JP2008152428A - 管理装置、管理方法、記憶媒体、プログラム - Google Patents

管理装置、管理方法、記憶媒体、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 管理装置と周辺機器との時間がずれている場合においても、正確なジョブ情報を登録することができるため、印刷履歴の集計データの信頼性を向上することである。
【解決手段】 ジョブ管理サーバPCが印刷を伴わないダミーのジョブを周辺機器に送信する(S1501)。そして、ジョブ管理サーバPCが周辺機器からジョブ情報を取得する(S1502)。次に、S1503において、ジョブ管理サーバが記憶されたジョブ送信時刻と、周辺機器から取得したジョブ情報内のジョブ完了時刻(印刷完了時刻)とを比較する(S1503)。そして、時間差情報があれば、記憶装置に記憶する(S1504)。そして、周辺装置からジョブ情報を取得したら、記憶されている時間差情報を参照して、補正した時刻でジョブ情報を記憶装置に登録することを特徴とする。
【選択図】 図12

Description

本発明は、ネットワークに接続される周辺機能で実行されるジョブ情報を取得して管理する管理装置に関するものである。
ネットワーク上の情報機器のジョブ情報を管理するシステムにおいて、管理する側(例えば管理サーバPC)と管理される側(例えば印刷クライアントPC)とで認識している時間が異なる場合がある。例えば、どちらかの時間が正しくない場合は、どちらの時間を採用するかによって、ジョブに関する時間の情報が正しく管理されないことになる。
このような問題に対応するため、下記特許文献1に記載されているように、ジョブ情報を送信する印刷クライアントPCと、印刷クライアントPCから送信されたジョブ情報を記録する管理サーバPCの時間差を計算する。そして、計算された時間差に基づいて、ジョブ情報を補正するという方法が取られている。
上記の例では、管理サーバPCと印刷クライアントPCの例を用いたが、昨今のジョブ情報を管理するシステムでは、ジョブ情報をプリンタやマルチファンクション機器(MFP)等の周辺機器から直接取得する。これにより、より正確な情報を取得するという方法が取られるようになってきている。
特開2004-110617号公報
しかしながら、プリンタやマルチファンクション機器(MFP)から直接ジョブ情報を取得する場合においても、各々の時間が異なる場合、印刷、コピー、ファクシミリ送信等を実行した時刻の情報が不正となってしまう。これにより、正確なジョブ管理を行うことはできない。
図17は、この種のデータ処理システムにおける時間管理処理の一例を示す図である。
図17において、1はジョブ管理サーバPCで、ネットワーク4を介して印刷クライアントPC2またはマルチファンクション機器(MFP)3と通信可能に接続されている。(1)、(2)は各処理に対応する。また、ジョブ管理サーバPC1は、印刷クライアントPC2からMFP3に対して要求されたジョブ処理状態をその時間とともに記憶装置において印刷履歴の集計データ等を管理している。
ネットワーク4上にジョブ管理サーバPC1、印刷クライアントPC2、MFP3が接続されている環境において、まず、印刷クライアントPC2がMFP3に対して、10時15分に印刷処理を実行したとする(1)。
ここで、印刷クライアントPC2の時刻が正しい場合にMFP3の時間が15時30分(不正)であると想定する。
そして、周辺機器から直接ジョブ情報を取得する場合、15時30分に印刷されたものとして、ジョブ管理サーバPC1に登録される(2)という問題が発生する。
このように従来の管理装置を含むデータ処理システムでは、周辺機器の時刻のずれに着目してジョブ情報を管理していないため、集計されるジョブ履歴の時間に信頼性が低くなってしまうという問題点があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、管理装置と周辺機器との時間がずれている場合においても、正確なジョブ情報を登録することができるため、印刷履歴の集計データの信頼性を向上できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の管理装置は以下に示す構成を備える。
情報処理装置から周辺機器へ出力されたジョブに係るジョブ情報を管理する管理装置であって、前記周辺機器に対し、印刷を伴わないダミージョブを送信する送信手段と、前記ダミージョブに係るジョブ情報を周辺機器から取得し、ジョブ情報に含まれる印刷時刻と基準時刻とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果により、前記ジョブ情報に含まれる印刷時刻と基準時刻がずれていた場合、前記印刷時刻と前記基準時刻との時間差を記憶する記憶手段と、前記周辺機器から取得したジョブ情報に含まれる印刷時刻を前記記憶手段に記憶した前記時間差に基づき補正する補正手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、管理装置と周辺機器の時間がずれている場合においても、正確なジョブ情報として登録することができるため、印刷履歴の集計データの信頼性を向上することが可能となる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
<ジョブアカウントシステム>
図1は、本実施形態を示す管理装置を適用するデータ処理システムの一例を示すブロック図である。本例はジョブアカウント処理を行うシステム例に対応する。なお、本実施形態では、管理装置を、ジョブ管理サーバPCあるいはサーバコンピュータとして構成する場合について説明するが、いわゆるサーバ装置に限定されるものではない。また、周辺装置については、複合機機能を実行可能な(Multi Function Pirnter)例を示すが、それぞれの機能を単体として機能する周辺装置であってもよい。
