JP2001099154A - 磁気浮上装置の制御装置 - Google Patents

磁気浮上装置の制御装置

Info

Publication number
JP2001099154A
JP2001099154A JP27841199A JP27841199A JP2001099154A JP 2001099154 A JP2001099154 A JP 2001099154A JP 27841199 A JP27841199 A JP 27841199A JP 27841199 A JP27841199 A JP 27841199A JP 2001099154 A JP2001099154 A JP 2001099154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
circuit
tuning
monitoring circuit
magnetic levitation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27841199A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ishigaki
健 石垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP27841199A priority Critical patent/JP2001099154A/ja
Publication of JP2001099154A publication Critical patent/JP2001099154A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/44Centrifugal pumps
    • F16C2360/45Turbo-molecular pumps

Landscapes

  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源オフの時にケーブルが外されても、磁気
浮上装置を最適な浮上状態に制御できる磁気浮上装置の
制御装置の提供。 【解決手段】 コントロールユニット2の監視回路8
は、ポンプ本体1とコントロールユニット2との間のケ
ーブル3が外されたことを検出して、監視回路8のオン
・オフ状態でそれを記憶する。電源オン時に監視回路8
がオフ状態のときは警報装置16によりチューニングを
促すアラームが発生され、インターロック回路17が作
動する。そのため、オペレータは、チューニングが必要
なことが容易に分かる。さらに、スタートスイッチSW
2が誤ってオン操作されても、モータドライバ12によ
るモータ6の駆動がインターロック回路17により禁止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気軸受式ターボ
分子ポンプ等の磁気浮上装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気軸受式ターボ分子ポンプでは、回転
翼を有するロータを磁気軸受装置で非接触に支持し高周
波モータによってロータを高速回転させている。磁気軸
受装置は、ロータ半径方向に設けられた電磁石によりロ
ータの半径方向の支持を行うラジアル磁気軸受と、ロー
タ軸方向に設けられた電磁石によりロータの軸方向の支
持を行うスラスト軸受とを備えている。また、これらの
電磁石に対応させて、電磁石とほぼ同位置にロータ位置
を検出する非接触式変位センサ(ラジアルセンサ、スラ
ストセンサ等)を設置し、電磁石と変位センサとでフィ
ードバック制御系を構成して各電磁石に流れる電流を調
整することにより、ロータを最適な位置に支持してい
る。
【0003】磁気軸受式ターボ分子ポンプは、ポンプ本
体およびポンプ本体を制御するコントローラと、これら
の間を電気的に接続するケーブルとを備えている。ケー
ブルには、一本のケーブルにモータに駆動電力を供給す
る電力線や電磁石に駆動電力を供給する電力線などを備
えているタイプのものと、モータ用電力線を備えるケー
ブルと電磁石用電力線を備えるケーブルとが別個になっ
ているタイプとがあるが、いずれのタイプにおいても電
磁石用電力線を備えるケーブルには変位センサからの信
号をコントローラに送るための信号線が設けられてい
る。
【0004】ところで、上述した変位センサの検出値は
ケーブルの浮遊容量やセンサ取付誤差などの影響を受け
るので、ポンプ本体とコントローラとをケーブルで接続
した後に、磁気軸受制御の的確さを確保するためのチュ
ーニングを行っている。チューニング後は、チューニン
グ時のポンプ本体,コントローラおよびケーブルの組み
合わせを変更しないで使用するのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポンプ本体の
メンテナンスやコントローラが故障したような場合に
は、例えば、バックアップ用ターボ分子ポンプのポンプ
本体やコントローラが代用品として用いられる。このよ
うな交換を行った場合には、上述したチューニングを行
う必要がある。また、ポンプ本体の設置場所が変更され
るなどしてポンプ本体とコントローラとの距離が長くな
ったような場合には、その距離にあった長さのケーブル
に交換しなければならない。ところが、ケーブルの長さ
