JP2001099397A - ガス充填装置 - Google Patents

ガス充填装置

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JP2001099397A
JP2001099397A JP27813999A JP27813999A JP2001099397A JP 2001099397 A JP2001099397 A JP 2001099397A JP 27813999 A JP27813999 A JP 27813999A JP 27813999 A JP27813999 A JP 27813999A JP 2001099397 A JP2001099397 A JP 2001099397A
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Japan
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ventilation
compressor
gas
room
outlet
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JP27813999A
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English (en)
Inventor
Hajime Kishida
肇 岸田
Shinichi Kawamura
新一 河村
Masami Saruta
雅己 猿田
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料ガス供給系においてガス洩れがあった場
合でも、該ガスに着火することのないガス充填装置を提
供する。 【解決手段】 ケーシング3内に圧縮機5及び該圧縮機
5を駆動するエンジン4を配設し、燃料ガス供給源から
の燃料ガスを燃料タンク内に充填するガス充填装置1に
おいて、上記ケーシング3内を上記圧縮機5を収容する
圧縮機室39と、上記エンジン4を収容する駆動装置室
3bとに区画し、上記エンジン4の駆動力を上記圧縮機
5に伝達するシャフトケース4aを貫通させる貫通穴7
aを区画壁7に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス燃料を使用す
る車両や各種装置等のガス燃料タンクに燃料用ガスを充
填するガス充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のガス充填装置として、燃料
ガスを圧縮する圧縮機と、該圧縮機を駆動するエンジ
ン,電動モータ等の駆動装置とを1つのケーシング内に
収容したものがある。この従来のガス充填装置では、燃
料ガス供給源からの燃料ガスを吸い込み、昇圧して定置
式あるいは車両に搭載されたガス燃料タンクに圧送充填
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、仮に圧縮機
へのガス吸入路,圧縮機からのガス吐出路からなる燃料
ガス供給系からガス洩れがあった場合には、電気モータ
の電気火花や内燃機関の過熱した排気管の熱等によりガ
スに着火し、ガス充填機が使用できなくなる可能性があ
る。
【0004】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、燃料ガス供給系においてガス洩れがあった場
合でも、該ガスに着火することのないガス充填装置を提
供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ケー
シング内に圧縮機及び該圧縮機を駆動する駆動装置を配
設し、燃料ガス供給源からの燃料ガスを燃料タンク内に
充填するガス充填装置において、上記ケーシング内を上
記圧縮機を収容する圧縮機室と、上記駆動装置を収容す
る駆動装置室とに区画し、上記駆動装置の駆動力を上記
圧縮機に伝達する駆動力伝達部材を貫通させる貫通穴を
区画壁に形成したことを特徴としている。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、上
記動力伝達部材と貫通穴との隙間をシールするシール部
材を配設したことを特徴としている。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、上記区画壁の駆動装置室側から圧縮機室側に渡る換
気入口を設け、駆動装置室に換気出口を設けるととも
に、上記圧縮機室に連なる排気ダクトのダクト出口を上
記換気出口に隣接するように配置し、上記換気出口に外
気を駆動装置室及び圧縮機室に導入するとともに上記換
気出口及びダクト出口から外方に排出する換気ファンを
配置したことを特徴としている。
【0008】請求項4の発明は、請求項3において、上
記換気入口にエンジン冷却水用ラジエータを配設し、該
ラジエータの出側の圧縮機室側部分に圧縮ガス冷却用の
ガス冷却器を配設したことを特徴としている。
【0009】請求項5の発明は、請求項1又は2におい
て、上記区画壁の駆動装置室側から圧縮機室側に渡る換
気入口を設けるとともに、駆動装置室及び圧縮機室のそ
れぞれに換気出口を設け、該駆動装置室の換気出口及び
圧縮機室の換気出口に外気を換気入口から導入し換気出
口から排出する換気ファンを設けたことを特徴としてい
る。
【0010】請求項6の発明は、請求項1又は2におい
て、上記区画壁の駆動装置室側から圧縮機室側に渡る換
気出口を設けるとともに、駆動装置室及び圧縮機室のそ
れぞれに換気入口を設け、上記換気出口に、外気を上記
