JP2001097941A - 4−アミノフェニルヒドラジド類の製造方法 - Google Patents

4−アミノフェニルヒドラジド類の製造方法

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JP2001097941A
JP2001097941A JP28137499A JP28137499A JP2001097941A JP 2001097941 A JP2001097941 A JP 2001097941A JP 28137499 A JP28137499 A JP 28137499A JP 28137499 A JP28137499 A JP 28137499A JP 2001097941 A JP2001097941 A JP 2001097941A
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Takemare Nakamura
剛希 中村
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 下記一般式(I): 【化1】 (R1及びR2は水素原子、アルキル基、又はアリール基
を示し;R3、R4、R5、及びR6は水素原子又は一価の
置換基を示す)で表される化合物又はその塩と下記一般
式(II): 【化2】 (R7はアルキル基、アリール基、又はシリル基を示
し;R8及びR9は水素原子又は一価の置換基を示す)で
表される化合物又はその塩とを反応させる工程を含む、
下記一般式(III)で表される化合物又はその塩の製造
方法。 【化3】 【効果】 ヒドラジン窒素に別個の置換基が選択的に導
入されたアミノアリールヒドラジドを容易に製造するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は色素化合物の製造用
中間体として有用なアリールヒドラジド類の合成法に関
する。
【0002】
【従来の技術】アリールヒドラジン類は色素化合物の製
造用中間体又は色素前駆体、あるいはハロゲン化銀写真
感光材料や医薬などの広範な分野においてヘテロ環合成
中間体として極めて重要な化合物として知られている。
【0003】しかしながら、アリールヒドラジンのアリ
ール基の4位にアルキルアミノ基を有する化合物に関し
ては、その製造方法は数多く知られているわけではな
く、公知の方法には種々の問題がある。例えば、1−
(4−ニトロフェニル)−2−アシルヒドラジドを還元
することにより1−(4−アミノフェニル)−2−アシ
ルヒドラジドとした後にアミノ基のアルキル化を行う
と、ヒドラジン1位及び2位のアルキル化と競争するた
めに副反応が進行し、目的物を単離することが極めて困
難になる。この場合、ヒドラジン1位を保護基で保護し
ても、依然としてヒドラジン2位のアルキル化との競争
アルキル化が進行するという問題がある。このため、ヒ
ドラジンの水素原子を完全に保護した後にフェニル基の
4位のアミノ基のみをアルキル化する必要があるが、保
護基の導入及び脱保護が必要であり、実用性に乏しい。
【0004】別の方法としては、N,N−ジアルキル−
p−フェニレンジアミンを出発物質とする方法も考えら
れる。N,N−ジアルキル−p−フェニレンジアミンを
亜硝酸ナトリウム/塩酸の条件で処理すると容易に4−
ジアルキルアミノフェニルジアゾニウム塩が生成する。
このジアゾニウム塩を塩化第一スズで還元すると4−ジ
アルキルアミノフェニルヒドラジンが得られるが、塩化
第一スズを用いた還元反応では、使用したスズに由来す
る化合物とのコンプレックスとして得られるため、除去
操作中に目的物が空気中の酸素により分解してしまい、
単離することが難しい。塩化第一スズの代わりに亜硫酸
ナトリウムを使用する方法も知られているが、この場合
には生成物としてスルホヒドラジドが得られるので、ヒ
ドラジンに変換するためには酸による処理が必要であ
る。しかしながら、得られたスルホヒドラジドを酸で加
熱処理すると、窒素−窒素間の結合が開裂し、比較的速
やかに出発物質であるN,N−ジアルキル−p−フェニ
レンジアミンへと変換され、目的物であるヒドラジンを
得ることは困難である。
【0005】このように、4−ジアルキルアミノフェニ
