JP2000163345A - デバイス制御システムおよび情報登録方法、デバイス利用方法、並びにコンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

デバイス制御システムおよび情報登録方法、デバイス利用方法、並びにコンピュータプログラムを記録した記録媒体

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JP2000163345A
JP2000163345A JP10352119A JP35211998A JP2000163345A JP 2000163345 A JP2000163345 A JP 2000163345A JP 10352119 A JP10352119 A JP 10352119A JP 35211998 A JP35211998 A JP 35211998A JP 2000163345 A JP2000163345 A JP 2000163345A
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JP
Japan
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information
unit
machine
network
device control
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JP10352119A
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English (en)
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Fumio Nagasaka
文夫 長坂
Yutaka Hisamatsu
豊 久松
Toshiharu Katada
寿治 片田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デバイス利用マシンから、ネットワークを介
して、デバイス管理マシンに接続されたデバイスを自由
に利用できるようにする。 【解決手段】 情報取得部218はデータベース所有マ
シン400内の登録情報に基づき利用したいデバイス1
04を検索し、対応したデバイス制御部の利用情報を取
得する。プログラム取得部122は取得したデバイス制
御部利用情報に基づき対応したプロキシ生成用のプログ
ラムをサーバ500からダウンロードして生成プログラ
ム格納部224に格納する。情報登録部214は取得し
た情報に基づき対応したプロキシに関する情報を情報記
録部220に登録する。生成部226は情報記録部22
0の登録情報を参照し格納されたプログラムに従ってプ
ロキシ206を生成する。生成部126は情報記憶部1
20の登録情報を参照し生成プログラム格納部124内
のプログラムに従ってデバイス制御部108を生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、或るコンピュータ
等からなるマシン(以下、デバイス利用マシンという)
から、ネットワークを介して、他のコンピュータ等から
なるマシン(以下、デバイス管理マシンという)に接続
されたデバイスを利用するための技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、或るコンピュータにスキャナな
どのデバイスが接続されている場合、そのコンピュータ
にインストールされているアプリケーションプログラム
からは、その接続されたデバイスを自由に利用すること
が可能である。
【0003】また、従来においては、アプリケーション
プログラムのインストールされているコンピュータとデ
バイスの接続されているコンピュータとが別々のコンピ
ュータであって、その両者がネットワーク上に存在する
場合であっても、後者のコンピュータに接続されている
デバイスが所定のデバイスカテゴリに属するデバイスで
ある場合には、ネットワークを介して、そのデバイスを
自由に利用することが可能であった。具体的には、後者
のコンピュータに接続されているデバイスがプリンタで
ある場合、例えば、Windows(Microsoft社製のOS)な
どの具備している「プリンタの共有」の機能を利用する
ことによって、前者のコンピュータにインストールされ
ているアプリケーションプログラムから、ネットワーク
を介して、後者のコンピュータに接続されているプリン
タを利用することができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、上記したように、ネットワークを介して自由
に利用することができるのは、あくまで、特定のデバイ
スカテゴリに属するごく一部のデバイスだけに過ぎず、
特定のデバイスカテゴリに属さない多くのデバイスにつ
いては、ネットワークを介して、自由に利用することが
不可能であった。
【0005】従って、本発明の目的は、上記した従来技
術の問題点を解決し、デバイス管理マシンに接続された
デバイスがいかなるデバイスカテゴリに属するデバイス
であっても、デバイス利用マシンから、ネットワークを
介して、そのデバイスを自由かつ統一的に利用すること
が可能なデバイス制御システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明
の第1のデバイス制御システムは、デバイス利用マシン
から、ネットワークを介して、デバイス管理マシンに接
続されたデバイスを利用するためのデバイス制御システ
ムであって、前記デバイス管理マシンは、情報を記憶す
るための情報記憶部と、前記デバイスに対応して前記デ
バイス管理マシン内に生成されるデバイス制御部に関す
る情報を、前記情報記憶部に登録する情報登録部と、前
記情報記憶部に登録された前記情報のうち、前記デバイ
ス利用マシンから前記ネットワークを介して前記デバイ
ス制御部を利用するために必要な情報を、前記デバイス
利用マシンから取得できるように、前記ネットワーク上
に存在する情報共有部に登録して公開させる情報公開部
と、を備えることを要旨とする。
【0007】また、本発明の情報登録方法は、デバイス
利用マシンから、ネットワークを介して、デバイス管理
マシンに接続されたデバイスを利用するために用いる情
報を登録するための情報登録方法であって、(a)前記
デバイスに対応して前記デバイス管理マシン内に生成さ
れるデバイス制御部に関する情報を、前記デバイス管理
マシン内の情報登録部に登録する工程と、(b)前記情
報登録部に登録された前記情報のうち、前記デバイス利
用マシンから前記ネットワークを介して前記デバイス制
御部を利用するために必要な情報を、前記デバイス利用
マシンから取得できるように、前記ネットワーク上に存
在する情報共有部に登録して公開する工程と、を備える
ことを要旨とする。
【0008】このように、本発明の第1のデバイス制御
システムまたは情報登録方法では、デバイス管理マシン
において、デバイスに対応してデバイス管理マシン内に
生成されるデバイス制御部に関する情報を、デバイス管
理マシン内の情報登録部に登録する。そして、その情報
登録部に登録された情報のうち、デバイス利用マシンか
らネットワークを介してデバイス制御部を利用するため
に必要な情報を、デバイス利用マシンから取得できるよ
うに、ネットワーク上に存在する情報共有部に登録して
公開させる。
【0009】従って、本発明の第1のデバイス制御シス
テムまたは情報登録方法によれば、デバイス利用マシン
は、ネットワーク上で公開された上記情報を取得するこ
とにより、デバイス管理マシン内に生成されるデバイス
制御部を利用することができるので、ネットワークを介
して、このデバイス制御部を制御することにより、デバ
イス管理マシンに接続されたデバイスを自由かつ統一的
に利用することが可能となる。
【0010】なお、本発明において、デバイスには、ス
キャナやプリンタなどの物理的なデバイスの他、そのよ
うな物理的デバイスの機能の一部や、ソフトウェアによ
って上記物理的デバイスと同等の機能を有するものも含
まれる。また、デバイス管理マシンとデバイスとの関係
としては、外観的に見て、各々別体として構成され、両
者が接続されている場合に限らず、外観的に見て、互い
一体化して構成されているが、内部的に見て、デバイス
管理マシン部分とデバイス部分とが機能的に分離され、
両者が接続されている場合も含まれる。
【0011】本発明の第1のデバイス制御システムにお
いて、前記デバイス管理マシンは、前記デバイスを前記
ネットワーク上で識別するための識別番号を生成する識
別番号生成部をさらに備えると共に、前記情報登録部
は、前記識別番号を、前記デバイス制御部に関する情報
の一部として前記情報記憶部に登録し、前記情報公開部
は、前記識別番号を、前記デバイス制御部を利用するた
めに必要な情報の一部として前記情報共有部に登録して
