JP2001096672A - 樹脂成型品 - Google Patents
樹脂成型品Info
- Publication number
- JP2001096672A JP2001096672A JP27449399A JP27449399A JP2001096672A JP 2001096672 A JP2001096672 A JP 2001096672A JP 27449399 A JP27449399 A JP 27449399A JP 27449399 A JP27449399 A JP 27449399A JP 2001096672 A JP2001096672 A JP 2001096672A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- linear expansion
- resin molded
- seal portion
- molded product
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シール性を長期間に渡って高く保持すること
ができるとともに、塩素を含有しないことから環境に優
しくすることができる樹脂成型品を提供する。 【解決手段】 樹脂成型品としてのドアロアモール15
は、塩素を含有しない合成樹脂から構成されるととも
に、取付部16及びシール部17を備えている。シール
部17は、線膨張率の異なる熱可塑性エラストマーによ
り層状(外層17a及び内層17b)に形成されること
によって、湾曲されて形成されている。さらに、両層1
7a、17bを構成する熱可塑性エラストマーの線膨張
率の差を2.0×10-5〜15.0×10-5(1/℃)
の範囲内になるように構成するのが好ましい。加えて、
外層17aをJIS K 7215に規定される55〜
95°の硬度に形成するのが好ましい。そのうえ、シー
ル部17は線膨張率の異なる同じ種類の熱可塑性エラス
トマーによって層状に形成されるのが好ましい。
ができるとともに、塩素を含有しないことから環境に優
しくすることができる樹脂成型品を提供する。 【解決手段】 樹脂成型品としてのドアロアモール15
は、塩素を含有しない合成樹脂から構成されるととも
に、取付部16及びシール部17を備えている。シール
部17は、線膨張率の異なる熱可塑性エラストマーによ
り層状(外層17a及び内層17b)に形成されること
によって、湾曲されて形成されている。さらに、両層1
7a、17bを構成する熱可塑性エラストマーの線膨張
率の差を2.0×10-5〜15.0×10-5(1/℃)
の範囲内になるように構成するのが好ましい。加えて、
外層17aをJIS K 7215に規定される55〜
95°の硬度に形成するのが好ましい。そのうえ、シー
ル部17は線膨張率の異なる同じ種類の熱可塑性エラス
トマーによって層状に形成されるのが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のボディ
に装着されるドアロアモールやルーフモール等の樹脂成
型品に関するものである。より詳しくは、塩素を含有し
ないことから、廃棄処分する際に有害物質の発生を抑制
して、環境に優しくすることができるように構成された
樹脂成型品に関するものである。
に装着されるドアロアモールやルーフモール等の樹脂成
型品に関するものである。より詳しくは、塩素を含有し
ないことから、廃棄処分する際に有害物質の発生を抑制
して、環境に優しくすることができるように構成された
樹脂成型品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の樹脂成型品として
は、図5に示されるような自動車に装着されるドアロア
モール41が知られている。このドアロアモール41
は、全体がポリ塩化ビニル(PVC)によって構成さ
れ、ほぼ四角棒状に形成された取付部41aと、その取
付部41aの一側部から延びるように垂下されたほぼ長
四角板状のシール部41bとから構成されている。さら
に、前記取付部41aの上端部には、断面逆T字状の嵌
合溝41cが前後方向に延びるように穿設されている。
は、図5に示されるような自動車に装着されるドアロア
モール41が知られている。このドアロアモール41
は、全体がポリ塩化ビニル(PVC)によって構成さ
れ、ほぼ四角棒状に形成された取付部41aと、その取
付部41aの一側部から延びるように垂下されたほぼ長
四角板状のシール部41bとから構成されている。さら
に、前記取付部41aの上端部には、断面逆T字状の嵌
合溝41cが前後方向に延びるように穿設されている。
【0003】この嵌合溝41cは、自動車のドアパネル
42の下端部に装着された硬質樹脂製のクラッディング
パネル43の下端縁に沿って突設された断面逆T字状の
嵌合突部43aと嵌合され、ドアロアモール41をクラ
ッディングパネル43の下端部に装着させることができ
るように構成されている。さらに、このドアロアモール
41のシール部41bは、外方に僅かに膨出するように
湾曲して形成されていううえ、その下端縁は自動車のロ
ッカーパネル44の外側面と当接するように形成されて
いる。加えて、このシール部41bは、小石や砂粒等が
当たっても容易に傷付かない硬さに形成されている。
42の下端部に装着された硬質樹脂製のクラッディング
パネル43の下端縁に沿って突設された断面逆T字状の
嵌合突部43aと嵌合され、ドアロアモール41をクラ
ッディングパネル43の下端部に装着させることができ
るように構成されている。さらに、このドアロアモール
41のシール部41bは、外方に僅かに膨出するように
湾曲して形成されていううえ、その下端縁は自動車のロ
ッカーパネル44の外側面と当接するように形成されて
いる。加えて、このシール部41bは、小石や砂粒等が
当たっても容易に傷付かない硬さに形成されている。
【0004】そして、このドアロアモール41を装着し
た自動車を走行させたときには、ドアパネル42とロッ
カーパネル44との隙間をドアロアモール41が塞いで
確実にシールしていることから、水や泥等がロッカーパ
ネル44の内方のキャビン内に進入しないようにするこ
とができる。さらに、このドアロアモール41は、ポリ
塩化ビニルによって構成されていることから、成形が非
常に容易であるうえ、長期間に渡って確実に所定形状を
保持することができ、シール性のへたりを少なくするこ
とができる。また、小石や砂粒等が当たっても容易に傷
付かないように構成されていることから、長期間に渡っ
て意匠性を高く保持することができる。
た自動車を走行させたときには、ドアパネル42とロッ
カーパネル44との隙間をドアロアモール41が塞いで
確実にシールしていることから、水や泥等がロッカーパ
ネル44の内方のキャビン内に進入しないようにするこ
とができる。さらに、このドアロアモール41は、ポリ
塩化ビニルによって構成されていることから、成形が非
常に容易であるうえ、長期間に渡って確実に所定形状を
保持することができ、シール性のへたりを少なくするこ
とができる。また、小石や砂粒等が当たっても容易に傷
付かないように構成されていることから、長期間に渡っ
て意匠性を高く保持することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
ドアロアモール41では、塩素を含有するポリ塩化ビニ
ルによって構成されていることから、廃棄処分する際に
有害物質が発生し、大気や土壌等の環境を著しく汚染し
てしまう可能性が高かった。この問題を解消するため
に、塩素を含有しないオレフィン系熱可塑性エラストマ
ーによってシール部41bを構成したドアロアモール4
1が使用されてきたが、このドアロアモール41では、
シール性が非常にへたりやすく、長期間の使用に耐える
ことができなかった。
ドアロアモール41では、塩素を含有するポリ塩化ビニ
ルによって構成されていることから、廃棄処分する際に
有害物質が発生し、大気や土壌等の環境を著しく汚染し
てしまう可能性が高かった。この問題を解消するため
に、塩素を含有しないオレフィン系熱可塑性エラストマ
