JP2001101379A - 遠隔検針用端末装置 - Google Patents

遠隔検針用端末装置

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JP2001101379A
JP2001101379A JP27273899A JP27273899A JP2001101379A JP 2001101379 A JP2001101379 A JP 2001101379A JP 27273899 A JP27273899 A JP 27273899A JP 27273899 A JP27273899 A JP 27273899A JP 2001101379 A JP2001101379 A JP 2001101379A
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JP
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terminal device
cover
display unit
infrared
meter reading
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JP27273899A
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English (en)
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Ryutaro Nishihara
柳太郎 西原
Katsumi Mito
克己 水戸
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NIPPON BEND CO Ltd
NIPPON BENDEINGU KK
Original Assignee
NIPPON BEND CO Ltd
NIPPON BENDEINGU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既設の使用量積算計に取り付け可能で、目視に
よる読み取りと、外光の影響を受けずに機器による読み
取りとが可能な遠隔検針用端末装置の提供。 【解決手段】電気、ガス、水道など、需要家に取り付け
た使用量積算計2の表示部の映像用端末装置であって、
端末装置1は、前記積算計2の少なくとも表示部4の正
面を、赤外線を反射し且つ可視光線を透過する膜体10を
形成したカバー3で覆い、カバー3内に赤外線発光器14
を取り付け、表示部4を直視又は前記膜体10を介して、
赤外線電子カメラ16を前記カバー3内に取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、遠隔検針用端末装
置に関し、更に詳細には、電気、水道、ガスなどの需要
家に設置した使用量積算計を遠隔検針する際に、積算値
の表示の映像を電気信号に変換する端末装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電気、ガス、水道などの使用量は、従来
から各需要家に取り付けた使用量積算計を検針員が目視
により検針したデータに基づき算定される。ところで、
都市部の過密化により検針業務の能率が低下し、また豪
雪地帯、過疎地などでは検針員の確保が困難になるな
ど、検針業務の能率低下、検針コストの上昇などが起こ
り、従来から遠隔検針装置の開発が行われていることは
周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、従来か
ら需要家に取り付けられている使用量積算計(以下単に
「積算計」という)にCCD受光部を取り付け、直接又
は鏡を介して表示部を撮像し、その映像を画像処理した
映像信号を中央管理室に送信し、中央管理室においてデ
ジタル化し各需要家ごとの使用量を算出する遠隔検針装
置を発明し、既に特許出願している。
【0004】この発明によれば、各端末器は表示部の映
像を発信するだけで、デジタルデータとする演算処理は
中央管理室で行えるため、各端末器には表示部を撮影す
る電子カメラと、その出力信号を中央管理室に送信する
送信器を取り付けることで発明を実施することができ
る。しかも需要家も使用量を目視により確認することが
でき、また中央管理室側でも表示部の映像を保存するこ
とができるという特徴が得られる。更に、既設の積算計
を改造したり取り替えたりする必要がないため、発明を
実施する際の初期投資を削減できるという利点がある。
【0005】本発明者らは、前記発明の遠隔検針装置の
実用化について研究を重ねた結果、電子カメラで撮影す
る際に、自動車のヘッドライトや近くの照明など、設置
場所特有の外光により映像の質が低下し、正確な読み取
りが困難になる場合があることが分かった。
【0006】前記問題を解決する手段の一つとして、積
算計を不透明なケースに入れることが容易に考えられる
が、これでは需要家が積算計を読み取ることができず、
検針結果を確認できないという問題、何らかの原因で遠
隔検針装置の作動に支障を来した場合の応急処置として
検針員による検針ができないという問題が生じる。
