JP2001106498A - 車輌整備用リフト - Google Patents

車輌整備用リフト

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JP2001106498A
JP2001106498A JP28934099A JP28934099A JP2001106498A JP 2001106498 A JP2001106498 A JP 2001106498A JP 28934099 A JP28934099 A JP 28934099A JP 28934099 A JP28934099 A JP 28934099A JP 2001106498 A JP2001106498 A JP 2001106498A
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JP
Japan
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chain
carriage
rack
column
vehicle
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Pending
Application number
JP28934099A
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English (en)
Inventor
Kenji Nakamura
健二 中村
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Sugiyasu Industries Co Ltd
Original Assignee
Sugiyasu Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輌整備用リフトに、油圧の低下やチェーン
切れがあっても、車輌支持部材を落下させない確実な対
策を施す。 【解決手段】 キャリッジ2aに支柱1aと並行するラ
ック7を設け、支柱1aには、前記ラック7に対して係
止可能な係止爪8,8を、上下二ヶ所に互いに連動可能
に設ける。又チェーン5と並行に配設した支持ポール1
4と、係止体15と圧接板16とを一体に備え、圧接板
16がチェーン5に対して押し付けられる方向へ回動力
が付勢された回動部材18とから成り、圧接板16がチ
ェーン5に圧接されることにより係止体15は支持ポー
ル14に対して係止解除状態を維持し、圧接板16がチ
ェーン5に圧接されない状態にて係止体15を支持ポー
ル14に対して係止させる落下防止専用機構を、各キャ
リッジ2a,2bにそれぞれ設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立設された支柱に
沿って昇降自在な車輌支持体を備えた車輌整備用リフト
に関する。
【0002】
【従来の技術】車輌支持体は、キャリッジを介して支柱
に組み付けられているので、車輌整備用リフトには、リ
フトアップさせた状態のとき油圧の低下があっても、キ
ャリッジ、即ち車輌支持体が自然下降することを防止す
る機構と、チェーン破断時に車輌支持体が落下するのを
防止する落下防止専用機構が必須である。これらの機構
としては、従来、支柱に沿って設けられたラックに対
し、キャリッジに設けられた係止爪を係止させるものが
広く普及している。又、油圧の低下による自然降下の防
止対策として、シリンダのピストンロッドに、そのピス
トンロッドと一体に昇降するラックに対し、支柱に設け
た係止爪を係止させることによって、ピストンロッドの
動きを阻止する機構も実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の機構は、支
柱に沿って下から上まで連続してラックを設けなくては
ならないが、ラックは特殊な機械を駆使して形成するの
で、加工作業が煩雑となり、コストが高いものになって
しまっている。又、ラックは、キャリッジで隠れた部分
以外はむき出しになってしまうので無骨な感じを受け
る。一方油圧の低下による自然降下を防止する上記機構
は、ラックが短く目立ちにくいものの、キャリッジを直
接係止するものではないから、万が一チェーンが切断し
た場合には働かない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、立設された支
柱に沿い、キャリッジを介して昇降自在な車輌支持体を
備えた車輌整備用リフトに、見栄えが良く、安価で而も
信頼性に富んだ車輌支持具の降下防止手段を提供するこ
とにあり、その構成は、キャリッジに支柱と並行するラ
ックを設ける一方、支柱には、前記ラックに対して係止
可能な係止爪を少なくとも二以上設けて成る車輌支持具
の自然下降に起因する降下の防止策としての機構を備え
たこと、及びチェーン切れに起因する下降を防止する落
下防止専用機構を各キャリッジ毎に設けたことにある。
そして前者の構成においては、係止爪を互いに連動させ
ることができ、後者の構成における落下防止専用機構
は、支持ポールをチェーンと並行に配設し、キャリッジ
に、係止体と圧接体とを一体に備え、圧接体がチェーン
に対して押し付けられる方向へ回動力が付勢された回動