駆動装置室の換気入口及び圧縮機室の換気入口から導入
し上記換気出口から排出する換気ファンを設けたことを
特徴としている。
【0011】請求項7の発明は、請求項1又は2におい
て、圧縮機室に換気入口を形成するとともに駆動装置室
に換気出口を形成し、換気入口にエンジン冷却水用ラジ
エータを配設し、換気出口に圧縮ガス冷却用のガス冷却
器を配設するとともに換気ファンを配設し、上記ラジエ
ータを通過した空気の一部を上記駆動装置室に導く導入
ダクトを形成するとともに、上記圧縮機室内の空気を上
記換気出口に隣接するダクト出口に導く排気ダクトを設
けたことを特徴としている。
【0012】請求項8の発明は、請求項1又は2におい
て、上記圧縮機室を上側に、駆動装置室を下側にそれぞ
れ位置させ、駆動装置室に換気入口を形成するとともに
圧縮機室に換気出口を形成し、換気入口にエンジン冷却
水用ラジエータを配置するとともに外気を導入する換気
ファンを配設し、上記ラジエータを通過した空気の一部
を上記圧縮機室に導く導入ダクトを形成するとともに、
上記駆動装置室内の空気を上記換気出口に隣接するダク
ト出口に導く排気ダクトを設けたことを特徴としてい
る。
【0013】請求項9の発明は、請求項1又は2におい
て、駆動装置室に換気入口を設け、圧縮機室に換気出口
を設け、上記換気入口に外気を駆動装置室に送り込む換
気ファンを配設するか、上記換気出口に圧縮機室内の空
気を外方に排出する換気ファンを設けるかの少なくとも
何れか一方を採用したことを特徴としている。
【0014】請求項10の発明は、請求項2〜9の何れ
かにおいて、圧縮機室の上部にガス洩れ検知器を配設
し、ガス洩れが検出されたとき上記何れかのファンを駆
動するか、又は該ファンの回転速度を増加させることを
特徴としている。
【0015】
【発明の作用効果】請求項1の発明に係る発明によれ
ば、ケーシング内を圧縮機室と駆動装置室とに区画し、
駆動装置の駆動力を上記圧縮機に伝達する駆動力伝達部
材を上記区画壁の貫通穴を貫通するように配置したの
で、仮に圧縮機室側でガス洩れが発生した場合でも、該
洩れたガスが駆動装置室側に流入するのを防止でき、駆
動装置で発生する火花や排気管の熱により上記洩れたガ
スに着火するのを防止でき、ガス充填装置が使用不能と
なる事態を回避できる。
【0016】請求項2の発明によれば、上記動力伝達部
材と貫通穴との隙間をシール部材でシールしたので、上
記洩れたガスが駆動装置室側る流入するのをより確実に
防止でき、従ってガスの着火をより一層確実に防止でき
る。
【0017】請求項3の発明によれば、圧縮機室側の空
気は、駆動装置室の換気出口に配設された換気ファンに
より排気ダクトを介して外部に排出されるので、圧縮機
室側でガス洩れが発生した場合でも該洩れたガスを確実
に外部に排出でき、該洩れたガスの着火といった問題を
より一層確実に防止できる。
【0018】請求項4の発明によれば、上記換気入口に
エンジン冷却水用ラジエータを配設し、該ラジエータの
出側の圧縮機室側部分に圧縮ガス冷却用のガス冷却器を
配設したので、エンジン冷却水を効率良く冷却できると
ともに、圧縮ガスを効率良く冷却できる。即ち、外気は
まず比較的温度の低いラジエータを冷却し、続いて比較
的温度の高いガス冷却器を冷却することとなり、ラジエ
ータ及びガス冷却器の両方を効率良く冷却できる。
【0019】請求項5の発明によれば、駆動装置室及び
圧縮機室のそれぞれに換気出口を設け、該各換気出口に
外気を換気入口から導入し換気出口から排出する換気フ
ァンを設けたので、圧縮機室,駆動装置室の何れにおい
てガス洩れが発生した場合でも該洩れたガスを確実に排
出できる。
【0020】請求項6の発明によれば、駆動装置室及び
圧縮機室のそれぞれに換気入口を設け、区画壁の両側に
渡るように設けた換気出口に換気ファンを設けたので、
外気を上記駆動装置室の換気入口及び圧縮機室の換気入
口から導入し上記換気出口から排出することができ、こ
の場合にも圧縮機室,駆動装置室の何れにおいてガス洩
れが発生した場合でも該洩れたガスを確実に排出でき
る。
【0021】請求項7の発明によれば、圧縮機室に換気
入口を形成するとともに駆動装置室に換気出口を形成
し、換気入口にエンジン冷却水用ラジエータを配設し、
換気出口に圧縮ガス冷却用のガス冷却器を配設したの
で、外気によりまず比較的温度の低いラジエータを冷却
し、続いて比較的温度の高いガス冷却器を冷却すること
となり、ラジエータ及びガス冷却器の両方を効率よく冷
却できる。
【0022】請求項8の発明によれば、上記圧縮機室を
上側に、駆動装置室を下側にそれぞれ位置させたので、
駆動装置及び圧縮機を縦置配置としてユニット化でき、
該ユニットをケーシング内に設置する際の作業性を向上
できるとともに、設置面積が小さくて済み、該ガス充填
装置の必要設置スペースを削減できる。
【0023】請求項9の発明によれば、駆動装置室に換
気入口を設け、圧縮機室に換気出口を設け、上記換気入
口に外気を駆動装置室に送り込む換気ファンを配設する
か、上記換気出口に圧縮機室内の空気を外方に排出する
換気ファンを設けるかの少なくとも何れか一方を採用し
たので、1つの換気ファンにより両方の室の換気を行う
ことができる。
【0024】請求項10の発明によれば、圧縮機室の上
部にガス洩れ検知器を配設し、ガス洩れが検出されたと
き上記何れかのファンを駆動するか、又は該ファンの回
転速度を増加させるようにしたので、ガス洩れが発生し
た場合には該洩れたガスを直ちに外方に排出でき、洩れ
たガスに着火するといった問題を回避できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に沿って説明する。図1は請求項1〜4,10の第1