【0007】本発明は、以上の問題に着目して成された
ものであり、既設の使用量積算計に取り付けることが可
能で、目視による積算計の読み取りと、外光の影響を受
けないで積算値の撮影とを可能とした遠隔検針用端末装
置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明の遠隔検針用端末装置は、電気、ガス、水道
など、需要家に取り付けた使用量積算計の表示部映像化
用端末装置であって、該端末装置は、前記積算計の少な
くとも表示部正面を、赤外線を反射し且つ可視光線を透
過する膜体としたカバーで覆い、該カバー内に赤外線発
光器と、前記表示部を直視又は前記膜体を介して撮像す
る赤外線電子カメラとを取り付け、該電子カメラから前
記表示部の映像を電気信号として出力させるようにした
ものである。
【0009】このように、カバーに可視光線は透過する
が、赤外線を反射する、いわゆるコールドフィルター
を、少なくとも積算値表示部正面に使用したため、積算
値を従来どおり目視による読み取り可能で、しかも、表
示部の撮影は、赤外線発光器の光源を用いた赤外線電子
カメラにより撮影するため、外光の影響を受けずに質の
よい映像を得ることができるという作用が得られる。
【0010】更に本発明の遠隔検針用端末装置は、既設
の使用量積算計の外側に、また外付けカバーがある場合
は、このカバーの代わりに、赤外線発光器、赤外線カメ
ラを取り付けたカバーと、映像信号の発信器とを取り付
けることにより本発明を実施することが可能であり、本
発明を実施する際の初期設備投資を可及的に圧縮させる
作用が得られる。
【0011】前記カバーは、表示部正面にコールドフィ
ルターを取り付け表示部を目視可能とすれば、他の部分
は、赤外線に対して実質的に不透明で、所定の機械的強
度を有する素材であれば、可視光線に対して透明であっ
ても、また不透明であってもよい。したがって使用しう
る素材としては、金属、プラスチックなどを適宜使用す
ることができる。
【0012】赤外線反射物質としては酸化錫、酸化イン
ジウム錫などがある。これらの赤外線反射物質を、可視
光線透明体、例えばガラス、透明アクリル樹脂などに薄
膜状にコーティングすることにより、可視光線は透過す
るが赤外線は反射する、いわゆるコールドフィルターを
得ることができる。コーティング方法は、化学蒸着法
(CVD)やスパッタリングなどのいわゆる物理蒸着法
(PVD)など、公知の方法を用いることができる。
【0013】使用しうる赤外線発光器としては、小型の
ものが好ましく、赤外線発光ダイオード、赤外線レーザ
ーダイオードなどを使用することができる。使用する波
長帯としては近赤外線領域、例えば850μm、131
0μmなどを使用することができる。波長の長いもの
は、装置の温度に依存して放射される赤外線によるノイ
ズの影響を受けるおそれがあり好ましくない。
【0014】前記赤外線電子カメラは、赤外線用レンズ
と、感光面に結像した映像を電気信号に変換する変換部
とからなる従来公知のものを使用することができる。前
記変換部は、例えばMOS型固体イメージセンサ又は電
荷接合素子(CCD)を使用することができる。CCD
から出力する電気信号は、アナログ信号、デジタル信号
のいずれも使用可能である。
【0015】前記赤外線用レンズの素材としては、例え
ばゲルマニウム単結晶体などを使用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照し、一実
施の形態により本発明の遠隔検針用端末装置を具体的に
説明する。
【0017】第1実施の形態による遠隔検針用端末装置
1は、単相2線式又は単相3線式として従来から使用さ
れる電力積算計(以下単に積算計という)2を覆うカバ
ー3を設けて実施したものである。
【0018】図1〜3に示す積算計2は、要部のみ図示
したものであり、その表示部4は、各桁ごとに作られた
回転コマ5を同軸状に配置したものからなり、積算計2
の仕様、製造元、表示単位などの必要事項を表示したパ
ネル6に開けた開口7内に表示部分が覗くようにしたも
のである。なお図1に示す符号8は積算計2に元々取り
付けられているガラスケースである。
【0019】前記カバー3は、アクリル樹脂などの透明
体(図示せず)で箱状のカバー本体9を形成し、内側に
酸化錫などの赤外線反射物質を膜体10(膜厚:例えば
0.1μm)を定法に従ってコーティングしたものであ
る。このカバー3で積算計2を覆い、且つ取付けパネル
11に取り付けるようにした。したがって、外光中の可視
光線12(図1)によってカバー3内を明るくするので、
カバー3の外側から積算値を読み取ることができる。
【0020】しかしながら、外光中の赤外線13(破線で
表示)は反射されるためカバー3内に達することができ
ず、赤外線13に対してカバー3内は暗箱となる。第1の
実施の形態では図1、3に示すとおり、カバー3内上部
に赤外線発光器14を2個取り付け、光源を安定させて表
示部4を照明するようにした。したがって、自動車のヘ
ッドライト、映像に対してノイズとなるような照明、何
らかの閃光などの好ましくない光からの影響を排除する
ことができる。
【0021】そして図1、2に示すように、カバー3内
の前記表示部4の前面に、十分平滑な表面を有する透明
