JP2001097506A - セキュリティー集中保管庫 - Google Patents

セキュリティー集中保管庫

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JP2001097506A
JP2001097506A JP28218699A JP28218699A JP2001097506A JP 2001097506 A JP2001097506 A JP 2001097506A JP 28218699 A JP28218699 A JP 28218699A JP 28218699 A JP28218699 A JP 28218699A JP 2001097506 A JP2001097506 A JP 2001097506A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピッキングすべき保管書類のみを確実かつ簡
便にピッキングすることができるとともに保管書類の機
密を全体管理することができ、庫内要因による保管書類
の焼失を防止することができるセキュリティー集中保管
庫を提供する。 【解決手段】 保管書類収納エリア1と保管書類ピッキ
ングエリア2を画設する隔壁4に開設された保管書類取
出口8に隣接して保管書類収納エリア1内を巡回移動す
る複数の棚ユニット6を備えた巡回収納棚5と、巡回収
納棚5を巡回移動させる巡回駆動手段7と、保管書類取
出口8に配置されて前記棚ユニット6の棚区画6aにそ
れぞれ対応して作動する電磁ロック付き開閉扉9とピッ
キング表示器10と、保管書類Wのピッキングを管理す
る集中管理制御手段12とが備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保管書類を集中して管
理する集中保管庫であって、特に、銀行、証券会社など
において債権書類や有価証券などの有価重要書類を保管
するためのセキュリティー機能を備えたセキュリティー
集中保管庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、銀行、証券会社、病院などにおい
て債権書類、有価証券、患者カルテなどの重要書類を集
中保管するため移動式収納棚や回転式収納棚を備えた集
中保管庫が採用されている。
【0003】そして、このような集中保管庫は、重要書
類の収納保管効率が良く、保管スペースも省スペース化
を実現しており、また、保管された重要書類のセキュリ
ティー対策についても、地震災害に対する耐震構造、火
災延焼に対する防火外壁構造、入庫者監視システムなど
様々な工夫がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の集中保管庫においては、以下のような問
題があった。
【0005】すなわち、従来の集中保管庫では、外部要
因に対するセキュリティー対策について一応機能するこ
とができるものの、重要書類の保護という観点からする
と、重要書類のピッキングミスやこれに起因する重要書
類の紛失が生じたり、ピッキング対象外の重要書類に対
する機密保持が損なわれたり、更には、移動式収納棚や
回転式収納棚を移動させる駆動手段に落下書類の詰まり
などによる過負荷運転、電気系統の断線や漏電が生じた
場合、これに起因して重要書類が焼失する恐れがあるい
う厄介な問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、前述した従来技
術の問題を解決し、ピッキングすべき保管書類のみを確
実かつ簡便にピッキングすることができるとともに保管
書類の機密を集中管理することができ、庫内要因による
保管書類の焼失を防止することができるセキュリティー
集中保管庫を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本請求項1の発明である
セキュリティー集中保管庫は、保管書類収納エリアと保
管書類ピッキングエリアを画設する隔壁に開設された保
管書類取出口に隣接して前記保管書類収納エリア内を巡
回移動する複数の棚ユニットを備えた巡回収納棚と、前
記巡回収納棚を巡回移動させる巡回駆動手段と、前記保
管書類取出口に配置されて前記棚ユニットの棚区画にそ
れぞれ対応して作動する電磁ロック付き開閉扉とピッキ
ング表示器と、保管書類のピッキングを管理する集中管
理制御手段とが備えられていることによって、前記課題
を解決したものである。
【0008】本請求項2の発明であるセキュリティー集
