JP4164279B2 - 周辺機器およびジョブ管理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部から送信される制御コマンドを解析して所定のジョブ要求およびジョブ管理要求を処理する周辺機器およびジョブ管理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタ、スキャナ、複写機、FAX等の周辺機器においては、ユーザが依頼したジョブの処理状況を確認するコマンドが用意されており、それを利用して、ユーザは投入したジョブの処理状況や処理結果を知ることができた。
【0003】
また、周辺機器から自主的にジョブの処理状況や処理結果を通知する仕組みが用意されている場合もある。
【0004】
さらに、ログと呼ばれる記録媒体(ハードディスク装置などを利用)を周辺機器装置に実装することで、ジョブ処理の完了後、その処理結果や諸処の情報を書き込むようになっている場合もある。そして、ユーザはそのログ情報を取得することで、ジョブの処理結果などを確認することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、周辺機器内のジョブ管理資源は有限であり、多数のジョブを永続して管理することはできない。よって、周辺機器内におけるジョブ管理は、そのジョブの受付後からジョブが完了するまでの間だけである。
【0006】
そのため、ジョブの処理状況の確認も、ジョブの受付後からジョブが完了するまでの間のみが有効であり、ジョブ処理完了後は処理状況を確認できなくなってしまったり、あるいは、周辺機器から自主的にジョブの処理状況や処理結果を伝えるとしても、ネットワークやユーザ側の装置の不具合などによって、一時的に情報を引き渡せなくなったりする場合もある。
【0007】
また、ログとして記録される情報は、大量のデータとなっている場合が多いため、取得には長い時間を要し、ネットワーク資源にも負荷をかけることになる。そして、この場合、周辺機器では複数のユーザからのジョブを受付けることが可能なので、これら複数のユーザがログ取得を行なおうとすれば、周辺機器やネットワークの負担は倍加する等の問題点があった。
【0008】
本発明は、上記の問題点を解消するためになされたもので、ネットワーク上のトラフィックに負荷かけることなく、依頼されたジョブの処理開始から一定の時間内においてユーザが周辺機器に依頼したジョブの処理結果を確実に取得できる仕組みを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る周辺装置は、以下の特徴的構成を備える。外部から送信される制御コマンドを解析して、ジョブ処理を要求する制御コマンドおよびジョブ探索を要求する制御コマンドを処理する周辺機器であって、前記ジョブ処理を要求する制御コマンドの受付に応じて、ジョブの管理情報を記憶装置内に一時的に生成するジョブ受付手段と、前記ジョブ処理を要求する制御コマンドよりジョブ識別情報を取り出し、前記記憶装置に記録されている管理情報内に記録するジョブ属性設定手段と、前記ジョブ処理を要求する制御コマンドに応じてジョブ処理を行ない、該ジョブの開始から終了までの間の処理状況を前記記憶装置に記憶されている管理情報内で管理するとともに、ジョブが終了したことに応じて前記記憶装置に記憶されている管理情報を削除するジョブ管理手段と、前記ジョブの処理が終了したことに応じて、該ジョブのログ情報を前記記憶装置内に新たに生成し、該ジョブのジョブ識別情報および処理結果をログ情報内で管理するログ管理手段と、前記ジョブ探索を要求する制御コマンドに基づき、指定されたジョブ識別情報に対応する管理情報またはログ情報を、前記ジョブ管理手段により管理されている管理情報及び前記ログ管理手段により管理されているログ情報の中から探索する探索手段と、前記探索手段により見つかった管理情報あるいはログ情報に基づいて、ジョブの処理状況あるいは処理結果を返信する返信手段とを有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態を示す周辺機器を適用可能なデータ処理システムの一例を示す構成図である。
【0018】
図1において、a01は周辺機器で、例えばプリントやスキャン、コピー、FAX送受信といったジョブ処理を行なう機器である。a02〜a04はPC(パーソナルコンピュータ)で、ネットワークa10経由で周辺機器a01と接続される。ネットワークa10による接続には、LANやWANによる接続、IEEE1284/1394やUSBなどによる接続が考えられる。
【0019】
図1では、周辺機器a01とLANを介して接続されたPCa01の例、同WANを介して接続されたPCa02の例、同IEEE1284/1394やUSBなどを介して接続されたPCa03の例を示している。また、周辺機器a01と接続されるのは、PCのほか、ワークステーションや他の周辺機器、その他の機器であってもよい。
【0020】
周辺機器a01内には、コントローラと呼ばれる制御ソフトウエアが動作しており、プリントやスキャン、コピー、FAX送受信といったジョブ処理や、周辺機器a01の属性情報の問い合わせを処理する。本発明によるジョブ受付機能、ジョブ属性設定機能、ジョブ管理機能、ログ記録機能、ジョブ探索機能、ジョブ探索返信機能は、このコントローラの処理する機能である。周辺機器a01内もしくはPCa02〜a04内で動作するジョブ発行ソフトウエアは、周辺機器a01内のコントローラに対して、プリントやスキャン、コピー、もしくはFAX送受信といったジョブ処理を依頼する。
【0021】
また同様に、周辺機器a01内もしくはPCa02〜a04内で動作するジョブ監視ソフトウエアは、周辺機器a01内のコントローラに依頼したジョブ処理の状況や結果の監視を行なう。
【0022】
なお、ジョブ発行ソフトウエアとジョブ監視ソフトウエアとを一体化し、一つのソフトウエアとして構成してもよい。
【0023】
図2は、図1に示した周辺機器a01のハードウェア構成を示した概略図である。
【0024】
図2において、周辺機器a01では、CPUb01、RAMb02、ROMb03、DISKb04、LCDb05、キーボードb06、通信インタフェースb07、スキャナエンジンb08、プリンタエンジンb09、FAXボードb10が、システムバスb20を介して相互に接続されている。
【0025】
