JP2001099426A - ガスコンロ - Google Patents

ガスコンロ

Info

Publication number
JP2001099426A
JP2001099426A JP27396999A JP27396999A JP2001099426A JP 2001099426 A JP2001099426 A JP 2001099426A JP 27396999 A JP27396999 A JP 27396999A JP 27396999 A JP27396999 A JP 27396999A JP 2001099426 A JP2001099426 A JP 2001099426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
hose
temperature
stove
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27396999A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Takahira
学 高比良
Toshiaki Aihara
年明 粟飯原
Takamasa Sumikawa
貴雅 墨川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Harman Co Ltd filed Critical Harman Co Ltd
Priority to JP27396999A priority Critical patent/JP2001099426A/ja
Publication of JP2001099426A publication Critical patent/JP2001099426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホース接続体にガス供給用のホースを接続し
て外部のガス機器を使用する場合における使用上の安全
性を向上させる。 【解決手段】 コンロ本体に、外部のガス機器に対する
ガス供給用のホースを接続するホース接続体9が設けら
れているガスコンロにおいて、ホース接続体9へのガス
の供給を許容するガス供給状態と、前記ガスの供給を遮
断するガス遮断状態とに切り換え自在なガス電磁弁40
と、前記ホース接続体9の温度が、ガス遮断用の設定温
度を越えると、ガス電磁弁40をガス供給状態からガス
遮断状態に切り換える安全手段とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンロ本体に、外
部のガス機器に対するガス供給用のホースを接続するホ
ース接続体が設けられているガスコンロに関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成のガスコンロは、例えば、建物
の壁等に設けられたガス栓等から一旦ガスコンロに供給
されたガスを、ガス炊飯器等の他の外部のガス機器に対
して供給することができるようにするために、前記ホー
ス接続体を設けるようにしたものであるが、従来では、
実願昭59−145989号(実開昭61−60001
号)に開示されるように、コンロバーナに対する操作具
等を備えたコンロ前面側に前記ホース接続体が設けら
れ、このホース接続体に対するガスの供給を手動式の操
作具の操作にて断続するように構成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うなホース接続体にガス供給用のホースを接続して、そ
のホースを通してガスを供給しながらその外部のガス機
器を使用しているときに、ガスコンロにおけるコンロバ
ーナによる加熱作動も同時に実行されることがある。そ
うすると、上記したようなホース接続体にガス供給用の
ホースが接続されている場合、ガスコンロのコンロバー
ナによる加熱作動にて高温となっている箇所に、前記ホ
ースの途中箇所が誤って接触したり、前記ホース自体が
加熱されることにより、ホースが高温になることも考え
られる。尚、このようなガス供給用のホースは、一般
に、耐熱温度が金属等に比べて低いゴム管等で構成され
ることが多い。
【0004】しかしながら、上記従来構成では、このよ
うにホースが高温となっている場合であっても、使用者
が手動操作にて前記ガスコックを閉操作して、ホースを
通して外部ガス機器にガスを供給するのを停止するか、
あるいは、ガスコンロの前面に設けられた操作具を操作
して、コンロバーナによる加熱作動を停止させるまで
は、高温のホース内を通してガスが供給され続けること
になるので、安全性の面から好ましくないという不利が
ある。
【0005】上記従来構成のように、ホース接続体をコ
ンロ前面側に設ける構成では、例えば、ガスコンロの横
側個所に外部ガス機器を設置するような場合において
は、ホース接続体に接続されるガス供給用のホースがコ
ンロ前方側に大きくはみ出して、コンロ使用者の身体に
接触する等、作業の邪魔になるおそれがあるので、この
ような不利を回避するために、ホースの接続操作をコン
ロ上方から行える状態で、前記ホース接続体を設ける構
成が考えられる。しかし、このように構成した場合であ
っても、ホース接続体がコンロバーナに近い位置に設け
る必要があることから、ガスコンロと外部ガス機器とを
同時に使用するとき、ホース接続体自体がコンロバーナ
によって加熱されて高温になるおそれがあり、その結
果、接続されたホースが高温になるおそれがあり、安全
性の面から好ましくないという不利がある。
【0006】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、上記構成のガスコンロにおいて、
ホース接続体にガス供給用のホースを接続して外部のガ
ス機器を使用する場合における使用上の安全性を向上さ
せる点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、前記ホース接続体へのガスの供給を許容す
るガス供給状態と、前記ガスの供給を遮断するガス遮断
状態とに切り換え自在なガス断続手段と、前記ホース接
続体の温度が、ガス遮断用の設定温度を越えると、ある
いは、前記ホースの温度が、ガス遮断用の設定温度を越