中保管庫は、請求項1記載の発明に加えて、前記巡回駆
動手段の駆動源が前記保管書類収納エリア外に遠隔配置
されていることによって、前記課題を更に解決したもの
である。
【0009】ここで、本発明のセキュリティー集中保管
庫における「ピッキング」とは、保管書類を取り出す行
為と預け入れる行為の双方を意味している。
【0010】また、本発明のセキュリティー集中保管庫
において保管対象となる保管書類は、銀行、証券会社な
どにおける債権書類や有価証券などの有価重要書類、病
院などにおける患者カルテなどの機密重要書類である
が、これら以外の重要書類であっても、通常、一括集中
して収納管理し、必要に応じてピッキングすることを要
する重要書類であれば有効である。
【0011】そして、本発明のセキュリティー集中保管
庫における巡回収納棚は、保管書類ピッキングエリアの
隔壁に開設されたそれぞれの保管書類取出口に隣接して
配置することが可能であれば、保管書類収納エリア内に
おける配置台数、配置レイアウトは任意に決定すること
ができる。
【0012】さらに、本発明のセキュリティー集中保管
庫は、所望の保管書類がピッキングされたことを確認す
るためのピッキング完了ボタンを保管書類取出口の近傍
に別途設置することによって、ピッキング操作のセキュ
リティーを更に向上させることができる。
【0013】
【作用】本発明のセキュリティー集中保管庫は、まず、
集中管理制御手段から発信するピッキング指令に基づい
て保管書類ピッキングエリア内のピッキングすべき保管
書類を取り出す位置に配置したピッキング表示器が点灯
するともに、保管書類収納エリア内においてピッキング
すべき保管書類を収納した巡回収納棚の棚ユニットが回
動して保管書類取出口と向かい合わせの隣接位置で停止
する。
【0014】そして、ピッキングすべき保管書類を収納
した棚ユニットが保管書類取出口に隣接状態で停止する
と、棚ユニットのピッキングすべき保管書類が存在する
棚区画に対応した電磁ロックが解除されて、電磁ロック
付き開閉扉のみが保管書類ピッキングエリア内において
開扉状態となる。
【0015】このような電磁ロック付き開閉扉の開扉状
態において、保管書類ピッキングエリア内に入庫した利
用者は、ピッキング表示器に表示されたピッキング情報
に基づいて棚区画から所望の保管書類をピッキングす
る。なお、所望の保管書類がピッキングされたことを確
認するためのピッキング完了ボタンを保管書類取出口の
近傍に別途設置されている場合には、このピッキング完
了ボタンを押すことによって、ピッキング完了情報が集
中管理制御手段にフィードバックされてピッキング履歴
としてデータ蓄積される。
【0016】そして、利用者が所望の保管書類をピッキ
ングした後、利用者が手動で電磁ロック付き開閉扉が閉
扉しピッキング完了ボタンを押すと、電磁ロックが再び
ロック状態となり、保管書類収納エリア内に全ての保管
書類が機密保管状態になる。
【0017】なお、ピッキング時における保管書類ピッ
キングエリア内の利用者の安全を確保するためのマット
スイッチを保管書類取出口の足元に敷設した場合には、
利用者が保管書類取出口から退去するまでの間、巡回収
納棚の棚ユニットはその誤動作による回動を防止できる
ように回動停止の状態を維持するようになっている。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例であるセキュリティー集中
保管庫は、銀行において債権書類や有価証券などの有価
重要書類を保管するためのセキュリティー機能を備えた
ものであって、以下、図面に基づいて説明する。 ここ
で、本実施例のセキュリティー集中保管庫における「ピ
ッキング」とは、有価重要書類を取り出す行為と預け入
れる行為の双方を意味しているので、有価重要書類を取
り出す場合を前提として説明することとし、有価重要書
類を預け入れる場合はこれに準じて理解するものとす
る。
【0019】まず、図1は、本実施例のセキュリティー
集中保管庫における全体概要を示す斜視図であり、図2
は、図1の要部を拡大した斜視図であり、図3は、本発
明の一実施例であるセキュリティー集中保管庫における
保管書類取出口とピッキング表示器の配置形態を示した
図であり、図4は、本実施例のセキュリティー集中保管
庫における巡回駆動手段の側面図であり、図5は、その
平面図である。
【0020】そこで、本実施例のセキュリティー集中保
管庫は、図1、および、図2に示すように、まず、債権
書類や有価証券などの有価重要書類Wを収納するための
