JP2001104844A - 壁体取付型噴霧装置 - Google Patents
壁体取付型噴霧装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽微な力、例えば移動体の速度の
変化に伴う運動エネルギーを利用して、あるいは、噴霧
のために特に注意を集中することなく、芳香剤、消臭剤
等の液体、粉体または気体を自動的に噴霧でき、かつ電
気エネルギー、電子回路等を必要としない壁体取付型噴
霧装置を提供する。 【解決手段】 チルトアクションバルブ付き噴霧
用ノズルと該噴霧用ノズルと連結する缶体部とを備えた
噴霧用缶と、該噴霧用ノズルの周囲に設置された錘と、
該噴霧用缶を壁体に回動又は揺動自在に取り付ける固定
用治具とからなることを特徴とする壁体取付型噴霧装
置。
変化に伴う運動エネルギーを利用して、あるいは、噴霧
のために特に注意を集中することなく、芳香剤、消臭剤
等の液体、粉体または気体を自動的に噴霧でき、かつ電
気エネルギー、電子回路等を必要としない壁体取付型噴
霧装置を提供する。 【解決手段】 チルトアクションバルブ付き噴霧
用ノズルと該噴霧用ノズルと連結する缶体部とを備えた
噴霧用缶と、該噴霧用ノズルの周囲に設置された錘と、
該噴霧用缶を壁体に回動又は揺動自在に取り付ける固定
用治具とからなることを特徴とする壁体取付型噴霧装
置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ほぼ所定時間、ほ
ぼ所定量の液体を軽微な力で噴霧できる壁体取付型噴霧
装置に関する。さらに詳しくは、壁体、例えば移動体の
速度変化、あるいは噴霧装置にかけられた軽微な力によ
り、ほぼ所定時間、ほぼ所定量の液体、例えば芳香剤、
消臭剤、殺菌剤、殺虫剤等を自動的な姿勢復元により噴
霧できるチルトアクションバルブ付き噴霧用ノズルを備
えた噴霧用缶を使用した壁体取付型噴霧装置に関する。
ぼ所定量の液体を軽微な力で噴霧できる壁体取付型噴霧
装置に関する。さらに詳しくは、壁体、例えば移動体の
速度変化、あるいは噴霧装置にかけられた軽微な力によ
り、ほぼ所定時間、ほぼ所定量の液体、例えば芳香剤、
消臭剤、殺菌剤、殺虫剤等を自動的な姿勢復元により噴
霧できるチルトアクションバルブ付き噴霧用ノズルを備
えた噴霧用缶を使用した壁体取付型噴霧装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、移動体例えばドア等に取り付けた
自動噴霧装置は、基本的に電気回路を利用したセンサー
型やタイマー型の装置であり、回路設計コスト、電子・
電気部品コスト、組立加工コスト等がかかり、一般家庭
等を含めた広い範囲での普及は困難であった。また上記
のような電気製品の場合には電気エネルギーの供給が不
可欠であり、電池等を含めた供給源の存在を必須として
いた。
自動噴霧装置は、基本的に電気回路を利用したセンサー
型やタイマー型の装置であり、回路設計コスト、電子・
電気部品コスト、組立加工コスト等がかかり、一般家庭
等を含めた広い範囲での普及は困難であった。また上記
のような電気製品の場合には電気エネルギーの供給が不
可欠であり、電池等を含めた供給源の存在を必須として
いた。
【０００３】また、芳香剤、消臭剤、殺菌剤等の自動噴
霧が好適である場合においても、そのような装置が身近
に存在しないために、意図的に噴霧することが必要であ
った。さらには、噴霧するための噴霧用缶を備えておい
ても、噴霧用缶を手に取る、作用点となるノズルに注意
を集中する、指でノズルをプッシュするという操作が必
要であり、面倒くささを伴うものであった。このため、
必要な噴霧を忘れる場合もしばしばであった。例えば、
トイレへの出入り、病室への出入り等の場合である。
霧が好適である場合においても、そのような装置が身近
に存在しないために、意図的に噴霧することが必要であ
った。さらには、噴霧するための噴霧用缶を備えておい
ても、噴霧用缶を手に取る、作用点となるノズルに注意
を集中する、指でノズルをプッシュするという操作が必
要であり、面倒くささを伴うものであった。このため、
必要な噴霧を忘れる場合もしばしばであった。例えば、
トイレへの出入り、病室への出入り等の場合である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、軽微な力、