えると、あるいは、前記ホース接続体に接続された前記
ホースが接触するおそれのある箇所の温度が、ガス遮断
用の設定温度を越えると、前記ガス断続手段を前記ガス
供給状態から前記ガス遮断状態に切り換える安全手段と
が設けられている。
【0008】つまり、前記安全手段は、前記ホース接続
体の温度がガス遮断用の設定温度を越えるような高温に
なると、それに接続されるホースの温度も高くなると予
測され、安全上好ましくないから、そのような状態にな
ると、ガス断続手段を前記ガス供給状態から前記ガス遮
断状態に切り換えて、ホース接続体へのガスの供給を遮
断する。又、前記安全手段は、前記ホースの温度がガス
遮断用の設定温度を越えるような高温になると、安全上
好ましくないから、そのような状態になると、ガス断続
手段を前記ガス供給状態から前記ガス遮断状態に切り換
えて、ホース接続体へのガスの供給を遮断する。又、前
記安全手段は、前記ホース接続体に接続された前記ホー
スが接触するおそれのある箇所の温度が、ガス遮断用の
設定温度を越えるような高温になると、ホースの温度も
高くなると予測され、安全上好ましくないから、そのよ
うな状態になると、ガス断続手段を前記ガス供給状態か
ら前記ガス遮断状態に切り換えて、ホース接続体へのガ
スの供給を遮断する。
【0009】その結果、上記構成のガスコンロにおい
て、ホース接続体にガス供給用のホースを接続して外部
のガス機器を使用する場合において、ガス供給用のホー
スが高温になっている状態、又は、高温になっていると
予測される状態であれば、ホース接続体へのガスの供給
を遮断することによって、そのような高温のホースの内
部を通して外部のガス機器へガスが供給され続ける不利
を未然に回避して、使用上の安全性を向上させることが
できるものとなる。
【0010】請求項2に記載の特徴構成によれば、前記
コンロ本体に備えられるガスバーナへのガス供給量を変
更調整自在なガス供給量調整手段と、前記ホース接続体
の温度が、ガス遮断用の設定温度を越えると、あるい
は、前記ホースの温度が、ガス遮断用の設定温度を越え
ると、あるいは、前記ホース接続体に接続された前記ホ
ースが接触するおそれのある箇所の温度が、ガス遮断用
の設定温度を越えると、前記ガスバーナへのガス供給量
の減少作動を実行すべく前記ガス供給量調整手段の作動
を制御する安全手段とが設けられている。
【0011】つまり、前記安全手段は、前記ホース接続
体の温度がガス遮断用の設定温度を越えるような高温に
なると、それに接続されるホースの温度も高くなり、安
全上好ましくないから、そのような状態になると、前記
ガスバーナへのガス供給量の減少作動を実行すべく前記
ガス供給量調整手段の作動を制御する。又、前記安全手
段は、前記ホースの温度がガス遮断用の設定温度を越え
るような高温になると、安全上好ましくないから、その
ような状態になると、前記ガスバーナへのガス供給量の
減少作動を実行すべく前記ガス供給量調整手段の作動を
制御する。又、前記安全手段は、前記ホース接続体に接
続された前記ホースが接触するおそれのある箇所の温度
が、ガス遮断用の設定温度を越えるような高温になる
と、それに接触するおそれがるホースの温度も高くなる
と予測され、安全上好ましくないから、そのような状態
になると、前記ガスバーナへのガス供給量の減少作動を
実行すべく前記ガス供給量調整手段の作動を制御する。
【0012】その結果、上記構成のガスコンロにおい
て、ホース接続体にガス供給用のホースを接続して外部
のガス機器を使用する場合において、ガス供給用のホー
スが高温になっている状態、又は、高温になっていると
予測される状態であれば、前記ガスバーナへのガス供給
量を減少させることで、ガス供給用のホースを加熱する
要因となるガスバーナの燃焼温度が低下することにな
り、ホースが高温となる状態、又は、高温になっている
と予測される状態を回避させて、そのような高温のホー
ス内を通して外部のガス機器へガスが供給され続けると
いう不利を未然に回避して、使用上の安全性を向上させ
ることができるものとなった。
【0013】請求項3に記載の特徴構成によれば、前記
ホース接続体へのガスの供給を許容するガス供給状態
と、前記ガスの供給を遮断するガス遮断状態とに切り換
え自在なガス断続手段と、前記コンロ本体に備えられる
ガスバーナへのガス供給量を変更調整自在なガス供給量
調整手段と、前記ホース接続体の温度が、ガス遮断用の
設定温度を越えると、あるいは、前記ホースの温度が、
ガス遮断用の設定温度を越えると、あるいは、前記ホー
ス接続体に接続された前記ホースが接触するおそれのあ
る箇所の温度が、ガス遮断用の設定温度を越えると、前
記ガス断続手段を前記ガス供給状態から前記ガス遮断状
態に切り換え、且つ、前記ホース接続体の温度が、前記
ガス遮断用の設定温度よりも高温の燃焼制御用の設定温
度を越えると、あるいは、前記ホースの温度が、前記ガ
ス遮断用の設定温度よりも高温の燃焼制御用の設定温度
を越えると、あるいは、前記ホース接続体に接続された
前記ホースが接触するおそれのある箇所の温度が、前記
ガス遮断用の設定温度よりも高温の燃焼制御用の設定温
度を越えると、前記ガスバーナへのガス供給量の減少作
動を実行すべく前記ガス供給量調整手段の作動を制御す
る安全手段とが設けられている。
【0014】つまり、前記安全手段は、前記ホース接続
体の温度がガス遮断用の設定温度を越えるような高温に
なると、ガス断続手段を前記ガス供給状態から前記ガス
遮断状態に切り換えて、ホース接続体へのガスの供給を
遮断する。その後、前記ホース接続体の温度が、前記ガ
ス遮断用の設定温度よりも高温の燃焼制御用の設定温度
を越えると、前記ガスバーナへのガス供給量の減少作動
を実行すべく前記ガス供給量調整手段の作動を制御す
る。又、前記安全手段は、前記ホースの温度がガス遮断
用の設定温度を越えるような高温になると、ガス断続手
段を前記ガス供給状態から前記ガス遮断状態に切り換え
て、ホース接続体へのガスの供給を遮断する。その後、
前記ホースの温度が、前記ガス遮断用の設定温度よりも
高温の燃焼制御用の設定温度を越えると、前記ガスバー
ナへのガス供給量の減少作動を実行すべく前記ガス供給
量調整手段の作動を制御する。又、前記安全手段は、前