ーによってシール部41bを構成したドアロアモール4
1が使用されてきたが、このドアロアモール41では、
シール性が非常にへたりやすく、長期間の使用に耐える
ことができなかった。
【0006】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、シール性を長期間に渡って高く保持する
ことができるとともに、塩素を含有しないことから環境
に優しくすることができる樹脂成型品を提供することに
ある。
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、シール性を長期間に渡って高く保持する
ことができるとともに、塩素を含有しないことから環境
に優しくすることができる樹脂成型品を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の樹脂成型品は、塩素を含
有しない合成樹脂から構成され、取付部とシール部とを
備えた樹脂成型品であって、前記シール部を線膨張率の
異なる熱可塑性エラストマーによって層状に形成するこ
とにより湾曲させて形成したものである。
めに、請求項1に記載の発明の樹脂成型品は、塩素を含
有しない合成樹脂から構成され、取付部とシール部とを
備えた樹脂成型品であって、前記シール部を線膨張率の
異なる熱可塑性エラストマーによって層状に形成するこ
とにより湾曲させて形成したものである。
【0008】請求項2に記載の発明の樹脂成型品は、請
求項1に記載の発明において、前記シール部を2つの層
によって構成するとともに、両層を構成する熱可塑性エ
ラストマーの線膨張率の差が2.0×10-5〜15.0
×10-5(1/℃)の範囲内になるように構成したもの
である。
求項1に記載の発明において、前記シール部を2つの層
によって構成するとともに、両層を構成する熱可塑性エ
ラストマーの線膨張率の差が2.0×10-5〜15.0
×10-5(1/℃)の範囲内になるように構成したもの
である。
【0009】請求項3に記載の発明の樹脂成型品は、請
求項1又は請求項2に記載の発明において、前記シール
部の最外層を、JIS K 7215に規定される55
〜95°の硬度に形成したものである。
求項1又は請求項2に記載の発明において、前記シール
部の最外層を、JIS K 7215に規定される55
〜95°の硬度に形成したものである。
【0010】請求項4に記載の発明の樹脂成型品は、請
求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、
前記シール部を、線膨張率の異なる同じ種類の熱可塑性
エラストマーによって層状に形成したものである。
求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、
前記シール部を、線膨張率の異なる同じ種類の熱可塑性
エラストマーによって層状に形成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明
の第1実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
の第1実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図4に示すように、自動車11のドアパネ
ル12の下端部には、硬質の合成樹脂によりほぼ長四角
板状に形成されたクラッディングパネル13が前後方向
に延びるように装着され、ドアパネル12の下部に小石
や砂粒等が当たって傷付けられるのを防止することがで
きるように構成されている。さらに、このクラッディン
グパネル13を自動車11のボディカラーと異なる色で
着色してツートン仕様とすることによって、意匠性を向
上させることができるようになっている。また、図1
(a)に示すように、このクラッディングパネル13の
下端部には、断面逆T字状の嵌合突部13aが前後方向
に延びるように垂下されている。
ル12の下端部には、硬質の合成樹脂によりほぼ長四角
板状に形成されたクラッディングパネル13が前後方向
に延びるように装着され、ドアパネル12の下部に小石
や砂粒等が当たって傷付けられるのを防止することがで
きるように構成されている。さらに、このクラッディン
グパネル13を自動車11のボディカラーと異なる色で
着色してツートン仕様とすることによって、意匠性を向
上させることができるようになっている。また、図1
(a)に示すように、このクラッディングパネル13の
下端部には、断面逆T字状の嵌合突部13aが前後方向
に延びるように垂下されている。
【0013】図1(a)及び図4に示すように、クラッ
ディングパネル13の下方には、自動車11のボディの
下端部を構成するロッカーパネル14が設けられてい
る。そして、このクラッディングパネル13の下端部に
は、前記ロッカーパネル14とドアパネル12の下端縁
との間の上下の隙間を塞いで、水や泥等がロッカーパネ
ル14の内方のキャビン内に進入しないようにシールす
るためのドアロアモール15が設けられている。
ディングパネル13の下方には、自動車11のボディの
下端部を構成するロッカーパネル14が設けられてい
る。そして、このクラッディングパネル13の下端部に
は、前記ロッカーパネル14とドアパネル12の下端縁
との間の上下の隙間を塞いで、水や泥等がロッカーパネ
ル14の内方のキャビン内に進入しないようにシールす
るためのドアロアモール15が設けられている。
【0014】図1(b)に示すように、このドアロアモ
ール15は、塩素を含有しない合成樹脂によりほぼ四角
棒状に形成された取付部16と、その取付部16の一側
部から延びるように垂下されたほぼ長四角板状のシール
部17とから構成されている。さらに、前記取付部16
の上端部には、断面ほぼ逆T字状の嵌合溝16aが前後
方向に延びるように穿設され、前記嵌合突部13aに外
嵌されることによって、ドアロアモール15がクラッデ
ィングパネル13の下端縁に沿って装着されている。ま
た、この取付部16の内部には、前記嵌合溝16aを取
り囲むように金属製のインサート16bが埋設され、ド
アロアモール15が前記嵌合突部13aから容易に脱落
しないようになっている。
ール15は、塩素を含有しない合成樹脂によりほぼ四角
棒状に形成された取付部16と、その取付部16の一側
部から延びるように垂下されたほぼ長四角板状のシール
部17とから構成されている。さらに、前記取付部16
の上端部には、断面ほぼ逆T字状の嵌合溝16aが前後
方向に延びるように穿設され、前記嵌合突部13aに外
嵌されることによって、ドアロアモール15がクラッデ
ィングパネル13の下端縁に沿って装着されている。ま
た、この取付部16の内部には、前記嵌合溝16aを取
り囲むように金属製のインサート16bが埋設され、ド
アロアモール15が前記嵌合突部13aから容易に脱落
しないようになっている。
【0015】前記シール部17は、いずれも塩素を含有
しない熱可塑性エラストマーからなる外層17a及び内
層17bによって層状に形成されている。さらに、この
シール部17は、外層17aを構成する熱可塑性エラス
トマーの線膨張率が、内層17bを構成する熱可塑性エ
ラストマーの線膨張率よりも高くなるように構成される
ことによって、僅かに外方に膨出するように湾曲して形
成されている。
しない熱可塑性エラストマーからなる外層17a及び内
層17bによって層状に形成されている。さらに、この
シール部17は、外層17aを構成する熱可塑性エラス
トマーの線膨張率が、内層17bを構成する熱可塑性エ
ラストマーの線膨張率よりも高くなるように構成される
ことによって、僅かに外方に膨出するように湾曲して形
成されている。
【0016】なお、前記線膨張率(単位は1/℃)は、
温度の上昇又は下降によって、物体が膨張又は収縮する
比率の温度変化に対する割合で、特に長さの変化を表
し、単位温度当たりのひずみで示される。さらに、この
線膨張率は、熱可塑性エラストマーを所定形状に成形す
る際の結晶化度を変化させること、或いは熱可塑性エラ
ストマーに含有される硬質成分と軟質成分の配合割合を
変化させることによって、任意に調節することができ