公開することが好ましい。
【0012】このように、デバイスの識別番号を公開し
た場合には、デバイス利用マシンがその公開された識別
番号を取得することによって、デバイス利用マシンか
ら、ネットワーク上において利用したいデバイスを容易
に特定することができる。
【0013】また、本発明の第1のデバイス制御システ
ムにおいて、前記デバイス管理マシンは、該デバイス管
理マシン内に前記デバイス制御部を生成するためのコン
ピュータプログラムを、前記ネットワーク上に存在する
サーバから取得するプログラム取得部をさらに備えるこ
とが好ましい。
【0014】このように、デバイス制御部を生成するた
めのプログラムをサーバから取得するようにすることに
より、デバイス管理マシンでは、プログラムを新たに用
意する必要がなく、また、プログラムのバージョンアッ
プにも容易に対応することができる。
【0015】本発明の第2のデバイス制御システムは、
デバイス利用マシンから、ネットワークを介して、デバ
イス管理マシンに接続されたデバイスを利用するための
デバイス制御システムであって、前記デバイス利用マシ
ンは、所定のアプリケーションプログラムによって構築
されるアプリケーション部と、情報を記憶するための情
報記憶部と、前記ネットワーク上に存在する情報共有部
に公開された情報の中から、前記デバイスに対応して前
記デバイス管理マシン内に生成されるデバイス制御部を
前記ネットワークを介して利用するために必要な情報
を、取得する情報取得部と、該情報取得部の取得した前
記情報を基にして、少なくとも、前記デバイス制御部に
対応して前記デバイス利用マシン内に生成される通信路
抽象化部に関する情報を、前記情報記憶部に登録する情
報登録部と、該情報記憶部に登録された前記情報に基づ
いて、前記デバイス利用マシン内に前記通信路抽象化部
を生成すると共に、前記情報取得部の取得した情報に基
づいて、前記デバイス管理マシン内に前記デバイス制御
部を生成させるデバイス制御部生成部と、を備え、前記
アプリケーション部が、生成された前記通信路抽象化部
および前記デバイス制御部を介して、前記デバイスを利
用する際に、前記通信路抽象化部は、前記デバイス利用
マシンと前記デバイス管理マシンとの間を前記ネットワ
ークを介して接続する通信路について、通信路の種類に
起因した制御上の相違を吸収して、前記アプリケーショ
ン部に対して、通信路の種類に依存しない同一の制御環
境を提供し、前記デバイス制御部は、前記デバイスにつ
いてデバイスの種類に起因した制御上の相違を吸収し
て、前記アプリケーション部に対しデバイスの種類に依
存しない同一の制御環境を提供することを要旨とする。
【0016】また、本発明のデバイス利用方法は、デバ
イス利用マシンから、ネットワークを介して、デバイス
管理マシンに接続されたデバイスを利用するためのデバ
イス利用方法であって、(a)前記デバイス利用マシン
内に、所定のアプリケーションプログラムによってアプ
リケーション部を構築する工程と、(b)前記デバイス
に対応して前記デバイス管理マシン内に生成されるデバ
イス制御部について、前記デバイス利用マシンから前記
ネットワークを介して利用するために必要な情報を、前
記ネットワーク上に存在する情報共有部に公開された情
報の中から、取得する工程と、(c)取得した前記情報
を基にして、少なくとも、前記デバイス制御部に対応し
て前記デバイス利用マシン内に生成される通信路抽象化
部に関する情報を、前記デバイス利用マシン内の情報記
憶部に登録する工程と、(d)該情報記憶部に登録され
た前記情報に基づいて、前記デバイス利用マシン内に前
記通信路抽象化部を生成すると共に、前記工程(b)で
取得した前記情報に基づいて、前記デバイス管理マシン
内に前記デバイス制御部を生成させる工程と、(e)前
記アプリケーション部が、生成された前記通信路抽象化
部および前記デバイス制御部を介して、前記デバイスを
利用すると共に、前記通信路抽象化部が、前記デバイス
利用マシンと前記デバイス管理マシンとの間を前記ネッ
トワークを介して接続する通信路について、通信路の種
類に起因した制御上の相違を吸収して、前記アプリケー
ション部に対して、通信路の種類に依存しない同一の制
御環境を提供し、前記デバイス制御部が、前記デバイス
についてデバイスの種類に起因した制御上の相違を吸収
して、前記アプリケーション部に対しデバイスの種類に
依存しない同一の制御環境を提供する工程と、を備える
ことを要旨とする。
【0017】このように、本発明の第2のデバイス制御
システムまたはデバイス利用方法では、まず、デバイス
に対応してデバイス管理マシン内に生成されるデバイス
制御部について、デバイス利用マシンからネットワーク
を介して利用するために必要な情報を、ネットワーク上
に存在する情報共有部に公開された情報の中から、取得
する。次に、その取得した情報を基にして、デバイス制
御部に対応してデバイス利用マシン内に生成される通信
路抽象化部に関する情報を、デバイス利用マシン内の情
報記憶部に登録する。その後、その情報記憶部に登録さ
れた情報に基づいて、デバイス利用マシン内に通信路抽
象化部を生成すると共に、先に取得した情報に基づい
て、デバイス管理マシン内にデバイス制御部を生成させ
る。その上で、デバイス利用マシン内に構築されたアプ
リケーション部が、デバイス利用マシン内に生成された
通信路抽象化部およびデバイス管理マシン内に生成され
たデバイス制御部を介して、デバイス管理マシンに接続
されたデバイスを利用する。このとき、通信路抽象化部
は、デバイス利用マシンとデバイス管理マシンとの間を
ネットワークを介して接続する通信路について、通信路
の種類に起因した制御上の相違を吸収して、アプリケー
ション部に対して、通信路の種類に依存しない同一の制
御環境を提供する。また、デバイス制御部は、デバイス
についてデバイスの種類に起因した制御上の相違を吸収
して、アプリケーション部に対して、デバイスの種類に
依存しない同一の制御環境を提供する。
【0018】従って、本発明の第2のデバイス制御シス
テムまたは情報登録方法によれば、デバイス利用マシン
内に通信路抽象化部を生成し、デバイス管理マシン内に
デバイス制御部を生成して、これらを用いることによ
り、デバイス利用マシン内のアプリケーション部から、
ネットワークを介して、デバイス管理マシンに接続され
たデバイスを自由に利用することが可能となる。また、
このとき、アプリケーション部からは、通信路抽象化部
を介することによって、デバイスがどのような位置にあ
っても、間に介在する通信路の種類を意識することな
く、同様な制御環境にてデバイスを利用することができ
る。また、デバイス制御部を介することによって、デバ
イスの種類を意識することなく、同様な制御環境にてデ
バイスを利用することが可能となる。
【0019】また、本発明の第2のデバイス制御システ
ムにおいて、前記情報取得部は、前記デバイス制御部を
利用するために必要な情報の一部として、前記デバイス
を前記ネットワーク上で識別するための識別番号を取得
することが好ましい。
【0020】このように、デバイス利用マシンがデバイ
スの識別番号を取得することによって、デバイス利用マ
シンからは、ネットワーク上において利用したいデバイ
スを容易に特定することができる。また、例えば、デバ
イス管理マシンに同一機種のデバイスが複数接続されて
いる場合でも、混乱することなく、利用したいデバイス
を特定することができる。
【0021】また、本発明の第2のデバイス制御システ
ムにおいて、前記デバイス利用マシンは、該デバイス利
用マシン内に前記通信路抽象化部を生成するためのコン
ピュータプログラムを、前記ネットワーク上に存在する
サーバから取得するプログラム取得部をさらに備えるこ
とが好ましい。
【0022】このように、通信路抽象化部を生成するた
めのプログラムをサーバから取得するようにすることに
より、デバイス利用マシンでは、プログラムを新たに用
意する必要がなく、また、プログラムのバージョンアッ
プにも容易に対応することができる。
【0023】また、本発明の第1または第2のデバイス
制御システムにおいて、前記情報共有部は、前記ネット
ワークに接続された前記デバイス管理マシンおよび前記
デバイス利用マシンを含む複数のマシンのうち、少なく
とも一つのマシン内に存在することが好ましい。
【0024】このように、情報共有部は、ネットワーク
上の一つのマシン内、または複数のマシン内にそれぞれ
存在していても良い。
【0025】本発明の第1の記録媒体は、デバイス利用
マシンから、ネットワークを介して、デバイス管理マシ
ンであるコンピュータに接続されたデバイスを利用する
ために用いる情報を登録するためのコンピュータプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
あって、前記デバイスに対応して前記コンピュータ内に
生成されるデバイス制御部に関する情報を、前記コンピ
ュータ内の情報登録部に登録する機能と、前記情報登録
