JP2001107095A - 漂白洗浄剤 - Google Patents

漂白洗浄剤

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JP2001107095A
JP2001107095A JP28782999A JP28782999A JP2001107095A JP 2001107095 A JP2001107095 A JP 2001107095A JP 28782999 A JP28782999 A JP 28782999A JP 28782999 A JP28782999 A JP 28782999A JP 2001107095 A JP2001107095 A JP 2001107095A
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bleaching detergent
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sec
mpa
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JP28782999A
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Hiroshi Yamagishi
弘 山岸
Minoru Kishi
実 岸
Kazumi Yajima
和美 矢島
Hiroyuki Ginyama
博行 銀山
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 漂白洗浄剤組成物を収納する容器本体
と、該容器本体内に収納された漂白洗浄剤組成物を吐出
させる吐出装置とを備えた吐出容器入り漂白洗浄剤であ
って、前記容器本体内に収納される漂白洗浄剤組成物
が、(1)次亜塩素酸アルカリ金属塩、(2)アルカリ
剤、(3)無機粘土鉱物を含有してなり、25℃におけ
るHaake RS−100粘度計で測定した粘度が、
0.5sec -1の剪断速度下では5×103〜1×106
mPa・s、500sec-1の剪断速度下では1〜15
0mPa・sであることを特徴とする漂白洗浄剤。 【効果】 本発明の漂白洗浄剤は、漂白洗浄剤組成物が
優れたチキソトロピー性を有することから、トリガー式
スプレーヤー等の吐出装置を備えた吐出容器に収納して
吐出装置から組成物を吐出させる際に、何ら抵抗なく良
好に吐出性が得られると共に、吐出液の被塗布面への付
着滞留性に優れ、垂直面や傾斜面に噴霧した剤が垂れに
くく、このため、非常に良好な漂白力が短時間で得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吐出装置を備えた
吐出容器を用いて垂直面や傾斜面の汚れ対象物に漂白洗
浄剤を噴霧したときに、スムーズな吐出性が得られると
共に、優れた付着滞留性及び漂白性能を示し、浴室、台
所等の硬質表面に好適に使用できる漂白洗浄剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
住居廻りにおける浴室、浴槽、台所等のタイル、目地、
プラスチックス、陶器、排水管等の水を頻繁に使用する
箇所の汚れは、カビに起因する有機物によるものが多
く、界面活性剤を主成分とする通常の洗浄剤ではなかな
か除去することができないため、これらの汚れを除去す
るには、次亜塩素酸アルカリ金属塩を主基剤とする漂白
洗浄剤が多用されている。
【0003】その際、手軽に使用するためにトリガー式
スプレーヤー等の吐出装置を備えた吐出容器に漂白洗浄
剤を収納し、この吐出装置を用いて漂白洗浄剤を噴霧す
る方法が多く採用されている。また、垂直面や傾斜面の
付着滞留性を向上させるために、系を増粘させる手段が
試みられており、増粘化技術が種々提案されている。例
えば、無機系増粘剤としてセピオライト系粘土鉱物を使
用する方法(特公昭61−21969号公報等)、ま
た、異なる剪断応力下における粘度等を規定した組成物
(特開平1−215897号公報等)が開示されてい
る。
【0004】しかしながら、これらの組成物をトリガー
式スプレーヤー等の吐出装置を用いて噴霧した場合、次
亜塩素酸アルカリ金属塩及びアルカリ剤による高電解質
水溶液中ではほとんど増粘がみられずに、満足できるレ
ベルの付着滞留性に達しないか、或いは増粘し過ぎるこ
とによって組成物が吐出容器から連続的に噴霧できなく
なるという致命的な問題があった。
【0005】従って、本発明の目的は、吐出装置を備え
た容器内に収納してトリガー式スプレーヤー等の吐出装
置を用いて吐出する際、良好な吐出性を発揮すると共
に、吐出後は垂直面や傾斜面に付いている汚れ対象物に
対して優れた付着滞留性及び漂白性能を発揮する漂白洗
