JP2001106802A - 気体透過性のフィルム - Google Patents
気体透過性のフィルムInfo
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Abstract
熱性及び剛性に優れた性能を有しながら内装物の鮮度保
持に必要な気体の透過度を持ち、しかも穴あけ加工等の
2次工程を省略しても気体の透過度の割合を必要に応じ
て一定の割合で制御することが可能な包装材料としての
延伸ポリプロピレンフィルム。 【解決手段】 プロピレン系樹脂組成物を加工し、少な
くとも一軸方向に延伸して得られたフィルムを、少なく
とも1層として含む、単層または多層フィルムであっ
て、プロピレン系樹脂組成物として、プロピレン単位の
含有量が99.1〜99.9重量%であるプロピレン−
α−オレフィンランダム共重合体(A)を組成物の重量
基準で80〜40重量%、プロピレン単位の含有量が7
0〜90重量%であるプロピレン−α−オレフィンラン
ダム共重合体(B)を組成物の重量基準で20〜60重
量%の割合で含む。
Description
フィルムに関する。更に詳しくは、水蒸気、酸素及びエ
チレン等の気体を好適に透過する性能が要求される、野
菜や果実等の青果物の包装材として使用できるフィルム
に関する。
繊維包装等に多く使用されている。特に、ポリオレフィ
ンフィルムの代表として、少なくとも一軸方向に延伸さ
れたポリプロピレンフィルム(以下延伸PPフィルムと
略記することがある。)は、透明性、光沢性を有し、さ
らに、機械的強度が高いため印刷加工性や製袋加工性お
よび充填作業性に優れている点から、包装材料として多
方面に使用されている。一般に延伸PPフィルムは、延
伸により分子配向の規則性が高まり、フィルムの密度が
高くなることにより、水蒸気や酸素等の気体の透過性が
低くなる。このようなフィルムを、野菜や果実等の青果
物の包装に用いると、内包物への酸素の供給が不足し
て、内包物の生鮮度が低下したりする。一方、青果物は
通常5%以上の水分が失われると商品価値を失うと言わ
れており、その瑞々しさを維持するには、適度に水分の
蒸散を抑制することも必要である。逆に過度の加湿や結
露もまた包装された青果物の腐敗の原因となる。更に、
エチレンガスの透過性が小さくなることは、青果物自身
が発生するエチレンガスの蓄積に伴う青果物の追熟・腐
敗を促進するという問題を生ずる。このエチレンガスの
発生に対処するために、活性炭や大谷石などの多孔質構
造体を練込んだフィルムが検討され、或いは一部使用さ
れている。これらは、青果物が発生するエチレンガスを
多孔質構造体に吸収させ、フィルム中に固定することに
よって、青果物の鮮度を維持しようとするものである。
しかし、これら多孔質構造体は吸着能に限界があり、例
えばその構造体の吸着能の飽和近くにまで水分を吸着す
れば、エチレン除去能は大幅に低下してしまうし、ま
た、エチレンを一旦吸着した多孔質構造体は、水分過多
の環境では吸着したエチレンの一部を再放出してしま
う。したがって、これらのフィルムも、高湿度条件で貯
蔵・流通されるのが一般的な青果物用の包装フイルムと
しては、充分満足できる鮮度保持能を有しているとはい
えないものであった。また、包装用フィルムには、瑞々
しさ等の内包物の品質を購売者にアピールする上で、透
明性、透視性が重要であるところ、要求されるものであ
るため、多孔質構造体を含有するフィルムは、この構造
体を含有するために透明性、透視性の低下を免れない。
現在、青果物の包装用に流通している延伸PPフィルム
は、水蒸気の蒸散を適度に調整できぬままフィルムに防
滴剤を混合することによって結露を防止したり、或い
は、水蒸気、酸素、二酸化炭素などを透過させるため
に、包装に至る工程で、フィルムに物理的に穴を開けた
りして用いられているのが実状である。
Pフィルムの欠点を鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、青果物の生理作用に関連する気体の
制御と蒸散の適度の抑制が可能な、青果物の包装に適し
たフィルムを提供することにある。さらに詳細には、水
蒸気、酸素、及びエチレン等の気体の透過性を、青果物
の包装に適した値に制御することができ、透明性、光沢