部に登録された前記情報のうち、前記デバイス利用マシ
ンから前記ネットワークを介して前記デバイス制御部を
利用するために必要な情報を、前記デバイス利用マシン
から取得できるように、前記ネットワーク上に存在する
情報共有部に登録して公開させる機能と、を前記コンピ
ュータに実現させるためのコンピュータプログラムを記
録したことを要旨とする。
【0026】このような記録媒体に記録されたコンピュ
ータプログラムがデバイス管理マシンであるコンピュー
タによって実行されると、本発明の第1のデバイス制御
システムとほぼ同様の作用をするので、上記したのと同
様の効果を奏することができる。
【0027】本発明の第2の記録媒体は、デバイス利用
マシンであるコンピュータから、ネットワークを介し
て、デバイス管理マシンに接続されたデバイスを利用す
るために用いる情報を取得し登録するためのコンピュー
タプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体であって、前記デバイスに対応して前記デバイス
管理マシン内に生成されるデバイス制御部について、前
記コンピュータから前記ネットワークを介して利用する
ために必要な情報を、前記ネットワーク上に存在する情
報共有部に公開された情報の中から、取得する機能と、
取得した該情報を基にして、少なくとも、前記デバイス
制御部に対応して前記コンピュータ内に生成される通信
路抽象化部に関する情報を、前記コンピュータ内の情報
記憶部に登録する機能と、を前記コンピュータに実現さ
せるためのコンピュータプログラムを記録したことを要
旨とする。
【0028】このような記録媒体に記録されたコンピュ
ータプログラムがデバイス利用マシンであるコンピュー
タによって実行されると、その情報記憶部に登録された
情報に基づいて、デバイス利用マシン内に通信路抽象化
部を生成したり、先に取得した情報に基づいて、デバイ
ス管理マシン内にデバイス制御部を生成させたりするこ
とが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。図1および図2はそれぞれ本発
明の一実施例としてのデバイス制御システムの構成を示
すブロック図である。これらのうち、図1はデバイス制
御部に関する情報を登録する際に用いられる構成を示し
ており、図2はプロキシ(Proxy)等に関する情報を登
録すると共に、それら情報に基づいてデバイス制御部や
プロキシ等を生成してデバイスを利用する際に用いられ
る構成を示している。
【0030】図1または図2に示すように、ネットワー
ク300上には、デバイス管理マシン100や、デバイ
ス利用マシン200や、データベース所有マシン400
や、サーバ500など、種々のマシンが存在し、各々
は、互いにネットワーク300を介して接続されてい
る。また、これら各マシンは、それぞれ、コンピュータ
によって構成されている。なお、コンピュータには、パ
ーソナルコンピュータや、モバイルコンピュータ、情報
処理端末装置や、ワークステーションなど、種々のコン
ピュータが含まれる他、実質的にコンピュータ機能を有
する複写機やプリンタなどの周辺機器や、同じくコンピ
ュータ機能を有するセット・トップ・ボックス(Set To
p Box;例えば、Web TVの受信ターミナルなどに代表さ
れる情報端末の一形態)なども含まれる。また、ネット
ワーク300としては、インターネットや、イントラネ
ットや、ローカルエリアネットワーク(LAN)や、ワ
イドエリアネットワーク(WAN)など、各種ネットワ
ークを適用することができる。
【0031】デバイス管理マシン100は、図1に示す
ように、情報登録部114と、識別番号生成部116
と、情報公開部118と、プログラム取得部122と、
をそれぞれ備えると共に、図2に示すように、生成部1
26を備えている。これら各構成要素は、それぞれ、コ
ンピュータプログラムによって生成されている。
【0032】また、デバイス管理マシン100は、その
他、図1に示すように、デバイス情報ファイル112
と、情報記憶部120と、生成プログラム格納部124
を、それぞれ備えている。なお、デバイス情報ファイル
112には、後述するデバイス104をはじめ、各種デ
バイスを利用するための設定情報が格納されている。例
えば、このデバイス情報ファイル112はinfファイ
ルなどに相当する。また、情報記憶部120としては、
例えば、オペレーティング・システム(OS)が利用し
やすいようなシステムレジストリ等のデータベースを用
いる。
【0033】データベース所有マシン400は、共有デ
ータベース部402を備えている。
【0034】一方、デバイス利用マシン200は、図2
に示すように、情報登録部214と、情報取得部218
と、プログラム取得部222と、生成部226と、アプ
リケーション部204と、をそれぞれ備えている。ま
た、これら各構成要素も、それぞれ、コンピュータプロ
グラムによって生成されている。特に、アプリケーショ
ン部は所定のアプリケーションプログラムによって生成
され構築されている。
【0035】また、デバイス利用マシン200は、その
他、情報記録部220と、生成プログラム格納部224
を、それぞれ備えている。
【0036】図3は図1および図2に示すデバイス管理
マシン100とデバイス利用マシン200のハードウェ
ア構成の概要を示すブロック図である。
【0037】図3に示すように、ハードウェアの構成と
して、デバイス管理マシン100は、コンピュータプロ
グラムに従って種々の処理や制御を行なうためのCPU
150と、上記コンピュータプログラムを記憶したり、
処理中に得られたデータなどを一時的に記憶したりする
ためのメモリ152と、各種周辺装置との間でデータな
どのやり取りを行なうためのI/O部154と、各種デ
ータを格納するためのハードディスク装置156と、モ
デムやターミナルアダプタやネットワークカードなどか
ら成り、ネットワーク300を介して他の装置と通信を
行なうための通信装置158と、CD−ROMドライブ
装置160と、図1および図2に示したデバイス104
と、を備えている。
【0038】また、デバイス利用マシン200も、同様
に、CPU250と、メモリ252と、I/O部254
と、ハードディスク装置256と、通信装置258と、
CD−ROMドライブ260と、を備えている。
【0039】なお、デバイス管理マシン100およびデ
バイス利用マシン200は、その他、キーボードやマウ
スやタブレットなどの入力装置や、CRTや液晶ディス
プレイなどのモニタなども備えているが、図3では省略
されている。
【0040】上記したように、デバイス管理マシン10
0の備える情報登録部114、識別番号生成部116、
情報公開部118、プログラム取得部122、及び生成
部126、並びにデバイス利用マシン200の備える情
報登録部214、情報取得部218、プログラム取得部
222、生成部226、及びアプリケーション部204
は、それぞれ、コンピュータプログラムによって生成さ
れているが、具体的には、各構成要素の存在するマシン
100,200毎に、それぞれ、各マシン100,20
0内のCPU150,250が、メモリ152,252
に格納された所望のコンピュータプログラムを読み出し
て実行することにより、そのマシンに存在する構成要素
として機能する。
【0041】本実施例では、メモリ152,252に格
納されているコンピュータプログラムは、それぞれ、記
録媒体であるCD−ROM162,262に記録された
形態で提供され、CD−ROMドライブ装置160,2
60により読み取られることによって、デバイス管理マ
シン100内やデバイス利用マシン200内に取り込ま
れる。取り込まれたコンピュータプログラムは、各々の
ハードディスク装置156,256に転送され、その
後、起動時などに各メモリ152,252に転送され
る。あるいは、読み取られたコンピュータプログラム
は、各々のハードディスク装置156,256を介さ
ず、直接、メモリ152,252に転送するようにして
も良い。
【0042】このように、本実施例では、コンピュータ
プログラムをコンピュータ読み取り可能に記録する「記
録媒体」としてCD−ROMを利用することを述べた
が、その他にも、フレキシブルディスクや光磁気ディス
ク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、
バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュー
タの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)およ
び外部記憶装置等の、コンピュータが読取り可能な種々
の媒体を利用できる。
【0043】また、コンピュータプログラムは、このよ
うな記録媒体に記録された形態での提供の他、ネットワ
ーク300を介して、コンピュータプログラムを供給す
るプログラムサーバ(図示せず)にアクセスし、プログ