CPUb01は、コントローラあるいはジョブ発行/監視ソフトウエアを実行する主体であり、周辺機器a01を構成する各ユニットb02〜b10は、特に断らない限り、CPUb01によって制御される。コントローラあるいはジョブ発行/監視ソフトウエアのプログラムは、ROMb03もしくはDISKb04に記憶されており、必要に応じてRAMb02に読み出され、CPUb01が実行する。
【0026】
また、これらのプログラムは、LCDb05を通じて情報を表示する、キーボードb06からユーザの指示を受ける、通信インタフェースb07を通じて外部と通信する、といった処理を行なう。
【0027】
ROMb03、DISKb04には、コントローラやジョブ発行/監視ソフトウエアのプログラム以外に、周辺機器a01の能力を示す属性情報、当該周辺機器a01で処理されるジョブの能力を示す属性情報を記憶している。
【0028】
また、RAMb02、DISKb04には、周辺機器a01の状態を示す属性情報、当該周辺機器a01で処理されるジョブの状態を示す属性情報、ジョブ処理に伴って指定された機能を示す属性情報、処理対象となるジョブデータ、処理完了したジョブのログ情報を記憶している。
【0029】
さらに、RAMb02には、ジョブの実行順序や、ジョブの属性情報および処理対象となるジョブデータを管理するジョブキューを記憶している。
【0030】
通信インタフェースb07は、例えばイーサネット(登録商標)やIEEE1284によるインタフェース、もしくはその他の媒体による通信インタフェースが考えられる。
【0031】
スキャナエンジンb08、プリンタエンジンb09、FAXボードb10は、コントローラによって制御され、スキャンジョブ処理、プリントジョブ処理、FAX送受信処理を行なう。
【0032】
以上のような構成を有する周辺機器a01は、スキャナエンジンb08によりスキャンジョブ処理を、プリンタエンジンb09によりプリントジョブ処理を、スキャナエンジンb08とプリンタエンジンb09によりコピージョブ処理を、スキャナエンジンb08とプリンタエンジンb09とFAXボードb10によりFAX受信ジョブ処理及びFAX送信ジョブ処理を可能にする。
【0033】
図3は、図1に示したPCa02〜a04のハードウェア構成を示した概略図である。
【0034】
図3において、PCa02〜a04では、CPUc01、RAMc02、ROMc03、DISKc04、CRTc05、キーボードc06、ポインティングデバイスc07、通信インタフェースc08が、システムバスc20を介して相互に接続されている。
【0035】
CPUc01は、PCa02〜a04を制御するオペレーションシステム(以下OS)あるいはジョブ発行/監視ソフトウエアを実行する主体であり、PCa02〜a04を構成する各ユニットc02〜c08は、特に断らない限り、CPUc01によって制御される。OSあるいはジョブ発行/監視ソフトウエアのプログラムは、ROMc03もしくはDISKc04に記憶されており、必要に応じてRAMc02に読み出され、CPUc01によって実行される。
【0036】
また、これらのプログラムは、CRTc05を通じて情報を表示する、キーボードc06およびポインティングデバイスc07からユーザの指示を受ける、通信インタフェースc08を通じて外部と通信する、といった処理を行なう。
【0037】
図4は、本発明に係る情報処理装置におけるジョブ処理を指示するコマンド群(ジョブ実行依頼コマンド)の一例を示す図である。
【0038】
本コマンド群は、後述する図11に示す処理フローによって生成され、ジョブ発行ソフトウエアから周辺機器a01内のコントローラに送付される。ジョブ発行ソフトウエアが周辺機器a01内で動作する場合、同じくPCa02〜a04で動作する場合、いずれも本発明の適用範囲である。また、これらのコマンド群は、周辺機器a01内で図6および図8の処理フローによって処理される。
【0039】
図4において、ジョブ処理を指示するコマンド群は、ジョブ投入開始コマンドd01、ジョブ属性設定コマンドd02、ジョブデータ送信コマンドd03、ジョブ投入完了コマンドd04により構成される。
【0040】
ジョブ投入開始コマンドd01は、コントローラにジョブ投入の開始を通知するコマンドである。コントローラは、ジョブ投入開始コマンドd01の受け取りにより、ジョブ処理を行なうための準備を開始する。
【0041】
ジョブ属性設定コマンドd02は、ジョブを識別するための情報や、ジョブの機能を決定付けるジョブ属性d11〜d1nを設定するためのコマンドである。本コマンドでは複数のジョブ属性を連続して設定することができる。図では、ジョブ属性として、ジョブ名d11、ジョブ識別情報d12、データ形式d13をあげているが、この他にも、ジョブ種別、用紙選択、コピー部数などといった情報がある。
【0042】
ジョブデータ送信コマンドd03は、画像データなどジョブ処理の対象となるデータを送信するコマンドである。ただし、ジョブの内容によっては、処理対象となるデータを必要としない場合もあるので、その場合は本コマンドを省略してもよい。
【0043】
ジョブ投入完了コマンドd04は、ジョブ処理を指示するコマンド群がすべて送付されたことを示すためのコマンドである。
【0044】
ジョブ投入開始コマンドd01からジョブ投入完了コマンドd04までの一連のコマンド群が1つのジョブ実行依頼コマンドとして解釈される。
【0045】
図5は、図1に示した周辺機器a01のRAMb02内に確保されるジョブの管理情報(以下ジョブキュー)の一例を示す図である。
【0046】
図5において、周辺機器a01がジョブ投入開始コマンドd01を受け取った際、図8に示す処理フローにより周辺機器a01のRAMb02内にジョブキューの1レコードが追加される。また、ジョブ処理が完了すると、ジョブキュー内の対応するレコードは消去される。
【0047】
ジョブキューの1レコードには、ジョブ属性エントリe04とジョブデータエントリe05が含まれている。
【0048】
ジョブ属性エントリe04は、そのジョブに関するさまざまな属性の実体を保持するテーブルへのエントリである。このテーブルには、ジョブ発行ソフトウエアがジョブ属性設定コマンドd02によって指示したジョブ属性(e11〜e1n)や、ジョブ処理に伴って変化していくジョブ属性(e21〜e2n)が記憶されている。
【0049】