性、透視性、耐熱性及び剛性に優れ、かつ従来行われて
いた穴開け工程を省略することにより生産性と採算性を
改善することができる、特に青果物の包装に適したフィ
ルムを提供することを課題とする。
解決するために鋭意研究を行った結果、特定のプロピレ
ン系樹脂組成物を用いて製造されたフィルムが、良好な
気体透過性と透視性を有し、青果物包装用のフィルムと
して好適であることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
成物を加工し、少なくとも一軸方向に延伸して得られた
フィルムを、少なくとも1層として含む、厚み[D1]
が10〜100μm の単層または多層のフィルムであ
って、前記プロピレン系樹脂組成物として、プロピレン
重合単位の含有量が99.1〜99.9重量%であるプ
ロピレン−α−オレフィンランダム共重合体(A)を組
成物の重量基準で80〜40重量%、プロピレン重合単
位の含有量が70〜90重量%であるプロピレン−α−
オレフィンランダム共重合体(B)を組成物の重量基準
で20〜60重量%の割合で含み、該組成物の動的粘弾
性の温度依存性が、−80〜80℃の温度範囲でただ1
個の損失正接(tanδ)のピークを有し、かつ貯蔵弾
性率(E’)が1×108dyn/cm2以下となる温度
が150℃以上であるプロピレン系樹脂組成物を用い、
得られたフィルムが、(1)水蒸気の透過度[TH2O]
(JIS Z 0208に準拠)、(2)酸素ガスの透
過度[T02](JIS K7126−Aに準拠)、およ
び(3)エチレンガスの透過度[Tエチレン](JISK
7126−Aに準拠)が、それぞれ下記の範囲にある気
体透過性フィルムである。 (1)[TH2O]=9〜50(単位:g/m2・24h) (2)[T02] =600〜12500(単位:nmol
/m2・s・100kPa) (3)[Tエチレン]= 600〜22500(単位:nmo
l/m2・s・100kPa)
の厚み[D1]が10〜100μmの範囲において、
(1)水蒸気の透過度[TH2O](JIS Z-0208)、(2)酸
素ガスの透過度[T02](JIS K-7126Aに準拠)、及び
(3)エチレンガスの透過度[Tエチ レン](JIS K-7126Aに
準拠)が、それぞれ下記の数値範囲を満たすものであ
る。 (1)[TH2O]= 9〜50(単位:g/m2・24Hr) (2)[T02]= 600〜12500(単位:nmol/m2・s・100kP
a) (3)[Tエチレン]= 600〜22500(単位:nmol/m2・s・100
kPa) 本発明の気体透過性フィルムは、その厚みが、10〜1
00μmであるときに、フィルムの成形性、作業性(包
装性)等が良い。フィルムの厚みが10μmより薄い
と、均一な厚みに製膜することが困難であり、100μ
mより厚いと気体の透過度が小さくなる。フィルムの厚
みが15〜70μmであることが、青果物の鮮度を良好
に保持するうえで好ましい。フィルムの水蒸気の透過度
が、9g/m2・24Hrより小さいと、過剰の湿気により腐敗
が促進されやすく、また、50g/m2・24Hr より大きい
と、青果物、特に野菜等が乾燥して枯れやすくなる。水
蒸気の透過度は、好ましくは10〜45g/m2・24Hr の
範囲である。酸素ガスの透過度は、600nmol/m2・s・
100kPaより小さいと、青果物の呼吸量が低下し、その鮮
度を失いやすく、12500nmol/m2・s・100kPaより大
きいと、付随して水蒸気の透過度が大きくなりすぎる。
酸素ガスの透過度は、600〜12500nmol/m2・s・
100kPa 、好ましくは1000〜9000nmol/m2・s・1
00kPaの範囲である。また、エチレンガスの透過度が、
600nmol/m2・s・100kPaより小さいと、青果物の追熟
・腐敗が促進されやすく、22500nmol/m2・s・100k
Paより大きいと、付随して水蒸気の透過度が大きくなり
すぎる。エチレンガスの透過度は、600〜22500
nmol/m2・s・100kPa 、好ましくは600〜15000n
mol/m2・s・100kPa 、より好ましくは600〜9000
nmol/m2・s・100kPaの範囲である。
は、前記プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体
