JP2001101193A - 横断検索結果の取得方法および文書検索システムおよび横断検索プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

横断検索結果の取得方法および文書検索システムおよび横断検索プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001101193A
JP2001101193A JP27229899A JP27229899A JP2001101193A JP 2001101193 A JP2001101193 A JP 2001101193A JP 27229899 A JP27229899 A JP 27229899A JP 27229899 A JP27229899 A JP 27229899A JP 2001101193 A JP2001101193 A JP 2001101193A
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Akihiko Yamaguchi
明彦 山口
Takuya Okamoto
卓哉 岡本
Katsumi Tada
勝己 多田
Hiroshi Majima
宏 馬嶋
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の文書検索サーバに対し一括に検索要求
を行う横断検索において、全ての文書検索サーバの検索
が終了する前にソート済検索途中結果を返送し、ユーザ
の検索待ち時間を短縮する。 【解決手段】 横断検索サーバは、検索結果集合のスナ
ップショット(複製)を格納するためのスナップショット
格納領域720をワークエリア717上に確保し、検索処理開
始後で全ての文書検索サーバの検索終了前に、横断検索
クライアントからの検索途中結果の検索結果スナップシ
ョット準備指示を受けたとき、該指示を受けた時点にお
いて取得済みの検索結果集合のスナップショットをスナ
ップショット格納領域720に格納し、横断検索クライア
ントからの検索途中結果の取得要求を受けたとき、スナ
ップショット格納領域720に格納された検索結果集合か
ら検索結果の情報を抽出し、横断検索クライアントに返
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータ装置に
おける文書検索システム、文書管理システム等に係わ
り、特に複数の文書検索サーバに対する横断検索を行な
う検索システムにおいて好適な検索結果の取得方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】高性能PCの急速な普及に伴ない、日々膨
大な電子化文書が作成され蓄積されている。これらの電
子化文書を有効に利用するために、必要に応じて目的と
する文書を検索し取り出す技術、すなわち文書検索技術
の重要性が一層高まっている。また、インターネットお
よびイントラネットの普及に伴ない、一台のマシンから
数多くの検索サーバにアクセスし情報を取得できるよう
になった。このことにより、複数の検索サーバに対して
一括して検索要求を行うことのできる横断検索へのニー
ズが高まってきている。横断検索機能は、クライアント
が一度の検索要求で複数の文書管理サーバの検索結果を
取得できる機能である。
【0003】この機能は複数の文書検索サーバと、これ
らに対し一括して検索要求を行なう横断検索サーバによ
り実現される。横断検索サーバに対しクライアントが検
索要求を行うと、横断検索サーバは複数の文書検索サー
バに対し検索を指示する。また、文書検索サーバで検索
が終了すると横断検索サーバはそれぞれの文書管理サー
バから検索結果を集め、それらを一つの検索結果集合と
して統合する(以下、この検索結果集合を統合検索結果
集合と呼ぶ)。そして、クライアントは統合検索結果集
合から検索結果を取得する。このことにより、クライア
ントは複数の文書管理サーバに対する検索をあたかも一
つの文書管理サーバに対する検索のように実行すること
ができる。しかし、横断検索において検索対象とする複
数の文書検索サーバでは、検索の要求や検索結果の取得
などのアクセス方法がそれぞれ異なることが考えられ
る。たとえば、SQL(Structured Query Language)を直接
発行して検索要求を行なう文書検索サーバ、コマンドの
送信によって検索要求を行なう文書検索サーバ、あるい
はオブジェクトへのメソッドコールによって検索要求を
行なう文書検索サーバなどが混在することが考えられ
る。このような場合には、横断検索サーバは、クライア
ントから検索要求を受けると、それぞれの文書検索サー
バに対して適した方法で検索要求を発行し、さらにそれ
ぞれ異なる形式で返送される検索結果を一つの検索結果
集合として統合する必要がある。そのため、横断検索機
能では、検索対象とする全ての文書検索サーバの検索プ
ロトコルに対応する必要があるという問題があった。
【0004】この問題点を解決する方法として、DMA(Do
cument Management Alliance)が標準化を進めているDMA
仕様に基づく横断検索技術がある。DMAはAIIM Internat
ional(Association for Information and Image Manage
ment International)のタスクフォースであり、企業ベ
ルの文書管理システムの標準仕様を策定することを目的
に1995年4月に設立された、。このDMA仕様の横断検索方
法を用いることにより、DMA仕様に準拠した文書検索サ
ーバに対する横断検索が可能となる。また、既存の文書
検索サーバも、DMA仕様のアクセスを可能とするための
アダプタを設ける事により横断検索の対象とすることが
できる。このDMA仕様の横断検索方法についてはDMA1.0
仕様書に詳しく説明されている(以下、これを第一の従
来技術と呼ぶ)。
【0005】以下、第一の従来技術について説明する。
まず、DMA仕様の検索システムの構成について図1を用
いて説明する。DMA仕様の検索システムは、DMAクライア
ント101、DMAシステム102、文書空間103、1
04および105の3層から構成される。ここで、DMAク
ライアントは単数でも複数でもかまわない。一方、文書
空間は複数であることを前提とする。また、DMAクライ
アント、DMAシステムおよび文書空間は、それぞれ同一
マシン上に存在してもネットワークで接続された別マシ
ン上に存在してもよい。DMAクライアント101は、DMA
が規定するインターフェースであるDMA API(DMA Applic
ation Programming Interface) 106やDMA SII(DMA S
ervice Integration Interface) 107、108および
109を介して、DMAシステム102や文書空間10
3、104および105が提供する各種機能を利用する
アプリケーションプログラムである。DMAシステム10
2は横断検索サーバに相当し、DMAクライアント101
に対して、各文書空間への接続を支援する機能(接続可
能な文書空間の一覧表示機能、文書空間のインターフェ
ース提供機能など)や、横断検索機能を提供するミドル
ウェアである。文書空間103、104および105
は、統一したアクセスが可能なDMA SII107、108
および109を有する文書管理サーバである。各文書空
間は、文書検索機能を持つ。
【0006】以下、DMA仕様の検索処理の流れを説明す
る。初めに、単一の文書空間に対する検索要求を行なう
場合について説明する。ここでは、文書空間103に対
し検索要求を行なうものとする。まずDMAクライアント
101は、DMAシステム102から検索対象とする文書
空間103のDMA SII107のアドレスを取得する。次
に、DMA SII107を介して文書空間103に対し、検
索要求を行なう。DMA仕様における検索要求は、検索要
求先に対し、検索条件を記述するQueryオブジェクトの
生成を指示するステップと、生成したQueryオブジェク
トを指定して検索実行を指示するステップからなる。す
なわち、まずDMAクライアント101は、検索対象の文
書空間103に対し、Queryオブジェクトの生成指示を
行なう。これにより、文書空間103内にQueryオブジ
ェクトが生成され、該オブジェクトを指すポインタが返
送される。
【0007】次にDMAクライアント101は、前記ステ
ップで生成されたQueryオブジェクトを指定して、文書
空間103に検索実行を指示する。この2つのステップ
により、DMAクライアント101は文書空間103に対
する検索要求を行なうことができる。文書空間103