が異なると、変位センサとコントローラとを接続する信
号線の抵抗や静電容量が異なるため、長さの異なるケー
ブルに交換した場合にもチューニングを行わなければな
らなかった。
【0006】このように、ポンプ本体,ケーブルおよび
コントローラの組み合わせの内の何れが変更になって
も、その度にチューニングを行う必要がある。しかし、
これらの組み合わせが変わったことは一見しただけでは
分かり難いという問題があった。
【0007】本発明の目的は、電源オフの時にケーブル
が外されても、磁気浮上装置を最適な浮上状態に制御で
きる磁気浮上装置の制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明の実施の形態を示す
図1に対応付けて説明する。 (1)請求項1の発明は、非接触の変位センサ7を有す
る磁気浮上装置1とケーブル3で電気的に接続され、電
源がオンのときに磁気浮上状態を制御する磁気浮上装置
1の制御装置2に適用され、電源がオフ状態であって
も、ケーブル3が外されたことを検出し記憶する接続監
視手段8を設けて上述の目的を達成する。 (2)請求項2の発明は、請求項1に記載の制御装置2
において、接続監視手段8によりケーブル3が取り外さ
れたことが記憶されているとき、電源をオンしても磁気
浮上装置1が起動されないようにするインターロック回
路17を設けたものである。
【0009】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が発明の実施の形態に限定されるものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して本発
明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形
態を示す図であり、磁気軸受式ターボ分子ポンプの磁気
軸受制御系を説明するブロック図である。図1に示す磁
気軸受式ターボ分子ポンプは、真空排気を行うポンプ本
体1と、ポンプ本体1の駆動制御を行うコントロールユ
ニット2と、両装置間を電気的に接続するケーブル3と
を備えている。ロータ翼(後述する)が設けられたロー
タ4は電磁石5により非接触支持され、モータ6により
回転駆動される。磁気浮上時のロータ4の変位は、変位
センサ7(例えば、非接触式の磁気センサ)により検出
される。
【0011】図2はポンプ本体1の詳細を示す断面図で
ある。ポンプ本体1のケーシング20の内部には、複数
段のロータ翼21およびネジ溝部22が形成されたロー
タ4と、ロータ翼21に対して交互に配設されるステー
タ翼23と、上記ネジ溝部22と対向するように配設さ
れる筒状部材24とが設けられている。ロータ4を非接
触支持する電磁石5はラジアル磁気軸受を構成する電磁
石51,52とアキシャル磁気軸受を構成する電磁石5
3とを有し、これらは5軸制御形磁気軸受を構成してい
る。これらのラジアル電磁石51,52とアキシャル電
磁石53に対応して、図1の変位センサ7もラジアル変
位センサ71,72およびアキシャル変位センサ73か
ら成る。25はケーブル3(図1)に接続されるレセプ
タクルである。ロータ4を電磁石51,52,53によ
り非接触支持しつつモータ6により回転駆動すると、吸
気口側のガスは矢印G1のように背圧側(空間S1)に
排気され、背圧側に排気されたガスは排気口フランジ2
6に接続された補助ポンプにより排気される。27,2
8は非常用のメカニカルベアリングである。
【0012】図3は5軸制御形磁気軸受の概念図であ
り、ロータ4の回転軸Jがz軸に一致するように示し
た。図3に示すように、図2に示したラジアル電磁石5
1は、x軸に沿ってロータ4を挟むように対向して配設
される1組の電磁石51xと、y軸に沿ってロータ4を
挟むように対向して配設される1組の電磁石51yとを
有する。同様に、ラジアル電磁石52も、x軸に沿って
ロータ4を挟むように対向して配設される1組の電磁石
52xと、y軸に沿ってロータ4を挟むように対向して
配設される1組の電磁石52yとを有する。また、アキ
シャル電磁石53は、ロータ4の下端に設けられたプレ
ート41をz軸に沿って挟むように対向して配設される
一組の電磁石53zを有する。上側の電磁石53zはプ
レート41を上方に吸引し、下側の電磁石53zはプレ
ート41を下方に吸引する。これら5対の電磁石51
x,51y,52x,52y,53により5軸制御形磁
気軸受が構成されている。なお、図3には表示しなかっ
たが、図2の変位センサ71,72は電磁石51x,5
1y,52x,52yに対応して4対の変位センサ71
x,71y,72x,72yで構成されている。
【0013】図1に戻って、変位センサ7の信号は監視
回路8を介して軸受制御回路9のセンサ回路9Aに送ら
れる。軸受制御回路9は変位センサ7で検出した変位量
をフィードバックして電磁石5に供給する電流量を制御
することにより、ロータ4の磁気浮上を安定に維持して
いる。10は外部電源11からの交流電力を直流電力に
変換して軸受制御回路9やモータドライバ12などに供
給するDC電源である。モータドライバ12は、回転数
センサ13により検出されたロータ4の回転数に基づい
てロータ4を回転制御する。本実施の形態では、ポンプ
本体1とコントロールユニット2とは一本のケーブル3
で接続されており、ケーブル3にはモータ用電力線3
