JP2001105653A - 画像形成装置 - Google Patents
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- frequency generator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高精度な色ずれ補正を安定した動作で行うこ
とができると共に、小型化が可能な画像形成装置の提供
を目的とする。 【解決手段】 基準のK色の光走査装置の制御系を1つ
のPLL周波数発生器34と位相同期回路36を備えた
画像クロック発生器38Kとし、C、M、Y各色の光走
査装置の制御系をそれぞれ2つのPLL周波数発生器3
4A、34Bと2つの位相同期回路36A、36Bとク
ロック選択回路40を備えた画像クロック発生器38C
とする。2つのPLL周波数発生器34A、34Bはそ
れぞれの分周比を設定し、周期が同一且つ位相が異なる
クロックを発生する。また、位相同期回路36Aで走査
同期信号に同期した第1のクロックを発生し、位相同期
回路36Bにより第1のクロックの所定計数終了に同期
した第2のクロックを発生し、クロック選択回路40
で、PLL周波数発生器34A、36Bの何れかのクロ
ックを画像クロックとして選択する。
とができると共に、小型化が可能な画像形成装置の提供
を目的とする。 【解決手段】 基準のK色の光走査装置の制御系を1つ
のPLL周波数発生器34と位相同期回路36を備えた
画像クロック発生器38Kとし、C、M、Y各色の光走
査装置の制御系をそれぞれ2つのPLL周波数発生器3
4A、34Bと2つの位相同期回路36A、36Bとク
ロック選択回路40を備えた画像クロック発生器38C
とする。2つのPLL周波数発生器34A、34Bはそ
れぞれの分周比を設定し、周期が同一且つ位相が異なる
クロックを発生する。また、位相同期回路36Aで走査
同期信号に同期した第1のクロックを発生し、位相同期
回路36Bにより第1のクロックの所定計数終了に同期
した第2のクロックを発生し、クロック選択回路40
で、PLL周波数発生器34A、36Bの何れかのクロ
ックを画像クロックとして選択する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にか
かり、特に、複数の画像形成部により画像を1つの転写
媒体に順次重ねて転写することにより多色画像を得る画
像形成装置において、画像形成部で形成された各色の主
走査方向の倍率の差による各色の画像のずれを補正する
画像形成装置に関する。
かり、特に、複数の画像形成部により画像を1つの転写
媒体に順次重ねて転写することにより多色画像を得る画
像形成装置において、画像形成部で形成された各色の主
走査方向の倍率の差による各色の画像のずれを補正する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の画像形成部で形成された画像を―
つの転写媒体に順次重ねて転写することにより多色画像
を得る画像形成装置において、各色の画像クロックの周
波数を可変にすることにより色合わせを行なう事は特開
昭62−243467号公報で提案されている。ここで
は各色の可変周波数画像クロックを発生するPLL周波
数発生器は同一の回路を各色の画像発生回路に備えるも
のである。従ってPLL周波数発生器の基準周波数はぞ
れ個別の水晶発振器から供給される。
つの転写媒体に順次重ねて転写することにより多色画像
を得る画像形成装置において、各色の画像クロックの周
波数を可変にすることにより色合わせを行なう事は特開
昭62−243467号公報で提案されている。ここで
は各色の可変周波数画像クロックを発生するPLL周波
数発生器は同一の回路を各色の画像発生回路に備えるも
のである。従ってPLL周波数発生器の基準周波数はぞ
れ個別の水晶発振器から供給される。
【0003】さらに水晶発振器の出力は分周器で分周さ
れた後に位相比較器に入力される。この分周器の分周比
は画像クロック周波数の調整のために設定可変とされる
ため各色の画像クロック発生器の位相比較器に入力され
る基準信号の周波数は相互に異なるものとなると共に、
位相関係は不定となる。
れた後に位相比較器に入力される。この分周器の分周比
は画像クロック周波数の調整のために設定可変とされる
ため各色の画像クロック発生器の位相比較器に入力され
る基準信号の周波数は相互に異なるものとなると共に、
位相関係は不定となる。
【0004】従来このような構成を持つ多色画像形成装
置は大型のものが多く、上記の様な複数の画像形成部を
持つ多色画像形成装置においては画像クロック発生器を
実装する回路基板は各色毎に個別に構成されていた。
置は大型のものが多く、上記の様な複数の画像形成部を
持つ多色画像形成装置においては画像クロック発生器を
実装する回路基板は各色毎に個別に構成されていた。
【0005】近年複数の画像形成部を持つ多色画像形成
装置にも小型化の要請が高くなり、各色の画像クロック
発生器を一枚の回路基板に実装する必要が出てきた。し
かし動作周波数の近接した複数のPLL周波数発生器を
隣接して配置すると相互の影響により発振周波数が不安
定になるという問題がある。中でも位相比較器の動作
(出力レベルの反転)に伴うノイズは電源を通して互い
に悪影響を及ぼす。特に各色の位相比較器の動作(出カ
レベルの反転)が同時に起こると互いの位相比較器の出
力信号に誤成分が含まれ、PLL周波数発生器の出力ク
ロックの周波数と位相にノイズが含まれることになる。
これは画像クロックのノイズとなり、画像上のドット位
置ずれとなる。また、縦線の揺らぎさらには網点画像の
色むらといった画質欠陥となる。
装置にも小型化の要請が高くなり、各色の画像クロック
発生器を一枚の回路基板に実装する必要が出てきた。し
かし動作周波数の近接した複数のPLL周波数発生器を
隣接して配置すると相互の影響により発振周波数が不安
定になるという問題がある。中でも位相比較器の動作
(出力レベルの反転)に伴うノイズは電源を通して互い
に悪影響を及ぼす。特に各色の位相比較器の動作(出カ
レベルの反転)が同時に起こると互いの位相比較器の出
力信号に誤成分が含まれ、PLL周波数発生器の出力ク
ロックの周波数と位相にノイズが含まれることになる。
これは画像クロックのノイズとなり、画像上のドット位
置ずれとなる。また、縦線の揺らぎさらには網点画像の
色むらといった画質欠陥となる。
【0006】従来の装置のように各色の画像クロック発
生器が異なる基準クロックにより動作する場合、それぞ
れの基準クロックの間でビートが発生し、さらには周波
数設定値の組み合わせによりビート周波数が変わるため
誤動作の発生自体が不安定で予測困難なものであった。
生器が異なる基準クロックにより動作する場合、それぞ
れの基準クロックの間でビートが発生し、さらには周波
数設定値の組み合わせによりビート周波数が変わるため
誤動作の発生自体が不安定で予測困難なものであった。
【0007】特開昭62−243467号公報の記載の
技術のように、画像の主走査方向の均一な倍率のずれは
画像クロックの周波数を可変とすることにより補正可能
であるが、画像の主走査方向の倍率のずれには高次の成
分が含まれる。なお、図12(A)は、均一な倍率のず
れを示す。ずれの発生の要因は光路長誤差が考えられ
る。図12(A−1)は走査速度、図12(A−2)は
走査位置ずれ、図12(A−3)は画像上の様子を示
す。それぞれにおいて横軸は主走査方向の走査位置、縦
軸は主走査方向の走査位置ずれ量を示す。
技術のように、画像の主走査方向の均一な倍率のずれは
画像クロックの周波数を可変とすることにより補正可能
であるが、画像の主走査方向の倍率のずれには高次の成
分が含まれる。なお、図12(A)は、均一な倍率のず
れを示す。ずれの発生の要因は光路長誤差が考えられ
る。図12(A−1)は走査速度、図12(A−2)は
走査位置ずれ、図12(A−3)は画像上の様子を示
す。それぞれにおいて横軸は主走査方向の走査位置、縦
軸は主走査方向の走査位置ずれ量を示す。
【0008】走査速度は均一であるが、誤差があると位
置ずれ量は累積し1次関数で表される。次に図12
(B)に示すように、光路と感光体面が直交しない場
合、走査速度は1走査内で徐々に変化する。角度誤差が
微小であることから走査速度は1次関数的に変化すると
考えてもよい(図12(B−1))。この速度変化によ
る操作位置ずれは2次関数で近似できる(図12(B−
2))。図12(B−3)は画像上での様子を示す。
置ずれ量は累積し1次関数で表される。次に図12
(B)に示すように、光路と感光体面が直交しない場
合、走査速度は1走査内で徐々に変化する。角度誤差が
微小であることから走査速度は1次関数的に変化すると
考えてもよい(図12(B−1))。この速度変化によ
る操作位置ずれは2次関数で近似できる(図12(B−
2))。図12(B−3)は画像上での様子を示す。
【0009】更に、fθレンズに残留誤差がある場合を
図12(C)に示す。fθレンズはポリゴンミラーによ
る等角速度のビームの動きを等線速度に変換するもので
あるが、完全な等線速度による走査を行うことはできず
誤差が残る。通常のレンズ設計では像高の高い走査端に
行くに従い走査速度が高くなる。この速度変化は図12
(C−1)に示すように2次関数で近似して考えられ
る。従って、この速度変化による走査位置ずれは3次関
数で近似して考えることができる(図12(C−
2))。図12(C−3)は画像上での様子を示す。
図12(C)に示す。fθレンズはポリゴンミラーによ
る等角速度のビームの動きを等線速度に変換するもので
あるが、完全な等線速度による走査を行うことはできず
誤差が残る。通常のレンズ設計では像高の高い走査端に
行くに従い走査速度が高くなる。この速度変化は図12
(C−1)に示すように2次関数で近似して考えられ
る。従って、この速度変化による走査位置ずれは3次関
数で近似して考えることができる(図12(C−
2))。図12(C−3)は画像上での様子を示す。
【0010】また、画像クロックの周波数を下げて画像
両端でのビーム位置を合わせた場合が図12(D−
1)、(D−2)、(D−3)である。これらの高次の
主走査位置ずれに対しても1走査内で走査速度の変化に
対応させて画像クロックの周波数を変化させれば走査位
置ずれ(倍率ずれ)を補正することが可能である。