スペースである保管書類収納エリア1と有価重要書類W
をピッキングするためのスペースである保管書類ピッキ
ングエリア2と有価重要書類の入出庫を管理するための
スペースである集中管理制御エリア3を隔壁4によって
仕切った状態に画設されている。なお、前記保管書類収
納エリア1と保管書類ピッキングエリア2と集中管理制
御エリア3には、図示していないが、監視カメラ等の防
犯装置を必要に応じて設置することができる。
【0021】そして、前記保管書類収納エリア1内に
は、複数基の巡回収納棚5が水平巡回状態で設置されて
おり、これらの巡回収納棚5は、無端状に複数連結され
た棚ユニット6を備えており、さらに、それぞれの棚ユ
ニット6は、上下方向に有価重要書類Wを収納するため
の複数の棚区画6aに区分けされている。
【0022】また、前記巡回収納棚5は、後述するよう
な巡回駆動手段7によって保管書類収納エリア1内を巡
回移動するようになっている。
【0023】そして、前記保管書類ピッキングエリア2
の隔壁4には、保管書類収納エリア1内を巡回する棚ユ
ニット6に収納された有価重要書類Wを取り出すための
複数の保管書類取出口8が開設されており、これらの保
管書類取出口8は、前記巡回収納棚5が巡回する移動経
路の折り返し位置の一側において隔壁4を介して隣接し
た状態となっている。
【0024】これらの保管書類取出口8には、電磁ロッ
ク付き開閉扉9が1対1対応で設けられており、棚ユニ
ット6の棚区画6a毎に作動するようになっている。
【0025】そして、この保管書類取出口8の周壁に
は、図3に示すように、ピッキングの対象となる電磁ロ
ック付き開閉扉9を指示するための指示灯10a、棚区
画6a内のアドレス情報を表示するためのアドレス表示
灯10b、ピッキングすべき有価重要書類Wの種類や数
量などを視認するための表示パネル10cからなるピッ
キング表示器10が設置されており、これらのピッキン
グ表示器10が、ピッキング時に有価重要書類Wをピッ
キングガイドするようになっている。
【0026】さらに、前記表示パネル10cの近傍など
に、表示パネル10cで表示された通りにピッキングさ
れたことを確認するためのピッキング完了ボタン11が
設けられている。
【0027】なお、前記電磁ロック付き開閉扉9は、そ
の高さ及び幅が棚区画6aの高さ及び幅とそれぞれ略等
しく設定されており、これと対向位置にある棚ユニット
6の全ての棚区画6aに対して有価重要書類Wを保管書
類ピッキングエリア2側から出し入れできるようになっ
ている。
【0028】さらに、前記集中管理制御エリア3内に
は、保管責任者などのオペレータによって有価重要書類
Wのピッキングを指示もしくは管理するためのコンピュ
ータ端末機などの集中管理制御手段12が設置されてい
る。
【0029】そこで、本実施例のセキュリティー集中保
管庫は、ピッキングすべき有価重要書類Wを収納した棚
ユニット6の棚区画6aが保管書類取出口8に隣接状態
で停止すると、この有価重要書類Wが存在する棚区画6
aに対応した電磁ロック9aが解除され、その電磁ロッ
ク付き開閉扉9のみが保管書類ピッキングエリア2内に
おいて手動により開扉状態となる。この時、指示灯10
aが点灯してピッキングの対象となる電磁ロック付き開
閉扉9を示し、アドレス表示灯10bが棚区画6a内の
アドレス情報を示し、表示パネル10cがピッキングす
べき有価重要書類Wの種類や数量などを電光表示して、
有価重要書類Wをピッキングガイドする。
【0030】このような状態で表示パネル10cに表示
された通りにピッキングを完了して電磁ロック付き開閉
扉9を手動で閉扉した後、ピッキング完了ボタン11を
押すことによって、電磁ロック付き開閉扉9は、再びロ
ック状態になる。そうすると、ピッキング完了情報が集
中管理制御エリア3内に設置された集中管理制御手段1
2にフィードバックされてピッキング履歴としてデータ
蓄積される。
【0031】なお、上述したようなピッキング操作と異
なる操作が為された場合、図示していないが、警告ブザ
ー等の報知手段によって異常操作状態を報知するように
してもよい。
【0032】つぎに、前述した巡回駆動手段7の具体的
な装置構造および配置形態について詳しく説明する。
【0033】図4、および、図5に示すように、まず、
前記巡回駆動手段7は、電動機からなる駆動源7aと、
この駆動源7aの駆動力を伝達する伝達軸7bと、この
伝達軸7bを介して伝達される直交減速機7cと、この
直交減速機7cの垂直軸に軸着された駆動鎖車7dと、
