JP2001107843A - 可変ピストンポンプ・モータ - Google Patents
可変ピストンポンプ・モータInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B1/00—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B1/12—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B1/20—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having rotary cylinder block
- F04B1/2014—Details or component parts
- F04B1/2064—Housings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B1/00—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B1/12—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B1/26—Control
- F04B1/30—Control of machines or pumps with rotary cylinder blocks
- F04B1/32—Control of machines or pumps with rotary cylinder blocks by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
- F04B1/328—Control of machines or pumps with rotary cylinder blocks by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block by changing the inclination of the axis of the cylinder barrel relative to the swash plate
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、構造簡単にして操作性の高い可変ピ
ストンポンプ・モータを小型にして提供することを目的
とする。 【解決手段】 入，出力シャフトを、外周を球状にした
シャフト保持筒を介してハウジングに回動自在に保持
し、かつ該ハウジングを、ピストンの球頭部中心を結ぶ
線上に固定的に位置させた油圧吸，排出通路形成管を支
点として一方向に傾転自在に配置した可変ピストンポン
プ・モータ。
ストンポンプ・モータを小型にして提供することを目的
とする。 【解決手段】 入，出力シャフトを、外周を球状にした
シャフト保持筒を介してハウジングに回動自在に保持
し、かつ該ハウジングを、ピストンの球頭部中心を結ぶ
線上に固定的に位置させた油圧吸，排出通路形成管を支
点として一方向に傾転自在に配置した可変ピストンポン
プ・モータ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体圧プレス機械
或いは油圧モータ等の駆動力源として用いて好適な油圧
を利用した可変ピストンポンプ・モータに関する。
或いは油圧モータ等の駆動力源として用いて好適な油圧
を利用した可変ピストンポンプ・モータに関する。
【０００２】
【従来の技術】入力或いは出力シャフトの傾転角（θ）
を操作してポンプの吐出容量或いは回転出力を制御して
なる可変ピストン・ポンプモータは例えば特開平４−２
２８９２４号公報等で知られている。また、斜板を手動
操作牽引レバーにより駆動軸に対して垂直の中立位置か
ら正方向或いは逆方向に傾転させて、シリンダブロック
の内部を往復動するアキシャルピストンをを制御して吐
出量を制御する斜板式可変容量形油圧ポンプも特開平１
０−１８９６２号公報で知られている。
を操作してポンプの吐出容量或いは回転出力を制御して