例えば移動体の速度の変化に伴う運動エネルギーを利用
して、あるいは、噴霧のために特に注意を集中すること
なく、芳香剤、消臭剤等の液体、粉体または気体を自動
的に噴霧でき、かつ電気エネルギー、電子回路等を必要
としない壁体取付型噴霧装置の提供を目的とする。
例えば移動体の速度の変化に伴う運動エネルギーを利用
して、あるいは、噴霧のために特に注意を集中すること
なく、芳香剤、消臭剤等の液体、粉体または気体を自動
的に噴霧でき、かつ電気エネルギー、電子回路等を必要
としない壁体取付型噴霧装置の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、チルトアクシ
ョンバルブ付き噴霧用ノズルと該噴霧用ノズルと連結す
る缶体部とを備えた噴霧用缶と、該噴霧用ノズルの周囲
に設置された錘と、該噴霧用缶を壁体に回動又は揺動自
在に取り付ける固定用治具とからなる壁体取付型噴霧装
置を提供する。本発明は上記壁体取付型噴霧装置におい
て、固定用治具が、缶体部を把持する把持部材と、該把
持部材を壁体に取り付ける取付部材とからなり、該取付
部材が壁体に取り付けられた板状部材と、該板状部材に
把持部材を回動又は揺動自在に保持する保持部材とから
なる噴霧装置を提供する。本発明は上記壁体取付型噴霧
装置において、把持部材を回動又は揺動自在に保持する
保持部材が、把持部材と板状部材とを弾性部材で結合
し、かつ缶体部の底部を回動自在に支持している噴霧装
置を提供する。本発明は上記壁体取付型噴霧装置におい
て、固定用治具が、缶体部を把持する把持部材と、該把
持部材を壁体に取り付ける取付部材とからなり、該取付
部材が把持部材を支持する板状部材の上端部側を壁体に
取り付け、かつ板状部材の取付部以外は板状部材と壁体
との間に空隙を有するように取り付けられている噴霧装
置を提供する。本発明はさらに、チルトアクションバル
ブ付き噴霧用ノズルと該噴霧用ノズルと連結する缶体部
とを備えた噴霧用缶と、該噴霧用ノズルの周囲に設置さ
れた錘と、該噴霧用缶を錘を底部に装着した容器に収納
し、該容器を壁体から揺動自在に釣支している壁体取付
型噴霧装置を提供する。
ョンバルブ付き噴霧用ノズルと該噴霧用ノズルと連結す
る缶体部とを備えた噴霧用缶と、該噴霧用ノズルの周囲
に設置された錘と、該噴霧用缶を壁体に回動又は揺動自
在に取り付ける固定用治具とからなる壁体取付型噴霧装
置を提供する。本発明は上記壁体取付型噴霧装置におい
て、固定用治具が、缶体部を把持する把持部材と、該把
持部材を壁体に取り付ける取付部材とからなり、該取付
部材が壁体に取り付けられた板状部材と、該板状部材に
把持部材を回動又は揺動自在に保持する保持部材とから
なる噴霧装置を提供する。本発明は上記壁体取付型噴霧
装置において、把持部材を回動又は揺動自在に保持する
保持部材が、把持部材と板状部材とを弾性部材で結合
し、かつ缶体部の底部を回動自在に支持している噴霧装
置を提供する。本発明は上記壁体取付型噴霧装置におい
て、固定用治具が、缶体部を把持する把持部材と、該把
持部材を壁体に取り付ける取付部材とからなり、該取付
部材が把持部材を支持する板状部材の上端部側を壁体に
取り付け、かつ板状部材の取付部以外は板状部材と壁体
との間に空隙を有するように取り付けられている噴霧装
置を提供する。本発明はさらに、チルトアクションバル
ブ付き噴霧用ノズルと該噴霧用ノズルと連結する缶体部
とを備えた噴霧用缶と、該噴霧用ノズルの周囲に設置さ
れた錘と、該噴霧用缶を錘を底部に装着した容器に収納
し、該容器を壁体から揺動自在に釣支している壁体取付
型噴霧装置を提供する。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明においては、チルトアクシ
ョンバルブ付き噴霧用ノズルと該噴霧用ノズルと連結す
る缶体部とを備えた噴霧用缶が使用される。チルトアク
ションバルブ付き噴霧用ノズルとは、噴霧用ノズルに横
方向の力を掛けることにより、即ち噴霧用ノズルを、該
ノズルを取付けた噴霧用缶に対し傾けることにより、噴
霧用缶内部の液体、気体等を噴霧できる機構を備えたノ
ズルである。このチルトアクションバルブは、横方向か
らの力を取り除くことにより元の位置に復元し、噴霧は
停止する。噴霧用缶としては蓄圧タイプのものが使用さ
れる。本発明において壁体とは、移動体を含み、移動体
とは、ドア、引戸、蓋等の非移動性構造体に取付られた