ラムサーバからデバイス管理マシン100内やデバイス
利用マシン200内に取り込むようにしても良い。
【0044】また、上記コンピュータプログラムの一部
は、オペレーティングシステムプログラムによって構成
するようにしても良い。
【0045】さらにまた、本実施例においては、デバイ
ス管理マシン100において、情報登録部114、識別
番号生成部116、情報公開部118、プログラム取得
部122、及び生成部126を、デバイス利用マシン2
00において、情報登録部214、情報取得部218、
プログラム取得部222、生成部226、及びアプリケ
ーション部204を、それぞれ、ソフトウェアによって
実現しているが、これらはハードウェアによって実現す
るようにしても良い。
【0046】また、デバイス管理マシン100の備える
デバイス情報ファイル112、情報記憶部120、およ
び生成プログラム格納部124、デバイス利用マシン2
00の備える情報記録部220および生成プログラム格
納部224、並びにデータベース所有マシン400の備
える共有データベース部402は、各構成要素の存在す
るマシン100,200内のハードディスク装置15
6,256にそれぞれ配備されている。
【0047】以上のように構成されるデバイス制御シス
テムにおいて、デバイス管理マシン100に、スキャナ
やデジタルカメラやプリンタなどのデバイス104が接
続されると、デバイス管理マシン100では、そのデバ
イスがいわゆるプラグ・アンド・プレイ(Plag&P
lay)対応のデバイスである場合、プラグ・アンド・
プレイ実行部(図示せず)がプラグ・アンド・プレイを
実行して、デバイス情報ファイル112内のデバイス1
04用の設定情報に基づいて、デバイス管理マシン10
0内に、デバイス104用のデバイスドライバ102を
インストールして構築する。
【0048】こうして、プラグ・アンド・プレイが実行
されると、引き続き、デバイス管理マシン100では、
図4に示す情報登録処理が開始される。図4は図1にお
いて実行される情報登録処理の流れを示すフローチャー
トである。
【0049】図4に示すように、この情報登録処理が実
行されると、まず、プログラム取得部122が、デバイ
ス制御部を生成するためのコンピュータプログラムを取
得する(ステップS102)。すなわち、プログラム取
得部122は、まず、デバイス情報ファイル112内の
デバイス104用の設定情報から、デバイス104のデ
バイスクラス(デバイスの種類)を取得する。次に、そ
のデバイスクラスに対応したデバイス制御部を生成する
ためのコンピュータプログラムを、ネットワーク300
を介して、所定のサーバ500からダウンロードして、
生成プログラム格納部124に格納する。なお、デバイ
ス制御部については、後ほど詳しく説明する。
【0050】このコンピュータプログラムを供給するサ
ーバ500の所在は、初期値としてプログラム取得部1
22が予め所有していても良いし、上記設定情報の一部
に含めて、デバイスクラスを取得する際に、同時に取得
するようにしても良い。また、本実施例では、このよう
に、デバイス制御部を生成するためのコンピュータプロ
グラムを、ネットワーク300上のサーバ500から取
得するようにしているが、上述したように、CD−RO
M等の記録媒体を用いて、デバイス管理マシン100に
提供するようにしても良い。
【0051】なお、生成プログラム格納部124内に、
既に、上記デバイスクラスに対応したデバイス制御部を
生成するためのコンピュータプログラムが格納されてい
る場合には、ステップS102の処理はスキップされ
る。
【0052】次に、識別番号生成部116が、デバイス
情報ファイル112内のデバイス104用の設定情報な
どを参照して、デバイス104のネットワーク300上
で識別するためのクラス・アイ・ディー(CLSID)
を生成し(ステップS104)、その生成したCLSI
Dを情報登録部114に渡す。CLSIDは、ネットワ
ーク300上において、すべてのデバイスの識別を可能
にするために生成される番号であり、例えば、同一のマ
シンに同一機種のデバイスが接続されている場合でも、
各々のデバイスのCLSIDはそれぞれ異なっている。
なお、CLSIDとしては、番号の他、文字、記号およ
び符号など、他のデバイスと識別し得るものであれば、
どのようなものでも構わない。
【0053】次に、情報登録部114が、デバイス情報
ファイル112内のデバイス104用の設定情報を参照
して、デバイス104に対応したデバイス制御部に関す
る情報を作成し、その際、識別番号生成部116から受
け取ったデバイス104のCLSIDも含めた上で、そ
の情報を情報記憶部120に登録する(ステップS10
6)。
【0054】続いて、情報公開部118が、情報記憶部
120に登録された上記デバイス制御部に関する情報の
中から、デバイス制御部をネットワーク300上から利
用するために必要な情報(デバイス制御部利用情報)を
選び出し、ネットワーク300を介してデータベース所
有マシン400内の共有データベース部402に登録す
る(ステップS108)。なお、デバイス制御部利用情
報としては、例えば、デバイス104のデバイスクラス
(デバイスの種類)や、デバイス104のCLSID
や、デバイス104が接続されているデバイス管理マシ
ン100のマシン名や、後述するCOM/DCOMを構
築するための情報や、必要最低限のデバイス属性(デバ
イス104の名称やコメント)などが含まれる。これら
のデバイス制御部利用情報は予め定められたフォーマッ
トに従って共有データベース部402に登録される。
【0055】データベース所有マシン400では、共有
データベース部402に登録された情報を、すべて、ネ
ットワーク300上に公開する。従って、デバイス10
4に対応したデバイス制御部の利用情報も、上記したよ
うに、情報公開部118によって共有データベース部4
02に登録されることによって、ネットワーク300上
に公開されることになる。これによって、ネットワーク
300上に存在する、デバイス利用マシン200をはじ
めとする何れのマシンからも、そのデバイス制御部利用
情報を自由に取得して利用することが可能となる。ただ
し、その公開に制限を加えることにより、例えば、ネッ
トワーク300上の特定のマシンからしかアクセスでき
ないようにすることは可能である。
【0056】なお、このように、どのマシンからもアク
セスできるようネットワーク300上に情報を公開する
には、例えば、Microsoft社製のネットワークOSであ
るWindows NTなどで用いられているディレクトリサービ
スなどを利用することによって、実現することができ
る。すなわち、データベース所有マシン400がドメイ
ンコントローラとして機能している場合、その共有デー
タベース部に格納されている情報は、ディレクトリサー
ビスによって、ネットワーク300上のどのマシンから
も参照し得るようになる。
【0057】また、本実施例では、デバイス制御部利用
情報を特定のマシンであるデータベース所有マシン40
0に登録するようにしているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、ネットワーク300上への情報の公
開が可能であるなら、デバイス管理マシン100自身
や、デバイス利用マシン200や、ネットワーク300
上の他のマシンに登録するようにしても良い。
【0058】以上のようにして、ステップS108にお
いて、情報公開部118がデバイス制御部利用情報を登
録して公開すると、図4に示す情報登録処理が終了す
る。なお、本実施例では、前述したように、この情報登
録処理は、デバイス管理マシン100へのデバイス10
4の接続によりプラグ・アンド・プレイが実行されたの
をきっかけとして、行われたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、ユーザがマニュアルで、デバイスド
ライバのインストールやこの情報登録処理の実行を開始
させるようにしても良い。
【0059】一方、デバイス利用マシン200に、デバ
イス利用マシン200のユーザから、ネットワーク30
0上に存在する多数のデバイスの中から利用したいデバ
イス104を検索してマウントするよう、指示が入力さ
れると、デバイス利用マシン200では、図5に示す情
報取得処理が開始される。具体的には、この指示は、例
えば、デバイス利用マシン200におけるモニタ(図示
せず)の画面上に表示されたデスクトップ上に、ネット
ワーク300上に存在する多数のデバイスの名前が列挙
され、ユーザが、マウスカーソルによって、その中から
利用したいデバイス104の名前を選択して、デスクト
ップ上の他の場所にドラッグ・アンド・ドロップするこ
とにより行われる。これにより、上記した情報取得処理
が開始されると共に、デスクトップ上の上記場所には、
その選択したデバイス104のアイコン(ショートカッ
トアイコン)が生成される。
【0060】図5は図2において実行される情報取得処
