JP2001102553A - 半導体装置、その駆動方法および製造方法 - Google Patents
半導体装置、その駆動方法および製造方法Info
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Abstract
のトランジスタ間で製造プロセスの共通性を高め、コス
ト低減を図る。 【解決手段】不揮発性メモリトランジスタに対し書き込
み電圧または消去電圧を供給する書き込み/消去回路と
して、書き込み電圧VPPを第1および第2電圧(たとえ
ば、共にVPP/2)に分割して書き込み時に第1電圧を
ゲート電極(ワード線WL)に供給し、消去電圧VPP’
を第3および第4電圧(たとえば、共にVPP’/2)に
分割して消去時に第3電圧を第1電圧と反対の極性でワ
ード線WLに供給する第1の電圧供給回路8と、書き込
み時に第2電圧を第1電圧の印加時と反対の極性で半導
体基板またはウエルに印加し、消去時に第4電圧を第3
電圧の印加時と反対の極性で半導体基板またはウエルに
印加する第2の電圧供給回路9とを有する。
Description
段を含む絶縁膜を介してゲート電極が半導体基板または
ウエル上に積層された不揮発性メモリトランジスタを有
する半導体装置、および、論理回路ブロックをメモリブ
ロックと混載してなる半導体装置に関する。また、本発
明は、上記半導体装置の駆動方法および製造方法に関す
る。
ランジスタ内における電荷蓄積手段の種類および電荷蓄
積手段を内包する絶縁膜の積層構造の種類に応じて、F
G(Floating Gate) 型、MONOS(Metal-Oxide-Nitri
de-Oxide-Semiconductor) 型、MNOS(Metal-Nitride
-Oxide-Semiconductor) 型などが知られている。
は、半導体基板またはウエル上にゲート絶縁膜を介して
ポリシリコンなどからなるフローティングゲートが積層
され、さらに、フローティングゲート上に、たとえばO
NO(Oxide-Nitride-Oxide) 膜などからなるゲート間絶
縁膜を介してコントロールゲートが積層されている。
タでは、半導体基板またはウエル上に、たとえば、酸化
シリコン膜あるいは窒化酸化膜などからなるトンネル絶
縁膜、窒化膜あるいは窒化酸化膜などからなる中間絶縁
膜、酸化シリコン膜からなるトップ絶縁膜が順に積層さ
れ、このトップ絶縁膜上にゲート電極が形成されてい
る。
ルアレイ方式も、大別するとNAND型とNOR型があ
る。
その書き込みおよび消去は、半導体基板またはウエルと
ゲート電極間に高電圧を印加して、チャネル全面のFN
(Fowler Nordheim) トンネルリングを利用して行うのが
現在の主流である。
メモリトランジスタへの一般的なバイアス設定法を模式
的に示す。図17(A)に示す書き込み時には、半導体
基板またはウエルを接地電位で保持した状態で、コント
ロールゲートCGに書き込み電圧VPPを印加する。この
とき、ソース不純物領域およびドレイン不純物領域は、
ともに接地電位で保持しておく。これにより、高電界が
印加された半導体基板またはウエルは、その表面に反転
層(チャネル)が形成され、チャネル全面よりゲート絶
縁膜をトンネリングして電子がフローティングゲートF
Gに注入される。フローティングゲートFGに電子が十
分注入されると、当該メモリトランジスタは、しきい値
電圧が低い消去状態からしきい値電圧が高い書き込み状
態に移行する。
は、逆に、コントロールゲートCGを接地した状態で、
半導体基板またはウエルに消去電圧VPP’を印加する。
このとき、ソース不純物領域およびドレイン不純物領域
は、通常、ともにフローティング状態で維持する。これ
により、フローティングゲートFGに蓄積されていた電
子が、チャネル全面で半導体基板またはウエルに引き抜
かれ、当該メモリトランジスタはしきい値電圧が低い消
去状態に移行する。
面で行う場合、電荷蓄積手段またはメモリセルアレイ方
式に関するタイプの違いによらず基本的に同じである。
ただし、FG型では主に電荷保持特性の劣化の観点から
トンネル絶縁膜について8nm程度が薄膜化の限界とさ
れるのに対し、電荷蓄積手段が離散化されたMONOS
型などではデータ保持特性が良好でトンネル絶縁膜を薄
くできる。このため、書き込みまたは消去電圧がFG型
では20V程度であるのに対し、MONOS型では10
V近くまで下げることができる。なお、NOR型の一種
である、いわゆるAND型では、ソース・ドレイン不純
物領域を接地するかオープンとするかの細かな違いはあ
るが、基本的には、図17と同様にして書き込みまたは
消去を行う。
に、外部電源電圧を昇圧して書き込み電圧VPPまたは消
去電圧VPP’を生成する昇圧回路を不揮発性メモリ装置
内に備えている。
書き込み・消去方法が採用された従来の不揮発性メモリ
装置では、負電圧の昇圧が不要で昇圧回路の構成を簡単
に出来るということは利点として挙げることができるも
のの、いわゆるVPP系トランジスタと称される高耐圧仕
様のトランジスタが必要となり、このため製造工程が複
雑で、コスト低減が進まない現状にある。
を駆動する回路の出力トランジスタなどは、書き込み時
と消去時で高電圧VPPまたはVPP’をフルレンジで切り
換えて出力する必要があり、そのため、VPP系トランジ
スタの使用が必須となる。
タやVCC(外部電源電圧)系のトランジスタと比較する
と、その必要耐圧に応じてゲート長およびゲート絶縁膜
厚が大きく設定され、必要な駆動能力を得るためにゲー
ト長に比例してゲート幅も大きく設定されている。ま
た、ソース・ドレイン不純物領域も、メモリトランジス
タまたはVCC系トランジスタなどに比べると深く設定す
る必要がある。さらに、いわゆるオフセット構造と称さ
れる、高濃度のソース・ドレイン不純物領域をゲート端
から離して形成した構造も多く採用されている。したが
って、トランジスタの占有面積が大きいうえ、メモリト
ランジスタやVCC系トランジスタの製造にない専用工程
が必要となり、これが不揮発性メモリ装置のコスト低減
がなかなか進まない大きな要因の一つとなっている。
は、論理回路ブロックをメモリブロックとともに混載し
た半導体装置が近年盛んに開発されている。論理回路ブ
ロックではトランジスタ数が多く動作速度が重視される
ために、論理演算用のトランジスタとして、メモリトラ
ンジスタと同様に解像限界で形成し、かつ、ゲート絶縁
膜を薄膜化したVCC系の高速トランジスタが採用され
る。このようなLSIでは、論理回路ブロック内でトラ
ンジスタを最適化して面積を極力小さくしているが、そ
の一方で、ゲート絶縁膜をメモリトランジスタ用、高電
圧用、低電圧かつ高速用の3種類にウエハ内で作り分け
る必要があり、製造プロセスが一層煩雑化している。
タ間で製造プロセスの共通性を高め、コスト低減が可能