移動体、あるいは自動車、電車、船舶等を含む意味で使
用される。なお壁体とは、ほぼ垂直な面を有するものの
みならず、天井をも含む意味で使用される。以下本発明
を図面に基づいて詳細に説明する。本発明において、噴
霧用缶としては、蓄圧タイプのスプレーポンプも使用で
きる。
ョンバルブ付き噴霧用ノズルと該噴霧用ノズルと連結す
る缶体部とを備えた噴霧用缶が使用される。チルトアク
ションバルブ付き噴霧用ノズルとは、噴霧用ノズルに横
方向の力を掛けることにより、即ち噴霧用ノズルを、該
ノズルを取付けた噴霧用缶に対し傾けることにより、噴
霧用缶内部の液体、気体等を噴霧できる機構を備えたノ
ズルである。このチルトアクションバルブは、横方向か
らの力を取り除くことにより元の位置に復元し、噴霧は
停止する。噴霧用缶としては蓄圧タイプのものが使用さ
れる。本発明において壁体とは、移動体を含み、移動体
とは、ドア、引戸、蓋等の非移動性構造体に取付られた
移動体、あるいは自動車、電車、船舶等を含む意味で使
用される。なお壁体とは、ほぼ垂直な面を有するものの
みならず、天井をも含む意味で使用される。以下本発明
を図面に基づいて詳細に説明する。本発明において、噴
霧用缶としては、蓄圧タイプのスプレーポンプも使用で
きる。
【０００７】図１は、チルトアクションバルブ付き噴霧
用ノズルを移動体、例えばドアに取付けた噴霧装置を示
す説明図である。噴霧用ノズル１に錘２を装着した噴霧
用缶４の缶体部３を把持部材５で把持する。把持部材５
を支点２０で軸支する保持部材６を有する取付部材７を
ドア９に固着する。缶体部３の底部には錘８を取付る。
噴霧用缶４は、ドア９に把持部材５を介して保持部材６
により軸支されているのみである。噴霧用ノズル１に装
着した錘２の働きにより、僅かな力で、噴霧用ノズルは
傾斜し、缶内部の液体を噴霧できる。また噴霧用缶は単
に軸支されているのみであるから、缶体部３それ自体の
重量により、あるいは缶体部３の底部に取付けた錘８の
働きにより、荷重が停止した後、噴霧用缶及び噴霧用ノ
ズルは元の位置に復元し、ノズルからの内容物噴射は停
止する。なお図１において、取付部材７を噴霧用缶４の
全長にわたるような長さとし、缶体部３の底部を回動自
在となるように保持する部材を取付部材に設置してもよ
い。この底部設置の保持部材に錘を取付ることもできる
（図示せず）。
用ノズルを移動体、例えばドアに取付けた噴霧装置を示
す説明図である。噴霧用ノズル１に錘２を装着した噴霧
用缶４の缶体部３を把持部材５で把持する。把持部材５
を支点２０で軸支する保持部材６を有する取付部材７を
ドア９に固着する。缶体部３の底部には錘８を取付る。
噴霧用缶４は、ドア９に把持部材５を介して保持部材６
により軸支されているのみである。噴霧用ノズル１に装
着した錘２の働きにより、僅かな力で、噴霧用ノズルは
傾斜し、缶内部の液体を噴霧できる。また噴霧用缶は単
に軸支されているのみであるから、缶体部３それ自体の
重量により、あるいは缶体部３の底部に取付けた錘８の
働きにより、荷重が停止した後、噴霧用缶及び噴霧用ノ
ズルは元の位置に復元し、ノズルからの内容物噴射は停
止する。なお図１において、取付部材７を噴霧用缶４の
全長にわたるような長さとし、缶体部３の底部を回動自
在となるように保持する部材を取付部材に設置してもよ
い。この底部設置の保持部材に錘を取付ることもできる
（図示せず）。
【０００８】図２は、把持部材を回動又は揺動自在に保
持する保持部材が、把持部材と板状部材とをコイルスプ
リングで結合し、かつ缶体部の底部を回動自在に支持し
ている場合を示す説明図である。噴霧用ノズル１に錘２
を装着した噴霧用缶に把持部材５を取付ける。把持部材
５と板状部材７をコイルスプリング１０で結合する。板
状部材７の下部には、該板状部材７に取付けられた支持
体１２に、軸１３により軸支された底面が曲面形状をし
ている支持部材１１を設置する。ドア９の移動によりコ
イルスプリング１０は伸縮し、かつ缶体部３の底部は回
動自在であるように支持部材１１により支持されている
ため、コイルスプリング１０の伸縮につれて噴霧用缶４
は揺動する。噴霧用缶４の揺動により、噴霧用ノズル１
に装着した錘２の働き、即ち重心移動により噴霧用ノズ
ル１は缶体部３に対し傾斜し、内容物を噴射する。コイ
ルスプリング１０の弾性、錘２の重量等を適宜調整する
ことにより、ドア移動に伴う内容物の噴射時間、噴射量