図中、前者の例としてジョブ名e11、ジョブ識別情報e12、データ形式e13を、後者の例としてジョブの処理状況e21、ジョブの投入日時(投入時間)e22、ジョブ処理の開始時間e23をあげているが、この他にもさまざまなジョブ属性が考えられる。なお、テーブル内のジョブ属性の実体は、周辺機器a01のRAMb02に記憶するようにしてもよいし、DISKb04に記憶するようにしてもよい。あるいは、ジョブ属性エントリe04内にジョブ属性の実体を記憶しておき、アクセスしやすいように構成してもよい。
【0050】
ジョブデータエントリe05は、ジョブ発行ソフトウエアがジョブデータ送信コマンドにより送ったデータの記憶領域へのエントリである。ジョブデータe31の記憶領域は、周辺機器a01のRAMb02に持ってもよいし、DISKb04に持つようにしてもよい。
【0051】
図6は、本発明に係る第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した周辺機器a01内で処理されるコマンドの処理手順に対応する。なお、これらのコマンドはジョブ発行/監視ソフトウエアが発行するものであり、本処理フローは周辺機器a01内のコントローラが処理する。また、(1)〜(12)は各ステップを示す。
【0052】
ステップ(1)では、受信したコマンド及びそのパラメータの解析を行い、受信コマンドが属性アクセスコマンドであると判断された場合は、ステップ(4)以降へ進み、詳細は後述する属性アクセスコマンド処理を実行して(5)、返信コマンドを送信して(12)、処理を終了する。
【0053】
一方、ステップ(1)の解析により、受信コマンドがジョブ実行依頼コマンドであると判断された場合は、ステップ(6)以降へ進み、詳細は後述するジョブ実行依頼コマンド処理を実行して(7)、返信コマンドを送信して(12)、処理を終了する。
【0054】
一方、ステップ(1)の解析により、受信コマンドがジョブ一覧取得コマンドであると判断された場合は、ステップ(8)以降へ進み、詳細は後述するジョブ一覧取得コマンド処理を実行して(9)、返信コマンドを送信して(12)、処理を終了する。
【0055】
一方、ステップ(1)の解析により、受信コマンドがジョブ探索コマンドであると判断された場合は、ステップ(10)以降へ進み、詳細は後述するジョブ探索コマンド処理を実行して(11)、返信コマンドを送信して(12)、処理を終了する。
【0056】
一方、ステップ(1)の解析により、受信コマンドが上記コマンド以外の他のコマンドであると判断された場合は、ステップ(2)以降へ進み、その他のコマンド処理を実行して(3)、返信コマンドを送信して(12)、処理を終了する。その他のコマンド処理については、本発明と直接関わるものではないので、ここでは詳述しない。
【0057】
図7は、本発明に係る第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した周辺機器a01内で処理される属性アクセスコマンドの処理フローに対応する。本処理フローは、図6に示したステップ(5)を詳細に説明するものであり、周辺機器a01内のコントローラが処理する。なお、(21)〜(28)は各ステップを示す。
【0058】
ステップ(21)以降の各ステップは、図6に示したステップ(1)の解析の結果、受信コマンドが属性アクセスコマンドであると判断された場合の処理であり、まず、ステップ(21)では、図6に示したステップ(1)と同様に、コマンド及びそのパラメータを解析して、受け取ったコマンドが属性取得コマンドであるか、それとも属性変更コマンドであるかを判断して、受信コマンドがジョブ実行取得コマンドであると判断された場合(22)、ステップ(23)で、指定された属性が取得可能なものであるかを判断して、指定された属性が取得可能なものであると判断した場合は、ステップ(24)へと進み、指定された属性が取得可能なものでないと判断した場合は、ステップ(25)へと進む。
【0059】
そして、ステップ(24)では、指定された属性に応じて、周辺機器a01のRAMb02、ROMb03、DISKb04を適宜アクセスし、指定された属性値を取得する。ここで取得できる属性には、周辺機器a01の能力を示す属性情報、当該周辺機器a01で処理されるジョブの能力を示す属性情報、周辺機器a01の状態を示す属性情報、当該周辺機器a01で処理されるジョブの状態を示す属性情報、ジョブ処理に伴って指定された機能を示す属性情報などが含まれる。また、図5に示したジョブ識別情報e12やジョブの処理状況e21も取得可能な属性として含まれていることは言うまでもない。その後、取得した属性値を設定した返信コマンドを生成し、本処理フローを終了する。
【0060】
一方、ステップ(21)の解析の結果、受信コマンドが属性変更コマンドであると判断された場合(26)、ステップ(27)で、指定された属性が変更可能なものであるかを判断して、指定された属性が変更可能なものであると判断した場合は、ステップ(28)へと進み、指定された属性が変更可能なものでないと判断した場合は、ステップ(25)へと進む。
【0061】
そして、ステップ(28)では、指定された属性に応じて、周辺機器a01のRAMb02、DISKb04を適宜アクセスし、指定された属性値に変更する。その後、変更結果を設定した返信コマンドを生成し、本処理フローを終了する。
【0062】
一方、ステップ(25)は、指定された属性が取得不可能、あるいは変更不可能なものであった場合のエラー処理を行なう。ここでは、エラーを示す返信コマンドを生成し、本処理フローを終了する。
【0063】
本処理フロー終了後は、図6に示したステップ(12)へと進み、返信コマンドを送信する。以上で、周辺機器a01におけるコマンド処理フローが完了する。
【0064】
図8は、本発明に係る第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した周辺機器a01内で処理されるジョブ実行依頼コマンドの処理フローに対応する。本処理フローは、図6に示したステップ(7)の詳細手順に対応するものであり、周辺機器a01内のコントローラが処理する。なお、(31)〜(47)は各ステップを示す。
【0065】
ここでジョブ実行依頼コマンドは、ジョブ投入開始コマンドd01、ジョブ属性設定コマンドd02、ジョブデータ送信コマンドd03、ジョブ投入完了コマンドd04という複数のコマンド群によって構成されており、それぞれのコマンドについて処理が行なわれる。