浄剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、次亜塩素酸アルカリ金属塩、アルカリ剤を含有する
漂白洗浄剤組成物に、無機粘土鉱物、好ましくは2枚の
四面体層とその間に挟まれた1枚の八面体層の結合を単
位とする2:1構造型の膨潤格子を有する無機粘土鉱物
を特定量配合し、該組成物の粘度を、連続的に剪断応力
を変化できるHaake RS−100粘度計で測定し
た25℃における粘度が0.5sec-1の剪断応力下で
は5×103〜1×106mPa・s、500sec-1
剪断応力下では1〜150mPa・sの範囲とすると、
この漂白洗浄剤組成物は、吐出時の高剪断応力域では低
い粘性を有し、壁面等に付着した際の低剪断応力域(静
置)では高い粘性を有するという優れたチキソトロピー
性を有するため、容器本体内に収納した漂白洗浄剤組成
物を吐出させる吐出装置を備えた吐出容器に収納した場
合、吐出装置からスムーズに吐出すると共に、吐出した
後は垂直面や傾斜面等の汚れ対象物に対して優れた付着
滞留性、更には高い漂白性能を示すことを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0007】従って、本発明は、漂白洗浄剤組成物を収
納する容器本体と、該容器本体内に収納された漂白洗浄
剤組成物を吐出させる吐出装置とを備えた吐出容器入り
漂白洗浄剤であって、前記容器本体内に収納される漂白
洗浄剤組成物が、(1)次亜塩素酸アルカリ金属塩;
0.1〜10重量%、(2)アルカリ剤;0.1〜5重
量%、(3)無機粘土鉱物;0.1〜10重量%を含有
してなり、25℃におけるHaake RS−100粘
度計で測定した粘度が、0.5sec-1の剪断応力下で
は5×103〜1×106mPa・s、500sec-1
剪断応力下では1〜150mPa・sであることを特徴
とする漂白洗浄剤を提供する。
【0008】以下、本発明について更に詳細に説明する
と、本発明の漂白洗浄剤は、次亜塩素酸アルカリ金属
塩、アルカリ剤、無機粘土鉱物を特定量配合し、Haa
keRS−100粘度計で測定した25℃における粘度
が特定範囲のものである。
【0009】本発明に使用される(1)成分の次亜塩素
酸アルカリ金属塩としては、次亜塩素酸ナトリウム、次
亜塩素酸カリウム等が挙げられ、特に次亜塩素酸ナトリ
ウムが好ましい。本発明の漂白洗浄剤組成物中における
(1)成分の次亜塩素酸アルカリ金属塩の含有量は、通
常、組成物全体の0.1〜10重量%、好ましくは1〜
5重量%の範囲である。(1)成分の含有量が少なすぎ
ると漂白力が不足し、また、多すぎても漂白力は特に向
上しない。
【0010】本発明に使用される(2)成分のアルカリ
剤としては、特に限定されないが、苛性アルカリやアル
カリ珪酸塩等が挙げられる。苛性アルカリとしては水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等が、アルカリ珪酸塩と
してはメタ珪酸ナトリウム等が使用されるが、これらの
うち水酸化ナトリウムが好ましく使用される。
【0011】本発明の漂白洗浄剤組成物中における
(2)成分のアルカリ剤の含有量は、通常、組成物全体
の0.1〜5重量%、好ましくは0.3〜3重量%の範
囲である。(2)成分の含有量が少なすぎると経時によ
る安定性が劣化し、多すぎると皮膚や眼の粘膜に対する
影響が考えられ、配合による効果が発揮できない。
【0012】本発明に用いられる(3)成分の無機粘土
鉱物としては、結晶性の粘土鉱物が挙げられ、特に2枚
の四面体層とその間に挟まれた1枚の八面体層の結合を
単位とする2:1構造型の膨潤格子を有する粘土鉱物が
好ましく使用される。具体的には、スメクタイト族の無
機粘土鉱物が好適であり、例えばモンモリロナイト、バ
イデライト、ノントロナイト、ヘクトライト、サポナイ
ト、ソーコナイト、スチブンサイト等が挙げられる。
【0013】この場合、上記無機粘土鉱物は、特定の条
件下、水中に分散させた場合、静置状態や低剪断応力域
においては層表面はマイナスの電荷を持つために端面は
プラスに帯電し、マイナスの層表面とプラスの端面が互
いに引き合ったカードハウス構造を形成するが、高剪断
応力域では流れに対して結晶片が平行に配列するために
粘性が低下する。再びこの状態を静置、低剪断応力域に
戻すとカードハウス構造を形成するために、粘性が高く
なるチキソトロピー性を示すことになる。本発明では、
無機粘土鉱物を配合し、かつ組成物の粘度を特定範囲と
することで、このような特性が発揮され、これにより吐
出装置からスムーズに吐出し、かつ被塗布面への優れた
付着滞留性及び漂白性能が得られるものである。
【0014】本発明においては、組成物が上記のような
構造粘性を有することが重要であり、このためには、組
