JP2001096126A - 湿度調節装置 - Google Patents

湿度調節装置

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JP2001096126A
JP2001096126A JP27450999A JP27450999A JP2001096126A JP 2001096126 A JP2001096126 A JP 2001096126A JP 27450999 A JP27450999 A JP 27450999A JP 27450999 A JP27450999 A JP 27450999A JP 2001096126 A JP2001096126 A JP 2001096126A
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Yuji Watabe
裕司 渡部
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    • F24F2203/1084Rotary wheel comprising two flow rotor segments

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸着剤を用いた湿度調節装置において、吸着
剤の再生に要するエネルギを削減し、ランニングコスト
を低減する。 【解決手段】 加湿ユニット(20)を、空調機の室外機
と一体に形成する。加湿ユニット(20)には、回転ロー
タ(22)を設ける。回転ロータ(22)は、ハニカム状の
基材に吸着剤として疎水性ゼオライトを担持させて形成
する。加湿ユニット(20)では、室外空気に含まれる水
分を吸着剤に吸着させる。また、ヒータ(26)で加熱し
た室外空気を回転ロータ(22)に送り、吸着剤から水分
を脱着させる。吸着剤から脱着した水分は、空気ダクト
(21)を通じて室内に送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加湿又は除湿によ
り空気の湿度調節を行う湿度調節装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、吸着剤に対する水分の吸着と
脱着を利用し、空気の加湿や除湿を行う湿度調節装置が
知られている。例えば、特開平8−270980号公報
には、吸着剤と空調機とを組み合わせ、加湿機能付きの
空気調和機を構成したものが開示されている。
【0003】具体的に、除湿を行う場合、空気に含まれ
る水分を吸着剤に吸着させて空気を除湿する。水分を吸
着した吸着剤は、加熱により再生されて再び除湿に利用
されるのが通常である。即ち、吸着剤を加熱すると、吸
着剤から水分が脱着して吸着剤が再生される。一方、加
湿を行う場合、水分を含む空気から吸着剤に水分を吸着
させた後、吸着剤から脱着した水分を加湿対象の空気に
供給する。この場合も、吸着剤を加熱することによっ
て、吸着剤から水分を脱着させる。
【0004】また、従来より、吸着剤としては、ゼオラ
イト-13X、ゼオライト-NaA等が用いられている。
この種のゼオライトは、水分子との結合力が極めて強
く、水分の吸着性能に優れたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように吸着性能を重視し、水分子との結合力の強い物質
を吸着剤として用いた場合、吸着剤の再生に要するエネ
ルギが過大となるという問題があった。
【0006】上述のように、除湿と加湿の何れを行う場
合であっても、吸着剤を加熱して再生する過程が必要で
ある。ところが、吸着剤と水分子の結合力が強すぎる
と、吸着剤から水分を脱着させるために多大なエネルギ
が必要となる。具体的には、吸着剤から水分を脱着させ
るのに、水の蒸発潜熱の2倍程度のエネルギが必要であ
った。このため、吸着剤の再生する際の加熱に要する熱
量が過大になり、湿度の調節に要するエネルギが過大と
なって、装置のランニングコストの上昇を招くという問
題があった。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、吸着剤の再生に要す
るエネルギを削減し、湿度調節装置のランニングコスト
の低減を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明が講じた第1の解
決手段は、吸着剤を備え、該吸着剤に対する水分の吸着
又は脱着によって空気の湿度を調節する湿度調節装置を
対象としている。そして、吸着剤を疎水性ゼオライトに
より構成するものである。
【0009】本発明が講じた第2の解決手段は、上記第
1の解決手段において、吸着剤である疎水性ゼオライト
を、SiO2 のモル分率が Al2O3 のモル分率よりも大きい
ものとするものである。
【0010】本発明が講じた第3の解決手段は、上記第
1又は第2の解決手段において、吸着剤は、空気が通過
可能に構成されて通過する空気と吸着剤とを接触させる
回転ロータ(22)に設けられるものである。
【0011】本発明が講じた第4の解決手段は、上記第