(A)を80〜40重量%、前記プロピレン−α−オレ
フィンランダム共重合体(B)を20〜60重量%の割
合で含有する。共重合体(A)の含有量が過大な場合に
は、気体透過性が不十分となり、一方、過小な場合に
は、剛性が低下する。本発明のプロピレン系樹脂組成物
は、好ましくは共重合体(B)を20〜50重量%の範
囲で含有する。
プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体(A)
は、共重合体(A)の重量基準で、プロピレン重合単位
を99.1〜99.9重量%の範囲で含有する。プロピ
レン重合単位含有量が少ないと、耐熱性が低下する。一
方、この(A)成分がプロピレン単独重合体であると、
本発明で所望とする透視性が低下する。本発明で用いる
プロピレン系樹脂組成物のプロピレン−α−オレフィン
ランダム共重合体(A)は、共重合体(A)の重量基準
で、プロピレン重合単位を99.1〜99.9重量%の
範囲で含有することによって、多色刷り印刷、押出ラミ
ネート等の二次加工を施す用途にも好適に使用でき、ま
た透視性が優れているために包装する内容物によって高
い透視性が要求される場合であっても、商品価値を損な
うことなく好適に使用することができる。
合体(A)のα−オレフィン成分として、エチレン、1
−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテ
ン、1−デセン、1−ドデセン、4−メチル−1−ペン
テン、3−メチル−1−ペンテン等を挙げることがで
き、これらの1種もしくは2種以上が用いられる。なか
でも製造コストの点からエチレン、1−ブテン、及びそ
の併用が好適である。
プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体(B)
は、プロピレン重合単位を、共重合体(B)の重量基準
で70〜90重量%の範囲で含有する。プロピレン重合
単位の含有量が過大な場合、気体透過性が不十分とな
り、一方、過小な場合には、透明性および透視性が低下
する。共重合体(B)のより好ましいプロピレン重合単
位の含有量は、70〜85重量%である。プロピレン−
α−オレフィンランダム共重合体(B)のα−オレフィ
ン成分として、前記共重合体(A)と同様の化合物を挙
げることができ、ここでもエチレン、1−ブテン、及び
その併用が好適である。
は、その動的粘弾性の温度依存性が、−80〜80℃の
温度範囲において損失正接(tanδ)のカーブが単一
のピークを示し、かつ貯蔵弾性率(E’)が1×108
dyn/cm2以下となる温度が150℃以上であり、
特に該温度が155℃以上であることが好ましい。−8
0〜80℃の温度範囲において損失正接(tanδ)の
カーブが単一のピークを示さない場合は、透明性、透視
性が低下する。また、貯蔵弾性率(E’)が1×108
dyn/cm2以下となる温度が150℃以下の場合
は、耐熱性、剛性が低下する。
のプロピレン−α−オレフィンランダム共重合体(B)
は、135℃のテトラリン中で測定した極限粘度[η]B
が0.5〜2.0dl/gの範囲にあるものが好まし
い。プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体
(B)の極限粘度[η]Bは、フィルムの剛性及び透明性
に影響する。プロピレン−α−オレフィンランダム共重
合体(B)の極限粘度[η]Bが過大な場合には、フィル
ムの透明性が低下し、過小な場合には、フィルムの剛性
が低下する。
時の成形のしやすさの点から、その極限粘度が1.6〜
3.6dl/gの範囲にあることが好ましく、1.8〜
2.5dl/gの範囲にあることがより好ましい。
使用して得られた本発明の気体透過性フィルムは、それ
が単層フィルムである場合でさえ、優れたフィルム強
度、溶断シール強度等を有するものであり、また、組成
物中におけるプロピレン−α−オレフィンランダム共重
合体(B)成分の含有量、更にはフィルム厚み、延伸倍
率を調節することによって特に気体透過性の制御が可能
である、青果物包装用として極めて好適な性能を有する
フィルムである。
与する手段として、極性基を有する化学種等を、そのフ