を適宜調整することができる。
持する保持部材が、把持部材と板状部材とをコイルスプ
リングで結合し、かつ缶体部の底部を回動自在に支持し
ている場合を示す説明図である。噴霧用ノズル１に錘２
を装着した噴霧用缶に把持部材５を取付ける。把持部材
５と板状部材７をコイルスプリング１０で結合する。板
状部材７の下部には、該板状部材７に取付けられた支持
体１２に、軸１３により軸支された底面が曲面形状をし
ている支持部材１１を設置する。ドア９の移動によりコ
イルスプリング１０は伸縮し、かつ缶体部３の底部は回
動自在であるように支持部材１１により支持されている
ため、コイルスプリング１０の伸縮につれて噴霧用缶４
は揺動する。噴霧用缶４の揺動により、噴霧用ノズル１
に装着した錘２の働き、即ち重心移動により噴霧用ノズ
ル１は缶体部３に対し傾斜し、内容物を噴射する。コイ
ルスプリング１０の弾性、錘２の重量等を適宜調整する
ことにより、ドア移動に伴う内容物の噴射時間、噴射量
を適宜調整することができる。
【０００９】図３は、把持部材を回動又は揺動自在に保
持する保持部材が、把持部材と板状部材とを板バネで結
合し、かつ缶体部の底部を回動自在に支持している場合
を示す説明図である。噴霧用ノズル１に錘２を装着した
噴霧用缶に把持部材５を取付ける。把持部材５と板状部
材７を板バネ１４で結合する。板状部材７の下部には、
該板状部材７に取付けられた支持体１２に、軸１３によ
り軸支された底面が曲面形状をしている支持部材１１を
設置する。ドア９の移動により板バネ１４は振動し、か
つ缶体部３の底部は回動自在であるように支持部材１１
により支持されているため、板バネ１４の振動につれて
噴霧用缶４は揺動する。噴霧用缶４の揺動により、噴霧
用ノズル１に装着した錘２の働き、即ち重心移動により
噴霧用ノズル１は缶体部３に対し傾斜し、内容物を噴射
する。
持する保持部材が、把持部材と板状部材とを板バネで結
合し、かつ缶体部の底部を回動自在に支持している場合
を示す説明図である。噴霧用ノズル１に錘２を装着した
噴霧用缶に把持部材５を取付ける。把持部材５と板状部
材７を板バネ１４で結合する。板状部材７の下部には、
該板状部材７に取付けられた支持体１２に、軸１３によ
り軸支された底面が曲面形状をしている支持部材１１を
設置する。ドア９の移動により板バネ１４は振動し、か
つ缶体部３の底部は回動自在であるように支持部材１１
により支持されているため、板バネ１４の振動につれて
噴霧用缶４は揺動する。噴霧用缶４の揺動により、噴霧
用ノズル１に装着した錘２の働き、即ち重心移動により
噴霧用ノズル１は缶体部３に対し傾斜し、内容物を噴射
する。
【００１０】図４は、固定用治具が、缶体部を把持する
把持部材と、該把持部材を壁体に取り付ける取付部材と
からなり、該取付部材が把持部材を支持する板状部材の
上端部側を壁体に取り付け、かつ板状部材の取付部以外
は板状部材と壁体との間に空隙を有するように取付けら
れている場合を示す説明図である。噴霧用ノズル１に錘
２を装着した噴霧用缶４に把持部材５を取付ける。把持
部材５と板状部材７を結合する。板状部材としては、好
ましくは板バネが使用される。板状部材７をスペーサー
１５を介してドア９に固着する。ドア９の移動により、
板状部材７は振動し、この振動は噴霧用缶４に伝達され
る。噴霧用缶４の振動により、噴霧用ノズル２に装着し
た錘２の重心移動が生じ、噴霧用ノズル２は缶体部に対
して傾斜し、内容物を噴射する。なおスペーサー１５の
厚さを適宜の厚さに調整し、板状部材７が十分振動でき
るようにしておくことが重要である。
把持部材と、該把持部材を壁体に取り付ける取付部材と
からなり、該取付部材が把持部材を支持する板状部材の
上端部側を壁体に取り付け、かつ板状部材の取付部以外
は板状部材と壁体との間に空隙を有するように取付けら
れている場合を示す説明図である。噴霧用ノズル１に錘
２を装着した噴霧用缶４に把持部材５を取付ける。把持
部材５と板状部材７を結合する。板状部材としては、好
ましくは板バネが使用される。板状部材７をスペーサー
１５を介してドア９に固着する。ドア９の移動により、
板状部材７は振動し、この振動は噴霧用缶４に伝達され
る。噴霧用缶４の振動により、噴霧用ノズル２に装着し
た錘２の重心移動が生じ、噴霧用ノズル２は缶体部に対
して傾斜し、内容物を噴射する。なおスペーサー１５の