る。また、前記結晶化度及び配合割合の両方を変化させ
ることによって線膨張率を調節することもできる。
温度の上昇又は下降によって、物体が膨張又は収縮する
比率の温度変化に対する割合で、特に長さの変化を表
し、単位温度当たりのひずみで示される。さらに、この
線膨張率は、熱可塑性エラストマーを所定形状に成形す
る際の結晶化度を変化させること、或いは熱可塑性エラ
ストマーに含有される硬質成分と軟質成分の配合割合を
変化させることによって、任意に調節することができ
る。また、前記結晶化度及び配合割合の両方を変化させ
ることによって線膨張率を調節することもできる。
【0017】このような熱可塑性エラストマーとして
は、例えば、オレフィン系熱可塑性エラストマー、スチ
レン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラ
ストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリ
アミド系熱可塑性エラストマー、1,2−ポリブタジエ
ン系熱可塑性エラストマー、アイオノマー樹脂、シリコ
ーン系樹脂等が挙げられる。
は、例えば、オレフィン系熱可塑性エラストマー、スチ
レン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラ
ストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリ
アミド系熱可塑性エラストマー、1,2−ポリブタジエ
ン系熱可塑性エラストマー、アイオノマー樹脂、シリコ
ーン系樹脂等が挙げられる。
【0018】これら外層17a及び内層17bは、例え
ば、ともにオレフィン系熱可塑性エラストマーによって
構成されるといったように、同じ種類で線膨張率が異な
る熱可塑性エラストマーによって構成されているのが好
ましい。この場合には、シール部17を製造する際に、
外層17aと内層17bとの間を接着剤によって接着す
る必要がなく、製造をより一層容易に行うことができ
る。
ば、ともにオレフィン系熱可塑性エラストマーによって
構成されるといったように、同じ種類で線膨張率が異な
る熱可塑性エラストマーによって構成されているのが好
ましい。この場合には、シール部17を製造する際に、
外層17aと内層17bとの間を接着剤によって接着す
る必要がなく、製造をより一層容易に行うことができ
る。
【0019】また、例えば、外層17aがオレフィン系
熱可塑性エラストマー、内層17bがスチレン系熱可塑
性エラストマーによって構成されるといったように、異
なる種類の熱可塑性エラストマーによって構成されてい
てもよい。この場合には、外層17aと内層17bとを
接着剤によって接着する必要がある。
熱可塑性エラストマー、内層17bがスチレン系熱可塑
性エラストマーによって構成されるといったように、異
なる種類の熱可塑性エラストマーによって構成されてい
てもよい。この場合には、外層17aと内層17bとを
接着剤によって接着する必要がある。
【0020】さらに、前記外層17aを構成する熱可塑
性エラストマーの線膨張率αaと、内層17bを構成す
る熱可塑性エラストマーの線膨張率αbとの差(αa−
αb)は、好ましくは2.0×10-5〜15.0×10
-5(1/℃)の範囲内である。この線膨張率の差が2.
0×10-5(1/℃)未満の場合には、シール部17を
湾曲形成させることが困難であり、シール性を充分に発
揮させることができないおそれがある。逆に線膨張率の
差が15.0×10-5(1/℃)を越える場合には、シ
ール部17の先端部が大幅に湾曲されて不具合が発生す
るとともに、シール性が著しく低下されるおそれがあ
る。
性エラストマーの線膨張率αaと、内層17bを構成す
る熱可塑性エラストマーの線膨張率αbとの差(αa−
αb)は、好ましくは2.0×10-5〜15.0×10
-5(1/℃)の範囲内である。この線膨張率の差が2.
0×10-5(1/℃)未満の場合には、シール部17を
湾曲形成させることが困難であり、シール性を充分に発
揮させることができないおそれがある。逆に線膨張率の
差が15.0×10-5(1/℃)を越える場合には、シ
ール部17の先端部が大幅に湾曲されて不具合が発生す
るとともに、シール性が著しく低下されるおそれがあ
る。
【0021】また、前記外層17aは、小石や砂粒等が
当たった場合でも容易に傷付かないようにする(耐チッ
プ性を付与する)ために、適当な硬度を有する熱可塑性
エラストマーによって構成されているのが好ましい。前
記の適当な硬度としては、JIS K 7215に記載
されるデュロメータを用いた硬度測定法に従って測定し
た場合に、55〜95°の硬度であるのが好ましい。こ
の硬度が55°未満の場合又は95°を越える場合に
は、耐チップ性が低下することから、小石や砂粒等によ
って表面が容易に傷付けられてしまうおそれがある。
当たった場合でも容易に傷付かないようにする(耐チッ
プ性を付与する)ために、適当な硬度を有する熱可塑性
エラストマーによって構成されているのが好ましい。前
記の適当な硬度としては、JIS K 7215に記載
されるデュロメータを用いた硬度測定法に従って測定し
た場合に、55〜95°の硬度であるのが好ましい。こ
の硬度が55°未満の場合又は95°を越える場合に
は、耐チップ性が低下することから、小石や砂粒等によ
って表面が容易に傷付けられてしまうおそれがある。
【0022】上記ドアロアモール15の作用について以
下に記載する。上記のように構成されるドアロアモール
15のシール部17を成形する際には、まず、溶融した
2種の熱可塑性エラストマーを金型を用いていずれも層
状(長四角板状)に押出成形し、それらが冷却される前
に外層17aの内側面と内層17bの外側面とを接着さ
せる。このとき、成形をより一層容易に行うために、2
種の熱可塑性エラストマーを近接した位置に配設された
2つの金型を用いて同時に押出成形しながら接着させる
のが好ましい(以下、この成形法を共押出成形法と記載
する)。
下に記載する。上記のように構成されるドアロアモール
15のシール部17を成形する際には、まず、溶融した
2種の熱可塑性エラストマーを金型を用いていずれも層
状(長四角板状)に押出成形し、それらが冷却される前
に外層17aの内側面と内層17bの外側面とを接着さ
せる。このとき、成形をより一層容易に行うために、2
種の熱可塑性エラストマーを近接した位置に配設された
2つの金型を用いて同時に押出成形しながら接着させる
のが好ましい(以下、この成形法を共押出成形法と記載
する)。
【0023】さらに、前記シール部17の外層17a及
び内層17bがともに、線膨張率の異なる同じ種類の熱
可塑性エラストマーによって構成されている場合には、
押出成形された直後(冷却前)の外層17aの内側面と
内層17bの外側面とを密着させながら押圧することに
よって、両層17a、17bを接着させることができ
る。一方、外層17a及び内層17bが異なる種類の熱
可塑性エラストマーによって構成されている場合には、
押出成形された直後(冷却前)の外層17aと内層17
bとの間に接着剤を介在させながら両層17a、17b
を接着させる。
び内層17bがともに、線膨張率の異なる同じ種類の熱
可塑性エラストマーによって構成されている場合には、
押出成形された直後(冷却前)の外層17aの内側面と
内層17bの外側面とを密着させながら押圧することに
よって、両層17a、17bを接着させることができ
る。一方、外層17a及び内層17bが異なる種類の熱
可塑性エラストマーによって構成されている場合には、
押出成形された直後(冷却前)の外層17aと内層17
bとの間に接着剤を介在させながら両層17a、17b
を接着させる。
【0024】続いて、このシール部17を冷却すること
によって、外層17aと内層17bとがそれぞれ固有の
線膨張率に従って収縮し、収縮率の小さい側(外層17
a側)が膨出されるように湾曲して形成される。
によって、外層17aと内層17bとがそれぞれ固有の
線膨張率に従って収縮し、収縮率の小さい側(外層17