実施形態によるガス充填装置の模式正面図である。な
お、以下の全ての実施形態において同一符号は同一又は
相当部分を示す。
【0026】図1において、1はガス充填装置であり、
該ガス充填装置1は、図示しないガス燃料供給源から吸
い込んだ例えば天然ガスを圧縮して図示しない車両や各
種装置のガス燃料タンクに充填するためのものである。
該ガス充填装置1は、1つのケーシング3内に後述する
駆動装置としてのエンジン4と、圧縮機5,及びガス冷
却器(インタクーラ)6等を収容した概略構造のもので
ある。
【0027】上記ケーシング3は鋼板製で直方体状のも
のであり、該ケーシング3内は区画板(区画壁)7によ
り上記圧縮機5が収容される圧縮機室3aと、上記エン
ジン(駆動装置)4が収容されるエンジン室(駆動装置
室)3bとに画成されている。そしてこの区画板7に
は、上記エンジン4の駆動力を上記圧縮機5に伝達する
出力軸(駆動力伝達部材)が収容されたシャフトケース
4aを貫通させる貫通穴7aが形成されている。そして
上記区画板7の貫通穴7a周縁と上記シャフトケース4
aとの隙間は弾性部材製のシールプレート7bによりシ
ールされている。
【0028】また上記ケーシング3の天壁部3dの、図
1左右方向略中央には換気入口3cが形成されており、
また左側端部には排気開口8が形成されている。この排
気開口8はケーシング3内を上下方向に延びる排気通路
9を介してケーシング3内に連通している。排気通路9
の上流側端部(下端部)即ちエンジン室3bに開口する
主換気口9aには主換気ファン10が配設され、排気通
路9の途中の副換気口9bには副換気ファン11が配設
されている。この副換気ファン11には電動モータ12
が接続され、ケーシング3内上部の空気を排気通路9内
に排出するようになっている。
【0029】また上記圧縮機室3aは排気ダクト7cが
連なっており、該排気ダクト7cのダクト出口7dは上
記主換気口9a内に開口している。これにより上記主換
気ファン10の回転により排気ダクト7cを介して圧縮
機室3aの空気が吸引されるようになっている。
【0030】上記エンジン4は水冷式4サイクル4気筒
型のもので、クランク軸13が図1の左右方向に水平を
なし、かつシリンダヘッド14が上側に位置するように
ケーシング3の下部に搭載されている。なお、15は点
火プラグである。
【0031】上記主換気ファン10は上記クランク軸1
3の図1左側端部に接続され、エンジン4の運転中は該
エンジン4の動力で回転駆動される。またクランク軸1
3の主換気ファン10裏側部分に配設されたプーリ16
によりベルトを介して発電機17が回転駆動されるよう
になっている。この発電機17は充電回路を介してバッ
テリ18に接続されている。なお、このバッテリ18は
ケーシング3内の通風空間とは隔絶されるように形成さ
れたダクト室19内に配置されている。
【0032】エンジン4の吸気系は、シリンダヘッド1
4からケーシング3内を上方に延びて上記換気入口3c
付近に開口するよう構成されている。即ち、ケーシング
3内の上部に位置するエアクリーナ21から吸入した空
気を吸気マニホールド22によって各気筒に分配する構
造をとっている。吸気マニホールド22の途中には、ス
ロットル弁23が介装され、該スロットル弁23より上
流側にはベンチュリー部と該ベンチュリー部に設けられ
た燃料吐出口からなるミキサー24が設けられている。
【0033】上記スロットル弁23は、スロットル弁開
閉駆動モータ25により駆動される。上記ミキサ24の
燃料吐出口は、燃料ガス供給用配管26を介して後述す
る圧縮機入口管27に接続されている。即ち、該エンジ
ン4は、このガス充填装置1が圧縮して車両等に供給す
る天然ガスを燃料としている。燃料ガス供給用配管26
の途中には、エンジン4に供給する燃料ガスの圧力を略
大気圧に減圧制御するための減圧調整弁28と、燃料ガ
ス流量制御弁29とが介装されている。
【0034】上記燃料ガス流量制御弁29は、エンジン
始動準備中および運転中に開度が制御され、各気筒に送
られる混合気のA/Fを調整制御するのに使用される。
燃料ガス流量制御弁29はエンジン停止中全閉とされ
る。なおこのガス流量制御弁29をエンジン停止中も開
のままとする場合、燃料ガス供給配管26の途中にエン
ジン停止中全閉とされる開閉弁が配置される。
【0035】エンジン4の排気系は、気筒毎の排気ガス
を、シリンダヘッド14に取り付けられた排気マニホー
ルド30を介してエンジン4の側方に配置された排気チ
ャンバ31で集合させ、該排気チャンバー31の下流側
に接続したサイレンサ32を介して外方に排出するよう
になっている。上記サイレンサ32はケーシング3内に
おける図1左側端部に配設され、上方に向けて延びる排
気管33が接続されている。なお、排気管33の下流端
はケーシング3の天壁を貫通して上方に突出している。
【0036】エンジン4の冷却系は、ラジエータ34及
び電動式冷却水ポンプ35を有する循環回路を構成して
いる。ラジエータ34はケーシング3内の換気入口3c
と対向する位置に配置されている。また上記循環回路の
途中にはラジエータ34をバイパスするバイパス通路3
6がリニア三方弁37を介して接続されている。
【0037】なお、上記リニア三方弁37は、エンジン
温度によりラジエータ34へのエンジン冷却水の分流量
をエンジン温度が高いほど増加するよう制御するもので
あり、かつ始動直後等エンジンが過冷却状態にあるとき
には早期に暖機されるよう、エンジン冷却水をラジエー