ィルムを構成する組成物の一成分として含ませる方法等
も過去に提案されているが、それらの異種成分を含ませ
ることは、該ポリオレフィンフィルムを裁断しポリオレ
フィン原料としてリサイクルしようとする際に制約を生
じさせる他、該フィルムを層成分として使用する積層フ
ィルムを構成しようとする際には、該異種成分中の極性
基等の化学種と親和性のある成分で構成されたフィルム
を他の積層成分として選択する必要が生じる等、多層フ
イルムの設計上もその制約を受けることとなる。本発明
のフィルムは、オレフィン重合単位で実質的に構成され
たポリオレフィンフィルムを使用し、しかも単層フィル
ムにおいてさえ、青果物包装用フィルムとして優れた適
性を有するという点において、その工業的意義は極めて
大きいのである。
ピレン系樹脂組成物を、通常のT−ダイ法またはインフ
レーション法で成形してシ−トを得た後、このシートを
一軸或いは二軸方向に延伸することによって製造するこ
とができる。延伸方法としては、テンター方式による逐
次二軸延伸法、チューブラー方式による同時二軸延伸法
等が例示できる。延伸倍率は、3〜60倍であること
が、フィルムの透明性、強度、気体の通過量を保持する
上で好ましい。延伸倍率が3倍より小さいと、フィルム
の厚みが不均一となりやすく、60倍より大きいとフィ
ルムの成形自体が困難となりやすい。好ましい延伸倍率
は、10〜60倍、更に好ましくは、20〜50倍であ
る。
にはストレートカット性を付与するため、ポリプロピレ
ンフィルムは特に延伸されて用いられるのであるが、一
般的にポリプロピレンフィルムは、延伸によって分子配
向の規則性が高まり、フィルムの密度が高くなることに
よって、水蒸気や酸素等の気体がフィルムを透過しにく
くなる性質がある。しかるに、本発明で好適に使用する
プロピレン系樹脂組成物を用いたフィルムは、延伸して
も気体透過性能の低下が少ないという特徴を有してお
り、更に透明性、透視性、耐熱性及び剛性のバランスの
優れた性能を有し、特に、透視性に優れていることか
ら、使用環境の要求に応じて、厚目のフィルムを設計す
る場合に有利となる。
るプロピレン系樹脂組成物を用いて得られたフィルム
と、他のフィルムとを含む、多層フィルムであり、前記
他のフィルムとしては、本発明の諸特性を満足するもの
であればいかなるものでもよい。例えば、PP,LLD
PE、EVAを加工して得られる層を例示できる。該多
層フィルムにおいて、多層フィルムの厚み基準で、本発
明で規定するプロピレン系樹脂組成物を用いて得られた
フィルムの厚みが50%以上であることが、適当な気体
の透過量を保持する上で好ましい。その厚みが、50%
より薄いと、気体の透過量が不足する傾向にある。該多
層フィルムの製造方法としては、特に限定されないが、
多層押出し成形法、ドライラミネート法、押出ラミネー
ト法等が例示できる。
は、上記の諸条件を満足すればいかなる方法で製造して
もよいが、気相法による多段連続重合法を採用すること
により好適に製造することができる。この多段連続重合
法は、オレフィン重合触媒の存在下に、気相中において
プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンとを共重
合させて所定量のかつ所定の組成比を有するプロピレン
−α−オレフィンランダム共重合体(A)を生成させる
第1重合工程、次いでプロピレンとプロピレン以外のα
−オレフィンとをそれらの組成比を変えて共重合させて
残部のプロピレン−α−オレフィンランダム共重合体
(B)を生成させる第2重合工程、を順に連続的に実施
することからなる。このような多段連続重合法で得た組
成物について、プロピレン−α−オレフィンランダム共
重合体(A)とプロピレン−α−オレフィンランダム共
重合体(B)のそれぞれが、プロピレン系樹脂組成物中
に占める含有重量%(WA,WB)は、触媒の構成要素に
着目することにより、例えば、下記式(1)〜(4)に
基づき、算出することができる。 (1)CYA(g−パウダー/g−触媒)=10000×
触媒中のMg含有量(wt%)/第1重合工程で抜き出
したパウダー中のMg含有量(wtppm) (2)CYWHOLE(g−パウダー/g−触媒)=1000
0×触媒中のMg含有量(wt%)/最終工程で抜き出