両端でのビーム位置を合わせた場合が図12(D−
1)、(D−2)、(D−3)である。これらの高次の
主走査位置ずれに対しても1走査内で走査速度の変化に
対応させて画像クロックの周波数を変化させれば走査位
置ずれ(倍率ずれ)を補正することが可能である。
【0011】従来、主としてfθレンズの機能代替とし
て1走査内で走査画像クロックの周波数を変化させるこ
とが提案されている。特開昭62−281664号公報
に記載の技術では、関数発生器によりVCO(電圧制御
発振器)の発振周波数を変化させるものが提案されてい
るが、発振周波数にフィードバック制御がかからないた
め安定した動作を望むことができない。
て1走査内で走査画像クロックの周波数を変化させるこ
とが提案されている。特開昭62−281664号公報
に記載の技術では、関数発生器によりVCO(電圧制御
発振器)の発振周波数を変化させるものが提案されてい
るが、発振周波数にフィードバック制御がかからないた
め安定した動作を望むことができない。
【0012】また、特開昭63−136875号公報に
記載の技術では、走査エリアを分割し、それぞれの分割
エリア毎にPLL周波数発生器の基準周波数を切り替え
て画像クロックの周波数を変化させているが、1走査内
でPLL周波数発生器の出力周波数を変化させるため、
PLL周波数発生器のフィードバックゲインを高くする
必要があり、分割エリア毎に画像クロックの位相連続性
が不完全となると共に、画像上にも不連続な継ぎ目が発
生する恐れがある。
記載の技術では、走査エリアを分割し、それぞれの分割
エリア毎にPLL周波数発生器の基準周波数を切り替え
て画像クロックの周波数を変化させているが、1走査内
でPLL周波数発生器の出力周波数を変化させるため、
PLL周波数発生器のフィードバックゲインを高くする
必要があり、分割エリア毎に画像クロックの位相連続性
が不完全となると共に、画像上にも不連続な継ぎ目が発
生する恐れがある。
【0013】また、特開昭63−30065号公報に記
載の技術では、1走査毎にPLLで位相を合わせると共
に、関数発生器による補正信号を重畳するものである
が、位相比較周期を走査周期より高くすることができな
いため、画像クロック間のビート・電源リップル等低周
期のノイズの影響を排除することが困難である。更に、
これらの補正手段においては詳細な補正データを必要と
し、fθレンズの機能代替のように狙いの周波数変化が
設計上で決定されるものでは、予め補正データを用意す
ればよいが、カラーレジストレーション合わせのよう
に、部品や組み立てのばらつき、更には経時的な変化を
補正使用とする場合には、誤差発生の状態に応じて補正
データを算出しなければならないため、個々の条件に対
応することが困難である。
載の技術では、1走査毎にPLLで位相を合わせると共
に、関数発生器による補正信号を重畳するものである
が、位相比較周期を走査周期より高くすることができな
いため、画像クロック間のビート・電源リップル等低周
期のノイズの影響を排除することが困難である。更に、
これらの補正手段においては詳細な補正データを必要と
し、fθレンズの機能代替のように狙いの周波数変化が
設計上で決定されるものでは、予め補正データを用意す
ればよいが、カラーレジストレーション合わせのよう
に、部品や組み立てのばらつき、更には経時的な変化を
補正使用とする場合には、誤差発生の状態に応じて補正
データを算出しなければならないため、個々の条件に対
応することが困難である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の画
像形成装置では、各色の画像クロックの周波数を可変に
することにより色あわせを行うに際して安定した画像ク
ロックを発生させるために、各色の画像クロック発生回
路を分離すると共に、安定した電源を供給する必要があ
り大型で高価な装置となっていた。
像形成装置では、各色の画像クロックの周波数を可変に
することにより色あわせを行うに際して安定した画像ク
ロックを発生させるために、各色の画像クロック発生回
路を分離すると共に、安定した電源を供給する必要があ
り大型で高価な装置となっていた。
【0015】また、1走査内の走査速度変化に起因する
画像位置ずれを補正するためには安定した画像クロック
の発生が更に困難になるばかりではなく大量のデータを
保持する必要があった。
画像位置ずれを補正するためには安定した画像クロック
の発生が更に困難になるばかりではなく大量のデータを
保持する必要があった。
【0016】本発明は、上記問題を解決すべく成された
もので、高精度な色ずれ補正を安定した動作で行うこと
ができると共に、小型化が可能な画像形成装置の提供を
目的とする。
もので、高精度な色ずれ補正を安定した動作で行うこと
ができると共に、小型化が可能な画像形成装置の提供を
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、入力される画像クロックに
基づいて変調された複数のレーザ光によって、複数色の
画像を形成する画像形成装置であって、所定のクロック
に基づいて、周波数の異なるクロックを発生する複数の
PLL周波数発生器によって画像書き込み用クロックを
発生する画像クロック発生器を各色毎に備え、各色毎
に、前記PLL周波数発生器の位相比較の周期が同一且
つ位相が異なるように画像クロックを発生させることを
特徴としている。
に請求項1に記載の発明は、入力される画像クロックに
基づいて変調された複数のレーザ光によって、複数色の
画像を形成する画像形成装置であって、所定のクロック
に基づいて、周波数の異なるクロックを発生する複数の
PLL周波数発生器によって画像書き込み用クロックを
発生する画像クロック発生器を各色毎に備え、各色毎
に、前記PLL周波数発生器の位相比較の周期が同一且
つ位相が異なるように画像クロックを発生させることを
特徴としている。
【0018】請求項1に記載の発明は、各色毎の画像ク
ロックを周期が同一且つ位相が異なるようにすることに
よって、画像書き込み用クロックを発生させるための複
数のPLL周波数発生器を近接(例えば同一基板上)に
配置しても安定した動作を得ることができ、装置を小型
化することができる。
ロックを周期が同一且つ位相が異なるようにすることに
よって、画像書き込み用クロックを発生させるための複
数のPLL周波数発生器を近接(例えば同一基板上)に
配置しても安定した動作を得ることができ、装置を小型
化することができる。
【0019】また、複数のPLL周波数発生器により発
生される周波数の信号に基づいて画像クロックを発生す
ることにより、画像書き込み用クロック(画像クロッ
ク)の周波数を切り替えて使用することにより、主走査
倍率の不均一を補正することが可能となり、高精度な色
ずれ補正を行うことができる。
生される周波数の信号に基づいて画像クロックを発生す
ることにより、画像書き込み用クロック(画像クロッ
ク)の周波数を切り替えて使用することにより、主走査
倍率の不均一を補正することが可能となり、高精度な色
ずれ補正を行うことができる。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記各色の画像クロック発生器のう
ち、基準となる画像クロック発生器により発生される画
像クロックの周期が、他の画像クロック発生器により発
生される画像クロックの整数分の1であり、且つ、全画
像クロック発生器により発生される画像クロックの位相
がそれぞれ異なることを特徴としている。
の発明において、前記各色の画像クロック発生器のう
ち、基準となる画像クロック発生器により発生される画
像クロックの周期が、他の画像クロック発生器により発
生される画像クロックの整数分の1であり、且つ、全画
像クロック発生器により発生される画像クロックの位相
がそれぞれ異なることを特徴としている。
【0021】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、基準となる画像クロック発生器
により発生される画像クロックの周期を他の画像クロッ
ク発生器により発生される画像クロックの整数分の1と
することによって、周波数を安定させることができる。
また、全画像クロック発生器により発生される画像クロ
ックの位相をそれぞれ異なる位相とすることによって、
各色の画像クロック発生器を近接(例えば同一基板上)
に配置しても安定した動作を得ることができ、装置を小
型化することができる。
に記載の発明において、基準となる画像クロック発生器
により発生される画像クロックの周期を他の画像クロッ
ク発生器により発生される画像クロックの整数分の1と
することによって、周波数を安定させることができる。
また、全画像クロック発生器により発生される画像クロ
ックの位相をそれぞれ異なる位相とすることによって、
各色の画像クロック発生器を近接(例えば同一基板上)
に配置しても安定した動作を得ることができ、装置を小
型化することができる。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項に記載の発明において、前記PLL周波数発生器の
位相比較の周期が前記レーザ光の走査の周期の整数分の
1であることを特徴としている。
求項に記載の発明において、前記PLL周波数発生器の
位相比較の周期が前記レーザ光の走査の周期の整数分の
1であることを特徴としている。
【0023】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、PLL周波数発生
器の位相比較の周期をレーザ光の走査周期の整数分の
1、すなわち、PLL周波数発生器の位相比較周期を走
査周期の整数倍にすることによって、複数のPLL周波
数発生器により発生されるクロックの接続で、同期バラ
ツキが発生するのを防止することができる。すなわち、
ジッタ等の画像欠陥を防止することができる。
又は請求項2に記載の発明において、PLL周波数発生
器の位相比較の周期をレーザ光の走査周期の整数分の
1、すなわち、PLL周波数発生器の位相比較周期を走
査周期の整数倍にすることによって、複数のPLL周波
数発生器により発生されるクロックの接続で、同期バラ
ツキが発生するのを防止することができる。すなわち、
ジッタ等の画像欠陥を防止することができる。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の発明において、少なくとも