タ34を迂回して圧縮機5の水ジャケットを通過させる
ようにする。なお、電動式冷却水ポンプ35の代わりに
クランク軸13で駆動するエンジン駆動式冷却水ポンプ
を設けてもよい。
【0038】圧縮機5は、圧縮部を4箇所に備えた容積
型のものであり、ケーシング3の下部にエンジン4と隣
接するように搭載され、入力軸5aがエンジン4のクラ
ンク軸13の反主換気ファン10側端部に上述の出力
軸,電磁クランク41を介して接続されている。この圧
縮機5は上記入力軸5aが回転することにより圧縮機入
口管27にケーシング下部のガス吸入口27aから供給
されたガスを圧縮して圧縮機出口管42に吐出する。
【0039】上記圧縮機入口管27は、ガス吸込口27
aと圧縮機5のガス入口とを接続しており、途中にはガ
ス供給元弁43、全ガス流量計44、逆止弁45、後述
する除湿装置46、及び吸込遮断弁47を介装されてい
る。またこの圧縮機入口管27には、供給ガスの圧力を
検出する第1圧力センサ48及び上記燃料ガス供給用配
管26が接続されている。
【0040】上記圧縮機5の上記4箇所の圧縮部、即ち
圧縮部#1〜圧縮部#4は、圧縮比がそれぞれ異なるよ
うに形成されており、またガス通路が直列になるように
接続されている。圧縮比は圧縮部#1が最も大きく、圧
縮部#2〜圧縮部#4がこの順で小さくなるように設定
されている。なお、全ての圧縮部#1〜#4を同一圧縮
比とすることも可能である。
【0041】また上記各圧縮部#1〜#2間、#2〜#
3間、#3〜#4間のガス通路及び圧縮部#4の出口側
のガス通路は、上記ガス冷却器6を通り、圧縮後のガス
の温度を低下させる構造を採用している。具体的には図
1において、圧縮部#1〜圧縮部#4のポートA〜Gの
それぞれをガス冷却器のポートA〜Gのそれぞれに接続
している。
【0042】上記ガス冷却器6は、空冷式で、ガスが流
れるパイプに図示していない冷却フィンを設けてなる熱
交換部6aを、空気取入口,出口を有するケース内に収
容したものである。このガス冷却器6の空気取入口は換
気入口3cに配置されたラジエータ34の空気出口の圧
縮機室側部分に対向するように設けられている。ケーシ
ング3の換気入口3cから流入した外気がラジエータ3
4を経て上記熱交換部6aを通過し、圧縮機5の外周を
冷却し、排気ダクト7cを介して主換気ファン10によ
り排出される。
【0043】なお7eはラジエータ34あるいはガス冷
却器6を通過した外気をエンジン4や圧縮機5へ導くガ
イドである。また、本実施形態において換気入口3cを
ケーシング3の上面に配置したが、ケーシング3の正
面,背面あるいは主換気ファン10と対向する右側面に
1つあるいは複数配置してもよい。
【0044】上記圧縮機出口管42はケーシング3を貫
通して外方に導出され、先端部に充填カプラソケット5
1が接続されている。この充填カプラソケット51を図
示していない車両のタンク側のカプラソケットに接続す
ることによって圧縮機5と車両のガス燃料タンクとが連
通される。なお、充填カプラソケット51はタンク側カ
プラソケットが接続されていることを検出する充填ホー
ス接続確認用のセンサ52を備えている。
【0045】上記圧縮機出口管42の途中には、吐出流
量計53と、フィルタ54とが介装され、充填圧力検出
用の第2圧力センサ55が接続されている。またフィル
タ54と流量計53との間にはブローダウン弁56を介
してブローダウンタンク57が接続されている。このブ
ローダウンタンク57は充填開始時であって充填カプラ
ソケット51を車両に接続する以前に圧縮系に残存する
ガスを排出させ、ガス充填系の圧力を低減させるための
ものである。即ち、ブローダウン弁56を開いて圧縮機
5内の残圧を低減させることによって充填カプラソケッ
ト51をタンク側カプラソケットに人手によって簡単に
接続することかできる。
【0046】上記ブローダウンタンク57は圧縮機入口
管27の吸込遮断弁47下流部に接続されている。これ
によりブローダウンタンク57をガス供給系のバッファ
タンクとして機能させることかできる。なお、エンジン
4の運転中で吸入遮断弁47が開いているとき、ブロー
ダウンタンク57内の圧力が異常に高くなることはない
が、ブローダウン弁56を開くときブローダウンタンク
57内の圧力が異常に高くなる場合にはリリーフ弁58
を開いて放出口59から外部にガスを逃がすようにして
いる。なお、ブローダウンタンク57の容積を十分に採
ることで圧力異常を防ぐことができるので、その場合に
はリリーフ弁58及び放出口59を不要とすることがで
きる。
【0047】上記除湿装置46は、ガス中の水分を除去
するためのものであり、図示しない2つの除湿器と加熱
装置を備えている。この加熱装置は、エンジンの排気ガ
スを熱源としており、排気チャンバ31内を通る空気加
熱用パイプ63と、吸気通路のスロットル弁下流側に接
続された吸引用パイプ64とを備えている。
【0048】該ガス充填装置1の運転状態を制御する制
御装置49の入力側には各種のセンサ類が接続され、出
力側には弁やモータ等のアクチュエータ類が接続されて
いる。上記センサ類は、供給ガスの圧力を検出する第1
圧力センサ48、充填ガスの圧力を検出する第2圧力セ
ンサ55、運転モードを切り換えるための運転切換スイ
ッチ50、吸込流量計44、吐出流量計53、外気温度
検出用の第1温度センサ73、ケーシング内温度検出用
の第2温度センサ74、エンジン冷却水のエンジン出口
温度検出用の第3温度センサ75、圧縮機温度検出用の
第4温度センサ76、吐出ガス検出用の第5温度センサ
77、ケーシング3内の上部に配置されたガス検知器7
8、エンジン回転数センサ79、スロットル開度センサ