理の流れを示すフローチャートである。
【0061】この情報取得処理が実行されると、まず、
情報取得部218が、利用したいデバイス104に対応
したデバイス制御部の利用情報を取得する(ステップS
202)。すなわち、情報取得部218は、まず、ネッ
トワーク300を介してデータベース所有マシン400
にアクセスし、データベース所有マシン400内の共有
データベース部402に登録されている情報、すなわ
ち、ネットワーク300上に公開されている情報に基づ
いて、ネットワーク300上に存在するデバイスの中か
ら、利用したいデバイス104を検索し、そのデバイス
104に対応したデバイス制御部の利用情報を取得す
る。
【0062】次に、プログラム取得部222が、インタ
ーフェイス部およびプロキシを生成するためのコンピュ
ータプログラムを取得する(ステップS204)。すな
わち、プログラム取得部222は、情報取得部の218
の取得したデバイス制御部の利用情報に基づいて、その
デバイス制御部に対応したインターフェイス部およびプ
ロキシを生成するためのコンピュータプログラムを、ネ
ットワーク300を介して、所定のサーバ500からダ
ウンロードして、生成プログラム格納部224に格納す
る。なお、プロキシについては、後ほど詳しく説明す
る。
【0063】また、このコンピュータプログラムを供給
するサーバ500の所在は、デバイス管理マシン100
の場合と同様に、プログラム取得部222が予め所有し
ていても良いし、上記利用情報の一部に含めてデータベ
ース所有マシン400から取得するようにしても良い。
また、上記コンピュータプログラムは、サーバ500か
ら供給する代わりに、CD−ROM等の記録媒体を用い
て、デバイス利用マシン200に提供するようにしても
良い。
【0064】なお、生成プログラム格納部224内に、
既に、上記デバイス制御部に対応したインターフェイス
部およびプロキシを生成するためのコンピュータプログ
ラムが格納されている場合には、ステップS204の処
理はスキップされる。
【0065】次に、情報登録部214が、情報取得部2
18の取得した情報に基づいて、上記デバイス制御部に
対応したプロキシに関する情報(例えば、デバイス10
4のCLSIDなどの各種情報)を、情報記録部220
に登録する(ステップS206)。こうして、情報登録
部214がプロキシに関する情報等を登録したら、図5
に示すデバイス利用処理は終了する。
【0066】以上によって、デバイス利用マシン200
のアプリケーション部から、ネットワーク300を介し
て、デバイス管理マシン100に接続されたデバイス1
04を利用するための準備が整う。
【0067】そこで、デバイス利用マシン200におい
て、デバイス利用マシン200のユーザから、デバイス
104を利用する旨の指示が入力されたり、アプリケー
ション部204自体においてデバイス104を利用すべ
き旨のイベントが発生したりした場合には、図6に示す
デバイス利用処理が開始される。図6は図2において実
行されるデバイス利用処理の流れを示すフローチャート
である。
【0068】このデバイス利用処理が実行されると、ス
テップS302において、まず、デバイス利用マシン2
00内の生成部226が、情報記録部220に登録され
た情報を参照し、生成プログラム格納部224に格納さ
れたコンピュータプログラムに従って、デバイス104
に対応したインターフェイス部205を生成すると共
に、同じくデバイス104に対応したプロキシ206を
生成する。これにより、プロキシ206に対応して、デ
バイス管理マシン100内にスタブ(Stub)106が生
成される。
【0069】また、デバイス利用マシン200内の生成
部226は、ネットワーク300を介して、デバイス管
理マシン100内の生成部126に対し、デバイス10
4に対応したデバイス制御部108を生成するよう指示
する。これにより、デバイス管理マシン100内の生成
部126は、情報記憶部120に登録されている情報を
参照し、生成プログラム格納部124に格納されている
コンピュータプログラムに従って、デバイス制御部10
8を生成する。
【0070】本実施例においては、インターフェイス部
205、デバイス制御部108およびプロキシ206,
スタブ106を、COMの技術を用いて実現している。
【0071】ここで、COM(Compornent Object Mode
l)とは、Microsoft社が提唱し、推進しているオブジェ
クトを連携動作させるインフラストラクチャであって、
動的に交換可能なコンポーネントの構築方法を定義する
ものであり、コンポーネントアーキテクチャの標準を定
めた仕様である。
【0072】COMでは、ソフトウェアが提供するサー
ビスは、それぞれ、COMオブジェクトとしてインプリ
メントされる。各COMオブジェクトは、それぞれ、1
つ以上のインターフェイスを実装している。また、各C
OMオブジェクトは、それぞれ、前述したCLSIDに
より識別される。本実施例では、インターフェイス部2
05およびデバイス制御部108がCOMオブジェクト
として構成される。
【0073】一方、プロキシ206及びスタブ106
は、COM/DCOM(DistributedCOM)の機構により
構築されている。COM/DCOMはWindowsプラット
ホーム等で標準的にサポートされる機構である。
【0074】なお、COMオブジェクトが実装するイン
ターフェイスは、通常何らかの関連性を持ったいくつか
のメソッドによって構成されている。各インターフェイ
スは、それぞれ、インターフェイスIDにより識別され
る。また、メソッドは特定の機能を実行する関数呼び出
しであって、特定のインターフェイスに含まれるメソッ
ドを呼び出すためには、そのインターフェイスへのポイ
ンタが必要となる。インターフェイスのポインタは、そ
のインターフェイスを識別するインターフェイスID
と、そのインターフェイスを実装するCOMオブジェク
トを識別するクラスIDなどを指定して、COMライブ
ラリのサービスを呼び出すことにより取得することがで
きる。
【0075】以上のようにして、デバイス利用マシン2
00内にインターフェイス部205とプロキシ206
が、デバイス管理マシン100内にスタブ106とデバ
イス制御部108が、それぞれ、生成されると、これら
は自動的に起動される。これにより、図2に示すよう
に、デバイス利用マシン200内のアプリケーション部
204、インターフェイス部205、プロキシ206、
ネットワーク300、デバイス管理マシン100内のス
タブ106、デバイス制御部108、デバイスドライバ
102、並びに、デバイス管理マシン100に接続され
たデバイス104が互いに接続されて、アプリケーショ
ン部204からネットワーク300を介してデバイス1
04に至る通信経路が確立される。このとき、プロキシ
206からスタブ106を介してのデバイス制御部10
8への接続は、デバイス104のCLSIDを識別子と
して行われる。従って、例えば、デバイス管理マシン1
00にデバイスが複数接続され、各デバイス毎に複数の
デバイス制御部が生成されていたとしても、混乱するこ
となく、プロキシ206は対応するデバイス制御部10
8と接続することができる。
【0076】従って、デバイス利用マシン200のユー
ザによるデバイス操作指示やアプリケーション部204
自体によるデバイス操作指示は、アプリケーション部2
04からインターフェイス部205、プロキシ206、
ネットワーク300、スタブ106を介して、デバイス
制御部108に入力され、さらに、デバイス制御部10
8からデバイスドライバ102を介してデバイス104
に入力されるようになり、アプリケーション部204
は、ネットワーク300を介してデバイス104を制御
して自由に利用することが可能となる(ステップS30
4)。
【0077】このとき、プロキシ206とスタブ106
は、アプリケーション部204がデバイス104との間
でネットワーク300を越えて各種制御情報のやり取り
やデータのやり取りを行なう際に、上位に位置するアプ
リケーション部204やインターフェイス部205に対
して、デバイス利用マシン200とデバイス管理マシン
100との間をネットワーク300を介して接続する通
信路の抽象化を行なう。すなわち、プロキシ206とス
タブ106は、介在する通信路の種類の違いを吸収する
ことにより、例えば、介在する通信路が、ネットワーク
境界を越えて異なるコンピュータ同士をつなぐ通信路で
あるか、同一のコンピュータ内において、プロセス境界
を越えて異なるプロセス間をつなぐ通信路であるかを、
アプリケーション部204等に対して全く意識させるこ
となく、制御情報やデータのやり取りを行なわせること
ができる。
【0078】それでは、プロキシ206とスタブ106
の機能によって、上記した通信路の抽象化を行なう仕組
みについて説明する。
【0079】前述したように、プロキシ206とスタブ
106は、COM/DCOMの機構によって構築されて
