお、突起12bの先端外径面には、コイ
ルバネ14の装着を容易とするためのテーパ面が設けら
れている。
【0030】玉軸受4は、内輪16、外輪17、複数の
玉18、保持器19を有する一般的な深溝型玉軸受から
なり、内・外輪16,17間の軸方向外端に密封部材と
してのオイルシール20が装着されている。
【0031】ころ軸受5は、内輪21、外輪22、複数
のころ23、もみ抜き型の保持器24を有する円筒型こ
ろ軸受からなり、内・外輪21,22間の軸方向外端に
密封部材としてのオイルシール25が装着されている。
【0032】一方向クラッチ3は、両軸受4,5で密封
される。両軸受4,5と一方向クラッチ3は、共通の潤
滑剤で潤滑される。
【0033】なお、一方向クラッチ3の保持器12は、
周方向ならびに軸方向に不動とされている。具体的に
は、一方向クラッチ3の内輪10の軸方向一端面には、
軸端へ向けて開放するとともに径方向内外に開放するス
リット状の凹部10bが、また、保持器12の軸端一端
内周側には、凹部10bに軸方向から圧入嵌合される凸
部12cが、それぞれ設けられている。これら凹部10
bと凸部12cとの圧入嵌合により保持器12の周方向
への動きが封じられる。また、凸部12cは、凹部10
bの奥壁面と、凹部10bの開口側に配設される片方の
玉軸受4の内輪16の端面とで軸方向から挟まれてい
る。これによって保持器12の軸方向への動きが封じら
れる。
【0034】ここで、本発明の特徴について説明する前
に、プーリユニットAの動作を説明する。要するに、外
側環体1の回転速度が内側環体2よりも相対的に速くな
ると、一方向クラッチ3のころ13がくさび状空間の狭
い側へ転動させられてロック状態となる。これによっ
て、外側環体1と内側環体2とが一体化して同期回転す
る。外側環体1の回転速度が内側環体2よりも相対的に
遅くなると、一方向クラッチ3のころ13がくさび状空
間の広い側へ転動させられてフリー状態となる。これに
よって、外側環体1から内側環体2へ回転動力の伝達が
遮断されることになって内側環体2が回転慣性力のみで
回転を継続するようになる。
【0035】そして、内側環体2の自由端側にベルトB
の荷重が偏る状況を考慮して、一方向クラッチ3の両側
の転がり軸受について、内側環体2の自由端側に荷重負
担能力の比較的大きな円筒型のころ軸受5を、基端側に
荷重負担能力の比較的小さな深溝型の玉軸受4をそれぞ
れ配設し、ベルトBの荷重が偏荷重として作用しても、
ころ軸受5が耐荷重能力が大きいので早期破損すること
がない。
【0036】次に、上述したプーリユニットAの特徴構
成について説明する。
【0037】このプーリユニットAにおいては、ころ軸
受5の保持器24は、円環状に形成され円周数箇所に径
方向内外に貫通するころ収納用のポケット26が形成さ
れている。
【0038】そして、実施の形態では、玉軸受4にくら
べてころ軸受5の前記荷重負担能力が高く、したがっ
て、各ポケット26それぞれに収納されるころ23のう
ち、いくつかのころ23をそこから取り出しても荷重負
担に余裕がある。
【0039】そこで、実施の形態では保持器24の各ポ
ケット26のうち、荷重負担能力の余裕を見込んで、例
えば少なくとも1つのポケット26に収納されるころ2
3を取り出し、そこを潤滑剤溜まり27とするか、周方
向に隣接する各ポケット26を1つおき、あるいは2つ
おき、あるいはそれ以上の間隔毎で、ころ23を取り出
し、それらを潤滑剤溜まり27として潤滑剤として例え
ばグリースを溜めるのに用いている。
【0040】この場合、ポケット26は、内輪21と外
輪22とで囲まれた空間内にあるので、そこを潤滑剤溜
まり27として潤滑剤を長期にわたり良好な状態で溜め
られる。そして、ポケット26を潤滑剤溜まり27とし
た場合、このポケット26は径方向に貫通し、ころ軸受
5、一方向クラッチ3および玉軸受4に連通しているの
で、この潤滑剤溜まり27に溜められている潤滑剤でこ
れらを共通に潤滑することができる。
【0041】また、潤滑剤溜まり27に溜める潤滑剤と
してはグリースが好ましいが、これに限定されるもので