な構成の半導体装置と、その駆動方法および製造方法を
提供することにある。
る半導体装置は、電荷蓄積手段を内部に含む絶縁膜を介
して、ゲート電極を半導体基板またはウエル上に積層し
てなるメモリトランジスタと、当該メモリトランジスタ
の書き込み時または消去時に、上記ゲート電極と上記半
導体基板またはウエルとの間に印加する書き込み電圧ま
たは消去電圧を供給する書き込み/消去回路とを有する
半導体記憶装置であって、上記書き込み/消去回路とし
て、上記書き込み電圧を第1および第2電圧に分割して
書き込み時に第1電圧を上記ゲート電極に供給し、上記
消去電圧を第3および第4電圧に分割して消去時に第3
電圧を上記第1電圧と反対の極性で上記ゲート電極に供
給する第1の電圧供給回路と、書き込み時に上記第2電
圧を上記第1電圧の印加時と反対の極性で上記半導体基
板またはウエルに印加し、消去時に上記第4電圧を上記
第3電圧の印加時と反対の極性で上記半導体基板または
ウエルに印加する第2の電圧供給回路とを有する。
が等しく、上記第3電圧と第4電圧の大きさが等しい。
また、好適に、上記ゲート電極と上記ウエルとの間に複
数の絶縁膜が積層され、電荷蓄積手段が当該積層された
絶縁膜内に平面的に離散化して形成されている。
電荷蓄積手段を内部に含む絶縁膜を介して、ゲート電極
を半導体基板またはウエル上に積層してなるメモリトラ
ンジスタを複数有するメモリセルアレイと、当該メモリ
セルアレイを制御する周辺回路とを有する半導体装置で
あって、上記周辺回路内のトランジスタの耐圧が、外部
から入力される電源電圧に対応して設定されている。
メモリブロックと論理回路ブロックとを有し、上記メモ
リブロック内に、電荷蓄積手段を内部に含む絶縁膜を介
して、ゲート電極を半導体基板またはウエル上に積層し
てなるメモリトランジスタと、当該メモリトランジスタ
を制御する周辺回路とを含む半導体装置であって、上記
周辺回路および上記論理回路ブロック内のトランジスタ
の耐圧が、外部から入力される電源電圧に対応して設定
されている。
電荷蓄積手段を内部に含む絶縁膜を介して、ゲート電極
を半導体基板またはウエル上に積層してなるメモリトラ
ンジスタを複数有するメモリセルアレイと、当該メモリ
セルアレイを制御する周辺回路とを有する半導体装置で
あって、上記周辺回路内のトランジスタについて、少な
くとも、ゲート絶縁膜厚と、上記半導体基板またはウエ
ル内のソース・ドレイン領域およびチャネル形成領域の
不純物濃度分布とについての各条件が同じに設定されて
いる。
上記メモリトランジスタを複数含むメモリセルアレイ、
上記書き込み/消去回路を含む周辺回路からなるメモリ
ブロックと、論理回路ブロックとを有し、上記周辺回路
内のトランジスタのゲート絶縁膜厚が、上記論理回路ブ
ロック内のトランジスタのゲート絶縁膜厚と同じに設定
されている。
荷蓄積手段を内部に含む絶縁膜を介して、ゲート電極を
半導体基板またはウエル上に積層してなるメモリトラン
ジスタに対し、書き込み時または消去時に、上記ゲート
電極と上記半導体基板またはウエルとの間に印加する書
き込み電圧または消去電圧を供給する半導体装置の駆動
方法であって、書き込み時に、上記書き込み電圧を第1
および第2電圧に分割し、第1電圧を上記ゲート電極に
印加する一方で、上記第2電圧を上記第1電圧の印加時
と反対の極性で上記ウエルに印加し、消去時に、上記消
去電圧を第3および第4電圧に分割し、第3電圧を上記
第1電圧の印加時と反対の極性で上記ゲート電極に印加
する一方で、第4電圧を上記第2電圧の印加時と反対の
極性で上記ウエルに印加する。
メモリブロックと論理回路ブロックとを有し、上記メモ
リブロックは、電荷蓄積手段を内部に含む絶縁膜を介し
て、ゲート電極を半導体基板またはウエル上に積層して
なるメモリトランジスタを複数有するメモリセルアレイ
と、上記メモリトランジスタの書き込み時または消去時
に、上記ゲート電極と上記半導体基板またはウエルとの
間に印加する書き込み電圧または消去電圧をそれぞれ正
電圧と負電圧に分割して、上記ゲート電極と上記半導体
基板またはウエルとの一方に正電圧、他方に負電圧を印
加する書き込み/消去回路を含む周辺回路とからなる半
導体装置の製造方法であって、上記書き込み/消去回路
を含む周辺回路内のトランジスタと、上記論理回路ロジ
ック内のトランジスタとを同一のマスクを用いて同一の
工程で同時に形成する。
方法は、メモリブロックと論理回路ブロックとを有し、
上記メモリブロックは、電荷蓄積手段を内部に含む絶縁
膜を介して、ゲート電極を半導体基板またはウエル上に
積層してなるメモリトランジスタを複数有するメモリセ
ルアレイと、上記メモリトランジスタの書き込み時また
は消去時に、上記ゲート電極と上記半導体基板またはウ
エルとの間に印加する書き込み電圧または消去電圧をそ
れぞれ正電圧と負電圧に分割して、上記ゲート電極と上
記半導体基板またはウエルとの一方に正電圧、他方に負
電圧を印加する書き込み/消去回路を含む周辺回路とか
らなる半導体装置の製造方法であって、上記書き込み/
消去回路を含む周辺回路内のトランジスタのゲート絶縁
膜を、上記論理回路ロジック内のトランジスタのゲート
絶縁膜と同一の工程で同時に形成する。
方法では、書き込みまたは消去時に、メモリトランジス
タの種類および構造に応じて必要な値を有し、ゲート電
極と半導体基板またはウエル間に印加する書き込み電圧
または消去電圧を正と負に分割して印加する。したがっ
て、たとえば書き込み電圧および消去電圧をVPPとする
と、ゲート電極が接続されたワード線に書き込みまたは
消去時に印加する電圧の最大振幅をVPP/2にまで低減
できる。このため、この書き込み電圧および消去電圧を
ワード線またはウエルに印加するための周辺回路内で、
そのトランジスタの耐圧を従来の半分程度にまで低減で
きる。耐圧を低減することにより、トランジスタのサイ
ズが格段に小さくできる。また、たとえばMONOS型
など、電荷蓄積手段が平面的に離散化されている半導体
装置では、もともとの書き込み電圧および消去電圧がF
G型に比べ小さくてすむ関係上、場合によっては、内部
昇圧が不要になる。以上より、本発明によって周辺回路
の面積が縮小できる。
では、この周辺回路のトランジスタと論理回路ブロック
内のトランジスタを、少なくともゲート絶縁膜を一括形
成し、好ましくは全ての工程を共通化して製造してい
る。通常、論理回路ブロック内のトランジスタは低電
圧,高速化のためにトランジスタ構造が最適化され微細
化が進んでいる。したがって、本発明の適用によって論
理回路ブロックを構成するトランジスタサイズが従来よ
り大きくなる場合がある。しかし、本発明の適用によっ
て前記した周辺回路面積の低減が可能なうえ、製造プロ
セスが格段に簡素化されて製造コストが大幅に低減でき
る。したがって、本発明に係る半導体装置ではチップコ
ストが従来より低減される。