いる。COMにおいて、インターフェイスに含まれるメ
ソッドの呼び出し(以下、インターフェイス呼び出しと
いう)を行なう際、インターフェイス呼び出し側をクラ
イアント、呼び出される側をサーバと呼ぶ。サーバは、
クライアントと同一コンピュータ上の同一プロセス
(同一アドレス空間)で動作する場合と、クライアン
トと同一コンピュータ上の異なるプロセス(アドレス空
間)で動作する場合と、クライアントとは異なるコン
ピュータ上のプロセス(アドレス空間)で動作する場合
がある。
【0080】従って、インターフェイス部205とデバ
イス制御部108との関係において、上記したクライア
ントとサーバの関係を持ち込むものとすると、インター
フェイス部205とデバイス制御部108との間に介在
する境界はネットワーク境界であるので、の場合に相
当する。
【0081】の場合、サーバはクライアントとアドレ
ス空間(プロセス)が異なっているので、インターフェ
イス呼び出しを行なう場合に、単純な関数呼び出しのよ
うな呼び出し方は不可能である。そこで、クライアント
がサーバによって実現されるインターフェイスを呼び出
す場合、クライアントは、サーバと全く同じインターフ
ェイスを実装し、かつ、クライアントと同じプロセス
(アドレス空間)内に作成されたプロキシを介して、呼
び出すようにしている。プロキシは、クライアントによ
るインターフェイス呼び出しを、リモート・プロシジャ
ー・コール(RPC;Remote Procedure Call)に変換
して、サーバと同じプロセス(アドレス空間)内に作成
されたスタブを呼び出す。スタブは、リモート・プロシ
ジャー・コールを、元のインターフェイス呼び出しに復
元して、サーバ内の本来のインターフェイスを呼び出
す。その後の呼び出しの戻りは、上記動作の逆をたどる
動作となる。
【0082】ここで、リモート・プロシジャー・コール
は、ネットワーク境界を越えて関数を呼び出すための仕
組みであり、関数呼び出しは、ネットワーク上のデータ
のやり取りに変換される。従って、このリモート・プロ
シジャー・コールはの場合に用いられる。
【0083】以上のように、インターフェイス呼び出し
をリモート・プロシジャー・コールに変換して、プロキ
シ206とスタブ106との間でやり取りすることによ
り、通信路の種類の違いを吸収し、境界がプロセス境界
であるかネットワーク境界であるかを意識させることな
く、インターフェイス呼び出しを行なうことができ、通
信路の抽象化を実現することができる。
【0084】一方、デバイス制御部108は、対応する
デバイス104のデバイスクラス(デバイスの種類)の
違いを吸収して、上位に位置するアプリケーション部2
04やインターフェイス部205に対して、デバイスの
抽象化(ハードウェアの抽象化)を行なう。
【0085】すなわち、デバイス制御部108よりも下
位に位置するデバイスドライバ102では、対応するデ
バイスについて、個々のデバイスの違いを吸収して、上
位に位置する構成要素に対し、デバイスをデバイスクラ
スの違いのレベルまで抽象化する(例えば、デバイスと
してA社製のスキャナやB社製のスキャナがある場合、
いずれのスキャナもスキャナクラスという同じデバイス
クラスに属していれば、デバイスドライバによって、A
社製のスキャナもB社製のスキャナも違いがなくなり、
上位に位置する構成要素に対しては、同じデバイスクラ
スのデバイスとして認識される。)が、例えば、スキャ
ナクラスに属するデバイスとプリンタクラスに属するデ
バイスの違いは依然として残ってしまう。そこで、デバ
イス制御部108によって、これらデバイスクラスの違
いも吸収することにより、上位に位置するアプリケーシ
ョン部204等に対しては、デバイスの種類による違い
がすべてなくなり、全てのデバイスの機能を包含する単
一のデバイスとして認識される。
【0086】本実施例において、デバイス制御部108
は、上位に位置するアプリケーション部204等に対し
て、すべて同一のインターフェイスを提供することによ
って、デバイスの完全な抽象化を行なっている。従っ
て、アプリケーション部204側からデバイス104側
を見た場合、デバイス毎のCLSIDの違いの他には、
顕著な違いは現れない。
【0087】例えば、ごく単純な例としては、下記のよ
うな機能を、すべてに共通のインターフェイス(汎用イ
ンターフェイス)によって提供することが考えられる。
【0088】 ・データ出力(データストリーム,データ型) ・データ入力(データストリーム,データ型) ・デバイス状態取得(状態のID,状態の値) ・デバイス状態設定(状態のID,状態の値) ・デバイス属性取得(属性のID,属性の値) ・デバイス属性設定(属性のID,属性の値) 但し、括弧内はパラメータの例である。
【0089】なお、このように、デバイス制御部108
において、上位に位置するアプリケーション部204等
に対しインターフェイスが統一された結果、当然なが
ら、デバイスクラスによっては無意味な制御事項(機
能)も存在することになるが、アプリケーション部20
4は、予めデバイス104のプロパティを調べることに
よって、デバイス104に対する適切な制御を把握する
ことができる。
【0090】以上のように、デバイス制御部108が、
上位に位置するアプリケーション部204等に対して、
デバイスの抽象化を行なうことにより、例えば、アプリ
ケーション部204がデバイス104のステータスを取
得する場合の動作は、デバイス制御部108が存在しな
い場合と比較すると、次のようになる。
【0091】図7はアプリケーション部がデバイスのス
テータスを取得する場合の動作について、デバイス制御
部が存在する場合としない場合とを比較して示した説明
図である。
【0092】図7において、(a)がデバイス制御部が
存在する場合の動作を表し、(b)がデバイス制御部が
存在しない場合の動作を表している。なお、図7では、
インターフェイス部205などは省略されている。
【0093】図7では、デバイス管理マシン100に接
続されているデバイス104として、スキャナ130と
プリンタ140の2種類のデバイスがあるものとしてい
る。従って、各デバイスにそれぞれ対応して、デバイス
ドライバ102も、デバイス制御部108も、それぞ
れ、2つずつ存在することになる。すなわち、図7
(a)では、スキャナ130に対応してデバイス制御部
AとデバイスドライバAが存在し、プリンタ140に対
応してデバイス制御部BとデバイスドライバBが存在す
る。ちなみに、図7(b)では、スキャナ130に対応
してデバイスドライバAしか、プリンタ140に対応し
てデバイスドライバBしか存在しない。
【0094】そこで、デバイス制御部が存在しない場合
は、図7(b)に示すように動作する。すなわち、アプ
リケーション部204がスキャナ130のステータスを
取得する場合は、アプリケーション部204はデバイス
ドライバAに対して"GetScannerStatus()"という呼び出
しを発することになるが、プリンタ140のステータス
を取得する場合は、デバイスドライバBに対して、上記
の呼び出しとは異なる"GetPrinterStatus()"という呼び
出しを発する必要がある。従って、アプリケーション部
204は、デバイスクラスの違いを含め、異なるデバイ
スに対して、操作や制御を行なう場合、異なる呼び出し
を発する必要がある。
【0095】これに対し、本実施例のように、デバイス
制御部が存在する場合は、図7(b)に示すように動作
する。すなわち、アプリケーション部204がスキャナ
130のステータスを取得する場合は、アプリケーショ
ン部204が、スキャナ130に対応するデバイス制御
部Aに対して"GetStatus()"という呼び出しを発するだ
けで、デバイス制御部Aがその呼び出しに対応して、デ
バイスドライバAに対し、"GetScannerStatus()"という
スキャナクラスに対応した呼び出しを発する。また、プ
リンタ140のステータスを取得する場合は、アプリケ
ーション部204が、プリンタ140に対応するデバイ
ス制御部Bに対して、デバイス制御部Aに発したのと同
じ"GetStatus()"という呼び出しを発すると、今度は、
デバイス制御部Bがその呼び出しに対応して、デバイス
ドライバBに対し、"GetPrinterStatus()"というプリン
タクラスに対応した呼び出しを発する。従って、このよ
うに、デバイス制御部が存在して、デバイスの抽象化を
行なうことによって、アプリケーション部204から
は、すべてのデバイスを統一した操作性で制御し、利用
することができる。
【0096】再び、図6に戻って、デバイス利用処理の
続きについて説明する。以上のようにして行なわれたア
プリケーション部204によるデバイス104の利用が
終了したら、デバイス104の動作が完了した時点で、
アプリケーション部204は、デバイス利用マシン20
0内のインターフェイス部205およびプロキシ206
を開放する。これより、デバイス管理マシン100内に
