JP2001104958A - パルスパワーを用いた液体中大容量ストリーマ状及びアーク放電の生成法 - Google Patents
パルスパワーを用いた液体中大容量ストリーマ状及びアーク放電の生成法Info
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- JP2001104958A JP2001104958A JP32731899A JP32731899A JP2001104958A JP 2001104958 A JP2001104958 A JP 2001104958A JP 32731899 A JP32731899 A JP 32731899A JP 32731899 A JP32731899 A JP 32731899A JP 2001104958 A JP2001104958 A JP 2001104958A
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- liquid
- pulse power
- electrode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 線状電極と他電極間にパルスパワーを印加し
て、液体中大容量ストリーマ状及びアーク放電を生成
し、その中で、ラディカル生成、物体の破砕、除去、分
離、リサイクル、微生物や生物の不活性化、分解、死
滅、及び分子の分解を行なう。 【構成】 線状電極１と平板電極２にパルスパワー電源
３からのパルスパワーを印加する。電極間は水道水４を
満たす。電極間全体にストリーマ状放電及びアーク放電
５が広がる。平板状電極の代わりに、円筒状、半円筒
状、線状電極を囲む数枚の平板電極を用いてもよい。放
電中で、ラディカル生成、物体の破砕、除去、破砕分離
によるリサイクル、殺菌、不活性化、分子の分解等を高
効率に行う。
て、液体中大容量ストリーマ状及びアーク放電を生成
し、その中で、ラディカル生成、物体の破砕、除去、分
離、リサイクル、微生物や生物の不活性化、分解、死
滅、及び分子の分解を行なう。 【構成】 線状電極１と平板電極２にパルスパワー電源
３からのパルスパワーを印加する。電極間は水道水４を
満たす。電極間全体にストリーマ状放電及びアーク放電
５が広がる。平板状電極の代わりに、円筒状、半円筒
状、線状電極を囲む数枚の平板電極を用いてもよい。放
電中で、ラディカル生成、物体の破砕、除去、破砕分離
によるリサイクル、殺菌、不活性化、分子の分解等を高
効率に行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、大容量の液体中で均
一にストリーマ状放電及びアーク放電を生成する方法を
提供し、産業に広く利用しようとするものである。産業
応用として、ラディカル原子や分子を液体中で高効率に
生成し、殺菌、脱臭、有害分子分解等に利用されると共
に、固体を破砕、除去、分離することにより、物質のリ
サイクルや再利用が可能となる。又、細菌やウィルス及
び生物を不活性化し、さらには死滅させることができ
る。液体中に含まれる高分子等の分子を別の分子に変換
も可能で、無害化できる。
一にストリーマ状放電及びアーク放電を生成する方法を
提供し、産業に広く利用しようとするものである。産業
応用として、ラディカル原子や分子を液体中で高効率に
生成し、殺菌、脱臭、有害分子分解等に利用されると共
に、固体を破砕、除去、分離することにより、物質のリ
サイクルや再利用が可能となる。又、細菌やウィルス及
び生物を不活性化し、さらには死滅させることができ
る。液体中に含まれる高分子等の分子を別の分子に変換
も可能で、無害化できる。
【０００２】
【従来の技術】液体中に棒対平板或いは同心状の二つの
リング状電極を置き、広域の放電を起こした例がある。
又、液体中アーク放電からの衝撃波を利用した固体の破
砕、分離技術がある。オゾン生成では、気体中の放電で
生成し、液体中に送り込む技術がある。細菌やウィル
ス、生物の不活性化、分解や死滅では、薬品を使う技術
がある。
リング状電極を置き、広域の放電を起こした例がある。
又、液体中アーク放電からの衝撃波を利用した固体の破
砕、分離技術がある。オゾン生成では、気体中の放電で
生成し、液体中に送り込む技術がある。細菌やウィル
ス、生物の不活性化、分解や死滅では、薬品を使う技術
がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】液体中で大容量にわた
り均一にストリーマ状及びアーク放電を高効率で生成す
る方法を提供することにより、この放電を用いた各種産
業応用の高効率化を行なうことである。産業応用とし
て、液体中ラディカル原子や分子の生成効率向上、固体
の破砕、除去、分離効率の向上、微生物や生物の不活性
化、分解、死滅の高効率化、分子の高効率分解がある。
り均一にストリーマ状及びアーク放電を高効率で生成す
る方法を提供することにより、この放電を用いた各種産
業応用の高効率化を行なうことである。産業応用とし
て、液体中ラディカル原子や分子の生成効率向上、固体
の破砕、除去、分離効率の向上、微生物や生物の不活性
化、分解、死滅の高効率化、分子の高効率分解がある。
【０００４】
【課題を解決する手段】液体中に置かれた線状電極と他
電極間にパルスパワーを印加することにより、線状電極
と他電極の間に大容量ストリーマ状及びアーク放電を生