なる可変ピストン・ポンプモータは例えば特開平４−２
２８９２４号公報等で知られている。また、斜板を手動
操作牽引レバーにより駆動軸に対して垂直の中立位置か
ら正方向或いは逆方向に傾転させて、シリンダブロック
の内部を往復動するアキシャルピストンをを制御して吐
出量を制御する斜板式可変容量形油圧ポンプも特開平１
０−１８９６２号公報で知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記の装置で
は、ポンプの吐出量或いはポンプモータの回転速度を変
えるにはシャフトの傾転角（θ）を変えてやらなければ
ならず、シャフトに回転負荷のドライブシャフトを直結
するものにあってはハウジングを固定して使うのが通常
であるため、傾転角は一定にせざるを得ない。言い換え
れば、出力容量或いは回転速度を可変することはできな
い。仮にシャフト位置を一定にしてハウジングを傾斜さ
せた場合、吸入口及び吐出口が軸方向に向けて位置して
いるため、配管をフレキシブルにして気密的に施さなけ
ればならず実用化には大袈裟な装置になることを考慮し
なければならない。
は、ポンプの吐出量或いはポンプモータの回転速度を変
えるにはシャフトの傾転角（θ）を変えてやらなければ
ならず、シャフトに回転負荷のドライブシャフトを直結
するものにあってはハウジングを固定して使うのが通常
であるため、傾転角は一定にせざるを得ない。言い換え
れば、出力容量或いは回転速度を可変することはできな
い。仮にシャフト位置を一定にしてハウジングを傾斜さ
せた場合、吸入口及び吐出口が軸方向に向けて位置して
いるため、配管をフレキシブルにして気密的に施さなけ
ればならず実用化には大袈裟な装置になることを考慮し
なければならない。
【０００４】また後者の油圧ポンプは、斜板を貫通する
駆動軸を備え、該斜板を傾転させて吐出量を制御する構
成であるため、傾転角を大きく取ることはできず、仮に
大きく取るとすれば必然的に油圧ポンプ装置の体格が大
きくなり小型軽量化には不向きな構造である。
駆動軸を備え、該斜板を傾転させて吐出量を制御する構
成であるため、傾転角を大きく取ることはできず、仮に
大きく取るとすれば必然的に油圧ポンプ装置の体格が大
きくなり小型軽量化には不向きな構造である。
【０００５】本発明は、構造簡単にしてコンパクトで、
安定して作動する可変ピストンポンプ・モータを提供す
ることを目的とする。本発明は、小さい牽引力で傾転可
能な可変ピストンポンプ・モータを提供することを目的
とする。本発明は、小さな駆動力で、確実に要求される
傾転角に近づける制御ができる可変ピストンポンプ・モ
ータを提供することを目的とする。本発明は、ハウジン
グ牽引レバーをスムーズに駆動可能な可変ピストンポン
プ・モータを提供することを目的とする。本発明は、Ｃ
ＮＣ（Computer Ｎumerical Ｃontrol）化が簡単にでき
る可変ピストンポンプ・モータを提供することを目的と
する。
安定して作動する可変ピストンポンプ・モータを提供す
ることを目的とする。本発明は、小さい牽引力で傾転可
能な可変ピストンポンプ・モータを提供することを目的
とする。本発明は、小さな駆動力で、確実に要求される
傾転角に近づける制御ができる可変ピストンポンプ・モ
ータを提供することを目的とする。本発明は、ハウジン
グ牽引レバーをスムーズに駆動可能な可変ピストンポン
プ・モータを提供することを目的とする。本発明は、Ｃ
ＮＣ（Computer Ｎumerical Ｃontrol）化が簡単にでき
る可変ピストンポンプ・モータを提供することを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましくは、シ
ャフト保持筒は球状の外周面を有し、該球状面にハウジ
ングの一端を球面接触させることにより達成される。本
発明は、一端をサイドカバーで被ってなる一つの筒状の
ハウジング内に配置されて、一定関係位置を保つ入，出
力シャフトと、該シャフトに対峙して配置され、かつ他
面を前記サイドカバーにバルブプレートを介して配置さ
れたシリンダブロックと、該シリンダブロックと前記シ