a側)が膨出されるように湾曲して形成される。
【0025】さて、図1(a)に示されるように、この
ドアロアモール15は、取付部16の嵌合溝16aをク
ラッディングパネル13下端部の嵌合突部13aに外嵌
させることによって装着される。この装着されたドアロ
アモール15は、自動車11のドアパネル12を閉じる
ことによって、シール部17の先端部とロッカーパネル
14の外側面とが当接された状態になる。そして、この
状態のドアロアモール15は、ロッカーパネル14とド
アパネル12の下端縁との間の上下の隙間を塞いで、水
や泥等がロッカーパネル14の内方のキャビン内に進入
しないようにシールしている。
ドアロアモール15は、取付部16の嵌合溝16aをク
ラッディングパネル13下端部の嵌合突部13aに外嵌
させることによって装着される。この装着されたドアロ
アモール15は、自動車11のドアパネル12を閉じる
ことによって、シール部17の先端部とロッカーパネル
14の外側面とが当接された状態になる。そして、この
状態のドアロアモール15は、ロッカーパネル14とド
アパネル12の下端縁との間の上下の隙間を塞いで、水
や泥等がロッカーパネル14の内方のキャビン内に進入
しないようにシールしている。
【0026】また、このドアロアモール15は、外層1
7aを構成する熱可塑性エラストマーに耐チップ性が付
与されており、自動車11の走行中等に小石や砂粒等が
跳ね上げられて当たった場合でも、シール部17の外側
面が容易に傷付けられず、長期間に渡って意匠性が高く
保持される。さらに、このドアロアモール15を長期間
に渡って使用した場合でも、外層17aと内層17bと
の固有の線膨張率の差によって形成されたシール部17
の湾曲形状はほとんどへたることがなく、シール性が高
く保持される。
7aを構成する熱可塑性エラストマーに耐チップ性が付
与されており、自動車11の走行中等に小石や砂粒等が
跳ね上げられて当たった場合でも、シール部17の外側
面が容易に傷付けられず、長期間に渡って意匠性が高く
保持される。さらに、このドアロアモール15を長期間
に渡って使用した場合でも、外層17aと内層17bと
の固有の線膨張率の差によって形成されたシール部17
の湾曲形状はほとんどへたることがなく、シール性が高
く保持される。
【0027】上記ドアロアモール15によって発揮され
る効果について記載する。 ・ 実施形態のドアロアモール15は、全体が塩素を含
有しない合成樹脂によって構成されていることから、廃
棄処分する際に有害物質が発生するのを効果的に抑制
し、大気や土壌等に対する汚染を低減させて環境に優し
くすることができる。
る効果について記載する。 ・ 実施形態のドアロアモール15は、全体が塩素を含
有しない合成樹脂によって構成されていることから、廃
棄処分する際に有害物質が発生するのを効果的に抑制
し、大気や土壌等に対する汚染を低減させて環境に優し
くすることができる。
【0028】さらに、このドアロアモール15は、線膨
張率の異なる熱可塑性エラストマーによって層状に形成
されたシール部17を備えていることから、そのシール
部17を容易かつ確実に外方に膨出するように湾曲形成
させることができる。このため、自動車11のドアパネ
ル12とロッカーパネル14との隙間を塞いで、シール
性を高めることができることから、自動車11の走行中
等において、ロッカーパネル14の内方のキャビン内に
水や泥等が進入するのを確実に防止することができる。
張率の異なる熱可塑性エラストマーによって層状に形成
されたシール部17を備えていることから、そのシール
部17を容易かつ確実に外方に膨出するように湾曲形成
させることができる。このため、自動車11のドアパネ
ル12とロッカーパネル14との隙間を塞いで、シール
性を高めることができることから、自動車11の走行中
等において、ロッカーパネル14の内方のキャビン内に
水や泥等が進入するのを確実に防止することができる。
【0029】加えて、外層17a及び内層17bを構成
する2種の熱可塑性エラストマーの線膨張率の差を利用
することによって、シール部17が湾曲形成されている
ことから、シール性のへたりを長期間に渡って確実に抑
制することができる。
する2種の熱可塑性エラストマーの線膨張率の差を利用
することによって、シール部17が湾曲形成されている
ことから、シール性のへたりを長期間に渡って確実に抑
制することができる。
【0030】・ このドアロアモール15は、シール部
17が外層17a及び内層17bの2つの層によって構
成されているうえ、両層17a、17bを構成する熱可
塑性エラストマーの線膨張率の差(αa−αb)が、
2.0×10-5〜15.0×10-5(1/℃)の範囲内
になるように構成されている。このため、シール部17
を確実に外方に膨出するように湾曲形成させることがで
き、シール性を確実に向上させることができる。
17が外層17a及び内層17bの2つの層によって構
成されているうえ、両層17a、17bを構成する熱可
塑性エラストマーの線膨張率の差(αa−αb)が、
2.0×10-5〜15.0×10-5(1/℃)の範囲内
になるように構成されている。このため、シール部17
を確実に外方に膨出するように湾曲形成させることがで
き、シール性を確実に向上させることができる。
【0031】・ 外層17aを、JIS K 7215
に規定される55〜95°の硬度に形成することによっ
て、シール部17の外側面に耐チップ性を付与すること
ができる。このため、小石や砂粒等がシール部17の外
側面に当たった場合でも傷付き難く、長期間に渡って意
匠性を高く保持することができる。
に規定される55〜95°の硬度に形成することによっ
て、シール部17の外側面に耐チップ性を付与すること
ができる。このため、小石や砂粒等がシール部17の外
側面に当たった場合でも傷付き難く、長期間に渡って意
匠性を高く保持することができる。
【0032】・ シール部17の外層17a及び内層1
7bを、線膨張率の異なる同じ種類の熱可塑性エラスト
マーによって構成することによって、両層17a、17
bを接着剤なしで接着させることができ、シール部17
の製造を容易に行うことができる。 (第2実施形態)以下、この発明の第2実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
7bを、線膨張率の異なる同じ種類の熱可塑性エラスト
マーによって構成することによって、両層17a、17
bを接着剤なしで接着させることができ、シール部17
の製造を容易に行うことができる。 (第2実施形態)以下、この発明の第2実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0033】図2(a)及び図4に示すように、自動車
11におけるルーフ21の左右両側縁部には、前後方向
に延びる細長い一対の溝部22が形成されている。これ
らの溝部22はルーフ21の側縁部において、ルーフパ
ネル23とアウトサイドパネル24とによって形成され
ている。
11におけるルーフ21の左右両側縁部には、前後方向
に延びる細長い一対の溝部22が形成されている。これ
らの溝部22はルーフ21の側縁部において、ルーフパ
ネル23とアウトサイドパネル24とによって形成され
ている。
【0034】前記溝部22内には、ほぼ長尺状に形成さ
れたルーフモール25が接着剤26を介して接着されて
いる。図2(b)に示すように、このルーフモール25
は、断面ほぼ逆T字状に形成された取付部27と、その
取付部27の上部に埋設されたインサート28と、取付
部27の上端部から両側方に延びるように突設されたシ
ール部29とから構成されている。
れたルーフモール25が接着剤26を介して接着されて
いる。図2(b)に示すように、このルーフモール25
は、断面ほぼ逆T字状に形成された取付部27と、その
取付部27の上部に埋設されたインサート28と、取付
部27の上端部から両側方に延びるように突設されたシ
ール部29とから構成されている。
【0035】前記取付部27は、塩素を含有しない合成
樹脂によって構成され、その下端部には左右一対の係止