成物がトリガー式スプレーヤー等の吐出装置から噴霧す
る際の高剪断応力域では低い粘性を有し、壁面等に付着
した際の低剪断応力域(静置)では高い粘性を有する必
要がある。即ち、25℃におけるHaake RS−1
00粘度計で測定した粘度が、500sec-1の高剪断
応力域では1〜150mPa・s、好ましくは1〜10
0mPa・s、更に好ましくは1〜50mPa・sであ
り、0.5sec-1の低剪断応力域(静置)では5×1
3〜1×106mPa・s、好ましくは1×104〜1
×106mPa・s、更に好ましくは5×104〜1×1
5mPa・sである必要がある。500sec-1の高
剪断応力域における粘度が上記値よりも高くなると、ト
リガー式スプレーヤー等の吐出装置から組成物を噴霧し
難くなるので好ましくない。また、0.5sec-1の低
剪断応力域(静置)における粘度が上記値よりも低くな
ると、壁面等における付着滞留性が低下し、また、上記
値よりも高くなると後述のトリガー式スプレーヤー等の
吐出装置におけるディップチューブから組成物を連続的
にくみ上げることができにくくなる。
【0015】本発明の漂白洗浄剤における(3)成分の
無機粘土鉱物の含有量は、通常、組成物全体の0.1〜
10重量%、好ましくは0.5〜5重量%の範囲であ
る。(3)成分の含有量が少なすぎると壁面等における
付着滞留性が劣化し、多すぎると組成物の粘度が高くな
りすぎ、トリガー式スプレーヤー等の吐出装置を用いた
場合に噴霧しにくくなると共に、ディップチューブから
組成物を連続的にくみ上げることができにくくなる。
【0016】本発明の組成物は、上記3成分を必須成分
とするが、汚れ対象物質への浸透性を向上させる目的で
界面活性剤、具体例としては陰イオン界面活性剤、非イ
オン界面活性剤、陽イオン界面活性剤等を配合すること
ができ、その他、洗浄性能を向上させるビルダーとし
て、トルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩等の
芳香族スルホン酸塩、溶剤、色素、香料等の成分を配合
することも可能である。これら任意成分の配合量は、本
発明の効果を妨げない範囲で通常量とすることができ
る。
【0017】また、本発明の組成物は、上記の必須成分
及びそれ以外の上記任意成分にバランス量の水を加えて
常法により調製することができる。
【0018】本発明の吐出容器としては、上記の組成物
を吐出する吐出装置を備えたものであって、該吐出装置
にピストン・シリンダー等の摺動部あるいはポンプハウ
ジングに対する通液体等の嵌合部を有するものであれば
特に制限なく使用される。
【0019】具体的な例としては、図1に示したような
吐出容器1、即ち容器本体2内に収納された組成物をト
リガー3を引いてピストン4・シリンダー5を作動させ
ることにより吐出させるトリガー式スプレーヤー6を備
えた吐出容器1、及びポンプヘッドを上下動させて容器
本体内に収納された組成物をディップチューブを通じて
吐出するポンプスプレーヤー等を吐出装置として備えた
吐出容器が使用される。
【0020】
【発明の効果】本発明の漂白洗浄剤は、漂白洗浄剤組成
物が優れたチキソトロピー性を有することから、トリガ
ー式スプレーヤー等の吐出装置を備えた吐出容器に収納
した組成物を吐出装置から吐出させる際に、何ら抵抗無
く良好に吐出すると共に、吐出液が被塗布面への付着滞
留性に優れ、それ故、垂直面や傾斜面の汚れ対象物に噴
霧した剤が垂れにくいため、非常に良好な漂白力が短時
間で得られる。従って、本発明製剤は、何度も同じ場所
に剤をかける必要がなく、手首の疲労感が軽減でき、し
かも剤の無駄な浪費がないもので、浴室、台所、トイレ
などの硬質表面に好適に使用できる。
【0021】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって
制限されるものではない。
【0022】〔実施例,比較例〕表1〜3に示す組成の
各種漂白洗浄剤を調製し、粘度、吐出性、付着滞留率及
び漂白力を下記の基準に基づいて評価した。得られた結
果を表1〜3に示した。なお、無機粘土鉱物1としてモ
ンモリロナイト(日産ガードラー触媒社製;OPTIG
EL−EX0482)、無機粘土鉱物2としてモンモリ
ロナイト(水澤化学工業社製;BENCLAY−S
L)、無機粘土鉱物3としてヘクトライト(日本シリカ
工業社製;ラポナイト−RDS)、無機粘土鉱物4とし
てヘクトライト(クニミネ工業社製;スメクトン−H
E)、無機粘土鉱物5としてサポナイト(クニミネ工業
社製;スメクトン−SA)、無機粘土鉱物6としてスチ
ブンサイト(水澤化学工業社製;IONITE−T)を
用いた。
【0023】〈粘度の測定法〉HAAKE FISON
S社製の粘度計(Rheo Stress RS−10
0)を用いて各種漂白洗浄剤の粘度を測定した。コーン