ルヒドラジンは酸や酸素酸化に対して不安定であり、取
扱性が悪いため、4−ジアルキルアミノフェニルヒドラ
ジンのヒドラジン窒素に別々の条件で独立して脱保護可
能な保護基が導入された化合物が4−ジアルキルアミノ
フェニルヒドラジンの等価体として有用である。このよ
うな保護基を導入することにより、ヒドラジン窒素を区
別して反応することが可能になり、結果として4−ジア
ルキルアミノフェニルヒドラジンと同じように扱うこと
が可能となる。
【0006】ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミス
トリー(Journal of Organic Chemistry)、59巻3
号、682頁(1994年)にはアニソール類とアゾジ
カルボン酸エステルとの間で付加反応が進行し、結果と
して電子供与性基の導入されたアリールヒドラジドを製
造できることが記載されている。しかしながら、この例
ではアミノ基の導入された化合物については記載されて
おらず、また、ヒドラジン窒素を区別して脱保護する方
法に関しても記載されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、色素
化合物の製造用中間体などに有用なアリールヒドラジン
類、及びその製造方法を提供するものである。より具体
的には、本発明の課題は、ヒドラジン窒素に別個の置換
基が選択的に導入されたアミノアリールヒドラジン類及
びその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決すべく鋭意研究を行った結果、下記の一般式
(I)及び(II)で表される化合物を反応させることに
より、上記の特徴を有するアミノアリールヒドラジン化
合物を得ることができ、この化合物が色素化合物などの
製造用中間体として有用であることを確認して本発明を
完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、下記一般式(I):
【化5】 (式中、R1及びR2はそれぞれ独立に水素原子、アルキ
ル基、又はアリール基を示し;R3、R4、R5、及びR6
はそれぞれ独立に水素原子又は一価の置換基を示す)で
表される化合物又はその塩と下記一般式(II):
【化6】 (式中、R7はアルキル基、アリール基、又はシリル基
を示し;R8及びR9はそれぞれ独立に水素原子、アルキ
ル基、又はアリール基を示す)で表される化合物又はそ
の塩とを反応させる工程を含む、下記一般式(III):
【化7】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、及
びR9は上記の定義と同義である)で表される化合物又
はその塩の製造方法を提供するものである。
【0010】また、別の観点からは、本発明により、上
記一般式(III)で表される化合物又はその塩を酸若し
くは塩基で処理するか、又は加水素分解する工程を含
む、下記一般式(IV):
【化8】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R8、及びR9
は上記の定義と同義である)で表される化合物又はその
塩の製造方法;並びに上記の一般式(IV)で表される化
合物又はその塩の製造方法であって、下記の工程: (1)上記の一般式(I)で表される化合物又はその塩と
上記の一般式(II)で表される化合物又はその塩とを反
応させて上記の一般式(III)で表される化合物又はそ
の塩を製造する工程;及び(2)上記工程で得られた一般
式(III)で表される化合物又はその塩を酸若しくは塩
基で処理するか、又は加水素分解する工程を含む方法が
提供される。
【0011】さらに別の観点からは、本発明により、上
記の一般式(III)で表される化合物又はその塩、上記
の一般式(IV)で表される化合物又はその塩、及び色素
化合物の製造用中間体として用いる上記一般式(III)
又は(IV)で表される化合物又はその塩が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】本明細書において、アルキル基又
はアルキル部分を含む置換基のアルキル部分は、直鎖
状、分枝鎖状、環状、又はそれらの組み合わせのいずれ