1,第2又は第3の解決手段において、室外空気に含ま
れる水分を吸着剤に吸着させる一方、吸着剤から脱着し
た水分を室内空気に供給して加湿を行うように構成され
るものである。
【0012】−作用− 上記第1の解決手段では、吸着剤を利用して空気の湿度
が調節される。即ち、除湿を行う場合には吸着剤に水分
を吸着させ、加湿を行う場合には吸着剤から脱着した水
分を加湿対象の空気に供給する。湿度調節装置は、加湿
と除湿の両方を行うものであってもよいし、何れか一方
のみを行うものであってもよい。
【0013】本解決手段では、疎水性ゼオライトが吸着
剤として用いられる。ここで、疎水性ゼオライトは、水
分の吸着は行うものの、水分との結合力が比較的弱いも
のである。従って、吸着剤から水分を脱着させる場合に
は、吸着剤をさほど高温まで加熱する必要はなく、比較
的少量のエネルギを加えれば充分である。
【0014】上記第2の解決手段では、疎水性ゼオライ
トが所定の組成のものによって構成される。
【0015】上記第3の解決手段では、吸着剤が回転ロ
ータ(22)に設けられる。吸着剤は、回転ロータ(22)
を通過する空気と接触する。その際、水蒸気を含む空気
を回転ロータ(22)に送ると、該空気中の水分が吸着剤
に吸着される。また、ヒータ等によって加熱した空気を
回転ロータ(22)に送ると、該空気によって吸着剤が加
熱されて吸着剤から水分が脱着する。更に、回転ロータ
(22)を回転駆動し、回転ロータ(22)の一部では吸着
剤に水分を吸着させて残りの部分では吸着剤から水分を
脱着させることによって、空気の除湿又は加湿が継続し
て連続的に行われる。
【0016】上記第4の解決手段では、室内空気の加湿
が行われる。その際、吸着剤が室外空気から水分を吸着
し、その後に吸着剤から水分を脱着させて加湿に利用す
る。つまり、室外空気から奪った水分を用いて室内空気
の加湿が行われる。
【0017】
【発明の効果】上記の解決手段によれば、疎水性ゼオラ
イトを吸着剤として利用することによって、吸着剤から
水分を脱着させるのに要するエネルギを低減することが
可能となる。従って、除湿の際には吸着剤の再生に要す
るエネルギが削減され、加湿の際には吸着剤から水分を
脱着させて加湿対象の空気に送り込むためのエネルギが
削減される。この結果、運転に要するエネルギを低減で
き、ランニングコストを削減することができる。
【0018】特に、上記第4の解決手段によれば、室外
空気に含まれる水分を利用して室内空気の加湿を行うこ
とが可能となる。即ち、外部から水道水等を供給する必
要がなくなり、いわゆる無給水加湿を実現することがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0020】図1に示すように、本実施形態に係る湿度
調節装置は、空調機と一体に構成されて加湿を行うよう
に構成されている。
【0021】上記空調機は、室内機(10)と室外機(1
5)とによって構成されている。室内機(10)は、室内
熱交換器(11)と室内ファン(12)を備え、室内の壁面
に取り付けられている。室外機(15)は、室外に設置さ
れている。この室外機(15)には、図示しないが、圧縮
機、膨張機構、室外熱交換器、室外ファン等の構成機器
が収納されている。室内機(10)と室外機(15)とは、
一対の連絡配管(16)によって接続されている。
【0022】室内熱交換器(11)と共に圧縮機、膨張機
構及び室外熱交換器が連絡配管(16)等によって接続さ
れて、冷媒回路が構成されている。この冷媒回路は、図
外の四路切換弁を備え、冷媒の循環方向を反転可能に構
成されている。そして、冷媒回路では、冷媒が循環して
冷凍サイクル動作とヒートポンプ動作とが切り換えて行
われる。
【0023】加湿ユニット(20)は、湿度調節装置を構
成するものであって、室外機(15)と一体に形成されて
いる。この加湿ユニット(20)には、空気ダクト(21)
の一端が接続されている。また、空気ダクト(21)の他
端は、室内機(10)に接続されている。尚、空気ダクト
(21)の他端は、室内機(10)の内部における室内熱交
換器(11)の上流に開口している。
【0024】図2に示すように、加湿ユニット(20)に
は、除湿側通路(23)と再生側通路(25)とが区画形成
されている。また、加湿ユニット(20)には、除湿側通
路(23)と再生側通路(25)の両方を横断する姿勢で回
転ロータ(22)が設置されている。この回転ロータ(2
2)については、後述する。
【0025】除湿側通路(23)における回転ロータ(2
2)の下流には、除湿側ファン(24)が設けられてい
る。この除湿側ファン(24)を運転すると、除湿側通路
(23)に室外空気が取り込まれる。除湿側通路(23)に
取り込まれた室外空気は、回転ロータ(22)を通過した
後に室外へ排出される。
【0026】再生側通路(25)には、ヒータ(26)と再
生側ファン(27)とが設けられている。また、再生側通
路(25)の終端には、上記空気ダクト(21)の一端が接
続されている。ヒータ(26)は、回転ロータ(22)の上
流に配置され、回転ロータ(22)に送られる空気を加熱
