JP2001105130A - 鋳造用とりべおよびその使用方法 - Google Patents

鋳造用とりべおよびその使用方法

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JP2001105130A
JP2001105130A JP27851299A JP27851299A JP2001105130A JP 2001105130 A JP2001105130 A JP 2001105130A JP 27851299 A JP27851299 A JP 27851299A JP 27851299 A JP27851299 A JP 27851299A JP 2001105130 A JP2001105130 A JP 2001105130A
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ladle
pouring
pocket
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Yuji Tanaka
佑二 田中
Yoshiaki Yamamoto
義昭 山本
Yuichi Ogawa
雄一 小川
Kiyoshi Kitagawa
潔 北川
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  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】鋳鉄を製造するために使用するとりべおよびそ
の使用方法に関するもので、一旦溶解炉などからとりべ
に出湯した溶湯を、他のとりべに移し替えることなく溶
湯処理が行なえるとりべおよびその使用方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】本体と、該本体に溶解炉からの溶湯を受湯する
受湯口と、前記本体内の溶湯を注湯する出湯口と、溶湯
に加える添加物を配置するポケットを備える鋳造用とり
べであって、前記ポケットが溶湯を受湯口から受湯する
際に少なくとも溶湯の液面より上方に配設されると共
に、受湯・注湯に応じてとりべを横転させる転動手段を
備えていることを特徴とする鋳造用とりべであり、ま
た、このとりべを用いて溶湯への接種および/もしくは
球状化処理が次の手順で行なわれることを特徴とする鋳
造用とりべの使用方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳鉄を製造するために
使用するとりべおよびその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】溶解後注湯までの間に溶湯を真空雰囲気
下に置いて溶湯中に含まれるN,O ,Hなどのガ
スを除去する脱ガス処理は、溶湯の流動性が良くなって
薄肉の鋳物が製造でき、また、引け巣の傾向が小さくな
る等の効果があることが知られている。脱ガス処理は、
溶湯を溶解炉からとりべに出湯後、とりべごと真空容器
に入れ容器内部を減圧することによって行われる。
【0003】普通鋳鉄を製造する場合は接種が必要とな
り、ダクタイル鋳鉄を製造する場合は球状化処理が必要
であり、脱ガス処理した溶湯については脱ガス処理後、
接種剤および/もしくは球状化剤をセットした別のとり
べに溶湯を移し替える方法が行われている。一般に、接
種および/もしくは球状化処理の方法としては置き注ぎ
法や、薄い金属板で球状化剤を包み込んだワイヤを駆動
装置を使って溶湯中に送り込んで処理を行なうワイヤ法
などがある。球状化処理の方法としては、他にとりべの
中の溶湯に球状化剤をセットした黒鉛製のプランジャ
(治具)を浸漬して処理を行なうプランジャ法がある。
【0004】接種、球状化処理においては、これらいず
れの添加処理も溶湯を鋳型に注湯する直前に添加する方
が添加量が少なくできること、効果の減衰の問題が少な
い点で望ましく、この点ではワイヤ法は有利であるが、
コスト的な課題を持っている。また、プランジャー法は
プランジャーが高価で消耗品であるためにコスト的に問
題がある。一方、とりべの底に接種剤および/もしくは
球状化剤を配置する接種方法や球状化処理の置き注ぎ方
法は、溶解炉から出湯する時あるいは移し替えする時に
処理する方法であり、運搬時間、運搬距離が長い場合は
効果の減衰を考慮してあらかじめ添加量を増やす必要が
ある。また、処理から注湯までの時間が長い場合には注