ジスタを有し、ソース線およびビット線が階層化された
NOR型(以下、便宜上、AND型と称する)の不揮発
性メモリ装置を例として、本発明の実施形態を説明す
る。本発明の実施形態に係る半導体装置は、メモリブロ
ックと、論理回路ブロックとを有する。図1に、メモリ
ブロックの概略構成を示す。
メモリセルアレイ1、ロウバッファ2、ロウデコーダ
3、カラムバッファ4、カラムデコーダ5、カラムゲー
ト6、入出力バッファ及びセンスアンプ群(以下、入出
力回路という)7、書き込み・消去回路(ワード線駆動
回路8およびウエル電圧供給回路9)を有する。
リ装置のメモリブロックと基本的に同じである。これら
構成の機能を書き込みおよび消去時において簡単に述べ
れば、例えば以下の如くである。
“ハイ(H)”の状態で、アドレス端子に入力されたア
ドレス信号A1 〜Am+n がアドレスバッファ(ロウバッ
ファ2およびカラムバッファ4)を介して、ロウデコー
ダ3およびカラムデコーダ5に入力される。入力された
アドレス信号の一部はロウデコーダ3によりデコードさ
れ、アドレス信号により指定された所定のワード線WL
が選択され、選択されたワード線WLsel.に所定のハレ
ベルの電圧が印加される。とくに書き込み時には、ワー
ド線駆動回路8から所定電圧が選択ワード線WLsel.に
印加される。また、消去時には、非選択のワード線WL
unsel.に、たとえば書き込みセルに印加する所定電圧の
半分程度の書き込み禁止電圧が印加され、選択ワード線
WLsel.は0Vで維持される。
ダ5によりデコードされ、アドレス信号により指定され
た選択列の列選択線YLが選択され、これに所定のハイ
レベルの電圧が印加される。列選択線YLに所定電圧が
印加されることにより、カラムゲート6内の所定のビッ
ト線選択トランジスタが導通状態に推移し、これに応じ
て、選択ビット線BLsel.が、入出力回路内の入出力バ
ッファに接続される。これにより、書き込み時には入出
力バッファ内の書き込みデータが、選択ビット線BLse
l.に印加され、これと励起された選択ワード線WLsel.
の交点にあるメモリセル内に書き込まれる。
括して、あるいは、所定の消去ブロック一括して、消去
を行う。消去ブロックを一括消去する際、後述するよう
にビット線方向に長い平行ストライブ状にウエルが分割
されている場合は、たとえば、図示のようにウエル選択
をカラムアドレスで行ってもよい。いずれにしても、書
き込み時と消去時にはウエル電圧供給回路9からウエル
に、それぞれ決められた所定電圧が印加され、これによ
り書き込み電圧、消去電圧が、メモリトランジスタのゲ
ート電極とウエル間に印加される。
メモリセルアレイの概略構成を示す。図3にAND型メ
モリセルアレイの平面図を、図4に図3のB−B’線に
沿った断面側から見た鳥瞰図を示す。また、図5にメモ
リトランジスタのワード線方向の断面図を、周辺回路お
よび論理回路ブロックのトランジスタの断面図とともに
示す。
ト線が主ビット線と副ビット線に階層化され、ソース線
が主ソース線と副ソース線に階層化されている。主ビッ
ト線MBL1に選択トランジスタS11を介して副ビッ
ト線SBL1が接続され、主ビット線MBL2に選択ト
ランジスタS21を介して副ビット線SBL2が接続さ
れている。また、主ソース線MSL(図4では、MSL
1およびMSL2に分割)に対し、選択トランジスタS
12を介して副ソース線SSL1が接続され、選択トラ
ンジスタS22を介して副ソース線SSL2が接続され
ている。
との間に、メモリトランジスタM11〜M1nが並列接
続され、副ビット線SBL2と副ソース線SSL2との
間に、メモリトランジスタM21〜M2nが並列接続さ
れている。この互いに並列に接続されたn個のメモリト
ランジスタと、2つの選択トランジスタ(S11とS1
2、又は、S21とS22)とにより、メモリセルアレ
イを構成する単位ブロック(AND列)が構成される。
M11,M21,…の各ゲートがワード線WL1に接続
されている。同様に、メモリトランジスタM12,M2
2,…の各ゲートがワード線WL2に接続され、また、
メモリトランジスタM1n,M2n,…の各ゲートがワ
ード線WLnに接続されている。ワード方向に隣接する
選択トランジスタS11,S21,…は選択ゲート線S
G1により制御され、選択トランジスタS12,S2
2,…は選択ゲート線SG2により制御される。
図5に示すように、半導体基板SUBの表面にpウエル
PWが形成されている。pウエルPWは、その表面領域
のみ素子分離してもよいが、ここでは、トレンチに絶縁
物を埋め込んでなり平行ストライプ状に配置された素子
分離絶縁層ISOにより、ワード線方向に絶縁分離され
ている。また、図4では図示を省略しているが、pウエ
ルPWはnウエルNWにより囲まれて形成されている。
nウエルNWは、図5に示すように、pウエルPWの底
面に接する深いn+ 型不純物領域と、pウエルPWの側
面に接するn型不純物領域とからなる。
り分離された各pウエル部分が、メモリトランジスタの
能動領域となる。能動領域内の幅方向両側で、互いに距
離をおいた平行ストライプ状にn型不純物が高濃度に導
入され、これにより、副ビット線SBL1,SBL2
(以下、SBLと表記)および副ソース線SSL1,S
SL2(以下、SSLと表記)が形成されている。副ビ
ット線SBLおよび副ソース線SSL上に絶縁膜を介し
て直交して、各ワード線WL1,WL2,WL3,WL
4,…(以下、WLと表記)が等間隔に配線されてい
る。また、これらのワード線WLは、内部に電荷蓄積手
段を含む絶縁膜を介してpウエルPW上および素子分離
絶縁層SOI上に接している。
ス線SSLとの間のpウエル部分と、各ワード線との交
差部分がメモリトランジスタのチャネル形成領域とな
る。チャネル形成領域に接する副ビット線SBL部分が
ドレイン、副ソース線SSL部分がソースとして機能す
る。なお、副ビット線SBLおよび副ソース線SSLの
チャネル形成領域に臨む基板表面位置に、LDD(Light
ly Doped Drain) と称する低濃度領域を具備させてもよ
い。
4、窒化膜15、トップ絶縁膜16、ゲート電極(ワー
ド線WL)が順に積層されている。トンネル絶縁膜14
として、ウエルおよび基板の表面を熱酸化して形成し
た、2〜5nm程度の膜厚の酸化シリコン膜を用いる。
また、熱酸化シリコン膜の一部または全部を窒化処理し
て用いてもよい。窒化膜15は、例えば5〜8nmの窒
化シリコン膜から構成されている。この窒化膜15は、
たとえば減圧CVD(LP−CVD)により作製され、
膜中にキャリアトラップが多く含まれ、プールフレンケ
ル型(PF型)の電気伝導特性を示す。トップ絶縁膜1
6は、窒化膜15との界面近傍に深いキャリアトラップ
を高密度に形成する必要があり、このため、例えば熱酸
化法またはHTO(High Temperature chemical vapor
