JP2002058280A - 記憶素子を備えるファンモータ - Google Patents

記憶素子を備えるファンモータ

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JP2002058280A
JP2002058280A JP2000242611A JP2000242611A JP2002058280A JP 2002058280 A JP2002058280 A JP 2002058280A JP 2000242611 A JP2000242611 A JP 2000242611A JP 2000242611 A JP2000242611 A JP 2000242611A JP 2002058280 A JP2002058280 A JP 2002058280A
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fan motor
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eeprom
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JP2000242611A
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Motoi Otsuka
基 大塚
Koji Kataoka
公司 片岡
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Nidec Advanced Motor Corp
Original Assignee
Nidec Servo Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明は、制御用マイコンに内蔵されている
EEPROMの一部を利用する形で、当該ファンモータ
の運転状況に係る情報を記憶・読み出し自在として、異
常事態の即時発見や、寿命予測によるメンテナンス管理
の徹底等による信頼性の向上の実現を目的とする。 【解決手段】 本発明に成る記憶素子を備えるファンモ
ータは、該ファンモータの回転を制御する制御回路3が
EEPROM5を備え、該EEPROM5により、当該
ファンモータの運転状況に係る情報が、同期して記憶・
読み出し自在であるように構成されており、該EEPR
OMに蓄積される情報が、回転検出素子1出力信号のマ
イコン処理により得られた回転数情報で、所定時間ごと
の回転数の積算値として記憶保持されるように構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内蔵されたマイコ
ンで回転が制御されるファンモータ、特に当該モータの
運転状況を把握できる記憶機能を備えるファンモータに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来周知のフアンモータは、巻線を有す
る固定子と、該固定子と空隙を介して対向し回転自在に
軸支された永久磁石を有する回転子と、該回転子と一体
を成す羽根車と、前記回転子の回転位置を検出するため
の回転検出素子と、該検出素子の信号を得て前記固定子
巻線に通電することで回転の制御を行う、マイコンを内
蔵した制御回路を備え、また、該制御回路にはEEPR
OMが設けられ、ファンモータの型式番号や製造ロット
等、当該製品に係る情報や、その他静的情報を記憶・読
み出し可能であるものも知られている。図5がその回路
構成の例で、1はホール素子、2は制御用マイコン、3
は通電制御装置、4は電動機の固定子巻線、5は記憶素
子、6は書き込み読み出し用インターフエース回路であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の構成
は、例えば電子機器の冷却手段として使用される時に、
当該電子機器の動作環境が、該冷却手段の正常な動作を
維持していることを前提として設定されるため、該冷却
手段の動作異常や寿命予測自体も最重要課題であるにも
かかわらず、配慮が十分とは言えないのが実態であっ
た。
【0004】本発明は、上述の課題に対処するため、制
御用マイコンに併設されるEEPROMの一部を利用す
る形で、当該ファンモータの運転状況に係る情報を記憶
・読み出し自在として、異常事態の即時発見や、寿命予
測によるメンテナンス管理の徹底等による信頼性の向上
を実現するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に成る記憶素子を
備えるファンモータは、該ファンモータの回転を制御す
る制御回路が、EEPROMを有し、該EEPROMに
より、当該ファンモータの運転状況に係る情報が、同期
して記憶・読み出し自在であるように構成されており、
該EEPROMに蓄積される情報が、前記回転検出素子
出力信号のマイコン処理により得られた回転数情報で、
所定時間ごとの回転数の積算値として記憶保持され、ま
た、該EEPROMに蓄積される情報が、前記温度検出
器出力信号のマイコン処理により得られた温度情報で、
前記回転検出素子により回転状態であることが認識され
ている時だけを対象とし、所定時間ごとの温度計測値と
して対比し常に大きい値が記憶保持され、更にまた該E
EPROMに蓄積される情報が、前記電源電圧及び巻線
電流検出器からA/D変換装置を介してマイコンに入力
された電圧・電流情報で、所定時間ごとの更新情報とし
て記憶保持されるように構成されている。
【0006】そして、回転数情報・温度情報・電圧・電
流情報等の運転状況の情報をEEPROMにより記憶、
読み出し自在とすることで、異常事態の即時発見やメン
テナンスの予測等による信頼性の向上を実現するもので
ある。
【0007】
【実施例】以下図面によって本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明になるファンモータの回路構成の例を
示すもので、上述従来技術の回路構成を示す図5と対比
すると明らかなように、回転検出素子1から当該情報の
書き込み・読み出し用インターフェース回路6に至る構
成は従来技術と変わりなく、通電制御回路3と固定子巻
線4に介挿される巻線電流検出器10及び電源電圧検出
器11、温度検出器12が付加されている。
【0008】上述巻線電流検出器10、電源電圧検出器
11及び温度検出器12は、いずれも当該運転状況に対
応する情報を取得するもので、これらの情報はマイコン
2で処理され、夫々が所定の時間ごとにEEPROM5
の所定のアドレスに同期して記憶され、読み出し自在と
される。
【0009】以下上記3つの情報につき、夫々の細部を
説明する。
【0010】当該ファンモータの寿命に関わる動作量
は、回転数の累積として取得される回転数情報として記
憶される。図2に見るように、回転検出素子1の出力信
号がマイコン2に入力され、該マイコン2の処理により
回転速度に変換される。そして該回転速度を積算した上
で、内蔵されているタイマーにより所定時間ごとにEE
PROMに記憶される。即ち、得られる回転数情報は、
所定時間ごとに更新される回転数の積算値として記憶さ
れる。
【0011】構造的な損壊に関わる温度については、図
3に見るように、当該ファンモータに装着された温度検
出器12の出力信号が内蔵されたA/D変換装置を介し
てマイコン2に入力され、タイマーにより所定時間ごと
に出力されるが、該出力は、前記回転検出素子1の有無
を検知して回転が持続しているかどうかを判断し、回転
が持続しているときのみ出力され、しかも、EEPRO
M5に記憶されている過去の温度情報と比較して、高い
ときだけ更新して記憶するように構成されている。即
ち、温度情報の記憶は、回転検出素子により回転状態で
あることが認識されている時だけを対象とし、所定時間
ごとの温度計測により過去の記憶情報と対比し、常に大
きい値が記憶保持されるようになっている。回転持続時
の温度情報のみを対象とし、停止後の温度情報を記憶さ
せないようにする理由は、通電状態のまま故障による回
転停止となった時には、巻線温度が更に上昇してしま
い、故障解析の障碍となるためである。
【0012】また電源電圧及び巻線電流の情報は、図4
に見るように、夫々電源電圧検出器11と電流検出器1
0の出力がA/D変換装置を介してマイコン2に入力さ
れて、タイマーにより所定時間ごとの更新情報としてE
EPROM5に記憶保持される.