あるスタブ106およびデバイス制御部108は消滅す
る(ステップS306)。
【0097】なお、本実施例では、このように、デバイ
ス104に対する利用が終了する度に、インターフェイ
ス部205およびプロキシ206を開放しているが、例
えば、デバイス利用マシン200のユーザが頻繁に同一
のデバイスを利用する場合は、その都度、インターフェ
イス部205およびプロキシ206の生成/開放が繰り
返されるため、その分、余分な時間を費やすことにな
る。そこで、インターフェイス部205およびプロキシ
206を一旦生成したら、インターフェイス部205お
よびプロキシ206の破棄を指示するまで、インターフ
ェイス部205およびプロキシ206を動作状態にした
ままとして、インターフェイス部205およびプロキシ
206を常駐させるようにしても良い。具体的には、デ
バイス利用マシン200内でのインターフェイス部やプ
ロキシの生成個数をカウントするオブジェクト参照カウ
ンタを強制的に1増やすようにしておくだけで、実現す
ることができる。また、このような常駐の設定は、例え
ば、デバイス利用マシン200のモニタ(図示せず)に
表示されるデバイス104のアイコンに対するポップア
ップメニューの操作によって行なうようにすればよい。
【0098】また、インターフェイス部およびプロキシ
が常駐している場合には、図6のステップS302にお
けるインターフェイス部およびプロキシの生成並びにス
テップS306におけるインターフェイス部およびプロ
キシの開放の各処理はスキップされる。
【0099】以上説明したように、本実施例によれば、
デバイス管理マシン100内の情報公開部118によっ
て、デバイス制御部を利用するために必要な情報がデー
タベース所有マシン400の共有データベース部402
に登録され、ネットワーク300上に公開されることに
より、ネットワーク300上に存在する、デバイス利用
マシン200をはじめとする何れのマシンからもその情
報を取得できるようになる。
【0100】また、デバイス利用マシン200内にイン
ターフェイス部205やプロキシ206を生成し、デバ
イス管理マシン100内にデバイス制御部108やスタ
ブ106を生成して、これらを用いることにより、デバ
イス利用マシン200内のアプリケーション部204か
ら、ネットワーク300を介して、デバイス管理マシン
100に接続されたデバイス104を自由に利用するこ
とが可能となる。
【0101】また、このとき、アプリケーション部20
4からは、プロキシ206およびスタブ106を介する
ことによって、デバイス104がどのような位置にあっ
ても、間に介在する通信路の種類を意識することなく、
同様な制御環境にてデバイス104を利用することがで
きる。また、デバイス制御部を介することによって、デ
バイスクラス(デバイスの種類)の違いを意識すること
なく、同様な制御環境にてデバイス104を利用するこ
とが可能となる。すなわち、ネットワーク300全体か
ら見れば、ネットワーク300上に存在するどのような
マシン内のアプリケーション部からも、ネットワーク3
00上に存在する全てのデバイスを、統一した操作性に
よって制御し利用することが可能となる。
【0102】また、ネットワーク300上に公開される
情報に、デバイス104のCLSIDを含ませ、デバイ
ス利用マシン200がそれを取得することによって、デ
バイス利用マシン200からは、ネットワーク300上
において利用したいデバイスを容易に特定することがで
きる。また、例えば、デバイス管理マシン100に同一
機種のデバイスが複数接続されている場合でも、混乱す
ることなく、利用したいデバイス104を特定すること
ができる。
【0103】なお、本発明は上記した実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様にて実施することが可能である。
【0104】すなわち、上記した実施例では、インター
フェイス部やデバイス制御部やプロキシ,スタブを、デ
バイス利用マシン200のユーザからデバイスを利用す
る旨の指示が入力されたり、アプリケーション部204
自体においてデバイスを利用すべき旨のイベントが発生
したり段階で、生成するようにしていたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば、各デバイス毎
に、予め、デバイスをマウントして、そのデバイスを利
用する準備が整った段階で、それぞれ、インターフェイ
ス部やデバイス制御部やプロキシ,スタブを生成してお
いても良い。この場合、デバイスを利用したい旨の指示
やイベントが生じたときには、デバイス毎に生成されて
いるインターフェイス部やデバイス制御部やプロキシ,
スタブの組合せの中から、利用したいデバイスに対応し
た組合せを選択して、使用するようにすればよい。
【0105】また、上記した実施例においては、デバイ
ス制御部108は、デバイスドライバ102を介してデ
バイス104を制御しているが、デバイスドライバ10
2を介することなく、直接、デバイス104を制御し得
るように構成するようにしても良い。従って、その場合
は、デバイスドライバ102は不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのデバイス制御システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】同じく本発明の一実施例としてのデバイス制御
システムの構成を示すブロック図である。
【図3】図1および図2に示すデバイス管理マシン10
0とデバイス利用マシン200のハードウェア構成の概
要を示すブロック図である。
【図4】図1において実行される情報登録処理の流れを
示すフローチャートである。
【図5】図2において実行される情報取得処理の流れを
示すフローチャートである。
【図6】図2において実行されるデバイス利用処理の流
れを示すフローチャートである。
【図7】アプリケーション部がデバイスのステータスを
取得する場合の動作について、デバイス制御部が存在す
る場合としない場合とを比較して示した説明図である。
【符号の説明】
100…デバイス管理マシン 102…デバイスドライバ 104…デバイス 106…スタブ 108…デバイス制御部 112…デバイス情報ファイル 114…情報登録部 116…識別番号生成部 118…情報公開部 120…情報記憶部 122…プログラム取得部 124…生成プログラム格納部 126…生成部 130…スキャナ 140…プリンタ 150…CPU 152…メモリ 154…I/O部 156…ハードディスク装置 158…通信装置 160…CD−ROMドライブ装置 162…CD−ROM 200…デバイス利用マシン 204…アプリケーション部 206…プロキシ 214…情報登録部 218…情報取得部 220…情報記録部 222…プログラム取得部 224…生成プログラム格納部 226…生成部 250…CPU 252…メモリ 254…I/O部 256…ハードディスク装置 258…通信装置 260…CD−ROMドライブ装置 262…CD−ROM 300…ネットワーク 400…データベース所有マシン 402…共有データベース部 500…サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片田 寿治 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5B021 AA01 EE01 5B089 GA11 GA13 GA21 GB03 JB07 KA01 KA09 5K032 BA04 CC02 DB19

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバイス利用マシンから、ネットワーク
    を介して、デバイス管理マシンに接続されたデバイスを
    利用するためのデバイス制御システムであって、 前記デバイス管理マシンは、 情報を記憶するための情報記憶部と、 前記デバイスに対応して前記デバイス管理マシン内に生
    成されるデバイス制御部に関する情報を、前記情報記憶
    部に登録する情報登録部と、 前記情報記憶部に登録された前記情報のうち、前記デバ
    イス利用マシンから前記ネットワークを介して前記デバ
    イス制御部を利用するために必要な情報を、前記デバイ
    ス利用マシンから取得できるように、前記ネットワーク
    上に存在する情報共有部に登録して公開させる情報公開
    部と、 を備えることを特徴とするデバイス制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデバイス制御システム
    において、 前記デバイス管理マシンは、前記デバイスを前記ネット
    ワーク上で識別するための識別番号を生成する識別番号
    生成部をさらに備えると共に、 前記情報登録部は、前記識別番号を、前記デバイス制御