ャフト間に位置し、両者間を連結駆動する駆動ピンと、
該駆動ピンの周囲の同心円上に複数個配置され回転出力
或いは油圧吐出力に供し、かつ球頭部を前記シャフトの
端面に回動自在に保持されたピストン装置とを備えた可
変ピストンポンプ・モータであって、前記入，出力シャ
フトは、外周を球状にしたシャフト保持筒を介して前記
ハウジングの他端に回動自在に支承され、かつ該ハウジ
ングはピストンの球頭部中心間を結ぶ線上に固定的に位
置させた油圧吸，排出通路形成管を支点として一方向に
傾転自在であることを特徴とした可変ピストンポンプ・
モータにより達成される。
ャフト保持筒は球状の外周面を有し、該球状面にハウジ
ングの一端を球面接触させることにより達成される。本
発明は、一端をサイドカバーで被ってなる一つの筒状の
ハウジング内に配置されて、一定関係位置を保つ入，出
力シャフトと、該シャフトに対峙して配置され、かつ他
面を前記サイドカバーにバルブプレートを介して配置さ
れたシリンダブロックと、該シリンダブロックと前記シ
ャフト間に位置し、両者間を連結駆動する駆動ピンと、
該駆動ピンの周囲の同心円上に複数個配置され回転出力
或いは油圧吐出力に供し、かつ球頭部を前記シャフトの
端面に回動自在に保持されたピストン装置とを備えた可
変ピストンポンプ・モータであって、前記入，出力シャ
フトは、外周を球状にしたシャフト保持筒を介して前記
ハウジングの他端に回動自在に支承され、かつ該ハウジ
ングはピストンの球頭部中心間を結ぶ線上に固定的に位
置させた油圧吸，排出通路形成管を支点として一方向に
傾転自在であることを特徴とした可変ピストンポンプ・
モータにより達成される。
【０００７】本発明の好ましくは、サイドカバーの外側
面の軸心部には、牽引レバー取り付け機構が設けられ、
一方向に牽引されることによりハウジングに傾転角を与
えることにより達成される。本発明の好ましくは、牽引
レバーはネジシャフトからなり、サイドカバーに取り付
け固定されたプレートに回転自在に設けられた回動ピン
と螺合され、外部から与えられる正，逆の回転力によっ
て制御されることにより達成される。
面の軸心部には、牽引レバー取り付け機構が設けられ、
一方向に牽引されることによりハウジングに傾転角を与
えることにより達成される。本発明の好ましくは、牽引
レバーはネジシャフトからなり、サイドカバーに取り付
け固定されたプレートに回転自在に設けられた回動ピン
と螺合され、外部から与えられる正，逆の回転力によっ
て制御されることにより達成される。
【０００８】本発明の好ましくは、ネジシャフトの元部
は、回動ピンを介して回動自在に保持されたボス部に回
転自在に保持されていることにより達成される。本発明
の好ましくは、ネジシャフトはサーボモータにより回転
力が与えられることにより達成される。
は、回動ピンを介して回動自在に保持されたボス部に回
転自在に保持されていることにより達成される。本発明
の好ましくは、ネジシャフトはサーボモータにより回転
力が与えられることにより達成される。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図1乃至図
６に示す可変ピストンポンプ・モータにしたがって説明
する。先ず図1乃至図4の全体構成において、ポンプ・モ
ータ１は先端を開口穴２ａとし、その周囲先端内周面２
ｂを凹球面とした筒状のハウジング２と、該ハウジング
２の後方開口端２ｃを閉蓋するサイドカバー３とで外枠
を形成していて内部にピストン・ポンプモータ装置４を
内蔵している。
６に示す可変ピストンポンプ・モータにしたがって説明
する。先ず図1乃至図4の全体構成において、ポンプ・モ
ータ１は先端を開口穴２ａとし、その周囲先端内周面２
ｂを凹球面とした筒状のハウジング２と、該ハウジング
２の後方開口端２ｃを閉蓋するサイドカバー３とで外枠
を形成していて内部にピストン・ポンプモータ装置４を
内蔵している。
【００１０】上記ピストン・ポンプモータ装置4の入，
出力シャフト５は断面略Ｔ字状に形成され、その一方端
は前記ハウジング2の開口穴２ａを貫通する方向に伸び
ていて、該ハウジング２の先端内周面２ｂと回動自在に
