JP2001104087A - 折り畳み椅子 - Google Patents

折り畳み椅子

Info

Publication number
JP2001104087A
JP2001104087A JP28445699A JP28445699A JP2001104087A JP 2001104087 A JP2001104087 A JP 2001104087A JP 28445699 A JP28445699 A JP 28445699A JP 28445699 A JP28445699 A JP 28445699A JP 2001104087 A JP2001104087 A JP 2001104087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
folding chair
leg
lower beam
upper beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28445699A
Other languages
English (en)
Inventor
Takusane Shimamura
卓実 島村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP28445699A priority Critical patent/JP2001104087A/ja
Publication of JP2001104087A publication Critical patent/JP2001104087A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 快適な座り心地を得ることができるととも
に、デザイン的にも優れた造形処理が可能な折り畳み椅
子の提供。 【解決手段】 前部脚杆10Aと後部脚杆10Bとを、
上梁14及び下梁12によって連結して右枠体22及び
左枠体24を形成し、上梁14から斜め下方に延出する
前部斜杆16A及び後部斜杆16Bを上梁14に回動可
能に取り付け、且つ前部斜杆16A及び後部斜杆16B
間を係止梁26によって連結し、この係止梁26に、対
向する枠体の下梁12に対して係脱可能な係合部を設
け、右枠体22及び左枠体24の上梁14間に着席者の
身体を支持する折り畳み可能な支持材20を取り付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳み椅子に係
り、特に折り畳み構造に特徴を有する椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、折り畳み可能な椅子として、特開
平10−71024号公報記載の椅子がある。同公報記
載の椅子は、図6に示されるように、1対の枠体50,
52を中央部で相互に回動可能に連結し、各枠体50,
52の横木54,56に布を張り渡すことによって、枠
体50,52を開脚したときに座部58を構成するよう
になっている。
【0003】また、特開平6−197821号公報記載
の椅子は、図7に示すように、立設された4本のパイプ
製の脚杆60の間に、交差部を枢着してなるX状浅杆6
2を架設し、このX状浅杆62の下端を、脚杆60の下
端に枢着するとともに、上端を、脚杆60に沿って上下
にスライド自在に嵌挿して骨組みを形成している。そし
て、4本の脚杆60間に座部用シート材64を張設する
ことによって椅子が構成される。収納に際しては、各脚
杆60を中央に寄せながら各X状浅杆62を中央に集束
させるようにして折り畳む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−71024号公報の椅子は、構造が簡単化されて
いるとともに、容易に折り畳むことができるという利点
があるものの、使用時には座部58を形成する布の張力
のみによって枠体50,52の開き量を制限し、且つ着
席者の体重を支持することになるため、着座時の座部5
8の沈み込みが大きく、快適な座り心地を得ることがで
きないという問題点がある。また、造形的にもデザイン
を施す余地がなく、斬新さに欠けるという傾向がある。
【0005】特開平6−197821号公報記載の椅子
の場合は、コンパクトに収納することは可能であるが、
やはり、前述した椅子と同様に、X状浅杆62の開き量
の規制は、座部用シート材64の張力のみに依存してい
るため、使用時の形状の安定性に欠け、快適な座り心地
を得ることが困難である。また、構造上、金属又は樹脂
によるパイプ材によって各部材を構成せざるを得ず、デ
ザイン的な自由度も低いという問題点がある。
【0006】本発明は、このような諸事情に対処するた
めに提案されたものであって、快適な座り心地を得るこ
とができるとともに、デザイン的にも優れた造形処理が
可能な折り畳み椅子を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、4隅に立設された脚杆のうち前後2本の脚杆
同士を上梁によって連結するとともに、該前後2本の脚
杆同士を下梁によって連結して、前後2本の脚杆、上梁
及び下梁からなる左右1対の枠体をそれぞれ形成し、前
記上梁から斜め下方に延出する斜杆を前記上梁に回動可
能に取り付け、該斜杆の先端に、前記左右1対の枠体の
うち、対向する枠体の前記下梁に対して係脱可能な係合
部を設けるとともに、前記左右1対の枠体の間に、着席
者の身体を支持する折り畳み可能な支持材を取り付けて
なる。
【0008】(2)上記(1)項において、着席者の身
体を支持するとともに、前部に前記脚杆のうち、2本の
前部脚杆が挿入される取付孔が形成され、且つ後部に前
記後部脚杆が挿入される袋状部を有するシート部材を具
備する。
【0009】(3)上記(1)項又は(2)項におい
て、前記前後の脚杆の間には、着脱可能な肘掛けがそれ
ぞれ取り付けられている。
【0010】(4)上記(1)項〜(3)項において、
前記斜杆は前記枠体に、それぞれ2本以上設置されてお
り、該斜杆の下端間を、前記下梁と平行な係止梁によっ
て連結するとともに、該係止梁に前記下梁と係合する前
記係合部が連続して形成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る折り畳み椅子
の好適な実施形態を添付図面を参照して説明する。
【0012】図1は本発明の一実施形態に係る折り畳み
椅子を正面側から見た斜視図、図2は後面側から見た斜
視図である。図1及び図2に示されるように、本実施形
態の折り畳み椅子は、主に前部脚杆10A及び後部脚杆
10Bと、下梁12と、上梁14と、前部斜杆16A及
び後部斜杆16Bと、シート部材18と、着座部支持材
20とを具備して構成されている。
【0013】前部脚杆10A及び後部脚杆10Bは、4
隅に立設されているとともに、後部脚杆10Bは、前部
脚杆10Aよりも高さが長く形成されている。前部脚杆
10Aと後部脚杆10Bとの間は、丸棒状の下梁12及
び上梁14によって連結され、これらの各部材により、
右枠体22と左枠体24とが形成されている。右枠体2
2と左枠体24とは、前部斜杆16A及び後部斜杆16
Bによって連結されている。椅子の使用時、前部斜杆1
6A及び後部斜杆16Bは、X字状にクロスした形状が
保持される。
【0014】図3にも示されるように、前部斜杆16A
及び後部斜杆16B(図3では前部斜杆16Aのみ図示
している)は、上梁14の前後部に回動可能に取り付け
られ、且つ各上梁14から対向する右枠体22又は左枠
体24の方向へ斜め下方に延出している。左右の上梁1