基準となる前記画像クロック発生器を除く画像クロック
発生器が、第1のPLL周波数発生器と、前記第1のP
LL周波数発生器の出力クロックから前記レーザ光の走
査に同期した第1のクロックを発生する第1の位相同期
回路を有する第1の可変クロック発生器と、第2のPL
L周波数発生器と、第2のPLL周波数発生器の出力ク
ロックから前記第1のクロックの所定計数終了に同期し
た第2のクロックを発生する第2の可変クロック発生器
と、前記レーザ光の走査に同期した同期信号が発生され
てから前記第1のクロックの所定計数終了までは第1の
クロックを選択し、第1のクロックの所定計数終了から
次の前記同期信号の発生までは第2のクロックを選択す
る選択回路と、からなることを特徴としている。
求項3の何れか1項に記載の発明において、少なくとも
基準となる前記画像クロック発生器を除く画像クロック
発生器が、第1のPLL周波数発生器と、前記第1のP
LL周波数発生器の出力クロックから前記レーザ光の走
査に同期した第1のクロックを発生する第1の位相同期
回路を有する第1の可変クロック発生器と、第2のPL
L周波数発生器と、第2のPLL周波数発生器の出力ク
ロックから前記第1のクロックの所定計数終了に同期し
た第2のクロックを発生する第2の可変クロック発生器
と、前記レーザ光の走査に同期した同期信号が発生され
てから前記第1のクロックの所定計数終了までは第1の
クロックを選択し、第1のクロックの所定計数終了から
次の前記同期信号の発生までは第2のクロックを選択す
る選択回路と、からなることを特徴としている。
【0025】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項3の何れか1項に記載の発明において、少な
くとも基準となる画像クロック発生器を除く画像クロッ
ク発生器により出力される画像クロックが、第1の可変
クロック発生器と第2の可変クロック発生器により発生
されたクロックを選択回路によって選択することにより
画像クロックが発生される。選択回路は、レーザ光の走
査に同期した同期信号が発生されてから第1のクロック
の所定計数終了までは第1のクロックを選択し、第1の
クロックの所定計数終了から次のレーザ光の走査に同期
した同期信号が発生されるまでは第2のクロックを選択
する。すなわち、画像クロックの周波数を切り替えるこ
とが可能となる。従って、主走査倍率がずれた時などで
は、画像クロックの周波数を切り替えることによって、
走査位置ずれ(走査倍率ずれなど)を補正することがで
きる。
乃至請求項3の何れか1項に記載の発明において、少な
くとも基準となる画像クロック発生器を除く画像クロッ
ク発生器により出力される画像クロックが、第1の可変
クロック発生器と第2の可変クロック発生器により発生
されたクロックを選択回路によって選択することにより
画像クロックが発生される。選択回路は、レーザ光の走
査に同期した同期信号が発生されてから第1のクロック
の所定計数終了までは第1のクロックを選択し、第1の
クロックの所定計数終了から次のレーザ光の走査に同期
した同期信号が発生されるまでは第2のクロックを選択
する。すなわち、画像クロックの周波数を切り替えるこ
とが可能となる。従って、主走査倍率がずれた時などで
は、画像クロックの周波数を切り替えることによって、
走査位置ずれ(走査倍率ずれなど)を補正することがで
きる。
【0026】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記第1のクロックの計数値を設定す
る設定手段を更に備えることを特徴としている。
の発明において、前記第1のクロックの計数値を設定す
る設定手段を更に備えることを特徴としている。
【0027】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明において、第1のクロックの計数値を設定
手段により変えることにより、画像上の(走査倍率ずれ
等によって発生する)色ずれを最小に抑える微調整を行
うことが可能となる。
に記載の発明において、第1のクロックの計数値を設定
手段により変えることにより、画像上の(走査倍率ずれ
等によって発生する)色ずれを最小に抑える微調整を行
うことが可能となる。
【0028】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、画像領域中央から何れかの端に全画像
領域幅の5〜10%ずらした位置及び画像両端から中央
へ全画像幅の5〜10%入った位置における各色の色ず
れ量に基づいて、第1及び第2のPLL周波数発生器の
発生周波数を決定することを特徴としている。
の発明において、画像領域中央から何れかの端に全画像
領域幅の5〜10%ずらした位置及び画像両端から中央
へ全画像幅の5〜10%入った位置における各色の色ず
れ量に基づいて、第1及び第2のPLL周波数発生器の
発生周波数を決定することを特徴としている。
【0029】請求項6に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明において、画像領域中央から何れかの端に
全画像領域幅の5〜10%ずらした位置及び画像両端か
ら中央へ全画像幅の5〜10%入った位置における各色
の色ずれ量を検出し、該色ずれ量に基づいて第1及び第
2のPLL周波数発生器の周波数を決定することにより
色ずれ補正を行った場合の残留誤差を最小に抑えること
が可能となる。
に記載の発明において、画像領域中央から何れかの端に
全画像領域幅の5〜10%ずらした位置及び画像両端か
ら中央へ全画像幅の5〜10%入った位置における各色
の色ずれ量を検出し、該色ずれ量に基づいて第1及び第
2のPLL周波数発生器の周波数を決定することにより
色ずれ補正を行った場合の残留誤差を最小に抑えること
が可能となる。
【0030】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の発明において、少なくとも
基準となる前記画像クロック発生器を除く画像クロック
発生器が、第1のPLL周波数発生器と、前記第1のP
LL周波数発生器の出力クロックから前記レーザ光の走
査に同期した第1のクロックを発生する第1の位相同期
回路を有する第1の可変クロック発生器と、第2のPL
L周波数発生器と、第2のPLL周波数発生器の出力ク
ロックから前記第1のクロックの所定計数終了に同期し
た第2のクロックを発生する第2の可変クロック発生器
と、第N(N≧3の整数)のPLL周波数発生器と、第
NのPLL周波数発生器の出力クロックから前記第N−
1のクロックの所定計数終了に同期した第Nのクロック
を発生する第Nの可変クロック発生器と、前記レーザ光
の走査に同期した同期信号が発生されてから前記第1の
クロックの所定計数終了までは第1のクロックを選択
し、第1のクロックの所定計数終了から次の前記同期信
号の発生までは第2のクロックを選択し、以降、第N−
1のクロックの所定計数終了から次の前記同期信号の発
生までは第Nのクロックを選択する選択回路と、からな
ることを特徴としている。
求項3の何れか1項に記載の発明において、少なくとも
基準となる前記画像クロック発生器を除く画像クロック
発生器が、第1のPLL周波数発生器と、前記第1のP
LL周波数発生器の出力クロックから前記レーザ光の走
査に同期した第1のクロックを発生する第1の位相同期
回路を有する第1の可変クロック発生器と、第2のPL
L周波数発生器と、第2のPLL周波数発生器の出力ク
ロックから前記第1のクロックの所定計数終了に同期し
た第2のクロックを発生する第2の可変クロック発生器
と、第N(N≧3の整数)のPLL周波数発生器と、第
NのPLL周波数発生器の出力クロックから前記第N−
1のクロックの所定計数終了に同期した第Nのクロック
を発生する第Nの可変クロック発生器と、前記レーザ光
の走査に同期した同期信号が発生されてから前記第1の
クロックの所定計数終了までは第1のクロックを選択
し、第1のクロックの所定計数終了から次の前記同期信
号の発生までは第2のクロックを選択し、以降、第N−
1のクロックの所定計数終了から次の前記同期信号の発
生までは第Nのクロックを選択する選択回路と、からな
ることを特徴としている。
【0031】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項3の何れか1項に記載の発明において、少な
くとも基準となる画像クロック発生器を除く画像クロッ
ク発生器により出力される画像クロックが、第1から第
Nの可変クロック発生器により発生された画像クロック
を選択回路によって選択することにより画像クロックが
発生される。選択回路は、レーザ光の走査に同期した同
期信号が発生されてから第1のクロックの所定計数終了
までは第1のクロックを選択し、第1のクロックの所定
計数終了から次のレーザ光の走査に同期した同期信号が
発生されるまでは第2のクロックを選択し、以降、第N
−1のクロックの所定計数終了から次のレーザ光の走査
に同期した同期信号が発生されるまでは第Nのクロック
を選択する。すなわち、画像クロックの周波数を多段階
に切り替えることが可能となる。従って、主走査倍率が
ずれた時などでは、画像クロックの周波数を多段階に切
り替えることによって、走査位置ずれ(走査倍率ずれな
ど)に伴う色ずれの補正を高精度に行うことが可能とな
る。
乃至請求項3の何れか1項に記載の発明において、少な
くとも基準となる画像クロック発生器を除く画像クロッ
ク発生器により出力される画像クロックが、第1から第
Nの可変クロック発生器により発生された画像クロック
を選択回路によって選択することにより画像クロックが
発生される。選択回路は、レーザ光の走査に同期した同
期信号が発生されてから第1のクロックの所定計数終了
までは第1のクロックを選択し、第1のクロックの所定
計数終了から次のレーザ光の走査に同期した同期信号が
発生されるまでは第2のクロックを選択し、以降、第N
−1のクロックの所定計数終了から次のレーザ光の走査
に同期した同期信号が発生されるまでは第Nのクロック
を選択する。すなわち、画像クロックの周波数を多段階
に切り替えることが可能となる。従って、主走査倍率が
ずれた時などでは、画像クロックの周波数を多段階に切
り替えることによって、走査位置ずれ(走査倍率ずれな
ど)に伴う色ずれの補正を高精度に行うことが可能とな