【0066】
まず、ステップ(31)では、最初のコマンド及びそのパラメータを取り出して、その解析を行なう。そして、ステップ(32)では、ステップ(31)で取り出したコマンドがジョブ投入開始コマンドd01であるかどうかを判断して、該コマンドがジョブ投入開始コマンドd01であると判断した場合は、ステップ(33)へと進み、該コマンドがジョブ投入開始コマンドd01でないと判断した場合は、ステップ(47)へと進む。
【0067】
そして、ステップ(33)では、ジョブ投入開始コマンドd01に関する処理を行なう。ここでは、新たなジョブ用にジョブキューのレコードを追加し、ジョブ属性エントリe04やジョブデータエントリe05、ジョブ属性の実体を格納するテーブルなどの初期化処理などを行なう。
【0068】
次に、ステップ(34)では、ジョブ投入開始コマンドd01に続く次のコマンドおよびそのパラメータを取り出し、その解析を行なう。なお、ジョブ投入開始コマンドd01に続くコマンドは、1個以上のジョブ属性設定コマンドd02でなければならない。
【0069】
そして、ステップ(35)では、ステップ(34)で取り出したコマンドが1個以上のジョブ属性設定コマンドd02であるかどうかを判断して、コマンドがジョブ属性設定コマンドd02であると判断した場合は、ステップ(36)へと進み、コマンドがジョブ属性設定コマンドd02でないと判断した場合は、ステップ(47)へと進む。
【0070】
なお、ステップ(36)からステップ(38)までは、受け取った複数個のジョブ属性設定コマンドd02それぞれについて処理を繰り返し行なう。
【0071】
ここで、ステップ(36)は、上記繰り返し処理の開始を示し、ステップ(37)では、ジョブ属性設定コマンドd02に関する処理を行なう。ここでは、指定された属性を周辺機器a01のRAMb02あるいはDISKb04内のジョブ属性テーブルに記憶する。このジョブ属性テーブルは、ジョブに対応するジョブキューの属性エントリe04から参照される。また、指定された属性値にしたがって、必要なジョブ機能を準備する。ここで記憶される属性には、ジョブ識別情報e12も含まれていることは言うまでもない。
【0072】
次に、ステップ(38)は、上記繰り返し処理の終了を示す。ここでは、さらにジョブ設定コマンドd02があるかどうかをチェックし、さらにジョブ設定コマンドd02があると判断した場合は、ステップ(36)に戻り、さらにジョブ設定コマンドd02がないと判断した場合は、ステップ(39)へと進む。
【0073】
そして、ステップ(39)では、ジョブ属性設定コマンドd02に続く次のコマンドおよびそのパラメータを取り出し、その解析を行なう。
【0074】
なお、ジョブ属性設定コマンドd02に続くコマンドは、ジョブデータ送信コマンドd03でなければならない。
【0075】
ただし、ジョブの種類に応じて、ジョブデータ送信を省略してもよい。その場合、ジョブ属性設定コマンドd02の後、ジョブ投入完了コマンドd04が続く。
【0076】
次に、ステップ(40)では、ステップ(39)で取り出したコマンドがジョブデータ送信コマンドd03であるかどうかを判断して、コマンドがジョブデータ送信コマンドd03であると判断した場合は、ステップ(41)へと進み、コマンドがジョブデータ送信コマンドd03でないと判断した場合は、ステップ(43)へと進む。
【0077】
そして、ステップ(41)では、ジョブデータ送信コマンドd03に関する処理を行なう。ここでは、送信されたジョブデータを周辺機器a01のRAMb02あるいはDISKb04内の記憶領域に記憶する。この記憶領域は、ジョブに対応するジョブキューのジョブデータエントリe05から参照される。また、指定されたジョブデータにしたがって、必要なジョブの機能を準備する。
【0078】
次に、ステップ(42)では、ジョブデータ送信コマンドd03に続く次のコマンドおよびそのパラメータを取り出し、その解析を行なう。
【0079】
そして、ステップ(43)では、ステップ(39)あるいはステップ(42)で取り出したコマンドがジョブ投入完了コマンドd04であるかどうかを判断して、コマンドがジョブ投入完了コマンドd04であると判断した場合は、ステップ(44)へと進み、コマンドがジョブ投入完了コマンドd04でないと判断した場合は、ステップ(47)へと進む。
【0080】
そして、ステップ(44)では、ジョブ投入完了コマンドd04に関する処理を行なう。ここでは、指定されたジョブ機能やジョブデータにしたがって、周辺機器a01内でジョブ実行に必要な各種の資源を確保し、実行順序の決定などジョブ処理を行なうための準備を行なう。
【0081】
なお、ジョブ処理を行なうための準備については、処理を効率よく進めるため、必要な資源が決定できた段階(ステップ(36)以降)で逐次行なうように構成してもよい。
【0082】
次に、ステップ(45)では、指定されたジョブ機能やジョブデータにしたがって、周辺機器a01内でジョブ実行処理を行なう。
【0083】
なお、ジョブのスケジューリングに関する属性指定や、ジョブキューにおける他のジョブの待ち状態によっては、本ステップがすぐに処理されず、実行可能な段階になってから処理される場合もある。あるいは、処理を効率よく進めるため、必要な資源が確保できた段階(ステップ(36)以降)で、本ステップを先行して行なうように構成してもよい。
【0084】
次に、ステップ(46)では、ジョブ処理完了後のさまざまな後処理を行なう。まず、ジョブ処理に利用した各種の資源を解放する。その後、ジョブの終了結果や、ジョブを特定するために必要な属性値などが、周辺機器a01のRAMb02あるいはDISKb04内に設けられたログ情報として記録される。ここで記録される情報には、図13に示すログ情報で説明するジョブ識別情報216やジョブの処理結果214も含まれていることは言うまでもない。さらに、完了したジョブに対応するジョブキューのレコードが削除され、ジョブ属性エントリe04やジョブデータエントリe05、ジョブ属性の実体を格納するテーブル、ジョブデータの記憶領域などの解放処理を行なう。これらの処理を行なった後、本処理フローを終了する。
【0085】
ステップ(47)では、コマンドが正しい順序で送られなかった場合のエラー処理を行なう。
【0086】
この場合、エラーを示す返信コマンドを生成し、ジョブ処理を行なわずに本処理フローを終了する。なお、正しいコマンドが得られるまで、以降のコマンド受信をスキップするよう構成してもよい。