記ホース接続体に接続された前記ホースが接触するおそ
れのある箇所の温度が、ガス遮断用の設定温度を越える
ような高温になると、ガス断続手段を前記ガス供給状態
から前記ガス遮断状態に切り換えて、ホース接続体への
ガスの供給を遮断する。その後、前記ホース接続体に接
続された前記ホースが接触するおそれのある箇所の温度
が、前記ガス遮断用の設定温度よりも高温の燃焼制御用
の設定温度を越えると、前記ガスバーナへのガス供給量
の減少作動を実行すべく前記ガス供給量調整手段の作動
を制御する。
【0015】その結果、上記構成のガスコンロにおい
て、ホース接続体にガス供給用のホースを接続して外部
のガス機器を使用する場合において、上述したような各
条件におけるガス遮断用の設定温度を越える状態、即
ち、ガス供給用のホースが高温になっている状態、又
は、高温になっていると予測される状態であれば、ホー
ス接続体へのガスの供給を遮断することによって、その
ような高温のホースの内部を通して外部のガス機器へガ
スが供給され続ける不利を未然に回避させて、使用上の
安全性を向上させることができる。しかも、このように
ホース接続体へのガスの供給を遮断した後においても、
例えば、ガスコンロのガスバーナの熱によりホースが加
熱されて更に高温になって、上述したような各条件にお
ける燃焼制御用の設定温度を越えると、前記ガスバーナ
へのガス供給量を減少させることで、ガスバーナの燃焼
量を減少させて、ホースが大きな燃焼量で加熱され続け
る不利を回避させることができ、更に、使用上の安全性
を向上させることができる。
【0016】請求項4に記載の特徴構成によれば、請求
項2又は3において、前記安全手段は、前記ガスバーナ
へのガス供給量の減少作動として、前記ガスバーナへの
ガス供給を停止する燃焼停止状態にするように構成され
ている。
【0017】従って、ガスバーナへのガス供給を停止す
るので、前記ガス供給用のホースを加熱する要因である
ガスバーナの燃焼が停止することにより、前記ホースが
高温になる状態を迅速、確実に回避することができる。
【0018】請求項5に記載の特徴構成によれば、請求
項2又は3において、前記安全手段は、前記ガスバーナ
へのガス供給量の減少作動として、前記ガスバーナへの
ガスの供給量をそれまでの供給量よりも少ない供給量に
させて燃焼を継続させる燃焼量抑制状態にするように構
成されている。
【0019】従って、ガスバーナへのガス供給量が少な
くなるので、前記ガス供給用のホースを加熱する要因で
あるガスバーナの燃焼量が減少することになり、前記ホ
ースが高温になる状態を回避することができる。しか
も、ガスバーナの燃焼が継続していることから、ガスコ
ンロによる加熱作動を停止させることなく、使い勝手を
低下させる不利がない。
【0020】請求項6に記載の特徴構成によれば、請求
項1〜5のいずれかにおいて、前記安全手段は、前記ホ
ース接続体に接続された前記ホースが接触するおそれが
ある箇所として、コンロ本体の外周部を覆うカバー体の
温度を検出する温度検出手段を備えて構成されている。
【0021】前記ホースが、前記ホース接続体に接続さ
れて外部のガス機器との間を接続するように配置させる
と、コンロ本体の外周部を覆うカバー体に接触するおそ
れがるので、このカバー体の温度を温度検出手段にて検
出して、その検出情報に基づいて上述のような安全手段
が作動することで、前記ホースが高温になることを回避
して使用上の安全性を向上させることができる。
【0022】請求項7に記載の特徴構成によれば、請求
項1〜6のいずれかにおいて、前記ホース接続体が、コ
ンロ本体の奥側の横端部個所に、ホースの接続分離操作
をコンロ上方から行える状態で設けられている。
【0023】従って、ホース接続部がコンロ奥側の横端
部個所に設けられて、このホース接続部に対して、外部
のガス機器に対するガス供給用のホースを接続分離する
操作をコンロ上方から行えるので、コンロの横側外方個
所に位置する外部のガス機器に対してホースを接続する
ような場合、コンロ奥側の横端部個所からコンロの横側
個所に位置する外部のガス機器に接続することにより、
例えば、ホースがコンロ前面側外方に向けてはみ出した
り、コンロバーナの上方を誤って通過させたりする等の
不利の生じない状態で外部のガス機器を使用することが
可能となる。しかも、外部のガス機器をホース接続部に
近い箇所に位置させて、極力短いホースで接続させるこ
とも可能となる。
【0024】請求項8に記載の特徴構成によれば、請求
項1、3〜7のいずれかにおいて、前記ガス断続手段
は、通電によって、前記ガス供給状態と前記ガス遮断状
態との切り換え操作を実行するとともに、前記ガス供給
状態及び前記ガス遮断状態の夫々において、非通電状態
で、保持自在な自己保持型の電磁弁にて構成されてい
る。
【0025】上記したように、ガス供給用のホースが高
温になっている状態、又は、高温になっていると予測さ
れる状態であれば、前記ガス断続手段を、前記ガス供給
状態から前記ガス遮断状態に切り換えてホース接続体へ
のガスの供給を遮断することによって、そのような高温
のホースの内部を通して外部のガス機器へガスが供給さ
れ続ける不利を未然に回避して、使用上の安全性を向上
させることができるものでありながら、前記ガス断続手
段は、ガス供給状態とガス遮断状態との間で切り換え操
作を実行するときにのみ通電するだけで対応でき、切り
換えが行われた後は、非通電状態で、その切り換えた状
態を保持することができるので、消費電力を少ないもの
で済ませることができ、例えば、ガスコンロでは乾電池
を用いることが多いが、このような場合でも使用可能な
期間を極力長くすることができる利点がある。
【0026】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、本発明に
係るガスコンロについて図面に基づいて説明する。図
1、図2に示すように、上記ガスコンロは、3つのコン
ロバーナ部1が設けられるとともに、その下方側の内部
に位置させてグリル部2が設けられ、コンロ奥側箇所に
はグリル部2における図示しないグリルバーナの燃焼ガ
スを排気するためのグリル排気口3が形成されている。
前記各コンロバーナ部1の周囲は、上部カバー体として
のトッププレート4にてコンロ上面が覆われており、こ