でもよい。炭素数は特に限定されないが、例えば、1〜
20個、より好ましくは1〜16個、さらに好ましくは
1〜12個、特に好ましくは1〜8個程度である。例え
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、シクロプロピル基、n−ブチル、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、シクロプロピルメチル基、n
−ペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基など
を挙げることができる。また、アリール基としては、環
を構成する炭素原子数が6〜14個、より好ましくは6
〜12個、さらに好ましくは6〜10個程度の単環性、
2環性、又は3環性のアリール基を用いることができ、
より具体的には、フェニル基、ナフチル基などが好まし
い。
【0013】R1及びR2が示すアルキル基またはアリー
ル基は、1又は2個以上の置換基を有していてもよい。
置換基の種類、個数、及び置換位置は特に限定されず、
2個以上の置換基を有する場合には、それらは同一でも
異なっていてもよい。置換基の例としては、例えば、ハ
ロゲン原子(本明細書において「ハロゲン原子」という
場合には、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ
素原子のいずれでもよい)、メルカプト基、シアノ基、
ニトロ基、カルボキシル基、リン酸基、スルホ基、ヒド
ロキシ基、アミノ基、イソチオシアナート基、イソシア
ナート基、炭素原子数が1〜8のアルコキシ基(例え
ば、メトキシ基、エトキシ基など)、炭素原子数が6〜
20のアリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフ
トキシ基など)、炭素原子数が2〜10のアルコキシカ
ルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシ
カルボニル基)、炭素原子数が6〜20のアリールオキ
シカルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基な
ど)、炭素原子数が2〜10のアシル基(例えば、アセ
チル基、ピバロイル基など)、炭素原子数が2〜8のア
シルオキシ基(例えば、アセチルオキシ基、ベンゾイル
オキシ基など)、炭素原子数が2〜8のアシルアミノ基
(例えば、アセチルアミノ基など)、炭素原子数が1〜
8のスルホニル基(例えば、メタンスルホニル基、エタ
ンスルホニル基、ベンゼンスルホニル基など)、炭素原
子数が1〜20のスルフィニル基(例えば、メタンスル
フィニル基、エタンスルフィニル基、ベンゼンスルフィ
ニル基など)、炭素原子数が1〜8のスルホニルアミノ
基(例えば、メタンスルホニルアミノ基、エタンスルホ
ニルアミノ基、ベンゼンスルホニルアミノ基など)、炭
素原子数が1〜10のカルバモイル基(例えば、カルバ
モイル基、メチルカルバモイル基、モリホリノカルバモ
イル基など)、炭素原子数が1〜20の置換アミノ基
(例えば、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ベンジ
ルアミノ基、アニリノ基、ジフェニルアミノ基など)、
炭素原子数が2〜10のスルファモイル基(例えば、メ
チルスルファモイル基、エチルスルファモイル基、ピペ
リジノスルファモイル基など)、炭素原子数が0〜15
のアンモニウム基(例えば、トリメチルアンモニウム
基、トリエチルアンモニウム基など)、炭素原子数が0
〜15のヒドラジノ基(例えば、トリメチルヒドラジノ
基など)、炭素原子数が1〜15のウレイド基(例え
ば、ウレイド基、N,N-ジメチルウレイド基など)、炭素
原子数が1〜15のイミド基(例えば、スクシンイミド
基など)、炭素原子数が1〜20のアルキルチオ基(例
えば、メチルチオ基、エチルチオ基など)、炭素原子数
が6〜20のアリールチオ基(例えば、フェニルチオ
基、p−メチルフェニルチオ基、p−クロロフェニルチ
オ基、2−ピリジルチオ基、ナフチルチオ基など)、炭
素原子数1〜20の置換又は無置換のヘテロ環基(例え
ば、ピリジル基、5−メチルピリジル基、チエニル基、