deposited Oxide)法により形成する。ワード線WLは、
p型またはn型の不純物が高濃度に導入されて導電化さ
れたポリシリコン(doped poly-Si) からなる。ワード線
WLは、doped poly-Si と高融点金属シリサイドとの積
層膜から構成してもよい。
オフセット絶縁層が形成されている。なお、図5ではオ
フセット絶縁層を省略している。また、図4の断面方向
と直交するワード線の幅方向の側壁に、サイドウォール
絶縁層が形成されている。これら絶縁層には、所定間隔
で副ビット線SBLに達するビットコンタクトBCと、
副ソース線SSLに達するソースコンタクトSCとが形
成されている。これらのコンタクトBC,SCは、たと
えば、ビット線方向のメモリトランジスタが128個程
度ごとに設けられている。また、絶縁層上を、ビットコ
ンタクトBC上に接触する主ビット線MBL1,BL
2,…と、ソースコンタクトSC上に接触する主ソース
線MSL1,BL2,…が交互に、平行ストライプ状に
形成されている。
びソース線が階層化され、メモリセルごとにビットコン
タクトBCおよびソースコンタクトSCを形成する必要
がない。したがって、コンタクト抵抗自体のバラツキは
基本的にない。ビットコンタクトBCおよびソースコン
タクトSCは、たとえば、128個のメモリセルごとに
設けられるが、このコンタクト形成を自己整合的に行わ
ないときは、オフセット絶縁層およびサイドウォール絶
縁層は必要ない。すなわち、通常の層間絶縁膜を厚く堆
積してメモリトランジスタを埋め込んだ後、通常のフォ
トリソグラフィとエッチングによりコンタクトを開口す
る。
領域で構成した疑似コンタクトレス構造として無駄な空
間が殆どないことから、各層の形成をウエハプロセス限
界の最小線幅Fで行った場合、8F2 に近い非常に小さ
いセル面積で製造できる。また、ビット線とソース線が
階層化されており、選択トランジスタS11又はS21
が非選択のAND列における並列メモリトランジスタ群
を主ビット線MBL1またはMBL2から切り離すた
め、主ビット線の容量が著しく低減され、高速化、低消
費電力化に有利である。また、選択トランジスタS12
またはS22の働きで、副ソース線を主ソース線から切
り離して、低容量化することができる。
示すように、周辺回路と論理回路ブロックで同じタイプ
のトランジスタが形成されている。このトランジスタ
は、従来のVPP系トランジスタより必要耐圧が小さく、
その分、サイズが小さく形成されている。この周辺回路
と論理回路ブロックで同じタイプのトランジスタを用い
ることは、製造プロセスを共通性を高めることで論理回
路ブロックの面積増大を補って余りあるコストメリット
を得ることを狙いとしている。
たは論理回路ブロックの形成領域には、メモリトランジ
スタのpウエルPWと同時にpウエル12が形成され、
メモリトランジスタのn型不純物領域11と同時にnウ
エル13が形成されている。pウエル12上には、たと
えば、12〜15nm程度の熱酸化シリコンからなるゲ
ート絶縁膜17を介して、ポリシリコンからなるゲート
電極18が形成されている。nウエル13上には、同様
なゲート絶縁膜17を介して、ポリシリコンからなるゲ
ート電極19が形成されている。ゲート電極18両側の
pウエル12表面には、n型のソース・ドレイン不純物
領域20が形成されている。また、ゲート電極19両側
のnウエル13表面には、p型のソース・ドレイン不純
物領域21が形成されている。両ゲート電極18,19
とゲート絶縁膜17との積層パターンの両側面に、酸化
シリコン系の絶縁膜からなるサイドウォール絶縁層22
が形成されている。
ト電極18,19上には、特に図示しないが、メモリト
ランジスタ側と同様に形成されたオフセット絶縁層と、
全面に形成された層間絶縁膜によりゲート電極18,1
9の周囲が絶縁層で覆われている。また、ソース・ドレ
イン不純物領域20,21に接続するコンタクトが形成
されている。配線層が、コンタクト上に接し、メモリト
ランジスタの主ビット線MBLおよび主ソース線MSL
と同じアルミ配線層から形成されている。
き込みおよび消去の方法を説明するための図である。本
発明の書き込み方法では、図6(A)に示すように、書
き込み電圧VPPを第1電圧V1と第2電圧V2(=VPP
−V1)とに分割し、第1電圧V1をゲートに印加する
とともに、第2電圧V2を第1電圧V1と反対極性でウ
エルに印加する。このとき、ソース・ドレイン不純物領
域は、たとえば負極性の第2電圧V2で保持する。ま
た、本発明の消去方法では、図6(B)に示すように、
消去電圧VPP’を第3電圧V3と第4電圧V4とに分割
し、第3電圧V3(=VPP−V4)を第1電圧V1と反
対極性でゲートに印加するとともに、第4電圧V4を第
3電圧V3と反対極性でウエルに印加する。このとき、
ソース・ドレイン不純物領域は、たとえばフローティン
グ状態で保持する。
ぞれの電圧変化の最大値を、従来より小さくすることが
できる。なお、書き込み電圧と消去電圧が同じとした場
合、ゲートおよびウエルに印加する電圧の最大振幅値を
最も小さくするには、V1=V2=V3=V4=VPP/
2とするのが望ましい。以下、説明を簡単にするために
書き込み電圧と消去電圧は同じVPPであるとし、分割電
圧V1〜V4はVPP/2であるとする。
を実施するための具体的回路例として、ロウデコーダ3
およびワード線駆動回路8内の要部構成を示す回路図で
ある。図7示す回路は、アドレス選択回路31、転送ゲ
ート32、レベル変換回路33からなる。図7におい
て、Va,Vb,Vc,Vd,Veは外部電源電圧VCC
または電源電圧VCCから生成された各種制御電圧(以
下、単に制御電圧という)、Pは書き込み指令信号の電
圧、E は消去指令信号を反転した信号の電圧をそれぞ
れ示している。
SトランジスタPT11と直列に接続されたn個のnチ
ャネルMOSトランジスタNT11〜NT1nとから構
成されている。pチャネルMOSトランジスタPT11
のソースは制御電圧Vaの供給ラインに接続され、ゲー
トは制御電圧Vbの入力ラインに接続され、ドレインは
nチャネルMOSトランジスタNT11のドレインに接
続されている。また、直列接続されたnチャネルMOS
トランジスタNT1nのソースは制御電圧Vcの供給ラ
インに接続され、各nチャネルMOSトランジスタNT
11〜NT1nのゲートはアドレス信号Aの入力ライン
に接続されている。このアドレス選択回路31は、pチ
ャネルMOSトランジスタPT11のドレインとnチャ
ネルMOSトランジスタのドレインとの接続中点により
出力ノードND11が構成され、動作モードに応じた値
に設定される制御電圧Va,Vb,Vcのレベルおよび
アドレス信号Aの入力に応じたレベルの信号をノードN
D11から出力する。
ンジスタPT21とnチャネルMOSトランジスタNT