球面接触するシャフト保持筒６の中空部６ａに軸受け７
を介して回転自在に支承されている。該入，出力シャフ
ト５の他方端の前面は、前記サイドカバー3の内側面に
バルブプレート8を介して回転自在に配置されたシリン
ダブロック９と対向して配置されていて、ピストン１０
の保持部５ａを形成している。なお、前記シリンダブロ
ック9はセンターピン１１を回転中心軸とし、反対面に
位置する押圧ピン１２および膨張スプリング１２ａによ
り常時バルブプレート8に圧接されている。
出力シャフト５は断面略Ｔ字状に形成され、その一方端
は前記ハウジング2の開口穴２ａを貫通する方向に伸び
ていて、該ハウジング２の先端内周面２ｂと回動自在に
球面接触するシャフト保持筒６の中空部６ａに軸受け７
を介して回転自在に支承されている。該入，出力シャフ
ト５の他方端の前面は、前記サイドカバー3の内側面に
バルブプレート8を介して回転自在に配置されたシリン
ダブロック９と対向して配置されていて、ピストン１０
の保持部５ａを形成している。なお、前記シリンダブロ
ック9はセンターピン１１を回転中心軸とし、反対面に
位置する押圧ピン１２および膨張スプリング１２ａによ
り常時バルブプレート8に圧接されている。
【００１１】また、該ピストン保持部５ａ後面は前記シ
ャフト保持筒６の側端面6ｂに対接し、軸方向の移動が
規制されている。さらに、ピストン保持部5ａとシリン
ダブロック９間の中心付近の同心円上には回転トルクを
伝達する複数本(3本)の駆動ピン１３が等間隔に設けら
れ、さらに、その外周囲の同一円周上には球頭部１０ａ
を前記ピストン保持部５ａに回動自在に保持し、他端を
シリンダブロック９のボア９ａに摺動自在に挿入したピ
ストン１０が複数本（９本）設けられている。
ャフト保持筒６の側端面6ｂに対接し、軸方向の移動が
規制されている。さらに、ピストン保持部5ａとシリン
ダブロック９間の中心付近の同心円上には回転トルクを
伝達する複数本(3本)の駆動ピン１３が等間隔に設けら
れ、さらに、その外周囲の同一円周上には球頭部１０ａ
を前記ピストン保持部５ａに回動自在に保持し、他端を
シリンダブロック９のボア９ａに摺動自在に挿入したピ
ストン１０が複数本（９本）設けられている。
【００１２】一方前記ピストン１０の球頭部１０ａの中
心間を結ぶ線上のハウジング２の上下には、底付き円筒
穴２ｄが形成され、該底付き円筒穴２ｄには縦，横の油
圧吸，排出通路１４ａ，１４ｂを形成した油圧吸，排出
通路管１４が回動自在に、かつ気密的に保持されてい
る。一方前記ハウジング2の円筒肉厚部には前記油圧
吸，排出通路１４ｂと通路を形成する連通路２ｅがサイ
ドカバー3方向に向かって設けられ、シリンダブロック9
のボア９ａと連通するように設けられたサイドカバー3
の連通路３ａと連結されている。
心間を結ぶ線上のハウジング２の上下には、底付き円筒
穴２ｄが形成され、該底付き円筒穴２ｄには縦，横の油
圧吸，排出通路１４ａ，１４ｂを形成した油圧吸，排出
通路管１４が回動自在に、かつ気密的に保持されてい
る。一方前記ハウジング2の円筒肉厚部には前記油圧
吸，排出通路１４ｂと通路を形成する連通路２ｅがサイ
ドカバー3方向に向かって設けられ、シリンダブロック9
のボア９ａと連通するように設けられたサイドカバー3
の連通路３ａと連結されている。
【００１３】そして、前記ハウジング２は図３、４に示
すように、図1の一対の油圧吸，排出通路形成管１４を
支点として一方向に傾転できるように先端開口穴２ａを
油圧吸，排出形成管１４と直交する方向に長穴としてい
て、その大きさで左右の最大傾転角を規制している。
なお、詳細な構成は省略するが、連通路２ｅ，３ａが設
けられる部品間には作動油の漏出を防止するためＯリン
グ等からなるシール部材が配置されている。また、前記
シャフト保持筒６および吸，排出通路形成管１４には軸
受け部および周囲の摺動面に潤滑油が給油されるように
給油通路が形成されている。
すように、図1の一対の油圧吸，排出通路形成管１４を
支点として一方向に傾転できるように先端開口穴２ａを
油圧吸，排出形成管１４と直交する方向に長穴としてい
て、その大きさで左右の最大傾転角を規制している。