a、電磁石用電力線3b、回転数センサ用信号線3cお
よび変位センサ用信号線3dが備えられている。
【0014】変位センサ7とセンサ回路9Aとの間に設
けられた監視回路8は、コントロールユニット2または
ポンプ本体1とケーブル3との接続が外されて、コント
ロールユニット2とポンプ本体1との接続が切れたこと
を検出するものである。監視回路8としては、ラッチ回
路等が用いられる。例えば、ポンプ本体1からケーブル
3が外されて両端接点8A,8Bが電気的に切り離され
ると監視回路8は接続切断を検出し、監視回路8内で保
持されていた電圧(オン状態)がGND(オフ状態)と
なる。このオフ状態は、再度ケーブル3とポンプ本体1
とが接続されても保持される。監視回路8の電源にはバ
ックアップ電源等の電池14が用いられ、監視回路8に
よる接続切断の検出はDC電源10がオフの場合でも行
われる。
【0015】前述したように、ケーブル長を変えたりポ
ンプ本体1を交換したりする場合にはチューニングを行
う必要がある。図4はチューニングを説明するための図
であり、(a)はロータ4のアキシャル変位センサ73
に関して示したものである。変位センサ73には高周波
電圧が印可されており、ロータ4が上端位置P1にある
ときには両端子8A,8B間に電位差V1が生じ、ロー
タ4が下端位置P2にあるときには両端子8A,8B間
に電位差V2が生じる。なお、ロータ4の上端位置P1
および下端位置P2はロータ4の構造により決まる。
【0016】図4(b)は電位差Vとロータ位置Pとの
関係を示したものである。L1を基準相関とした場合、
実際のターボ分子ポンプではケーブル3の浮遊容量やセ
ンサ取付誤差などの影響を受けてL2やL3のような相
関になる。そこで、基準相関L1のような電位差が得ら
れるように実際の相関L2,L3を補正して軸受制御を
行うことにより、ロータ4の浮上位置が所定位置となる
ように制御する。この補正作業をチューニングと呼び、
β2,β3は補正パラメータである。補正パラメータβ
はポンプ本体1やケーブル3によってそれぞれ異なるた
め、ポンプ本体1やケーブル3を交換した際には、必ず
チューニングが行われる。
【0017】電源スイッチSW1をオン操作してコント
ロールユニット2の電源10を起動すると、監視回路8
のオン・オフ状態が初期化回路15に読み込まれる。初
期化回路15は監視回路8がオフ状態ならば、すなわち
電源オフ状態時に接続切断があったときには警報装置1
6によりアラームを発生させる。アラームとしては、コ
ントロールユニット2にアラームランプを設けてそれを
点灯しても良いし、表示部を設けてアラーム表示を表示
するようにしても良い。17はインターロック回路であ
り、監視回路8がオフ状態のときにはインターロック回
路17によりモータ6の起動が阻止される。
【0018】ポンプ本体1を交換したような場合には監
視回路8がオフ状態になるので、チューニングスイッチ
SW3をオン操作して、チューニング回路9Bによる所
定のチューニングを行って適正な補正パラメータβに再
設定しなければならない。
【0019】チューニング回路9Bによるチューニング
が終了すると、初期化回路15により警報装置16がリ
セットされてアラームが解除されると共に、監視回路8
が初期化されてオフ状態からオン状態にされる。監視回
路8がオン状態となるとインターロック回路17は解除
され、スタートスイッチSW2のオン操作によりモータ
6を起動することが可能となる。すなわち、インターロ
ック回路17を設けたことにより、ポンプ本体1または
ケーブル3の取り外しがあって監視回路8により接続切
断が検出された後には、チューニングを実行しなければ
ポンプ本体1をスタートさせることができない。
【0020】図5は監視回路8の動作を説明するタイム
チャートであり、電源オフ状態の時にケーブル3が取り
外された場合を示したものである。図4の時刻t1にお
いて電源スイッチSW1がオフ操作され、電源10がオ
ン状態からオフ状態にされる。時刻t2においてケーブ
ル3が取り外されて監視回路8の両端接点8A,8Bが
電気的に切り離されると、監視回路8内で保持されてい
た電圧がGNDになって監視回路8がオン状態からオフ
状態となる。監視回路8がオフ状態になるとインターロ
ック回路17が作動し、オペレータがスタートスイッチ
SW2をオン操作してもモータ6を回転駆動させること
ができなくなる。その後、時刻t3にケーブル3が再び
コントロールユニット2に接続されるが、監視回路8の
オフ状態は保持される。
【0021】時刻t4に電源スイッチSW1がオン操作
されて電源10がオンとされると、初期化回路15によ
り監視回路8のオン・オフ状態が読み込まれ、オフ状態
ならば警報装置16によりアラームを発生させる。図5
ではケーブル3の取り外しが時刻t2に行われて監視回
路8がオフ状態になっているので、警報装置16により
アラームを発生しオペレータにチューニング作業を促
す。
【0022】オペレータによりスイッチSW3がオンと
されるとチューニング回路9Bによるチューニングが開
始され、所定のチューニング動作が終了(時刻t5)す
るとチューニング回路9Bはオフとなる。チューニング
が完了すると、警報装置16によるアラームがオフされ
るとともに、初期化回路15により監視回路8の初期化
が行われて監視回路8がオフ状態からオン状態へと切り
換えられる。監視回路8がオン状態となるとインターロ