る。
【0032】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、前記第1のクロックから第N−1のク
ロックの計数値を設定する設定手段を更に備えることを
特徴としている。
の発明において、前記第1のクロックから第N−1のク
ロックの計数値を設定する設定手段を更に備えることを
特徴としている。
【0033】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明において、第N−1のクロックの計数値を
設定手段により変えることにより、画像上の色ずれを最
小に抑える微調整を行うことが可能となる。
に記載の発明において、第N−1のクロックの計数値を
設定手段により変えることにより、画像上の色ずれを最
小に抑える微調整を行うことが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態はK
(ブラック)、C(サイアン)、M(マゼンタ)、Y
(イエロー)の4色の画像を形成するための光走査装置
を各色に対応して4つ備えた画像形成装置に本発明を適
用したものである。
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態はK
(ブラック)、C(サイアン)、M(マゼンタ)、Y
(イエロー)の4色の画像を形成するための光走査装置
を各色に対応して4つ備えた画像形成装置に本発明を適
用したものである。
【0035】図1(A)に示すように本発明の実施の形
態に係る画像形成装置10は、光を走査する4つの光走
査装置12(図1(A)では各色に対応して12K、1
2C、12M、12Yで示す)と走査された光が照射さ
れる4つの感光体ドラム14(図1(A)では各色に対
応して14K、14C、14M、14Yで示す)を備え
ており、感光体ドラム14に対向する位置には、中間転
写ベルト16が配置されている。また、光走査装置12
の近傍には、中間転写ベルト16上の画像位置を検出す
る書き込み位置検出器18が設けられている。
態に係る画像形成装置10は、光を走査する4つの光走
査装置12(図1(A)では各色に対応して12K、1
2C、12M、12Yで示す)と走査された光が照射さ
れる4つの感光体ドラム14(図1(A)では各色に対
応して14K、14C、14M、14Yで示す)を備え
ており、感光体ドラム14に対向する位置には、中間転
写ベルト16が配置されている。また、光走査装置12
の近傍には、中間転写ベルト16上の画像位置を検出す
る書き込み位置検出器18が設けられている。
【0036】それぞれの光走査装置12は、図1(B)
に示すように、K、C、Y、Mのそれぞれの色の画像を
形成するための光ビームを照射するレーザ光源20を備
えている。レーザ光源20の光射出側には、コリメータ
レンズ22、回転多面体(ポリゴンミラー)24が配置
され、レーザ光源20より射出されたレーザ光がポリゴ
ンミラー24によって走査される。ポリゴンミラー24
の光反射側にはfθレンズ26が配置され、ポリゴンミ
ラー24によって反射されたレーザ光は、fθレンズ2
6を介して感光体ドラム14に照射される。
に示すように、K、C、Y、Mのそれぞれの色の画像を
形成するための光ビームを照射するレーザ光源20を備
えている。レーザ光源20の光射出側には、コリメータ
レンズ22、回転多面体(ポリゴンミラー)24が配置
され、レーザ光源20より射出されたレーザ光がポリゴ
ンミラー24によって走査される。ポリゴンミラー24
の光反射側にはfθレンズ26が配置され、ポリゴンミ
ラー24によって反射されたレーザ光は、fθレンズ2
6を介して感光体ドラム14に照射される。
【0037】また、それぞれの光走査装置12は、書き
込み制御部28が接続されており、書き込み制御部28
に入力される画像データに基づいて、感光体ドラム14
にトナー像が形成される。そして、感光体ドラム14に
形成された各色のトナー像は、順次中間転写ベルト16
に画像が重ねられ、更に紙等の記録媒体P上に再度転写
され、カラー画像が形成される。
込み制御部28が接続されており、書き込み制御部28
に入力される画像データに基づいて、感光体ドラム14
にトナー像が形成される。そして、感光体ドラム14に
形成された各色のトナー像は、順次中間転写ベルト16
に画像が重ねられ、更に紙等の記録媒体P上に再度転写
され、カラー画像が形成される。
【0038】更に、fθレンズ26の光走査開始位置側
には、画像記録領域外となる位置に反射ミラー30が設
けられ、該反射ミラー30により反射された光を検出す
る走査ビーム検知センサ32が設けられている。走査ビ
ーム検知センサ32はポリゴンミラー24によって走査
される光を検出して走査同期信号を出力するようになっ
ている。
には、画像記録領域外となる位置に反射ミラー30が設
けられ、該反射ミラー30により反射された光を検出す
る走査ビーム検知センサ32が設けられている。走査ビ
ーム検知センサ32はポリゴンミラー24によって走査
される光を検出して走査同期信号を出力するようになっ
ている。
【0039】続いて、上述の光走査装置12の画像記録
を制御する制御系について、図2のブロック図を参書し
て説明する。
を制御する制御系について、図2のブロック図を参書し
て説明する。
【0040】光走査装置12の制御系は、それぞれPL
L周波数発生器を備えている。ここでは、K色を基準色
とし他の色はK色の像に合わせるようビーム位置を調整
するものとする。このためK色に対しては細かいビーム
位置の調整は無くとも色ずれに関する画像上の問題はな
い。
L周波数発生器を備えている。ここでは、K色を基準色
とし他の色はK色の像に合わせるようビーム位置を調整
するものとする。このためK色に対しては細かいビーム
位置の調整は無くとも色ずれに関する画像上の問題はな
い。
【0041】K色の光走査装置12の制御系は、1つの
PLL周波数発生器34と位相同期回路36を備えた画
像クロック発生器38Kとされている。
PLL周波数発生器34と位相同期回路36を備えた画
像クロック発生器38Kとされている。
【0042】C、M、Y各色の3つの光走査装置12の
制御系は同一構成であり、それぞれの光走査装置12の
制御系は2つのPLL周波数発生器34と2つの位相同
期回路36とクロック選択回路40を備えた画像クロッ
ク発生器38C(38M、38Y)とされている。2つ
のPLL周波数発生器34は第1のPLL周波数発生器
34Aと第2のPLL周波数発生器34Bからなり、そ
れぞれ個別の分周比を設定し、個別の発振周波数を得る
ことが可能となっており、第1のPLL周波数発生器3
4Aの出力クロックは第1の位相同期回路36Aにより
走査同期信号に同期した第1のクロックを発生する。第
2のPLL周波数発生器34Bの出力クロックは第2の
位相同期回路36Bにより第1のクロックの所定計数終
了に同期した第2のクロックを発生する。なお、PLL
周波数発生器34と位相同期回路36が本発明の可変ク
ロック発生器に相当する。
制御系は同一構成であり、それぞれの光走査装置12の
制御系は2つのPLL周波数発生器34と2つの位相同
期回路36とクロック選択回路40を備えた画像クロッ
ク発生器38C(38M、38Y)とされている。2つ
のPLL周波数発生器34は第1のPLL周波数発生器
34Aと第2のPLL周波数発生器34Bからなり、そ
れぞれ個別の分周比を設定し、個別の発振周波数を得る
ことが可能となっており、第1のPLL周波数発生器3
4Aの出力クロックは第1の位相同期回路36Aにより
走査同期信号に同期した第1のクロックを発生する。第
2のPLL周波数発生器34Bの出力クロックは第2の
位相同期回路36Bにより第1のクロックの所定計数終
了に同期した第2のクロックを発生する。なお、PLL
周波数発生器34と位相同期回路36が本発明の可変ク
ロック発生器に相当する。
【0043】また、第1の位相同期回路36A及び第2
の位相同期回路36Bはクロック選択回路40に接続さ
れており、第1のPLL周波数発生器34A又は第2の
PLL周波数発生器34Bの何れかによって発生された
クロックを選択するように構成されている。クロック選
択回路40は、走査同期信号の発生から第1のクロック
の所定計数終了までは第1のクロックを画像クロックと
して出力し、第1のクロックの所定計数終了から次の走
査同期信号の発生までは第2のクロックを画像クロック
として出力する。
の位相同期回路36Bはクロック選択回路40に接続さ
れており、第1のPLL周波数発生器34A又は第2の
PLL周波数発生器34Bの何れかによって発生された
クロックを選択するように構成されている。クロック選
択回路40は、走査同期信号の発生から第1のクロック
の所定計数終了までは第1のクロックを画像クロックと
して出力し、第1のクロックの所定計数終了から次の走
査同期信号の発生までは第2のクロックを画像クロック
として出力する。
【0044】4色それぞれの光走査装置12の制御系に
は、1つの水晶発振器44の出力を基準にタイミング制
御回路46によって生成された基準クロックが入力され
るように構成されている。なお、K色の画像クロック発
生器38Kに入力される基準クロックの周期は、図5に
示すように他の各色の基準クロックにおける周期の1/
6とされている。基準クロックの周期を短くすることに
よってPLL周波数発生器34の出力クロックの可変ス
テップは荒くなるが、周波数安定性は高まる。なお、図
5のREFCLK−KがK色の画像クロック発生器38
KのPLL周波数発生器34に入力されるクロックを示
し、REFCLK−C1(M1、Y2)がC色(M色、
Y色)の画像クロック発生器38C(38M、38Y)
のPLL周波数発生器34Aに入力されるクロックを示
し、REFCLK−C2(M2、Y2)がC色(M色、
Y色)の画像クロック発生器38C(38M、38Y)
のPLL周波数発生器34Bに入力されるクロックを示
す。
は、1つの水晶発振器44の出力を基準にタイミング制
御回路46によって生成された基準クロックが入力され
るように構成されている。なお、K色の画像クロック発
生器38Kに入力される基準クロックの周期は、図5に
示すように他の各色の基準クロックにおける周期の1/
6とされている。基準クロックの周期を短くすることに
よってPLL周波数発生器34の出力クロックの可変ス
