JP2001105424A - 穿孔装置 - Google Patents

穿孔装置

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JP2001105424A
JP2001105424A JP28380399A JP28380399A JP2001105424A JP 2001105424 A JP2001105424 A JP 2001105424A JP 28380399 A JP28380399 A JP 28380399A JP 28380399 A JP28380399 A JP 28380399A JP 2001105424 A JP2001105424 A JP 2001105424A
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JP
Japan
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rod
bit
drilling
guide
guide cell
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Pending
Application number
JP28380399A
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English (en)
Inventor
Norihide Sadahisa
久 典 英 定
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DONJON KIKAKU KK
ROKKUSU JAPAN KK
Yamamoto Rock Machine Co Ltd
Original Assignee
DONJON KIKAKU KK
ROKKUSU JAPAN KK
Yamamoto Rock Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穿孔しようとする盤面がいかなる角度であっ
ても確実に正確な穿孔が可能な穿孔装置を提供する。 【解決手段】 ガイドセルに搭載されたドリルヘッド
に、先端にビットを取付けたロッドを接続し、このロッ
ドにドリルヘッドにより回転、打撃及び給進を与えて穿
孔する穿孔装置において、前記ガイドセルはガイドセル
本体と、このガイドセル本体の先端に進退自在に設けた
伸縮ガイドセルとで構成され、伸縮ガイドセルにはガイ
ドスリーブが設けられ、前記ビット又はロッドはこのガ
イドスリーブに挿通されガイドされることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岩石等に穿孔する
穿孔装置に関し、特に、穿孔方向に対し、穿孔しようと
する岩盤面がいかなる角度であっても確実に正確な穿孔
が可能な穿孔装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の穿孔機は、ドリルヘッドに連結さ
れたロッドの先端にビットを取付け、このビットにドリ
ルヘッドより打撃、回転及び給進を与え、岩やコンクリ
ートを砕き、高圧空気により破砕粉を排出して穿孔する
ものが一般的である。
【0003】図3は、従来の穿孔機としてクローラ式の
穿孔機を示す側面図である。クローラ11にアーム12
を介してガイドセル13が傾動自在に設けられている。
ガイドセル13にはドリルヘッド14が移動自在に搭載
されている。このドリルヘッド14にはスイベルジョイ
ント15を介してロッド16が接続され、ロッド16の
先端にはビット17が設けられ、ドリルヘッド14によ
りロッド16に回転、打撃及び給進を与え穿孔(削孔)
するものである。この穿孔(削孔)に際しては、スイベ
ルジョイント15を介して流体(空気や水)がロッド1
6に供給され、ビット17より噴出される。なお、符号
18はロッド16を保持するセントラライザーである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】穿孔は、正確に角度・
ピッチを揃えて施工され、火薬などによる破砕効果を引
き出せるかどうかがポイントであり、セットした穿孔機
が、その状態で岩石等の盤面19がいかなる角度であっ
ても正確に穿孔(削孔)できることが重要である。
【0005】しかしながら、従来の穿孔機ではロッド1
6の先端側はセントラライザー18で保持されているだ
けであるので、セントラライザー18とビット17との
間に距離があり、図4に示すような盤面19が傾斜19
aしているような場所に穿孔しようとすると、ビット1
7が傾斜19aで滑り正確な穿孔ができなかった。無理
に穿孔すると図4(b)に示すように、滑ったビット1
7に誘導されロッド16が歪曲し全く違った方向に穿孔
が行なわれてしまう。その結果、破砕効果に悪影響を与
えるし、機械の損耗も著しい事態となる。従って、従来