フリル基、モルホリノ基、テトラヒドロフリル基、2−
ピラジル基など)、炭素原子数2〜18の不飽和炭化水
素基(例えば、ビニル基、エチニル基、1−シクロヘキ
セニル基、ベンジリジン基、ベンジリデン基など)、炭
素原子数が6〜20の置換若しくは無置換のアリール基
(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、炭素原子数
が1〜20のアルキル基(例えば、メチル基、エチル
基、プロピル基など)が挙げられる。
【0014】R1及びR2が示すアルキル基またはアリー
ル基上の好適な置換基として、ハロゲン原子、アルキル
基、アリール基、カルボアミド基、スルホンアミド基、
アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、ア
リールチオ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル
基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、シ
アノ基、トリフルオロメチル基などのハロゲン化アルキ
ル基、スルファモイル基、アルケニル基、アルキニル
基、ヒドロキシ基、又はスルホ基が挙げられる。R 1
びR2が示すアルキル基又はアリール基は、それぞれ総
炭素数(置換基の炭素原子を含む)が1〜50であるこ
とが好ましく、1〜30がより好ましく、1〜10が最
も好ましい。R1及びR2が示すアルキル基またはアリー
ル基は、互いに結合して環を形成していてもよい。環と
しては、例えば、5〜7員環を形成することができ、環
上にはさらに1又は2個以上の置換基が存在していても
よい。より具体的には、R1及びR2が示す2個のアルキ
ル基は互いに結合して、ピペリジン環又はピロリジン環
などを形成していてもよい。
【0015】R3、R4、R5、及びR6が示す一価の置換
基の種類は特に限定されないが、例えば、ハロゲン原
子、アルキル基、アリール基、カルボアミド基、スルホ
ンアミド基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキ
ルチオ基、アリールチオ基、カルボキシル基、アルコキ
シカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバ
モイル基、シアノ基、トリフルオロメチル基などのハロ
ゲン化アルキル基、スルファモイル基、アルケニル基、
アルキニル基、ヒドロキシ基、スルホ基、又はアミノ基
などを用いることができる。R3及びR4、R5及びR6
互いに結合して環を形成していてもよい。環としては、
例えば、5〜7員環を形成することができ、環上にはさ
らに1又は2個以上の置換基が存在していてもよい。
【0016】R7はアルキル基、アリール基、シリル基
を示す。R7は、酸若しくは塩基による処理、又は加水
素分解により脱炭酸を経てアミノ基を生成することがで
きる基として作用する。R7が示すアルキル基またはア
リール基は、1又は2個以上の置換基を有していてもよ
い。置換基の種類、個数、及び置換位置は特に限定され
ず、2個以上の置換基を有する場合には、それらは同一
でも異なっていてもよい。置換基の例としては、R1
びR2が示すアルキル基又はアリール基上の置換基とし
て説明したものを用いることができるが、アルキル基は
二重結合又は三重結合を1個又は2個以上含んでいても
よい。シリル基上の置換基としては、アルキル基、アリ
ール基などを挙げることができる。R7として好ましい
具体的な基は、アリル基、ベンジル基、t−ブチル基、
フェニル基、t−ブチルジメチルシリル基などであり、
これらの基はさらに置換基を有していてもよい。
【0017】R8及びR9はそれぞれ水素原子又は一価の
置換基を示すが、置換基として好ましいのはアルキル基
又はアリール基である。アルキル基とアリール基はそれ
ぞれさらに置換基を有していてもよく、その例としては
3〜R6として説明した置換基を用いることが好まし
い。R8及びR9は互いに結合して環を形成していてもも
よい。環としては、例えば、5〜7員環を形成すること
ができ、環上にはさらに1又は2個以上の置換基が存在
していてもよい。
【0018】上記の式(I)ないし(IV)で表される化