のトッププレート4の上部に、各コンロバーナ部1に対
する被加熱対象(鍋等)を受け止め支持するための五徳
5が載置支持されている。又、前側面には、点火操作や
ガス量調節等の各種操作を行うための前面操作部6が設
けられている。尚、前記トッププレート4はコンロ上部
側のほぼ全面を覆う1枚板構造であり、清掃等のために
容易に取り外すことができるように取り外し可能に載置
支持する構成となっている。
【0027】このガスコンロは、システムキッチンSK
のカウンタCに形成されたコンロ装着口から差し込み装
着する構成となっている。つまり、図1に示すように、
システムキッチンSKのカウンタC(上面)にコンロ本
体Aを上方側から差し込み挿入可能な大きさのコンロ装
着口B1が形成されており、システムキッチンSKの前
側面にはコンロの前面操作部6が外部に臨む状態となる
ように挿入される操作用開口B2が形成されている。そ
して、図4に示すように、上記コンロ装着口B1を通し
てコンロ本体Aを挿入するとともに、コンロの前面操作
部6が操作用開口B2に挿入するように差し込み挿入さ
せて、コンロ本体Aの外周部に設けられた係止鍔7がコ
ンロ装着口B1の内周縁に係止して位置保持される構成
となっている。
【0028】図3に示すように、コンロ装着箇所の下方
側において、建物の壁等から固定延設されたガス供給部
Gと、装着されたコンロ本体Aの下面側に形成されたガ
ス入口部8との間を接続管Tにて配管接続してガスが供
給されるようになっている。
【0029】そして、このガスコンロには、コンロ奥側
におけるグリル排気口3の右側に位置する横端部個所
に、ホースの接続分離操作をコンロ上方から行える状態
で、外部のガス機器Kに対するガス供給用のホース接続
体9が設けられている。このホース接続体9は、前記ト
ッププレート4に形成した開口10を通してこのトップ
プレート4よりも上方に突出する状態で、ホースhが水
平方向に沿って接続されるように構成され、且つ、その
ホース接続向きが上下軸芯周りで変更自在となるように
構成され、前記ガス入口部8から供給されるガスが装置
内部の供給路11aを通して前記ホース接続体9に供給
されるように構成されている。
【0030】詳述すると、図4、図5に示すように、前
記ホース接続体9は、接続用のホースhに取り付けられ
る接続継手12を外方側から差し込み装着させると自動
的にガス供給状態に切り換わり、接続継手12を取り外
すと自動的にガス遮断状態に切り換わるガス断続機構を
内装した接続部本体9aと、この接続部本体9aを上下
軸芯X周りで回動自在に支持する固定支持部9bとを備
えて構成されている。前記接続部本体9aは、前記接続
継手12が水平方向に沿って接続されるように水平向き
の継手部13を備えるとともに、この継手部13による
ホース接続向きが上下軸芯周りで変更自在となるように
前記固定支持部9bに対して上下軸芯X周りで回動自在
に支持される構成となっている。又、前記ホース接続向
きを上下軸芯X周りで変更される変更範囲を、当該ホー
ス接続体9に最も近い個所に位置するコンロ角部に向か
う向きを含む設定角度範囲内に規制するように構成され
ている。つまり、接続部本体9aに設けられた係合部1
4が所定範囲に亘って回動することを許容し且つ両側端
部では係合部14が端縁に受け止め係止されてそれ以上
の回動を阻止するような係合溝15が前記固定支持部9
bに形成され、継手部13によるホース接続向きが回動
可能な範囲が、図5に示すように、コンロ角部に向かう
向きを含む設定角度範囲内に規制されるようになってい
る。尚、図4は、外部のガス機器Kがガスコンロの右側
方に位置してガス供給用ホースが右側に向けて配置され
る場合を示しているが、図6に示すように、外部のガス
機器Kがガスコンロの左側方に位置してガス供給用ホー
スがコンロの奥側を通過して左側に向って配置される場
合でもよく、この場合には、遮熱カバー17でホースh
を覆う構成としている。
【0031】このように構成すると、ホースがコンロバ
ーナ部1等の上方を通過する等の不利を生じないように
して適切にホースを接続することができ、図4に示すよ
うに、設定角度範囲内で回動自在に設けられることか
ら、前記接続継手12を継手部13に対して接続又は分
離する場合に、その接続継手12がシステムキッチンS
Kの奥側箇所における縦壁部分BGとの間の間隔を確保
することができ、接続されるホースhが誤ってコンロバ
ーナ部1の上方を通過する等の不都合を未然に回避しな
がら、接続継手12が縦壁部分BGに干渉しない状態で
接続又は分離作業を行い易いものにできる。
【0032】前記ホース接続体9の周囲を覆う接続部カ
バー32が、ホース接続体9に接続されるホースhが通
過することを許容する開口部32aを備えて構成されて
いる。この接続部カバー32は、このホース接続体9が
上方に突出すべく通過するためにトッププレート4に形
成された開口10の周縁部に着脱自在に装着される構成
となっている。つまり、図5に示すように、トッププレ
ート4の開口10の周縁部に対して、この周縁部に沿う
ようにリング状に形成された合成樹脂製の装着用台座部
33が予め差し込み装着されるようになっており、この
装着用台座部33に対して合成樹脂製の接続部カバー3
2が上方側から差し込み装着されてホース接続体9の周
囲を覆う閉状態と、接続部カバー32が取り外されてホ
ース接続体9の周囲が開放される開放状態とに切り換え
自在に構成されている。
【0033】装着用台座部33は、左右両側に形成され
た係止部34が、トッププレート4の開口10の周縁部
への差し込み装着に伴って弾性変形し、所定位置まで挿
入するとその係止部34が周縁部の内方側に対して係合
して抜け止め保持するように構成されている。そして、
接続部カバー32を装着用台座部33に差し込み挿入す
ると、接続部カバー32に形成された左右両側の係止爪
35が弾性変形しながら挿入され、所定位置まで挿入す
ると各係止爪35が装着用台座部33に形成された被係
止部36に自動的に係止して抜け止め保持するように構
成されている。
【0034】そして、このガスコンロでは、前記ホース
接続体9へのガスの供給を許容するガス供給状態と、前
記ガスの供給を遮断するガス遮断状態とに切り換え自在