4に取り付けられた前部斜杆16A及び後部斜杆16B
は、略中央部でクロスされ、それぞれボルト・ナット等
の締結部材25によって相互に回動可能に連結されてい
る。
【0015】図1及び図2に示されるように、前部斜杆
16A及び後部斜杆16Bの下端間は、下梁12と平行
な係止梁26によって連結されている。図3に示される
ように、この係止梁26には、鉤状断面の係合部26A
がその前後方向に亘って直線状に形成されている。図4
に示されるように、この係合部26Aは、下梁12に上
方から係合し、その係合時には折り畳み椅子としての基
本的な骨組みを形成する。
【0016】図1、2及び図4に示されるように、左右
の上梁14間に、着席者の臀部を支持する支持材20
が、シート部材18の着座部下面となる位置に取り付け
られており、この支持材20は例えば張布等の折り畳み
可能な材料によって形成されている。
【0017】シート部材18は、例えば本革、合成皮革
等により形成され、着席時の身体の形状に合わせて臀部
から背もたれにかけて所定の曲率となるように加工され
ている。シート部材18の前側の角部には、前部脚杆1
0Aに挿入される取付孔18A,18Aが2カ所形成さ
れている。一方、シート部材18の着座部から立ち上が
った後側の部分には、後部脚杆10Bの上端が挿入され
る袋状部18B,18Bが、シート材を縫い合わせる等
の加工を施すことによって形成されている。
【0018】前部脚杆10Aと後部脚杆10Bとの間に
は、肘掛け28が架設されており、この肘掛け28は、
その前端部裏面に前部脚杆10Aの上端が挿入される凹
部28Aが形成されているとともに、後端部に後部脚杆
10Bと嵌合する溝部28Bが形成されている。肘掛け
28は、前部脚杆10A及び後部脚杆10Bから取り外
し可能となっている。
【0019】次に、前述のように構成した本実施形態の
折り畳み椅子を折り畳む場合は、以下のように行う。ま
ず、図1の状態から、肘掛け28を前部脚杆10A及び
後部脚杆10Bから取り外す。そして、シート部材18
の前端部を上方に持ち上げて、取付孔18Aから前部脚
杆10Aを抜き取るとともに、袋状部18Bから後部脚
杆10Bを抜き取って、図4に示されるように、右枠体
22及び左枠体24だけの状態として骨組みを露出させ
る。そして、下梁12と、前部斜杆16A及び後部斜杆
16Bの係合部26Aとの係合を解除し、前部斜杆16
A及び後部斜杆16Bを回動させて、図5に示されるよ
うに、右枠体22及び左枠体24間を接近させて支持材
20とともに折り畳むことによって作業が終了する。
【0020】このように、本実施形態では、椅子の使用
に際して脚杆10A及び10Bの開き量を斜杆16A,
16Bを用いて規制することができるため、椅子本体の
剛性が高まり、座り心地が向上する。即ち、シート部材
18及び支持材20は、あくまで着席者の体重を支持す
るだけであり、従来の折り畳み椅子のように、脚部の開
き量を規制するのに着座部を形成する布材を利用してし
ていないので、従来の椅子に比較して座り心地は格段に
向上している。また、椅子の形状についても、シート部
材18を自由にデザインすることが可能であり、造形上
の自由度も向上している。さらに、支持材20に加え
て、シート部材18によっても着席者の体重を支持する
ようにしているため、より快適な座り心地を得ることが
できる。
【0021】なお、本実施形態では、右枠体22及び左
枠体24間を2本の斜杆16A,16Bによって連結し
ているが、その数はいくつでもよい。また、2本の斜杆
16A,16Bの間を係止梁26によって接続している
が、係止梁26を設けることなく、斜杆16A,16B
の下端に、下梁12に対して係脱可能な係合部を設けて
もよい。本実施形態では、左右の上梁14間にのみ着席
者の臀部を支持する支持材20を張り渡しているが、後
部脚杆10B間に着席者の背中を支持するための支持材
を取り付けることも可能である。
【0022】
【発明の効果】請求項1〜4記載の発明によれば、椅子
を構成する骨組みの剛性が向上しているので、快適な座
り心地を得ることができる。また、椅子の外観を構成す
るシート部材を自由にデザインすることができ、様々な
造形処理を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る折り畳み椅子を正面
側から見た斜視図である。
【図2】同じく、本実施形態に係る折り畳み椅子を後面
側から見た斜視図である。
【図3】本実施形態に係る折り畳み椅子の要部を示した
拡大正面図である。
【図4】本実施形態に係る折り畳み椅子の骨組みを示し
た正面図である。
【図5】本実施形態に係る折り畳み椅子の折り畳み状態
を示す説明図である。
【図6】従来の折り畳み椅子の斜視図である。
【図7】同じく、従来の折り畳み椅子の斜視図である。
【符号の説明】
10A 前部脚杆 10B 後部脚杆 12 下梁 14 上梁 16A 前部斜杆 16B 後部斜杆 18 シート部材 18A 取付孔 18B 袋状部 20 支持材 22 右枠体 24 左枠体 25 締結部材 26 係止梁 26A 係合部 28 肘掛け 28A 凹部 28B 溝部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4隅に立設された脚杆のうち前後2本の
    脚杆同士を上梁によって連結するとともに、該前後2本
    の脚杆同士を下梁によって連結して、前後2本の脚杆、
    上梁及び下梁からなる左右1対の枠体をそれぞれ形成
    し、前記上梁から斜め下方に延出する斜杆を前記上梁に
    回動可能に取り付け、該斜杆の先端に、前記左右1対の
    枠体のうち、対向する枠体の前記下梁に対して係脱可能
    な係合部を設けるとともに、前記左右1対の枠体の間
    に、着席者の身体を支持する折り畳み可能な支持材を取
    り付けてなることを特徴とする折り畳み椅子。
  2. 【請求項2】 着席者の身体を支持するとともに、前部
    に前記脚杆のうち、2本の前部脚杆が挿入される取付孔
    が形成され、且つ後部に前記後部脚杆が挿入される袋状
    部を有するシート部材を具備することを特徴とする請求
    項1に記載の折り畳み椅子。
  3. 【請求項3】 前記前後の脚杆の間には、着脱可能な肘
    掛けがそれぞれ取り付けられていることを特徴とする請
    求項1及び2に記載の折り畳み椅子。
  4. 【請求項4】 前記斜杆は前記枠体に、それぞれ2本以
    上設置されており、該斜杆の下端間を、前記下梁と平行
    な係止梁によって連結するとともに、該係止梁に前記下
    梁と係合する前記係合部が連続して形成されていること
    を特徴とする請求項1〜3に記載の折り畳み椅子。
JP28445699A 1999-10-05 1999-10-05 折り畳み椅子 Pending JP2001104087A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28445699A JP2001104087A (ja) 1999-10-05 1999-10-05 折り畳み椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28445699A JP2001104087A (ja) 1999-10-05 1999-10-05 折り畳み椅子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001104087A true JP2001104087A (ja) 2001-04-17