は、DMAクライアント101からの検索要求を受ける
と、Queryオブジェクトに記述された検索条件に適合す
る文書の検索処理を行う。検索処理の結果として検索結
果集合オブジェクトを生成し、当該オブジェクトのイン
ターフェースを検索要求元のDMAクライアント101に
返送する。検索結果集合オブジェクトは、検索結果を取
得するためのインターフェースを提供するオブジェクト
である。DMAクライアント101は、検索結果集合オブ
ジェクトのインターフェースを取得すると、当該オブジ
ェクトに対し検索結果取得準備問い合わせメソッドコー
ルを行ない、検索結果を取得できる準備があるか問い合
わせる。DMAクライアント101は、検索結果取得が可
能であることを検索結果集合オブジェクトに確認した
後、当該オブジェクトへ検索結果取得要求メソッドをコ
ールすることにより、検索結果を取得することができ
る。検索条件に検索結果のソーティング指定を行った場
合、検索結果取得要求メソッドを繰り返しコールするこ
とにより、指定した順序に従ってソーティングされた検
索結果を取得できる。
【0008】次に、複数文書空間に渡る横断検索を行な
う場合について説明する。横断検索では、DMAクライア
ント101は、DMAシステム102上のDMA API 106
を介し検索要求を行なう。単一文書空間に対する検索要
求と同じく、DMAクライアント101は、まずDMAAPI1
06介してDMAシステム102にQueryオブジェクトの生
成を指示し、次に該オブジェクトを指定して検索実行指
示を行なう。DMAシステム102は、DMAクライアント1
01から検索要求を受けると、検索対象の複数の文書空
間に対し、DMA SII107を介して検索要求を行なう。
すなわち、まずDMAクライアント101が指定した検索
条件の送信(Queryオブジェクトの生成指示)を行ない、
次に生成されたQueryオブジェクトを指定して各文書空
間に検索実行指示を行なう。その後、DMAシステムは、
各文書空間の検索処理が終了したか否かに関わらず、統
合検索結果集合オブジェクトを生成し、該オブジェクト
のインターフェースをDMAクライアント101へ返送す
る。統合検索結果集合オブジェクトは、すべての文書空
間の検索結果集合オブジェクトに格納された検索結果を
取得するためのインターフェースを提供するオブジェク
トである。文書空間103、104および105は、DM
Aシステム102からの検索要求を受けると、Queryオブ
ジェクトに記述された検索条件に適合する文書の検索処
理を行う。検索処理の結果として検索結果集合オブジェ
クトを生成し、当該オブジェクトのインターフェースを
検索要求元のDMAシステム102に返送する。
【0009】DMAシステム102は、各文書空間から検
索結果集合オブジェクトのインターフェースを取得する
と、それぞれの検索結果集合から検索結果を集め、統合
検索結果集合にマージする。DMAクライアント101
は、統合検索結果集合オブジェクトを取得すると、該オ
ブジェクトに対し、検索結果取得が可能であることを確
認した後、当該オブジェクトへ検索結果取得要求メソッ
ドコールを行なうことにより、検索結果を取得すること
ができる。検索条件に検索結果のソーティング指定を行
った場合、検索結果取得要求メソッドを繰り返しコール
することにより、指定した順序に従ってソーティングさ
れた検索結果を取得できる。このように、DMAクライア
ント101はDMAシステム102に対し検索要求を行な
うだけで、複数文書空間に対する横断検索を、あたかも
一つの文書空間に対する検索と同様に実行することがで
きる。しかしながら横断検索においては、各文書空間の
アクセス状況やネットワークトラフィックの状況、検索
エンジンの性能等の違いが原因となり、それぞれの文書
空間における検索が終了する時間にばらつきが生じるこ
とが考えられる。この際、ユーザが検索結果のソーティ
ングを指定した場合、全ての文書空間の検索が終了する
前に検索結果を取得すると、第一の従来技術では、妥当
な検索結果を取得できないという問題がある。そのた
め、ユーザは最も検索終了が遅い検索サーバの検索終了
を待つ必要がある。
【0010】以下、この問題点について図面を用いて説
明する。図2は、2つの文書空間に渡る横断検索を行な
った際の例を示す図である。この例における横断検索シ
ステムは、DMAクライアント201、DMAシステム20
2、文書空間203、および204から構成される。こ
こで、DMAクライアント201がDMAシステム202に対
し、検索条件に文書作成日付によるソーティングを指定
し検索要求を行なったとする。すると、DMAシステム2
02は、DMAクライアント201から取得した検索条件
を文書空間203および204に送信し、検索要求を行
なう。ここで、文書空間203および204における検
索処理はパラレルに行なう場合でも、シリアルに行なう
場合でも以下に述べる問題は同様に生じる。ここでは、
文書空間203および204における検索処理をパラレ
ルに行なうものとして説明する。
【0011】図3では、文書空間203の検索が終了
し、DMAシステムは検索結果301、302、303、
および304の4件を取得した状況を示している。ま
た、この時点で文書空間204の検索は終了していな
い。このとき、DMAクライアント201が1件目および
2件目の検索結果の取得を要求し、DMAシステムがこの
要求に応じ検索結果を返送したとする。このとき、DMA
クライアント201は検索結果301および302を取
得できる。
【0012】次に、図4に示すように、文書空間204
の検索が終了し、DMAシステム202が検索結果401
および402を取得したとする。DMAクライアントは検
索条件にソーティングの指定を行なっているため、ここ
では、DMAシステム202は検索結果を取得する度に統
合検索結果集合に格納し、日付によるソーティングを行
なう。この後、DMAクライアント201が3件目および
4件目の検索結果の取得を要求したとする。DMAクライ
アントは検索条件にソーティングの指定を行なっている
ため、ソーティングを実行するタイミングや方法に関わ
らず、DMAクライアントが検索結果の取得要求を行なう
と、その時点では図4に示すように検索結果を並べるこ
とになる。すると、図5に示すように、DMAクライアン
ト201は検索結果402および302を取得する。そ
の結果、DMAクライアントが取得した検索結果は、日付
でソーティングを指定したにもかかわらず、その日付の
並びは5/06、6/10、5/19、6/10となり、指定した順序通
りにソーティングされていない。また、検索結果302
を2回取得している。ここで、同じ検索結果を複数回取
得しないために、DMAシステムが、検索結果を返送する
度にその検索結果を破棄するなど、同じ検索結果を2回
以上返送しないこともできるが、この場合においても、
DMAクライアントが取得する検索結果は正しくソーティ
ングされる保証はなく、本質的な解決にならない。
【0013】以上のように、第一の従来技術では、検索
結果のソーティングの指定を行なった際、全ての文書空
間の検索が終了する前に検索結果を取得すると、検索結
果が正しくソーティングされていない、同じ検索結果を
複数回取得する、等の現象が生じ、妥当な検索結果を取
得できない。そのため、DMAクライアントは、検索結果
のソーティング指定を行なった場合には、全ての文書空
間の検索が終了するまで検索結果取得要求の発行を待つ
必要がある。したがって、第一の従来技術では、既に検
索が終了している文書空間の検索結果にユーザが目的と
する文書が存在したとしても、DMAクライアントは、最
も検索処理に長い時間を要する文書空間の検索が終了す
るまでその検索結果を取得することができなかった。す
なわち、検索結果の返送に長時間を要する文書空間が一
つでも存在した場合、ユーザは検索実行の度に長い間検
索結果を参照することができないという問題があった。
【0014】また、複数の検索装置に対する検索を行な
う場合において、全ての検索装置の検索が終了する前か
ら検索結果を表示できる装置として、特開平10−14
3523号公報に示す発明(以下、これを第二の従来技
術と呼ぶ)がある。第二の従来技術では、複数の検索装
置に対し検索を行なう場合において、早く検索が終了し
た検索装置から順次に検索結果を表示する。そのため、
ユーザは全ての検索装置の検索が終了するのを待たずに
検索結果を参照することが可能である。しかし、第一の
従来技術と同様に第二の従来技術においても、ユーザが
検索条件にソーティングの指定を行ない、その指定通り
に並んだ検索結果を取得したい場合、全ての検索装置の