21とが並列に接続されて構成されている。pチャネル
MOSトランジスタPT21のウェル(チャネル)は書
き込み・消去電圧VPPの正の分割電圧(1/2VPP)の
入力ラインに接続され、ゲートは書き込み指令信号Pの
入力ラインに接続されている。
21のウエルは書き込み・消去電圧VPPの負の1/2分
割電圧(−1/2VPP)の入力ラインに接続され、ゲー
トは消去指令信号の反転信号E の入力ラインに接続さ
れている。なお、図5において、nチャネルMOSトラ
ンジスタNT21を、メモリトランジスタと同様に二重
ウエル構造、すなわち、周囲をn+ 型不純物領域10と
n型不純物領域11とにより囲まれたpウエル12に形
成することもできる。二重ウエル構造を採用すると、負
電圧を扱う関係上、nチャネルMOSトランジスタNT
21のソース・ドレイン不純物領域に負電圧が加わった
ときに、この領域と基板SUBとの間が順バイアスされ
てしまうことを避けることができる。
アドレス選択回路31の出力ノードND11に接続さ
れ、転送ゲート32の出力ノードND22は、レベル変
換回路33の入力ノードND31に接続されている。
トランジスタPT31およびnチャネルMOSトランジ
スタNT31のドレイン同士およびゲート同士を接続し
てなるCMOSインバータINV1と、pチャネルMO
SトランジスタPT32およびnチャネルMOSトラン
ジスタNT32のドレイン同士およびゲート同士を接続
してなるCMOSインバータINV2とを主構成要素と
し、インバータINV1におけるドレイン同士の接続中
点(入力ノードND31)とインバータINV2におけ
るゲート同士の接続中点とが接続され、インバータIN
V1におけるゲート同士の接続中点とインバータINV
2におけるドレイン同士(出力ノードND32)の接続
中点とが接続されて構成されている。
PT32のソースは制御電圧Vdの入力ラインに接続さ
れ、nチャネルMOSトランジスタNT31,NT32
のソースは制御電圧Veの入力ラインに接続されてい
る。nチャネルMOSトランジスタNT31,NT32
は、転送ゲート32のnチャネルMOSトランジスタN
T21と同様に、二重ウェル構造内に形成するのが望ま
しい。また、インバータINV2を構成するpチャネル
MOSトランジスタPT32およびnチャネルMOSト
ランジスタNT32は、両者のドレイン同士の接続中点
が出力ノードND32としてワード線WLに接続され、
インバータINV2はワード線WL駆動用インバータと
して機能する。そのため、pチャネルMOSトランジス
タPT32およびnチャネルMOSトランジスタNT3
2のサイズは、他のMOSトランジスタより大きく設定
されている。
8の電圧条件表を参照しながら説明する。読み出しまた
は書き込みのときは、制御電圧Vaが5Vに、制御電圧
Vbが0〜2Vに、制御電圧Vcが0Vに設定される。
ここで、アドレス信号Aにより当該ワード線WLが選択
された場合には、アドレス選択回路31の出力ノードN
D11から出力される信号レベルは“ロー”になり、非
選択の場合には“ハイ”になる。
aが0Vに、制御電圧Vbが−2〜0Vに、制御電圧V
cが5Vに設定される。この場合に図7に示す回路に接
続されたワード線WLが選択されたときは、出力ノード
ND11から出力される信号レベルは“ハイ”になり、
非選択のときは“ロー”になる。このように、読み出し
または書き込みと、消去とで電源電圧の極性を逆転させ
るので、論理の逆転ができる。
ート32を介してレベル変換回路33に伝送される。制
御電圧Veは、読み出し時および書き込み時はともに0
Vに設定される。制御電圧Vdは、読み出し時に1〜3
Vの読み出しゲート電圧に、書き込み時に正の分割電圧
(VPP/2)に設定される。したがって、非選択のとき
は、5Vの入力電圧がレベル変換回路33によってロー
レベルに変換されてワード線WLに伝達され、ワード線
WLのレベルは“ロー(=0V)”になる。逆に、選択
のときは、正の電圧がワード線WLに出力される。すな
わち、ワード線WLは読み出しのときには1〜3V、書
き込みのときには(VPP/2)となる。このようにし
て、アドレス選択回路31からの0V/5Vの信号が、
レベル変換回路3において1〜3Vまたは(VPP/2)
/0Vにレベル変換されてワード線WLに出力される。
Vに設定され、制御電圧Veが負の分割電圧(−VPP/
2)に設定される。消去の場合、非選択のときには、ア
ドレス選択回路31の出力ノードND11から出力され
る信号レベルは“ロー”すなわち0Vになり、ハイレベ
ルの制御電圧Vdがレベル変換回路33からワード線W
Lへ出力される。したがって、消去モードでは非選択ワ
ード線は接地電位で保持される。
は、アドレス選択回路31の出力ノードND11から出
力される信号レベルは“ハイ”すなわち5Vになり、レ
ベル変換回路33によってローレベルの制御電圧Veが
ワード線WLへ出力される。したがって、消去モードで
は、選択ワード線は負の電圧(−VPP/2)になる。
ードND22の(VPP/2)の電位あるいは(−VPP/
2)の電位が入力ノードND21側に漏れないようにす
るために設けられている。たとえば、書き込み時には、
出力ノードND22が(VPP/2)になりうるが、この
時pチャネルMOSトランジスタPT21のゲートに
は、図8に示すようにP=VPP/2が印加され、その結
果、pチャネルMOSトランジスタPT21はオフ状態
となる。一方、nチャネルMOSトランジスタNT21
は、書き込み時には消去指令信号Eの反転信号E (5
V)をゲートに受け、オンしても、ノードND21はそ
のゲートに受ける5Vよりも高くはなり得ない。したが
って、(VPP/2)が5Vより高い場合であっても、
(VPP/2)がノードND22からND21側へ侵入す
ることはない。
(−VPP/2)になる場合があるが、まず、nチャネル
MOSトランジスタNT21は、消去時にはゲートにチ
ャネルと同じ(−VPP/2)を受けるのでオフ状態とな
る。したがって、nチャネルMOSトランジスタNT2
1を通して負電圧(−VPP/2)がノードND21側へ
侵入することはない。また、pチャネルMOSトランジ
スタPT21は、消去時には、ゲートに0Vを受けオン
状態となるが、ノードND21側はその0Vよりも低い
電圧にはならない。したがって、やはり負電位がノード
ND22からノードND21へ伝わるおそれはない。
Lをレベル変換回路33によって直接駆動しており、ワ
ード信号の伝送速度を低下させることがなく、動作モー
ドによってレベルの異なる電圧をワード線WLへ高速に
供給できる。
造方法例を説明する。図9〜図13は、この半導体装置
の製造途中における断面図である。また、図14は、こ
の半導体装置の製造に用いるフォトマスクの一覧表であ
る。
SUBを用意し、たとえばトレンチアイソレーション法