成する。他電極としては、円筒状電極、半円筒状電極、
平板電極、二つの平板電極、線電極、剣山状電極等多く
が考えられる。線状電極から多くのストリーマ状放電と
アーク放電を起こすには、線状電極表面での電界強度を
強くする必要がある。生成された大容量ストリーマ状及
びアーク放電を用いて、ラディカルの生成、固体の破
砕、除去、分離、微生物や生物の不活性化と死滅、及び
分子の分解をさせる。
電極間にパルスパワーを印加することにより、線状電極
と他電極の間に大容量ストリーマ状及びアーク放電を生
成する。他電極としては、円筒状電極、半円筒状電極、
平板電極、二つの平板電極、線電極、剣山状電極等多く
が考えられる。線状電極から多くのストリーマ状放電と
アーク放電を起こすには、線状電極表面での電界強度を
強くする必要がある。生成された大容量ストリーマ状及
びアーク放電を用いて、ラディカルの生成、固体の破
砕、除去、分離、微生物や生物の不活性化と死滅、及び
分子の分解をさせる。
【０００５】
【作用】液体中に線状電極と他電極を配置し、二つの電
極間にパルスパワーを印加する。線上電極の表面の電界
を強くすれば、多くのストリーマ状放電及びアーク放電
が起こる。パルスパワー電源の蓄積エネルギーと放電エ
ネルギーが等しくなるように線状電極の長さを選べば、
高効率でストリーマ状放電及びアーク放電生成が可能で
ある。ストリーマ状放電及びアーク放電からは、ラディ
カル、オゾン、紫外光、衝撃波、高エネルギー電子が発
生し、ストリーマ先端での高電界も加わって、ラディカ
ル生成、固体の破砕、除去、分離や細菌、ウィルス、生
物の活性化や死滅、及び分子の分解が生じる。
極間にパルスパワーを印加する。線上電極の表面の電界
を強くすれば、多くのストリーマ状放電及びアーク放電
が起こる。パルスパワー電源の蓄積エネルギーと放電エ
ネルギーが等しくなるように線状電極の長さを選べば、
高効率でストリーマ状放電及びアーク放電生成が可能で
ある。ストリーマ状放電及びアーク放電からは、ラディ
カル、オゾン、紫外光、衝撃波、高エネルギー電子が発
生し、ストリーマ先端での高電界も加わって、ラディカ
ル生成、固体の破砕、除去、分離や細菌、ウィルス、生
物の活性化や死滅、及び分子の分解が生じる。
【０００６】
【実施例】図１は、本発明の１実施例である。ステンレ
ス製線状電極１と銅製の平板電極２を水道水中に入れ、
パルスパワー電源３からのパルスパワーを両電極間に印
加する。線状電極の長さは２５ｃｍ、直径は１ｍｍを中
心に二桁変化した。平板電極の大きさは１５ｃｍ平方で
ある。電極間距離は数ｃｍ、パルスパワーの電圧、電
流、パルス幅はそれぞれ数十ｋＶから数百ｋＶ、数百Ａ
から数十ｋＡ、数十ｎｓから数十μｓまで変化した。電
極間は水道水４を満たした。ストリーマ状放電及びアー
ク放電５は、両電極間に広がって起こっている。図２
は、線上電極から始まる放電の起点の数と電極形状から
求めた線状電極表面の電界の大きさとの関係である。電
界の大きさは、放電がない場合であり、計算から求め
た。表面電界が大きいほどストリーマ状放電及びアーク
放電の起点の数が増え、均一に電極間に放電が生成され
た。この中に固体を入れると、パルスパワー印加回数と
共に破砕された破片が小さくなり、粉々になった。さら
に、分子の分解、微生物の殺菌と分解、ラディカルの生
成に有効であった。平板電極の代わりに円筒状電極を用
いても線状電極と円筒状電極の間全体にストリーマ状放
電とアーク放電を生成できた。平板電極の代わりに、半
円筒状電極及び線状電極を囲むように数枚の平板電極を
用いても、大容量ストリーマ状及びアーク放電を生成で
きた。
ス製線状電極１と銅製の平板電極２を水道水中に入れ、
パルスパワー電源３からのパルスパワーを両電極間に印
加する。線状電極の長さは２５ｃｍ、直径は１ｍｍを中
心に二桁変化した。平板電極の大きさは１５ｃｍ平方で
ある。電極間距離は数ｃｍ、パルスパワーの電圧、電
流、パルス幅はそれぞれ数十ｋＶから数百ｋＶ、数百Ａ
から数十ｋＡ、数十ｎｓから数十μｓまで変化した。電
極間は水道水４を満たした。ストリーマ状放電及びアー
ク放電５は、両電極間に広がって起こっている。図２
は、線上電極から始まる放電の起点の数と電極形状から
求めた線状電極表面の電界の大きさとの関係である。電
界の大きさは、放電がない場合であり、計算から求め
た。表面電界が大きいほどストリーマ状放電及びアーク
放電の起点の数が増え、均一に電極間に放電が生成され
た。この中に固体を入れると、パルスパワー印加回数と
共に破砕された破片が小さくなり、粉々になった。さら
に、分子の分解、微生物の殺菌と分解、ラディカルの生
成に有効であった。平板電極の代わりに円筒状電極を用
いても線状電極と円筒状電極の間全体にストリーマ状放
電とアーク放電を生成できた。平板電極の代わりに、半
円筒状電極及び線状電極を囲むように数枚の平板電極を
用いても、大容量ストリーマ状及びアーク放電を生成で
きた。
【０００７】
【発明の効果】液体中において大容量ストリーマ状及び
アーク放電を生成し、その中で、ラディカル生成、オゾ
ン生成、物体の破砕、除去、分離、リサイクルを高効率
で行なうことができる。さらに、細菌やバクテリア、生
物を含んだ液体を大容量ストリーマ状及びアーク放電に
さらすことにより、殺菌、分解、不活性化ができる。有
毒な液体中に混入した分子を分解もできた。高効率なラ
ディカル生成装置、水中オゾン生成装置、破砕機、破砕
除去機、破砕分離によるリサイクル機、殺菌及び不活性