湯時の接種効果、球状化能のバラツキが大きいという問
題点がある。
【0005】脱ガス処理の問題点の一つは、溶湯の温度
低下である。温度低下は、脱ガス処理中の温度低下、な
らびに脱ガス処理装置への搬送中の温度低下が加わるた
めに、脱ガス処理しない場合と比べて、処理時間、処理
量ならびに搬送時間によって異なるが約50〜100℃の差
がある。特にダクタイル鋳鉄の製造の場合は、脱ガス処
理時の温度低下に加えて、上述した置き注ぎ法を使用す
る場合には移し替えによる温度低下が加わり、また、専
用の注湯とりべに移し替えする必要のある場合にはさら
に温度が低下して、注湯可能な温度が保たれている時間
が短くなってしまうのである。このような状況のため
に、自動車部品等の小物部品の量産工場では注湯可能な
時間が短いと生産に支障をきたす。そのために、脱ガス
処理することは優れた効果が認められていながら実際に
は使用されていないのが実状であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の状況に
鑑みてなされたものであって、一旦溶解炉などからとり
べに出湯した溶湯を、他のとりべに移し替えることなく
溶湯処理が行なえるとりべおよびその使用方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、本体と、該本
体に溶解炉からの溶湯を受湯する受湯口と、前記本体内
の溶湯を注湯する出湯口と、溶湯に加える添加物を配置
するポケットを備える鋳造用とりべであって、前記ポケ
ットが溶湯を受湯口から受湯する際に少なくとも溶湯の
液面より上方に配設されると共に、受湯・注湯に応じて
とりべを横転させる転動手段を備えていることを特徴と
する鋳造用とりべであり、また、このとりべを用いて溶
湯への接種および/もしくは球状化処理が次の手順で行
なわれることを特徴とする鋳造用とりべの使用方法、 ア、前記ポケットに適量の接種剤および/もしくは球状
化剤を入れ、 イ、前記転動手段を作動させて受湯口を上方へ向けて、
溶解炉の溶湯をとりべに出湯し、 ウ、前記転動手段を作動させて出湯口を上方へ向けて横
転させることによって、接種剤および/もしくは球状化
剤をとりべの底に位置させることにより接種および/も
しくは球状化処理を行うことであり、さらに、このとり
べを用いて溶湯の脱ガスおよび接種および/もしくは球
状化処理が次の手順で行なわれることを特徴とする鋳造
用とりべの使用方法、 ア、前記ポケットに適量の接種剤および/もしくは球状
化処理剤を入れ、 イ、前記転動手段を作動させて受湯口を上方へ向けて、
溶解炉の溶湯をとりべに出湯し、溶湯を脱ガス処理装置
によって脱ガス処理し、 ウ、前記転動手段を作動させて出湯口を上方へ向けて横
転させることによって、接種剤および/もしくは球状化
処理剤をとりべの底に位置させて溶湯の接種および/も
しくは球状化処理を行うことである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を用いて
説明する。図1は本発明のとりべの側面図であり、図2
は図1のA−A部における垂直断面図であり、図3は図
2のとりべを転動手段を作動させて90度横転させた時
の断面図であり、図4は図3の状態における斜視図であ
る。実施例はダクタイル鋳鉄による薄物部品の製造の場
合を例にとって説明する。
【0009】図4において、とりべ1は出湯口3を上方
に向けて吊り上げ手段4によって支持され溶湯2が図示
しない鋳型に注湯できる状態を示している。このとりべ
1は溶湯2を溜める本体5と、着脱可能な蓋6と、球状
化処理剤7を配置するポケット8と、溶解炉から出す溶
湯を受ける受湯口9と、とりべ1から溶湯を鋳型に注湯
するための出湯口3と、とりべ1を吊り上げる吊り上げ
手段4に対してとりべ1を90度横転させる転動手段1
0から構成されている。この際、処理剤7を配置するポ
ケット8は、受湯時においてはとりべ1の溶湯の液面よ
り高い位置に配設されており、受湯時には溶湯と処理剤
が反応することはない。
【0010】さらに、このとりべ1は、転動手段10に
よって溶解炉から溶湯を受ける受湯時と、とりべ1内の
溶湯を鋳型に注湯する出湯時との静止位置を変更する構
造になされており、これを詳説する。
【0011】転動手段10は、本体5の側方へ付設され
ている吊り上げ手段4の左右の取付け軸11を横転軸と
して、ギヤボックスなどの増力部12を介してハンドル