Family

ID=17678782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28445699A Pending JP2001104087A (ja) 1999-10-05 1999-10-05 折り畳み椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001104087A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020099575A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 有限会社 ヒノキクラフト 折りたたみ椅子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020099575A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 有限会社 ヒノキクラフト 折りたたみ椅子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4632459A (en) Portable upholstered furniture
US4062589A (en) Chair with contoured seat
JP5005167B2 (ja) 椅子の背凭れ構造
JP2003259939A (ja) 折りたたみ椅子兼用ベッド
JP2007260118A (ja) 椅子
JPH08126545A (ja) 高さ調節式の折り畳み椅子
US6669225B2 (en) Infant retention member for a stroller
KR200485063Y1 (ko) 접이식 의자의 목받침 구조
CA2596291A1 (en) Swing assembly
JP2001104087A (ja) 折り畳み椅子
JP6726441B2 (ja) 椅子の脚構造
JP2009112397A (ja) 椅子の背凭れ装置
JP4486465B2 (ja) 椅子の背凭れ取付け構造
JP5088847B2 (ja) 椅子
JP6799999B2 (ja) 椅子用荷重支持部材、椅子
CN205432941U (zh) 一种沙发
HU208394B (en) Sitting furniture formable into bed
JP4063043B2 (ja) 椅子
JPH11178671A (ja) 折畳み椅子
JP5496985B2 (ja) 椅子の背凭れ構造
CN210158354U (zh) 一种多功能多变坐具
KR102056887B1 (ko) 접이식 휴대용 의자
JP3046410U (ja) 折畳み椅子
JP4323264B2 (ja) 棚付き椅子
JP6822821B2 (ja) 椅子用荷重支持部材、椅子、張材、及び椅子用荷重支持部材の組立方法