図1において、1010、1020はクライアントコンピュータ(CC)である。1030はサーバコンピュータ(SC)である。それぞれクライアントコンピュータ及びサーバコンピュータは、後述するようなデータ処理を行うための図2に示すハードウエア資源を備えている。
1040はプリンタで、印刷履歴を保持する機能(印刷履歴保持機能)を備えている。1050はMFP(Multi Function Pirnter)である。MFP1050は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、印刷履歴保持機能を備えている。プリンタ1040及びMFP1050は、図3のような制御構成になっている。
1060は従来のプリンタ(従来プリンタ)で、印刷履歴保持機能を備えていないものとする。
なお、図1において、1010、1020、1030、1040、1050、1060の装置は、ネットワーク1090を介して他の装置と通信を行うことができる。
CC1010において、アプリケーション1011がGDI1012を呼び出すことにより、GDI1012は、アプリケーションからの指示に応じて印刷データを生成し、その印刷データをスプーラ1013に送信する。ジョブアカウントクライアントアプリケーション(JACAP)1014は、アプリケーションがGDI1012を呼び出すのを監視(フック)して、その印刷データに係るジョブの情報を蓄積する。スプーラ1013は、ネットワーク1090を介して周辺機器(プリンタ1040、MFP1050、従来プリンタ1060)と通信し、周辺機器がレディ状態であれば印刷データを送信する。なお、ジョブアカウントクライアントコンピュータ(JACC)が改ページあるいは排紙を行うAPIをカウントすることでアプリケーションが発行したジョブの排紙枚数あるいはページ数等を取得することをフックと呼んでいる。
また、クライアントコンピュータ(CC)1020がプリントサーバとして機能している場合には、GDI1012が生成した印刷データはスプーラ1023に送信される。
JACAP1014は、ジョブアカウントサーバアプリケーション(JASAP)1031に、定期的に蓄積したジョブ情報を送信する。
CC1020において、アプリケーション1021、GDI1022、スプーラ1023は、それぞれアプリケーション1011、GDI1012、スプーラ1013と同じ動きをする。
JACAP1024は、定期的にスプーラ1023を監視する。スプーラ1023にスプールされている印刷ジョブがあれば、JACAP1024はAPIを用いてその印刷ジョブの情報を取得する。具体的には、印刷ジョブの排紙枚数やページ数を取得する。そして、JACAP1024は、蓄積したジョブ情報をJASAP1031に送信する。
JACAP1024が定期的にスプーラ1023を監視しなくても、OSがスプーラ1023の状態が変化したことを他のアプリケーションに伝える機能を備えていればよい。印刷ジョブがスプーラ1023にスプールされたことをOSがJACAP1024に伝えればよい。
サーバコンピュータ1030において、JASAP1031は、JACAP1014及びJACAP1024からジョブ情報を受信し、図2のHD206などの不揮発性記憶装置にジョブ情報を格納する。更に、JASAP1031は、ネットワークに接続された周辺機器それぞれがジョブ履歴保持機能を有しているかを調査する。そして、ジョブ履歴保持機能を有する周辺機器からジョブ履歴(ジョブ情報)を取得する。
<コンピュータの制御構成>
図2は、図1に示したクライアントコンピュータ1010、クライアントコンピュータ1020、サーバコンピュータ1030の制御構成を示す図である。
図2において、201はCPU(中央処理装置)で、このコンピュータ装置全体の制御、演算処理などを行う。
202はROM(読み出し専用メモリ)で、システム起動プログラムの情報などが格納されている記憶領域となっている。203はRAM(ランダムアクセスメモリ)で、使用制限のないデータ記憶領域となっている。なお、オペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム、デバイスドライバ(プリンタドライバ)、通信制御用のプログラムなどはRAM203にロードされて、CPU201によって実行される。
204はKBC(キーボード制御部)で、コンピュータに付属のキーボードから入力データを受け取り、CPU201へ入力データを伝達する。205はCRT(ディスプレイ制御部)であり、ディスプレイ装置に対する表示制御を行う。206はHD(ハードディスク装置)である。なお、HD206は、他にも、FD(フロッピー(登録商標)ディスク装置)、SRAM(不揮発性記憶メモリ)などの外部記憶装置に代替可能である。HD206はプログラム及びデータを記憶し、これらプログラム及びデータは必要に応じてRAMへロードされる。
207は通信部で、ネットワーク通信を制御する。この通信部207により、コンピュータは、ネットワークに接続されている他のコンピュータや周辺機器と通信することが可能となる。
208はシステムバスである。上記の構成要素間でやり取りされるデータは、このシステムバス208を通る。
<メモリマップ>
図3は、図2に示したRAM203のメモリマップの一例を示す図である。本例は、ROM202またはHD206からプログラムがRAM203にロードされ、CPU201により実行可能となった状態でのメモリマップの例である。
図3に示す記憶領域300において、301は基本I/Oプログラムである。302はウィンドウシステムなどのオペレーティングシステムである。303は本実施形態を示すプログラムである。304は関連データである。305は前記CPU201がプログラムを実行するときに使用するワークエリアである。
また、本実施形態を示すプログラム303及び関連データ304は、フレキシブルディスク(FD)やCD−ROM中に記憶され、そこからコンピュータに供給される。
図4は、図3に示したプログラム303、関連データ304を記憶するメディアのメモリマップを示す図である。なお、プログラム303及び関連データ304はFDやCD−ROMに格納されている。