検索が終了するまで待つ必要があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】横断検索においては、
各文書検索サーバ(第一の実施例における文書空間に相
当する)のアクセス状況やネットワークトラフィックの
状況、検索エンジンの性能等の違いが原因となり、それ
ぞれの文書検索サーバにおける検索が終了する時間にば
らつきが生じることが考えられる。ユーザが検索条件に
検索結果のソーティングを指定した場合、DMAクライア
ントが妥当な検索結果を取得するためには、常に全ての
文書検索サーバの検索が終了するまで待つ必要がある。
そのため第一の従来技術では、DMAシステムがすでに検
索が終了している文書空間からユーザが目的とする文書
を取得している場合でも、全ての文書検索サーバの検索
が終了するまでその文書を取得することができないとい
う問題があった。
【0016】また、第二の従来技術においても、ソーテ
ィングされた検索結果を取得したいユーザは全ての文書
検索サーバの検索が終了するまで待つ必要があった。本
発明の目的は、前記従来技術の持つ上記問題点を解決
し、検索要求後にユーザが任意のタイミングでソーティ
ング済みの検索結果を参照できる機能を提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、複数の横断検索端末と、横断検索装置
と、複数の文書検索装置から構成される文書検索システ
ムにおける文書検索方法であり、前記横断検索端末は、
前記横断検索装置への検索要求後、ユーザによる検索終
了前の検索途中結果取得要求入力に応じて、前記横断検
索装置に対して検索途中結果の取得準備要求を発行し、
該取得準備要求発行後、検索途中結果の取得要求を発行
するようにしている。
【0018】また、前記横断検索装置は、検索結果集合
の複製を格納するための複製格納領域を確保し、検索処
理開始後、全ての文書検索装置の検索終了前に、前記横
断検索端末からの検索途中結果の取得準備要求を受け付
けたとき、該要求を受けた時点において取得済みの検索
結果の集合(検索結果集合)の複製を前記複製格納領域に
格納し、前記横断検索端末からの検索途中結果の取得要
求を受け付けたとき、前記複製格納領域に格納された検
索結果集合から検索結果の情報を抽出し、該抽出した情
報を前記横断検索端末に返送するようにしている。
【0019】また、前記横断検索端末は、ユーザによる
検索状況問い合わせ要求入力に応じて、前記横断検索装
置への検索状況の問い合せを発行し、前記横断検索装置
は、該検索状況の問い合せ受け付けたとき、検索結果の
返送が可能か否かを示す情報を前記横断検索端末に返送
するようにしている。
【0020】また、前記横断検索端末は、ユーザによる
検索状況問い合わせ要求入力に応じて、前記横断検索装
置への検索状況の問い合せを発行し、前記横断検索装置
は、該検索状況の問い合せ受け付けたとき、検索処理が
終了したか否かを示す情報を前記横断検索端末に返送す
るようにしている。
【0021】また、複数の横断検索端末と、横断検索装
置と、複数の文書検索装置から構成される文書検索シス
テムであり、前記横断検索端末は、前記横断検索装置へ
の検索要求後、ユーザによる検索終了前の検索途中結果
取得要求入力に応じて、前記横断検索装置に対して検索
途中結果の取得準備要求を発行する手段と、該取得準備
要求発行後、検索途中結果の取得要求を発行する手段を
有し、前記横断検索装置は、検索結果集合の複製を格納
するための複製格納領域を確保する手段と、検索処理開
始後、全ての文書検索装置の検索終了前に、前記横断検
索端末からの検索途中結果の取得準備要求を受け付けた
とき、該要求を受けた時点において取得済みの検索結果
の集合(検索結果集合)の複製を前記複製格納領域に格納
する手段と、前記横断検索端末からの検索途中結果の取
得要求を受け付けたとき、前記複製格納領域に格納され
た検索結果集合から検索結果の情報を抽出し、該抽出し
た情報を前記横断検索端末に返送する手段を有するよう
にしている。
【0022】また、横断検索プログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体であり、該横断検索プ
ログラムは、横断検索端末からの要求が検索実行指示の
とき文書検索装置に対して検索要求をする手順と、前記
要求が検索状況問い合わせのとき前記横断検索端末に対
して検索状況の通知をする手順と、前記要求が検索途中
結果の取得準備指示のとき取得済みの検索結果集合の複
製を複製格納領域に格納する手順と、前記要求が検索途
中結果取得指示のとき前記複製格納領域から検索結果の
情報を抽出し前記横断検索端末に返送する手順と、前記
要求が検索結果取得指示のとき横断検索処理終了後の検
索結果の情報を前記横断検索端末に返送する手順と、前
記要求が検索途中終了指示のとき全ての文書検索装置に
対して検索途中終了を指示する手順を有するようにして
いる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した第一の実
施例について、図面を用いて説明する。初めに、本実施
例のシステム構成について説明する。図6は、本発明に
よる文書検索システムの第一の実施例の全体構成を示す
図である。図6に示す通り、本発明による文書検索シス
テムの第一の実施例は、横断検索装置である横断検索サ
ーバ601、横断検索端末である横断検索クライアント
602、文書検索装置である文書検索サーバ603およ
び604、ネットワーク605から構成される。
【0024】横断検索サーバ601は、横断検索クライ
アント602からの検索実行指示を受信すると、文書検
索サーバ603および604へ検索実行指示を行う。そ
れぞれの文書検索サーバでは検索条件に適合する文書の
検索処理が行われ、横断検索サーバ601はその検索結
果を取得すると、それぞれの文書検索サーバから取得し
た検索結果を統合検索結果集合としてまとめて格納す
る。横断検索クライアント602から検索結果の取得要
求を受けると、統合検索結果集合から検索結果を横断検
索クライアント602に返送する。
【0025】横断検索クライアント602は、ユーザが
検索条件を指定するための画面をディスプレイ上に表示
し、この画面上でユーザが指定した検索条件を、横断検
索サーバ601によって解釈可能な形式に変換し、変換
後の検索条件をネットワーク605を介して横断検索サ
ーバ601に送信する。前記の通り、統合検索結果集合
を横断検索サーバ601が送り返してくると、横断検索
クライアント602は受取った統合検索結果集合から検
索結果を取得し、画面に表示してユーザに提示する。な
お、本実施例では横断検索クライアントが1台である構
成例を示したが、横断検索クライアントは2台以上であ
ってもかまわない。
【0026】文書検索サーバ603および604は、横
断検索サーバ601からの検索要求を受信すると、検索
条件に適合する文書の検索を行い、検索結果集合を生成
する。さらに、横断検索サーバ601から検索結果取得
要求を受けると、横断検索サーバ601に検索結果集合
から抽出した検索結果を返送する。なお、本実施例では
文書検索サーバが2台である構成例を示したが、文書検
索サーバが1台もしくは3台以上でもかまわない。ただ
し、文書検索サーバが1台の場合、その文書検索サーバ
は検索結果を一度にまとめて返送するのではなく、1件
ずつもしくは数件ずつ返送するものとする。
【0027】ネットワーク605はLANやWANなどのネッ
トワークであり、横断検索サーバ601、横断検索クラ
イアント602、文書検索サーバ603および604が
各種データやコマンドの交換、およびメソッドコールな
どの制御情報の送信に使用する。ここで、図6では横断
検索サーバ601、横断検索クライアント602、文書
検索サーバ603および604には別個のコンピュータ
を使用するものとしたが、全て同一コンピュータ上に実
装し、ネットワークを使用しない構成をとることもでき
る。また、横断検索サーバ601、横断検索クライアン
ト602、文書検索サーバ603および604のいくつ
かを同一マシン上に実装し、残りをネットワークで接続
された1台以上の別マシンに実装する構成をとることも
できる。
【0028】以下、本実施例における横断検索サーバ6
01、すなわち図6の601について説明する。図7
は、本実施例における横断検索サーバ601の構成を示
す図である。図7に示す横断検索サーバ601は、ディ
スプレイ701、指示入力装置702、中央演算処理装
置(CPU) 703、通信制御装置704、外部記憶装置7
05、主メモリ706、システムバス707から構成さ
れる。ディスプレイ701は、本システムにおける処理