ック回路17が解除され、スタートスイッチSW2をオ
ン操作してモータ6を起動することが可能となる。
【0023】このように、本実施の形態では、電源オフ
状態時にケーブル3の取り外しが有ったか否かを監視回
路8のオン・オフ状態によって知ることができる。その
ため、ケーブルの取り外しがあった場合には、コントロ
ールユニット2の電源投入時に監視回路8のオン・オフ
状態に基づいてアラームを発生したり、モータ6を駆動
できないようにインターロックをかけたりすることがで
きる。その結果、電源オフ状態時にポンプ本体1の交換
等があった場合でも、チューニングし忘れを防止するこ
とができる。
【0024】(変形例)上述した実施の形態では、ケー
ブル3の取り外しがあった場合に手動でチューニングを
行うようにしたが、上述したようなチューニング作業
(補正パラメータβの算出・設定)を自動的に行うよう
にしても良い。図6はそのような磁気軸受式ターボ分子
ポンプのブロック図であり、図7は図5と同様のタイム
チャートである。図6の装置では、初期化回路15は電
源10が起動されると監視回路8のオン・オフ状態を読
み込み、オフ状態の時にはオートチューニング回路9C
によるチューニング動作を自動的に行わせる。
【0025】図7の(a)は電源オフ状態時にケーブル
3の取り外しがあった場合のタイムチャートを示したも
のであり、図5の場合と同様に、時刻t1において電源
10がオンからオフにされた後に時刻t2でケーブル3
が取り外され、時刻t3にケーブル3が再びコントロー
ルユニット2に接続される。時刻t2では、監視回路8
内で保持されていた電圧がGNDになって監視回路8が
オン状態からオフ状態となる。なお、時刻t3において
監視回路8がオフ状態となるとインターロック回路17
が作動し、後述するチューニングが完了するまでモータ
6の起動が阻止される。
【0026】時刻t4に電源10がオンされると、初期
化回路15は監視回路8からオン・オフ状態を読み込
み、オフ状態の場合にはオートチューニング回路9Cに
よるチューニングを自動的に行わせる。チューニングが
完了すると、初期化回路15により監視回路8の初期化
が行われて監視回路8がオン状態にされ、インターロッ
ク回路17が解除される。なお、チューニング中に、チ
ューニング実行中のメッセージを警報装置16により表
示するようにしても良い。一方、図6(b)に示すよう
に電源オフ状態時にケーブル3の取り外しが行われなか
った場合には、監視回路8はオン状態となっているため
電源投入時にチューニングは実行されず、直ちにポンプ
本体1を起動することができる。
【0027】上述した実施の形態では、磁気軸受式ター
ボ分子ポンプを例に本発明を説明したが、以下のような
構成の磁気浮上装置の制御装置にも適用することができ
る。すなわち、非接触の変位センサで磁気浮上量の変位
を検出し、それをフィードバックして磁気浮上量を適切
に維持するような装置であって、磁気浮上装置と制御装
置との組み合わせを変更した場合に、上述したような変
位検出に関するチューニング作業が必要となるような磁
気浮上装置の制御装置に適用することができる。
【0028】以上説明した実施の形態と特許請求の範囲
の要素との対応において、ポンプ本体1は磁気浮上装置
を、コントロールユニット2は制御装置を、監視回路8
は接続監視手段をそれぞれ構成する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源がオフであってもケーブルが外されると接続監視手
段はこれを検出し、記憶する。その結果、電源オン時に
ケーブルが外された履歴を認識することが可能となり、
変位センサの検出値に関する補正作業であるチューニン
グのし忘れを防止することができる。請求項2の発明で
は、ケーブルが外されたことを認識しているときには、
電源オンでも磁気浮上装置の起動を禁止するようなイン
ターロック回路を設けたので、適切に浮上量を維持して
磁気浮上装置を駆動することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図であり、磁気軸
受式ターボ分子ポンプの磁気軸受制御系を説明するブロ
ック図である。
【図2】ポンプ本体1の詳細を示す断面図である。
【図3】5軸制御形磁気軸受の概念図である。
【図4】チューニングを説明する図であり、(a)はア
キシャル変位センサ73に関する部分を詳細に示した図
であり、(b)は電位差Vとロータ位置Pとの関係を示
す図である。
【図5】監視回路8の動作を説明するタイムチャートで
ある。
【図6】図1に示す実施の形態の変形例を示すブロック
図。
【図7】変形例のタイムチャートを示す図であり、
(a)は電源オフ時にケーブル3の取り外しがあった場
合を、(b)はケーブル3の取り外しが無かった場合を
それぞれ示す。
【符号の説明】
1 ポンプ本体 2 コントロールユニット 3 ケーブル 4 ロータ 5,51,52,53,51x,51y,52x,52
y 電磁石 6 モータ 7,71,72,73 変位センサ 8 監視回路 9 軸受制御回路 9A チューニング回路 9B センサ回路 9C オートチューニング回路 10 DC電源 12 モータドライバ 14 電池 15 初期化回路 16 警報装置 17 インターロック回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非接触の変位センサを有する磁気浮上装