13によってとりべ1を横転させることができる。とり
べ1に出湯された溶湯は、受湯口9を上方に向けた状態
で出湯され(図2参照)、その状態で脱ガス処理が行なわ
れ、処理後の溶湯は鋳型のある場所まで運搬される。そ
の後とりべ1は転動手段10を作動させて出湯口3を上
方へ向けるために90度横転される(図3参照)。この
横転によってポケット8に溶湯2が流れ込み、ポケット
内の処理剤7と接触して反応が進行する。鋳型の手前ま
でとりべを移動した後で球状化処理を行うために処理か
ら注湯までの時間が短い。そのため、溶湯からのマグネ
シウムの蒸発が少なく、球状化剤の添加量を少なくでき
る。尚、蓋6は本体5と共に、受湯から脱ガス処理の
間、溶湯を収納する容器を形成するものであり、容器の
内周面は耐火ライニングを貼りつける必要がある、この
ライニング施工を容易にするために蓋6は取り外しので
きる構造が望ましい。
【0012】
【実施例】次に、1000kg処理用の本発明のとりべの例を
示す。軸方向の長さ1250mm、本体の直径は600mmであ
る。1000kgの溶湯を入れると、脱ガス時には、溶湯の深
さは250mm、球状化処理時には500mmである。溶解炉から
1510℃の溶湯を出湯して、脱ガス処理、とりべの横転に
よる球状化処理を行った。脱ガス処理は、真空引き開始
から大気圧に戻すまでの時間は2分であった。脱ガス処
理直後の溶湯中の酸素濃度は8ppm窒素濃度は33ppmであ
り、十分脱ガスされている。脱ガス後の温度は1445℃、
球状化処理後は1402℃であり、十分量産に耐えるもので
あった。
【0013】本実施例の作用を説明する。まず、脱ガス
時は溶湯の深さが25cmである。そのため、とりべの底近
くの溶湯に加わる圧力が小さいので、とりべの底近くの
溶湯に溶けているガスも減圧時に気体になり易い。ま
た、とりべの底から湯面までの距離が短いのでガスが拡
散する距離も短く脱ガスに要する時間が短くできる。ま
た、従来のとりべに比べ湯面が体積の割に広いのでガス
が溶湯外に出易く、脱ガス処理時間を短くできる。その
結果、脱ガス処理中の温度低下を少なくできる。脱ガス
終了後、とりべを90度反転することにより球状化剤は溶
湯に被われ球状化処理が行われる。この方法により、球
状化処理のために移し替えをする必要がなくなり、従来
よりも温度低下を大幅に少なくできる。また、球状化処
理時には溶湯の深さは50cmになるので、処理剤に含まれ
るMgの歩留まりを高く且つ安定にできる。即ち、本実施
例においては、脱ガス時における溶湯の深さをできるだ
け浅くし、球状化処理時には50cm前後に深く設定するこ
とができる
【0014】
【発明の効果】請求項1によると、球状化処理、接種も
しくは、球状化処理と接種を受湯後適当な時間に行うこ
とが出来るので、例えば出湯から注湯までの時間が長い
場合には注湯直前に溶湯処理することにより溶湯中のM
gあるいは接種効果の減衰を考慮する必要がなく、球状
化剤あるいは接種剤の使用量を少なく出来る。
【0015】請求項2によると、脱ガス処理時に溶湯の
深さが浅いので、とりべの底近くの溶湯に加わる圧力が
小さい。そのため、とりべの底近くの溶湯に溶けている
ガスは減圧時に気体になり易い。また、とりべの底から
湯面までの距離が短いのでガスが拡散する距離が短く、
脱ガスに要する時間が短くできる。さらに、湯面が体積
の割に広いのでガスが溶湯外に出易く、脱ガス処理時間
を短くでき、脱ガス処理中の温度低下を少なくできる。
さらにまた、球状化処理時には溶湯の深さが深いので、
処理剤に含まれるMgの歩留まりを高く且つ安定にでき
る。加えて、溶湯を移し替えせずに処理できるので、溶
湯の温度の低下が少なく、注湯可能な時間が長く出来
る。
【0016】請求項3によると、接種を受湯後適当な時
期に行うことが出来るので、例えば出湯から注湯までの
時間が長い場合には注湯直前に接種することにより接種
効果の減衰を考慮する必要がなく、接種剤の使用量を少
なく出来る。
【0017】請求項4によると、球状化処理を受湯後適
当な時間に行うことが出来るので、例えば出湯から注湯
までの時間が長い場合には注湯直前に溶湯処理すること
により溶湯中のMgの減衰を考慮する必要がなく、球状
化剤の使用量を少なく出来る。
【0018】請求項5によると、球状化処理と接種を受
湯後適当な時間に行うことが出来るので、例えば出湯か
ら注湯までの時間が長い場合には注湯直前に溶湯処理す