の実行状況を等を表示するために使用する。指示入力装
置702は、キーボードやマウス等のコンピュータに指
示を与えるための装置であり、プログラム起動などの指
示を与えるために使用する。中央演算処理装置703
は、横断検索サーバ601を構成する各種プログラムを
実行する。通信制御装置704は、ネットワーク605
を介して横断検索クライアント602および文書検索サ
ーバ603、604と各種データやコマンドを交換する
ために使用する。外部記憶装置705は、横断検索サー
バ601による処理を実行するための各種データを保存
するために使用する。
【0029】主メモリ706は、横断検索サーバ601
による処理を実行するための各種プログラムおよび一時
的なデータを保持するために使用する。システムバス7
07は、これらの各種装置を接続するために使用する。
主メモリ706中には、横断検索制御プログラム70
8、検索要求プログラム709、検索結果収集・統合プ
ログラム710、検索状況通知プログラム711、スナ
ップショット生成プログラム712、検索途中結果返送
プログラム713、検索結果返送プログラム714、検
索途中終了プログラム715が格納され、ワークエリア
716が保持される。ワークエリア716は、プログラ
ムの実行時に必要となるデータを記憶するために使用す
る。横断検索制御プログラム708は、検索要求プログ
ラム709、検索状況通知プログラム711、スナップ
ショット生成プログラム712、検索途中結果返送プロ
グラム713、検索結果返送プログラム714および検
索途中終了プログラム715の起動および実行制御を行
う。
【0030】検索要求プログラム709は、横断検索ク
ライアント602からの検索要求を受けると、ワークエ
リア716内に統合検索結果集合領域717を確保し、
文書検索サーバー603および604への検索実行指示
を行なう。本発明では検索途中で横断検索クライアント
602からの各種要求を受付けるために、横断検索サー
バ601における検索処理を非同期に行なう。すなわ
ち、検索要求プログラム709は、検索終了を待たずに
横断検索クライアント602に制御を戻す。この際、統
合検索結果集合領域717の識別情報を横断検索クライ
アント602に対し送り返す。また、検索要求プログラ
ム709は、文書検索サーバー603および604への
検索実行指示の返送として各文書検索サーバから検索結
果集合の識別情報を取得する。取得した識別情報は、統
合検索結果集合領域717内の識別情報格納領域718
に格納する。ただし、ここでいう識別情報とは、検索結
果集合を一意に特定するための情報であり、各検索集合
に割当てたIDでもよいし、検索結果集合の先頭アドレス
や検索結果集合を指すポインタでもよい。また、本実施
例では、統合検索結果集合領域717をワークエリア7
16内に確保しているが、検索結果が大量にヒットした
際などに、統合検索結果集合領域717内の検索結果全
てを、または一部を外部記憶装置705内に退避させる
こともできる。また、第一の従来技術のように、検索条
件を送信するステップと検索実行を指示するステップが
明確に分かれている検索システムの場合、検索要求プロ
グラム709は、横断検索クライアント602から送信
された検索条件をワークエリア716または外部記憶装
置705に保存する処理、およびその検索条件を解析し
て文書検索サーバ603および604へ送信する処理を
含む。
【0031】検索結果収集・統合プログラム710は、
識別情報格納領域718に格納された識別情報が指し示
す検索結果集合から検索結果を取得し、それら検索結果
を検索結果格納領域719に格納する。これにより、文
書検索サーバ603および604の検索結果が検索結果
格納領域719内にまとめて格納される。
【0032】検索状況通知プログラム711は、横断検
索クライアント602からの検索状況の問合わせに対
し、その時点における検索処理の状況を通知する。本プ
ログラムは、検索途中結果の取得を行なうかどうか、ま
たは検索処理を終了するかどうかの判断材料となる情報
をユーザに通知するものである。通知する情報として
は、全検索処理数と既に完了した処理数を返送すること
により検索処理の進行状況の情報でもよいし、検索処理
が終了したか否かの情報でもよいし、検索結果を返送可
能か否かの情報でもよい。本実施例では、第一の従来技
術における検索結果取得準備問い合わせメソッドと同様
に、本プログラムの実行時点における検索結果を取得で
きるか否かの情報を通知する。
【0033】スナップショット生成プログラム712
は、横断検索クライアント602からの検索途中結果の
取得準備指示である検索結果スナップショット準備指示
に対し、その時点における検索結果格納領域719のス
ナップショット(複製、コピー)をとり、複製格納領域
であるスナップショット格納領域720内に格納する。
すなわち、検索結果格納領域719内に格納されている
全ての検索結果のコピーをスナップショット格納領域7
20内に格納する。スナップショットとは、格納領域に
格納された現時点での全ての検索結果の複製またはコピ
ーを指す。本プログラム実行時に、すでにスナップショ
ット格納領域720に検索結果が格納されている場合、
それらの検索結果は破棄し、検索結果格納領域719の
スナップショットを新しく生成してスナップショット格
納領域720に格納してもよいし、差分のみを追加して
もよい。また、本プログラムは必ずしも検索結果自体の
コピーをとる必要はない。例えば、検索結果をポインタ
で管理し、そのポインタのスナップショットをとるよう
にすることもできる。このようにすることで、コピーす
るために必要なメモリ消費を抑えることが可能である。
横断検索クライアント602は、横断検索サーバ601
に対して検索要求を行ない、その返送として統合検索結
果集合領域717の識別情報を取得した時点から、横断
検索処理の終了未終了に関わらず、検索結果スナップシ
ョット準備指示を行なうことができる。
【0034】検索途中結果返送プログラム713は、ス
ナップショット格納領域720内に格納されている検索
結果を横断検索クライアント602へ送信する。このプ
ログラムは、横断検索クライアント602からの検索途
中結果の取得要求を受信すると実行される。横断検索ク
ライアント602は、横断検索サーバ601に対して検
索結果スナップショットの準備指示を行なった後、横断
検索処理の終了未終了に関わらず、検索途中結果の取得
要求を行なうことができる。この要求を行なうことによ
り、横断検索クライアント602は、最後に検索結果ス
ナップショットの準備指示を行なった時点における検索
途中結果を取得することができる。本プログラム実行前
に検索結果スナップショットの準備指示を行なっていな
い場合、検索途中結果を取得できない。
【0035】検索結果返送プログラム714は、検索結
果格納領域719に格納された検索結果を横断検索クラ
イアント602へ送信する。このプログラムは、横断検
索クライアント602からの検索結果取得要求を受信す
ると実行される。横断検索クライアント602は、横断
検索処理の終了未終了に関わらず、検索結果の取得要求
を発行し本プログラムを実行させることが可能である。
ただし、検索条件にソーティングの指定がある場合は、
横断検索処理が終了して検索結果の順序が確定した後
に、横断検索クライアント602へ検索結果を返送す
る。検索途中終了プログラム715は、横断検索対処の
各文書検索サーバに対し、検索途中終了を指示する。
【0036】本実施例は、第一の従来技術にスナップシ
ョット生成プログラム712および検索途中結果返送プ
ログラム713を導入した場合の構成例を示している。
そのため、第一の従来技術における検索結果返送と同様
の処理を行なう「検索結果返送プログラム714」と検
索途中での検索結果返送を行なう「検索途中結果返送プ
ログラム713」を別プログラムとしている。ただし、
本発明においては必ずしもこれらの2つのプログラムは
別々に存在する必要はなく、検索結果返送プログラム7
14の機能を拡張し、検索途中で検索結果取得要求があ
った場合は、検索途中結果返送プログラム713の処理
と同様の処理を行なうようにする、もしくは、検索結果
取得要求があった場合は常に検索途中結果返送プログラ
ム713の処理と同様の処理を行なうことにより、これ
ら2つのプログラムを一つのプログラムとすることも可
能である。このような構成にすることで、横断検索クラ
イアントは、検索途中か検索が終了しているかを意識す
ること無く、任意のタイミングで検索結果取得要求を行
なうことが可能になる。
【0037】次に、本実施例における横断検索サーバ6
01の横断検索制御プログラム708の概略手順につい