したパウダー中のMg含有量(wtppm) (3)WB=(CYWHOLE−CYA)/ CYWHOLE (4)WA=1−WB また、プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体
(B)の極限粘度[η]Bは、直接測定したプロピレン−
α−オレフィンランダム共重合体(A)の極限粘度[η]
A、最終製品であるプロピレン系樹脂組成物の極限粘度
[η]WHOLE、およびプロピレン−α−オレフィンランダ
ム共重合体(B)の重量%(WB)から、下記式(5)
により求めることができる。 (5)[η]B={[η]WHOLE−(1−WB/100)
[η]A}/(WB/100) 上記の製造方法において用いるオレフィン重合触媒とし
ては、特に限定されず、チタン系触媒またはメタロセン
系触媒等公知の触媒を用いることができる。なかでもチ
タン系触媒はコストの面で好適である。
は、本発明の効果を阻害しない範囲で、酸化防止剤、ブ
ロッキング防止剤、防曇剤、界面活性剤等の公知の添加
剤を配合することができる。プロピレン系樹脂組成物に
上記の添加剤を添加する方法としては、これらを均一に
混合できる方法であればいずれでも良いが、リボンブレ
ンダー、ヘンシェルミキサー(商品名)等で混合し、そ
の混合物を押出機等で溶融混練する方法が好ましい。従
来、フィルムを青果物の包装材として使用する場合に
は、そのフィルムの気体透過性が不十分であるがゆえ
に、フィルムに気体透過用の穴を穴あけ加工して用いる
必要があった。しかし、このようなフィルムだと、内包
物が発するエチレンガスの発散、および、青果物の呼吸
に必要な酸素ガスの取り入れは十分に行われはするもの
の、同時に青果物からの水蒸気の蒸散が進行する結果、
青果物が乾燥し、瑞々しさが失われてしまうという欠点
がある。更に、細菌が穴より侵入する為、細菌による内
容物の腐敗を招くという重大な欠点がある。これに対し
て、本発明のフィルムは、酸素ガスの取り込み、エチレ
ンガスの発散を十分に維持した上で、水蒸気の蒸散を適
度に抑制しうる結果、青果物の瑞々しさを長く維持でき
るという効果を奏しうるのである。さらに、本発明のフ
ィルムは、包装工程で物理的に穴を開ける従来の工程を
省略できることにより、高い生産性と採算性を提供す
る。
果実、花卉、きのこ類を言う。そして、本発明のフィル
ムを用いて包装するのに適した青果物としては、下記の
ものが例示できる。例えば、アーティチョーク、浅葱、
小豆、アスパラガス、アボカド、アロエ、杏、苺、無花
果、いよかん、ウド、梅、エシャロット、枝豆、エノキ
茸、オクラ、オリーブ、オレンジ、カイワレダイコン、
柿、カブ、カボチャ、カリフラワー、キウイ、菊、キク
ラゲ、キャベツ、キュウリ、金柑、銀杏、栗、グリーン
ピース、胡桃、グレープフルーツ、クレソン、ゴギョ
ウ、コケモモ、ごぼう、小松菜、コリアンサ、サクラン
ボ、ザクロ、さつまいも、里芋、ザボン、サヤインゲ
ン、サヤエンドウ、サラダナ、椎茸、シソ、シメジ、ジ
ャガイモ、シャンツァイ、春菊、生姜、スイカ、スウィ
ーティー、スズシロ、スズナ、スターフルーツ、ズッキ
ーニ、スモモ、セリ、セロリ、ゼンマイ、そら豆、ター
サイ、大根、大豆、タカノツメ、筍、玉葱、タラノメ、
チンゲンサイ、ツクシ、テコポン、冬瓜、トウモロコ
シ、トマト、ドリアン、トリュフ、ナガイモ、長ネギ、
ナス、ナズナ、夏ミカン、菜の花、なめこ、ナガウリ、
日本梨、ニラ、人参、大蒜、パイナップル、白菜、ハコ
ベ、パセリ、ハッサク、バナナ、パパイア、バンペイ
ユ、ピーマン、びわ、フキ、フキノトウ、フクロタケ、
ブドウ、プラム、ブルーベリー、プルーン、ブロッコリ
ー、ほうれん草、ホトケノザ、ポンカン、マイタケ、マ
スカット、マッシュルーム、マツタケ、マンゴー、マン
ゴスチン、ミカン、ミツバ、ミョウガ、メロン、桃、も
やし、モロヘイヤ、ヤマトイモ、ユズ、洋ナシ、ヨモ
ギ、ライチ、ラズベリー、ラディッシュ、リンゴ、レタ
ス、レモン、レンコン、ワケギ、ワサビ等が挙げられ
る。本発明のフィルムは、特に透視性が良いことから、
アスパラガス、苺、枝豆、エノキ茸、オクラ、カイワレ
ダイコン、カリフラワー、菊、キャベツ、キュウリ、ク
レソン、小松菜、サクランボ、サヤインゲン、サヤエン
ドウ、サラダナ、椎茸、シソ、シメジ、春菊、生姜、セ