により素子分離絶縁層ISO(図3,図4)を半導体基
板SUBに形成する。素子分離絶縁層ISOの形成で
は、エッチングマスク層を基板上に形成して、異方性エ
ッチングにより基板を所定深さ堀る。その後、絶縁物で
トレンチ内を埋め込む。この状態で、トレンチ間の基板
表面の絶縁物を、たとえばレジストをマスクにしたエッ
チングにより一部除去した後、CMP(ChemicalMechani
cal Polishing) を行う。この絶縁物の一部除去は、C
MPの際に研磨量が絶縁膜の凸部の面積に依存したり、
大面積の凸部でディッシング(dishing) などの研磨不均
一を起しやすいことから、これら面積の大小による不具
合を是正するため、CMP前に凸部の縁部のみ残してト
レンチ間で突出する絶縁膜の大部分を予め除去するため
に行う。図14に示す一覧表において、第1マスク“T
RE”はトレンチエッチングマスク層の形成用、第2マ
スク“AIM”は埋め込み絶縁膜の一部除去用のフォト
マスクである。
UB上に、第3マスク“DNW”を用いてレジストパタ
ーンを形成する。このレジストパターンをマスクとして
イオン注入を行い、その開口部下方の基板深部に深いn
+ 不純物領域10を形成する。レジストパターンを除去
後、異なるパターンおよび条件のレジスト形成とイオン
注入を行って、pウエルの形成を行う。このときのレジ
ストのパターンニングでは第4マスク“PWL”を用い
る。これにより、メモリトランジスタ用のpウエルPW
と、周辺回路および論理回路用のpウエル12がウエハ
の異なる領域に同時形成される。
同じような手順にて異なるパターンおよび条件のレジス
ト形成とイオン注入を行い、nウエルの形成を行う。こ
のときのレジストのパターンニングでは第5マスク“N
WL”を用いる。これにより、メモリトランジスタ用の
nウエルNWがpウエルPWの周囲に形成され、また、
周辺回路および論理回路用のnウエル13がウエハの異
なる領域に同時形成される。
条件のレジスト形成とイオン注入を2回繰り返すことに
より、メモリトランジスタと選択トランジスタのしきい
値電圧の調整をそれぞれ行う。メモリトランジスタのし
きい値電圧調整用としては第6マスク“MVA”、選択
トランジスタのしきい値電圧調整用としては第7マスク
“SEL−VA”を用いる。
する。すなわち、熱酸化法により酸化シリコンからなる
トンネル絶縁膜14を成膜し、その上にLP−CVD法
などで窒化膜15を堆積する。そして、窒化膜15表面
を熱酸化するか、窒化膜15上にHTO膜を成膜するこ
とによりトップ絶縁膜16を形成する。成膜したONO
膜14,15,16上に、第8マスク“GTET(ON
O−ET)”を用いて、メモリトランジスタ領域を覆う
レジストパターンを形成する。このレジストをマスクに
して、周辺回路および論理回路側のONO膜をエッチン
グにより除去する。
露出した基板およびウエルの表面を10数nm程度熱酸
化し、周辺回路および論理回路に共通のゲート絶縁膜1
7aを形成する。この状態で、メモリトランジスタの素
子分離絶縁層SOIに挟まれたpウエルの能動領域に、
第9マスク“BN”を用いてレジストパターンを形成
し、イオン注入を行う。これにより、ビット線方向に長
い平行ストライプ状のn+ 不純物領域からなる副ビット
線SBLおよび副ソース線SSLが形成される。その
後、第10マスク“BN2(N+II)”を用いたレジス
ト形成とイオン注入により、副ビット線SBLおよび副
ソース線SSLの一部、たとえばビットコンタクトが形
成される側半分の長さに更に不純物の追加注入を行う。
これにより、AND列のメモリトランジスタ数が128
と多い場合でも、不純物領域の配線抵抗によるトランジ
スタ特性のバラツキが低減される。
ず、全面にポリシリコンからなるゲート導電膜を成膜す
る。その上に第11マスク“1PS”を用いたレジスト
の形成し、異方性エッチングを行って、ワード線WLお
よびゲート電極18,19を形成する。レジストの除去
後、メモリトランジスタ領域のみ開口するレジストを第
12マスク“Ch-stp”を用いて形成する。このレジス
トをマスクにp型不純物を浅くイオン注入する。このと
き、ワード線WLおよび素子分離絶縁層ISOが自己整
合マスクとなり、ワード線WL間のpウエル表面にチャ
ネルストップ用のp型不純物領域が形成される。
のnMOS側のゲート電極周囲を開口するレジストを第
13マスク“HV−NLD”を用いて形成し、イオン注
入を行う。これにより、図5に示すように、周辺回路お
よび論理回路のnMOSトランジスタ用のn+ 型ソース
・ドレイン不純物領域20が形成される。同様にして、
pMOS側のp+ 型ソース・ドレイン不純物領域21
を、第14マスク“HV−PLD”を用いて形成する。
ソース・ドレイン不純物領域を、第15マスク“NS
D”と第16マスク“PSD”を用いて、周辺回路およ
び論理回路のnMOS側とpMOS側にそれぞれ形成す
る。このうち高濃度のn型不純物の導入の際は、メモリ
トランジスタのコンタクトが形成される部分に対し、コ
ンタクト抵抗低減のために不純物が追加注入される。
たビットコンタクトおよびソースコンタクトの同時形
成、第18マスク“1Al”を用いた主ビット線MBL
と主ソース線MSLおよび他の配線の形成、オーバーコ
ート膜の成膜、第19マスク“PAD”を用いた電極パ
ッドの開口を行って、当該半導体装置を完成させる。
作った半導体装置の構造を示す断面図である。また、図
16は、トランジスタサイズ変更におけるゲート長とゲ
ート幅の関係を示す説明図である。この半導体装置10
0では、メモリトランジスタMTは二重ウエル構造で本
実施形態と基本的に同じであるが、ワード線WLに書き
込み電圧VPPまたは消去電圧VPP’をフルレンジで印加
するための高耐圧トランジスタHTが必要である。図1
5に示す高耐圧トランジスタHTは、ゲート絶縁膜10
1の膜厚が20nm以上必要であり、ゲート長も1μm
を越えるものが用いられる。また、そのソース・ドレイ
ン不純物領域102が、接合耐圧を大きくする必要から
緩慢な傾斜の濃度勾配で基板深くまで形成する必要があ
る。したがって、このような深い不純物領域を形成する
ための加熱条件が他の不純物領域形成時と大きく異な
り、他のトランジスタのソース・ドレイン不純物領域と
の同時形成は極めて困難である。
スタは、nMOSトランジスタNLTおよびpMOSト
ランジスタPLTともに、それぞれ最適化された濃度の
ウエル103または104に形成され、ソース・ドレイ
ン不純物領域105,106も極限まで高濃度,薄層化
されている。さらに、ゲート絶縁膜厚も3〜8nm、ゲ
ート長も0.25μm程度とスケーリングされている。
線WLおよびウエルPWへの電圧印加方法を正と負で分
割して行うことにより、たとえば図7の回路のレベル変
換回路33のインバータを構成する各トランジスタに対