て説明する。図8は、本発明の第一の実施例における横
断検索制御プログラム708の概略手順を示すPAD(Prob
lem Analysis Diagram)図である。指示入力装置702
からの横断検索サーバ起動命令などにより、文書検索制
御プログラム708が起動されると、当該プログラムは
横断検索クライアント602からのリクエストを受付け
るループに入る(ステップ801)。このループは指示入
力装置702から横断検索サーバ停止命令が指示される
まで継続する。ステップ801のループは、横断検索ク
ライアントからのリクエストを受信する処理(ステップ
802)と、受信したリクエストの種別を判定し、当該
種別に対応する処理に分岐する処理(ステップ803)を
繰り返す。ステップ803では、受信したリクエストの
種別を判定し、当該リクエストが、検索実行の指示であ
った場合、ステップ804の処理へ分岐する。また、前
記リクエストが、検索状況の問合わせであった場合、ス
テップ805の処理へ分岐する。また、前記リクエスト
が、検索結果スナップショット準備指示であった場合、
ステップ806の処理へ分岐する。また、前記リクエス
トが、検索途中結果の取得要求であった場合、ステップ
807の処理へ分岐する。また、前記リクエストが、検
索結果の取得要求であった場合、ステップ808の処理
へ分岐する。また、前記リクエストが、検索途中終了指
示であった場合、ステップ809の処理へ分岐する。分
岐先の処理が終了した後は、再びステップ801に戻っ
てループを継続する。
【0038】ステップ804では、統合検索結果集合領
域717を確保し、検索要求プログラム709を実行す
る。検索要求プログラム709は、前述のように、文書
検索サーバー603および604への検索実行指示を行
ない、リクエスト送信元の横断検索クライアントへ統合
検索結果集合領域717の識別情報を返送する。
【0039】ステップ805では、検索状況通知プログ
ラム711を実行する。前記の通り、本実施例では当該
プログラムは検索結果を返送可能か否かを横断検索クラ
イアント602へ通知する。検索条件にソーティングの
指定がない場合は、検索結果格納領域719内に一つ以
上の検索結果が存在すれば返送可能と通知する。検索条
件にソーティングの指定がある場合は、全ての文書検索
サーバにおける検索処理が終了し、検索結果の順序が確
定した時点で検索結果を返送可能と通知する。以下、こ
の時点をもって横断検索処理の終了と呼ぶ。すなわち、
検索条件にソーティングの指定がある場合は、横断検索
処理の終了後に本プログラムを実行した場合は、返送可
能と通知し、横断検索処理の終了前に本プログラムを実
行した場合は、返送不能と通知する。
【0040】ステップ806では、スナップショット生
成プログラム712を実行する。前述の通り、当該プロ
グラムは、統合検索結果集合領域717内の検索結果格
納領域719内に格納されている全ての検索結果のコピ
ーをスナップショット格納領域720内に格納する。ス
テップ807では、検索途中結果返送プログラム713
を実行する。前述の通り、当該プログラムは、前記ステ
ップ806によってスナップショット格納領域720内
に格納されている検索結果を横断検索クライアント60
2へ送信する。
【0041】ステップ808では、検索結果返送プログ
ラム714を実行する。前述の通り、当該プログラム
は、検索結果格納領域719に格納された検索結果を横
断検索クライアント602へ送信する。検索条件にソー
ティングの指定がある場合は、横断検索処理の終了後
に、横断検索クライアント602へ検索結果を送信す
る。ステップ809では、検索途中終了プログラム71
5を実行する。前述の通り、当該プログラムは、各文書
検索サーバに対し検索途中終了を指示する。
【0042】次に、図8におけるステップ804の詳
細、すなわち本実施例における検索要求プログラム70
9の処理手順について説明する。図9は、図8における
ステップ804の詳細、すなわち本実施例における検索
要求プログラム709の処理手順を示すPAD図である。
【0043】検索要求プログラム709は、まずステッ
プ901において統合検索結果集合領域717を確保
し、当該領域の先頭アドレスを取得する。さらに、当該
領域に対し識別情報を割当てる。前述の通り、この識別
情報は統合検索結果集合領域717を一意に決定できる
ものであればよい。次に、ステップ902において検索
結果収集・統合プログラム710を起動する。次に、ス
テップ903において、文書検索サーバ602に対し検
索要求を行うスレッドを生成する。以降、このスレッド
を検索スレッドと呼ぶ。ただし、スレッドを生成する代
わりに別プロセスを上げるなど、横断検索サーバ601
における検索処理を非同期に行なう方法であれば別の方
法で構成することもできる。検索スレッドを生成する数
は複数でも単数でもよい。複数の場合は文書管理サーバ
603および604の検索処理はパラレルに進み、単数
の場合は各文書検索サーバの検索は一つずつシリアルに
進む。その後、検索要求プログラム709は統合検索結
果集合領域717の識別情報を横断検索クライアント6
02へ返送し、終了する。
【0044】各検索スレッドは、ステップ904からス
テップ910の処理を実行し、終了する。ステップ90
4では、各検索スレッドが担当する文書検索サーバへ検
索条件を送信する。この際、必要に応じて各文書検索サ
ーバに適した形式に検索条件を変換する。ステップ90
5では、検索途中終了プログラム716から検索処理途
中終了指示を受けたかチェックを行ない、検索処理途中
終了指示を受けていれば検索処理を途中終了する。ステ
ップ906では、割り当てられた文書検索サーバに対し
検索実行を指示し、その返送として文書検索サーバから
検索結果集合の識別情報を取得する。ステップ907で
は、ステップ906で取得した識別情報が示す検索結果
集合が検索結果の返送が可能になるまで、ステップ90
8およびステップ909に示す処理を繰り返す。ステッ
プ908では、検索途中終了プログラム716から検索
処理途中終了指示を受けたかチェックを行ない、検索処
理途中終了指示を受けていれば検索処理を途中終了す
る。ステップ909では、ステップ906で取得した識
別情報が示す検索結果集合を指定し、検索結果の返送が
可能かチェックする。ステップ910では、ステップ9
06で取得した検索結果集合の識別情報を識別情報格納
領域718に格納し、処理を終了する。
【0045】次に、図9におけるステップ906の詳
細、すなわち本実施例における検索結果収集・統合プロ
グラム710の処理手順について説明する。本実施例に
おける検索結果収集・統合プログラム710では、識別
情報格納領域718に検索結果集合を指し示す識別情報
が格納されると、その度にスレッドを生成する。すなわ
ち、各文書検索サーバの検索結果集合に対し、検索結果
を取得するスレッドを生成する。以下、これらのスレッ
ドを結果収集スレッドと呼ぶ。生成された結果収集スレ
ッドは識別情報が指し示す検索結果集合から検索結果を
取得し、検索結果格納領域719に格納する。
【0046】図10は図9におけるステップ906の詳
細、すなわち本実施例における検索結果収集・統合プロ
グラム710の処理手順を示すPAD図である。検索結果
収集・統合プログラム710は、識別情報格納領域71
8を監視するスレッド(以下、監視スレッドと呼ぶ)を生
成し、処理を終了する(ステップ1001)。生成された
監視スレッドはステップ1002から1004に示す処
理を行なう。ステップ1002では、全ての検索サーバ
の検索結果集合に対する結果収集スレッドを生成するま
で、または検索処理の途中終了指示を受信するまでステ
ップ1003および1004に示す処理を繰り返す。ス
テップ1003では、識別情報格納領域718内に検索
結果未取得の検索結果集合を示す識別情報が存在するか
チェックする。ここで、検索結果未取得の検索結果集合
を示す識別情報が存在する場合は、ステップ1004に
進み、存在しない場合はステップ1002のループを繰
り返す。ステップ1004では、検索結果未取得の検索
結果集合に対する結果収集スレッドを生成する。そし
て、ステップ1002のループに戻る。生成された結果
収集スレッドはステップ1005からステップ1008
に示す処理を行ない、処理を終了する。ステップ100
5では、識別情報が指し示す検索結果集合から検索結果
を取得しては検索結果格納領域719にその検索結果を
格納するという処理を繰り返す。本実施例では、全検索
結果を取得するまで、または検索処理の途中終了指示を
受信するまで、この処理を繰り返す。ステップ1006
では、検索途中終了プログラム715から検索処理途中
終了指示を受けたかチェックを行ない、検索処理途中終