合物は酸付加塩を形成する場合がある。酸付加塩として
は、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硝酸塩,硫酸塩、
又は燐酸塩などの鉱酸塩の他、p−トルエンスルホン酸
塩、メタンスルホン酸塩、シュウ酸塩、酒石酸塩、リン
ゴ酸塩、クエン酸塩などの有機酸塩を挙げることができ
る。また、置換基の種類によっては塩基付加塩を形成す
る場合もある。さらに、上記の式(I)ないし(IV)で
表される化合物又はその塩は水和物又は溶媒和物として
存在することがある。式(III)又は式(IV)で表され
る遊離形態若しくは塩の形態の化合物、又はそれらの水
和物若しくは溶媒和物はいずれも本発明の範囲に包含さ
れる。また、本発明の方法には、上記の任意の物質を用
いてもよい。
【0019】さらに、上記の式(I)ないし(IV)で表
される化合物は、置換基の種類によっては1又は2個以
上の不斉炭素を有する場合がある。このような場合、1
又は2個以上の不斉炭素に基づく光学異性体,および2
個以上の不斉炭素に基づくジアステレオ異性体などの立
体異性体が存在することがある。式(III)又は式(I
V)で表される化合物についての純粋な形態の任意の立
体異性体、立体異性体の任意の混合物、ラセミ体などは
いずれも本発明の範囲に包含される。また、本発明の方
法には、上記の任意の立体異性体、立体異性体の任意の
混合物、ラセミ体などを用いてもよい。
【0020】本発明の方法では、一般式(I)で表され
る化合物と一般式(II)で表されるアゾ化合物は位置選
択的な付加を行うため、効率よく一般式(III)で表さ
れる化合物を製造することができる。また、一般式(II
I)において、R7で表される基が酸若しくは塩基を用い
た処理、又は加水素分解によって除去され、それに伴っ
て生じる脱炭酸により脱保護されたアミノ基が得られる
ため、適宜の条件を設定することによって、一般式(I
V)で表される化合物を収率よく合成することができ
る。さらに、一般式(IV)で表される化合物ではヒドラ
ジンの窒素原子を区別して反応させることが容易である
という特徴もある。
【0021】一般式(I)で表される化合物は有機化学
の分野で知られた一般的合成法で合成することができ、
また多くの化合物が入手容易である。一般式(II)で表
される化合物は、例えば、2つの方法で合成することが
できる。1つの方法はヒドラジンのモノアシル化の後、
クロル炭酸フェニルを反応させて化合物(A)とし、ア
ミン(R89NH)を反応させてフェニル基を置換した
化合物(B)とし、これを酸化する方法であり、もう1
つの方法はアミン(R89NH)が1級アミノの場合に
適用され、アミン(R8NH2)をクロル炭酸フェニルと
反応させ、得られたカルバミン酸フェニルエステルをヒ
ドラジンと反応させてセミカルバジド(C)とし、R7
OCOClによって化合物(B)へと導き、酸化によっ
て目的物を得る方法である。この際の酸化剤としては、
通常の酸化剤として知られているものを用いることがで
きるが、二酸化マンガン、次亜塩素酸ナトリウム、N−
クロロスクシンイミドなどを好ましく用いることができ
る。
【0022】
【化9】
【0023】本発明で用いられる一般式(I)、一般式
(II)で表される化合物の例を具体的に示すが、本発明
の方法はこれらの化合物を用いた方法に限定されること
なない。一般式(I)で表される化合物と一般式(II)
で表される化合物とは任意に組み合わせて反応させるこ
とができ、一般式(III)の化合物へと導くことができ
る。
【0024】
【化10】
【0025】
【化11】
【0026】
【化12】
【0027】
【化13】
【0028】
【化14】
【0029】
【化15】
【0030】
【化16】
【0031】一般式(III)で表される化合物は、基本
的には一般式(I)で表される化合物と一般式(II)で
表される化合物を混合することによって得ることができ
る。反応は一般的には不活性溶媒中で行うことができ
る。溶媒の種類は、一般式(I)及び一般式(II)で表
される化合物と実質的に反応しないものであればその種
類は特に限定される。反応を無溶媒でも行うことができ
るが、多くの場合、発熱的に反応が進行するので、温度