図4において、FDやCD−ROMの記憶領域400は、ボリューム情報401、ディレクトリ情報402、本発明に係るプログラムの実行ファイル403、ジョブアカウントの関連データファイル404から構成される。
また、本実施形態を示すプログラム303は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエア(制御プログラム)のプログラムコードを記録した記憶媒体(図4)を、図5に示すようにコンピュータに供給する。これにより、そのコンピュータの装置(CPU201)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによって達成される。
図5は、図3に示したプログラム303、関連データ304をコンピュータに供給する例を示す図である。なお、後述するフローチャートに示す制御手順のメモリマップについては追って図16において詳述する。
図5に示すように、図3に示したプログラム303、関連データ304をフレキシブルディスクFD500に記憶させてコンピュータ本体502に(フレキシブルディスクドライブ501を介して)供給する方法が一般的である。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスクやHD以外にも,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでない。例えばプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
<周辺機器の制御構成>
図6は、図1に示したネットワーク1090に接続可能な周辺機器の制御構成を示す図である。なお、図1に示したデータ処理システムを例とすると、プリンタ1040、MFP1060等が周辺機器に含まれる。
図6において、605は周辺機器全体を制御するコントローラ部で、CPU601,ROM602、RAM603、HD604から構成されている。
CPU601は、コントローラ部及び周辺機器全体の制御、演算処理などを行う。602は読み出し専用メモリ(ROM)で、システム起動プログラムなどを記憶する記憶領域である。603はランダムアクセスメモリ(RAM)で、データ記憶領域である。
604はハードディスク(HD)であり、SRAMなどの他の不揮発性記憶装置に代替可能である。ジョブ履歴保持機能を有する周辺機器は、ジョブ履歴をRAM603或いはHD604に格納している。また、オペレーティングシステム、通信制御用のプログラム、エンジン制御用のプログラムは、RAM603にロードされて、CPU601によって実行される。
606は周辺機器のエンジン部であり、コントローラ部605の制御の下、印刷動作や画像読み取り動作を行う。エンジン部606は、具体的には、プリンタエンジンやスキャナエンジン、或いはその両方から構成される。
607は通信部であり、ネットワーク通信を制御するものである。この通信部607によって、周辺機器はクライアントコンピュータやサーバコンピュータと通信が可能となる。
608はシステムバスである。上記の構成要素間でやり取りされるデータは、このシステムバス608を通る。
<ジョブアカウントサーバアプリケーション>
図7は、図1に示したジョブアカウントサーバアプリケーション(JASAP)の機能構成を示す図である。
図7において、ジョブ情報受信部701は、JACAP1014及びJACAP1024、ジョブ履歴保持機能を有するプリンタ1040及び1050から、ネットワークを介してジョブ情報を取得する。ジョブ情報登録部702は、ジョブ情報受信部701が受信したジョブ情報をジョブ履歴データベース703に登録する。
本ジョブアカウントシステムでは、ジョブ履歴データベース703で管理されている各種のデータを参照する。これにより、いつ、誰が、どの周辺機器で、どれくらいの量の(ページ数、排紙枚数、用紙タイプ)ジョブを実行したかが判別され、詳細なジョブアカウントが行なわれ得る。
図8は、本実施形態を示す管理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図7に示したジョブ情報登録部702が、ジョブ情報受信部701が受信したジョブ情報をジョブ履歴データベース703に登録するときの処理例である。なお、S801〜S808は各ステップを示す。また、各ステップは、図1に示したSC1030のCPU201がROM202、HD308より制御プログラムをRAM203にロードして実行することで実現される。なお、ジョブ履歴データベース703の本体は、SC1030が備えるHD306内に確保されているものとするが、他の不揮発性記憶媒体で構成されていてもよい。
まず、S801で、SC1030のCPU201は、未処理のジョブ情報がジョブ情報受信部701にあるか否かを判定する。ここで、ジョブ情報受信部701が未処理のジョブ情報がないと判定した場合は、本処理を終了する。
一方、S801で、SC1030のCPU201が未処理のジョブ情報があると判断した場合は、S802で、SC1030のCPU201は、ジョブ情報受信部701からジョブ情報を取得する。次に、S803では、SC1030のCPU201は、受信したジョブが排紙を伴っているジョブ情報であるかを判定する。ここで、SC1030のCPU201が受信したジョブが排紙を伴わないジョブであると判断した場合は、S801に戻る。
一方、S803で、SC1030のCPU201が、受信したジョブが排紙を伴っているジョブ情報であると判断した場合は、S804で、SC1030のCPU201はジョブ情報が周辺機器から取得されたものであるかを判定する。ここで、周辺機器とは、図1に示したジョブ履歴保持機能付のプリンタ1040、MFP1050に対応する。
ここで、SC1030のCPU201が、ジョブ情報が周辺機器から取得されたものであると判断した場合は、S808に進む。