なお、詳細な構成は省略するが、連通路２ｅ，３ａが設
けられる部品間には作動油の漏出を防止するためＯリン
グ等からなるシール部材が配置されている。また、前記
シャフト保持筒６および吸，排出通路形成管１４には軸
受け部および周囲の摺動面に潤滑油が給油されるように
給油通路が形成されている。
【００１４】次に、図2はポンプ・モータの側面を示し
ているがハウジング２の中央部には牽引レバー取り付け
機構15ａを備えたプレート1５がネジ固定されている。
このプレート15はＴ字状或いはＬ字状のものでもよく形
は問わない。
ているがハウジング２の中央部には牽引レバー取り付け
機構15ａを備えたプレート1５がネジ固定されている。
このプレート15はＴ字状或いはＬ字状のものでもよく形
は問わない。
【００１５】上記構成において、ポンプ・モータ１の
入，出力シャフト5は例えば回転負荷装置のシャフトに
連結されて一定の位置関係を保ち、また、一対の吸，排
出通路形成管１４はポンプ・モータ取り付け装置に固定
して取り付けられ、油圧発生装置等の配管と連結され
る。仮に図１、３に示すように、シリンダブロック９の
傾転角θをゼロにして入，出力シャフト5との関係を一
直線にした状態では入，出力シャフト5に回転を加えて
もシリンダボア９ａに油圧をかけてもピストン１３は作
動せず、入、出力シャフトに回転力を与えても、シリン
ダボアに油圧を供給しても出力は得られないことにな
る。一方、手動もしくは動力で牽引レバー取り付け機構
15ａを一方向に牽引すると、ハウジング2は吸，排出通
路形成管１４を支点として回動し、開口穴2ａの一方の
縁部に当接した時点で図4に示すように最大傾転角θと
なるが、ゼロ−最大の範囲で必要に応じて任意に傾転角
は選ばれる。
入，出力シャフト5は例えば回転負荷装置のシャフトに
連結されて一定の位置関係を保ち、また、一対の吸，排
出通路形成管１４はポンプ・モータ取り付け装置に固定
して取り付けられ、油圧発生装置等の配管と連結され
る。仮に図１、３に示すように、シリンダブロック９の
傾転角θをゼロにして入，出力シャフト5との関係を一
直線にした状態では入，出力シャフト5に回転を加えて
もシリンダボア９ａに油圧をかけてもピストン１３は作
動せず、入、出力シャフトに回転力を与えても、シリン
ダボアに油圧を供給しても出力は得られないことにな
る。一方、手動もしくは動力で牽引レバー取り付け機構
15ａを一方向に牽引すると、ハウジング2は吸，排出通
路形成管１４を支点として回動し、開口穴2ａの一方の
縁部に当接した時点で図4に示すように最大傾転角θと
なるが、ゼロ−最大の範囲で必要に応じて任意に傾転角
は選ばれる。
【００１６】図4の状態で、入，出力シャフト5を回転駆
動するとその回転力は駆動ピン１２を介してシリンダブ
ロック9に伝達され、該シリンダブロックはサイドカバ
ー3の内側面に沿って回転する。換言すれば、シリンダ
ブロック９は入，出力シャフト５から見て揺動回転して
ピストン１３を往復動に変える。正回転であれば一方の
油圧吸，排出通路形成管14から吐出圧を得、傾転角θを
他方に傾けた状態で逆回転させると同様にして他方の油
圧吸，排出通路形成管14から吐出圧を得る事ができる。
ここで、ピストンポンプ・モータ装置4の油圧発生時に
は高いスラスト力がピストン１０に発生するが、その圧
力は外周を球状にしたシャフト保持筒６と球面接触する
ハウジング２により分散して受け止められるので、極め
て安定した回動機構となり、ハウジングを格別厚肉構造
にして剛性を高める必要はない。
動するとその回転力は駆動ピン１２を介してシリンダブ
ロック9に伝達され、該シリンダブロックはサイドカバ
ー3の内側面に沿って回転する。換言すれば、シリンダ
ブロック９は入，出力シャフト５から見て揺動回転して
ピストン１３を往復動に変える。正回転であれば一方の
油圧吸，排出通路形成管14から吐出圧を得、傾転角θを
他方に傾けた状態で逆回転させると同様にして他方の油
圧吸，排出通路形成管14から吐出圧を得る事ができる。
ここで、ピストンポンプ・モータ装置4の油圧発生時に
は高いスラスト力がピストン１０に発生するが、その圧