テップは荒くなるが、周波数安定性は高まる。なお、図
5のREFCLK−KがK色の画像クロック発生器38
KのPLL周波数発生器34に入力されるクロックを示
し、REFCLK−C1(M1、Y2)がC色(M色、
Y色)の画像クロック発生器38C(38M、38Y)
のPLL周波数発生器34Aに入力されるクロックを示
し、REFCLK−C2(M2、Y2)がC色(M色、
Y色)の画像クロック発生器38C(38M、38Y)
のPLL周波数発生器34Bに入力されるクロックを示
す。
【0045】また、タイミング制御回路46はポリゴン
ミラー24を駆動するポリゴンモータ48の駆動回路5
0への回転基準信号も発生させるようになっている。な
お、ポリゴンモータ48の駆動回路50はポリゴンモー
タ24が1回転するにつき所定数発生する回転検知パル
ス信号と回転基準信号を比較し周波数・位相が等しくな
るように制御する。この時ポリゴンモータ24が1回転
に発生する回転検知パルス信号のパルス数は、ポリゴン
ミラー24の反射面数と同一とする。すなわち、ポリゴ
ンミラー24による走査周期とPLL周波数発生器34
の位相比較周期を一定とすることができる。
ミラー24を駆動するポリゴンモータ48の駆動回路5
0への回転基準信号も発生させるようになっている。な
お、ポリゴンモータ48の駆動回路50はポリゴンモー
タ24が1回転するにつき所定数発生する回転検知パル
ス信号と回転基準信号を比較し周波数・位相が等しくな
るように制御する。この時ポリゴンモータ24が1回転
に発生する回転検知パルス信号のパルス数は、ポリゴン
ミラー24の反射面数と同一とする。すなわち、ポリゴ
ンミラー24による走査周期とPLL周波数発生器34
の位相比較周期を一定とすることができる。
【0046】次に、図3を参照して上述のPLL周波数
発生器34の構成を詳細に説明する。図34は本発明の
実施の形態に係るPLL周波数発生器34の構成を示す
ブロック図が示されている。
発生器34の構成を詳細に説明する。図34は本発明の
実施の形態に係るPLL周波数発生器34の構成を示す
ブロック図が示されている。
【0047】PLL周波数発生器34は、位相比較器5
2、ローパスフィルタ(LPF)54、VCO(電圧制
御発振器)56、プリスケーラー(Dual Modu
lus Prescaler)58、スワローカウンタ
(Swallow Counter)60及びループカ
ウンタ(Programable Loop Coun
ter)62によって構成されている。
2、ローパスフィルタ(LPF)54、VCO(電圧制
御発振器)56、プリスケーラー(Dual Modu
lus Prescaler)58、スワローカウンタ
(Swallow Counter)60及びループカ
ウンタ(Programable Loop Coun
ter)62によって構成されている。
【0048】タイミング制御回路46は位相比較器52
に接続され、位相比較器52はLPF54を介してVC
O56に接続されている。VCO56は位相同期回路と
してのバイナリカウンタ(4Bit Binary C
ounter)36に接続されていると共に、プリスケ
ーラー58に接続されている。プリスケーラー58はス
ワローカウンタ60に接続されると共にループカウンタ
62に接続され、ループカウンタ62は位相比較器52
に接続されている。すなわち、プリスケーラー58、ス
ワローカウンタ60及びループカウンタ62(図2にお
ける分周器64に相当する)により負帰還ループが形成
される構成となっている。
に接続され、位相比較器52はLPF54を介してVC
O56に接続されている。VCO56は位相同期回路と
してのバイナリカウンタ(4Bit Binary C
ounter)36に接続されていると共に、プリスケ
ーラー58に接続されている。プリスケーラー58はス
ワローカウンタ60に接続されると共にループカウンタ
62に接続され、ループカウンタ62は位相比較器52
に接続されている。すなわち、プリスケーラー58、ス
ワローカウンタ60及びループカウンタ62(図2にお
ける分周器64に相当する)により負帰還ループが形成
される構成となっている。
【0049】次に、図4を参照して上述のクロック選択
回路40の構成を詳細に説明する。図4は本発明の実施
の形態に係るクロック選択回路40の構成を示すブロッ
ク図が示されている。
回路40の構成を詳細に説明する。図4は本発明の実施
の形態に係るクロック選択回路40の構成を示すブロッ
ク図が示されている。
【0050】クロック選択回路40は、ディレイフリッ
プフロップ(D−Flip Flop)66、カウンタ
68、遅延回路70、及びOR回路72によって構成さ
れている。
プフロップ(D−Flip Flop)66、カウンタ
68、遅延回路70、及びOR回路72によって構成さ
れている。
【0051】位相同期回路36A、36Bの非同期クリ
ア端子にはそれぞれD―FlipFlop66の出力端
子Q、Q_(Qの反転信号出力端子)が接続されてい
る。また、第1のPLL周波数発生器34Aは、位相同
期回路36A及び遅延回路70を介してOR回路72の
入力端子に接続され、第2のPLL周波数発生器34B
は位相同期回路36Bを介してOR回路72の入力端子
に接続されている。
ア端子にはそれぞれD―FlipFlop66の出力端
子Q、Q_(Qの反転信号出力端子)が接続されてい
る。また、第1のPLL周波数発生器34Aは、位相同
期回路36A及び遅延回路70を介してOR回路72の
入力端子に接続され、第2のPLL周波数発生器34B
は位相同期回路36Bを介してOR回路72の入力端子
に接続されている。
【0052】また、D−Flip Flop66のクロ
ック端子には、位相同期回路36Aが接続され、D−F
lip Flop66のデータ(Data)端子には、
カウンタ68が接続されている。なお、カウンタ68に
は、走査ビーム検知センサ32が接続されている。
ック端子には、位相同期回路36Aが接続され、D−F
lip Flop66のデータ(Data)端子には、
カウンタ68が接続されている。なお、カウンタ68に
は、走査ビーム検知センサ32が接続されている。
【0053】続いて、上述のように構成された画像形成
装置10の作用について説明する。まず、PLL周波数
発生器34の作用について説明する。
装置10の作用について説明する。まず、PLL周波数
発生器34の作用について説明する。
【0054】VCO56は入力電圧に比例した周波数の
クロックを出力し、プリスケーラー58によって一度比
較的低い周波数に分周される。この時の分周比はスワロ
ーカウンタ60の設定による所定カウントでN分周から
N+1分周に切り替わる。
クロックを出力し、プリスケーラー58によって一度比
較的低い周波数に分周される。この時の分周比はスワロ
ーカウンタ60の設定による所定カウントでN分周から
N+1分周に切り替わる。
【0055】また、プリスケーラー58の出力はスワロ
ーカウンタ60に出力されると共に、ループカウンタ6
2にも出力され、所定のカウントで分周されて位相比較
器52に出力される。そして、位相比較器52により基
準クロックと比較される。位相比較結果はLPF54に
よりDC電圧としてVCO56に入力される。ここで、
構成される負帰還ループにより位相比較器に入力される
基準クロックとループカウンタ62の出力の位相と周波
数が等しくなるようにVCO56の発振周波数が制御さ
れる。
ーカウンタ60に出力されると共に、ループカウンタ6
2にも出力され、所定のカウントで分周されて位相比較
器52に出力される。そして、位相比較器52により基
準クロックと比較される。位相比較結果はLPF54に
よりDC電圧としてVCO56に入力される。ここで、
構成される負帰還ループにより位相比較器に入力される
基準クロックとループカウンタ62の出力の位相と周波
数が等しくなるようにVCO56の発振周波数が制御さ
れる。
【0056】VCO56の発振周波数fVCO、基準クロ
ックの周波数fC、スワローカウンタ60の分周比N/
N+1、スワローカウンタ60のカウント値S、ループ
カウンタ62のカウント値Mとすると、VCO56の発
振周波数fVCOは、 fVCO=fC×((N×M)+S) で表される。
ックの周波数fC、スワローカウンタ60の分周比N/
N+1、スワローカウンタ60のカウント値S、ループ
カウンタ62のカウント値Mとすると、VCO56の発
振周波数fVCOは、 fVCO=fC×((N×M)+S) で表される。
【0057】本実施の形態では、位相比較器52に入力
される基準クロック周波数24KHz、スワローカウン
タ60の分周比16/17、ループカウンタ62の標準
カウント値833、スワローカウンタ60の標準カウン
ト値0としてVCO56の標準発振周波数fVCO=32
0MHzを得ることができる。
される基準クロック周波数24KHz、スワローカウン
タ60の分周比16/17、ループカウンタ62の標準
カウント値833、スワローカウンタ60の標準カウン
ト値0としてVCO56の標準発振周波数fVCO=32
0MHzを得ることができる。
【0058】上述のようにして発生されたVCO56の
出力は、位相同期回路36としての4Bit Bina
ry Counterに入力される。位相同期回路36
のクリア端子には走査ビーム検知センサ32より出力さ
れる信号(同期パルス)が入力され、この同期パルスに
同期した20MHzの画像クロックを得ることができ
る。画像クロックの可変ステップは1/(N×M)とな
り約75ppmとなる。この値はA4用紙長辺297m
mに対し、約22μmの設定精度を持っている。
出力は、位相同期回路36としての4Bit Bina
ry Counterに入力される。位相同期回路36
のクリア端子には走査ビーム検知センサ32より出力さ
れる信号(同期パルス)が入力され、この同期パルスに
同期した20MHzの画像クロックを得ることができ
る。画像クロックの可変ステップは1/(N×M)とな
り約75ppmとなる。この値はA4用紙長辺297m
mに対し、約22μmの設定精度を持っている。
【0059】次に、クロック選択回路40の作用につい
て説明する。なお、図6にクロック選択回路40の動作
のタイミングチャートを示す。なお、図6において、S
OSは走査ビーム検知センサ32より出力される同期信
号、CLKSELはD−Flip Flop66のQ端