ロリ、チンゲンサイ、トマト、ナガイモ、長ネギ、ナ
ス、なめこ、ニラ、人参、白菜、バナナ、ピーマン、ブ
ドウ、ブルーベリー、ブロッコリー、ほうれん草、マイ
タケ、マッシュルーム、マツタケ、ミツバ、桃、もや
し、モロヘイヤ、ヤマトイモ、ラズベリー、レタス、ワ
ケギなどの包装材として特に好適に使用され得る。
らに具体的に説明するが、本発明はこれによって限定さ
れるものではない。実施例、比較例中に示す物性の測定
方法および評価の基準は下記の通りである。 (1)透明性:ヘイズ値(単位:%) ASTM D 1003記載の方法に準拠して測定し
た。数値が小さいものほど透明性は良い。 (2)透視性:(単位:枚) 試料フィルム(25μm)を肉眼の直前において肉眼か
ら3m離れた位置にある白紙に描かれた黒色の正方形
(20mm×20mm、線幅:1.0mm)の図を、室
内照度が約800〜1000ルクスの環境下で透視す
る。試料フィルムの重ね合わせ枚数を増やしながら観測
を行って、正方形が明瞭に看取できる最大限の重ね合わ
せ枚数を透視性の尺度とする。枚数が多いほど透視性に
優れていることを示す。 (3)剛性:ヤング率(単位:MPa) ASTM D 882記載の方法に準拠して測定した。
数値が大きなものほど、高い剛性を備えたフィルムであ
ることを示す。 (4)水蒸気の透過度:TH2O(単位:g/m2・24
h) JIS Z−0208に準拠して測定した。温度40
℃、湿度90%RHの測定条件下で、測定。 (5)酸素の透過度:T02(単位:nmol/m2・s
・100kPa) JIS K−7126Aに準拠して測定した。 (6)エチレンガスの透過度:Tエチレン(単位:nmol
/m2・s・100kPa) JIS K−7126Aに準拠して測定した。尚、[D
1]は、実施例に用いたフィルムの厚み(μm)を示
す。 (7)極限粘度(単位:dl/g) 溶媒としてテトラリン(テトラヒドロナフタレン)を用
い、135℃の温度条件下、自動粘度測定装置(AVS
2型、三井東圧(株)製)を使用して測定した。 (8)α−オレフィン重合単位含有量(単位:重量%) 赤外線吸収スペクトル法により測定した。 (9)tanδおよびE’:自動動的粘弾性測定器(レ
オ・バイブロンDDV−III−EP(オリエンテック
(株)製))を用いて、測定周波数110Hz、昇温速
度2℃/分で測定した。
レン系樹脂組成物(PP−1〜PP−8)のポリマー特
性を表1に示した。なお、PP−9については、極限粘
度[η]WHOLEが2.1dl/gのプロピレンホモポリ
マーを用いた。
うにして製造した。 <1>チタン含有固体触媒成分(α)の調製 窒素置換したステンレス製オートクレーブに、無水Mg
Cl2を953g、乾燥EtOH3.52リットルを入
れ、この混合物を撹拌下に105℃に加熱して溶解させ
た。1時間撹拌後、105℃に加熱した加圧窒素(1.
1MPa)により、この溶液を2流体スプレーノズルか
らスプレー塔内に噴霧した。窒素ガスの流量は38リッ
トル/minであった。スプレー塔内は液体窒素を導入
して−15℃に保持した。塔内底部に導入した冷却ヘキ
サン中に集められた粉体(2730g)の組成はMgC
l2・6EtOHであった。得られた粉体を篩い分け
て、粒径45〜212μmの球状の担体2180gを得
た。得られた担体を、30L/minの流量の窒素を用
いて室温で200時間通気乾燥を行い、組成がMgCl
2・1.7EtOHの乾燥担体を得た。ステンレス製反
応器中に、精製1,2−ジクロルエタン4.8リット
ル、乾燥担体400g、四塩化チタン3.2リットルを
入れ、撹拌下に100℃に加熱した後、フタル酸ジ−i
−ブチル0.136リットルを加え、更に100℃で2
時間加熱した後、熱濾過により液層部を除いた。残存す
る固体に再び精製1,2−ジクロルエタン6.4リット
ル、および四塩化チタン3.2リットルを加え、100
℃で1時間加熱した後、熱濾過により液層部を除いた。
得られた固体を、洗浄液中に遊離のチタンが検出されな
くなるまで精製ヘキサンにて洗浄し、乾燥して、平均粒
径115μm、チタン1.6重量%を含有するチタン含
有固体触媒成分(α)を得た。
備重合 傾斜撹拌翼付きステンレス製反応器(内容積20リット
ル)を窒素ガスで置換した後、40℃での動粘度が7.