了指示を受けていればループを抜け、処理を終了する。
ステップ1007では、識別情報が指し示す検索結果集
合から検索結果を取得する。ステップ1008では、ス
テップ1007で取得した検索結果を検索結果格納領域
719に格納する。
【0047】以下、本実施例において検索途中結果を返
送する際の処理の流れを、図面を用いて説明する。図1
1は、図3に示す例と同様に、横断検索クライアント6
02が、検索条件中に日付によるソーティングの指定を
行い検索処理が進んだ後、文書検索サーバ603の検索
が終了、文書検索サーバ604の検索が未終了であり、
横断検索サーバ601が検索結果301、302、30
3および304の4件を取得した状況において、横断検
索クライアント602が検索結果スナップショットの準
備指示を行った際の横断検索サーバ601の処理を示す
図である。横断検索サーバ601は、概指示を受けると
スナップショット生成プログラム712を実行する。図
11に示すように、概プログラムは検索結果格納領域7
19内の検索結果をスナップショット格納領域720に
コピーし、検索条件に指定された日付によるソーティン
グを行い、スナップショットの準備完了を横断検索クラ
イアント602へ通知する。ただし本例のように、横断
検索サーバ601は検索結果を取得し統合検索結果集合
に格納する度に日付によるソーティングを行なう場合、
スナップショット生成プログラム712はソーティング
を行う必要はない。
【0048】図12は、その後横断検索クライアント6
02が検索途中結果の1件目および2件目の取得を要求し
た際の横断検索サーバ601の処理を示す図である。横
断検索サーバ601は、検索途中結果取得要求を受ける
と、検索途中結果返送プログラム713を実行する。図
12に示すように、該プログラムは、スナップショット
格納領域720から検索結果を返送する。このとき、横
断検索クライアント602は、検索結果301および3
02を取得する。
【0049】図13は、図5に示す例と同様に、文書検
索サーバ604の検索が終了し、横断検索サーバ601
が検索結果401および402を取得した後、横断検索
クライアント602が3件目および4件目の検索結果の取
得を要求した際の横断検索サーバ601の処理を示す図
である。検索処理が実行中である場合、検索結果収集・
統合プログラム711によって検索結果格納領域719
に次々と検索結果が格納され、該領域内における検索結
果の順序は変動する。しかし、横断検索クライアントが
検索結果スナップショット準備指示を行ないスナップシ
ョット生成プログラム712が実行されない限り、スナ
ップショット格納領域720内における検索結果の順序
は変動しない。
【0050】第一の従来技術では、スナップショット格
納領域720を持たないため、検索途中で検索結果を取
得すると同じ検索結果を2度取得してしまう、あるいは
指定した順序にソートされた検索結果を取得できない等
の問題があった。本発明によると、図13に示すよう
に、スナップショット格納領域720から検索結果を返
送するため、横断検索クライアント602は、続行され
ている検索処理の影響を受けること無く、検索結果30
3および304を取得する。すなわち、第一の従来技術
のように同じ検索結果を2度取得したり、検索結果が正
しく並ばない等の問題が起こらない。したがって、横断
検索クライアント602は検索処理を継続したまま、検
索途中結果を取得できるようになる。以上が、本実施例
における横断検索サーバ501の説明である。
【0051】以下、本発明の第一の実施例における横断
検索クライアント、すなわち図6の602について説明
する。図14は、本実施例における横断検索クライアン
ト602の構成を示す図である。図14に示す横断検索
クライアント602は、ディスプレイ1401、指示入
力装置1402、中央演算処理装置(CPU) 1403、通
信制御装置1404、外部記憶装置1405、主メモリ
1406、システムバス1407から構成される。ディ
スプレイ1401は、ユーザが検索条件を入力するため
の画面や、検索結果等を表示するために使用する。指示
入力装置1402は、キーボードやマウス等のユーザが
コンピュータに指示を与えるための装置であり、ユーザ
が検索条件や検索実行の指示などを入力するために使用
する。中央演算処理装置1403は、横断検索クライア
ント602を構成する各種プログラムを実行する。通信
制御装置1404は、ネットワーク605を介して前記
横断検索サーバ601と通信し、リクエストおよび各種
データの交換を行なうために使用する。外部記憶装置1
405は、横断検索クライアント602による処理を実
行するための各種データを保存するために使用する。主
メモリ1406は、横断検索クライアント602による
処理を実行するための各種プログラムおよび一時的なデ
ータを保持するために使用する。システムバス1407
は、これらの各種装置を接続するために使用する。
【0052】主メモリ1406中には、横断検索クライ
アント制御プログラム1408、検索条件編集・送信プ
ログラム1409、検索状況問合わせプログラム141
0、スナップショット準備指示プログラム1411、検
索結果表示プログラム1412および検索途中終了指示
プログラム1413が格納され、またワークエリア14
14が保持される。
【0053】横断検索クライアント制御プログラム14
08は、検索条件編集・送信プログラム1409、検索
状況問合わせプログラム1410、スナップショット準
備指示プログラム1411、検索結果表示プログラム1
412および検索途中終了指示プログラム1413の起
動および実行制御を行う。検索条件編集・送信プログラ
ム1409は、ユーザが指定した検索条件を、横断検索
サーバ601によって解釈可能な形式に変換し、ネット
ワーク605を介して横断検索サーバ601へ送信し、
検索実行を指示する。また、その返送として統合検索結
果集合717の識別情報を取得する。検索状況問合わせ
プログラム1410は、横断検索サーバ601に対し検
索状況問合わせを行い、検索処理の実行状況を確認す
る。スナップショット準備指示プログラム1411は、
前記統合検索結果集合717から検索結果を取得可能な
状態に準備を行うよう、横断検索サーバ601に指示す
る。検索結果表示プログラム1412は、前記統合検索
結果集合617から検索結果を取得し、一覧表示する。
さらに、一覧表示された検索結果の中でユーザが指定し
た文書を表示する。検索途中終了指示プログラム141
3は、横断検索サーバ601に対し、検索途中終了指示
を行なう。
【0054】図15は、本発明の第一の実施例における
横断検索クライアント制御プログラム1408の動作手
順を示すPAD図である。指示入力装置1402からのク
ライアント起動命令などにより、横断検索クライアント
制御プログラム1408が起動されると、本プログラム
はユーザから文書検索を指示する命令を受け取ってはそ
の処理を行うループに入る(ステップ1501)。このル
ープは指示入力装置1402からクライアントの停止を
指示する命令が入力されるまで継続する。ステップ15
01のループは、ステップ1502からステップ152
0までに示す処理を繰り返す。ステップ1502では、
検索条件編集・送信プログラム1409を実行する。当
該プログラムは、ユーザから対話的に検索条件を取得す
る。さらに、取得した検索条件を横断検索サーバ601
によって解釈可能なリクエストに変換し、ネットワーク
605を介して横断検索サーバ601へ送信する。ま
た、当該リクエストの返送として、統合検索結果集合6
17の識別情報を取得する。
【0055】次に、ステップ1503において、横断検
索サーバ601の検索処理終了までステップ1504か
らステップ1513に示す処理を繰り返す。ステップ1
504では、横断検索サーバに検索処理状況を問合わせ
る。この結果、検索処理中である場合は、ステップ15
05へ進む。また、検索処理が終了している場合は、1
503のループを抜けてステップ1514に進む。ステ
ップ1505では、ユーザからの指示の有無を確認し、
指示があった場合は指示の内容に応じた処理を行なう。
ここで指示がなかった場合は、ステップ1503以下の
ループを最初から繰り返す。ユーザ指示の有無の確認方
法の一つとして、イベント発生の有無の確認がある。
【0056】ここで、横断検索クライアント602はユ
ーザから「最新検索途中結果の表示指示」、「検索途中
結果の表示指示」、「文書内容表示指示」および「検索
処理途中終了指示」を受付ける。ただし最初は、「最新
検索途中結果の表示指示」および「検索処理途中終了指
示」のみを受付ける。横断検索クライアント602は、