なガス断続手段と、前記ホース接続体9の温度が、ガス
遮断用の設定温度を越えると、前記ガス断続手段を前記
ガス供給状態から前記ガス遮断状態に切り換える安全手
段とが設けられている。つまり、図3に示すように、ホ
ース接続体9へのガスの供給を行う供給路11aの途中
部に、前記ガス断続手段としてのガス電磁弁40が設け
られ、このガス電磁弁40は、通電によって、開弁状態
(ガス供給状態)と閉弁状態(ガス遮断状態)との切り
換え操作を実行するとともに、開弁状態及び閉弁状態の
夫々において、非通電状態で、保持自在な自己保持型の
電磁弁にて構成されている。
【0035】ガス電磁弁40の構成について説明する
と、図7に示すように、先端部に弁シート41を備えた
磁性材料からなるプランジャー42と、このプランジャ
ー42の長手方向に沿って並ぶ状態で設けられる磁性材
料からなるコア部材43とが、内部に位置する状態で備
えられ、前記プランジャー42及びコア部材43の外周
部を囲う状態でコイル44が設けられている。そして、
それらを収納する磁性材料からなるヨーク部材45の一
端側にコア部材43が固定され、ヨーク部材45の他端
側に形成した挿通孔を通して前記プランジャー42が外
方に突出するように設けられている。そして、このプラ
ンジャー42は、その長手方向にスライド移動自在に支
持される構成となっており、このプランジャー42の長
手方向におけるコア部材43側に位置する一部分は筒状
に形成され、その内部に、プランジャー42をコア部材
43から離間する方向に移動付勢するスプリング46が
内装されている。又、前記ヨーク部材45には永久磁石
47が内装されており、この永久磁石が形成する磁界
が、ヨーク部材45、コア部材43、及び、プランジャ
ー42の夫々を通るように磁気回路が形成されている。
尚、図中、48は、ガス漏れを防止するシール部材であ
る。
【0036】次に、ガス電磁弁40の動作について説明
する。例えば、図7(イ)に示すように、プランジャー
42がコア部材43から離間して、弁シート41が弁座
41aに押し付けられている状態(これが閉弁状態に対
応する)では、前記スプリング46の付勢力によって、
その離間した状態が維持される。そして、この閉弁状態
から、前記永久磁石47により形成される磁界の方向と
同じ方向の磁界を形成するように、前記コイルに電流を
供給すると、形成される磁界の磁気力によって、プラン
ジャー42とコア部材43との間で吸引力が大となり、
前記スプリングの付勢力に抗してプランジャー42が吸
引されてコア部材43に吸着される(図7(ロ)参
照)。このとき、弁シート41が弁座41aから離間し
て通路を通してガスが供給される状態となる(この状態
が開弁状態に対応する)。このようにプランジャー42
がコア部材43に一度吸着されると、コイルへの通電が
無くなっても、前記永久磁石により形成される磁界の磁
気力により吸着状態が維持されることになる。又、この
開弁状態から、前記永久磁石47により形成される磁界
の方向とは逆方向の磁界を形成するように、前記コイル
44に逆方向の電流を供給すると、永久磁石47にて形
成される磁界の磁気力が弱められ、プランジャー42と
コア部材43との間で吸引力が小となり、前記スプリン
グ46の付勢力によって、プランジャー42がコア部材
43から離間して前記閉弁状態に切り換わる。そして、
コイル44への通電が停止してもその状態が維持され
る。このように、このガス電磁弁40は、通電によっ
て、開弁状態と閉弁状態との切り換え操作を実行すると
ともに、開弁状態及び閉弁状態の夫々において、非通電
状態で、保持される構成となっている。
【0037】そして、図8に示すように、前記ガス電磁
弁40の動作を制御する制御部49、手動操作にてガス
電磁弁40の開弁を指令する予備栓開スイッチSW1、
手動操作にてガス電磁弁40の閉弁を指令する予備栓閉
スイッチSW2、前記ホース接続体9の外周面の温度を
検出するサーミスタ50の夫々が設けられている。前記
制御部49は、マイクロコンピュータを備えて構成さ
れ、図9に示すように、予備栓開スイッチSW1にて開
弁が指令されるとガス電磁弁40を開弁させ、予備栓閉
スイッチSW2にて閉弁が指令されるとガス電磁弁40
を閉弁させるように、コイル44に対応する方向の電流
を供給するように駆動回路51の電流の供給方向を切り
換え制御するように構成されている。つまり、駆動回路
51におけるトランジスタTr1をオンさせると、トラ
ンジスタTr2がオンして、図中、右から左方向に向け
てコイル44に電流が流れ、トランジスタTr3をオン
させると、トランジスタTr4がオンして、図中、左か
ら右方向に向けてコイル44に電流が流れることにな
る。そして、前記制御部49は、開弁が指令されてガス
電磁弁40を開弁させて外部のガス機器Kにガス供給が
行われているときに、前記サーミスタ50にて検出され
るホース接続体9の温度が、ガス遮断用の設定温度T1
を越えると、開弁状態から閉弁状態に切り換えるべくガ
ス電磁弁40を制御するように構成されている。従っ
て、制御部49、サーミスタ50、駆動回路51等によ
り安全手段が構成される。
【0038】このように構成することによって、外部の
ガス機器に対するガス供給用のホースhを接続するホー
ス接続体9がコンロバーナ1に近い箇所に設けられて、
ガスコンロと外部のガス機器Kとを同時に使用するとき
に、コンロバーナ1の熱によりホース接続体9が高温に
なると、ホース接続体9へのガス供給を遮断することに
より、高温のホースhの内部を通して外部のガス機器K
へガスが供給され続ける不利を未然に回避することがで
きる。
【0039】〔第2実施形態〕次に、第2実施形態につ
いて説明する。この実施形態では、コンロ本体Aやホー
ス接続体9の構成については、上記第1実施形態と同じ
であるから説明は省略し、以下、第1実施形態と異なる
点についてのみ説明する。
【0040】この実施形態では、上記したガス電磁弁4
0に代えて、前記コンロ本体に備えられるコンロバーナ
1(ガスバーナ)へのガス供給量を変更調整自在なガス
供給量調整手段が設けられ、前記ホース接続体の温度
が、ガス遮断用の設定温度を越えると、コンロバーナへ
のガス供給量の減少作動を実行すべく前記ガス供給量調