3センチストークの飽和炭化水素溶剤(エッソ石油
(株)製CRYSTOL−52)1.7リットル、n−
ヘキサン16リットル、トリエチルアルミニウム129
mmol、ジイソプロピルジメトキシシラン19mmo
l、および前項で調製したチタン含有固体触媒成分
(α)140gを室温で加えた後、30℃に加熱し、プ
ロピレン280gを7時間かけて供給して反応させ、予
備重合を行った。分析の結果、チタン含有固体触媒成分
(α)1g当たり1.8gのポリプロピレンが生成して
いた。
0リットル)に上記予備活性化処理したポリオレフィン
重合触媒成分を0.4g/h、有機アルミ化合物として
トリエチルアルミニウムおよび有機ケイ素化合物として
ジイソプロピルジメトキシシランをAl/Mgモル比
6,Al/Siモル比6となるよう連続的に供給した。
エチレン−プロピレンの混合ガスを反応温度60℃、反
応圧力2.1MPa、攪拌速度35rpmの条件を維持
しながら連続供給し、さらに反応器の気相中のエチレン
/プロピレンモル比0.006、水素/プロピレンモル
比0.012に調整し、生成ポリマーすなわちプロピレ
ン−エチレンランダム共重合体(A)を得た。
重合体(A)は、重合体の保有レベルが反応容積の50
容量%となる様に第1重合工程の重合器から連続的に抜
き出し第2重合工程の重合器に供給した。この時、プロ
ピレン−エチレンランダム共重合体(A)の一部を間欠
的に抜き出して、エチレン重合単位の含有量、極限粘度
[η]A及び触媒単位重量当たりの重合体収量を求める
試料とした。触媒単位重量当たりの重合体収量は重合体
中のMg分の誘導結合プラズマ発光分光分析(ICP
法)により測定した。
0リットル)に第1重合工程からのプロピレン−エチレ
ンランダム共重合体(A)およびエチレン−プロピレン
混合ガスを連続的に供給し、エチレンとプロピレンの共
重合を行った。反応条件は攪拌速度25rpm、温度5
5℃、圧力1.9MPaであり、気相のガス組成をエチ
レン/プロピレンモル比0.14および水素/エチレン
モル比0.60に調整した。プロピレン−エチレンラン
ダム共重合体(B)の重合量を調節するための重合活性
抑制剤として一酸化炭素、およびプロピレン−エチレン
ランダム共重合体(B)の分子量を調節するための水素
ガスをそれぞれ供給した。
樹脂組成物は、重合体の保有レベルが反応容積の50容
量%となる様に重合器から連続的に抜き出した。プロピ
レン系樹脂組成物の生産速度は8〜15kg/hrであ
った。抜き出されたプロピレン系樹脂組成物は未反応モ
ノマーを除去し、一部は極限粘度([η]WHOLE)の測
定、および赤外線吸収スペクトル分析によるエチレン重
合単位の含有量の測定、ならびにICP法による重合体
中のMg分の測定によるプロピレン−エチレンランダム
共重合体(B)成分の重合比率(WB)の測定に供し
た。PP−2ないしPP−8については、水素/エチレ
ン比、プロピレン/エチレン比を表1記載のように変更
して製造した。
PP−9のプロピレン系樹脂組成物等のそれぞれ100
重量部に対し、酸化防止剤としてテトラキス−[メチレ
ン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネ−ト]メタンを0.15重量
部、中和剤としてステアリン酸カルシウムを0.10重
量部の配合比で配合し、ヘンシェルミキサ−(商品名)
によって均一に混合し、得られた混合物を押出機で溶融
混練した後にペレット状の組成物とした。
量部に対し、酸化防止剤としてテトラキス−[メチレン
−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネ−ト]メタンを0.15重量
部、中和剤としてステアリン酸カルシウムを0.10重
量部及び分子量調整剤として2,5−ジメチル−2,5
−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンを0.015重
量部の配合比で配合し、ヘンシェルミキサ−(商品名)
によって均一に混合し、得られた混合物を押出機で溶融
混練した後にペレット状の組成物とした。得られた各組
成物を口径65mmの押出機に供給し、250℃で溶融
した後、Tダイより押出し、30℃の冷却ロ−ルで冷却
して、シ−トを得た。次に該シ−トを、パンタグラフ式
二軸延伸試験機を用いて逐次二軸延伸して、表2に示し
たような二軸延伸フィルムを得た。逐次二軸延伸は、P
P−1〜PP−8の組成物から得られたシ−トについて
は、まず156℃で150秒間予熱した後、縦方向に
4.2倍、横方向に8.2倍逐次延伸し、PP−9の組
成物から得られたシ−トについては、160℃で120
秒間予熱した後、縦方向に4.2倍、横方向に8.2倍
逐次延伸した。このようにして得られた各フィルムから
所定の試験片を調製し、所定の試験方法に準拠して透明
性、透視性、剛性、各気体の透過度を測定した。その結