子から出力される信号、VCOCLK1はPLL周波数
発生器34Aから出力される信号、SYNC1は位相同
期回路36Aの内部信号、VCLK1は位相同期回路3
6Aより出力される信号、RCOはカウンタ68より出
力される信号、VCOCLK2はPLL周波数発生器3
4Bから出力される信号、SYNC2は位相同期回路3
6Bの内部信号、VCLK2は位相同期回路36Bより
出力される信号、VCLKOUTはOR回路72より出
力される信号をそれぞれ示す。
て説明する。なお、図6にクロック選択回路40の動作
のタイミングチャートを示す。なお、図6において、S
OSは走査ビーム検知センサ32より出力される同期信
号、CLKSELはD−Flip Flop66のQ端
子から出力される信号、VCOCLK1はPLL周波数
発生器34Aから出力される信号、SYNC1は位相同
期回路36Aの内部信号、VCLK1は位相同期回路3
6Aより出力される信号、RCOはカウンタ68より出
力される信号、VCOCLK2はPLL周波数発生器3
4Bから出力される信号、SYNC2は位相同期回路3
6Bの内部信号、VCLK2は位相同期回路36Bより
出力される信号、VCLKOUTはOR回路72より出
力される信号をそれぞれ示す。
【0060】D−Flip Flop66のQ端子がロ
ーの時、位相同期回路36Aの出力は停止される。D−
Flip Flop66のQ端子がローからハイに変わ
ると、位相同期回路36Aからクロックが出力される。
一方、D−Flip Flop66のQ端子がローの
時、Q_端子はハイであるから位相同期回路36Bから
クロックが出力され、Q_端子がハイからローに変わる
と位相同期回路36Bからのクロックが停止される。す
なわち、常に2つの位相同期回路36A、36Bのうち
何れか1方からのみクロックが出力される。
ーの時、位相同期回路36Aの出力は停止される。D−
Flip Flop66のQ端子がローからハイに変わ
ると、位相同期回路36Aからクロックが出力される。
一方、D−Flip Flop66のQ端子がローの
時、Q_端子はハイであるから位相同期回路36Bから
クロックが出力され、Q_端子がハイからローに変わる
と位相同期回路36Bからのクロックが停止される。す
なわち、常に2つの位相同期回路36A、36Bのうち
何れか1方からのみクロックが出力される。
【0061】位相同期回路36Aの出力信号は、遅延回
路70を介してOR回路72に入力される。また位相同
期回路36Bの出力信号は、直接OR回路72に入力さ
れる。
路70を介してOR回路72に入力される。また位相同
期回路36Bの出力信号は、直接OR回路72に入力さ
れる。
【0062】従って、PLL周波数発生器34A又はP
LL周波数発生器34Bの何れかのPLL周波数発生器
34によって発生されたクロックを切り替えることによ
って、周波数を可変することができる。
LL周波数発生器34Bの何れかのPLL周波数発生器
34によって発生されたクロックを切り替えることによ
って、周波数を可変することができる。
【0063】D−Flip Flop66のリセット
(図4ではRで示す)端子には走査ビーム検知センサ3
2からのパルスが入力される。また、D−Flip F
lop66のクロック(図4では>で示す)端子には位
相同期回路36Aの出力信号が直接入力され、D−Fl
ip Flop66のデータ端子には、走査ビーム検知
センサ32からの信号によりカウンタ68の所定カウン
トの終了に伴うカウント終了信号が入力される。
(図4ではRで示す)端子には走査ビーム検知センサ3
2からのパルスが入力される。また、D−Flip F
lop66のクロック(図4では>で示す)端子には位
相同期回路36Aの出力信号が直接入力され、D−Fl
ip Flop66のデータ端子には、走査ビーム検知
センサ32からの信号によりカウンタ68の所定カウン
トの終了に伴うカウント終了信号が入力される。
【0064】このようにして、OR回路72から出力さ
れる画像クロックは走査ビーム検知センサ32からの走
査同期信号にVCO56出力1周期以内の精度で同期し
て第1のクロック(PLL周波数発生器34Aによって
発生されたクロック)を出力し、第1のクロックの所定
カウント終了と同時に第1のクロックにVCO56出力
1周期以内の精度で同期して第2のクロック(PLL周
波数発生器34Bによって発生されたクロック)に切り
替わる。そして、次の走査ビーム検知センサ32からの
信号が入力されると同時に第2のクロックは停止し、走
査ビーム検知センサ32からの信号に、VCO56出力
1周期以内の精度で同期して第1のクロックを出力す
る。以下上述の動作が繰り返されることによって、第1
のクロック又は第2のクロックの切換を行うことができ
る。
れる画像クロックは走査ビーム検知センサ32からの走
査同期信号にVCO56出力1周期以内の精度で同期し
て第1のクロック(PLL周波数発生器34Aによって
発生されたクロック)を出力し、第1のクロックの所定
カウント終了と同時に第1のクロックにVCO56出力
1周期以内の精度で同期して第2のクロック(PLL周
波数発生器34Bによって発生されたクロック)に切り
替わる。そして、次の走査ビーム検知センサ32からの
信号が入力されると同時に第2のクロックは停止し、走
査ビーム検知センサ32からの信号に、VCO56出力
1周期以内の精度で同期して第1のクロックを出力す
る。以下上述の動作が繰り返されることによって、第1
のクロック又は第2のクロックの切換を行うことができ
る。
【0065】ここで、第1のクロックと第2のクロック
の切換時の接続においては、VCO56の出力クロック
の1周期以内の同期ばらつき、すなわち、ジッタが発生
するが、PLL周波数発生器34の位相比較周期をビー
ム走査周期(走査ビーム検知センサ32からの信号の周
期)の整数倍にすることによって同期ばらつきを軽減す
ることができ、ジッタ等の画像欠陥を防止することがで
きる。PLL周波数発生器34の位相比較周期をビーム
走査周期の整数倍にすると、第1のクロックと第2のク
ロックの接続は、PLL周波数発生器34の位相比較周
期1周期の中で一定のタイミングで発生される。位相比
較周期に対して各VCO56の出力のクロックの位相は
固定されているため、各VCO56の出力クロックに対
する第1のクロックと第2のクロックの接続も走査毎に
一定のタイミングで発生される。従って、元々のVCO
56の出力クロックが持つジッタのみが残るだけとな
る。
の切換時の接続においては、VCO56の出力クロック
の1周期以内の同期ばらつき、すなわち、ジッタが発生
するが、PLL周波数発生器34の位相比較周期をビー
ム走査周期(走査ビーム検知センサ32からの信号の周
期)の整数倍にすることによって同期ばらつきを軽減す
ることができ、ジッタ等の画像欠陥を防止することがで
きる。PLL周波数発生器34の位相比較周期をビーム
走査周期の整数倍にすると、第1のクロックと第2のク
ロックの接続は、PLL周波数発生器34の位相比較周
期1周期の中で一定のタイミングで発生される。位相比
較周期に対して各VCO56の出力のクロックの位相は
固定されているため、各VCO56の出力クロックに対
する第1のクロックと第2のクロックの接続も走査毎に
一定のタイミングで発生される。従って、元々のVCO
56の出力クロックが持つジッタのみが残るだけとな
る。
【0066】続いて、上述の第1のクロック及び第2の
クロックの周波数の決定方法について説明する。
クロックの周波数の決定方法について説明する。
【0067】本実施の形態では、画像の色ずれを用紙左
端から右に約22mmの位置、用紙中央から左に約22
mmの位置、用紙右端から左へ約22mmの位置の3箇
所で検知するものである。なお、用紙全幅はA4サイズ
の長辺297mmとする。色ずれの検知は画像形成装置
10に画像位置検知センサを設けることによって検知す
ることができるが、オペレータが目視することによって
行うようにしてもよい。いずれの場合も該当する位置に
検知するのための基準画像を書き込むことによって色ず
れを検知することができる。基準画像は従来十文字、山
形等が一般的であるが何れの基準画像を用いてもよい。
端から右に約22mmの位置、用紙中央から左に約22
mmの位置、用紙右端から左へ約22mmの位置の3箇
所で検知するものである。なお、用紙全幅はA4サイズ
の長辺297mmとする。色ずれの検知は画像形成装置
10に画像位置検知センサを設けることによって検知す
ることができるが、オペレータが目視することによって
行うようにしてもよい。いずれの場合も該当する位置に
検知するのための基準画像を書き込むことによって色ず
れを検知することができる。基準画像は従来十文字、山
形等が一般的であるが何れの基準画像を用いてもよい。
【0068】例えば、図7に示すように、PLL周波数
発生器34Aの周波数及びPLL周波数発生器34Bの
周波数と左マージン(ビーム走査検知から画像書出し介
しまでの遅延カウント)の値を初期値とした時の3箇所
に設けられた画像位置検知センサ74によって検出され
た色ずれ量がそれぞれ、l、m、nであったとき、PL
L周波数発生器34Aの周波数の補正量は傾きaに対応
する値となり、PLL周波数発生器34Bの周波数の補
正量を傾きa´に対応する値となり、左マージンの補正
量はbに対応する値となる。初期値にそれぞれこれらの
補正量を加える。PLL周波数発生器34AとPLL周
波数発生器34Bのクロックは用紙中央に対応するタイ
ミングで切り替えられる。それぞれの色ずれ検知位置は
予め定められているので、a、a´、bはl、m、nよ
り算出することができる。
発生器34Aの周波数及びPLL周波数発生器34Bの
周波数と左マージン(ビーム走査検知から画像書出し介
しまでの遅延カウント)の値を初期値とした時の3箇所
に設けられた画像位置検知センサ74によって検出され
た色ずれ量がそれぞれ、l、m、nであったとき、PL
L周波数発生器34Aの周波数の補正量は傾きaに対応
する値となり、PLL周波数発生器34Bの周波数の補
正量を傾きa´に対応する値となり、左マージンの補正
量はbに対応する値となる。初期値にそれぞれこれらの
補正量を加える。PLL周波数発生器34AとPLL周
波数発生器34Bのクロックは用紙中央に対応するタイ
ミングで切り替えられる。それぞれの色ずれ検知位置は
予め定められているので、a、a´、bはl、m、nよ