部材を設け、回動部材を、圧接体がチェーンに圧接され
ることにより係止体は支持ポールと係止解除状態を維持
し、圧接体がチェーンに圧接されない状態にて係止体は
支持ポールに対して係止されるものとすることができ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る車輌整備用リフトを
図面に基づいて説明する。図1は車輌整備用の二柱式リ
フトであって、フロアに立設された左右一対の支柱1
(以下片側の支柱を1a,他側の支柱を1bとして区別
する)には、それぞれキャリッジ2(以下片側のキャリ
ッジを2a,他側のキャリッジを2bとして区別する)
が昇降自在に組み付けられている。片側の支柱1a内に
は、油圧シリンダ3がピストンロッド3aの突出口を上
方に向けた垂設姿勢にて組み込まれており、ピストンロ
ッド3aの先端には転向プーリ4が取り付けられてい
る。そして前記転向プーリ4には、一端を一方の支柱1
a背部に固着したチェーン5が折り返し掛けされた後引
き下げられ、そのチェーン5は、片側の支柱1aの下端
部にて、プーリ4aを介してもう一方の支柱1b側へ向
けて水平に送り出され、他方の支柱1bの下端部にてプ
ーリ4bを介してその他側の支柱1bの上端部まで引き
上げられ、その上端部に設けられたプーリ4cに折り返
し掛けして引き下げ、その他端部がキャリッジ2bに固
着されると共に、前記一方の支柱1a側において、引き
下げ途中の部分に、キャリッジ2aが固着されている。
よって左右両キャリッジ2a,2bは、チェーン5を介
して1つの油圧シリンダ3により常に同期して昇降され
る。。
【0006】各キャリッジ2a,2bには、車輌支持体
として、先端に受け台6aを備えた車輌支持アーム6が
水平回動自在に枢着されており、その車輌支持アーム6
は伸縮自在、且つ一定の角度毎にて動きを止めるように
なっている。又キャリッジ2aには、図2に示すように
支柱1aと並行にラック7が形成されており、支柱1a
には、前記ラック7に対して係止作動する係止爪8,8
が互いに間隔を保って設けられており、それらラック7
と係止爪8,8とにより降下防止機構が構成されてい
る。
【0007】前記係止爪8,8は、図2及び図3に示す
ように、いずれもブラケット9,9を介して回動自在に
取り付けられており、ブラケット8,8相互間にはプッ
シュロッド10が配置されている。そしてそのプッシュ
ロッド10は、下側のブラケット9に組み付けられてい
るレバー11の回動操作により押し上げられるようにな
っており、プッシュロッド10には、係止爪8の回動側
に当たる部分に貫通窓12が設けられている。一方各係
止爪8,8の回動軸8a,8aには、係止爪8がラック
7に係止された状態にて、前記貫通窓12から頭出しさ
れるピン13が突設されており(図3のa)、レバー操
作によってプッシュロッド10を押し上げれば、貫通窓
12が上方に移動するのでその移動につれてピン先が上
がり、ピン13は貫通窓12内から外れ、上下の係止爪
8,8は互いに連動して係止解除位置となる(図3の
b)。
【0008】又両支柱1a,1bには、図4に示すよう
に、前記チェーン5と並行に支持ポール14が配設さ
れ、各キャリッジ2a,2bには、穴あき係止体15
と、圧接体としての圧接板16とを一体に備え、スプリ
ング17によって圧接板16がチェーン5に対して押し
付けられる方向へ回動力が付勢された回動部材18が設
けられおり、回動部材18を、圧接板16がチェーンに
圧接されることにより係止体15は穴内に挿通された支
持ポール14に対して係止解除状態を維持し(図4の
a)、圧接板16がチェーンに圧接されない状態、例え
ばチェーンが破断した場合には、係止体15を支持ポー
ル14に対して係止させる(図4のb)ものとした落下
防止専用機構が設けられている。
【0009】このように形成された車輌整備用リフト
は、油圧シリンダ3の作動によりピストンロッド3a先
端の転向プーリ4が押し上げられると、チェーン5がた
ぐられ、キャリッジ2a、2bは転向プーリ4の押し上
げ速度の二倍の速さで上昇する。係止爪8,8は、各々
スプリング10a,10aによって係止側に付勢されて
おり、支柱1aに設けられている下側の係止爪8がラッ
クに接触する高さに到達すると、キャリッジ2a,は、
ラック7の山の部分で係止爪8を押し戻しながら上昇す
る。そして下側の係止爪8がラック7から離れると上側
の係止爪8がラック7に接触するといったように、一定
の高さ以上にリフトアップされた状態で、ラック7はい
ずれかの係止爪8と係止可能となる。
【0010】車輌支持アーム6(キャリッジ2)が所望
高さに達したら油圧シリンダの動作を停止することによ
り、車輌支持アーム6はその高さで静止する。このとき
ラック7に係止爪8が確実に係止していれば、その位置
にて確実に降下は阻止されるが、たとえ係止が不完全で
あっても、油圧が下がれば確実に係止し、降下は阻止さ
れる。従ってチェーン切れはもとより、油圧低下による
自然下降に対しても有効である。
【0011】キャリッジ2をリフトダウンさせるには、
レバー11を操作してプッシュロッド10を押し上げて
係止爪8をラック7から外すことによって降下防止機構
を一旦解除し、油圧シリンダ3のピストンロッド3aを