部27aが両側方に延びるように突設されている。ま
た、前記インサート28は、軽量で耐食性に優れたアル
ミニウム(アルミニウム合金をも含む)によって棒状に
形成されている。
樹脂によって構成され、その下端部には左右一対の係止
部27aが両側方に延びるように突設されている。ま
た、前記インサート28は、軽量で耐食性に優れたアル
ミニウム(アルミニウム合金をも含む)によって棒状に
形成されている。
【0036】前記シール部29は、いずれも塩素を含有
しない熱可塑性エラストマーからなる上層29aと下層
29bとによって層状に形成されている。これら両層2
9a、29bを構成する熱可塑性エラストマーは、上記
第1実施形態と同様のものが使用され、より好ましくは
線膨張率の異なる同じ種類の熱可塑性エラストマーが使
用される。
しない熱可塑性エラストマーからなる上層29aと下層
29bとによって層状に形成されている。これら両層2
9a、29bを構成する熱可塑性エラストマーは、上記
第1実施形態と同様のものが使用され、より好ましくは
線膨張率の異なる同じ種類の熱可塑性エラストマーが使
用される。
【0037】さらに、このシール部29は、上層29a
を構成する熱可塑性エラストマーの線膨張率が、下層2
9bを構成する熱可塑性エラストマーの線膨張率よりも
高くなるように構成することによって、僅かに上方に膨
出するように湾曲して形成されている。また、このシー
ル部29の上層29aを構成する熱可塑性エラストマー
の線膨張率と、下層29bを構成する熱可塑性エラスト
マーの線膨張率との差は、上記第1実施形態と同様に
2.0×10-5〜15.0×10-5(1/℃)の範囲内
であるのが好ましい。さらに、上層29aは上記第1実
施形態と同様にJIS K 7215に規定される55
〜95°の硬度に形成されているのが好ましい。
を構成する熱可塑性エラストマーの線膨張率が、下層2
9bを構成する熱可塑性エラストマーの線膨張率よりも
高くなるように構成することによって、僅かに上方に膨
出するように湾曲して形成されている。また、このシー
ル部29の上層29aを構成する熱可塑性エラストマー
の線膨張率と、下層29bを構成する熱可塑性エラスト
マーの線膨張率との差は、上記第1実施形態と同様に
2.0×10-5〜15.0×10-5(1/℃)の範囲内
であるのが好ましい。さらに、上層29aは上記第1実
施形態と同様にJIS K 7215に規定される55
〜95°の硬度に形成されているのが好ましい。
【0038】一方、前記のように構成されるルーフモー
ル25のシール部29を製造する際には、上記第1実施
形態と同様に共押出成形するのが好ましい。すなわち、
溶融した2種の熱可塑性エラストマーを層状(長四角板
状)に押出成形し、上層29aと下層29bとを接着さ
せた後に冷却することによって、上方に膨出するように
湾曲して形成させることができる。
ル25のシール部29を製造する際には、上記第1実施
形態と同様に共押出成形するのが好ましい。すなわち、
溶融した2種の熱可塑性エラストマーを層状(長四角板
状)に押出成形し、上層29aと下層29bとを接着さ
せた後に冷却することによって、上方に膨出するように
湾曲して形成させることができる。
【0039】さて、図2(a)に示されるように、この
ルーフモール25は、接着剤26によって溝部22の底
部に接着されているうえ、取付部27の下端部から両側
方に延びるように突設された係止部27aが溝部22の
側面と圧接されている。従って、このルーフモール25
は、溝部22内から容易に抜け出すことなく安定な状態
で装着されている。さらに、このルーフモール25のほ
ぼ中央位置にインサート28が埋設されていることか
ら、溝部22内に装着されたルーフモール25の形状保
持が図られている。
ルーフモール25は、接着剤26によって溝部22の底
部に接着されているうえ、取付部27の下端部から両側
方に延びるように突設された係止部27aが溝部22の
側面と圧接されている。従って、このルーフモール25
は、溝部22内から容易に抜け出すことなく安定な状態
で装着されている。さらに、このルーフモール25のほ
ぼ中央位置にインサート28が埋設されていることか
ら、溝部22内に装着されたルーフモール25の形状保
持が図られている。
【0040】一方、シール部29は、僅かに上方に膨出
するように湾曲して形成されていることから、下層29
bの両端部(先端部)がルーフパネル23及びアウトサ
イドパネル24の上面と当接され、雨水や埃等が溝部2
2内に進入しないようにシールしている。さらに、この
ルーフモール25は、上記第1実施形態と同様に、上層
29aを構成する熱可塑性エラストマーに耐チップ性が
付与されていることから、上層29aの上面が容易に傷
付けられず、長期間に渡って意匠性が高く保持される。
また、このルーフモール25を長期間に渡って使用した
場合には、上層29aと下層29bとの固有の線膨張率
の差によって形成されたシール部29の湾曲形状がほと
んどへたることがなく、シール性が高く保持される。
するように湾曲して形成されていることから、下層29
bの両端部(先端部)がルーフパネル23及びアウトサ
イドパネル24の上面と当接され、雨水や埃等が溝部2
2内に進入しないようにシールしている。さらに、この
ルーフモール25は、上記第1実施形態と同様に、上層
29aを構成する熱可塑性エラストマーに耐チップ性が
付与されていることから、上層29aの上面が容易に傷
付けられず、長期間に渡って意匠性が高く保持される。
また、このルーフモール25を長期間に渡って使用した
場合には、上層29aと下層29bとの固有の線膨張率
の差によって形成されたシール部29の湾曲形状がほと
んどへたることがなく、シール性が高く保持される。
【0041】上記ルーフモール25によって発揮される
効果を以下に記載する。 ・ 実施形態のルーフモール25は、全体が塩素を含有
しない合成樹脂によって構成されていることから、廃棄
処分する際に有害物質が発生するのを効果的に抑制し、
大気や土壌等に対する汚染を低減させて環境に優しくす
ることができる。
効果を以下に記載する。 ・ 実施形態のルーフモール25は、全体が塩素を含有
しない合成樹脂によって構成されていることから、廃棄
処分する際に有害物質が発生するのを効果的に抑制し、
大気や土壌等に対する汚染を低減させて環境に優しくす
ることができる。
【0042】さらに、このルーフモール25は、線膨張
率の異なる熱可塑性エラストマーによって層状に形成さ
れたシール部29を備えていることから、そのシール部
29を容易かつ確実に上方に膨出するように湾曲形成さ
せることができる。このため、溝部22を塞いでシール
性を高めることができることから、溝部22内に雨水や
埃等が進入して不具合が発生するのを確実に防止するこ
とができる。
率の異なる熱可塑性エラストマーによって層状に形成さ
れたシール部29を備えていることから、そのシール部
29を容易かつ確実に上方に膨出するように湾曲形成さ
せることができる。このため、溝部22を塞いでシール
性を高めることができることから、溝部22内に雨水や
埃等が進入して不具合が発生するのを確実に防止するこ
とができる。
【0043】加えて、上層29a及び下層29bを構成
する2種の熱可塑性エラストマーの線膨張率の差を利用
することによって、シール部29が湾曲形成されている
ことから、シール性のへたりを長期間に渡って確実に抑
制することができる。また、自動車11のルーフ21の
意匠性を向上させることもできる。
する2種の熱可塑性エラストマーの線膨張率の差を利用
することによって、シール部29が湾曲形成されている
ことから、シール性のへたりを長期間に渡って確実に抑
制することができる。また、自動車11のルーフ21の
意匠性を向上させることもできる。
【0044】・ このルーフモール25は、シール部2
9が上層29a及び下層29bの2つの層によって構成
されているうえ、両層29a、29bを構成する熱可塑
性エラストマーの線膨張率の差が、2.0×10-5〜1
5.0×10-5(1/℃)の範囲内になるように構成さ
れている。このため、シール部29を確実に上方に膨出