はない。
【0042】例えば、超高分子量ポリエチレンとグリー
スとを混合させた、いわゆる固形グリースでもよい。
【0043】なお、この実施の形態では、少なくとも片
側をころ軸受5とし、残り片側を玉軸受4としたプーリ
ユニットAであったが、これに限定されるものではな
く、両側をころ軸受5としたプーリユニットであっても
構わない。この場合は、両ころ軸受5それぞれの保持器
に上述した潤滑剤溜まり27を設けてもよい。
【0044】以上のようにしてこの実施の形態では、転
がり軸受と一方向クラッチとの内部の隙間だけにしかグ
リースを封入できなかった従来とは異なり、一方向クラ
ッチ3の片側のころ軸受5の保持器24に潤滑剤溜まり
27を設け、そこからも潤滑剤を供給できるとともに、
また、潤滑剤が不足する場合は、潤滑剤溜まり27とす
るポケット26の数を増すことで容易に対処することが
できる。
【0045】したがって、実施の形態の場合、自動車の
エンジン廻りの一層の高性能および長寿命化達成に伴う
潤滑剤の要求に容易に沿うことが可能である。また、自
動車の小型化やモデルチェンジ等のため、エンジン廻り
における種々な部品との配置関係でエンジンに対する補
機やベルトの配置の制約からプーリユニットもその軸方
向全長が短縮されてくる場合にも、グリース等の潤滑剤
の十分なる確保が容易となり、潤滑剤寿命の向上を図る
ことが可能となる。
【0046】なお、上述した実施の形態では、潤滑剤溜
まり27を保持器24のポケット26としたが、図7お
よび図8で示されるように保持器24の保持器柱24a
にこの潤滑剤溜まり27を形成しても構わない。図7
は、図5対応図であり、図8は図6対応図である。
【0047】すなわち、保持器柱24aに径方向に貫通
する貫通孔を形成し、この貫通孔を潤滑剤溜まり27と
して用いる。この場合、この潤滑剤溜まり27も内輪2
1と外輪22とで囲まれた空間内にあるので、そこを潤
滑剤溜まり27として潤滑剤を長期にわたり良好な状態
で溜められる。そして、保持器柱24aを潤滑剤溜まり
27とした場合も、この保持器柱24aの潤滑剤溜まり
27は径方向に貫通し、ころ軸受5、一方向クラッチ3
および玉軸受4に連通しているので、この潤滑剤溜まり
27に溜められている潤滑剤でこれらを共通に潤滑する
ことができる。
【0048】この場合、ころ軸受5の耐荷重性の余裕を
見込んで保持器24で保持されるころ23の数を減ら
し、それに伴い、円周方向のポケット26の数も減らせ
る。そのため、保持器24の保持器柱24aの円周方向
幅を大きくできる。その結果、潤滑剤溜まり27もその
円周方向幅が大きくなる結果、そこに溜められる潤滑剤
も量的に大幅に増大させることが可能となる。
【0049】なお、上述の実施の形態では、ころ軸受5
の内輪21は、一方向クラッチ3の内輪10とは別体で
あったが、内側環体2をころ軸受5と一方向クラッチ3
それぞれの共通の内輪とした構成のプーリユニットにも
同様に適用して構わない。
【0050】
【発明の効果】本発明第1および第2によれば、一般に
は玉軸受とされている両側の転がり軸受のうち少なくと
も一方をころ軸受としてそこでの荷重負担能力を高めて
おき、その荷重負担能力が高いころ軸受における保持器
円周上に潤滑剤溜まりを設けたので、一方向クラッチの
ロック、フリー動作の切り換えの安定した動作を確保し
つつ、各軸受および一方向クラッチそれぞれに潤滑剤溜
まりから潤滑剤を供給することができるようになる。こ
の場合、潤滑剤溜まりを容易に増加できるから、潤滑剤
封入隙間に限界があったためプーリユニットの軸方向サ
イズの短縮化傾向による潤滑剤不足に対処しにくい従来
と異なり、必要とする潤滑剤に容易に対応することがで
きる。
【0051】この潤滑剤溜まりをころ軸受の保持器がそ
の円周数箇所に備えるころ収納用のポケットにころを収
納しないで形成されている場合では、特に、潤滑剤溜ま
りの個数を増加できるから、さらに、必要とする潤滑剤
に容易に対応することができる。
【0052】この潤滑剤溜まりをころ軸受の保持器が備