整手段の作動を制御する安全手段とが設けられている。
【0041】具体的に説明すると、前記ガス供給量調整
手段として、図10に示すように、前記ガス入口部8か
ら各コンロバーナ1やグリル部2の夫々に対してガスが
供給される前記供給路11bの経路途中に、電磁操作式
のコンロ用の元ガス弁60を備えさせ、図11に示すよ
うに、上記実施形態の回路構成と同様な回路構成とし
て、手動操作にて元ガス弁60の開弁を指令する元ガス
開スイッチSW3、手動操作にて元ガス弁60の閉弁を
指令する元ガス閉スイッチSW4、前記ホース接続体9
の外周面の温度を検出するサーミスタ50の夫々が設け
られている。そして、図12に示すように、制御部49
は、前記ホース接続体9の外周面の温度を検出するサー
ミスタ50の検出温度がガス遮断用の設定温度T2を越
えると、制御部49が、コンロ用の元ガス弁60を閉状
態に切り換えるように構成されている。
【0042】このように構成すると、ホース接続体9が
高温となっている要因となっているコンロバーナ1やグ
リル部2のバーナの燃焼が緊急停止されるので、高温の
ホースhの内部を通して外部のガス機器Kへガスが供給
され続ける不利を未然に回避することができる。
【0043】〔第3実施形態〕次に、第3実施形態につ
いて説明する。この実施形態では、コンロ本体Aやホー
ス接続体9の構成については、上記第1実施形態及び第
2実施形態と同じであるから説明は省略し、以下、これ
らと異なる点についてのみ説明する。
【0044】この実施形態では、第1実施形態における
ガス電磁弁40と、第2実施形態におけるコンロ用の元
ガス弁60とを夫々備える構成としており、図13に示
すように、手動操作にてガス電磁弁40の開弁を指令す
る予備栓開スイッチSW1、手動操作にてガス電磁弁4
0の閉弁を指令する予備栓閉スイッチSW2、手動操作
にて元ガス弁60の開弁を指令する元ガス開スイッチS
W3、手動操作にて元ガス弁60の閉弁を指令する元ガ
ス閉スイッチSW4、前記ホース接続体9の外周面の温
度を検出するサーミスタ50の夫々が設けられている。
そして、制御部49は、前記サーミスタ50の検出温度
の情報に基づいて、ガス電磁弁40と元ガス弁60とを
夫々制御する構成としている。具体的には、図14に示
すように、制御部49は、前記サーミスタ50の検出温
度が、ガス遮断用の設定温度T3を越えると、開弁状態
から閉弁状態に切り換えるべくガス電磁弁40を制御す
るように構成され、更に温度が上昇して、前記サーミス
タ50の検出温度が、ガス遮断用の設定温度T3よりも
高い燃焼制御用の設定温度T4を越えると、コンロ用の
元ガス弁60を閉状態に切り換えるように構成されてい
る。
【0045】このように構成することで、高温のホース
の内部を通して外部のガス機器へガスが供給され続ける
不利を未然に回避することができるとともに、ホースが
大きな燃焼量で加熱され続ける不利を回避させることが
でき、更に、使用上の安全性を向上させることができ
る。
【0046】上記各実施形態における「ガス遮断用の設
定温度」、「燃焼制御用の設定温度」は、その検出対象
箇所における温度と、使用上の安全性の観点から、適宜
適正な状態として設定されるものであり、同じ値である
必要はない。
【0047】〔別実施形態〕次に別実施形態について説
明する。
【0048】(1)上記第1〜第3実施形態の夫々にお
いて、前記安全手段として、前記ホース接続体の温度の
情報に基づいて、上記したような安全作動(ガス断続手
段や元ガス弁を閉状態に切り換える作動)を実行する構
成としたが、このような構成に限らず、上記各実施形態
の夫々において次のような構成としてもよい。
【0049】 前記ホース接続体9の温度の情報に代
えて、前記ホースhの温度の情報に基づいて、上記安全
作動を実行する構成でもよい。例えば、図15に示すよ
うに、前記ホースhの外周部に、ガス遮断用の設定温度
を越えると溶断する温度ヒューズ70を、閉ループを構
成する状態で巻回して、この温度ヒューズ70の両端を
コネクタ71を介して制御部49に接続して、ホースh
の温度が前記設定温度を越えて温度ヒューズ70が溶断
すると、制御部49が開弁状態から閉弁状態に切り換え
るべくガス電磁弁40を制御する構成としている。尚、
この実施形態におけるガス遮断用の設定温度は、ホース
hの温度が、ガス供給を継続することが適切でないと考
えられる程度の温度に設定されており、上記実施形態に
おける設定温度とは異なるものである。
【0050】 前記ホース接続体の温度の情報に代え
て、前記ホース接続体に接続された前記ホースが接触す
るおそれのある箇所の温度の情報に基づいて、上記安全
作動を実行する構成でもよい。
【0051】前記ホースが接触するおそれのある箇所と
して、例えば、図16に仮想線で示すように、ホース接
続体に接続されたホースhが屈曲して、コンロ本体の外
周部を覆うカバー体としてのトッププレート4の横側個
所に接触するおそれがあるが、このトッププレート4の
横側個所における温度を温度検出手段としてのサーミス
タ50にて検出して、このサーミスタ50の検出温度
が、ホースhが接触したときに高温となるようなガス遮
断用の設定温度を越えると、ガス断続手段をガス供給状
態からガス遮断状態に切り換える構成としてもよい。
【0052】尚、前記ホースが接触するおそれのある箇
所としては、トッププレートに限らず、上記実施形態に
おける前記遮熱カバー17の温度、又は、前記ホース接
続体9の周囲を覆う接続部カバー32等の温度を検出し
てもよく、要するに、ホースが接触するおそれがあるも
のの温度を検出すればよい。この実施形態におけるガス
遮断用の設定温度としては、ホースが接触した場合にガ
ス供給を継続することが適切でないと考えられる程度の
温度に設定されており、上記したようなホース接続体の
温度やホースの温度に対するガス遮断用の設定温度とは
異なるものである。
【0053】 上記したような、前記ホース接続体9
の温度に基づく安全作動、前記ホースhの温度に基づく
安全作動、前記ホース接続体に接続された前記ホースが
接触するおそれのある箇所の温度に基づく安全作動のう
ちのいずれか2つあるいは3つの安全作動を並行して実
行する実施形態であってもよい。
【0054】(3)上記第2、第3実施形態では、前記