するように湾曲形成させることができ、シール性を確実
に向上させることができる。
9が上層29a及び下層29bの2つの層によって構成
されているうえ、両層29a、29bを構成する熱可塑
性エラストマーの線膨張率の差が、2.0×10-5〜1
5.0×10-5(1/℃)の範囲内になるように構成さ
れている。このため、シール部29を確実に上方に膨出
するように湾曲形成させることができ、シール性を確実
に向上させることができる。
【0045】・ 上層29aを、JIS K 7215
に規定される55〜95°の硬度に形成することによっ
て、シール部29に耐チップ性を付与することができ
る。このため、上層29aを傷付き難くさせることがで
き、長期間に渡って意匠性を高く保持することができ
る。
に規定される55〜95°の硬度に形成することによっ
て、シール部29に耐チップ性を付与することができ
る。このため、上層29aを傷付き難くさせることがで
き、長期間に渡って意匠性を高く保持することができ
る。
【0046】・ シール部29の上層29a及び下層2
9bを、線膨張率の異なる同じ種類の熱可塑性エラスト
マーによって構成することによって、両層29a、29
bを接着剤なしで接着させることができ、シール部29
の製造を容易に行うことができる。
9bを、線膨張率の異なる同じ種類の熱可塑性エラスト
マーによって構成することによって、両層29a、29
bを接着剤なしで接着させることができ、シール部29
の製造を容易に行うことができる。
【0047】
【実施例】以下、上記第1実施形態を具体化した実施例
及び比較例について説明する。 (実施例1〜3及び比較例1〜2)自動車11のドアロ
アモール15を構成するシール部17を、2種のオレフ
ィン系熱可塑性エラストマーによって層状(外層17a
及び内層17bの2層)に形成した。そして、表1に示
されるように、シール部17において、外層17aを構
成する熱可塑性エラストマーの線膨張率αaから、内層
17bを構成する熱可塑性エラストマーの線膨張率αb
を差し引いた線膨張率の差(αa−αb)が、2.0×
10-5(1/℃)であるものを実施例1、5.0×10
-5(1/℃)であるものを実施例2、10.0×10-5
(1/℃)であるものを実施例3とし、αa−αbが0
(1/℃)であるものを比較例1、18.0×10
-5(1/℃)であるものを比較例2とした。
及び比較例について説明する。 (実施例1〜3及び比較例1〜2)自動車11のドアロ
アモール15を構成するシール部17を、2種のオレフ
ィン系熱可塑性エラストマーによって層状(外層17a
及び内層17bの2層)に形成した。そして、表1に示
されるように、シール部17において、外層17aを構
成する熱可塑性エラストマーの線膨張率αaから、内層
17bを構成する熱可塑性エラストマーの線膨張率αb
を差し引いた線膨張率の差(αa−αb)が、2.0×
10-5(1/℃)であるものを実施例1、5.0×10
-5(1/℃)であるものを実施例2、10.0×10-5
(1/℃)であるものを実施例3とし、αa−αbが0
(1/℃)であるものを比較例1、18.0×10
-5(1/℃)であるものを比較例2とした。
【0048】これら各実施例及び比較例のシール部17
の湾曲形状の良否を、シール性を良好に発揮することが
できるかどうかに着目して判定した。すなわち、シール
部17が良好なシール性を発揮することができる湾曲形
状に形成された場合には○、そうでない場合には×を表
1の効果欄に記載した。結果を表1に示す。
の湾曲形状の良否を、シール性を良好に発揮することが
できるかどうかに着目して判定した。すなわち、シール
部17が良好なシール性を発揮することができる湾曲形
状に形成された場合には○、そうでない場合には×を表
1の効果欄に記載した。結果を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】表1の結果より、線膨張率の差(αa−α
b)が0(1/℃)より大きく、かつ18.0×10-5
(1/℃)未満の場合には、シール部17がシール性を
良好に発揮することができる湾曲形状に形成されたこと
が示された。
b)が0(1/℃)より大きく、かつ18.0×10-5
(1/℃)未満の場合には、シール部17がシール性を
良好に発揮することができる湾曲形状に形成されたこと
が示された。
【0051】なお、上記各実施形態は、次のように変更
して具体化することも可能である。 ・ 第1実施形態のドアロアモール15において、取付
部16と、外層17a又は内層17bとを、同じ熱可塑
性エラストマーによって一体成形すること。或いは、第
2実施形態のルーフモール25において、取付部27と
下層29bとを、同じ熱可塑性エラストマーによって一
体成形すること。
して具体化することも可能である。 ・ 第1実施形態のドアロアモール15において、取付
部16と、外層17a又は内層17bとを、同じ熱可塑
性エラストマーによって一体成形すること。或いは、第
2実施形態のルーフモール25において、取付部27と
下層29bとを、同じ熱可塑性エラストマーによって一
体成形すること。
【0052】このように構成した場合、ドアロアモール
15又はルーフモール25をさらに容易に製造すること
ができる。 ・ 第1実施形態のドアロアモール15において、シー
ル部17を3層以上の層によって構成するとともに、外
方ほど線膨張率の高い熱可塑性エラストマーによって構
成すること。或いは、第2実施形態のルーフモール25
において、シール部29を3層以上の層によって構成す
るとともに、上方ほど線膨張率の高い熱可塑性エラスト
マーによって構成すること。
15又はルーフモール25をさらに容易に製造すること
ができる。 ・ 第1実施形態のドアロアモール15において、シー
ル部17を3層以上の層によって構成するとともに、外
方ほど線膨張率の高い熱可塑性エラストマーによって構
成すること。或いは、第2実施形態のルーフモール25
において、シール部29を3層以上の層によって構成す
るとともに、上方ほど線膨張率の高い熱可塑性エラスト
マーによって構成すること。
【0053】このように構成した場合、シール性をより
一層高く保持することができる。 ・ 第1実施形態のシール部17の外層17a又は第2
実施形態のシール部29の上層29aの硬度を、JIS
K 7215に規定される55〜95°以外の硬度に
形成すること。
一層高く保持することができる。 ・ 第1実施形態のシール部17の外層17a又は第2
実施形態のシール部29の上層29aの硬度を、JIS
K 7215に規定される55〜95°以外の硬度に
形成すること。
【0054】このように構成した場合でも、シール性を
高く保持することができる。 ・ 第1実施形態において、例えば図3(a)に示され
るように、断面ほぼワの字型又はフの字型に形成された
ドアロアモール15を、クラッディングパネル13が省
略されたドアパネル12の下端部に、合成樹脂製の取付
部材31を用いて吊下させること。
高く保持することができる。 ・ 第1実施形態において、例えば図3(a)に示され
るように、断面ほぼワの字型又はフの字型に形成された
ドアロアモール15を、クラッディングパネル13が省
略されたドアパネル12の下端部に、合成樹脂製の取付
部材31を用いて吊下させること。
【0055】・ 第1実施形態において、例えば図3
(b)に示されるように、内層17bの内側面をロッカ
ーパネル14の外側面と広い面積で当接するように形成
すること。さらに、このドアロアモール15を、クラッ
ディングパネル13が省略されたドアパネル12の下端
部に、合成樹脂製の取付部材31を用いて吊下させるよ
うに構成してもよい。
(b)に示されるように、内層17bの内側面をロッカ
ーパネル14の外側面と広い面積で当接するように形成
すること。さらに、このドアロアモール15を、クラッ
ディングパネル13が省略されたドアパネル12の下端
部に、合成樹脂製の取付部材31を用いて吊下させるよ
うに構成してもよい。
【0056】このように構成した場合、シール性をさら