果を表2に示した。なお、表2に示したように、PP−
1〜PP−5は実施例1〜5に対応し、PP−6〜PP
−9はそれぞれ比較例1〜4に対応する。
した15×20cmのサイド溶断シ−ル袋に、いずれも
50gのカイワレを包装して、温度が23℃、湿度が5
0%で保存したときの、保存状態の観察例を表3に示し
た。また、各フィルムを用いて調製した20×30cm
のサイド溶断シ−ル袋袋に、いずれも50gのカットキ
ャベツを包装して、温度10℃、湿度50%で保存した
ときの保存状態の観察例を表4にした。さらに、各フィ
ルムを用いて調製した15×20cmのサイド溶断シ−
ル袋に、いずれも50gのブロッコリーを包装して、温
度が10℃、湿度が50%で保存したときの、保存状態
の観察例を表5に示した。これに加えて、表3、表4、
表5には、比較例5として、比較例4のフィルムに、3
個/(15×15cm)の密度で、直径3mmの穴を穴
開け加工したフィルムを用いた例を併記した。
が良好である本発明のフィルム(実施例1〜5)を用い
た包装袋は、穴あけ加工を施した包装袋(比較例5)に
比べて、青果物の瑞々しさが良好に維持され、また、穴
あけ加工をしていない従来のポリプロピレン包装袋(比
較例4)に比べ、鮮度の保持期間が延びたことが分か
る。
ン系樹脂組成物の動的粘弾性の温度依存性が、−80〜
80℃の温度範囲で損失正接(tanδ)のカーブはた
だ1個のピークを示し、貯蔵弾性率(E’)が1×10
8dyn/cm2以下となる温度が150℃以上となるよ
うに、プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体
(A)のα−オレフィンの種類及び含有量%、また、プ
ロピレン−α−オレフィンランダム共重合体(B)のα
−オレフィン種類及び含有量%を調整し、更に延伸倍率
を調製することで、酸素ガスの取り込み、エチレンガス
の発散を十分に維持した上で、水蒸気の蒸散を適度に抑
制しうる結果、青果物の瑞々しさを長く維持できるとい
う効果を奏し、更に、透明性、光沢性、透視性、耐熱性
及び剛性を制御することが可能な、好適な気体透過性を
有する延伸フィルムまたはこれが積層された多層フィル
ムである。さらに、本発明の気体透過性フィルムは、包
装工程で物理的に穴を開ける工程を省略できる結果、そ
の生産性と採算性にも優れたフィルムである。このよう
な点から、本発明の気体透過性フィルムは青果物等の包
装材料として好適に使用できる。
Claims (5)
- 【請求項1】 プロピレン系樹脂組成物を加工し、少な
くとも一軸方向に延伸して得られたフィルムを、少なく
とも1層として含む、厚み[D1]が10〜100μm
の単層または多層のフィルムであって、前記プロピレン
系樹脂組成物として、プロピレン単位の含有量が99.
1〜99.9重量%であるプロピレン−α−オレフィン
ランダム共重合体(A)を組成物の重量基準で80〜4
0重量%、プロピレン単位の含有量が70〜90重量%
であるプロピレン−α−オレフィンランダム共重合体
(B)を組成物の重量基準で20〜60重量%の割合で
含み、該組成物の動的粘弾性の温度依存性が、−80〜
80℃の温度範囲でただ1個の損失正接(tanδ)の
ピークを有し、かつ貯蔵弾性率(E’)が1×108d
yn/cm2以下となる温度が150℃以上であるプロ
ピレン系樹脂組成物を用い、得られたフィルムが、
(1)水蒸気の透過度[TH2O](JIS Z 0208
に準拠)、(2)酸素ガスの透過度[T02](JIS
K 7126−Aに準拠)、および(3)エチレンガス
の透過度[Tエチレン](JIS K 7126−Aに準
拠)が、それぞれ下記の範囲にある気体透過性フィル
ム。 (1)[TH2O]=9〜50(単位:g/m2・24h) (2)[T02] =600〜12500(単位:nmol
/m2・s・100kPa) (3)[Tエチレン]= 600〜22500(単位:nmo
l/m2・s・100kPa) - 【請求項2】貯蔵弾性率(E’)が1×108dyn/
cm2以下となる温度が155℃以上である請求項1記
載の気体透過性フィルム。 - 【請求項3】プロピレン−α−オレフィンランダム共重
合体(B)の極限粘度[η]Bが0.5〜2.0dl/g
の範囲である請求項1記載の気体透過性フィルム。 - 【請求項4】 プロピレン系樹脂組成物を加工し、少な
くとも一軸方向に3〜60倍の延伸倍率で延伸された延
伸フィルムを少なくとも1層として含むフィルムであ
る、請求項1記載の気体透過性フィルム。 - 【請求項5】 気体透過性フィルムが、青果物包装用フ
ィルムである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の気
体透過性フィルム。
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