80、充填ホース接続確認用センサ52等である。
【0049】上記アクチュエータ類は、エンジン4の点
火時期制御用の点火制御回路、スロットル弁開閉駆動モ
ータ25、燃料制御弁29、リリーフ弁58、ブローダ
ウン弁56、吸入遮断弁47、主換気ファン10駆動用
の発電機17、電磁クラッチ41、冷却水ポンプ35、
冷却水用リニア三方弁37、ガス供給元弁43、副換気
ファン11駆動用の電動モータ12、除湿装置46用三
方弁(図示せず)等である。
【0050】上記制御装置49及び各電子部品の電源は
上記バッテリ18とし、エンジン4が停止している状態
でも上記アクチュエータを駆動して後述する各種の制御
を実施できるようになっている。なお、バッテリ18は
エンジン4の運転中には発電機17によって充電され
る。この場合、電磁クラッチ41を設けたので、バッテ
リ充電モードを設けることができる。即ち、圧縮機5を
作動させる必要のない時間帯において、電磁クラッチ4
1をオフしてエンジン4を作動させることによりバッテ
リ18を充電できる。
【0051】このように本第1実施形態では、ケーシン
グ3内を区画板7で圧縮機室3aとエンジン室3bとに
区画し、エンジン駆動力を圧縮機5に伝達する出力軸を
内蔵する4aを貫通させる貫通穴7aを上記区画板7に
形成し、シャフトケース4aと貫通穴7aとの隙間をシ
ールするシールプレート7bを配設したので、仮に圧縮
機5側でガス洩れが発生しても該洩れたガスがエンジン
室3b側に流入するのを回避でき、該洩れたガスに着火
するのを防止できる。
【0052】また上記区画板7のエンジン室3b側から
圧縮機室3a側に渡る換気入口3cを設け、エンジン室
3bに換気出口9aを設けるとともに、上記圧縮機室3
aに連なる排気ダクト7cのダクト出口7dを上記換気
出口9a内に配置したので、上記1つの換気ファン10
により、外気をエンジン室3b及び圧縮機室3aの両方
に導入するとともに上記換気出口9a及びダクト出口7
dから外方に排出することができる。
【0053】さらにまた上記換気入口3cにエンジン冷
却水用ラジエータ34を配設し、該ラジエータ34の出
側の圧縮機室5側部分に圧縮ガス冷却用ガス冷却器(イ
ンタクーラ)6を配設したので、外気はまず比較的温度
の低いラジエータ34を冷却し、続いて比較的温度の高
いガス冷却器6を冷却することとなり、その結果エンジ
ン冷却水を効率良く冷却できるとともに、圧縮ガスを効
率良く冷却できる。
【0054】またケーシング3の右側面に、ガス吸入口
27a,充填カプラソケット51及びガスの放出口59
を集約配置したので、ケーシング構造の簡素化を図るこ
とができ、コストを低減できる。ここで、ガス吸入口2
7aの反対側ケース面にもガス吸込口27a′を配設し
てもよい。また充填カプラソケット51をこれの反対側
ケース面にも配設し、充填ホース及びカプラを着脱可能
としても良く、このようにした場合には、充填時のガス
燃料タンク位置の自由度が拡大し、充填作業性を向上で
きる。
【0055】図2〜図5は請求項5の発明の第2実施形
態に係るガス充填装置を説明するための図であり、図
2,図3はガス充填装置の模式平面図,模式側面図、図
4はケーシングの一部の分解斜視図、図5は圧縮機の模
式断面図であり、図中、図1と同一符号は同一又は相当
部分を示す。
【0056】図2〜図5において、ケーシング3は以下
の構造を有する概ね直方体状のものである。即ち、床面
等の上に載置される平面視矩形状の角パイプ製基台2a
上に床板2bを配置し溶接固定して底パネル2cを形成
する。平面視矩形状の角パイプ製底枠2dと帯板製天枠
2eとを該両枠2d,2eの四隅に立設された支柱2f
で接続固定してフレーム2gを形成する。該フレーム2
gを上記底パネル2c上に配置してボルト締め固定す
る。さらに該フレーム2gの、上記天枠2e上に天パネ
ル2hをボルト締め固定するとともに、側パネル2nを
構成する前板2i,後板2j,左板2k,右板2mを着
脱可能にボルト締め固定する。
【0057】ここで上記前,後,左,右板2i,2j,
2k,2mの一端部2sは上記支柱2fにボルト2pに
より固定されている。また各板の他端部には係止片2q
が折り曲げ形成され、該係止片2qは隣接する板の係止
孔2rに係止している。また右板2mの他端部2s′は
ボルト2p′により支柱2fに前板2iと共締め固定さ
れており、該ボルト2p′は施錠されている。これによ
り上記各固定用のボルト2pは各板の内部に隠れてお
り、側パネル2nのフレーム2gからの分解を阻止して
おり、該ガス充填装置1の内部機器の盗難やいたずら等
を防止できるようになっている。
【0058】そして上記側パネル2nを分解する場合に
は、上記ボルト2p′を解錠して前板2iを図示左方に
移動させて取り外し、次に露出したボルト2p抜き取っ
て左板2kを図示上方に移動させて取り外し、順次後板
2j,右板2mを取り外す。このように側パネル2nを
簡単な操作で取り外すことができ、内部機器の点検整備
作業を容易に行うことができる。
【0059】また上記ケーシング3内は、区画板7によ
り圧縮機5を収容する圧縮機室3aと、上記エンジン4
を収容するエンジン室(駆動装置室)3bとに区画され
ている。上記区画板7は、圧縮機室3a内のガス等がエ
ンジン室3b内に流れ込むのを防止するためのものであ
り、該区画板7の周縁に折り曲げ形成されたフランジ部
7fが上記底パネル2c,側パネル2n,及び天パネル
2hの内面に密接するようボルト締め固定されている。
【0060】そして上記区画板7には、上記エンジン4
の駆動力を上記圧縮機5に伝達する伝達シャフト(駆動