一方、S804で、SC1030のCPU201が、ジョブ情報が周辺機器から取得されたものでないと判断した場合は、S805に進む。そして、S805で、SC1030のCPU201が、受信したジョブ情報がフックにより取得されたものであるかを判定する。
ここで、SC1030のCPU201がフックで取得されたものであるかを判定する方法の1つとして、ジョブ情報がどのOSで取得されたものであるかを判定する方法がある。
つまり、OSの種類によって、ジョブ情報がフックで取得されたかどうかが判定可能だからである。
例えば、CC1010ではOS1が使われ、CC1020では、OS2が使われている場合、ジョブ情報がOS1で取得されたものであれば、そのジョブ情報はフックで取得されたものである。また、ジョブ情報がOS2で取得されたものであれば、CC1020のスプーラ1023から取得されたものである。
ここで、SC1030のCPU201はジョブ情報がフックにより取得されたものでないと判断した場合は、S808に進む。
ただし、ジョブ情報がフックにより取得されたものであっても、ジョブの出力先がジョブ履歴保持機能を持っている周辺機器であった場合には、S805に進むものとする。
S805で、SC1030のCPU201が受信したジョブ情報がフックにより取得されたものであると判断した場合は、S806に進む。そして、S806で、SC1030のCPU201が受信したジョブ情報に係るジョブの出力先が共有化されたプリンタであるか否かを判定する。
ここで、SC1030のCPU201がジョブ情報に係るジョブの出力先が共有化されたプリンタでないと判断した場合は、S808へ進む。
ただし、ジョブ情報に係るジョブの出力先が共有化されたプリンタでなくても、ジョブの出力先がジョブ履歴保持機能を持っている周辺機器であった場合には、そのままS807に進む。
一方、S806で、SC1030のCPU201が受信したジョブ情報に係るジョブの出力先が共有化されたプリンタであると判断した場合は、S807へ進む。
そして、S807で、SC1030のCPU201が共有化されたプリンタを管理しているクライアントコンピュータ(例えば、クライアントコンピュータ1020)のスプーラ1023からジョブ情報が取得されているかを判定する。
ここで、SC1030のCPU201はジョブ情報がスプーラ1023から取得されていないと判断した場合は、S808に進む。
ただし、ジョブ情報がスプーラ1023から取得されていなくても、ジョブの出力先がジョブ履歴保持機能を持っている周辺機器であると判断した場合にはS801に進む。
一方、S807で、SC1030のCPU201が受信したジョブ情報がスプーラ1023から取得されていると判断した場合は、S801に戻る。
また、S808では、SC1030のCPU201が受信したジョブ情報をジョブ履歴データベース703に登録した後、S801へ戻る。
図9は、図7に示したジョブ履歴データベース703に登録されている1ジョブの情報の一例を示す図である。本ジョブ履歴データベース703は、以下の項目とその項目の内容から構成される。
図9において、901はジョブの出力デバイスである。つまり、そのジョブがどの周辺機器で処理されたかを示す。
なお、排紙を伴わないジョブの場合、ファイル名であること(原稿のスキャニング)、或いは、ファックス送信であること、或いは、その他の排紙を伴わないジョブであることが記憶される。
902はジョブ情報の取得方式を示す。ジョブ情報の取得方式には、フックからの取得、スプーラからの取得、ジョブ履歴保持機能からの取得の3つの方式がある。
903はジョブの開始時刻或いは終了時刻の時刻を示す。904は排紙された用紙のタイプを示す。905は出力されたページ数を示す。906は排紙された枚数を示す。907はジョブが、クライアントコンピュータから共有化されたプリンタに投入されたか否かの情報を示す。908はジョブの発行者を示し、ユーザ名が設定される。
<ジョブアカウントサーバコンピュータ(JASC)とジョブアカウントクライアントコンピュータ(JACC)>
図10は、本実施形態を示すデータ処理システムにおける印刷処理例を示す図である。以下、JACC(JASAPが実行されているコンピュータ)とJACC(JACAPが実行されているコンピュータ)との動作を説明する。
図10において、JACC1100は、ユーザアプリケーション(UAP)1101、印刷情報取得部1102、印刷機能提供部1103から構成されている。UAP1101は、ユーザの指示に従って、文書や画像などを編集し、印刷要求を出す。
印刷機能提供部1103は、ユーザアプリケーション1101からの印刷要求を受け付けて、プリンタ1130に印刷データを出力する。
印刷情報取得部1102は、印刷要求がUAP1101から印刷機能提供部1103に渡される前に、印刷要求を取得して(或いはフックして)、どのような印刷要求が出されたか(それ示す情報をここでは、印刷情報と言う)を調べる。
ここで、印刷情報とは、印刷枚数やページ枚数、印刷サイズ、使用する用紙のタイプ、印刷要求を発行したユーザに関する情報(ユーザ情報)、カラー印刷に関する情報(カラー情報)などである。
JASC1120は、利用者情報管理部1121、機器情報管理部1122、印刷情報管理部1123、利用状況取得部1124、記憶部1125、利用状況出力部1129から構成されている。
記憶部1125は、利用者情報1126、機器情報1127、印刷履歴情報1128を記憶する。利用者情報管理部1121は、利用者情報1126を管理する。
また、機器情報管理部1122は、機器情報1127を管理する。印刷情報管理部1123は、印刷履歴情報1128を管理する。管理者は、利用者情報管理部1121及び機器情報管理部1122を介して、周辺機器の利用を管理するための情報を設定する。
利用者情報1126は、周辺機器を利用するユーザのコンピュータログイン名やネットワークログイン名を含み、周辺機器を利用したユーザを特定(識別)する情報である。
ここで、ユーザのコンピュータログイン名とは、ユーザが、コンピュータにログインするために入力する名前に該当する。また、ネットワークログイン名とは、ユーザが、ネットワークシステムにログインするために入力する名前に該当する。