力は外周を球状にしたシャフト保持筒６と球面接触する
ハウジング２により分散して受け止められるので、極め
て安定した回動機構となり、ハウジングを格別厚肉構造
にして剛性を高める必要はない。
【００１７】また、ハウジング２はピストン１０の球頭
部１０ａの中心間を結ぶ線上に固定的に位置させた一対
の油圧吸，排出通路形成管１４を支点として一方向に傾
転自在であって、回転軸線が同一線上に存在するので、
傾転位置から離れた牽引レバー取り付け位置と相俟っ
て、無理なく小さい牽引力で操作される。なお、上記シ
リンダブロック９の傾転は前記吸入及，排出通路形成管
１４を回転軸として回転するハウジング２を回転させる
ことによって行われるのでポンプ・モータ装置の主要部
に何ら外力を加えることなく行われ、気密性が高く信頼
性の高いポンプ・モータ装置が維持される。
部１０ａの中心間を結ぶ線上に固定的に位置させた一対
の油圧吸，排出通路形成管１４を支点として一方向に傾
転自在であって、回転軸線が同一線上に存在するので、
傾転位置から離れた牽引レバー取り付け位置と相俟っ
て、無理なく小さい牽引力で操作される。なお、上記シ
リンダブロック９の傾転は前記吸入及，排出通路形成管
１４を回転軸として回転するハウジング２を回転させる
ことによって行われるのでポンプ・モータ装置の主要部
に何ら外力を加えることなく行われ、気密性が高く信頼
性の高いポンプ・モータ装置が維持される。
【００１８】上記作動は、容量可変式ピストンポンプに
ついて述べたが、油圧吸，排出通路形成管14から油圧を
供給し、入，出力シャフト5から回転量を取り出す容量
可変式ピストンモータについても同様なことが言える。
ついて述べたが、油圧吸，排出通路形成管14から油圧を
供給し、入，出力シャフト5から回転量を取り出す容量
可変式ピストンモータについても同様なことが言える。
【００１９】
【発明の効果】図5，6は牽引レバー装置の他の実施例を
示すもので、該装置はネジシャフト１６と、一端がサイ
ドカバー３に取り付け固定されたプレート１７の係止片
１７ａと、該係止片に回転自在に設けられ、前記ネジシ
ャフト１６と螺合する回動ピン１８と、前記ネジシャフ
ト１６の元部を回転自在に支承し、固定枠１９に回動ピ
ン２０を介して保持されたボス２１と、前記シャフト１
６に結合された出力軸２２ａに回転力を与えるサーボモ
ータ２２とから構成される。
示すもので、該装置はネジシャフト１６と、一端がサイ
ドカバー３に取り付け固定されたプレート１７の係止片
１７ａと、該係止片に回転自在に設けられ、前記ネジシ
ャフト１６と螺合する回動ピン１８と、前記ネジシャフ
ト１６の元部を回転自在に支承し、固定枠１９に回動ピ
ン２０を介して保持されたボス２１と、前記シャフト１
６に結合された出力軸２２ａに回転力を与えるサーボモ
ータ２２とから構成される。
【００２０】この装置ではサーボモータの正，逆の回転
力によってネジシャフト１６が回転され、ネジの推力に
よりハウジング２を牽引し傾転される。制御されること
により達成される。この構成は、双方に設けられた回動
ピン１８，２０によりハウジングの傾転時に生じる曲げ
応力が吸収されるので、スムーズな動きとなり、小さな
動力でもスピディーな作動が可能となり、省エネにも効
果的である。
力によってネジシャフト１６が回転され、ネジの推力に
よりハウジング２を牽引し傾転される。制御されること
により達成される。この構成は、双方に設けられた回動
ピン１８，２０によりハウジングの傾転時に生じる曲げ
応力が吸収されるので、スムーズな動きとなり、小さな
動力でもスピディーな作動が可能となり、省エネにも効
果的である。
【００２１】本発明によれば、一定関係を保つ入、出力
シャフトを、外周を球状にしたシャフト保持筒により支
承すると共にハウジングの他端をシャフト保持筒に回動
自在に支承し、かつ該ハウジングはピストンの球頭部中
心間を結ぶ線上に固定的に位置させた油圧吸，排出通路
形成管を支点として一方向に傾転自在とすることによっ
て、構造簡単にして安定して作動する可変ピストンポン
プ・モータが提供される。
シャフトを、外周を球状にしたシャフト保持筒により支