する。一方、再生側ファン(27)は、回転ロータ(22)
の下流に配置され手いる。この再生側ファン(27)を運
転すると、再生側通路(25)に室外空気が取り込まれ
る。再生側通路(25)に取り込まれた室外空気は、ヒー
タ(26)と回転ロータ(22)とを順に通過し、その後に
空気ダクト(21)に導入される。
【0027】上記回転ロータ(22)は、円板状に形成さ
れている。また、回転ロータ(22)は、ハニカム状に形
成された基材の表面に吸着剤を担持させて構成されてい
る。即ち、回転ロータ(22)は、その厚さ方向に空気を
通過させることができ、通過する空気と吸着剤とを接触
させるように構成されている。回転ロータ(22)の基材
としては、セラミック紙、ガラス繊維、セルロースを主
成分とした有機化合物(例えば、紙)、金属、樹脂等の
材料が好適に用いられる。この種の材料は、比熱の小さ
いものであり、このような材料で回転ロータ(22)を形
成すると回転ロータ(22)の熱容量が小さくなる。
【0028】上述のように、回転ロータ(22)は、除湿
側通路(23)と再生側通路(25)の両方を横断する姿勢
で配置されている。具体的に、回転ロータ(22)のうち
扇形状の一部分が、再生側通路(25)を横切る姿勢で設
けられている。従って、再生側通路(25)を流れる空気
は、上記回転ロータ(22)を通過する。また、回転ロー
タ(22)の残りの部分は、除湿側通路(23)を横切る姿
勢で設けられている。従って、除湿側通路(23)を流れ
る空気は、上記回転ロータ(22)を通過する。
【0029】また、上記回転ロータ(22)は、図外のモ
ータによって駆動されて中心軸周りに回転し、除湿部
(31)と再生部(32)の間を移動する。即ち、除湿側通
路(23)を流れる空気と接触した回転ロータ(22)の部
分は、回転ロータ(22)の回転に伴って再生側通路(2
5)に移動する。一方、再生側通路(25)を流れる空気
と接触した回転ロータ(22)の部分は、回転ロータ(2
2)の回転に伴って除湿側通路(23)に再び移動する。
【0030】上記吸着剤としては、疎水性ゼオライトが
用いられている。この疎水性ゼオライトとしては、SiO2
(シリカ)のモル分率が Al2O3(アルミナ)のモル分率
よりも大きい組成のゼオライトを採用している。疎水性
ゼオライトの組成としては、モル分率でシリカ/アルミ
ナの割合が80%/20%から90%/10%の範囲が
望ましい。更に望ましくは、シリカ/アルミナの割合が
85%/15%程度であるのがよい。
【0031】ここで、吸着剤には、冬期の乾燥した室外
空気からも水分を吸着するための吸着性能と、吸着剤か
ら水分を脱着させるエネルギを低くするための脱着性能
という、相反する性能が求められる。そこで、本実施形
態では、上記の相反する性能を満たすべく、従来より吸
着剤として一般的に用いられるシリカゲルや親水性ゼオ
ライトに代えて、上記の組成の疎水性ゼオライトを吸着
剤として採用している。
【0032】−運転動作− 先ず、暖房運転時の動作について説明する。暖房運転に
おいては、室内機(10)における室内空気の加熱と、加
湿ユニット(20)からの空気の供給との両方が行われ
る。尚、以下に示す数値は、全て例示である。
【0033】空調機の冷媒回路では、冷媒が循環してヒ
ートポンプ動作が行われる。即ち、室内熱交換器(11)
には、圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒が送り
込まれる。また、室内ファン(12)を運転すると、室内
機(10)の内部に室内空気が取り込まれる。取り込まれ
た室内空気は、室内熱交換器(11)を通過する際にガス
冷媒と熱交換を行う。この熱交換によって、室内空気が
加熱され、ガス冷媒が凝縮する。
【0034】加湿ユニット(20)では、除湿側ファン
(24)及び再生側ファン(27)が運転され、ヒータ(2
6)に通電される。また、回転ロータ(22)が、図外の
モータで駆動されて、1時間あたり30回転で回転す
る。
【0035】除湿側通路(23)には、室外空気が取り込
まれる。室外空気の状態は、温度7℃、相対湿度87%
となっている。また、除湿側通路(23)における風量
は、4.0 m3/min. に設定されている。除湿側通路(2
3)に取り込まれた室外空気は、回転ロータ(22)に送
られて吸着剤と接触する。吸着剤には、室外空気に含ま
れる水分が吸着される。回転ロータ(22)を通過して水
分を奪われた室外空気は、室外へ排出される。
【0036】上述のように、回転ロータ(22)は、所定
の回転数で回転している。従って、除湿側通路(23)に
おいて室外空気から水分を吸着した吸着剤は、回転ロー
タ(22)の回転に伴って再生側通路(25)に移動する。
【0037】再生側通路(25)には、室外空気が取り込
まれる。再生側通路(25)における風量は、0.25 m
3/min. に設定されている。再生側通路(25)に取り込
まれた室外空気は、ヒータ(26)によって150℃まで
加熱される。尚、ヒータ(26)の出力は、500Wに設
定されている。
【0038】加熱された室外空気は、ヒータ(26)から
