JP2001102945A - ラジオ受信機におけるノイズ除去装置 - Google Patents

ラジオ受信機におけるノイズ除去装置

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JP2001102945A
JP2001102945A JP27389599A JP27389599A JP2001102945A JP 2001102945 A JP2001102945 A JP 2001102945A JP 27389599 A JP27389599 A JP 27389599A JP 27389599 A JP27389599 A JP 27389599A JP 2001102945 A JP2001102945 A JP 2001102945A
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達夫 平松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、パルスノイズが影響する時間を短
くし、良好なオーディオ信号の生成が行えるノイズ除去
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 パルスノイズを検出するパルスノイズ検
出回路1と、前向きのLPF処理を行う前向き処理回路
2と、後向きのLPF処理を行う後向き処理回路3と、
パルスノイズ検出回路1からの信号に基づき、前向き処
理回路2の信号と後向き処理回路3からの信号を切り替
えてオーディオ信号として出力するデータ切替処理回路
4と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラジオ受信機、
たとえば、カーラジオにおけるFMチューナにおいて、
コンポジット信号からノイズを除去する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の点火火花、ラジオ放送の受信
を感知できる程度に妨害する広い周波数領域内の高周波
パルス信号を送出する。この高周波パルスはコンポジッ
ト信号にノイズとして重畳される。FMチューナなどの
ラジオ受信機においては、このノイズを検出して、ノイ
ズを除去する必要がある。
【0003】特開平7−154277号公報(H04B
1/10)には、デジタルラジオ受信機のためのパル
スノイズをコンポジット信号から除去する回路が提案さ
れている。この従来の技術では、高周波フィルタ処理さ
れ、2乗された信号と、その時間的な平均値を比較する
ことにより、パルスノイズを検出している。このパルス
ノイズを検出すると、パルスノイズを検出している間に
コンポジット信号を先行するパイロットトーン周期中に
生じる標本値によって置き換えられるように制御し、ノ
イズ除去を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、通
常、パルスノイズが発生を検出した時に、低域フィルタ
(LPF)と遅延回路とをを用いた前向きの処理を行う
ことにより、パルスノイズを除去しているが、この前向
き処理を行うと、図6の実線で示すような波形となる。
パルスノイズが発生すると、パルスノイズは除去される
が、そのまま前向き処理を行うと図中Bで囲むように、
パルスノイズの影響が生じることになる。
【0005】この発明は、上述した従来の問題点に鑑み
なされたものにして、パルスノイズなどのノイズが影響
する時間を短くし、良好なオーディオ信号の生成が行え
るノイズ除去装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ノイズを検
出するノイズ検出手段と、前向きの信号処理を行う前向
き処理手段と、後向きの信号処理を行う後向き処理手段
と、ノイズ検出手段からの信号に基づき、前向き処理手
段の信号と後向き処理手段からの信号を切り替えてオー
ディオ信号として出力するデータ切替処理手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0007】また、前記信号処理としてLPF処理を行
うように構成することができる。
【0008】上記のように構成することで、パルスノイ
ズなどのノイズの影響する時間がほとんどない処理をそ
れぞれ選択して出力できるので、効果的にその影響を低
減させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
き図面を参照して説明する。図1において、入力端子1
に図示されていない復調器によってコンポジット信号が
供給される。このコンポジット信号は228kHzの標
本化周波数を有している。この標本化周波数は19kH
zのパイロットトーン周波数の倍数になっている。
【0010】入力端子に与えられたコンポジット信号
は、パルスノイズなどのノイズを検出するノイズ検出回
路1、前向き処理回路2及び後向き処理回路3にそれぞ
れ与えられる。ノイズ検出回路1、前向き処理回路2、
後向き回路3からの信号は、データ切替処理回路4に与
えられる。データ切替処理回路4は、ノイズ検出回路1
からの信号に基づき、通常の前向きのLPF処理である
前向き処理回路2の信号と後向きのLPF処理である後
向き処理回路3からの信号を切り替えてオーディオ信号
として出力する。
【0011】図2は、ノイズ検出回路1の具体例を示す
ブロック図であり、高域フィルタ(HPS)11、2乗
回路12及び比較回路13とを備える。
【0012】高域フィルタ11はパルスノイズなどのノ
イズに対してコンポジット信号の重要でない成分を抑圧
し、2乗回路12へその信号を与える。2乗回路13
は、2乗評価を行うと共に整流を行い、高域フィルタ2
でろ波されたコンポジット信号の絶対値形成を行う。
【0013】2乗回路12の出力信号は、時間平均回路
13及び比較回路14に与えられる。
【0014】時間平均回路13は、2乗回路12からの
信号の時間的平均値を算出し、その値を閾値として比較
回路14に与える。
【0015】比較回路14は時間平均回路13からの遮
断周波数を決定するための信号と2乗回路12からの信
号を比較して、ノイズを検出する。すなわち、2乗回路
12からの信号が時間平均回路14からの信号より大き
い場合には、ノイズが発生したと判断し、データ切替回
路4等に信号を与える。
【0016】なお、上記した実施の形態においては、高
域フィルタ11の後で2乗演算を行っているが、2乗演