    部に関する情報の一部として前記情報記憶部に登録し、
    前記情報公開部は、前記識別番号を、前記デバイス制御
    部を利用するために必要な情報の一部として前記情報共
    有部に登録して公開することを特徴とするデバイス制御
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のデバイス制御システム
    において、 前記デバイス管理マシンは、該デバイス管理マシン内に
    前記デバイス制御部を生成するためのコンピュータプロ
    グラムを、前記ネットワーク上に存在するサーバから取
    得するプログラム取得部をさらに備えることを特徴とす
    るデバイス制御システム。
  4. 【請求項4】 デバイス利用マシンから、ネットワーク
    を介して、デバイス管理マシンに接続されたデバイスを
    利用するためのデバイス制御システムであって、 前記デバイス利用マシンは、 所定のアプリケーションプログラムによって構築される
    アプリケーション部と、 情報を記憶するための情報記憶部と、 前記ネットワーク上に存在する情報共有部に公開された
    情報の中から、前記デバイスに対応して前記デバイス管
    理マシン内に生成されるデバイス制御部を前記ネットワ
    ークを介して利用するために必要な情報を、取得する情
    報取得部と、 該情報取得部の取得した前記情報を基にして、少なくと
    も、前記デバイス制御部に対応して前記デバイス利用マ
    シン内に生成される通信路抽象化部に関する情報を、前
    記情報記憶部に登録する情報登録部と、 該情報記憶部に登録された前記情報に基づいて、前記デ
    バイス利用マシン内に前記通信路抽象化部を生成すると
    共に、前記情報取得部の取得した情報に基づいて、前記
    デバイス管理マシン内に前記デバイス制御部を生成させ
    るデバイス制御部生成部と、 を備え、 前記アプリケーション部が、生成された前記通信路抽象
    化部および前記デバイス制御部を介して、前記デバイス
    を利用する際に、 前記通信路抽象化部は、前記デバイス利用マシンと前記
    デバイス管理マシンとの間を前記ネットワークを介して
    接続する通信路について、通信路の種類に起因した制御
    上の相違を吸収して、前記アプリケーション部に対し
    て、通信路の種類に依存しない同一の制御環境を提供
    し、 前記デバイス制御部は、前記デバイスについてデバイス
    の種類に起因した制御上の相違を吸収して、前記アプリ
    ケーション部に対しデバイスの種類に依存しない同一の
    制御環境を提供することを特徴とするデバイス制御シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のデバイス制御システム
    において、 前記情報取得部は、前記デバイス制御部を利用するため
    に必要な情報の一部として、前記デバイスを前記ネット
    ワーク上で識別するための識別番号を取得することを特
    徴とするデバイス制御システム。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のデバイス制御システム
    において、 前記デバイス利用マシンは、該デバイス利用マシン内に
    前記通信路抽象化部を生成するためのコンピュータプロ
    グラムを、前記ネットワーク上に存在するサーバから取
    得するプログラム取得部をさらに備えることを特徴とす
    るデバイス制御システム。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項4に記載のデバイ
    ス制御システムにおいて、 前記情報共有部は、前記ネットワークに接続された前記
    デバイス管理マシンおよび前記デバイス利用マシンを含
    む複数のマシンのうち、少なくとも一つのマシン内に存
    在することを特徴とするデバイス制御システム。
  8. 【請求項8】 デバイス利用マシンから、ネットワーク
    を介して、デバイス管理マシンに接続されたデバイスを
    利用するために用いる情報を登録するための情報登録方
    法であって、 (a)前記デバイスに対応して前記デバイス管理マシン
    内に生成されるデバイス制御部に関する情報を、前記デ
    バイス管理マシン内の情報登録部に登録する工程と、 (b)前記情報登録部に登録された前記情報のうち、前
    記デバイス利用マシンから前記ネットワークを介して前
    記デバイス制御部を利用するために必要な情報を、前記
    デバイス利用マシンから取得できるように、前記ネット
    ワーク上に存在する情報共有部に登録して公開する工程
    と、 を備えることを特徴とする情報登録方法。
  9. 【請求項9】 デバイス利用マシンから、ネットワーク
    を介して、デバイス管理マシンに接続されたデバイスを
    利用するためのデバイス利用方法であって、 (a)前記デバイス利用マシン内に、所定のアプリケー
    ションプログラムによってアプリケーション部を構築す
    る工程と、 (b)前記デバイスに対応して前記デバイス管理マシン
    内に生成されるデバイス制御部について、前記デバイス
    利用マシンから前記ネットワークを介して利用するため
    に必要な情報を、前記ネットワーク上に存在する情報共
    有部に公開された情報の中から、取得する工程と、 (c)取得した前記情報を基にして、少なくとも、前記
    デバイス制御部に対応して前記デバイス利用マシン内に
    生成される通信路抽象化部に関する情報を、前記デバイ
    ス利用マシン内の情報記憶部に登録する工程と、 (d)該情報記憶部に登録された前記情報に基づいて、
    前記デバイス利用マシン内に前記通信路抽象化部を生成
    すると共に、前記工程(b)で取得した前記情報に基づ
    いて、前記デバイス管理マシン内に前記デバイス制御部
    を生成させる工程と、 (e)前記アプリケーション部が、生成された前記通信
    路抽象化部および前記デバイス制御部を介して、前記デ
    バイスを利用すると共に、 前記通信路抽象化部が、前記デバイス利用マシンと前記
    デバイス管理マシンとの間を前記ネットワークを介して
    接続する通信路について、通信路の種類に起因した制御
    上の相違を吸収して、前記アプリケーション部に対し
    て、通信路の種類に依存しない同一の制御環境を提供
    し、 前記デバイス制御部が、前記デバイスについてデバイス
    の種類に起因した制御上の相違を吸収して、前記アプリ
    ケーション部に対しデバイスの種類に依存しない同一の
    制御環境を提供する工程と、 を備えることを特徴とするデバイス利用方法。
  10. 【請求項10】 デバイス利用マシンから、ネットワー
    クを介して、デバイス管理マシンであるコンピュータに
    接続されたデバイスを利用するために用いる情報を登録
    するためのコンピュータプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記デバイスに対応して前記コンピュータ内に生成され
    るデバイス制御部に関する情報を、前記コンピュータ内
    の情報登録部に登録する機能と、 前記情報登録部に登録された前記情報のうち、前記デバ
    イス利用マシンから前記ネットワークを介して前記デバ
    イス制御部を利用するために必要な情報を、前記デバイ
    ス利用マシンから取得できるように、前記ネットワーク
    上に存在する情報共有部に登録して公開させる機能と、 を前記コンピュータに実現させるためのコンピュータプ
    ログラムを記録した記録媒体。
  11. 【請求項11】 デバイス利用マシンであるコンピュー
    タから、ネットワークを介して、デバイス管理マシンに
    接続されたデバイスを利用するために用いる情報を取得
    し登録するためのコンピュータプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記デバイスに対応して前記デバイス管理マシン内に生
    成されるデバイス制御部について、前記コンピュータか
    ら前記ネットワークを介して利用するために必要な情報
    を、前記ネットワーク上に存在する情報共有部に公開さ
    れた情報の中から、取得する機能と、 取得した該情報を基にして、少なくとも、前記デバイス
    制御部に対応して前記コンピュータ内に生成される通信
    路抽象化部に関する情報を、前記コンピュータ内の情報
    記憶部に登録する機能と、 を前記コンピュータに実現させるためのコンピュータプ
    ログラムを記録した記録媒体。
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