アクリル板に酸化錫などの赤外線反射物質を薄膜状にコ
ーティングした赤外線ミラー(コールドフィルターと実
質的に同じもの)15を取り付け、またカバー3の内側の
下部中央部に赤外線用CCDからなる赤外線電子カメラ
16を取り付け、表示部4の映像を電気信号に変換できる
ようにした。この電気信号はアナログ信号であっても、
デジタル信号であってもよい。
【0022】以上のとおり、第1の実施の形態の遠隔検
針用端末装置1は、赤外線を反射する膜体10からなるカ
バー3により既設の積算計2を覆ったため、外光中の可
視光線は積算計2のガラスケース8内の表示部4に達す
ることが可能であるので、目視により積算値を読み取る
ことができると共に、外光中の赤外線はカバー3内に進
入できず、カバー3内に設置した赤外線発光器により表
示部4を照明し、制御され安定した赤外線照明により積
算値を撮像するため、外光によるノイズの影響を可及的
に排除した映像信号を得ることができる。
【0023】第1の実施の形態の変形例として、カバー
3に目視するための覗き部分のみコールドフィルターを
取り付け、他は不透明体によって形成することもでき
る。
【0024】図4に示す第2の実施の形態による遠隔検
針用端末装置1は、既設の積算計ではなく、本発明を実
施するために新たに設計したものである。即ち、図1に
示すガラスケース8の代わりに透明アクリル樹脂などで
作成したカバー本体9に膜体10をコーティングしたカバ
ー3に赤外線電子カメラ16及び赤外線発光器14を収めた
ケース17を取り付けたものである。第1の実施の形態と
同様の部材には同じ符号を使用し、説明を省略する。
【0025】以上の実施の形態はいずれも電力積算計に
ついて実施したものであるが、その他のガス、水道その
他の使用量を積算して表示するものであれば、数値、指
針などいずれの表示に対しても本発明を適用することが
できることは、以上の説明から容易に理解することがで
きよう。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の遠隔検針用
端末装置は、電力、ガス、水道などの使用量積算計を目
視により読み取り可能で、しかも遠隔検針には、積算計
を赤外線に対して暗箱状に形成した中に、赤外線発光器
と赤外線電子カメラとを設けて制御された光源により映
像を得るようにしたので、外光の影響を受けずに質のよ
い映像信号から積算値を自動的に読み取ることが可能と
したため、遠隔操作による使用量積算計の検針を正確に
行うことができ、しかも需要家が目視したものと同じ映
像を保存可能とし、遠隔検針結果の公正を確保できる。
【0027】更に、検針員の派遣が困難な豪雪地帯、過
疎地帯などの外、住宅密集地など検針コストが掛かる地
域や、検針員の確保が困難な地域に対して有利に適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態による遠隔検針用端末
装置の概要を説明するための縦断面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1に示すIII−III線矢視断面図である。
【図4】本発明の第2実施の形態による遠隔検針用端末
装置の概要を説明するための縦断面図である。
【符号の説明】
1 遠隔検針用端末装置 2 積算計(電力積算計) 3 カバー 4 表示部 10 膜体 15 赤外線ミラー 16 赤外線電子カメラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気、ガス、水道など、需要家に取り付
    けた使用量積算計の表示部映像化用端末装置であって、
    該端末装置は、前記積算計の少なくとも表示部正面を、
    赤外線を反射し且つ可視光線を透過する膜体としたカバ
    ーで覆い、該カバー内に赤外線発光器と、前記表示部を
    直視又は前記膜体を介して撮像する赤外線電子カメラと
    を取り付け、該電子カメラから前記表示部の映像を電気
    信号として出力させるようにした遠隔検針用端末装置。
  2. 【請求項2】 前記膜体を形成する物質として酸化錫、
    酸化インジウム錫のいずれかを使用した請求項1記載の
    遠隔検針用端末装置。
  3. 【請求項3】 前記変換部にMOS型固体イメージセン
    サ又は電荷接合素子(CCD)を使用した請求項1又は
    2記載の遠隔検針用端末装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001266284A (ja) * 2000-03-23 2001-09-28 Mitsubishi Electric Corp メータ自動読取装置
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KR100817099B1 (ko) 2007-02-14 2008-03-31 주식회사 리모텍 전력선 및 전화선을 이용한 원격 검침 계량기
CN108711279A (zh) * 2018-07-04 2018-10-26 珠海瑞景电子科技有限公司 抄表光电头
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