に高めることができる。 ・ 第1実施形態において、例えば図3(c)に示され
るように、断面ほぼT字状に形成されたドアロアモール
15を、クラッディングパネル13が省略されたドアパ
ネル12の下端部に装着させること。このとき、このド
アロアモール15は、四角棒状に形成された取付部16
を、ドアパネル12の下端部に突設された一対の嵌合部
32間に内嵌させることによって装着されている。
に高めることができる。 ・ 第1実施形態において、例えば図3(c)に示され
るように、断面ほぼT字状に形成されたドアロアモール
15を、クラッディングパネル13が省略されたドアパ
ネル12の下端部に装着させること。このとき、このド
アロアモール15は、四角棒状に形成された取付部16
を、ドアパネル12の下端部に突設された一対の嵌合部
32間に内嵌させることによって装着されている。
【0057】このように構成した場合、装着されたドア
ロアモール15のぐらつきを効果的に抑制することがで
きる。 ・ 第1実施形態において、クラッディングパネル13
とドアロアモール15とを、接着剤を用いて接着させる
こと。さらにこのとき、クラッディングパネル13の嵌
合突部13a及びドアロアモール15の嵌合溝16aを
省略してもよい。
ロアモール15のぐらつきを効果的に抑制することがで
きる。 ・ 第1実施形態において、クラッディングパネル13
とドアロアモール15とを、接着剤を用いて接着させる
こと。さらにこのとき、クラッディングパネル13の嵌
合突部13a及びドアロアモール15の嵌合溝16aを
省略してもよい。
【0058】このように構成した場合、ドアロアモール
15の脱離及びぐらつきを効果的に抑制することができ
る。 ・ 第1実施形態のドアロアモール15において、イン
サート16bを省略して構成すること。或いは、第2実
施形態のルーフモール25において、インサート28を
省略して構成すること。
15の脱離及びぐらつきを効果的に抑制することができ
る。 ・ 第1実施形態のドアロアモール15において、イン
サート16bを省略して構成すること。或いは、第2実
施形態のルーフモール25において、インサート28を
省略して構成すること。
【0059】このように構成した場合、構成を簡略化す
ることができる。 ・ 第1実施形態のシール部17又は第2実施形態のシ
ール部29を製造する際に、共押出成形法でなく通常の
押出成形法に従って別々に押出成形した後、両層17
a、17b又は29a、29bを構成する熱可塑性エラ
ストマーが冷却される前に、両層17a、17b又は2
9a、29bを接着させること。
ることができる。 ・ 第1実施形態のシール部17又は第2実施形態のシ
ール部29を製造する際に、共押出成形法でなく通常の
押出成形法に従って別々に押出成形した後、両層17
a、17b又は29a、29bを構成する熱可塑性エラ
ストマーが冷却される前に、両層17a、17b又は2
9a、29bを接着させること。
【0060】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 (1) 前記シール部を、外方ほど線膨張率が高い熱可
塑性エラストマーからなる層によって構成した請求項1
から請求項4のいずれかに記載の樹脂成型品。
的思想について以下に記載する。 (1) 前記シール部を、外方ほど線膨張率が高い熱可
塑性エラストマーからなる層によって構成した請求項1
から請求項4のいずれかに記載の樹脂成型品。
【0061】このように構成した場合、シール部を外方
に膨出するように湾曲して形成させることができ、シー
ル部のシール性を容易に高めることができる。 (2) 前記取付部を熱可塑性エラストマーによって構
成した請求項1から請求項4及び前記(1)のいずれか
に記載の樹脂成型品。
に膨出するように湾曲して形成させることができ、シー
ル部のシール性を容易に高めることができる。 (2) 前記取付部を熱可塑性エラストマーによって構
成した請求項1から請求項4及び前記(1)のいずれか
に記載の樹脂成型品。
【0062】このように構成した場合、樹脂成型品の装
着を容易に行うことができる。 (3) 取付部を押出成形するとともに、線膨張率の異
なる複数種類の熱可塑性エラストマーをそれぞれ層状に
押出成形しながら接着した後に冷却してシール部を湾曲
形成する樹脂成型品の製造方法。
着を容易に行うことができる。 (3) 取付部を押出成形するとともに、線膨張率の異
なる複数種類の熱可塑性エラストマーをそれぞれ層状に
押出成形しながら接着した後に冷却してシール部を湾曲
形成する樹脂成型品の製造方法。
【0063】このように構成した場合、シール性を長期
間に渡って高く保持することができる樹脂成型品を容易
に製造することができる。
間に渡って高く保持することができる樹脂成型品を容易
に製造することができる。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
樹脂成型品によれば、シール性を長期間に渡って高く保
持することができるとともに、塩素を含有しないことか
ら環境に優しくすることができる。
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
樹脂成型品によれば、シール性を長期間に渡って高く保
持することができるとともに、塩素を含有しないことか
ら環境に優しくすることができる。
【0065】請求項2に記載の発明の樹脂成型品によれ
ば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、シール性を
容易に高めることができる。請求項3に記載の発明の樹
脂成型品によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明
の効果に加えて、耐チップ性を向上させて傷付き難くす
ることができる。
ば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、シール性を
容易に高めることができる。請求項3に記載の発明の樹
脂成型品によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明
の効果に加えて、耐チップ性を向上させて傷付き難くす
ることができる。
【0066】請求項4に記載の発明の樹脂成型品によれ
ば、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、樹脂成型品の製造を容易に行うことができ
る。
ば、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、樹脂成型品の製造を容易に行うことができ
る。
【図1】 (a)は第1実施形態のドアロアモールを装
着した自動車の一部を示す斜視図、(b)は第1実施形
態のドアロアモールを示す部分拡大斜視図。
着した自動車の一部を示す斜視図、(b)は第1実施形
態のドアロアモールを示す部分拡大斜視図。
【図2】 (a)は第2実施形態のルーフモールを装着
した自動車の一部を示す斜視図、(b)は第2実施形態
のルーフモールを示す部分拡大斜視図。
した自動車の一部を示す斜視図、(b)は第2実施形態
のルーフモールを示す部分拡大斜視図。
【図3】 (a)から(c)はいずれも、実施形態以外
のドアロアモールを装着した自動車の一部を示す斜視
図。
のドアロアモールを装着した自動車の一部を示す斜視
図。
【図4】 各実施形態の樹脂成型品を装着した自動車を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図5】 従来のドアロアモールを装着した自動車の一
部を示す斜視図。
部を示す斜視図。
15…樹脂成型品としてのドアロアモール、16…取付
部、17…シール部、17a…シール部の最外層として
の外層、17b…シール部を構成する層としての内層、
25…樹脂成型品としてのルーフモール、27…取付
部、29…シール部、29a…シール部の最外層として
の上層、29b…シール部を構成する層としての下層。
部、17…シール部、17a…シール部の最外層として
の外層、17b…シール部を構成する層としての内層、