【0087】
なお、ステップ(33)以降、それぞれの処理にしたがってジョブの処理状態が変化していくが、それにしたがって、ジョブキューのジョブ属性テーブル内に記憶されているジョブの処理状況e21、ジョブの投入時間e22、ジョブ処理の開始時間e23などが逐次更新されていくことは言うまでもない。
【0088】
本処理フロー終了後は、図6に示したステップ(12)へと進み、返信コマンドを送信する。以上で、周辺機器a01におけるコマンド処理フローが完了する。
【0089】
図9は、本発明に係る第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した周辺機器a01内で処理されるジョブ一覧取得コマンドの処理フローに対応する。本処理フローは、図6に示したステップ(9)を詳細に説明するものであり、周辺機器a01内のコントローラが処理する。なお、(51)〜(53)は各ステップを示す。また、ステップ(51)からステップ(53)までは、周辺機器a01のRAMb02内のジョブキューにおいて、実行中あるいは実行待ち状態のジョブすべてについて処理を繰り返し行なうものとする。
【0090】
まず、ステップ(51)は、上記繰り返し処理の開始を示し、ステップ(52)では、ジョブ一覧取得コマンドで指定されたジョブ属性の取得処理を行なう。
【0091】
ジョブキュー内の実行中あるいは実行待ちのジョブに関するレコードにアクセスし、指定されたジョブ属性の値をジョブ属性データエントリe04を通じて取り出し、返信コマンドに設定する。ここで取得できる属性には、ジョブ識別情報e12やジョブの処理状況e21も含まれていることは言うまでもない。
【0092】
なお、ジョブ一覧取得コマンドでは、複数の属性を取得できるよう構成してもよい。また、指定された属性が取得できないものであった場合は、図7の属性アクセスコマンド処理にて説明したように、エラーを示す返信コマンドを生成するよう構成してもよい。さらに、指定された複数の属性の中で一部の属性のみが取得できないものであった場合は、その一部の属性のみを除き、属性値を取得できるよう構成してもよい。
【0093】
次に、ステップ(53)は、上記繰り返し処理の終了を示す。ここでは、ジョブキュー内に実行中あるいは実行待ちのジョブに対応するレコードがまだあるかどうかをチェックし、ジョブに対応するレコードがまだあると判断した場合は、ステップ(51)に戻り、なければ本処理フローを終了する。
【0094】
本処理フロー終了後は、図6のステップ(12)へと進み、返信コマンドを送信する。以上で、周辺機器a01におけるコマンド処理フローが完了する。
【0095】
図10は、本発明に係る第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した周辺機器a01内で処理されるジョブ探索コマンドの処理フローに対応する。本処理フローは、図6に示したステップ(11)を詳細に説明するものであり、周辺機器a01内のコントローラが処理する。なお、(61)〜(67)は各ステップを示す。
【0096】
まず、ステップ(61)では、ジョブ探索コマンドで指定されたジョブ識別情報が設定されているジョブを、周辺機器a01内のジョブキューより探索する。コントローラは、ジョブキュー内の実行中あるいは実行待ちのジョブに関するジョブキューの各レコードをアクセスし、ジョブ属性エントリe04を通じてジョブ識別情報e12を取得する。
【0097】
次に、ステップ(62)では、ステップ(61)で取得したジョブ識別情報e12と、コマンドで指定されたジョブ識別情報と一致するものがあったかどうかをチェックして、一致したものがあると判断した場合はステップ(63)へと進み、一致したものがないと判断した場合はステップ(64)へと進む。
【0098】
そして、ステップ(63)では、指定されたジョブ識別情報を持つジョブが、まだ周辺機器a01のジョブキュー内に管理されている旨と、およびそのジョブの処理状況(ジョブ属性e21)を返信コマンドに設定し、本処理フローを終了する。
【0099】
一方、ステップ(64)では、ジョブ探索コマンドで指定されたジョブ識別情報が設定されているジョブを、周辺機器a01内のログ情報より探索する。コントローラは、ログ情報の全レコードをアクセスし、情報テーブル204を通じてジョブ識別情報216を取得する。
【0100】
次に、ステップ(65)では、ステップ(63)で取得したジョブ識別情報216と、コマンドで指定されたジョブ識別情報と一致するものがあったかどうかをチェックして、一致したものがあると判断した場合は、ステップ(66)へと進み、一致したものがないと判断した場合は、ステップ(67)へと進む。
【0101】
そして、ステップ(66)では、指定されたジョブ識別情報を持つジョブが、ログ情報内で見つかった旨と、ログ情報のレコード番号、およびそのジョブの処理結果215を返信コマンドに設定し、本処理フローを終了する。
【0102】
一方、ステップ(67)では、指定されたジョブ識別情報を持つジョブが、周辺機器a01内のジョブキュー、ログ情報いずれにおいてもみつからなかった旨を返信コマンドに設定し、本処理フローを設定する。
【0103】
本処理フロー終了後は、図6に示したステップ(12)へと進み、返信コマンドを送信する。以上で、周辺機器a01におけるコマンド処理フローが完了する。
【0104】
図11は、本発明に係る第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示したPC内で処理されるジョブ投入の処理フローに対応する。ジョブ投入の処理は、ジョブ発行ソフトウエアによって行なわれ、本処理フローはジョブ発行ソフトウエアが処理する。ジョブ発行ソフトウェアが周辺機器a01内で動作する場合、同じくPCa02〜a04で動作する場合、いずれも本発明の適用範囲である。なお、(71)〜(79)は各ステップを示す。
【0105】
まず、ステップ(71)では、ジョブ投入開始コマンドに指定可能なモードや、ジョブ属性設定コマンドに指定可能なジョブ属性など、周辺機器a01のジョブ処理能力に関する情報を取得する。ここで、能力情報の取得は、周辺機器a01に対して、属性取得コマンドを送付することで行なう。なお、ジョブ発行処理を行なうたびごとにすべての能力情報を取得するのではなく、ジョブ発行ソフトウエアの起動時などに何らかの手段によってあらかじめ能力情報を得ておくようにし、本ステップでは機器の能力に変更がないかなど最低限の確認を行なうように構成してもよい。