「最新検索途中結果の表示指示」を受けると、指示を受
付けた時点での最新の検索途中結果を画面に表示する。
「最新検索途中結果の表示指示」を一度受けた後は、上
記のいずれの指示も受付ける。横断検索クライアント6
02は、「検索途中結果の表示指示」を受けると、以前
に表示した検索結果の続きを表示する。例えば、横断検
索クライアント602が検索結果を10件ずつ表示する場
合、前回表示した検索結果の次の10件を表示する。横断
検索クライアント602は、「文書内容表示指示」を受
けると、ユーザが指定した検索結果の文書内容を画面に
表示する。横断検索クライアント602は、「検索処理
途中終了指示」を受けると、検索処理を途中終了する。
当該指示を受けた時点までに取得した検索結果は破棄し
ない。当該指示後に検索結果の表示を指示された場合、
取得済みの検索結果を表示する。
【0057】ステップ1505において、最新の検索途
中結果の取得指示を確認した場合は、ステップ1506
へ進む。また、検索途中結果の取得指示を確認した場合
は、ステップ1509へ進む。また、文書内容表示指示
を確認した場合は、ステップ1511へ進む。また、検
索途中終了指示を確認した場合は、ステップ1514へ
進む。ステップ1506では、横断検索サーバ601に
対し、スナップショット準備指示を行う。次に、ステッ
プ1507では、横断検索サーバ601に対し、検索途
中結果の取得要求を行い、検索途中結果を取得する。ス
テップ1508では、取得した検索結果の一覧を画面に
表示しユーザに提示する。ステップ1509では、横断
検索サーバ601に対し、検索途中結果の取得要求を行
い、検索途中結果を取得する。ステップ1510では、
取得した検索結果の一覧を画面に表示しユーザに提示す
る。ステップ1511では、検索結果一覧からユーザが
指定した文書のデータを横断検索サーバから取得する。
次にステップ1512では、ステップ1511で取得し
た文書のデータを画面に表示しユーザに提示する。ステ
ップ1513では、横断検索サーバ601に対し、検索
途中終了指示を行う。当該処理終了後、1503のルー
プを抜け、ステップ1514へ進む。
【0058】次に、本処理は、ユーザが指示する命令を
受け取っては、その処理を行うループに入る(ステップ
1514)。ステップ1515では、ユーザからの指示
を読み込む。次に、ステップ1516では、前記ユーザ
指示の種別を判定し、その種別に対応した分岐を行な
う。すなわち、該指示が検索結果一覧表示を指示するも
のであった場合、ステップ1517に進み、該指示が文
書内容表示を指示するものであった場合、ステップ15
19に進む。ステップ1517では、横断検索サーバ6
01に対し検索結果取得要求を行い、検索結果を取得す
る。ステップ1518では、取得した検索結果の一覧を
画面に表示しユーザに提示する。検索結果の一覧表示を
行う。ステップ1519では、検索結果一覧からユーザ
が指定した文書のデータを横断検索サーバから取得す
る。次にステップ1520では、ステップ1519で取
得した文書のデータを画面に表示しユーザに提示する。
以上が、本実施例における横断検索クライアント602
の説明である。
【0059】以下、本発明の第一の実施例における文書
検索サーバ、すなわち図6の603および604につい
て説明する。図16は、603および604に共通す
る、本実施例における文書検索サーバの構成を示す図で
ある。図16に示す文書検索サーバは、ディスプレイ1
601、指示入力装置1602、中央演算処理装置(CP
U) 1603、通信制御装置1604、外部記憶装置1
605、主メモリ1606、システムバス1607から
構成される。ディスプレイ1601は、本サーバにおけ
る処理の実行状況を等を表示するために使用する。指示
入力装置1602は、キーボードやマウス等のユーザが
コンピュータに指示を与えるための装置であり、サーバ
起動などの、指示を与えるために使用する。中央演算処
理装置1603は、本サーバを構成する各種プログラム
を実行する。通信制御装置1604は、ネットワーク6
05を介して横断検索サーバ601と各種データやコマ
ンドを交換するために使用する。外部記憶装置1605
は、検索対象となる文書データを格納するために用い
る。主メモリ1606は、本文書検索サーバによる処理
を実行するための各種プログラムおよび一時的なデータ
を格納するために使用する。システムバス1607は、
これらの各種装置を接続するために使用する。
【0060】主メモリ1606中には、文書検索サーバ
制御プログラム1608、文書検索プログラム160
9、検索途中終了プログラム1610が格納される。文
書検索サーバ制御プログラム1608は、文書検索プロ
グラム1609および検索途中終了プログラム1610
の起動および実行制御を行う。文書検索プログラム16
09は、取得した検索条件に適合する文書の検索を実行
し、検索結果集合を生成し、概検索結果集合の識別子を
返す。検索途中終了プログラム1610は、指定された
検索が実行中であれば、その検索処理を途中終了する。
【0061】図17は、本発明の第一の実施例における
文書検索サーバ制御プログラムの動作手順を示すPAD図
である。指示入力装置1602からの文書検索サーバ起
動命令により、文書検索サーバ制御プログラム1608
が起動されると、本プログラムは横断検索サーバ601
からリクエストを受信してはその処理を行うループに入
る(ステップ1701)。このループは指示入力装置16
02からサーバの停止を指示する命令が入力されるまで
継続する。ステップ1701のループは、横断検索サー
バ601からリクエストを受信する処理(ステップ17
02)と、受信したリクエストの種別を判定し、該種別
に対応する処理に分岐する処理(ステップ1703)を繰
り返す。ステップ1703では、受信したリクエストの
種別を判定し、概リクエストが、文書検索実行リクエス
トであった場合、ステップ1704へ分岐する。また、
前記リクエストが、検索結果一覧取得リクエストであっ
た場合、ステップ1707へ分岐する。また、前記リク
エストが、検索結果一覧取得リクエストであった場合、
ステップ1707へ分岐する。また、前記リクエスト
が、文書内容送信リクエストであった場合、ステップ1
708へ分岐する。分岐先の処理が終了した後は再びス
テップ1702に戻ってループを継続する。
【0062】ステップ1704では、検索実行後に生成
される検索結果集合に対する識別情報を割当て、該識別
情報を横断検索サーバ601へ送信する。ステップ17
05では、横断検索サーバ601から送信された検索条
件を解析し、文書検索プログラム1609によって直接
処理可能な形式に変換する。ステップ1706では、文
書検索プログラム1609を実行する。当該プログラム
は、検索結果集合の検索条件に適合する文書の検索を行
い、検索結果集合を生成する。ステップ1707では、
指定された検索結果集合の中から検索結果のデータの一
部または全部を抽出し、リクエスト要求元の横断検索サ
ーバ601へ送信する。ステップ1708では、指定さ
れた検索結果の文書データを横断検索サーバ601へ送
信する。ステップ1709では、識別情報によって指定
された検索処理が実行中であれば、処理を途中終了す
る。以上が、本発明の第一の実施例における文書検索サ
ーバ603および604の説明である。
【0063】以上説明したように、本実施例に示した構
成によれば、横断検索クライアント602は、横断検索
サーバ601の検索処理を妨げること無く横断検索の途
中結果を取得することが可能となる。このことにより、
横断検索の対象となっている複数の文書検索サーバの検
索終了時刻にばらつきがある場合においても、ユーザは
全ての文書検索サーバの検索終了を待たずに検索結果を
参照できるようになる。また、検索途中結果にユーザが
目的とする文書が存在し、その後の検索結果には興味が
無い場合、ユーザは検索終了を指示することもできる。
この場合、検索に要する時間の短縮が可能となる。また
前述の通り、上記効果は複数文書検索サーバに対する横
断検索に限らず、単一の文書検索サーバに対する検索に
おいても、有効である。例えば、検索対象の文書管理サ
ーバが検索条件に適合する文書を発見する度に出力する
場合は、クライアントがソーティングされた検索結果を
画面に表示するには、全ての検索結果が揃うのを待つ必
要がある。本実施例に示す構成によれば、横断検索クラ
イアント602は、横断検索サーバ601に対し検索要
求を行なうことにより、全ての検索結果が揃う前に、ソ
ーティングされた途中結果を取得することができる。以
上が、本発明の第一の実施例の説明である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