える円周数箇所のころ収納用のポケット間の保持器柱で
構成した場合では、潤滑剤溜まりを増加する場合でもこ
ろの収納数を減らす必要がなくなるから、その荷重負担
能力を保持しつつ、潤滑剤の増量に容易に対処できる。
さらに、この保持器柱に潤滑剤溜まりを形成する場合、
ころ軸受の耐荷重性の余裕を見込んで保持器で保持され
るころ数を減らし、その円周方向のポケットの数を減ら
すと、相対的に保持器の潤滑剤溜まりが構成される保持
器柱の円周方向幅を大きくできる。そのため、その保持
器柱における潤滑剤溜まりの円周方向幅を十分に大きく
確保してそこに溜められる潤滑剤も量的に大幅に増量さ
せられ、必要とする潤滑剤に対応することができるもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のプーリユニットの断面図
【図2】図1の(2)−(2)線断面の矢視図
【図3】図1の(3)−(3)線断面の矢視図
【図4】同実施形態での一方向クラッチの一部を示す平
面展開図
【図5】図1の(5)−(5)線断面の矢視図
【図6】図1のころ軸受の保持器の斜視図
【図7】本発明の他の実施形態における図3対応図
【図8】本発明の他の実施形態における図5対応図
【符号の説明】
A プーリユニット B ベルト 1 外側環体 2 内側環体 3 一方向クラッチ 4 深溝型玉軸受 5 円筒型ころ軸受 24 保持器 24a 保持器柱 26 ポケット 27 潤滑剤溜まり

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心状に配設される内外2つの環体と、
    両環体の間の環状空間に介装される一方向クラッチと、
    前記環状空間において一方向クラッチの両側に設けられ
    る転がり軸受とを備えるプーリユニットであって、 少なくとも片側の転がり軸受をころ軸受とし、 このころ軸受の保持器の円周上の少なくとも1箇所に潤
    滑剤溜まりが設けられている、ことを特徴とするプーリ
    ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプーリユニットにおい
    て、 前記潤滑剤溜まりは、前記ころ軸受の保持器がその円周
    数箇所に備えるころ収納用のポケットのうちの少なくと
    も1つにころを収納しないで形成されている、ことを特
    徴とするプーリユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプーリユニットにおい
    て、 前記潤滑剤溜まりは、前記ころ軸受の保持器が備える円
    周数箇所のころ収納用のポケット間の少なくとも1つの
    保持器柱に設けられている、ことを特徴とするプーリユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 同心状に配設される内外2つの環体と、
    両環体の間の環状空間に介装される一方向クラッチと、
    前記環状空間において一方向クラッチの両側に設けられ
    る転がり軸受とを備えるプーリユニットであって、 少なくとも片側の転がり軸受をころ軸受とし、 このころ軸受が、円環状に形成され円周数箇所に径方向
    内外に貫通するころ収納用のポケットが形成された保持
    器を備え、 このポケットのうちの少なくとも1つに潤滑剤が充填さ
    れている、ことを特徴とするプーリユニット。
JP28315899A 1999-10-04 1999-10-04 プーリユニット Pending JP2001108069A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003067128A1 (fr) * 2002-01-21 2003-08-14 Nsk Ltd. Dispositif de transmission de rotation de type a roue libre et demarreur

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