調節を容易にするために溶媒を用いることが望ましい。
【0032】溶媒としては、例えば、極性溶媒又は非極
性溶媒、あるいはプロトン性溶媒又は非プロトン性溶媒
のいずれを用いてもよい。例えば、アルコール類やエー
テル類、エステル類、芳香族炭化水素、飽和炭化水素、
ハロゲン化アルキル類、ニトリル類、アミド類、カルボ
ン酸類、ケトンなどを用いることができ、より具体的に
は、n−ヘキサン、石油エーテル、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クメン、アセトニトリル、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、スルホラン、クロロ
ホルム、塩化メチレン、テトラクロロエタン、1,2−
ジクロロエタン、ニトロメタン、ニトロベンゼン、ジク
ロロベンゼン、メタノール、水、エタノール、イソプロ
ピルアルコール、酢酸、プロピオン酸、酢酸エチル、酢
酸メチル、酢酸ブチル、アセトン、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノンなどを溶媒として利用できる。一
般的には、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、アセトニトリル、ジメチ
ルホルムアミド、クロロホルム、塩化メチレン1,2−
ジクロロエタン、ニトロメタン、酢酸エチルなどがより
好ましく用いることができる。
【0033】反応温度はそれぞれの反応によって好まし
い温度が異なり、当業者が適宜の反応温度を選択できる
が、一般的には−20℃〜200℃が好ましく、より好
ましくは−10℃〜150℃であり、−5℃〜120℃
がさらに好ましい。溶媒の選択や触媒の選択などにより
0℃〜100℃で反応するように設定するのも好まし
い。本発明の方法は、ジャーナル・オブ・オーガニック
・ケミストリー(Journalof Organic Chemistry)、5
9巻3号、682頁(1994年)に記載された反応と
類似の機構で進行すると思われ、上記文献に記載されて
いるような触媒によって反応を促進できる場合がある。
好ましい触媒はブレンステッド酸又はルイス酸であり、
ルイス酸がより好ましい。より具体的には、三フッ化ホ
ウ素エーテラート、三フッ化ホウ素、三塩化ホウ素、塩
化アルミニウム、塩化第二スズ、塩化亜鉛、塩化鉄、五
フッ化アンチモンなどが好ましく用いられる。
【0034】一般式(III)で表される化合物を酸又は
塩基による処理、あるいは加水素分解反応に付すること
により、一般式(IV)で表される化合物を製造すること
ができる。この反応は、R7の種類に応じて適宜の条件
で行うことができ、使用する酸又は塩基、あるいは加水
素分解の触媒も当業者が適宜選択できる。例えば、プロ
テクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセ
シス(Protective Groups in Organic Synthesis)、グ
リーン(T. W. Greene)著、ジョン・ワイリー・アンド
・サンズ・インコーポレイテッド(John Wiley & Sons,
Inc.)(1981年)などに記載された脱保護反応の
条件を適宜採用することが可能である。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明の範囲は下記の実施例に限定される
ことはない。なお、以下の実施例において、化合物番号
は上記に好ましい態様として例示した化合物の番号に対
応しており、一般式(III)で示される化合物の検出は
薄層クロマトグラフィー(TLC)を用い、展開後、ヨ
ウ素雰囲気下に暴露して黄色に発色させることにより行
った。
【0036】例1:化合物(D)の合成 例1−1:化合物(E)の合成
【化17】 3−(ドデシルオキシ)プロピルアミン24.3g
(0.1モル)を0.2リットルの酢酸エチルに溶解
し、17gの炭酸水素ナトリウム、水0.2リットルを
加え、さらに氷0.1kgを加え、撹拌した。この混合
物にクロル炭酸フェニル17gをゆっくり滴下した。滴
下終了後、1時間撹拌したのち、分液操作により水相を
除き、酢酸エチルを減圧で留去した。残った油状物をエ