検索対象とする全ての検索サーバにおける検索が終了す
る前に検索途中結果を取得できる。また、これによりユ
ーザが目的とする文書を参照できるまでの待ち時間を短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の従来技術における横断検索システムの全
体構成を示す図である。
【図2】第一の従来技術における横断検索処理の具体例
を示す図である。
【図3】第一の従来技術における横断検索処理の具体例
を示す図である。
【図4】第一の従来技術における横断検索処理の具体例
を示す図である。
【図5】第一の従来技術における横断検索処理の具体例
を示す図である。
【図6】本発明の第一の実施例における横断検索システ
ムの全体構成を示す図である。
【図7】本発明の第一の実施例における横断検索サーバ
の構成を示す図である。
【図8】本発明の第一の実施例における横断検索制御プ
ログラムの処理手順を示すPAD図である。
【図9】本発明の第一の実施例における検索要求プログ
ラムの処理手順を示すPAD図である。
【図10】本発明の第一の実施例における検索結果収集
・統合プログラムの処理手順を示すPAD図である。
【図11】本発明の第一の実施例における横断検索処理
の具体例を示す図である。
【図12】本発明の第一の実施例における横断検索処理
の具体例を示す図である。
【図13】本発明の第一の実施例における横断検索処理
の具体例を示す図である。
【図14】本発明の第一の実施例における横断検索クラ
イアントの構成を示す図である。
【図15】本発明の第一の実施例における横断検索クラ
イアント制御プログラムの処理手順を示すPAD図であ
る。
【図16】本発明の第一の実施例における文書検索サー
バの構成を示す図である。
【図17】本発明の第一の実施例における文書検索サー
バ制御プログラムの処理手順を示すPAD図である。
【符号の説明】
601 横断検索サーバ 602 横断検索クライアント 603および604 文書検索サーバ 605 ネットワーク 701、1401、1601 ディスプレイ 702、1402、1602 指示入力装置 703、1403、1603 中央演算処理装置(CPU) 704、1404、1604 通信制御装置 705、1405、1605 外部記憶装置 706、1406、1606 主メモリ 707、1407、1607 システムバス 708 横断検索制御プログラム 709 検索要求プログラム 710 検索結果収集・統合プログラム 711 検索状況通知プログラム 712 スナップショット生成プログラム 713 検索途中結果返送プログラム 714 検索結果返送プログラム 715 検索途中終了プログラム 716 ワークエリア 717 統合検索結果格納領域 718 識別情報格納領域 719 検索結果格納領域 720 スナップショット格納領域 1408 横断検索クライアント制御プログラム 1409 検索条件編集・送信プログラム 1410 検索状況問い合せプログラム 1411 スナップショット準備指示プログラム 1412 検索結果表示プログラム 1413 検索途中終了指示プログラム 1414 ワークエリア 1608 文書検索サーバ制御プログラム 1609 文書検索プログラム 1610 検索途中終了プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 勝己 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所システム開発本部内 (72)発明者 馬嶋 宏 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 Fターム(参考) 5B075 KK02 KK07 NR15 PQ02 PQ20 PQ46 PQ76 PR10 QS06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の横断検索端末と、横断検索装置
    と、複数の文書検索装置から構成される文書検索システ
    ムにおける文書検索方法であって、 前記横断検索端末は、前記横断検索装置への検索要求
    後、ユーザによる検索終了前の検索途中結果取得要求入
    力に応じて、前記横断検索装置に対して検索途中結果の
    取得準備要求を発行し、 該取得準備要求発行後、検索途中結果の取得要求を発行
    することを特徴とする横断検索結果の取得方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の横断検索結果の取得方法
    において、 前記横断検索装置は、検索結果集合の複製を格納するた
    めの複製格納領域を確保し、 検索処理開始後、全ての文書検索装置の検索終了前に、
    前記横断検索端末からの検索途中結果の取得準備要求を
    受け付けたとき、 該要求を受けた時点において取得済みの検索結果の集合
    (検索結果集合)の複製を前記複製格納領域に格納し、 前記横断検索端末からの検索途中結果の取得要求を受け
    付けたとき、前記複製格納領域に格納された検索結果集
    合から検索結果の情報を抽出し、該抽出した情報を前記
    横断検索端末に返送することを特徴とする横断検索結果
    の取得方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の横断検索結果の取得方法
    において、 前記横断検索端末は、ユーザによる検索状況問い合わせ
    要求入力に応じて、前記横断検索装置への検索状況の問
    い合せを発行し、 前記横断検索装置は、該検索状況の問い合せ受け付けた
    とき、検索結果の返送が可能か否かを示す情報を前記横
    断検索端末に返送することを特徴とする横断検索結果の
    取得方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の横断検索結果の取得方法
    において、 前記横断検索端末は、ユーザによる検索状況問い合わせ
    要求入力に応じて、前記横断検索装置への検索状況の問
    い合せを発行し、 前記横断検索装置は、該検索状況の問い合せ受け付けた
    とき、検索処理が終了したか否かを示す情報を前記横断
    検索端末に返送することを特徴とする横断検索結果の取
    得方法。
  5. 【請求項5】 複数の横断検索端末と、横断検索装置
    と、複数の文書検索装置から構成される文書検索システ
    ムであって、 前記横断検索端末は、前記横断検索装置への検索要求
    後、ユーザによる検索終了前の検索途中結果取得要求入
    力に応じて、前記横断検索装置に対して検索途中結果の
    取得準備要求を発行する手段と、該取得準備要求発行
    後、検索途中結果の取得要求を発行する手段を有し、 前記横断検索装置は、検索結果集合の複製を格納するた
    めの複製格納領域を確保する手段と、検索処理開始後、
    全ての文書検索装置の検索終了前に、前記横断検索端末
    からの検索途中結果の取得準備要求を受け付けたとき、
    該要求を受けた時点において取得済みの検索結果の集合
    (検索結果集合)の複製を前記複製格納領域に格納する手
    段と、前記横断検索端末からの検索途中結果の取得要求
    を受け付けたとき、前記複製格納領域に格納された検索
    結果集合から検索結果の情報を抽出し、該抽出した情報
    を前記横断検索端末に返送する手段を有することを特徴
    と文書検索システム。
  6. 【請求項6】 横断検索端末からの要求が検索実行指示
    のとき文書検索装置に対して検索要求をする手順と、 前記要求が検索状況問い合わせのとき前記横断検索端末
    に対して検索状況の通知をする手順と、 前記要求が検索途中結果の取得準備指示のとき取得済み
    の検索結果集合の複製を複製格納領域に格納する手順
    と、 前記要求が検索途中結果取得指示のとき前記複製格納領
    域から検索結果の情報を抽出し前記横断検索端末に返送
    する手順と、 前記要求が検索結果取得指示のとき横断検索処理終了後
    の検索結果の情報を前記横断検索端末に返送する手順
    と、 前記要求が検索途中終了指示のとき全ての文書検索装置
    に対して検索途中終了を指示する手順を有する横断検索
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
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