回転ロータ(22)に送られて吸着剤と接触する。この加
熱された室外空気との接触によって吸着剤が加熱され、
吸着剤から水分が脱着する。吸着剤から脱着した水分
は、回転ロータ(22)を通過した室外空気と共に空気ダ
クト(21)へ送られる。即ち、多量に水分を含む高湿度
の空気が、空気ダクト(21)に導入される。この高湿度
の空気は、空気ダクト(21)を通じて室内機(10)に導
かれ、室内熱交換器(11)を通過した後に室内に送り出
される。
【0039】一方、再生側通路(25)において水分が脱
着して再生された吸着剤は、回転ロータ(22)の回転に
伴って再び除湿側通路(23)に移動する。即ち、吸着剤
は、回転ロータ(22)の回転に伴って移動し、除湿側通
路(23)における水分の吸着と、再生側通路(25)にお
ける水分の脱着とを交互に繰り返す。
【0040】次に、冷房運転時の動作について説明す
る。冷房運転においては、室内機(10)における室内空
気の冷却のみが行われ、加湿ユニット(20)の運転は行
われない。
【0041】空調機の冷媒回路では、冷媒が循環して冷
凍サイクル動作が行われる。即ち、圧縮機から吐出され
て室外熱交換器で凝縮した冷媒は、膨張機構で減圧され
た後に、室内熱交換器(11)へ送り込まれる。また、室
内ファン(12)を運転すると、室内機(10)の内部に室
内空気が取り込まれる。室内機(10)に取り込まれた室
内空気は、室内熱交換器(11)を通過する際に冷媒と熱
交換を行う。この熱交換によって、室内空気が冷却さ
れ、冷媒が蒸発する。
【0042】−実施形態の効果− 本実施形態によれば、疎水性ゼオライトを吸着剤として
利用することによって、吸着剤から水分を脱着させるの
に要するエネルギを低減することが可能となる。具体的
に、従来の吸着剤から水分を脱着させるには、水の蒸発
潜熱の2倍程度の熱量を加える必要があった。これに対
し、本実施形態では、水の蒸発潜熱とほぼ同等ないしは
1割増し程度の熱量を加えれば、吸着剤から水分を脱着
させることが可能である。従って、上記ヒータ(26)の
出力を小さく設定することができ、ヒータ(26)におけ
る消費電力を低減することが可能となる。この結果、運
転に要するエネルギの低減を図り、ランニングコストを
削減することができる。
【0043】また、本実施形態によれば、室外空気に含
まれる水分を利用して室内空気の加湿を行うことが可能
となる。即ち、加湿のために外部から水道水等を供給す
る必要がなくなり、いわゆる無給水加湿を実現すること
ができる。
【0044】
【発明のその他の実施の形態】上記の実施形態では、回
転ロータ(22)の基材をハニカム状に形成しているが、
これに限らず基材をメッシュ状やフィルタ状に形成して
もよい。この場合であっても、回転ロータ(22)は、空
気が通過できるように構成される。また、回転ロータ
(22)を円板状に形成しているが、これに限らず多角形
の板状に形成してもよい。
【0045】上記の実施形態では、吸着剤から脱着した
水分を室内に供給して加湿を行うようにしているが、こ
れに代えて、室内の除湿を行うように構成してもよい。
この場合、室内空気を除湿側通路(23)に送り込み、回
転ロータ(22)を通過させて除湿した後に再び室内に送
り出す。一方、再生側通路(25)には室外空気を送り込
み、ヒータ(26)で加熱後に吸着剤の再生に利用して該
室外空気を室外に排出する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る空調機及び加湿ユニットの全体
構成図である。
【図2】実施形態に係る加湿ユニットの概略構成図であ
る。
【符号の説明】
(10) 室内機 (15) 室外機 (20) 加湿ユニット (21) 空気ダクト (22) 回転ロータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着剤を備え、該吸着剤に対する水分の
    吸着又は脱着によって空気の湿度を調節する湿度調節装
    置であって、 吸着剤は、疎水性ゼオライトにより構成されている湿度
    調節装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の湿度調節装置において、 吸着剤である疎水性ゼオライトは、SiO2 のモル分率が
    Al2O3 のモル分率よりも大きいものである湿度調節装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の湿度調節装置にお
    いて、 吸着剤は、空気が通過可能に構成されて通過する空気と
    吸着剤とを接触させる回転ロータ(22)に設けられてい
    る湿度調節装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の湿度調節装置
    において、 室外空気に含まれる水分を吸着剤に吸着させる一方、吸
    着剤から脱着した水分を室内空気に供給して加湿を行う
    ように構成されている湿度調節装置。
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