承すると共にハウジングの他端をシャフト保持筒に回動
自在に支承し、かつ該ハウジングはピストンの球頭部中
心間を結ぶ線上に固定的に位置させた油圧吸，排出通路
形成管を支点として一方向に傾転自在とすることによっ
て、構造簡単にして安定して作動する可変ピストンポン
プ・モータが提供される。
【００２２】本発明によれば、サイドカバーの外側面の
軸心部に牽引レバー取り付け機構を設け、一方向に牽引
することによりハウジングの傾転角を変えている。この
牽引レバー取り付け機構は傾転支軸より離れた位置とな
り、小さい牽引力で傾転可能となる。
軸心部に牽引レバー取り付け機構を設け、一方向に牽引
することによりハウジングの傾転角を変えている。この
牽引レバー取り付け機構は傾転支軸より離れた位置とな
り、小さい牽引力で傾転可能となる。
【００２３】本発明によれば、牽引牽引レバーはネジシ
ャフトからなり、サイドカバーに取り付け固定されたプ
レートに回転自在に設けられた回動ピンと螺合され、外
部から与えられる正，逆の回転力によって制御されるの
で、小さな駆動力で、確実に要求される傾転角に近づけ
る制御ができる。
ャフトからなり、サイドカバーに取り付け固定されたプ
レートに回転自在に設けられた回動ピンと螺合され、外
部から与えられる正，逆の回転力によって制御されるの
で、小さな駆動力で、確実に要求される傾転角に近づけ
る制御ができる。
【００２４】本発明によれば、ネジシャフトの元部は、
回動ピンを介して回動自在に保持されたボス部に回転自
在に保持されていることによりネジシャフトの回転駆動
時無理な曲げトルクが働いてもスムーズな駆動が可能
で、動力駆動化に貢献する。
回動ピンを介して回動自在に保持されたボス部に回転自
在に保持されていることによりネジシャフトの回転駆動
時無理な曲げトルクが働いてもスムーズな駆動が可能
で、動力駆動化に貢献する。
【００２５】本発明によれば、ネジシャフトはサーボモ
ータにより回転力が与えられることによりＣＮＣ化が簡
単にできる利点がある。
ータにより回転力が与えられることによりＣＮＣ化が簡
単にできる利点がある。
【図1】本発明の実施例における可変ピストンポンプ・
モータの要部縦断正面図
モータの要部縦断正面図
【図２】図1の右側面における要部縦断側面図
【図３】本発明の同実施例における可変ピストンポンプ
・モータの要部横断上面図
・モータの要部横断上面図
【図４】図２のハウジングを傾転させた状態図
【図５】本発明の実施例における可変ピストンポンプ・
モータの取り付け状態側面図
モータの取り付け状態側面図
【図６】図５のハウジングを傾転させた状態図
２…ハウジング ２ａ…開口穴 ２ｂ…先端内周面 ３…
サイドカバー ４…ピストンポンプ・モータ装置 ５…
入，出力シャフト ６…シャフト保持筒 ９…シリンダ
ブロック １０…ピストン １０ａ…球頭部 １３…駆
動ピン １４…油圧吸，排出通路形成管 １５ａ…牽引レバー取
り付け機構
サイドカバー ４…ピストンポンプ・モータ装置 ５…
入，出力シャフト ６…シャフト保持筒 ９…シリンダ
ブロック １０…ピストン １０ａ…球頭部 １３…駆
動ピン １４…油圧吸，排出通路形成管 １５ａ…牽引レバー取
り付け機構
Claims (5)
- 【請求項１】一端をサイドカバーで被ってなる一つの筒
状のハウジング内に配置されて、一定関係を保つ入，出
力シャフトと、該シャフトに対峙して配置され、かつ他
面を前記サイドカバーにバルブプレートを介して配置さ
れたシリンダブロックと、該シリンダブロックと前記シ
ャフト間に位置し、両者間を連結駆動する駆動ピンと、
該駆動ピンの周囲の同心円上に複数個配置され回転出力
或いは油圧吐出力に供し、かつ球頭部を前記シャフトの
端面に回動自在に保持されたピストン装置とを備えた可
変ピストンポンプ・モータであって、前記入，出力シャ
フトは、外周を球状にしたシャフト保持筒を介して前記
ハウジングの他端に回動自在に支承され、かつ該ハウジ
ングはピストンの球頭部中心間を結ぶ線上に固定的に位
置させた油圧吸，排出通路形成管を支点として一方向に
傾転自在であることを特徴とした可変ピストンポンプ・