25…樹脂成型品としてのルーフモール、27…取付
部、29…シール部、29a…シール部の最外層として
の上層、29b…シール部を構成する層としての下層。
フロントページの続き Fターム(参考) 3D023 AA01 AA03 AB01 AC02 AC08 AD05 AD22 4F100 AL09A AL09B BA02 GB36 JA02A JA02B JB16A JB16B YY00A YY00B
Claims (4)
- 【請求項1】 塩素を含有しない合成樹脂から構成さ
れ、取付部とシール部とを備えた樹脂成型品であって、 前記シール部を線膨張率の異なる熱可塑性エラストマー
によって層状に形成することにより湾曲させて形成した
樹脂成型品。 - 【請求項2】 前記シール部を2つの層によって構成す
るとともに、両層を構成する熱可塑性エラストマーの線
膨張率の差が2.0×10-5〜15.0×10-5(1/
℃)の範囲内になるように構成した請求項1に記載の樹
脂成型品。 - 【請求項3】 前記シール部の最外層を、JIS K
7215に規定される55〜95°の硬度に形成した請
求項1又は請求項2に記載の樹脂成型品。 - 【請求項4】 前記シール部を、線膨張率の異なる同じ
種類の熱可塑性エラストマーによって層状に形成した請
求項1から請求項3のいずれかに記載の樹脂成型品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27449399A JP2001096672A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | 樹脂成型品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27449399A JP2001096672A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | 樹脂成型品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001096672A true JP2001096672A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17542463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27449399A Withdrawn JP2001096672A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | 樹脂成型品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001096672A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008094336A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車用装飾モール等 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0715411U (ja) * | 1993-08-24 | 1995-03-14 | 片山工業株式会社 | 自動車用モールディング |
JP2000016190A (ja) * | 1998-04-30 | 2000-01-18 | Aisin Chem Co Ltd | 車両用樹脂モ―ル |
JP2001010348A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-16 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車用シール部品 |
-
1999
- 1999-09-28 JP JP27449399A patent/JP2001096672A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0715411U (ja) * | 1993-08-24 | 1995-03-14 | 片山工業株式会社 | 自動車用モールディング |
JP2000016190A (ja) * | 1998-04-30 | 2000-01-18 | Aisin Chem Co Ltd | 車両用樹脂モ―ル |
JP2001010348A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-16 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車用シール部品 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008094336A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車用装飾モール等 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4344809B2 (ja) | ドアウエザストリップ | |
JP3682169B2 (ja) | ウエザストリップ | |
JP2011514281A (ja) | 一体型シール構造体を有する一体化されたウィンドウアセンブリ及びその取付け方法 | |
EP1273471A2 (en) | Wheather strip for automobile and continuous extrusion molding system for molding same | |
US20050095397A1 (en) | Glass weather strip for vehicle | |
CZ299262B6 (cs) | Tesnicí páska a zpusob její výroby | |
JP2001096672A (ja) | 樹脂成型品 | |
US8695292B2 (en) | Vehicle glazing edge seal with embedded stiffener | |
JP2006117222A (ja) | 自動車用ガラスモールディング | |
JP3864335B2 (ja) | 自動車用ドアウエザーストリップ | |
JP2003165340A (ja) | 自動車用ガラスラン | |
JP3890550B2 (ja) | リテーナーレスウエザーストリップ | |
JP3009482U (ja) | ドア枠シール材 | |
JP4609716B2 (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ | |
JP5004000B2 (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ | |
JP4452478B2 (ja) | 自動車の光学ユニットのためのシール | |
JP2005329728A (ja) | 自動車用ガラスラン | |
JP2010030554A (ja) | ルーフウエザストリップ | |
JP4717619B2 (ja) | ルーフモールの製造方法 | |
JP5007993B2 (ja) | ウェザストリップ | |
JP3991692B2 (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP2006248255A (ja) | ガラスラン | |
JP3950069B2 (ja) | 自動車用ウエザーストリップの製造方法 | |
JP2005306352A (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP4917722B2 (ja) | 目地部の構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040420 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040607 |