プレートはC35/4°を用い、試料量は約0.5mL
とし、剪断応力は0〜500sec-1/10分、500
〜0sec-1/10分で測定を行い、往路時における5
00sec-1の粘度と帰路時における0.5sec-1
粘度を求めた。
【0024】〈吐出性の評価法〉トリガー式スプレーヤ
ー(吉野工業所製;YT87L−FM)に各種組成物を
充填し、距離が20cmになる位置から垂直に立てたス
プレーパネルの中央部分に合計10回ストロークした。
初期の空うちによる影響等を除くため、5回〜10回ま
でストロークしたときの吐出性を5人のパネラーにより
下記の評価基準に従って官能評価した。 評価基準; ○:抵抗無くストロークでき、均一に剤が吐出できる。 △:ストロークに若干抵抗があり、連続噴霧がしにく
い。 ×:ストロークにかなり抵抗があり、連続噴霧できな
い。
【0025】〈付着滞留率の測定法〉吐出性評価と同様
に、各種漂白洗浄剤を2ストローク噴霧し、1分後にパ
ネルの重量を測定した。この試験を3回行い、次式によ
り付着滞留率を算出した。
【0026】
【数1】
【0027】〈漂白力の測定法〉黒カビ(Clados
porium cladosporioides)を培
養し、被着させた素焼きタイル〔イナックス(INA
X)社製;SPKC−1060〕をモデルカビプレート
として用いた(素焼きタイルのL値を100として計算
したときのモデルカビプレートのL値=30〜40)。
このモデルカビプレートを垂直に置き、トリガー式ディ
スペンサー(吉野工業所製;YT87L−FM)を用い
て各種漂白洗浄剤組成物を1ストローク(約0.8g)
プレートの中央部に10cmの距離から噴霧した。3分
間放置し、水洗、風乾した後、色彩色差計〔ミノルタ
(MINOLTA)社製;CR−200)を用いて明度
(L値)を測定した。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に使用される吐出容器の要部
の概略断面図である。
【符号の説明】
1 吐出容器 2 容器本体 3 トリガー 4 ピストン 5 シリンダー 6 スプレーヤー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月3日(1999.12.
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、次亜塩素酸アルカリ金属塩、アルカリ剤を含有する
漂白洗浄剤組成物に、無機粘土鉱物、好ましくは2枚の
四面体層とその間に挟まれた1枚の八面体層の結合を単
位とする2:1構造型の膨潤格子を有する無機粘土鉱物
を特定量配合し、該組成物の粘度を、連続的に剪断速度
を変化できるHaake RS−100粘度計で測定し
た25℃における粘度が0.5sec-1の剪断速度下で
は5×103〜1×106mPa・s、500sec-1
剪断速度下では1〜150mPa・sの範囲とすると、
この漂白洗浄剤組成物は、吐出時の高剪断速度域では低
い粘性を有し、壁面等に付着した際の低剪断速度域(静
置)では高い粘性を有するという優れたチキソトロピー
性を有するため、容器本体内に収納した漂白洗浄剤組成
物を吐出させる吐出装置を備えた吐出容器に収納した場
合、吐出装置からスムーズに吐出すると共に、吐出した
後は垂直面や傾斜面等の汚れ対象物に対して優れた付着
滞留性、更には高い漂白性能を示すことを見出し、本発
明を完成するに至った。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】従って、本発明は、漂白洗浄剤組成物を収
納する容器本体と、該容器本体内に収納された漂白洗浄
剤組成物を吐出させる吐出装置とを備えた吐出容器入り
漂白洗浄剤であって、前記容器本体内に収納される漂白
洗浄剤組成物が、(1)次亜塩素酸アルカリ金属塩;
0.1〜10重量%、(2)アルカリ剤;0.1〜5重
量%、(3)無機粘土鉱物;0.1〜10重量%を含有
してなり、25℃におけるHaake RS−100粘
度計で測定した粘度が、0.5sec-1の剪断速度下で
は5×103〜1×106mPa・s、500sec-1
剪断速度下では1〜150mPa・sであることを特徴
とする漂白洗浄剤を提供する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】この場合、上記無機粘土鉱物は、特定の条
件下、水中に分散させた場合、静置状態や低剪断速度域
においては層表面はマイナスの電荷を持つために端面は
プラスに帯電し、マイナスの層表面とプラスの端面が互
いに引き合ったカードハウス構造を形成するが、高剪断
速度域では流れに対して結晶片が平行に配列するために
粘性が低下する。再びこの状態を静置、低剪断速度域に
戻すとカードハウス構造を形成するために、粘性が高く