モータ。 - 【請求項２】サイドカバーの外側面の軸心部には、牽引
レバー取り付け機構が設けられ、一方向に牽引されるこ
とによりハウジングに傾転角を与えることを特徴とした
請求項１記載の可変ピストンポンプ・モータ。 - 【請求項３】牽引レバーはネジシャフトからなり、サイ
ドカバーに取り付け固定されたプレートに回転自在に設
けられた回動ピンと螺合され、外部から与えられる正，
逆の回転力によって制御されることを特徴とした請求項
２記載の可変ピストンポンプ・モータ。 - 【請求項４】ネジシャフトの元部は、回動ピンを介して
回動自在に保持されたボス部に回転自在に保持されてい
ることを特徴とした請求項３記載の可変ピストンポンプ
・モータ。 - 【請求項５】ネジシャフトはサーボモータにより回転力
が与えられることを特徴とした請求項３もしくは４記載
の可変ピストンポンプ・モータ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28890999A JP2001107843A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 可変ピストンポンプ・モータ |
| CA002321339A CA2321339A1 (en) | 1999-10-12 | 2000-09-28 | Variable displacement piston pump/motor |
| US09/686,717 US6422831B1 (en) | 1999-10-12 | 2000-10-10 | Variable displacement piston pump/motor |
| EP00308984A EP1092870A3 (en) | 1999-10-12 | 2000-10-12 | Variable displacement piston pump/motor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28890999A JP2001107843A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 可変ピストンポンプ・モータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001107843A true JP2001107843A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=17736370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28890999A Pending JP2001107843A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 可変ピストンポンプ・モータ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6422831B1 (ja) |
| EP (1) | EP1092870A3 (ja) |
| JP (1) | JP2001107843A (ja) |
| CA (1) | CA2321339A1 (ja) |
Cited By (1)
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- 2000-09-28 CA CA002321339A patent/CA2321339A1/en not_active Abandoned
- 2000-10-10 US US09/686,717 patent/US6422831B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-10-12 EP EP00308984A patent/EP1092870A3/en not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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