コンロ本体に備えられるガスバーナ(コンロバーナ)へ
のガス供給量を変更調整自在なガス供給量調整手段とし
て、前記ガス入口部8から各コンロバーナやグリル部の
夫々に対してガスが供給される前記供給路11bの経路
途中に設けられて、その供給路11bを開閉させる元ガ
ス弁で構成したが、このような構成に限らず、前記ガス
バーナへのガス供給量の減少作動として、前記ガスバー
ナへのガスの供給量をそれまでの供給量よりも少ない供
給量にさせて燃焼を継続させる燃焼量抑制状態にするよ
うに構成するものでもよい。あるいは、上記したように
各コンロバーナやグリル部の夫々に対して一括して供給
路を断続したりガス量を変更する構成に代えて、前記コ
ンロバーナやグリルバーナの夫々に各別に設けられてい
る既存のガス弁を閉操作するような構成としてもよい。
【0055】(4)上記実施形態では、ホース接続体や
トッププレート等の温度を検出する温度検出手段として
サーミスタを用いたが、サーミスタに限らず、バイメタ
ルや熱電対等、他の温度検出手段でもよい。
【0056】(5)上記実施形態では、ガス断続手段と
して、通電によって、前記ガス供給状態と前記ガス遮断
状態との切り換え操作を実行するとともに、前記ガス供
給状態及び前記ガス遮断状態の夫々において、非通電状
態で、保持自在な自己保持型の電磁弁にて構成される場
合を例示したが、このような構成に限らず、例えば、弁
体が閉弁状態に向けてバネ等の付勢手段にて付勢される
とともに、通電状態を継続することによって開状態を維
持するような構成の電磁弁でもよく、具体構成は適宜変
更して実施してもよい。
【0057】(6)上記実施形態では、安全手段とし
て、上記各検出対象箇所における温度の検出情報に基づ
いて、マイクロコンピュータを備えた制御部がガス電磁
弁や元ガス弁を開閉制御する構成としたが、このような
構成に限らず、例えば、前記温度ヒューズやバイメタル
等、温度の上昇に伴って、回路が遮断されるような検出
体を用いて、このような検出体により例えば、バネ等に
より閉付勢されている電磁弁を電気的に開操作させるた
めの導通路を形成しておいて、温度検出動作により回路
が遮断されると直接、電磁弁への通電を絶って閉弁させ
るような構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスコンロの斜視図
【図2】装着方法を示す図
【図3】ガスコンロの側面図
【図4】ホース接続体の平面図
【図5】ホース接続体と接続体カバーの分解斜視図
【図6】左側への接続状態を示す平面図
【図7】ガス電磁弁の構成を示す断面図
【図8】電気回路図
【図9】タイミングチャート
【図10】第2実施形態のガスコンロの側面図
【図11】第2実施形態の制御ブロック図
【図12】第2実施形態のタイミングチャート
【図13】第3実施形態の制御ブロック図
【図14】第3実施形態のタイミングチャート
【図15】別実施形態の温度検出状態を示す図
【図16】別実施形態の温度検出状態を示す図
【符号の説明】
1 ガスバーナ 4 カバー体 9 ホース接続体 40 ガス断続手段 50 温度検出手段 60 ガス供給量調整手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンロ本体に、外部のガス機器に対する
    ガス供給用のホースを接続するホース接続体が設けられ
    ているガスコンロであって、 前記ホース接続体へのガスの供給を許容するガス供給状
    態と、前記ガスの供給を遮断するガス遮断状態とに切り
    換え自在なガス断続手段と、 前記ホース接続体の温度が、ガス遮断用の設定温度を越
    えると、 あるいは、前記ホースの温度が、ガス遮断用の設定温度
    を越えると、 あるいは、前記ホース接続体に接続された前記ホースが
    接触するおそれのある箇所の温度が、ガス遮断用の設定
    温度を越えると、 前記ガス断続手段を前記ガス供給状態から前記ガス遮断
    状態に切り換える安全手段とが設けられているガスコン
    ロ。
  2. 【請求項2】 コンロ本体に、外部のガス機器に対する
    ガス供給用のホースを接続するホース接続体が設けられ
    ているガスコンロであって、 前記コンロ本体に備えられるガスバーナへのガス供給量
    を変更調整自在なガス供給量調整手段と、 前記ホース接続体の温度が、ガス遮断用の設定温度を越
    えると、 あるいは、前記ホースの温度が、ガス遮断用の設定温度
    を越えると、 あるいは、前記ホース接続体に接続された前記ホースが
    接触するおそれのある箇所の温度が、ガス遮断用の設定
    温度を越えると、前記ガスバーナへのガス供給量の減少
    作動を実行すべく前記ガス供給量調整手段の作動を制御
    する安全手段とが設けられているガスコンロ。
  3. 【請求項3】 コンロ本体に、外部のガス機器に対する
    ガス供給用のホースを接続するホース接続体が設けられ
    ているガスコンロであって、 前記ホース接続体へのガスの供給を許容するガス供給状
    態と、前記ガスの供給を遮断するガス遮断状態とに切り
    換え自在なガス断続手段と、 前記コンロ本体に備えられるガスバーナへのガス供給量
    を変更調整自在なガス供給量調整手段と、 前記ホース接続体の温度が、ガス遮断用の設定温度を越
    えると、 あるいは、前記ホースの温度が、ガス遮断用の設定温度
    を越えると、 あるいは、前記ホース接続体に接続された前記ホースが
    接触するおそれのある箇所の温度が、ガス遮断用の設定
    温度を越えると、 前記ガス断続手段を前記ガス供給状態から前記ガス遮断
    状態に切り換え、 且つ、前記ホース接続体の温度が、前記ガス遮断用の設
    定温度よりも高温の燃焼制御用の設定温度を越えると、 あるいは、前記ホースの温度が、前記ガス遮断用の設定
    温度よりも高温の燃焼制御用の設定温度を越えると、 あるいは、前記ホース接続体に接続された前記ホースが
    接触するおそれのある箇所の温度が、前記ガス遮断用の
    設定温度よりも高温の燃焼制御用の設定温度を越える
    と、 前記ガスバーナへのガス供給量の減少作動を実行すべく