り算出することができる。
【0069】上述してきた2次関数で近似できるビーム
走査位置誤差は左右対称な特性を有しているので画像ク
ロックの切換は画像領域中央で行うことにより最適な結
果を得ることができる。
走査位置誤差は左右対称な特性を有しているので画像ク
ロックの切換は画像領域中央で行うことにより最適な結
果を得ることができる。
【0070】通常は各色間のビーム走査位置の差によっ
て1走査の中で不均一な成分は2次関数で近似できるも
のが主であるが、3次関数で近似される成分が含まれる
ことがある。この場合は、図8(A)に示すように、位
置誤差の特性は左右対称性が崩れる。従って、画像クロ
ックの切換も図8(B)に示すように、画像領域中央か
らずらした位置で行うことにより残留誤差を最小とする
ことができる。なお、画像クロックの切換の画像領域中
央からずらす量は色ずれの検知位置の中央からのずらし
量より小さい量でよく、画像領域中央から左右に画像領
域全幅の10%づつずらすことが可能であればよい。色
ずれの検知位置より内側にすることにより上述した補正
量計算方式にも影響を与えない。
て1走査の中で不均一な成分は2次関数で近似できるも
のが主であるが、3次関数で近似される成分が含まれる
ことがある。この場合は、図8(A)に示すように、位
置誤差の特性は左右対称性が崩れる。従って、画像クロ
ックの切換も図8(B)に示すように、画像領域中央か
らずらした位置で行うことにより残留誤差を最小とする
ことができる。なお、画像クロックの切換の画像領域中
央からずらす量は色ずれの検知位置の中央からのずらし
量より小さい量でよく、画像領域中央から左右に画像領
域全幅の10%づつずらすことが可能であればよい。色
ずれの検知位置より内側にすることにより上述した補正
量計算方式にも影響を与えない。
【0071】なお、画像クロックの切換の変更は切換タ
イミングが設定されたカウンタ68の計数値を変更する
ことにより可能である。
イミングが設定されたカウンタ68の計数値を変更する
ことにより可能である。
【0072】ここで、問題となるのが画像の色ずれは画
像全域にわたり比較的微小量発生するため、画像形成装
置10に設けられた画像位置検知センサ74により検知
することが困難である。すなわち、実際に出力した網点
画像の色むらを目視で確認するのが確実に色ずれを検知
することが可能である。従って、画像形成装置10に入
力手段を設け、入力手段に設定カウンタの設定値の計数
値を変更する情報を入力することによって設定カウンタ
の設定値の計数値を変更できるようにするのが好まし
い。
像全域にわたり比較的微小量発生するため、画像形成装
置10に設けられた画像位置検知センサ74により検知
することが困難である。すなわち、実際に出力した網点
画像の色むらを目視で確認するのが確実に色ずれを検知
することが可能である。従って、画像形成装置10に入
力手段を設け、入力手段に設定カウンタの設定値の計数
値を変更する情報を入力することによって設定カウンタ
の設定値の計数値を変更できるようにするのが好まし
い。
【0073】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。本実施例は上述の画像形成装置10にお
いて、光軸の傾きを主要因とする2次関数的誤差を2段
階の画像クロック周波数を切り替えて画像を記録した時
の結果を示したものである。
細に説明する。本実施例は上述の画像形成装置10にお
いて、光軸の傾きを主要因とする2次関数的誤差を2段
階の画像クロック周波数を切り替えて画像を記録した時
の結果を示したものである。
【0074】図9(A)に示すように、通常は走査開始
位置から主走査方向中心位置までの距離L1と主走査方
向中心位置から走査終了位置までの距離L2は等距離
(L1=L2)となる。しかし、光軸が何らかの要因に
よって傾いた場合には、例えば、図9(B)に示すよう
に、L1>L2となる。この場合には、走査速度は徐々
に速くなり主走査方向の倍率誤差が発生し色ずれとな
る。そこで、本実施例では画像クロックの周波数を主走
査中心位置で切り替えることによって色ずれを補正して
いる。
位置から主走査方向中心位置までの距離L1と主走査方
向中心位置から走査終了位置までの距離L2は等距離
(L1=L2)となる。しかし、光軸が何らかの要因に
よって傾いた場合には、例えば、図9(B)に示すよう
に、L1>L2となる。この場合には、走査速度は徐々
に速くなり主走査方向の倍率誤差が発生し色ずれとな
る。そこで、本実施例では画像クロックの周波数を主走
査中心位置で切り替えることによって色ずれを補正して
いる。
【0075】図10において、実線はビームの走査速度
を示し、一点鎖線は画像クロックの周波数の変化が示さ
れている。ビームの走査速度は画像の左から右に向かっ
て徐々に速くなる。そこで、画像クロックはビームの走
査速度の変化に合わせ、一点鎖線で示すように画像の左
半分では低い周波数に設定されたものに右半分では高い
周波数に設定されたも切り替える(図10(A−
1))。図10(A−2)には、図10(A−1)の走
査速度で走査したときのビームの走査位置を示す。な
お、図10(A−2)の実線は、画像クロックの一定の
周波数で書き込みを行った時の画像位置を示し、一点鎖
線は、図10(A−1)に示す画像クロック切換を行う
ことにより書き込みを行った時の画像位置を示す。
を示し、一点鎖線は画像クロックの周波数の変化が示さ
れている。ビームの走査速度は画像の左から右に向かっ
て徐々に速くなる。そこで、画像クロックはビームの走
査速度の変化に合わせ、一点鎖線で示すように画像の左
半分では低い周波数に設定されたものに右半分では高い
周波数に設定されたも切り替える(図10(A−
1))。図10(A−2)には、図10(A−1)の走
査速度で走査したときのビームの走査位置を示す。な
お、図10(A−2)の実線は、画像クロックの一定の
周波数で書き込みを行った時の画像位置を示し、一点鎖
線は、図10(A−1)に示す画像クロック切換を行う
ことにより書き込みを行った時の画像位置を示す。
【0076】図10(A−3)は、図10(A−2)に
おいて、実線と一点鎖線の差を示したものである。図1
0(A−3)は、すなわち本発明のビーム書き込み位置
補正を行った時の残留誤差を示したものである。ここ
で、図11(A)に示すように画像端部と中央部で色ず
れがなくなるように倍率を合わせた時には残留誤差は初
期誤差の約1/4となる。しかし、図11(B)のよう
に色ずれを合わせる場所を画像端部と中央からそれぞれ
ずらすと残留誤差は正負に振り分けられ初期誤差の約1
/8とすることができる。この時、均等に誤差を振り分
けるためには、色ずれを合わせる場所をそれぞれもとの
間隔の約15%づつ近寄せるとよい。この係数をkとす
ると、 d×x2=d×x−d2/8 x=k×d が成り立てばよいので(dは色合わせをする2点間の距
離)、 k2−k+0.125=0 となる。従って、 k=0.1465、0.8535 これはすなわち画像領域の約7.5%と表すことができ
る。残留誤差をちょうど均等に振り分けるために最適な
値は画像領域の約7.5%であるが、その前後の値でも
効果があり、5%から10%以内であれば振り分けの比
率は2:1以下である。クロック周波数の切換の段数を
増やせば、残留誤差を更に軽減することができる。例え
ば画像領域を3等分割すれば残留誤差は、約1/9とす
るこことができる。
おいて、実線と一点鎖線の差を示したものである。図1
0(A−3)は、すなわち本発明のビーム書き込み位置
補正を行った時の残留誤差を示したものである。ここ
で、図11(A)に示すように画像端部と中央部で色ず
れがなくなるように倍率を合わせた時には残留誤差は初
期誤差の約1/4となる。しかし、図11(B)のよう
に色ずれを合わせる場所を画像端部と中央からそれぞれ
ずらすと残留誤差は正負に振り分けられ初期誤差の約1
/8とすることができる。この時、均等に誤差を振り分
けるためには、色ずれを合わせる場所をそれぞれもとの
間隔の約15%づつ近寄せるとよい。この係数をkとす
ると、 d×x2=d×x−d2/8 x=k×d が成り立てばよいので(dは色合わせをする2点間の距
離)、 k2−k+0.125=0 となる。従って、 k=0.1465、0.8535 これはすなわち画像領域の約7.5%と表すことができ
る。残留誤差をちょうど均等に振り分けるために最適な
値は画像領域の約7.5%であるが、その前後の値でも
効果があり、5%から10%以内であれば振り分けの比
率は2:1以下である。クロック周波数の切換の段数を
増やせば、残留誤差を更に軽減することができる。例え
ば画像領域を3等分割すれば残留誤差は、約1/9とす
るこことができる。
【0077】以上光軸の傾きを主要因とする2次関数的
誤差を2段の画像クロック周波数切換で補正する例を示
したが、fθレンズの残留誤差による3次関数的誤差も
3段の画像クロック周波数切換で効果的に補正すること
ができる。なお、図10(B−1)、(B−2)、(B
−3)に3次関数的誤差を3段の画像クロック周波数切
換で補正を行った結果を示す。
誤差を2段の画像クロック周波数切換で補正する例を示
したが、fθレンズの残留誤差による3次関数的誤差も
3段の画像クロック周波数切換で効果的に補正すること
ができる。なお、図10(B−1)、(B−2)、(B
−3)に3次関数的誤差を3段の画像クロック周波数切
換で補正を行った結果を示す。
【0078】なお、上記では、2段又は3段の画像クロ
ック周波数切換によって残留誤差を補正する例を示した
が、画像クロック周波数の切換段数を増加させることに
よって、更に残留誤差を軽減することができる。
ック周波数切換によって残留誤差を補正する例を示した
が、画像クロック周波数の切換段数を増加させることに
よって、更に残留誤差を軽減することができる。
【0079】なお、上記では、クロック選択回路として
図4に示す構成によって、PLL周波数発生器34Aと
PLL周波数発生器34Bより出力されるクロックを切
り替える構成としたが、図13に示すように、OR回路
72の代りに選択切換回路76を設け、PLL周波数発
生器34Aの出力をカウンタ68を介してD−Flip
Flop66のデータ端子に入力し、D−Flip
Flop66のQ端子を選択切換回路76に接続する構
成としてもよい。このようにすることによっても、同様