【0106】
次に、ステップ(72)では、ステップ(71)で得られた能力情報をユーザに提示し、ジョブ投入に必要なモードや機能などをユーザに設定させる。ここで設定する機能には、ジョブの名称や、用紙選択、コピー部数などがあり、それぞれジョブ属性に対応している。また、ジョブ投入コマンドのパラメータがあれば、それもここで設定することができる。
【0107】
また、ステップ(73)では、図12に示したジョブ識別情報を生成する。この情報は、周辺機器a01に対してジョブ投入を依頼するユーザ側でジョブの識別を行なうために用いられるものであり、以降のステップ(76)において、ジョブ属性(図4のe12)として設定される。
【0108】
そして、ステップ(74)では、ステップ(72)で設定されたパラメータとともにジョブ投入開始コマンドを周辺機器a01のコントローラに送付する。
【0109】
次に、ステップ(75)からステップ(77)までは、ユーザの所望するジョブ処理に必要な機能設定(属性設定)が完了するまで処理を繰り返し行なう。
【0110】
ここで、ステップ(75)は、上記繰り返し処理の開始を示す。次に、ステップ(76)では、ステップ(72)で設定されたジョブ属性、およびステップ(73)で生成されたジョブ識別情報を伴うジョブ属性設定コマンドを周辺機器a01のコントローラに対して送信する。ステップ(77)は、上記繰り返し処理の終了を示す。ここでは、設定するジョブ属性がまだあるかどうかをチェックし、設定するジョブ属性がまだあると判断した場合は、ステップ(75)に戻り、設定するジョブ属性がないと判断した場合は、ステップ(78)へと進む。
【0111】
そして、ステップ(78)では、ジョブデータ送信コマンドにより、アプリケーションが作成した画像データなどジョブ処理の対象となるデータを周辺機器a01のコントローラに送信する。
【0112】
ただし、ジョブの内容によっては、ジョブデータを必要としないので、その場合は本ステップを省略してもよい。
【0113】
まず、ステップ(79)では、ジョブ実行を依頼するコマンド群の送信完了を示すジョブ投入完了コマンドを送信して、処理フローを終了する。
【0114】
上記処理フローにより、図4で示したコマンド群が周辺機器a01のコントローラに送信される。
【0115】
図12は、図4に示したジョブ識別情報d12の内容の一例を示す図である。
【0116】
図12において、ジョブ識別情報の内容は、ジョブ属性として記憶されるジョブ識別情報e12、ログ情報として記録されるジョブ識別情報216に該当し、また、属性設定コマンド、属性取得コマンド、ジョブ属性設定コマンド、ジョブ一覧取得コマンド、ジョブ探索コマンドのパラメータとしても利用される。
【0117】
ジョブ識別情報は、周辺機器a01に対してジョブ投入を依頼するユーザ側でジョブの識別を行なうために用いられるものであり、ジョブ発行ソフトウェアが生成する。
【0118】
ここで、周辺機器a01を利用するジョブ発行ソフトウエアには、複数種類に渡る可能性がある。また、その中の特定のジョブ発行ソフトウエアを利用するユーザも複数人数に渡る可能性がある。さらに、その特定ユーザの発行したジョブも複数個に渡る可能性がある。
【0119】
よって、周辺機器a01を利用するシステム上において、ジョブを投入したジョブ発行ソフトウエアと、ジョブ投入を依頼したユーザ(あるいはユーザが利用するPC)、および当該ジョブ発行ソフトウエアが投入したジョブ自身を特定、識別するための情報が必要である。
【0120】
ジョブ発行ソフトウエア固有の識別情報101は、ジョブ発行ソフトウエア自身を特定、識別する情報である。これは、ジョブ発行ソフトウエアの開発者によって決定される。他開発者によるジョブ発行ソフトウエアと識別するためには、IPアドレスや時刻情報を用いて生成されるUUID(Universal Unique IDentifier)などの利用が考えられる。
【0121】
ユーザ固有の識別情報102は、ジョブ発行ソフトウエアを利用したユーザ自身を特定、識別する情報である。これは、ジョブ発行ソフトウエアの稼動するプラットフォームによって決定される。他ユーザとの識別のためには、システム内でユーザ1人1人を識別できるように割り当てたユーザIDの利用や、ジョブ発行ソフトウエアの稼動するプラットフォームのIPアドレスや時刻情報を用いて生成されるUUIDなどの利用が考えられる。
【0122】
ジョブ固有の識別情報103は、特定のジョブ発行ソフトウエア内で投入された複数のジョブを特定、識別する情報である。これは、ジョブ発行ソフトウエア自身によって決定される。他ジョブとの識別のためには、単純なシーケンシャル番号や、ジョブ発行を行なった時刻情報などの利用が考えられる。
【0123】
図13は、図1に示した周辺機器a01内で発生した特定のイベントの発生やそれに伴う情報を記録するログ情報の一例を示す図である。
【0124】
なお、本実施形態において、ログとは、周辺機器a01内で発生した特定のイベントの発生やそれに伴う情報を記録するための仕組みである。特定のイベントとして、ジョブの完了、ジャムやエラーの発生などがあり、それらの発生ごとに1レコードを費やし、情報が記録される。なお、ここでは本発明に関連するジョブの完了に関するログについて説明する。
【0125】
図13において、ログ情報のレコード1〜n(201〜20n)は、周辺機器a01内のRAMb02もしくはDISKb04内に用意された有限個の領域である。周辺機器a01内でジョブ処理が完了すると、図8に示した処理フローにより、そのジョブに関する情報が1レコードに書き込まれる。レコードは有限個であるため、ある一定数のレコードが書き込まれると、最も古くに書き込まれたレコードに追記されていく。
【0126】
情報テーブル204は、ログ情報の1レコード内に記録された情報のテーブルである。ここでは記録される情報の一例として、ログの記録日時211、ジョブの投入時間212、ジョブ完了時間213、ジョブの処理結果214、ジョブ名215、ジョブ識別情報216をあげているが、その他にもジョブが使用した資源の量、ジョブ依頼者など、さまざまな情報の記録が考えられる。また、ジョブ名215、ジョブ識別情報216などは、同名のジョブ属性であるジョブ名e11、ジョブ識別情報e12などが対応していることは言うまでもない。