化装置、水処理装置、水中分子分解装置を製造できる。
アーク放電を生成し、その中で、ラディカル生成、オゾ
ン生成、物体の破砕、除去、分離、リサイクルを高効率
で行なうことができる。さらに、細菌やバクテリア、生
物を含んだ液体を大容量ストリーマ状及びアーク放電に
さらすことにより、殺菌、分解、不活性化ができる。有
毒な液体中に混入した分子を分解もできた。高効率なラ
ディカル生成装置、水中オゾン生成装置、破砕機、破砕
除去機、破砕分離によるリサイクル機、殺菌及び不活性
化装置、水処理装置、水中分子分解装置を製造できる。
【図１】本発明の軸方向断面図である。
【図２】線状電極の表面での電界強度と線状電極上放電
の起点の数の関係である。
の起点の数の関係である。
１ 線状電極 ２ 平板電極 ３ パルス
パワー電源 ４ 水道水 ５ ストリーマ状及びアーク放電
パワー電源 ４ 水道水 ５ ストリーマ状及びアーク放電
Claims (5)
- 【請求項１】 線状電極と他電極間にパルスパワーを印
加して、液体中大容量ストリーマ状及びアーク放電を生
成する方法。 - 【請求項２】 パルスパワーを用いた液体中大容量スト
リーマ状及びアーク放電により、液体中でラディカル原
子や分子を生成する方法。 - 【請求項３】 パルスパワーを用いた液体中大容量スト
リーマ状及びアーク放電により、液体中で固体を破砕、
除去、分離する方法。 - 【請求項４】 パルスパワーを用いた液体中大容量スト
リーマ状及びアーク放電により、液体中の細菌、ウィル
ス及び生物を不活性化、分解又は死滅させる方法。 - 【請求項５】 パルスパワーを用いた液体中大容量スト
リーマ状及びアーク放電により、液体中に含まれる分子
を分解する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32731899A JP2001104958A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | パルスパワーを用いた液体中大容量ストリーマ状及びアーク放電の生成法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32731899A JP2001104958A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | パルスパワーを用いた液体中大容量ストリーマ状及びアーク放電の生成法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001104958A true JP2001104958A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=18197811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32731899A Pending JP2001104958A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | パルスパワーを用いた液体中大容量ストリーマ状及びアーク放電の生成法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001104958A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005021869A (ja) * | 2003-07-04 | 2005-01-27 | Nippon Resource Kk | 水中プラズマによる水処理方法及びその水処理装置 |
| JP2010284635A (ja) * | 2009-05-12 | 2010-12-24 | Daikin Ind Ltd | 液処理用放電ユニット、及び調湿装置 |
| JP2015528370A (ja) * | 2012-09-11 | 2015-09-28 | アメリカン イーグル インストラメンツ インコーポレイテッドＡｍｅｒｉｃａｎ Ｅａｇｌｅ Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓ， Ｉｎｃ． | 放電洗浄器装置および方法 |
-
1999
- 1999-10-12 JP JP32731899A patent/JP2001104958A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005021869A (ja) * | 2003-07-04 | 2005-01-27 | Nippon Resource Kk | 水中プラズマによる水処理方法及びその水処理装置 |
| JP2010284635A (ja) * | 2009-05-12 | 2010-12-24 | Daikin Ind Ltd | 液処理用放電ユニット、及び調湿装置 |
| JP2015528370A (ja) * | 2012-09-11 | 2015-09-28 | アメリカン イーグル インストラメンツ インコーポレイテッドＡｍｅｒｉｃａｎ Ｅａｇｌｅ Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓ， Ｉｎｃ． | 放電洗浄器装置および方法 |
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