機器情報1127は、周辺機器の印刷スピード、カラー情報、ネットワークアドレスなどである。
ユーザが、ユーザアプリケーション1101において印刷要求を出力すると、印刷情報取得部1102が印刷情報を詳細に取得する。そして、取得された印刷情報は、ジョブアカウントサーバコンピュータ1120の印刷情報管理部1123に送信される。印刷情報管理部1123は、受信した印刷情報を記憶部1125内の印刷履歴情報1128の領域に追加する。
また、印刷情報管理部1123は、履歴情報を保持する機能(ジョブ履歴保持機能)を有する周辺機器(例えば、プリンタ1140)に履歴情報を要求し、利用状況取得部1124を介して履歴情報を取得する。そして、取得された履歴情報は、記憶部1125内の印刷履歴情報1128の領域に追加される。この処理は、定期的に行なわれてもよい。
また、周辺機器の履歴情報格納部1141の記憶容量が少なくなったときに、その旨が利用状況取得部に通知され、そのときに、この処理が行なわれてもよい。
管理者は、利用状況出力部1129に利用状況の出力1150を行わせ、周辺機器の利用状況を得ることができる。利用状況出力部1129は、記憶部1125に記憶された利用者情報1126、機器情報1127、印刷履歴情報1128に基づいて、様々な量状況を出力する。管理者は、その出力様式(出力形式)を利用状況出力部で指定する。
なお、この利用状況の出力は、例えば、ジョブアカウントサーバコンピュータ1120のCRT205に表示される。また、利用状況の出力に係る出力データがジョブアカウントクライアントコンピュータに送信され、利用状況の出力がジョブアカウントクライアントコンピュータ1100のCRT205に表示されてもよい。
利用状況の出力では、ユーザごとの利用量(出力に用いられた用紙枚数やトナー量)や周辺機器の利用時間が出力される。また、カラー印刷や両面印刷などの周辺機器の動作モード(機能)別に利用状況が出力される。
また、使用された用紙のサイズや使用された用紙の種類別に利用状況が出力される。
さらに、周辺機器の利用料金が機器情報1127に設定されていることで、周辺機器別に或いはユーザ別に利用金額が出力される。
更に、動作モード別の利用料金、用紙サイズ別の利用料金、用紙の種類別の利用料金が設定されていることで、どのユーザが、どの用紙で、どの動作モードで、どの周辺機器で、どれだけの印刷をして、どれだけの利用金額になっているかを出力する。
また、管理者は、利用者情報管理部1121及び機器情報管理部1122を介して、機能別、ユーザ別、ユーザ部門別、利用機器別に利用の制限を設定することもできる。設定可能な制限情報として、利用料金、ページ数、用紙枚数などの項目がある。
利用状況出力部1129は、設定された制限(制限情報)と印刷履歴情報と監視して照らし合わせることにより、利用が制限を越えた場合には、その旨を出力する。これは、画面(CRT)上への表示であっても、メールその他の通信手段でもよい。
また、印刷情報管理部1123が、設定された制限と印刷履歴情報とを監視して照らし合わせることにより、利用が制限を越えた場合には、印刷機能提供部1103や周辺機器自体に、ユーザの利用を拒否させる。或いは、拒否まではさせないまでも、毎回ユーザに対して、画面(CRT)上への表示やメールその他の通信手段で警告を促す。
<JASAPにおけるジョブ時刻補正処理>
図11は、本実施形態を示すデータ処理システムにおけるジョブ処理時刻の管理例を示す図である。以下、ジョブ管理サーバPC1と周辺機器(MFP3)が保持している時刻を確認する処理を説明する。なお、図17と同一のものには同様の符号を付している。
なお、この内容は周辺機器内部に時計を保持している場合のみ有効であることはいうまでもない。
まず、ジョブ管理サーバ1からMFP3等の周辺機器に対して、印刷を伴わないジョブ(印刷枚数0枚)を送信する(1)。このとき、送信したジョブ管理サーバPC1の時刻を記憶しておく。次に、ジョブ管理サーバPC1が周辺機器から印刷ジョブ情報を取得する(2)。
このときに、処理(1)でジョブ管理サーバPC1に記憶した時刻と、処理(2)の周辺機器(MFP3)から取得したジョブ情報に含まれる印刷完了時刻が、ほぼ同じであるかをジョブ管理サーバPC1のCPUが比較する。
このとき、ジョブを送信する時間および印刷にかかる時間を考慮した上で比較を行う必要がある。
図12は、本実施形態を示す管理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図11に示したデータ処理システムにおけるジョブ管理サーバPC1による時刻処理例である。なお、S1501〜S1504は各ステップを示す。なお、ジョブ管理サーバPC1は、図2に示したCPU201等を含むハードウエア資源を備えている。
また、各ステップは、図11に示したジョブ管理サーバPC1のCPU201がROM202、HD308より制御プログラムをRAM203にロードして実行することで実現される。なお、ジョブ履歴データベース703の本体は、SC1030が備えるHD306内に確保されているものとするが、他の不揮発性記憶媒体で構成されていてもよい。
まず、S1501において、ジョブ管理サーバPC1から印刷を伴わないダミーのジョブを周辺機器であるMFP3に送付すると同時に、送信時間をジョブ管理サーバPC1の記憶装置に記憶する。ここで、記憶装置とは、図2に示したRAM203、HD206に対応するが、これらに限定されるものではない。なお、ページ数や用紙枚数が0の印刷データのジョブをダミージョブと呼ぶ。周辺機器では実際に印刷が伴わないが周辺機器のジョブ履歴機能として処理時刻は記録される。
次に、S1502において、ネットワークの周辺機器であるMFP3から処理済みのジョブ情報を取得する。ジョブ管理サーバPC1から、S1501のダミージョブの送信と、S1502のジョブ情報の取得を連続して行い、ダミーのジョブ情報を周辺機器から取得する。