厚さを適宜の厚さに調整し、板状部材７が十分振動でき
るようにしておくことが重要である。
【００１１】図５は、噴霧用缶を、錘を底部に装着した
容器に収納し、該容器を壁体から揺動自在に釣支した場
合を示す説明図である。図５の場合においても、チルト
アクションバルブ付き噴霧用ノズル１と、該噴霧用ノズ
ルと連結する缶体部３と、該噴霧用ノズルの周囲に設置
された錘２とを具備する噴霧用缶４が使用される。噴霧
用缶４を底部に錘１７を装着した容器１６に収納する。
該容器１６を支点１９から糸１８により釣支する。支点
１９の移動あるいは容器１６への負荷により容器１６は
揺動する。この揺動により噴霧用ノズル１に設置された
錘２の重心が移動し、ノズル１を缶体部３に対し傾斜さ
せ、内容物が噴射される。
容器に収納し、該容器を壁体から揺動自在に釣支した場
合を示す説明図である。図５の場合においても、チルト
アクションバルブ付き噴霧用ノズル１と、該噴霧用ノズ
ルと連結する缶体部３と、該噴霧用ノズルの周囲に設置
された錘２とを具備する噴霧用缶４が使用される。噴霧
用缶４を底部に錘１７を装着した容器１６に収納する。
該容器１６を支点１９から糸１８により釣支する。支点
１９の移動あるいは容器１６への負荷により容器１６は
揺動する。この揺動により噴霧用ノズル１に設置された
錘２の重心が移動し、ノズル１を缶体部３に対し傾斜さ
せ、内容物が噴射される。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、電気製品等のように電
力、回路設計、電子、電気部品、組み立て加工等の付随
的コストを要することなく、壁体、例えば移動体の移動
により生ずる速度の変化、あるいは軽微な力の負荷によ
り、噴霧用缶内部の液体等をほぼ所定時間、ほぼ所定量
噴射できる壁体取付型噴霧装置が提供される。本発明に
よれば、意識的な噴霧操作を必要とすることなく、自動
的に液体等を噴射できる壁体取付型噴霧装置が提供され
る。さらに本発明によれば、簡易な操作により液体等を
噴射できる壁体取付型噴霧装置が提供される。すなわち
本発明によれば、噴霧用ノズルの缶体部に対する傾斜に
より噴霧用缶内部の液体噴射を可能ならしめるチルトア
クションバルブ付きノズルの特性を最大限に発揮せしめ
た噴霧装置が提供される。
力、回路設計、電子、電気部品、組み立て加工等の付随
的コストを要することなく、壁体、例えば移動体の移動
により生ずる速度の変化、あるいは軽微な力の負荷によ
り、噴霧用缶内部の液体等をほぼ所定時間、ほぼ所定量
噴射できる壁体取付型噴霧装置が提供される。本発明に
よれば、意識的な噴霧操作を必要とすることなく、自動
的に液体等を噴射できる壁体取付型噴霧装置が提供され
る。さらに本発明によれば、簡易な操作により液体等を
噴射できる壁体取付型噴霧装置が提供される。すなわち
本発明によれば、噴霧用ノズルの缶体部に対する傾斜に
より噴霧用缶内部の液体噴射を可能ならしめるチルトア
クションバルブ付きノズルの特性を最大限に発揮せしめ
た噴霧装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図１】 軸支により揺動自在に取り付けられた噴霧用
缶を示す説明図である。
缶を示す説明図である。
【図２】 コイルスプリングにより揺動自在に取り付け
られた噴霧用缶を示す説明図である。
られた噴霧用缶を示す説明図である。
【図３】 板バネにより揺動自在に取り付けられた噴霧
用缶を示す説明図である。
用缶を示す説明図である。
【図４】 板状部材により揺動自在に取り付けられた噴
霧用缶を示す説明図である。
霧用缶を示す説明図である。
【図５】 釣支により揺動自在に設置された噴霧用缶を
示す説明図である。
示す説明図である。
１ 噴霧用ノズル ２ ノズルに装着された錘 ３ 缶体部 ４ 噴霧用缶 ５ 把持部材 ６ 保持部材 ７ 板状部材 ９ ドア １０ コイルスプリング
Claims (10)
- 【請求項１】 チルトアクションバルブ付き噴霧用ノズ
ルと該噴霧用ノズルと連結する缶体部とを備えた噴霧用
缶と、該噴霧用ノズルの周囲に設置された錘と、該噴霧
用缶を壁体に回動又は揺動自在に取り付ける固定用治具
とからなることを特徴とする壁体取付型噴霧装置。 - 【請求項２】 固定用治具が、缶体部を把持する把持部
材と、該把持部材を壁体に取り付ける取付部材とからな
り、該取付部材が壁体に取り付けられた板状部材と、該