し、そのソース・ドレイン間への印加電圧を従来の半分
にまで低下できる。したがって、そのぶん、ゲート絶縁
膜厚およびゲート長をスケーリングすることができる。
図16に示す式のように、ドレイン電流Idはリニア領
域,飽和領域ともW/Lに比例する。したがって、同じ
駆動能力を得るとした場合、ゲート長Lを短くすると、
同じ割合でゲート幅Wも短くできる。その結果、トラン
ジスタへの印加電圧を半分にすると、下ゲート電極面積
を単純計算では1/4程度にでき、そのぶん、小さなサ
イズのトランジスタが使用できる。論理回路ブロックで
は、その逆に、従来最適化されて微細化されていたトラ
ンジスタのサイズが大きくなってしまう。通常、論理回
路ブロック内のトランジスタ数が多いので、全体として
は面積が若干大きくなる。
が、従来に比べて製造工程が大幅に簡単化できる。具体
的に、図14のマスク一覧表の右端の欄に、従来の製造
方法で必要であった専用マスクを付記している。
pウエル103形成用の“LV−PWL”とnウエル1
04形成用の“LV−NWL”が必要であり、このとき
レジストパターンの形成とイオン注入も2回ずつ多く必
要である。
縁膜101の成膜後、これを論理回路ブロック側で除去
するための第11番目のマスク“2GTET(HV−O
X−ET)”が必要であり、このときレジストパターン
の形成と異方性エッチングも1回ずつの追加となる。
は、ゲート電極をnMOS側でn型、pMOS型でp型
に打ち分ける必要がある。このため、第15番目と第1
6番目のマスクとして片側を交互に保護するための“N
GT”と“PGT”が必要であり、このときレジストパ
ターンの形成とイオン注入が2回ずつ追加となる。
域105,106を個別に形成する必要がある。このた
め、第20番目と第21番目のマスクとして“LV−N
LD”と“LV−PLD”が必要であり、このときレジ
ストパターンの形成とイオン注入が2回ずつ追加とな
る。
製造方法では、メモリ周辺回路と論理回路のメモリトラ
ンジスタを同じサイズで同時形成することにより、従来
よりチップ面積が多少大きくなるものの、製造工程の共
通性が高いだけ製造工程が簡単で歩留り向上もしやすい
利点がある。具体的に上記例では、マスク枚数で7枚、
レジストパターンの形成工程が7工程、イオン注入工程
が6工程、異方性エッチング工程が1工程不要となる。
いることにより、面積増大というマイナス面を補って余
りあるコストメリットが得られる。実際にコスト計算し
た結果、従来の製造方法で製造したMNOS型半導体メ
モリ装置に比べ、チップコストで25%程度の低減がで
きることを確認した。また、この計算に入れていない
が、本実施形態のようにMONOS型の不揮発性メモリ
装置では、書き込み・消去電圧がFG型より大幅に低い
ので電源電圧VCCからレベル変換し負電圧を生成する程
度でよく、内部昇圧が不要になり、さらなる低コスト化
も可能となる。
勿論、電荷蓄積手段が離散化された他のタイプ、たとえ
ば微細ナノ結晶型、微細分割FG型、MNOS型への適
用も可能である。さらに、メモリセルアレイ構造もAN
D型に限らず、他のNOR型およびNAND型に広く適
用可能である。
方法では、メモリセルアレイの周辺回路内のトランジス
タの必要耐圧を大幅に低減でき、その結果として、周辺
回路の面積を小さくできる利点がある。また、本発明に
係る半導体の製造方法では、メモリ周辺回路と論理回路
のメモリトランジスタを同じサイズで同時形成すること
により、従来よりチップ面積が多少大きくなる場合があ
るものの、製造工程の共通性が高いだけ製造工程が簡単
で歩留り向上もしやすい利点がある。したがって、チッ
プコストが低減される。
の概略構成を示すブロック図である。
概略構成を示す回路図である。
平面図である。
おいて、図3のB−B’線に沿った断面側から見た鳥瞰
図である。
おいて、メモリトランジスタのワード線方向の断面を周
辺回路および論理回路ブロックのトランジスタとともに
示す断面図である。
消去の方法を説明するための図である。
回路例として、ロウデコーダおよびワード線駆動回路内
の要部構成を示す回路図である。
条件表である。
て、pウエル形成後の断面図である。
る。
図である。
の形成後の断面図である。
成後の断面図である。
用いるフォトマスクの一覧表である。
体装置の構造を示す断面図である。
ゲート幅の関係を示す説明図である。
ランジスタに対する書き込み時と消去時の一般的なバイ
アス設定法を模式的に示す図である。
コーダ、4…カラムバッファ、5…カラムデコーダ、6
…カラムゲート、7…入出力回路、10…深いn+ 型不
純物領域、11…n型不純物領域、12,PW…pウエ
ル、13,NW…nウエル、14…トンネル絶縁膜、1
5…窒化膜、16…トップ絶縁膜、17…ゲート絶縁
膜、18,19…ゲート電極、20,21…ソース・ド
レイン不純物領域、22…サイドウォール絶縁層、31
…アドレス選択回路、32…転送ゲート、33…レベル
変換回路、SUB…半導体基板、ISO…素子分離絶縁
層、BC…ビットコンタクト、SC…ソースコンタク
ト、M11等…メモリトランジスタ、S11等…選択ト
ランジスタ、MB1,MB2…主ビット線、SBL,S
BL1,SBL2…副ビット線、MSL…主ソース線、
SSL,SSL1,SSL2…副ソース線、WL,WL
1等…ワード線、SG1,SG2…選択ゲート線、YL
…列選択線、VCC…電源電圧、VPP…書き込み電圧また
は消去電圧、NT11等…nMOSトランジスタ、PT
11等…pMOSトランジスタ、INV1等…インバー
タ、ND11等…ノード、A…アドレス信号、Va〜V
e…制御電圧、P…書き込み指令信号の電圧、E_…消
去指令信号の反転信号の電圧。
Claims (16)
- 【請求項1】電荷蓄積手段を内部に含む絶縁膜を介し
て、ゲート電極を半導体基板またはウエル上に積層して
なるメモリトランジスタと、 当該メモリトランジスタの書き込み時または消去時に、
上記ゲート電極と上記半導体基板またはウエルとの間に
印加する書き込み電圧または消去電圧を供給する書き込
み/消去回路とを有する半導体記憶装置であって、 上記書き込み/消去回路として、上記書き込み電圧を第
1および第2電圧に分割して書き込み時に第1電圧を上
記ゲート電極に供給し、上記消去電圧を第3および第4
電圧に分割して消去時に第3電圧を上記第1電圧と反対
の極性で上記ゲート電極に供給する第1の電圧供給回路
と、 書き込み時に上記第2電圧を上記第1電圧の印加時と反
対の極性で上記半導体基板またはウエルに印加し、消去
時に上記第4電圧を上記第3電圧の印加時と反対の極性
で上記半導体基板またはウエルに印加する第2の電圧供
給回路とを有する半導体装置。 - 【請求項2】上記第1電圧と第2電圧の大きさが等し
く、 上記第3電圧と第4電圧の大きさが等しい請求項1に記
載の半導体装置。 - 【請求項3】上記第1および第2の電圧供給回路内に、