は盤面19にほぼ直角でないとビット17が滑り穿孔が
不可能であるのが実情である。
【0006】特に、クローラ式の穿孔機はセッティング
に手間がかかり、穿孔可能な盤面(ほぼ直交する盤面)
を捜して穿孔しようとすると、どうしても角度・ピッチ
等にずれが生じ、設定通りの穿孔はほとんど不可能であ
る。角度・ピッチ等にずれが生じ設定通り(例えば定間
隔穿孔)の穿孔が行われないと火薬類による過装薬・弱
装薬等にもなりやすく、これらが原因と思われる飛石事
故も発生している。
【0007】また、ワンブームの穿孔機であれば、オペ
レーターの技量により修正が可能な場合もあるが、トン
ネルマスターのように2ブーム以上のドリフターを搭載
している機械においては、定間隔穿孔は殆ど不可能であ
り、斜面に無理して穿孔すると、ロッドの曲り、孔曲り
及び機械の損耗は一層顕著なものとなる。
【0008】本発明は、このような点に鑑み前記従来の
課題を解決せんと提案されたものだであり、その目的
は、穿孔しようとする盤面がいかなる角度であっても、
例えば、盤面にほぼ直角でなくても確実に正確な穿孔が
可能な穿孔装置の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の穿孔装置はガイドセルに搭載されたドリル
ヘッドに、先端にビットを取付けたロッドを接続し、こ
のロッドにドリルヘッドにより回転、打撃及び給進を与
えて穿孔する穿孔装置において、前記ガイドセルはガイ
ドセル本体と、このガイドセル本体の先端に進退自在に
設けた伸縮ガイドセルとで構成され、伸縮ガイドセルに
はガイドスリーブが設けられ、前記ビット及び/又はロ
ッドはこのガイドスリーブに挿通されガイドされること
を特徴とする。また、本発明の穿孔装置は、前記伸縮ガ
イドセルにはシリンダが連結され、このシリンダで進退
されることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態を示
す要部側面図、図2(a)(b)(c)は本発明の実施
の形態の作用状態を工程順に示した要部側面図である。
【0011】本発明の穿孔装置は、ガイドセルに進退自
在に搭載されたドリルヘッドに、先端にビットを取付け
たロッドを接続し、このロッドにドリルヘッドにより回
転、打撃及び給進を与えて穿孔するものであり、これら
は従来の穿孔装置と同様であるので説明は省略し、以
下、本発明の要部のみを説明する。
【0012】図1および図2において、ガイドセル1
は、ガイドセル本体3と伸縮ガイドセル2とで構成され
る。ガイドセル本体3が図3に示す従来の穿孔機のガイ
ドセル13に相当する。
【0013】伸縮ガイドセル2は、ガイドセル本体3の
先端に、摺動自在に設けられ進退(伸縮)自在となって
いる。この伸縮ガイドセル2は、シリンダ(図示せず)
等を連結し自動的に伸縮(進退)させるのが好ましい
が、手動で伸縮させてもよい。本例はシリンダ(図示せ
ず)により進退(伸縮)させるようにしている。このシ
リンダはガイドセル本体3又は伸縮ガイドセル2内に設
けるのが望ましい。
【0014】前記伸縮ガイドセル2には、ロッド6及び
ビット7をガイドするガイドスリーブ10が設けられ、
ロッド6はこのガイドスリーブ10を挿通して配設され
る。このガイドスリーブ10は、ロッド及びビット7を
ガイドするが、主にビット7をガイドするだけで充分で
ある。ビット7をガイドして盤面9に正しい孔を穿孔し
た後は、穿孔方向に向ってビット7は正確に誘導され
る。しかし後から発生するトラブルによるロッド6の曲
り、孔曲りを防止する点ではロッド6のガイドにも意義
があるし、ロッド6の先端側をガイドするのも傾斜によ
るビット7の逃げ、ロッド6の曲げも防止できるので、
ガイドスリーブ10でロッド6だけガイドするようにし
てもよい。
【0015】次に、図2(a)(b)(c)において、
前記本発明の実施の形態に係る穿孔装置の作用について
説明する。まず、図2(a)に示すように穿孔位置を定
めてセットする。このセッティングは従来と同様であ
る。次に図2(b)に示すようにシリンダ(図示せず)
を作動させ伸縮ガイドセル2を盤面9まで進出(スライ
ド)させる。するとこの伸縮ガイドセル2に設けられて
いるガイドスリーブ10も盤面9まで、又は盤面9の近
くまで移動される。そこで図2(c)に示すようにドリ
ルヘッドによりロッド6により回転、打撃及び給進を与
えて穿孔する。この時、ビット7はガイドスリーブ10
に支持されているので、盤面9がどのような角度(例え
ば、傾斜していても)であっても、ビット7の逃げが防
止され、正確な穿孔ができる。正しく少しの穿孔が形成
されてしまうと、後は正確に誘導されて穿孔できるた
め、伸縮ガイドセル2と共にガイドスリーブ10は元の
位置に戻(後退)してもよいし、引き続きロッド6をガ
イドしてもよい。この穿孔に際しては、伸縮ガイドセル
2の先端を盤面9に当接して穿孔するのが正確な穿孔が