この駆動鎖車7dと図示しない従動鎖車との間に巻回さ
れた無端状駆動チェーン7eを備えている。
【0034】そして、前記巡回駆動手段7の駆動源7a
となる電動機は、保管書類収納エリア1と隔壁4を介し
て画設された保管書類ピッキングエリア2の床下に設け
られており、少なくとも、巡回収納棚5が設置されてい
る保管書類収納エリア1と遠隔した状態となっている。
また、前記直交減速機7cは、保管書類収納エリア1の
床下に設置されている。
【0035】このようにして、前記巡回駆動手段7は、
駆動源7aの駆動力が直交減速機7cを介して駆動鎖車
7dに伝達され、無端状駆動チェーン7eを回動させる
と同時に、この無端状駆動チェーン7eに係止されてい
る巡回収納棚5の棚ユニット6を巡回させることができ
る。なお、前記巡回収納棚5の各棚ユニット6は、その
下面に片持ち状態で取り付けられている支持車輪6bが
保管書類収納エリア1の床に敷設されている長円形状の
ガイドレール7f上に支持されて、閉じた巡回経路を循
環移動できるようになっている。
【0036】なお、本実施例のセキュリティー集中保管
庫は、保管書類収納エリア1内に設置する巡回収納棚5
として複数の棚ユニット6が水平方向に巡回移動する水
平巡回式のものを例示しているが、複数の棚ユニット6
が上下方向に巡回移動する垂直巡回式のものであっても
良い。
【0037】また、ピッキング作業時の安全性を確保す
るために、前記電磁ロック付き開閉扉9と集中管理制御
手段12の間にインターロック機構を設けて、棚ユニッ
ト6が完全に停止した状態でなければ電磁ロック付き開
閉扉9を開扉することができないようにするとともに、
電磁ロック付き開閉扉9を閉扉した状態でなければ、棚
ユニット6を移動できないようにしている。具体的に
は、マットスイッチ13を保管書類取出口8の足元に敷
設して、利用者が保管書類取出口8から退去するまでの
間、棚ユニット6の誤動作による回動を制止している。
【0038】以上のとおりであるから、本実施例のセキ
ュリティー集中保管庫は、保管書類収納エリア1への利
用者の立ち入りを阻止することができ、ピッキングすべ
き有価重要書類Wのみがピッキング可能であるから、保
管書類収納エリア1内の有価重要書類Wを機密保持する
ことができる。
【0039】また、本実施例のセキュリティー集中保管
庫は、ピッキング表示器10のピッキング情報に基づい
て確実かつ簡便にピッキングすることができるので、利
用者のピッキング負担を軽減することができ、しかも、
ピッキング完了ボタン11によってピッキング完了情報
が集中管理制御手段12にデータ蓄積され、有価重要書
類Wの入出庫状況を明確に管理することができる。
【0040】さらに、本実施例のセキュリティー集中保
管庫は、巡回駆動手段7の駆動源7aが保管書類収納エ
リア1外に遠隔配置されているので、仮に、万が一、駆
動源7aである電動機で断線、漏電などの原因によって
出火しても、保管書類収納エリア1内への延焼を防止す
ることができるとともに、保管書類収納エリア1内に駆
動源7aを配置していないスペース分だけ巡回収納棚5
をより多段にするなど大型化してその収納効率の増加が
期待できる。 なお、本実施例のセキュリティー集中保
管庫は、銀行、あるいは証券会社において多量に保有す
る債権書類や有価証券などの有価重要書類を保管するた
めの一括集中保管庫として利用することができるばかり
でなく、セーフティーボックスと称する貸金庫として活
用することも可能であり、各種財産を書類形態で万全に
財産管理することができる。
【0041】
【発明の効果】このようにして得られた本発明のセキュ
リティー集中保管庫は、本発明に特有の保管庫構造を備
えているので、以下のような効果を奏することができ
る。
【0042】本請求項1記載のセキュリティー集中保管
庫は、保管書類収納エリアと保管書類ピッキングエリア
を画設する隔壁によって、保管書類をピッキングする利
用者の保管書類収納エリアへの立ち入りが必然的に阻止
されるので、保管書類収納エリア内に存在する保管書類
を万全に機密管理することができ、隔壁が防火壁である
場合には、庫内外要因による保管書類の焼失を防止する
ことができる。
【0043】本請求項1記載のセキュリティー集中保管
庫は、ピッキングすべき保管書類を収納されている棚ユ
ニットの棚区画に対応した電磁ロック付き開閉扉のみが
集中管理制御手段の制御指令によって開閉されるので、
ピッキングすべき保管書類のみがピッキング可能とな
り、従来のような他の保管書類の不用意なピッキングを