なるチキソトロピー性を示すことになる。本発明では、
無機粘土鉱物を配合し、かつ組成物の粘度を特定範囲と
することで、このような特性が発揮され、これにより吐
出装置からスムーズに吐出し、かつ被塗布面への優れた
付着滞留性及び漂白性能が得られるものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】本発明においては、組成物が上記のような
構造粘性を有することが重要であり、このためには、組
成物がトリガー式スプレーヤー等の吐出装置から噴霧す
る際の高剪断速度域では低い粘性を有し、壁面等に付着
した際の低剪断速度域(静置)では高い粘性を有する必
要がある。即ち、25℃におけるHaake RS−1
00粘度計で測定した粘度が、500sec-1の高剪断
速度域では1〜150mPa・s、好ましくは1〜10
0mPa・s、更に好ましくは1〜50mPa・sであ
り、0.5sec-1の低剪断速度域(静置)では5×1
3〜1×106mPa・s、好ましくは1×104〜1
×106mPa・s、更に好ましくは5×104〜1×1
5mPa・sである必要がある。500sec-1の高
剪断速度域における粘度が上記値よりも高くなると、ト
リガー式スプレーヤー等の吐出装置から組成物を噴霧し
難くなるので好ましくない。また、0.5sec-1の低
剪断速度域(静置)における粘度が上記値よりも低くな
ると、壁面等における付着滞留性が低下し、また、上記
値よりも高くなると後述のトリガー式スプレーヤー等の
吐出装置におけるディップチューブから組成物を連続的
にくみ上げることができにくくなる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】〈粘度の測定法〉HAAKE FISON
S社製の粘度計(Rheo Stress RS−10
0)を用いて各種漂白洗浄剤の粘度を測定した。コーン
プレートはC35/4°を用い、試料量は約0.5mL
とし、剪断速度は0〜500sec-1/10分、500
〜0sec-1/10分で測定を行い、往路時における5
00sec-1の粘度と帰路時における0.5sec-1
粘度を求めた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 17/04 C11D 17/04 (72)発明者 矢島 和美 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 銀山 博行 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4H003 AC15 BA12 BA21 DA05 DA06 DA08 DA17 EA21 EA27 ED02 EE08 FA31 FA38

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 漂白洗浄剤組成物を収納する容器本体
    と、該容器本体内に収納された漂白洗浄剤組成物を吐出
    させる吐出装置とを備えた吐出容器入り漂白洗浄剤であ
    って、前記容器本体内に収納される漂白洗浄剤組成物
    が、(1)次亜塩素酸アルカリ金属塩;0.1〜10重
    量%、(2)アルカリ剤;0.1〜5重量%、(3)無
    機粘土鉱物;0.1〜10重量%を含有してなり、25
    ℃におけるHaake RS−100粘度計で測定した
    粘度が、0.5sec-1の剪断応力下では5×103
    1×106mPa・s、500sec-1の剪断応力下で
    は1〜150mPa・sであることを特徴とする漂白洗
    浄剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009532512A (ja) * 2006-02-28 2009-09-10 セルラー・バイオエンジニアリング・インコーポレイテッド 重合体組成物、ならびに汚染物を基板から除去するための方法
JP2016132655A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 株式会社双葉マテリアル チクソ性組成物
JP2020180264A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 株式会社ニイタカ 洗浄剤組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009532512A (ja) * 2006-02-28 2009-09-10 セルラー・バイオエンジニアリング・インコーポレイテッド 重合体組成物、ならびに汚染物を基板から除去するための方法
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