    置とケーブルで電気的に接続され、電源がオンのときに
    磁気浮上状態を制御する磁気浮上装置の制御装置におい
    て、 前記電源がオフ状態であっても、前記ケーブルが外され
    たことを検出し記憶する接続監視手段を設けたことを特
    徴とする磁気浮上装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の制御装置において、 前記接続監視手段により前記ケーブルが取り外されたこ
    とが記憶されているとき、前記電源をオンしても前記磁
    気浮上装置が起動されないようにするインターロック回
    路を設けたことを特徴とする磁気浮上装置の制御装置。
JP27841199A 1999-09-30 1999-09-30 磁気浮上装置の制御装置 Pending JP2001099154A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27841199A JP2001099154A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 磁気浮上装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27841199A JP2001099154A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 磁気浮上装置の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001099154A true JP2001099154A (ja) 2001-04-10

Family

ID=17596981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27841199A Pending JP2001099154A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 磁気浮上装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001099154A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014009642A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Shimadzu Corp コントロールユニット、及び、それを備える真空ポンプ
CN107387560A (zh) * 2017-08-29 2017-11-24 南京磁谷科技有限公司 一种不等厚推力磁轴承结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014009642A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Shimadzu Corp コントロールユニット、及び、それを備える真空ポンプ
CN107387560A (zh) * 2017-08-29 2017-11-24 南京磁谷科技有限公司 一种不等厚推力磁轴承结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100614997B1 (ko) 자기 베어링 장치 및 자기 베어링 제어 장치
JP2002013532A (ja) 磁気軸受制御装置
JP2020046429A (ja) 機械の運動を検出するためのポジション検出システム及び方法
JP2002021851A (ja) 磁気軸受制御装置
US10590955B2 (en) Turbo-molecular pump
JP2001099154A (ja) 磁気浮上装置の制御装置
JP3978982B2 (ja) 磁気軸受制御装置
JP4984635B2 (ja) ターボ分子ポンプおよびターボ分子ポンプシステム
KR20130031728A (ko) Bldc 모터의 센서리스 제어방법
JP6809381B2 (ja) 真空ポンプ、真空排気システムおよび排気システム用コントローラ
JP3254049B2 (ja) 磁気軸受式回転機械
JPH11210673A (ja) 磁気浮上回転装置
JP5316073B2 (ja) 電源装置
JPS6213796A (ja) 空冷式タ−ボ分子ポンプ
JP3827889B2 (ja) ステッピングモータの制御方法および制御装置
JP2001263352A (ja) 磁気軸受装置
JP2002058280A (ja) 記憶素子を備えるファンモータ
KR100319985B1 (ko) 캐패시터 구동형 전동기의 기동장치
JP2007138892A (ja) 磁気軸受型ターボ分子ポンプ
JP2008144602A (ja) スクリュー圧縮機の始動装置
JPH10184586A (ja) ターボ分子ポンプ
JP2005273657A (ja) ターボ分子ポンプのデータ管理方法及びターボ分子ポンプシステム
KR100604894B1 (ko) 반도체 제조설비의 회전운동장치
JPH10103285A (ja) ターボ分子ポンプ
JP2821449B2 (ja) 電子装置のファン構造