防止することができ、保管書類収納エリア内に収納して
いる保管書類の機密を万全に確保することができる。
【0044】本請求項1記載のセキュリティー集中保管
庫は、保管書類ピッキングエリア内に入庫した利用者が
ピッキング表示器に表示されたピッキング情報に基づい
て棚区画から所望の保管書類を確実かつ簡便にピッキン
グすることができるので、利用者のピッキング負担を軽
減することができる。また、所望の保管書類がピッキン
グされたことを確認するためのピッキング完了ボタンを
保管書類取出口の近傍に設置されている場合には、ピッ
キング完了情報が集中管理制御手段にピッキング履歴と
してデータ蓄積されるので、保管書類の入出庫状況を明
確に管理することができる。
【0045】本請求項2記載のセキュリティー集中保管
庫は、巡回駆動手段の駆動源が隔壁で画設された保管書
類収納エリア外に遠隔配置されていることによって、仮
に、万が一、駆動源において断線、漏電などの原因によ
る火災が発生したとしても保管書類収納エリア内に収納
保管されている保管書類の焼失を防止することができる
ので、従来のような移動式収納棚や回転式収納棚を移動
する駆動手段に起因した重要書類焼失の恐れを解消する
ことができ、さらに、保管書類収納エリア内に駆動源を
設置するためのスペースを確保する必要がなくなるた
め、巡回収納棚を巡回収納棚5をより多段にするなど大
型化することができ保管書類の収納効率を更に向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるセキュリティー集中
保管庫の全体概要を示す斜視図。
【図2】 図1の要部を拡大した斜視図。
【図3】 本発明の一実施例であるセキュリティー集中
保管庫における保管書類取出口とピッキング表示器の配
置形態を示した図。
【図4】 図1に示したセキュリティー集中保管庫にお
ける巡回駆動手段の側面図。
【図5】 図1に示したセキュリティー集中保管庫にお
ける巡回駆動手段の平面図。
【符号の説明】
1 ・・・ 保管書類収納エリア 2 ・・・ 保管書類ピッキングエリア 3 ・・・ 集中管理制御エリア 4 ・・・ 隔壁 5 ・・・ 巡回収納棚 6 ・・・ 棚ユニット 6a ・・・ 棚区画 6b ・・・ 支持車輪 7 ・・・ 巡回駆動手段 7a ・・・ 駆動源(電動機) 7b ・・・ 伝達軸 7c ・・・ 直交減速機 7d ・・・ 駆動鎖車 7e ・・・ 無端状駆動チェーン 7f ・・・ ガイドレール 8 ・・・ 保管書類取出口 9 ・・・ 電磁ロック付き開閉扉 9a ・・・ 電磁ロック 10 ・・・ ピッキング表示器 10a ・・・ 指示灯 10b ・・・ アドレス表示灯 10c ・・・ 表示パネル 11 ・・・ ピッキング完了ボタン 12 ・・・ 集中管理制御手段 13 ・・・ マットスイッチ W ・・・ 有価重要書類(保管書類)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末広 真也 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 橋本 雅樹 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 杉山 利明 静岡県静岡市呉服町1丁目10番地 株式会 社静岡銀行内 Fターム(参考) 3F022 AA17 CC02 FF33 MM01 MM11 MM17 MM51 PP04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保管書類収納エリアと保管書類ピッキン
    グエリアを画設する隔壁に開設された保管書類取出口に
    隣接して前記保管書類収納エリア内を巡回移動する複数
    の棚ユニットを備えた巡回収納棚と、前記巡回収納棚を
    巡回移動させる巡回駆動手段と、前記保管書類取出口に
    配置されて前記棚ユニットの棚区画にそれぞれ対応して
    作動する電磁ロック付き開閉扉とピッキング表示器と、
    保管書類のピッキングを管理する集中管理制御手段とが
    備えられていることを特徴とするセキュリティー集中保
    管庫。
  2. 【請求項2】 前記巡回駆動手段の駆動源が、前記保管
    書類収納エリア外に遠隔配置されていることを特徴とす
    る請求項1記載のセキュリティー集中保管庫。
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