上記第1電圧と上記第2電圧、または、上記第3電圧と
上記第4電圧を切り換えて出力するレベル変換回路を有
し、当該レベル変換回路内のトランジスタの耐圧が、外
部から入力される電源電圧の大きさに対応して設定され
ている請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項4】上記書き込み/消去回路内のトランジスタ
の耐圧が、外部から入力される電源電圧の大きさに対応
して設定されている請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項5】上記メモリトランジスタを複数含むメモリ
セルアレイ、上記書き込み/消去回路を含む周辺回路か
らなるメモリブロックと、 論理回路ブロックとを有し、 上記周辺回路内のトランジスタおよび上記論理回路ブロ
ック内のロジック用トランジスタの耐圧が、外部から入
力される電源電圧の大きさに対応して設定されている請
求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項6】上記書き込み/消去回路は、上記メモリト
ランジスタを制御する周辺回路内に設けられ、 上記書き込み/消去回路内のトランジスタは、少なくと
も、ゲート絶縁膜厚と、上記半導体基板またはウエル内
のソース・ドレイン領域およびチャネル形成領域の不純
物濃度分布とについての各条件が、それぞれ上記周辺回
路内の他のトランジスタと同じに設定されている請求項
1に記載の半導体装置。 - 【請求項7】上記メモリトランジスタを複数含むメモリ
セルアレイ、上記書き込み/消去回路を含む周辺回路か
らなるメモリブロックと、 論理回路ブロックとを有し、 上記書き込み/消去回路内のトランジスタのゲート絶縁
膜厚は、上記周辺回路内の他のトランジスタおよび上記
論理回路ブロック内のトランジスタのゲート絶縁膜厚と
同じに設定されている請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項8】上記ゲート電極と上記ウエルとの間に複数
の絶縁膜が積層され、 電荷蓄積手段が当該積層された絶縁膜内に平面的に離散
化して形成されている請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項9】電荷蓄積手段を内部に含む絶縁膜を介し
て、ゲート電極を半導体基板またはウエル上に積層して
なるメモリトランジスタを複数有するメモリセルアレイ
と、 当該メモリセルアレイを制御する周辺回路とを有する半
導体装置であって、 上記周辺回路内のトランジスタの耐圧が、外部から入力
される電源電圧に対応して設定されている半導体装置。 - 【請求項10】メモリブロックと論理回路ブロックとを
有し、 上記メモリブロック内に、電荷蓄積手段を内部に含む絶
縁膜を介して、ゲート電極を半導体基板またはウエル上
に積層してなるメモリトランジスタと、 当該メモリトランジスタを制御する周辺回路とを含む半
導体装置であって、 上記周辺回路および上記論理回路ブロック内のトランジ
スタの耐圧が、外部から入力される電源電圧に対応して
設定されている半導体装置。 - 【請求項11】電荷蓄積手段を内部に含む絶縁膜を介し
て、ゲート電極を半導体基板またはウエル上に積層して
なるメモリトランジスタを複数有するメモリセルアレイ
と、 当該メモリセルアレイを制御する周辺回路とを有する半
導体装置であって、 上記周辺回路内のトランジスタについて、少なくとも、
ゲート絶縁膜厚と、上記半導体基板またはウエル内のソ
ース・ドレイン領域およびチャネル形成領域の深さ方向
の不純物濃度分布とについての各条件が同じに設定され
ている半導体装置。 - 【請求項12】上記メモリトランジスタを複数含むメモ
リセルアレイ、上記書き込み/消去回路を含む周辺回路
からなるメモリブロックと、 論理回路ブロックとを有し、 上記周辺回路内のトランジスタのゲート絶縁膜厚が、上
記論理回路ブロック内のトランジスタのゲート絶縁膜厚
と同じに設定されている半導体装置。 - 【請求項13】電荷蓄積手段を内部に含む絶縁膜を介し
て、ゲート電極を半導体基板またはウエル上に積層して
なるメモリトランジスタに対し、書き込み時または消去
時に、上記ゲート電極と上記半導体基板またはウエルと
の間に印加する書き込み電圧または消去電圧を供給する
半導体装置の駆動方法であって、 書き込み時に、上記書き込み電圧を第1および第2電圧
に分割し、第1電圧を上記ゲート電極に印加する一方
で、上記第2電圧を上記第1電圧の印加時と反対の極性
で上記ウエルに印加し、 消去時に、上記消去電圧を第3および第4電圧に分割
し、第3電圧を上記第1電圧の印加時と反対の極性で上
記ゲート電極に印加する一方で、第4電圧を上記第2電
圧の印加時と反対の極性で上記ウエルに印加する半導体
装置の駆動方法。 - 【請求項14】上記第1電圧と第2電圧の大きさを等し
く設定し、 上記第3電圧と第4電圧の大きさを等しく設定する請求
項13に記載の半導体装置の駆動方法。 - 【請求項15】メモリブロックと論理回路ブロックとを
有し、 上記メモリブロックは、電荷蓄積手段を内部に含む絶縁
膜を介して、ゲート電極を半導体基板またはウエル上に
積層してなるメモリトランジスタを複数有するメモリセ
ルアレイと、 上記メモリトランジスタの書き込み時または消去時に、
上記ゲート電極と上記半導体基板またはウエルとの間に
印加する書き込み電圧または消去電圧をそれぞれ正電圧
と負電圧に分割して、上記ゲート電極と上記半導体基板
またはウエルとの一方に正電圧、他方に負電圧を印加す
る書き込み/消去回路を含む周辺回路とからなる半導体
装置の製造方法であって、 上記書き込み/消去回路を含む周辺回路内のトランジス
タと、上記論理回路ロジック内のトランジスタとを同一
のマスクを用いて同一の工程で同時に形成する半導体装
置の製造方法。 - 【請求項16】メモリブロックと論理回路ブロックとを
有し、 上記メモリブロックは、電荷蓄積手段を内部に含む絶縁
膜を介して、ゲート電極を半導体基板またはウエル上に
積層してなるメモリトランジスタを複数有するメモリセ
ルアレイと、 上記メモリトランジスタの書き込み時または消去時に、
上記ゲート電極と上記半導体基板またはウエルとの間に
印加する書き込み電圧または消去電圧をそれぞれ正電圧
と負電圧に分割して、上記ゲート電極と上記半導体基板
またはウエルとの一方に正電圧、他方に負電圧を印加す
る書き込み/消去回路を含む周辺回路とからなる半導体
装置の製造方法であって、 上記書き込み/消去回路を含む周辺回路内のトランジス
タのゲート絶縁膜を、上記論理回路ロジック内のトラン
ジスタのゲート絶縁膜と同一の工程で同時に形成する半
導体装置の製造方法。
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