次に、S1503において、ジョブ管理サーバPC1のCPU201は、S1501でジョブ管理サーバPC1に記憶されたジョブ送信時刻と、S1502の周辺機器であるMFP3から取得したジョブ情報内のジョブ完了時刻(印刷完了時刻)とを比較する。その際、ジョブを送信する時間にかかる時間を考慮した上で比較を行う。
すなわち、ジョブ管理サーバPC1が備える、例えばHD206に記憶されたジョブ送信時刻に、+αした時刻までは問題となる時間差ではないと判断する。そして、+α分を考慮しても時刻に差がある場合は、差分の時刻を周辺機器毎にジョブ管理サーバPC1の記憶装置である、例えばHD206上に記憶して、本処理を終了する。
なお、+αは、周辺機器の処理能力や、ネットワークの転送能力に応じて、管理者が設定可能な値とする。また、本比較処理は、ジョブ管理サーバPC1が備える計時機能であるタイマ手段が計時する時刻を自装置の基準時刻として計時されるジョブ送信時刻と、MFP3から受信するジョブ情報に含まれる印刷完了時刻とを比較することで行う。
つまり、自装置の基準時刻と、周辺装置であるMFP3から受信するジョブ情報中の印刷時刻とを相対的に比較して、それぞれの差分時間を算出して、時間差をジョブ管理サーバPC1内の記憶装置に記憶する。
一方、S1503で、サーバ側の時刻と周辺機器側の時刻との間に、上記+α分を考慮した範囲内である場合は、本処理を終了する。
なお、ジョブ管理サーバPC1は、タイムサーバ等より正確な時刻情報を定期的に取得して、時刻合わせを処理を行い、基準時間の調整を行うか、管理者により、定期的に時刻調整が行われるものとする。
図13は、本実施形態を示すデータ処理システムにおけるジョブ処理時刻の管理例を示す図である。以下、ジョブ管理サーバPC1と周辺機器(MFP3)が保持している時刻が合っていない場合の対処処理について説明する。なお、図17と同一のものには同様の符号を付している。
図13において、対処処理内容を判りやすくするため、ジョブ送信時間および印刷時間については省略した記載としている。
つまり、本例では周辺機器であるMFP3の時刻がジョブ管理サーバPC1の時刻より5分遅れていることを示している。この場合は、ジョブ情報をジョブ管理サーバPC1のデータベース1aに登録する際に、印刷完了時刻を調整して登録する。具体的には、ジョブ管理サーバPC1の時刻を基準とした印刷完了時刻に、遅れ分の時間である5分を加算して調整した印刷完了時刻を、例えば印刷完了時刻として登録する。
これにより、例えばJobIDが「1」のジョブ情報の印刷完了時刻が「2005/8/4/ 10:15」の場合、MFP3の遅れ時間分である「5」分を加算した印刷完了時刻「2005/8/4/ 10:20」に書き換えてデータベース1aに登録する。
図14は、本実施形態を示す管理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図11に示したデータ処理システムにおけるジョブ管理サーバPC1による時刻補正例である。具体的には、ジョブ情報登録部702はジョブ情報受信部701が受信したジョブ情報をジョブ履歴データベース703に登録する際に、ジョブ情報の時刻を補正する処理例である。
なお、S1601〜S1610は各ステップを示す。なお、ジョブ管理サーバPC1は、図2に示したCPU201等を含むハードウエア資源を備えている。
また、各ステップは、図11に示したジョブ管理サーバPC1のCPU201がROM202、HD308より制御プログラムをRAM203にロードして実行することで実現される。なお、ジョブ履歴データベース703の本体は、SC1030が備えるHD306内に確保されているものとするが、他の不揮発性記憶媒体で構成されていてもよい。
まず、ジョブ管理サーバPC1のCPU201は、未処理のジョブ情報がジョブ情報受信部701にあるか否かを判定する。ここで、ジョブ管理サーバPC1のCPU201が未処理のジョブ情報がないと判断した場合は、本処理を終了する。
一方、S1601で、ジョブ管理サーバPC1のCPU201が未処理のジョブ情報があると判断した場合は、S1602で、CPU201がジョブ情報受信部701から受信したジョブ情報を取得する。
次に、S1603では、ジョブ管理サーバPC1のCPU201が受信したジョブが排紙を伴ったことをジョブ情報が示しているかを判定する。ここで、ジョブ管理サーバPC1のCPU201はジョブが排紙を伴わないものであると判断した場合は、S1601に戻る。
一方、S1601で、ジョブ管理サーバPC1のCPU201が受信したジョブが排紙を伴うものであると判断した場合は、S1604で、さらに、CPU201は、ジョブ情報が周辺機器から取得されたものであるかを判定する。ここで、周辺機器とは、図13に示す例では、MFP3に対応する。
ここで、ジョブ管理サーバPC1のCPU201が受信したジョブ情報が周辺機器から取得されたものであると判断した場合は、S1609に進む。
一方、S1604で、ジョブ管理サーバPC1のCPU201が受信したジョブ情報が周辺機器から取得されたものでないと判断した場合は、S1605に進む。そして、S1605で、ジョブ管理サーバPC1のCPU201が受信したジョブ情報がフックにより取得されたものであるかを判定する。
なお、フックで取得されたものであるかを判定する方法の1つとして、ジョブ情報がどのOSで取得されたものであるかを判定する方法がある。これは、OSの種類によって、ジョブ情報がフックで取得されたかどうかが判定可能だからである。
例えば、クライアントコンピュータ1010ではOS1が使われ、クライアントコンピュータ1020では、OS2が使われている場合、ジョブ情報がOS1で取得されたものであれば、そのジョブ情報はフックで取得されたものである。また、ジョブ情報がOS2で取得されたものであれば、スプーラ1023から取得されたものである。
ここで、ジョブ管理サーバPC1のCPU201はジョブ情報がフックにより取得されたものでないと判断した場合は、S1608に進む。