にPLL周波数発生器34AとPLL周波数発生器34
Bより出力されるクロックを選択切換回路76によって
切り替えることができる。
図4に示す構成によって、PLL周波数発生器34Aと
PLL周波数発生器34Bより出力されるクロックを切
り替える構成としたが、図13に示すように、OR回路
72の代りに選択切換回路76を設け、PLL周波数発
生器34Aの出力をカウンタ68を介してD−Flip
Flop66のデータ端子に入力し、D−Flip
Flop66のQ端子を選択切換回路76に接続する構
成としてもよい。このようにすることによっても、同様
にPLL周波数発生器34AとPLL周波数発生器34
Bより出力されるクロックを選択切換回路76によって
切り替えることができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定のクロックに基づいて、周波数の異なるクロックを発
生する複数のPLL周波数発生器によって画像クロック
を発生する画像クロック発生器を各色ごとに備え、各色
毎に、PLL周波数発生器の位相比較の周期を同一且つ
位相が異なるようにすることによって、複数のPLL周
波数発生器を近接して配置しても安定した動作を得るこ
とができる。また、複数のPLL周波数発生器により発
生される周波数の信号に基づいて画像クロックを発生す
ることにより、主走査倍率の不均一を補正することが可
能となる。すなわち、高精度な色ずれ補正を安定した動
作で行うことができると共に、小型化が可能な画像形成
装置を提供することができる、という効果がある。
定のクロックに基づいて、周波数の異なるクロックを発
生する複数のPLL周波数発生器によって画像クロック
を発生する画像クロック発生器を各色ごとに備え、各色
毎に、PLL周波数発生器の位相比較の周期を同一且つ
位相が異なるようにすることによって、複数のPLL周
波数発生器を近接して配置しても安定した動作を得るこ
とができる。また、複数のPLL周波数発生器により発
生される周波数の信号に基づいて画像クロックを発生す
ることにより、主走査倍率の不均一を補正することが可
能となる。すなわち、高精度な色ずれ補正を安定した動
作で行うことができると共に、小型化が可能な画像形成
装置を提供することができる、という効果がある。
【図1】 (A)は本発明の実施の形態に係る画像形成
装置の概略構成を示す図であり、(B)は画像形成装置
における光走査装置の概略構成を示す図である。
装置の概略構成を示す図であり、(B)は画像形成装置
における光走査装置の概略構成を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制
御系を示すブロック図である。
御系を示すブロック図である。
【図3】 PLL周波数発生器の構成を示すブロック図
である。
である。
【図4】 クロック選択回路を説明するためのブロック
図である。
図である。
【図5】 各色画像クロック発生器のPLL周波数発生
器に入力されるクロックを示すタイミングチャートであ
る。
器に入力されるクロックを示すタイミングチャートであ
る。
【図6】 クロック選択回路の動作のタイミングチャー
トを示す。
トを示す。
【図7】 第1のクロックと第2のクロックの周波数の
決定方法を説明するための図である。
決定方法を説明するための図である。
【図8】 本発明の実施の形態に係る主走査方向倍率補
正を説明するための図である。
正を説明するための図である。
【図9】 主走査方向倍率誤差を説明するための図であ
る。
る。
【図10】 本実施の形態に係る主走査方向倍率の補正
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図11】 本実施の形態に係る主走査方向倍率の補正
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図12】 主走査方向倍率誤差を説明するための図で
ある。
ある。
【図13】 クロック選択回路の変形例を説明するため
のブロック図である。
のブロック図である。
10 画像形成装置 12 光走査装置 14 感光体ドラム 20 レーザ光源 34 PLL周波数発生器 38 画像クロック発生器 40 クロック選択回路 68 カウンタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/23 103 H04N 1/04 104A Fターム(参考) 2C262 AA05 AA17 AB15 AB20 FA03 GA04 GA22 GA36 GA40 2C362 BA52 BA66 BA68 BA70 CA22 CA39 DA08 2H045 AA01 BA22 BA34 CA99 CB65 DA11 5C072 AA03 BA19 CA06 HA02 HA13 HB13 QA14 XA01 XA05 5C074 AA10 AA11 BB02 BB03 CC22 CC26 DD11 DD15 DD24 DD28 EE02 EE06 FF15 GG12 HH02
Claims (8)
- 【請求項1】 入力される画像クロックに基づいて変調
された複数のレーザ光によって、複数色の画像を形成す
る画像形成装置であって、 所定のクロックに基づいて、周波数の異なるクロックを
発生する複数のPLL周波数発生器によって画像書き込
み用クロックを発生する画像クロック発生器を各色毎に
備え、 各色毎に、前記PLL周波数発生器の位相比較の周期が
同一且つ位相が異なるように画像クロックを発生させる
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記各色の画像クロック発生器のうち、
基準となる画像クロック発生器により発生される画像ク
ロックの周期が、他の画像クロック発生器により発生さ
れる画像クロックの整数分の1であり、且つ、全画像ク
ロック発生器により発生される画像クロックの位相がそ
れぞれ異なることを特徴とする請求項1に記載の画像形
成装置。 - 【請求項3】 前記PLL周波数発生器の位相比較の周
期が前記レーザ光の走査の周期の整数分の1であること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装
置。 - 【請求項4】 少なくとも基準となる前記画像クロック
発生器を除く画像クロック発生器が、 第1のPLL周波数発生器と、前記第1のPLL周波数
発生器の出力クロックから前記レーザ光の走査に同期し
た第1のクロックを発生する第1の位相同期回路を有す
る第1の可変クロック発生器と、 第2のPLL周波数発生器と、第2のPLL周波数発生
器の出力クロックから前記第1のクロックの所定計数終
了に同期した第2のクロックを発生する第2の可変クロ
ック発生器と、 前記レーザ光の走査に同期した同期信号が発生されてか
ら前記第1のクロックの所定計数終了までは第1のクロ
ックを選択し、第1のクロックの所定計数終了から次の
前記同期信号の発生までは第2のクロックを選択する選
択回路と、からなることを特徴とする請求項1乃至請求
項3の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記第1のクロックの計数値を設定する
設定手段を更に備えることを特徴とする請求項4に画像
形成装置。 - 【請求項6】 画像領域中央から何れかの端に全画像領
域幅の5〜10%ずらした位置及び画像両端から中央へ
全画像幅の5〜10%入った位置における各色の色ずれ
量に基づいて、第1及び第2のPLL周波数発生器の発
生周波数を決定することを特徴とする請求項4に記載の
画像形成装置。 - 【請求項7】 少なくとも基準となる前記画像クロック
発生器を除く画像クロック発生器が、 第1のPLL周波数発生器と、前記第1のPLL周波数
発生器の出力クロックから前記レーザ光の走査に同期し
た第1のクロックを発生する第1の位相同期回路を有す
る第1の可変クロック発生器と、 第2のPLL周波数発生器と、第2のPLL周波数発生
器の出力クロックから前記第1のクロックの所定計数終
了に同期した第2のクロックを発生する第2の可変クロ
ック発生器と、 第N(N≧3の整数)のPLL周波数発生器と、第Nの
PLL周波数発生器の出力クロックから前記第N−1の
クロックの所定計数終了に同期した第Nのクロックを発
生する第Nの可変クロック発生器と、 前記レーザ光の走査に同期した同期信号が発生されてか
ら前記第1のクロックの所定計数終了までは第1のクロ
ックを選択し、第1のクロックの所定計数終了から次の
前記同期信号の発生までは第2のクロックを選択し、以
降、第N−1のクロックの所定計数終了から次の前記同
期信号の発生までは第Nのクロックを選択する選択回路
と、からなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
何れか1項に記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記第1のクロックから第N−1のクロ
ックの計数値を設定する設定手段を更に備えることを特
徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28989199A JP2001105653A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28989199A JP2001105653A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001105653A true JP2001105653A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=17749115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28989199A Pending JP2001105653A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001105653A (ja) |
-
1999
- 1999-10-12 JP JP28989199A patent/JP2001105653A/ja active Pending
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