ることにより溶湯中のMgと接種効果の減衰を考慮する
必要がなく、球状化剤と接種剤の使用量を少なく出来
る。
【0019】請求項6によると、脱ガス処理をした後に
溶湯を移し替えせずに球状化処理できるので、溶湯の温
度の低下が少なく、注湯可能な時間が長く出来る。
【0020】請求項7によると、脱ガス処理をした後に
溶湯を移し替えせずに接種できるので、溶湯の温度の低
下が少なく、注湯可能な時間が長く出来る。
【0021】請求項8によると、脱ガス処理をした後に
溶湯を移し替えせずに球状化処理と接種ができるので、
溶湯の温度の低下が少なく、注湯可能な時間が長く出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のとりべの側面図
【図2】図1のA−A部における垂直断面図
【図3】図2のとりべを転動手段を作動させて90度横
転させた時の断面図
【図4】図3の状態におけるとりべの斜視図
【符号の説明】
1 とりべ 2 溶湯 3 出湯口 4 吊り上げ手段 5 本体 6 蓋 7 処理剤 8 ポケット 9 受湯口 10 転動手段 11 取付け軸 12 増力部 13 ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北川 潔 広島県府中市元町77番地の1 株式会社北 川鉄工所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と、該本体に溶解炉からの溶湯を受湯
    する受湯口と、前記本体内の溶湯を注湯する出湯口と、
    溶湯に加える添加物を配置するポケットを備える鋳造用
    とりべであって、前記ポケットが溶湯を受湯口から受湯
    する際に少なくとも溶湯の液面より上方に配設されると
    共に、受湯・注湯に応じてとりべを横転させる転動手段
    を備えていることを特徴とする鋳造用とりべ。
  2. 【請求項2】前記とりべの垂直断面における縦横比は、
    受湯口を上方へ向ける受湯時の横寸法が対応する縦寸法
    より大きいことを特徴とする請求項1記載の鋳造用とり
    べ。
  3. 【請求項3】本体と、該本体に溶解炉からの溶湯を受湯
    する受湯口と、前記本体内の溶湯を注湯する出湯口と、
    溶湯に加える添加物を配置するポケットを備える鋳造用
    とりべの使用方法であって、前記ポケットが溶湯を受湯
    口から受湯する際に少なくとも溶湯の液面より上方に配
    設されると共に、受湯・注湯に応じてとりべを横転させ
    る転動手段を備えている鋳造用とりべを用いて溶湯への
    接種が次の手順で行なわれることを特徴とする鋳造用と
    りべの使用方法、 ア、前記ポケットに適量の接種剤を入れ、 イ、前記転動手段を作動させて受湯口を上方へ向けて、
    溶解炉の溶湯をとりべに出湯し、 ウ、前記転動手段を作動させて出湯口を上方へ向けて横
    転させることによって、接種剤をとりべの底に位置させ
    ると共に溶湯を注湯する直前に接種を行うこと。
  4. 【請求項4】本体と、該本体に溶解炉からの溶湯を受湯
    する受湯口と、前記本体内の溶湯を注湯する出湯口と、
    溶湯に加える添加物を配置するポケットを備える鋳造用
    とりべの使用方法であって、前記ポケットが溶湯を受湯
    口から受湯する際に少なくとも溶湯の液面より上方に配
    設されると共に、受湯・注湯に応じてとりべを横転させ
    る転動手段を備えている鋳造用とりべを用いて溶湯への
    球状化処理が次の手順で行なわれることを特徴とする鋳
    造用とりべの使用方法、 ア、前記ポケットに適量の球状化剤を入れ、 イ、前記転動手段を作動させて受湯口を上方へ向けて、
    溶解炉の溶湯をとりべに出湯し、前記転動手段を作動さ
    せて出湯口を上方へ向けて横転させることによって、接
    種剤をとりべの底に位置させると共に溶湯を注湯する直
    前に球状化処理を行うこと。
  5. 【請求項5】本体と、該本体に溶解炉からの溶湯を受湯
    する受湯口と、前記本体内の溶湯を注湯する出湯口と、
    溶湯に加える添加物を配置するポケットを備える鋳造用
    とりべの使用方法であって、前記ポケットが溶湯を受湯
    口から受湯する際に少なくとも溶湯の液面より上方に配
    設されると共に、受湯・注湯に応じてとりべを横転させ
    る転動手段を備えている鋳造用とりべを用いて溶湯への