ただし、ジョブ情報がフックにより取得されたものであっても、ジョブの出力先がジョブ履歴保持機能を持っている周辺機器であった場合には、ステップS1606に進む。
一方、S1605で、ジョブ管理サーバPC1のCPU201はジョブ情報がフックにより取得されたものであると判断した場合は、S1606に進む。なお、S1605でNoと判定した場合についてい詳しく説明する。クライアント側でWindows(登録商標)APIを取得してジョブ情報を取得する場合に、OSの種類によって方法が異なり、例えばWindows(登録商標)9xでは、フックで情報を取得する。これに対し、Windows(登録商標)NT以降では、Windows(登録商標)32APIのGetJob()を使用して情報を取得する。つまりS1605でフックにより取得したログ(ジョブ情報)ではないと判定した場合には、GetJob()で取得したログと判断して登録を行う。
そして、S1606で、ジョブ管理サーバPC1のCPU201が受信したジョブ情報に係るジョブの出力先が共有化されたプリンタであるか否かを判定する。ここで、ジョブ管理サーバPC1のCPU201がジョブ情報に係るジョブの出力先が共有化されたプリンタでないと判断した場合は、S1608に進む。この場合には、(PeerToPeer:直接接続)の環境において、フックにより取得したログ(ジョブ情報)と判断して、S1608にて情報をデータベースで登録することに対応する。
ただし、ジョブ情報に係るジョブの出力先が共有化されたプリンタでなくても、ジョブの出力先がジョブ履歴保持機能を持っている周辺機器であった場合にはS1607に進む。
ここで、ジョブ管理サーバPC1のCPU201が受信したジョブ情報に係るジョブの出力先が共有化されたプリンタであると判断した場合は、S1607へ進む。
そして、S1607で、共有化されたプリンタを管理しているクライアントコンピュータ(例えば、図1に示したCC1020)のスプーラ1023からジョブ情報が取得されているかを判定する。
ここで、ジョブ管理サーバPC1のCPU201が受信したジョブ情報がスプーラ1023から取得されていないと判断した場合は、S1608に進む。共有プリンタ環境では、プリントサーバとクライアントの両方にジョブアカウントクライアントアプリケーション(以下Cアプリ)を備える必要がある。S1607でNoと判定する場合は、プリントサーバのCアプリとクライアントのCアプリが通信をした結果として得られた情報を登録することを意味する。
ただし、ジョブ情報がスプーラから取得されていなくても、ジョブの出力先がジョブ履歴保持機能を持っている周辺機器であった場合には、S1601に戻る。
一方、S1607で、ジョブ管理サーバPC1のCPU201が受信したジョブ情報がスプーラ1023から取得されていると判断した場合は、S1601に戻る。
一方、1609では、ジョブ管理サーバPC1のCPU201が図12に示したフローチャートの時刻情報の比較処理によって、時間差があると判定された周辺機器に関する時間差情報が上述した記憶装置に保持されているかどうかを判定する。
ここで、ジョブ管理サーバPC1のCPU201が時間差があると判断した場合は、ジョブ管理サーバPC1が記憶するジョブ情報中の、例えば印刷完了時刻を、上記時間差情報に基づき補正して、S1608に進む。
一方、S1609で、ジョブ管理サーバPC1のCPU201が時間差がないと判定した場合は、受信したジョブ情報中の印刷完了時刻を補正することなく、S1608へ進む。
そして、S1608で、ジョブ管理サーバPC1のCPU201は、受信したジョブ情報をジョブ履歴データベース703に登録して、ステップS1601へ戻る。
これにより、ジョブ管理サーバPC1の基準時間と周辺装置の管理する時間に誤差があり、周辺装置から取得するジョブ情報中のジョブ完了時刻が正しくない場合でも、補正したジョブ完了時刻でジョブ履歴を管理することができる。このように、本実施形態では、ジョブ管理サーバPC1は、ダミージョブを実行させることで、各周辺装置に負担を強いることなく、周辺装置の時刻情報を取得して、誤差があれば、各周辺装置毎の誤差時間を管理することができる。
〔第2実施形態〕
なお、ジョブ管理サーバPC1がネットワーク4経由で周辺機器であるMFP3の装置内の基準時刻を補正することが可能である場合は、ジョブ管理サーバPC1から正しい時刻をセットするコマンドを周辺機器に送信する。これにより、ジョブ情報の時間を修正できることはいうまでもない。
なお、時刻を設定するコマンドに代えて、ネットワーク上のタイムサーバ等にアクセスして、現在時刻を修正させるコマンドを周辺機器に要求してもよい。
〔第3実施形態〕
上記第1実施形態では、ジョブ管理サーバPC1が管理する印刷完了時刻と周辺機器であるMFP3から取得したジョブ情報内の印刷完了時刻とに+αを考慮してもなお差分があると判定した場合に印刷完了時刻を自動補正して登録した。これに対して、ジョブ管理サーバPC1で、周辺機器とジョブ管理サーバPC1との時計の基準時刻が整合していないことを警告するダイアログを表示する制御を行ってもよい。
図15は、図1に示したサーバコンピュータ1031のCRT205に表示される警告ダイアログの一例を示す図である。なお、本警告ダイアログは、図3に示すようなプログラム303をCPU201が実行することで表示される。
本例は、S1610に代えて、補正処理を行わずにジョブ管理サーバPC1のCRT20の画面に警告ダイアログを表示する例である。
このように、ジョブ管理サーバPC1と周辺機器であるMFP3との時刻比較処理において、時間差があると判断された場合に、ジョブ管理サーバPC1のCRT205の画面上に時間差がある旨を伝える警告ダイアログを表示する。これにより、管理者に対して、周辺機器の時間を修正するように促すことができる。なお、上記ダイアログに代えて、管理者にメールでその旨を通知してもよい。
つまり、管理者に対して、管理サーバPCと周辺機器との計時している時刻が合致していないことを警告出力するものであれば、警告表示に限らず、あるいは表示とともに、その旨を音声で通知してもよい。