板状部材に把持部材を回動又は揺動自在に保持する保持
部材とからなることを特徴とする請求項１記載の壁体取
付型噴霧装置。 - 【請求項３】 把持部材を回動又は揺動自在に保持する
保持部材が、把持部材を軸支していることを特徴とする
請求項２記載の壁体取付型噴霧装置。 - 【請求項４】 保持部材が、缶体部の底部を回動自在に
支持していることを特徴とする請求項３記載の壁体取付
型噴霧装置。 - 【請求項５】 缶体部が、該缶体部の下部に錘が取り付
けられていることを特徴とする請求項２記載の壁体取付
型噴霧装置。 - 【請求項６】 把持部材を回動又は揺動自在に保持する
保持部材が、把持部材と板状部材とを弾性部材で結合
し、かつ缶体部の底部を回動自在に支持していることを
特徴とする請求項２記載の壁体取付型噴霧装置。 - 【請求項７】 弾性部材が、板バネ又はコイルスプリン
グであることを特徴とする請求項６記載の壁体取付型噴
霧装置。 - 【請求項８】 固定用治具が、缶体部を把持する把持部
材と、該把持部材を壁体に取り付ける取付部材とからな
り、該取付部材が把持部材を支持する板状部材の上端部
側を壁体に取り付け、かつ板状部材の取付部以外は板状
部材と壁体との間に空隙を有するように取付けられてい
ることを特徴とする請求項１記載の壁体取付型噴霧装
置。 - 【請求項９】 板状部材が、板バネであることを特徴と
する請求項２記載の壁体取付型噴霧装置。 - 【請求項１０】 チルトアクションバルブ付き噴霧用ノ
ズルと該噴霧用ノズルと連結する缶体部とを備えた噴霧
用缶と、該噴霧用ノズルの周囲に設置された錘と、該噴
霧用缶を、錘を底部に装着した容器に収納し、該容器を
壁体から揺動自在に釣支したことを特徴とする壁体取付
型噴霧装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28626399A JP2001104844A (ja) | 1999-10-07 | 1999-10-07 | 壁体取付型噴霧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28626399A JP2001104844A (ja) | 1999-10-07 | 1999-10-07 | 壁体取付型噴霧装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001104844A true JP2001104844A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=17702107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28626399A Pending JP2001104844A (ja) | 1999-10-07 | 1999-10-07 | 壁体取付型噴霧装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001104844A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT201700105511A1 (it) * | 2017-09-21 | 2019-03-21 | L E M Lavorazioni Elettroniche E Mecc Srl | Apparato di bonifica di equipaggiamenti militari a doppia modalita’ di pressurizzazione |
-
1999
- 1999-10-07 JP JP28626399A patent/JP2001104844A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT201700105511A1 (it) * | 2017-09-21 | 2019-03-21 | L E M Lavorazioni Elettroniche E Mecc Srl | Apparato di bonifica di equipaggiamenti militari a doppia modalita’ di pressurizzazione |
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