タノールに溶解し、ヒドラジン・1水和物20gを加え
2時間加熱環流した。溶媒を減圧留去し、アルミナのカ
ラムクロマトグラフィーで生成した。化合物(E)は溶
媒を留去すると油状物としてえられ、放置によって固形
物となった。収量19.6g、収率65%。
【0037】例1−2:化合物(F)の合成
【化18】 133gの化合物(E)に酢酸エチル0.5リットル、
水0.5リットルを加え、撹拌した。炭酸水素ナトリウ
ム100g、氷、300gをこれに加え、クロル炭酸ベ
ンジル69.3gをゆっくり滴下した。分液操作で水相
を除き、有機相を濃縮して化合物(F)を結晶として得
た。収量150g、収率78.1%。
【0038】例1−3:化合物(D)の合成
【化19】 化合物(F)100g(0.23モル)を1.5リット
ルの塩化メチレンに懸濁した。これに次亜塩素酸水溶液
(有効塩素濃度5%)を原料が消失するまでゆっくり滴
下した。反応の進行に伴い、有機相は均一となり、オレ
ンジ色に着色した。反応終了後、分液操作により水相を
除き、有機相を濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製し、オレンジ色に着色した成分
を集め、濃縮して化合物(D)を油状物として得た。収
量66g、収率66%。
【0039】例2:化合物(G)の合成 合成例2−1:化合物(H)の合成
【化20】 入手容易なカルバジン酸t−ブチルエステル133gを
500ミリリットルのアセトニトリルに溶解し、室温で
イソシアン酸n−ブチルエステル100gをゆっくり滴
下した。反応終了後、水1リットルを加え析出した結晶
を濾取し、乾燥した。収量198g、収率85.6%。
【0040】合成例2−2:化合物(G)の合成
【化21】 化合物(H)55gを300ミリリットルの塩化メチレ
ンに懸濁し、氷冷した。これに次亜塩素酸水溶液(有効
塩素濃度5%)を原料が消失するまでゆっくり滴下し
た。反応の進行に伴い、有機相は均一となり、オレンジ
色に着色した。反応終了後、分液操作により水相を除
き、有機相を濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで精製し、オレンジ色に着色した成分を
集め、濃縮して化合物(G)を油状物として得た。化合
物(G)は−20℃に保存すると結晶化した。収量38
g、69.6%。
【0041】例3:化合物(J)の合成
【化22】 化合物I−2を3.2g、化合物II−10を4.94
g、及び塩化メチレン50ミリリットルを混合し、室温
下撹拌した。この反応液に塩化亜鉛0.5gを添加し、
室温で1時間反応した。溶媒を留去し、酢酸エチルと水
を加えて抽出を行い、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーで精製した。目的物はヘキサンから再結晶して淡黄
色結晶として得られた。収量3.7g、収率48.1
%。1 H-NMR (CDCl3) δ 7.36(1H, b), 6.72(1H, b), 6.47
(2H), 4.54(1H, b), 3.34(4H, q), 3.18(2H, m), 2.21
(3H, s), 1.46(9H, s), 1.40(2H, m), 1.27(2H, m), 1.
16(6H, t), 0.87(3H, t)
【0042】例4:化合物(K)の合成
【化23】 化合物I−2を50gを塩化メチレン500ミリリット
ルに溶解し、塩化亜鉛5gを添加し室温で撹拌した。次
いで、化合物II−3を107.6gを塩化メチレン1
00ミリリットルの溶液を反応液に滴下した。室温で1
時間反応した。溶媒を留去し、酢酸エチルと水を加えて
抽出を行い、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製した。目的物は油状物として得られた。収量54.0
g、収率36.5%。1 H-NMR (CDCl3) δ 7.35(5H, m), 6.99(1H, b), 6.46
(2H), 5.15(2H, s), 6.65(1H, b), 3.32(4H, q), 2.22
(3H, s), 1,74(2H, s), 1.32(6H, s), 1.18(6H, t), 0.