    前記ガス供給量調整手段の作動を制御する安全手段とが
    設けられているガスコンロ。
  4. 【請求項4】 前記安全手段は、 前記ガスバーナへのガス供給量の減少作動として、前記
    ガスバーナへのガス供給を停止する燃焼停止状態にする
    ように構成されている請求項2又は3記載のガスコン
    ロ。
  5. 【請求項5】 前記安全手段は、 前記ガスバーナへのガス供給量の減少作動として、前記
    ガスバーナへのガスの供給量をそれまでの供給量よりも
    少ない供給量にさせて燃焼を継続させる燃焼量抑制状態
    にするように構成されている請求項2又は3記載のガス
    コンロ。
  6. 【請求項6】 前記安全手段は、 前記ホース接続体に接続された前記ホースが接触するお
    それがある箇所として、コンロ本体の外周部を覆うカバ
    ー体の温度を検出する温度検出手段を備えて構成されて
    いる請求項1〜5のいずれか1項に記載のガスコンロ。
  7. 【請求項7】 前記ホース接続体が、コンロ本体の奥側
    の横端部個所に、ホースの接続分離操作をコンロ上方か
    ら行える状態で設けられている請求項1〜6のいずれか
    1項に記載のガスコンロ。
  8. 【請求項8】 前記ガス断続手段は、通電によって、前
    記ガス供給状態と前記ガス遮断状態との切り換え操作を
    実行するとともに、前記ガス供給状態及び前記ガス遮断
    状態の夫々において、非通電状態で、保持自在な自己保
    持型の電磁弁にて構成されている請求項1、3〜7のい
    ずれか1項に記載のガスコンロ。
JP27396999A 1999-09-28 1999-09-28 ガスコンロ Pending JP2001099426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27396999A JP2001099426A (ja) 1999-09-28 1999-09-28 ガスコンロ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27396999A JP2001099426A (ja) 1999-09-28 1999-09-28 ガスコンロ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001099426A true JP2001099426A (ja) 2001-04-13

Family

ID=17535111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27396999A Pending JP2001099426A (ja) 1999-09-28 1999-09-28 ガスコンロ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001099426A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014009866A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Hoshizaki Electric Co Ltd 機器及びガス燃焼式加熱調理器
WO2021130020A1 (en) * 2019-12-24 2021-07-01 BSH Hausgeräte GmbH Solenoid valve and gas cooktop

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014009866A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Hoshizaki Electric Co Ltd 機器及びガス燃焼式加熱調理器
WO2021130020A1 (en) * 2019-12-24 2021-07-01 BSH Hausgeräte GmbH Solenoid valve and gas cooktop
ES2921248R1 (es) * 2019-12-24 2022-10-26 Bsh Hausgeraete Gmbh Valvula solenoide y cocina de gas

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2399770B1 (es) Actuador de seguridad termoelectrica adaptado a un quemador de gas de un aparato domestico
US7497386B2 (en) Apparatus and methods for operating a gas valve
JP2001099426A (ja) ガスコンロ
US3933419A (en) Magnetically-controlled gas ignition system
JPH0370131B2 (ja)
JP6532698B2 (ja) ガスコンロ
KR101847062B1 (ko) 가스레인지용 과열방지 장치
JP2010136865A (ja) 炊飯器
JP3375757B2 (ja) 加熱調理器
JP2002223939A (ja) 炊飯器
KR200246155Y1 (ko) 바이메탈을 이용한 가스량 조절장치
JPH08135975A (ja) 加熱調理器
JP2002130668A (ja) 燃焼器具
JP5134900B2 (ja) ガス調理器
JPS5833404Y2 (ja) 時限装置を内蔵した燃焼装置
JPH1130425A (ja) 加熱調理器
JPH04260740A (ja) システムレンジフードファン
JP2016156520A (ja) ガスコンロ
JP3628878B2 (ja) 温水加熱式空調装置
KR0170132B1 (ko) 써머커플 위치조절장치
JPH08226630A (ja) 燃焼制御装置
JP6503234B2 (ja) ガスグリル
KR200387906Y1 (ko) 전원 인가 단자를 구비하는 엠피유
JPS636608Y2 (ja)
JPH0581804B2 (ja)