算の代わりに絶対値演算処理を行ってもよい。
【0017】図3は、前向き処理回路2の具体例を示す
ブロック図であり、信号処理としての低域フィルタ(L
PF)21及び遅延回路22とを備える。コンポジット
信号が低域フィルタ(LPF)21に与えられる。この
低域フィルタ21でろ波された信号が遅延回路22に与
えられる。遅延回路22は、ノイズ検出回路1からの信
号を得て、パルス信号を検出していない場合には、ろ波
されたコンポジット信号をデータ切替回路4に与える。
また、ノイズ検出回路1がノイズを検出すると、遅延回
路22でパイロットトーンの周期だけ遅延されたコンポ
ジット信号がデータ切替回路4に与えられる。ノイズを
検出している間にコンポジット信号を先行するパイロッ
トトーン周期中に生じる標本値によって置き換えられる
ように制御し、ノイズ除去を行っている。すなわち、こ
の前向き処理回路2は、ノイズが発生している間ノイズ
より先行するデータを予測して出力するものである。
【0018】尚、上記図3に示す前向き処理回路2は、
信号処理としてLPFを用いているが、前向き処理とし
てはこれに限られず、データの補間処理、BPFを用い
た信号処理などにより、データを予測して出力するよう
にしてもよい。
【0019】図4は、後向き処理回路3の具体例を示す
ブロック図である。コンポジット信号がバッファメモリ
31に格納され、ノイズ検出回路1からの信号を得て、
バッファメモリ31に所定量格納された信号を時間軸反
転処理回路32でデータの時間軸を反転させ、信号処理
としての低域フィルタ(LPF)33に与える。そし
て、低域フィルタ33でろ波されたコンポジット信号を
時間軸反転処理回路34で反転して、データ切替回路4
に与える。
【0020】この後向き処理回路3は、ノイズ検出回路
1がノイズを検出すると、コンポジット信号を後向きに
時間軸を遡って、標本値によって置き換えられるように
制御し、ノイズ除去を行っている。
【0021】図5は、後向き処理回路3の他の具体例を
示すブロック図である。コンポジット信号がバッファメ
モリ31に格納され、ノイズ検出回路1からの信号を得
て、バッファメモリ31に所定量格納された信号を回路
35にて係数反転して信号処理として低域フィルタ(L
PF)でろ波する。そして、係数反転されたコンポジッ
ト信号を時間軸反転処理回路34で反転して、データ切
替回路4に与える。
【0022】この後向き処理回路3もノイズ検出回路1
がパルスを検出すると、コンポジット信号を後向きに時
間軸を遡って、標本値によって置き換えられるように制
御し、ノイズ除去を行っている。
【0023】尚、上記図4及び図5に示す後向き処理回
路3は、信号処理としてLPFを用いているが、後向き
処理としてはこれに限られず、データの補間処理、BP
Fを用いた信号処理などにより、コンポジット信号を後
向きに時間軸を遡って、標本値によって置き換えられる
ようにして出力するようにしてもよい。
【0024】データ切替回路4は、ノイズ検出回路1、
前向き処理回路2、後向き回路3からの信号を入力し、
ノイズ検出回路1からの信号に基づき、通常の前向きの
信号処理と後向きの信号処理を組み合わせて出力し、信
号処理のパルス発生区間の後方部の影響を無くすもので
ある。すなわち、前述した図6に示すように、前向き処
理を行うと、図6の実線に示すように、ノイズ検出後に
ノイズによる影響が生じる。また、後向き処理を行った
場合を図中破線で示す。ノイズの影響が図6中のAで囲
んだ領域に示すように、ノイズの発生前にその影響が生
じる。そこで、この発明では、まず、ノイズを検出する
までは、前向き処理回路2により信号処理したコンポジ
ット信号を出力するように、データ切替回路4は前向き
処理からの信号を選択し、出力する。
【0025】ノイズ検出回路1でパルスを検出すると、
前向き処理では、上述したように、パルスノイズの影響
が発生するので、ノイズ検出回路1がノイズを検出した
時点から後向き処理回路3で信号処理したコンポジット
信号を出力するように、データ切替回路4は後向き処理
からの信号を選択し、出力する。
【0026】後向き処理回路3により所定の時間経過
し、すなわち、ノイズの影響がなくなる時間を過ぎる
と、データ切替回路4は前向き処理からの信号を選択
し、出力する。
【0027】このように構成することで、図6から明ら
かなように、ノイズの影響を効果的に無くすことができ
る。
【0028】また、この発明においては、ブロックで示
された回路を個々の回路を用いて実現してもよいが、適
当なプログラミングによりブロック回路に示された処理
を行うデジタル信号プロセッサを使用してこの発明を実
現してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、パルスノイズなどのノイズの影響する時間を短くで
き、効果的にその影響を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる実施の形態を示すブロック図
である。
【図2】この発明に用いられるパルスノイズ検出回路の
具体例を示すブロック図である。
【図3】この発明に用いられる前向き処理回路の具体例
を示すブロック図である。
【図4】この発明に用いられる後向き処理回路の具体例
を示すブロック図である。
【図5】この発明に用いられる他の後向き処理回路の具
体例を示すブロック図である。
【図6】前向き処理と後向き処理を行った場合の波形図
である。
【符号の説明】
1 パルスノイズ検出回路 2 前向き処理回路 3 後向き処理回路 4 データ切替処理回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノイズを検出するノイズ検出手段と、前
    向きの信号処理を行う前向き処理手段と、後向きの信号
    処理を行う後向き処理手段と、ノイズ検出手段からの信
    号に基づき、前向き処理手段の信号と後向き処理手段か
    らの信号を切り替えてオーディオ信号として出力するデ
    ータ切替処理手段と、を備えたことを特徴とするラジオ
    受信機におけるノイズ除去装置。
  2. 【請求項2】 前記信号処理としてLPF処理を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載のラジオ受信機における
    ノイズ除去装置。
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