力伝達部材)を内蔵するシャフトケース4aを貫通させ
る貫通穴7aが形成されている。また上記区画板7の貫
通穴7aの周縁と上記シャフトケースのクラッチ収容部
41aとの間はシールプレート7bによってシールされ
ている。このシールプレート7bは耐熱性を有するゴム
等の弾性シートからなる蛇腹状のものである。
【0061】また上記ケーシング3の後板2jの略中央
部には、換気入口3cが上記圧縮機室3a,エンジン室
3bの両方に渡る大きさに形成されている。また上記左
板2k,右板2mの略中央には換気出口3e,3fが形
成されている。そして上記換気入口3cにはエンジン冷
却水用のラジエータ34が配設されており、また上記換
気出口3e,3fにはそれぞれ換気ファン10a,10
bが配設されている。この換気ファン10aはエンジン
4のクンク軸13により回転駆動され、換気ファン10
bは圧縮機5の出力軸5bで回転駆動される。
【0062】本実施形態の圧縮機5は、4つの圧縮部#
1〜#4を星型配置したものであり、クランクケース8
0に星型配置された4つのシリンダ81内にスライダ8
2を摺動自在に配置し、該各スライダ82をコンロッド
83でクランク軸84のクランクアーム部84aに連結
した概略構造のものである。そして上記各スライダ82
には所要の圧縮比に応じた径,長さのピストン85が延
長形成されている。なお圧縮部#1ではスライダがその
ままピストンとなっている。また圧縮部#1〜#4のシ
リンダ内径d1〜d4はd1>d2>d3>d4の関係
にあり、ストロークL1〜L4はL1=L2=L3=L
4の関係にある。
【0063】そしてガス冷却器6は上記クランクケース
80の側壁80aに取り付けられており、該クランクケ
ース80の側壁80aの各圧縮部#1〜#4間部分に形
成された冷却水通路を介して冷却水循環経路が形成され
ている。そのため本実施形態では冷却水配管が容易であ
るとともに、配管長さ短くできる。
【0064】本第2実施形態では、外気が換気ファン1
0a,10bにより換気入口3cからラジエータ34を
介してエンジン室3b,圧縮機室3aに導入され、エン
ジン4周囲,圧縮機5周囲,及びガス冷却器6を冷却し
つつ換気出口3e,3fを通って外方に排出される。
【0065】このように本第2実施形態では、圧縮機室
3a,エンジン室3bのそれぞれに換気ファン10a,
10bを配設したので、圧縮機室3a,エンジン室3b
の何れにおいてガス洩れが発生した場合でも該洩れたガ
スを確実に排出できる。
【0066】図6及び図7は請求項6の発明の第3実施
形態を説明するための模式正面図,模式平面図であり、
図中、図2,図3と同一符号は同一又は相当部分を示
す。
【0067】本第3実施形態では、ケーシング3の側パ
ネル2nを構成する後板2j,左板2k,及び右板2m
にそれぞれ換気入口3g,3h,3iが形成され、該各
換気出口に第1〜第3ラジエータ34a,34b,34
cが配設されている。また天パネル2hには換気出口3
jが形成されており、該換気出口3jにはモータ10a
により駆動される換気ファン10が配設されている。な
お、上記第1〜第3ラジエータの一部を圧縮ガス冷却用
のガス冷却器と入れ替えても良い。
【0068】ここで上記側パネル2nの後板2jはメン
テナンス時に開閉するメンテナンスドアとなっており、
左板2kとの接続部に配置されたヒンジ2tにより外方
に回動可能となっている。この後板2jを外方に開くと
上記第1ラジエータ34aも該後板2jと共に外方に回
動する。
【0069】このように後板2j,左板2k,右板2m
の3箇所に第1〜第3ラジエータ34a〜34cを配置
したので、ラジエータ放熱面積を自由に設定でき、必要
な冷却能力を十分に確保できる。また、後板2jを回動
可能としたのでメンテナンスナンス性を向上することが
できる。この場合に、後側の第1ラジエータ34aを後
板2jと共に回動するようにしたので、このラジエータ
34aがメンテナンスの邪魔になることもない。
【0070】また本第3実施形態では、発電機17,冷
却水ポンプ駆動モータ35,各種ステッピングモータ3
5a及びリレー35b等の火花が発生する恐れのある機
器をケーシング3の底面上に配置している。これにより
仮にガス洩れが生じた場合でもこの洩れたガスは一般に
空気より軽く上部に溜まることから上記モータ等の火花
により着火し難い。
【0071】図8は請求項7の発明に係る第4実施形態
を説明するための模式正面図である。本第4実施形態で
は、ケーシング3の圧縮機室3a側には換気入口3kが
形成され、エンジン室3b側には換気出口3mが形成さ
れている。そして上記換気入口3kにはエンジン冷却水
用ラジエータ34dが配設され、換気出口3mには圧縮
ガス冷却用ガス冷却器6aが配設され、さらに該ガス冷
却器6aの裏面には換気ファン10が配設されている。
【0072】また上記ケーシング3の天パネル2h側に
は、上記ラジエータ34dを通過した空気の一部を上記
エンジン室3b側に導く導入ダクト7gが形成されてお
り、該ラジエータ通過空気は孔7hからエンジン室3b
内に導入される。さらにまた底パネル2c側には、上記
圧縮機室3a内の空気を上記換気出口3mに隣接するダ
クト出口7dに導く排気ダクト7cが形成されている。
【0073】本第4実施形態においても、上記各実施形
態と同様に、仮にガス洩れが生じた場合でも該洩れたガ
スが着火し難い。またラジエータ34dとガス冷却器6
aとを対向配置したので、外気により比較的温度の低い
ラジエータ34dを冷却し、続いて比較的温度の高いガ
ス冷却器6aを冷却することとなり、ラジエータ及びガ
ス冷却器の両方を効率よく冷却できる。