【0013】上述のように、運転状況に係る情報を記憶
・読み出し自在としたEEPROM5を備えたファンモ
ータの実装では、電源投入に伴い速度指令に従って運転
が開始され、運転開始と共に逐次EEPROM5に運転
状況に対応する情報が蓄積・更新して記憶される。そし
て、電源が遮断されて運転が停止した後も、EEPRO
M5に記憶された情報は消滅することなく保存され、運
転再開においても、運転状況に係る情報は継続的に維持
される。
【0014】
【発明の効果】本発明に成る記憶素子を備えるファンモ
ータは、上述のごとき構成であるので、運転開始後の運
転状況に係る情報を記憶保持し読み出し自在であるた
め、例えば故障時の解析が迅速に行える等、優れた利点
を実現する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に成る記憶素子を備えるファンモータの
例の回路構成を示す回路図である。
【図2】図1の例の回転数情報に係る部分の回路構成の
説明図である。
【図3】図1の例の温度情報に係る部分の回路構成の説
明図である。
【図4】図1の例の電源電圧・巻線電流情報に係る部分
の回路構成の説明図である。
【図5】従来技術に成る記憶素子を備えるファンモータ
の例の回路構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 回転検出素子 2 マイクロコンピュータ 3 通電制御回路 4 ファンモータの固定子巻線 5 EEPROM(電気的に書き込み・読み出し自在
の記憶素子) 6 インターフェース回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 11/00 J X Fターム(参考) 3L044 AA01 AA04 BA06 CA13 DA01 HA01 HA04 HA06 HA07 JA01 KA02 5E322 BB06 5H560 AA01 BB12 DA02 DC05 DC12 DC13 JJ18 TT01 TT13 TT15 5H611 AA01 BB01 PP01 QQ03 QQ04 QQ05 TT02 UA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線を有する固定子と、該固定子と空隙
    を介して対向し回転自在に軸支された永久磁石を有する
    回転子と、該回転子と一体を成す羽根車と、前記固定子
    に併設される温度検出器と、電源電圧及び巻線電流検出
    器と、前記回転子の回転位置を検出するための回転検出
    素子と、該検出素子の信号を得て前記固定子巻線に通電
    することで回転の制御を行う、マイクロコンピュータ
    (以下マイコン)を内蔵した制御回路をも備えるファン
    モータにおいて、前記制御回路は、電気的に書き込み・
    消去可能な記憶素子(以下EEPROM)を有し、該E
    EPROMが、当該ファンモータの運転状況に係る情報
    を、同期して記憶・読み出し自在であるように構成され
    ていること、を特徴とする記憶素子を備えるファンモー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記EEPROMに蓄積される情報が、
    前記回転検出素子出力信号のマイコン処理により得られ
    た回転数情報で、所定時間ごとの回転数の積算値として
    記憶保持されるように構成されていること、を特徴とす
    る請求項1に記載の記憶素子を備えるファンモータ。
  3. 【請求項3】 前記EEPROMに蓄積される情報が、
    前記温度検出器出力信号のマイコン処理により得られた
    温度情報で、前記回転検出素子により回転状態であるこ
    とが認識されている時だけを対象とし、所定時間ごとの
    温度計測値として対比し常に大きい値が記憶保持される
    ように構成されていること、を特徴とする請求項1に記
    載の記憶素子を備えるファンモータ。
  4. 【請求項4】 前記EEPROMに蓄積される情報が、
    前記電源電圧及び巻線電流検出器からA/D変換装置を
    介してマイコンに入力された電圧・電流情報で、所定時
    間ごとの更新情報として記憶保持されるように構成され
    ていること、を特徴とする請求項1に記載の記憶素子を
    備えるファンモータ。
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