でき効果が高いので好ましいが、これは離れていてもよ
い。
【0016】本例は主にビット7だけをガイドする場合
であるので、ビット7としてはロングビットがガイドが
容易で確実となるため好ましい。尚、本発明において
は、効果は少し低下するがガイドスリーブ10でロッド
6だけをガイドしてもよい。また、ガイドスリーブは、
ビットのガイドスリーブとロッドのガイドスリーブの両
方を設けてもよい。
【0017】なお、くり粉(破砕粉)の排出は従来通り
ビットより流体(空気や水)を噴出することで行なって
もよいが、ビットの側面に螺旋の溝を形成して排出する
ようにすると特に好ましい。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明の穿孔
装置は、ガイドセルがガイドセル本体と、このガイドセ
ル本体の先端に進退自在に設けた伸縮ガイドセルとで構
成され、伸縮ガイドセルにはガイドスリーブが設けら
れ、ビット及び/又はロッドがこのガイドスリーブに挿
通されガイドされるようになっているので、次のような
効果を奏する。
【0019】(1) 従来のロッドは盤面から比較的距
離のあるセントラライザーで保持されていたので、盤面
が傾斜しているとビットが逃げて正確な穿孔ができず、
孔曲がりやロッドの歪曲が発生したが、本発明ではガイ
ドスリーブで盤面に接近してビット及び/又はロッドを
ガイドするので、ビットの逃げが防止され、どのような
盤面でも正確な方向に穿孔できる。
【0020】(2) 当然にロッドの歪曲や孔曲りも発
生しないから機械の損耗も少なく長持ちする。
【0021】(3) 常に正確な穿孔が可能なため、多
ブームの平行穿孔(複数穿孔)が可能となる。このため
人力による穿孔作業の問題点をクリアできる。
【0022】(4) また、ビットの側面に螺旋講が形
成されていると、穿孔の際発生するくり粉(破砕粉)を
誘導して排出することができる。
【0023】(5) さらに、セッティングするとビッ
トが逃げることなく設定した通りの角度・ピッチで正確
に穿孔できるため、オペレーターが穿孔機に乗って操作
しなくても、無人操作(遠隔操作)することができる。
従って、切羽などの危険な場所でも穿孔機を吊り降ろす
ことによって穿孔機での作業を可能とし、危険作業から
作業員の安全を守ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す要部側面図である。
【図2】(a)(b)(c)は本発明の実施の形態の作
用状態を工程順に示した要部側面図である。
【図3】従来のクローラ式の穿孔機を示す側面図であ
る。
【図4】(a)(b)は従来例の作用状態を工程順に示
した要部側面図である。
【符号の説明】
1 ガイドセル 2 伸縮ガイドセル 3 ガイドセル本体 6 ロッド 7 ビット 8 セントラライザー 9 盤面 10 ガイドスリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390017927 株式会社ロックス・ジャパン 東京都中央区日本橋浜町1丁目5番2号 浜町エビスビル3階 (72)発明者 定 久 典 英 北海道札幌市白石区北郷4条9丁目2番13 号 株式会社ドンジョン企画内 Fターム(参考) 3C069 AA04 BA09 BB01 BB03 BB04 BC01 BC04 CA01 DA01 EA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドセルに搭載されたドリルヘッド
    に、先端にビットを取付けたロッドを接続し、このロッ
    ドにドリルヘッドにより回転、打撃及び給進を与えて穿
    孔する穿孔装置において、 前記ガイドセルはガイドセル本体と、このガイドセル本
    体の先端に進退自在に設けた伸縮ガイドセルとで構成さ
    れ、伸縮ガイドセルにはガイドスリーブが設けられ、前
    記ビット及び/又はロッドはこのガイドスリーブに挿通
    されガイドされることを特徴とする穿孔装置。
  2. 【請求項2】 前記伸縮ガイドセルにはシリンダが連結
    され、このシリンダで進退されることを特徴とする請求
    項1記載の穿孔装置。
JP28380399A 1999-10-05 1999-10-05 穿孔装置 Pending JP2001105424A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021188475A (ja) * 2020-06-04 2021-12-13 古河機械金属株式会社 穿孔支援装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021188475A (ja) * 2020-06-04 2021-12-13 古河機械金属株式会社 穿孔支援装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030529