【0074】図9は請求項8の発明に係る第5実施形態
を説明するための模式正面図である。本第5実施形態で
は、区画板7はケーシング3を上下2室に区画するよう
に配置されており、圧縮機室3aはケーシング3の上側
に、エンジン室3bは下側にそれぞれ配置されている。
ここで上記区画板7に形成された貫通穴7aをシールす
るシール部材として、本実施形態では弾性体からなるシ
ール筒体7b′を採用している。またこのシール筒体7
b′は圧縮機5をエンジン4上に支持する支持部材とし
ても機能しており、これによりエンジン4と圧縮機5と
が一体化されている。またエンジン4はゴムマウント4
bを介して床パネル2c上に搭載されている。
【0075】このようにエンジン4と圧縮機5と縦置配
置としてユニット化したので、該ユニットをケーシング
3内に設置する際の作業性を向上できるとともに、設置
面積が小さくて済み、該ガス充填装置1の必要設置スペ
ースを削減できる。
【0076】またケーシング3の右板2mのエンジン室
3a側に換気入口3nが形成され、圧縮機室3a側に位
置する天パネル2h′に換気出口3pが形成されてい
る。そして上記、換気入口3nにエンジン冷却水用ラジ
エータ34eが配置され、さらに外気を導入する換気フ
ァン10が配設されている。
【0077】また、上記ケーシング3内には、上記区画
板7の一部を下方に延長することにより、上記ラジエー
タ34eを通過した空気の一部を上記圧縮機室3aに導
く導入ダクト7gが形成されている。またエンジン室3
b内の空気を上記換気出口3pに隣接するダクト出口7
dに導く排気ダクト7cも形成されている。
【0078】ここで上述のようにエンジン4はクランク
軸13を垂直方向に向けた縦置に配置されており、該ク
ランク軸13の下端に装着されたプーリ16が上記換気
ファン10側のプーリ16aにベルトで連結され、該プ
ーリ16aの回転軸16bが傘歯車16cを介して上記
換気ファン10に連結されている。
【0079】また上記圧縮機室3aの天パネル2h′は
上記換気出口3p側が高くなるように傾斜しており、該
傾斜内面の頂部にガス検知器78が配設されている。こ
のように傾斜上部にガス検知器78を配設したので、ガ
ス洩れが発生した場合、少ない洩れも確実に検知可能で
あり、早期に換気したり警報することが可能となる。ま
た傾斜上部に換気出口3pを設けたので、上記洩れたガ
スをドラフト作用により自然に排出できる。
【0080】図10は上記ケーシング3から延びる充填
ホース65の先端の充填カプラ66に流量表示計66a
及び供給遮断スイッチ66bを設けた例である。燃料ガ
スの充填に当たっては、上記充填カプラ66を車両等の
ガス燃料タンク側の充填カプラに接続し、オンオフスイ
ッチ66bをオンすることによりガス充填を行うことが
でき、また手元の表示計66aによりガス供給量を確認
でき、ガス充填作業性を改善できる。
【0081】図11(a)は緊急離脱カプラー67を充
填ホース65の途中に設けた例であり、図11(b)は
緊急離脱カプラー67をケーシング3の壁面に設けた例
である。このように図11の例では緊急離脱カプラー6
7を設けたので、ガス充填時において緊急停止が可能と
なる。
【0082】なお、上記充填ホース65を設けるにあた
り、ケーシング3内等に充填ホース巻き取り機構を配設
することも可能である。この巻き取り機構を設けた場合
には、燃料ガス充填時のガス燃料タンク位置の自由度が
増大し、また非充填時に充填ホースが邪魔になることが
ない。
【0083】また上記換気入口,換気出口,換気ファン
の配置位置については各種の変形例が採用可能であり、
例えば、エンジン室3b側に換気入口を設け、圧縮機室
側に換気出口を設け、上記換気入口に外気をエンジン室
に送り込む換気ファンを配設するか、上記換気出口に圧
縮機室内の空気を外方に排出する換気ファンを設けるか
の少なくとも何れか一方を採用することも可能である。
このようにしたのが請求項9の発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜4の発明に係る第1実施形態装置の
ブロック構成図である。
【図2】請求項5の発明に係る第2実施形態装置の模式
平面図である。
【図3】上記第2実施形態装置の模式側面図である。
【図4】上記第2実施形態係装置のケーシングの分解斜
視図である。
【図5】上記第2実施形態係装置の圧縮機の断面正面図
である。
【図6】請求項6の発明に係る第3実施形態装置の模式
正面図である。
【図7】上記第3実施形態装置の模式平面図である。
【図8】請求項7の発明に係る第4実施形態装置の模式
正面図である。
【図9】請求項8の発明に係る第5実施形態装置の模式
正面図である。
【図10】上記各実施形態装置において採用されるガス
充填ステーションの模式正面図である。
【図11】上記各実施形態装置において採用されるガス
充填ステーションの模式側面図である。
【符号の説明】
1 ガス充填装置 3 ケーシング 3a 圧縮機室 3b エンジン室(駆動装置室) 3c,3g〜3i,3k 換気入口 3e,3f,3j,3m,3p,9a,換気出口 4 エンジン(駆動装置) 4a シャフトケース(駆動力伝達部材) 5 圧縮機 6 ガス冷却器 7 区画板(区画壁) 7a 貫通穴 7b シール部材 7c 排気ダクト 7d ダクト出口 7g 導入ダクト 10 換気ファン 34,34a〜34e ラジエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猿田 雅己 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内 Fターム(参考) 3E072 AA03 DA05 GA30 3E083 AD27