    接種および球状化処理が次の手順で行なわれることを特
    徴とする鋳造用とりべの使用方法、 ア、前記ポケットに適量の接種剤および球状化剤を入
    れ、 イ、前記転動手段を作動させて受湯口を上方へ向けて、
    溶解炉の溶湯をとりべに出湯し、前記転動手段を作動さ
    せて出湯口を上方へ向けて横転させることによって、接
    種剤をとりべの底に位置させると共に溶湯を注湯する直
    前に接種および球状化処理を行うこと。
  6. 【請求項6】本体と、該本体に溶解炉からの溶湯を受湯
    する受湯口と、前記本体内の溶湯を注湯する出湯口と、
    溶湯に加える添加物を配置するポケットを備える鋳造用
    とりべの使用方法であって、前記ポケットが溶湯を受湯
    口から受湯する際に少なくとも溶湯の液面より上方に配
    設されると共に、受湯・注湯に応じてとりべを横転させ
    る転動手段を備えている鋳造用とりべを用いて溶湯の脱
    ガスおよび球状化処理が次の手順で行なわれることを特
    徴とする鋳造用とりべの使用方法、 ア、前記ポケットに適量の球状化処理剤を入れ、 イ、前記転動手段を作動させて受湯口を上方へ向けて、
    溶解炉の溶湯をとりべに出湯し、溶湯を脱ガス処理装置
    によって脱ガス処理し、脱ガス処理した溶湯を鋳型まで
    移動させた後、 ウ、前記転動手段を作動させて出湯口を上方へ向けて横
    転させることによって、球状化処理剤をとりべの底に位
    置させることによって溶湯の球状化処理を行うこと。
  7. 【請求項7】本体と、該本体に溶解炉からの溶湯を受湯
    する受湯口と、前記本体内の溶湯を注湯する出湯口と、
    溶湯に加える添加物を配置するポケットを備える鋳造用
    とりべの使用方法であって、前記ポケットが溶湯を受湯
    口から受湯する際に少なくとも溶湯の液面より上方に配
    設されると共に、受湯・注湯に応じてとりべを横転させ
    る転動手段を備えている鋳造用とりべを用いて溶湯の脱
    ガスおよび接種が次の手順で行なわれることを特徴とす
    る鋳造用とりべの使用方法、 ア、前記ポケットに適量の接種剤を入れ、 イ、前記転動手段を作動させて受湯口を上方へ向けて、
    溶解炉の溶湯をとりべに出湯し、溶湯を脱ガス処理装置
    によって脱ガス処理し、脱ガス処理した溶湯を鋳型まで
    移動させた後、 ウ、前記転動手段を作動させて出湯口を上方へ向けて横
    転させることによって、接種剤をとりべの底に位置させ
    ることによって溶湯の接種を行うこと。
  8. 【請求項8】本体と、該本体に溶解炉からの溶湯を受湯
    する受湯口と、前記本体内の溶湯を注湯する出湯口と、
    溶湯に加える添加物を配置するポケットを備える鋳造用
    とりべの使用方法であって、前記ポケットが溶湯を受湯
    口から受湯する際に少なくとも溶湯の液面より上方に配
    設されると共に、受湯・注湯に応じてとりべを横転させ
    る転動手段を備えている鋳造用とりべを用いて溶湯の脱
    ガスと接種および球状化処理が次の手順で行なわれるこ
    とを特徴とする鋳造用とりべの使用方法、 ア、前記ポケットに適量の接種剤および球状化処理剤を
    入れ、 イ、前記転動手段を作動させて受湯口を上方へ向けて、
    溶解炉の溶湯をとりべに出湯し、溶湯を脱ガス処理装置
    によって脱ガス処理し、脱ガス処理した溶湯を鋳型まで
    移動させた後、 ウ、前記転動手段を作動させて出湯口を上方へ向けて横
    転させることによって、接種剤および球状化処理剤をと
    りべの底に位置させることによって溶湯の接種および球
    状化処理を行うこと。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105108126A (zh) * 2015-09-21 2015-12-02 裴柯兴 转盘式球化铁水包
CN109014164A (zh) * 2018-08-28 2018-12-18 广德亚太汽车智能制动系统有限公司 一种高效孕育浇注包组件
CN110548838A (zh) * 2019-10-18 2019-12-10 十堰众柴发动机部件制造有限公司 一种铸造用随流孕育装置

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