下げる。喰い込んでいて係止解除が難しいときには、若
干リフトアップさせてレバーを操作すればよい。
【0012】降下防止機構を解除してリフトダウンさせ
ている最中、チェーン5が片側の支柱1aの背部に固着
された一端部と片側のキャリッジ2aが固着されている
部分との間で切断した場合は、片側のキャリッジ2aに
設けられている落下防止専用機構が働いて片側のキャリ
ッジ2aの落下が阻止され、他側のキャリッジ2bはチ
ェーン5の切断していない部分により片側のキャリッジ
2aに連結されているので落下しない。又、各ャリッジ
2a,2bに両端が固着されているチェーン5の中間部
が切断した場合は、片側のキャリッジ2aはチェーン5
の切断してない部分で支えられ、他方のキャリッジ2b
はその他方のキャリッジ2bに設けられている落下防止
専用機構によって落下が阻止されるといったように、チ
ェーン5がどの部分で切れても両キャリッジ2a,2b
の落下が防止される。
【0013】実施例は二柱式について説明したが、4柱
式に適用しても差し支えない。又、車輌支持体として
は、支持アームばかりでなくドライブオンプレートを採
用することもできるし、降下防止機構においては、リフ
トアップ時に少なくとも1つの係止爪がラックに係止す
る構造であれば、キャリッジに設けるラックと支柱側に
設ける係止爪との位置、係止爪の数、連動機構の構造、
落下防止専用機構の構成などは実施例に限定されるもの
ではない。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、短いラックを形成する
だけで済むから、安価で加工の作業性向上が図れ、その
ラックはキャリッジの中に隠れてしまうので美観も損な
われない。又、各キャリッジ毎に落下防止専用機構を設
けたので、チェーンがどこで切断した場合でも確実に落
下が阻止され、あらゆる事態に対応するので、対策は確
実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車輌整備用リフトの説明図であ
る。
【図2】支柱とキャリッジとの関連を示す説明図であ
る。
【図3】降下防止機構の説明図である。
【図4】落下防止専用機構の説明図である。
【符号の説明】
1(1a,1b)・・支柱、2(2a,2b)・・キャ
リッジ、3・・油圧シリンダ、3a・・ピストンロッ
ド、4・・転向プーリ、4a,4b,4c・・プーリ、
5・・チェーン、6・・車輌支持アーム、6a・・受け
台、7・・ラック、8・・係止爪、8a・・回動軸、9
・・ブラケット、10・・プッシュロッド、10a・・
スプリング、11・・レバー、12・・貫通窓、13・
・ピン、14・・支持ポール、15・・係止体、16・
・圧接板、17・・スプリング、18・・回動部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立設された支柱に沿い、キャリッジを介
    して昇降自在な車輌支持体を備えた車輌整備用リフトに
    あって、キャリッジに支柱と並行するラックを設ける一
    方、支柱には、前記ラックに対して係止可能な係止爪を
    少なくとも二以上設けて成る車輌支持具の降下防止機構
    を備えた車輌整備用リフト。
  2. 【請求項2】 係止爪が互いに連動する請求項1に記載
    した車輌整備用リフト。
  3. 【請求項3】 立設された支柱に沿い、キャリッジを介
    して昇降自在な車輌支持体を備えた車輌整備用リフトに
    あって、各車輌支持体に対してチェーン切れに起因する
    下降を防止する落下防止専用機構を各キャリッジ毎に設
    けて成る車輌整備用リフト。
  4. 【請求項4】 落下防止専用機構が、支持ポールをチェ
    ーンと並行に配設し、キャリッジに、係止体と圧接体と
    を一体に備え、圧接体がチェーンに対して押し付けられ
    る方向へ回動力が付勢された回動部材を設け、回動部材
    を、圧接体がチェーンに圧接されることにより係止体が
    支持ポールと係止解除状態を維持し、圧接体がチェーン
    に圧接されない状態にて係止体を支持ポールに対して係
    止させるものとした請求項3に記載の車輌整備用リフ
    ト。
JP28934099A 1999-10-12 1999-10-12 車輌整備用リフト Pending JP2001106498A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008199953A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Higashimoto Kikai:Kk 食品加工機械の原料投入装置
WO2016019538A1 (zh) * 2014-08-07 2016-02-11 深圳市凯卓立液压设备有限公司 一种车载流动式汽车维修举升机

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Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

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Effective date: 20040617