【0127】
図14は、本発明に係る第7のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示したPC内で処理されるジョブ処理結果の確認処理フローに対応する。ジョブ処理結果の確認は、ジョブ監視ソフトウエアから行なわれ、本処理フローはジョブ監視ソフトウエアが処理する。ジョブ監視ソフトウエアが周辺機器a01内で動作する場合、同じくPCa02〜a04で動作する場合、いずれも本発明の適用範囲である。なお、(81)〜(85)は各ステップを示す。
【0128】
まず、ステップ(81)では、ジョブ監視の対象となる周辺機器a01に対して、ジョブ一覧取得コマンドを送信する。このジョブ一覧取得コマンドには、ジョブ属性のジョブ識別情報e12を取得するよう指定されている。これにより、周辺機器a01内で動作しているジョブとそのジョブ識別情報の一覧を得ることができる。
【0129】
なお、ジョブ発行ソフトウエアと連携し、ジョブ発行ソフトウエアが発行したジョブのジョブ識別情報を一覧として得るように構成してもよい。また、ジョブ一覧の取得の際、ジョブ名e11やジョブの処理状況e21などの属性をジョブ識別情報e12と共に取得するようにしてもよい。
【0130】
次に、ステップ(82)からステップ(84)までは、ステップ(81)で取得したジョブ識別情報それぞれについて処理を繰り返し行なう。なお、ステップ(82)は、上記繰り返し処理の開始を示す。
【0131】
そして、ステップ(83)では、ステップ(81)で取得したジョブ識別情報をパラメータ指定したジョブ探索コマンドを周辺機器a01に送付する。周辺機器a01は、図6および図10で説明した処理フローに従い、ジョブ探索コマンドの結果を返す。ジョブ監視ソフトウエアは、その探索結果を保持し、各ジョブの処理結果や処理状況を記憶する。
【0132】
なお、ステップ(84)は、上記繰り返し処理の終了を示す。ここでは、ステップ(81)で取得したジョブ識別情報のうち、未確認のものがまだあるかどうかをチェックし、未確認のものがまだあると判断した場合はステップ(82)に戻り、未確認のものがもうないと判断した場合は、ステップ(85)へと進む。
【0133】
そして、ステップ(85)では、ステップ(83)で得られた各ジョブの処理結果、処理状況を図15に示す形式で表示装置に画面表示する。この表示は、ジョブ監視ソフトウエアが周辺機器a01内で動作するのであればLCDb05上に、PCa02〜a04内で動作するのであればCRTc05上にて行なわれる。これらの処理を行なった後、本処理フローを終了する。
【0134】
図15は、本発明に係るPCにおけるジョブの処理結果および処理状況を表示する画面の一例を示す図である。
【0135】
なお、本画面は、ジョブ監視ソフトウエアがジョブの処理結果、処理状況を表示する際に利用するものである。ジョブ監視ソフトウエアが周辺機器a01内で動作する場合、同じくPCa02〜a04で動作する場合、いずれも本発明の適用範囲である。
【0136】
本画面は、周辺機器a01のLCDb05もしくはPCa02〜a04のCRTc05に表示される。
【0137】
また、各種ユーザ入力(ボタンの押下、リストのスクロールなど)は、周辺機器a01のキーボードb06、もしくはPCa02〜a04のキーボードc06およびポインティングデバイスc07を通じて行なわれる。
【0138】
図15において、401はタイトルで、当該画面の簡単な説明を表し、当該画面が「ジョブの処理状況/結果」を表示するためのものであることを示している。
【0139】
402はリストボックスで、ジョブ監視ソフトウエアが監視している周辺機器a01が受付けたジョブのリストを表示したり、あるいは、当該ジョブ監視ソフトウエアと連携して動作するジョブ発行ソフトウエアが、周辺機器a01に投入したすべてのジョブのリストを表示したりするように構成してもよい。403はOKボタンで、当該表示画面を消去し、他の処理画面に復帰するボタンである。
【0140】
ここでは、周辺機器a01におけるジョブ番号(ジョブ1〜ジョブ7)、それぞれのジョブに設定されたジョブ名(図5に示したジョブ属性のジョブ名e11あるいは図13に示したログ情報のジョブ名215)、ジョブの処理結果(完了「OK」、完了「NG」)あるいはジョブの処理状況(実行中、実行待ち)、ログ情報内で見つかったことを示すマーク(L)を表示している。
【0141】
この表示内容は、ジョブ監視ソフトウエアの要求仕様や、取得/設定可能なジョブ属性あるいはログ情報に合わせて、適宜調整してよい。取得/設定可能なジョブ属性あるいはログ情報は、周辺機器a01の能力を示す属性から得ることができる。
【0142】
以下、図16および図17に示すメモリマップを参照して本発明に係る情報処理装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0143】
図16は、本発明に係る周辺機器a01で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0144】
一方、図17は、本発明に係るPCa02〜a04で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0145】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0146】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0147】