また、警告表示に際して、その時間差を明示するように構成してもよい。
さらに、上記警告画面に、周辺機器に対する時刻修正要求を問い合わせるボタンを表示して、当該警告画面から周辺機器に対する時刻修正要求を行えるように構成してもよい。
〔第4実施形態〕
以下、図16に示すメモリマップを参照して本発明に係る管理装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図16は、本発明に係る管理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図8、図12、図14に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。例えばそのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行う。そして、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込ませる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
本実施形態を示す管理装置を適用するデータ処理システムの一例を示すブロック図である。 図1に示したクライアントコンピュータ、クライアントコンピュータ、サーバコンピュータの制御構成を示す図である。 図2に示したRAMのメモリマップの一例を示す図である。 図3に示したプログラム、関連データを記憶するメディアのメモリマップを示す図である。 図3に示したプログラム、関連データをコンピュータに供給する例を示す図である。 図1に示したネットワークに接続可能な周辺機器の制御構成を示す図である。 図1に示したジョブアカウントサーバアプリケーション(JASAP)の機能構成を示す図である。 本実施形態を示す管理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 図7に示したジョブ履歴データベースに登録されている1ジョブの情報の一例を示す図である。 本実施形態を示すデータ処理システムにおける印刷処理例を示す図である。 本実施形態を示す管理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態を示す管理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態を示すデータ処理システムにおけるジョブ処理時刻の管理例を示す図である。 本実施形態を示す管理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 図1に示したサーバコンピュータ1031のCRT205に表示される警告ダイアログの一例を示す図である。 本発明に係る管理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。 この種のデータ処理システムにおける時間管理処理の一例を示す図である。
符号の説明
1010、1020 クライアントコンピュータ(CC)
1030 サーバコンピュータ(SC)
1040 プリンタ
1050 MFP

Claims (8)

  1. 情報処理装置から周辺機器へ出力されたジョブに係るジョブ情報を管理する管理装置であって、
    前記周辺機器に対し、印刷を伴わないダミージョブを送信する送信手段と、
    前記ダミージョブに係るジョブ情報を周辺機器から取得し、ジョブ情報に含まれる印刷時刻と基準時刻とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果により、前記ジョブ情報に含まれる印刷時刻と基準時刻がずれていた場合、前記印刷時刻と前記基準時刻との時間差を記憶する記憶手段と、
    前記周辺機器から取得したジョブ情報に含まれる印刷時刻を前記記憶手段に記憶した前記時間差に基づき補正する補正手段と、
    を有することを特徴とする管理装置。
  2. 前記基準時刻は、自装置に保持された時刻であることを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記比較手段により前記印刷時刻と前記基準時刻がずれていた場合に、警告を出力する警告手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の管理装置。
  4. 情報処理装置から周辺機器へ出力されたジョブに係るジョブ情報を管理する管理装置における管理方法であって、
    前記周辺機器に対し、印刷を伴わないダミージョブを送信する送信工程と、
    前記ダミージョブに係るジョブ情報を周辺機器から取得し、ジョブ情報に含まれる印刷時刻と基準時刻とを比較する比較工程と、
    前記比較工程による比較結果により、前記ダミージョブに係るジョブ情報に含まれる印刷時刻と基準時刻がずれていた場合、前記印刷時刻と前記基準時刻との時間差を記憶手段に保持する保持工程と、
    前記周辺機器から取得したジョブ情報に含まれる印刷時刻を前記記憶手段に記憶した前記時間差に基づき補正する補正工程と、
    を有することを特徴とする管理方法。
  5. 前記基準時刻は、自装置に保持された時刻であることを特徴とする請求項4に記載の管理方法。
  6. 前記比較工程により前記印刷時刻と前記基準時刻がずれていた場合に、警告を出力する警告工程を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の管理方法。
  7. 請求項4乃至6の何れかに記載の管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 請求項4乃至6の何れかに記載の管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ可読の記憶媒体。
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