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に圧縮機及び該圧縮機を駆
    動する駆動装置を配設し、燃料ガス供給源からの燃料ガ
    スを燃料タンク内に充填するガス充填装置において、上
    記ケーシング内を上記圧縮機を収容する圧縮機室と、上
    記駆動装置を収容する駆動装置室とに区画し、上記駆動
    装置の駆動力を上記圧縮機に伝達する駆動力伝達部材を
    貫通させる貫通穴を区画壁に形成したことを特徴とする
    ガス充填装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記動力伝達部材と
    貫通穴との隙間をシールするシール部材を配設したこと
    を特徴とするガス充填装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、上記区画壁の
    駆動装置室側から圧縮機室側に渡る換気入口を設け、駆
    動装置室に換気出口を設けるとともに、上記圧縮機室に
    連なる排気ダクトのダクト出口を上記換気出口に隣接す
    るように配置し、上記換気出口に外気を駆動装置室及び
    圧縮機室に導入するとともに上記換気出口及びダクト出
    口から外方に排出する換気ファンを配置したことを特徴
    とするガス充填装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、上記換気入口にエン
    ジン冷却水用ラジエータを配設し、該ラジエータの出側
    の圧縮機室側部分に圧縮ガス冷却用のガス冷却器を配設
    したことを特徴とするガス充填装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2において、上記区画壁の
    駆動装置室側から圧縮機室側に渡る換気入口を設けると
    ともに、駆動装置室及び圧縮機室のそれぞれに換気出口
    を設け、該駆動装置室の換気出口及び圧縮機室の換気出
    口に外気を換気入口から導入し換気出口から排出する換
    気ファンを設けたことを特徴とするガス充填装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2において、上記区画壁の
    駆動装置室側から圧縮機室側に渡る換気出口を設けると
    ともに、駆動装置室及び圧縮機室のそれぞれに換気入口
    を設け、上記換気出口に、外気を上記駆動装置室の換気
    入口及び圧縮機室の換気入口から導入し上記換気出口か
    ら排出する換気ファンを設けたことを特徴とするガス充
    填装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2において、圧縮機室に換
    気入口を形成するとともに駆動装置室に換気出口を形成
    し、換気入口にエンジン冷却水用ラジエータを配設し、
    換気出口に圧縮ガス冷却用のガス冷却器を配設するとと
    もに換気ファンを配設し、上記ラジエータを通過した空
    気の一部を上記駆動装置室に導く導入ダクトを形成する
    とともに、上記圧縮機室内の空気を上記換気出口に隣接
    するダクト出口に導く排気ダクトを設けたことを特徴と
    するガス充填装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2において、上記圧縮機室
    を上側に、駆動装置室を下側にそれぞれ位置させ、駆動
    装置室に換気入口を形成するとともに圧縮機室に換気出
    口を形成し、換気入口にエンジン冷却水用ラジエータを
    配置するとともに外気を導入する換気ファンを配設し、
    上記ラジエータを通過した空気の一部を上記圧縮機室に
    導く導入ダクトを形成するとともに、上記駆動装置室内
    の空気を上記換気出口に隣接するダクト出口に導く排気
    ダクトを設けたことを特徴とするガス充填装置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は2において、駆動装置室に
    換気入口を設け、圧縮機室に換気出口を設け、上記換気
    入口に外気を駆動装置室に送り込む換気ファンを配設す
    るか、上記換気出口に圧縮機室内の空気を外方に排出す
    る換気ファンを設けるかの少なくとも何れか一方を採用
    したことを特徴とするガス充填装置。
  10. 【請求項10】 請求項2〜9の何れかにおいて、圧縮
    機室の上部にガス洩れ検知器を配設し、ガス洩れが検出
    されたとき上記何れかのファンを駆動するか、又は該フ
    ァンの回転速度を増加させることを特徴とするガス充填
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101403466B1 (ko) * 2012-03-15 2014-06-11 광신기계공업 주식회사 집속형 압축천연가스 충전 시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101403466B1 (ko) * 2012-03-15 2014-06-11 광신기계공업 주식회사 집속형 압축천연가스 충전 시스템

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