83(9H, s) 例5:化合物(L)の合成
【化24】 化合物I−2を70gを塩化メチレン600ミリリット
ルに溶解し、塩化亜鉛5gを添加し室温で撹拌した。次
いで、化合物II−3を150.6gを塩化メチレン1
00ミリリットルの溶液を反応液に滴下した。滴下とと
もに若干の発熱が見られ、反応液は褐色を呈した。室温
で1時間反応した。溶媒を留去し、酢酸エチルと水を加
えて抽出を行い、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製した。目的物は油状物として得られた。収量5
4.0g、収率36.5%。1 H-NMR (CDCl3) δ 7.35(5H, m), 7.25(1H), 6.47(2
H), 5.18(2H, s), 4.60(1H, b), 3.35(4H, q), 3.15(2
H, m), 2.20(3H, s), 1.40(2H, m), 1.27(10H, m),1.13
(6H, t), 0.85(3H, t)
【0043】例6:化合物(M)の合成
【化25】 化合物I−21を15gを酢酸エチル20ミリリットル
に溶解し、次いで、化合物II−4を11.2g、塩化
亜鉛0.5gを反応液に添加した。室温で1晩放置後、
溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで
精製した。目的物は油状物として得られた。収量9.8
g、収率38.2%。1 H-NMR (CDCl3) δ 7.00(1H), 6.48(2H), 4.41(1H,
b), 3.30(4H, m), 3.15(2H, m), 2.22(3H, s), 1.80(2
H, m), 1.43(2H, m), 1.28(18H, bs), 1.20(3H, t),1.1
8(3H, t), 0.85(3H, t)
【0044】例7:化合物(N)の合成
【化26】 化合物I−7を10gをクロロホルム50ミリリットル
に溶解し、塩化亜鉛0.5gを添加し、撹拌した。次い
で、化合物II−2、11.2gを反応液に添加した。
室温で1晩放置後、溶媒を留去し、酢酸エチルと水を加
えて抽出した。溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで精製した。目的物は油状物として得られ
た。収量11.1g、収率54.8%。1 H-NMR (CDCl3) δ 7.35(5H, m), 7.05(1H), 6.50(2
H), 5.20(2H, s), 4.65(1H, b), 3.15-3.50(8H, m), 2.
90(3H, s), 2.21(3H, s), 1.50(2H, m), 1.33(2H,m),
1.18(3H, t), 0.85(3H, t)
【0045】例8:化合物(P)の合成
【化27】 化合物(N)60gにメタノール500ミリリットルを
加え、室温で撹拌した。これにパラジウム−活性炭素
(パラジウム10%)2gに少量の水を加え、メタノー
ルで懸濁して加え、さらにギ酸アンモニウム60gを加
え、55℃で4時間反応した。反応終了後、反応液をセ
ライト濾過し、濾液を減圧濃縮し、酢酸エチルと水を加
えて抽出した。有機相を取り、無水硫酸ナトリウムで乾
燥したのち、減圧で濃縮した。得られた褐色の油状物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、目的物
を得た。収量36.1g、収率81.1%。1 H-NMR (CDCl3) δ 6.95(1H), 6.45(2H), 4.10(2H,
b), 3.20-3.45(8H, m), 2.90(3H, s), 2.19(3H, s), 1.
49(2H, m), 1.33(2H, m), 1.15(3H, t), 0.85(3H,t)
【0046】
【発明の効果】本発明の方法により、従来は製造が困難
であったヒドラジン窒素に別個の置換基が選択的に導入
されたアミノアリールヒドラジドを容易に製造すること
が可能になった。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I): 【化1】 (式中、R1及びR2はそれぞれ独立に水素原子、アルキ
    ル基、又はアリール基を示し;R3、R4、R5、及びR6
    はそれぞれ独立に水素原子又は一価の置換基を示す)で
    表される化合物又はその塩と下記一般式(II): 【化2】 (式中、R7はアルキル基、アリール基、又はシリル基
    を示し;R8及びR9はそれぞれ独立に水素原子又は一価
    の置換基を示す)で表される化合物又はその塩とを反応
    させる工程を含む、下記一般式(III): 【化3】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、及
    びR9は上記の定義と同義である)で表される化合物又
    はその塩の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の一般式(III)で表さ
    れる化合物又はその塩を酸若しくは塩基で処理するか、
    又は加水素分解する工程を含む、下記一般式(IV): 【化4】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R8、及びR9
    は上記の定義と同義である)で表される化合物又はその
    塩の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の一般式(IV)で表され
    る化合物又はその塩の製造方法であって、下記の工程: (1)請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物又
    はその塩と請求項1に記載の一般式(II)で表される化
    合物又はその塩とを反応させて請求項1に記載の一般式
    (III)で表される化合物又はその塩を製造する工程;
    及び(2)上記工程で得られた一般式(III)で表される化
    合物又はその塩を酸若しくは塩基で処理するか、又は加
    水素分解する工程を含む方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の一般式(III)で表さ
    れる化合物又はその塩。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の一般式(IV)で表され
    る化合物又はその塩。
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