図16においては、本実施形態における図6〜図11,図14に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、周辺機器a01内のCPUb01により遂行されていてもよい。また、図17においては、本実施形態における図11、図14に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、PCa02〜a04内のCPUc01により遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0148】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0149】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0150】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0151】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0152】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0153】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワーク上のトラフィックに負荷かけることなく、依頼されたジョブの処理開始から一定の時間内においてユーザが周辺機器に依頼したジョブの処理結果を確実に取得できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す周辺機器を適用可能なデータ処理システムの一例を示す構成図である。
【図2】図1に示した周辺機器のハードウェア構成を示した概略図である。
【図3】図1に示したPCのハードウェア構成を示した概略図である。
【図4】本発明に係る情報処理装置におけるジョブ処理を指示するコマンド群の一例を示す図である。
【図5】図1に示した周辺機器のRAM内に確保されるジョブキューの一例を示す図である。
【図6】本発明に係る第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】図4に示したジョブ識別情報の内容の一例を示す図である。
【図13】図1に示した周辺機器内で発生した特定のイベントの発生やそれに伴う情報を記録するログ情報の一例を示す図である。
【図14】本発明に係る第7のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明に係る情報処理装置におけるジョブの処理結果および処理状況を表示する画面の一例を示す図である。
【図16】本発明に係る周辺機器で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【図17】本発明に係るPCで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
b01 CPU
b02 RAM
b03 ROM
b04 DISK
b05 LCD
b06 キーボード
b07 通信インタフェース
b08 スキャナエンジン
b09 プリンタエンジン
b10 ファックスボード
b20 システムバス
Claims (6)
- 外部から送信される制御コマンドを解析して、ジョブ処理を要求する制御コマンドおよびジョブ探索を要求する制御コマンドを処理する周辺機器であって、
前記ジョブ処理を要求する制御コマンドの受付に応じて、ジョブの管理情報を記憶装置内に一時的に生成するジョブ受付手段と、
前記ジョブ処理を要求する制御コマンドよりジョブ識別情報を取り出し、前記記憶装置に記録されている管理情報内に記録するジョブ属性設定手段と、
前記ジョブ処理を要求する制御コマンドに応じてジョブ処理を行ない、該ジョブの開始から終了までの間の処理状況を前記記憶装置に記憶されている管理情報内で管理するとともに、ジョブが終了したことに応じて前記記憶装置に記憶されている管理情報を削除するジョブ管理手段と、
前記ジョブの処理が終了したことに応じて、該ジョブのログ情報を前記記憶装置内に新たに生成し、該ジョブのジョブ識別情報および処理結果をログ情報内で管理するログ管理手段と、
前記ジョブ探索を要求する制御コマンドに基づき、指定されたジョブ識別情報に対応する管理情報またはログ情報を、前記ジョブ管理手段により管理されている管理情報及び前記ログ管理手段により管理されているログ情報の中から探索する探索手段と、
前記探索手段により見つかった管理情報あるいはログ情報に基づいて、ジョブの処理状況あるいは処理結果を返信する返信手段と、
を有することを特徴とする周辺機器。 - 前記ログ記録手段は、一定数のログ情報を管理し、前記記憶装置に管理されているログ情報の数が一定数に達していた場合は、古いログ情報の内容を新たなジョブに関するログ情報に更新することを特徴とする請求項1記載の周辺機器。
- 外部から送信される制御コマンドを解析して、ジョブ処理を要求する制御コマンドおよびジョブ探索を要求する制御コマンドを処理する周辺機器におけるジョブ管理方法であって、
前記ジョブ処理を要求する制御コマンドの受付に応じて、ジョブの管理情報を記憶装置内に一時的に生成するジョブ受付ステップと、
前記ジョブ処理を要求する制御コマンドよりジョブ識別情報を取り出し、前記記憶装置に記録されている管理情報内に記録するジョブ属性設定ステップと、
前記ジョブ処理を要求する制御コマンドに応じてジョブ処理を行ない、該ジョブの開始から終了までの処理状況を前記記憶装置に記憶されている管理情報内で管理するとともに、ジョブが終了したことに応じて前記記憶装置に記憶されている管理情報を削除するジョブ管理ステップと、
前記ジョブの処理が終了したことに応じて、該ジョブのログ情報を前記記憶装置内に新たに生成し、該ジョブのジョブ識別情報および処理結果をログ情報内で管理するログ管理ステップと、
前記ジョブ探索を要求する制御コマンドに基づき、指定されたジョブ識別情報に対応する管理情報またはログ情報を、前記ジョブ管理ステップにおいて管理されている管理情報及び前記ログ管理ステップにおいて管理されているログ情報の中から探索する探索ステップと、
前記探索ステップにより見つかったジョブの管理情報あるいはログ情報より該ジョブの処理状況あるいは処理結果を取得し、ジョブ探索要求元に返信する返信ステップと、
を有することを特徴とするジョブ管理方法。 - 前記ログ記録ステップは、一定数のログ情報を管理し、前記記憶装置に管理されているログ情報の数が一定数に達していた場合は、古いログ情報の内容を新たなジョブに関するログ情報に更新することを特徴とする請求項3記載のジョブ管理方法。
- 請求項3あるいは4に記載のジョブ管理方法をコンピュータにより実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 請求項3あるいは4に記載のジョブ管理方法をコンピュータにより実現することを特徴とするプログラム。
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