JP2001096120A - 吸着材の加熱装置および加熱方法 - Google Patents

吸着材の加熱装置および加熱方法

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JP2001096120A
JP2001096120A JP27645999A JP27645999A JP2001096120A JP 2001096120 A JP2001096120 A JP 2001096120A JP 27645999 A JP27645999 A JP 27645999A JP 27645999 A JP27645999 A JP 27645999A JP 2001096120 A JP2001096120 A JP 2001096120A
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JP
Japan
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adsorbent
magnetron
heating
amount
microwaves
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JP27645999A
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English (en)
Inventor
Takuya Noro
拓哉 野呂
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸着材を十分に加熱することにより、より確
実に再生できる、吸着材の加熱装置および加熱方法を提
供する。 【解決手段】 加熱装置21において、まず、一定時間
だけ吸着材であるペレット11を加熱して、その再生を
行なう。一定時間が経過した後、マグネトロン8の温度
が所定の温度にまで低下すると、再び、所定時間(Δ
t)だけ、マグネトロン8による加熱を行なう。そし
て、マグネトロン8の、Δtにわたる加熱を行なった際
の上昇温度を、ペレット11のマイクロ波吸収量とし、
当該マイクロ波吸収量に基づいて、その後の、ペレット
11の加熱時間を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸着材の加熱装置
および加熱方法に関し、特に、臭気物質や酸素を吸着し
得る吸着材を加熱することにより、該吸着した物質を放
出させて、再生させるための加熱装置および加熱方法に
関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の吸着材の加熱装置の一例としては、たとえば、マグネ
トロンを用い、吸着材に対してマイクロ波を照射するこ
とにより、吸着材を加熱し、吸着させた臭気物質を酸化
分解させるものがあった。
【0003】このような加熱装置では、吸着材の温度を
測定することにより、臭気物質の分解の進行度を検出す
ることが考えられる。吸着材の温度の測定は、吸着材が
配置されている加熱室に、金属製の測温素子を設置して
行なうことが考えられていた。しかしながら、マグネト
ロンによる加熱は、一般的に加熱むらを生じるため、加
熱室内での局所的な温度測定に基づいて臭気物質の分解
の進行度を決定しても、実際の進行度を認識することは
困難であった。つまり、従来のこのタイプの加熱装置で
は、臭気物質の分解の進行度を認識することが困難であ
ったため、臭気物質の分解が十分に行なわれないまま、
吸着材の再生を終了する場合があった。
【0004】また、従来の吸着材の加熱装置の別の一例
としては、吸着材の加熱にヒータを用いるものがあっ
た。このような加熱装置では、加熱手段としてマグネト
ロンを用いないため、上記したマグネトロンを備える加
熱装置と比較して、装置の小型化を図ることができる。
しかしながら、その一方で、粒状の吸着材の集合体が、
ヒータの下方、または、上方に、塊として載置された場
合、奥の方に位置する吸着材まで十分に加熱することが
困難であった。
【0005】以上説明したように、従来の加熱装置で
は、種々の理由から、吸着材を十分に加熱することが困
難であった。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、吸着材を十分に加熱すること
により、より確実に再生できる、吸着材の加熱装置およ
び加熱方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
にかかる吸着材の加熱装置は、吸着材の加熱装置であっ
て、前記吸着材を収容する加熱室と、前記加熱室にマイ
クロ波を供給するマグネトロンと、前記マグネトロンの
動作を制御する制御手段と、前記吸着材がマイクロ波を
吸収する量を検出する吸収量検出手段とを含み、前記制
御手段は、前記吸収量検出手段により検出された、前記
吸着材のマイクロ波を吸収する量に応じて、前記マグネ
トロンにマイクロ波を供給させる時間を決定することを
特徴とする。
【0008】請求項1に記載の発明によると、吸着材に
おいて吸着された物質の放出の度合いが、吸着材のマイ
クロ波の吸収量の低下量によって、認識される。
【0009】これにより、加熱装置において、吸着材
は、再生されるのに十分な時間だけ加熱される。
【0010】請求項2に記載の本発明にかかる吸着材の
加熱装置は、吸着材の加熱装置であって、前記吸着材を
収容する加熱室と、前記加熱室にマイクロ波を供給する
マグネトロンと、前記マグネトロンの動作を制御する制
御手段と、前記吸着材がマイクロ波を吸収する量を検出
する吸収量検出手段とを含み、前記制御手段は、前記吸
収量検出手段により検出された、前記吸着材のマイクロ
波を吸収する量が、所定の量以下まで低下したことに応
じて、前記マグネトロンによるマイクロ波の供給を停止
させることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明によると、吸着材に
おいて吸着された物質の放出の終了が、吸着材のマイク
ロ波の吸収量が低下したことによって、認識される。
【0012】これにより、加熱装置において、吸着材
は、再生されるのに十分な時間だけ加熱される。
【0013】請求項3に記載の本発明にかかる吸着材の
加熱装置は、請求項1または請求項2に記載の発明にか
かる吸着材の加熱装置の構成に加えて、前記吸収量検出
手段は、前記マグネトロンの温度を検出するマグネトロ
ン温度検出手段を備え、前記制御手段は、前記マグネト
ロンが所定時間マイクロ波を供給したときのマグネトロ
ンの温度の上昇量に基づいて、前記吸着材のマイクロ波
を吸収する量を決定することを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の発明によると、請求項1
または請求項2に記載の発明による作用に加えて、吸着
材のマイクロ波を吸収する量は、所定条件下でのマグネ
トロンの温度の上昇量に基づいて、決定される。つま
り、吸着材の加熱装置において、より容易に加熱制御を
実行できる。
【0015】請求項4に記載の本発明にかかる吸着材の
加熱方法は、マグネトロンの供給するマイクロ波によっ
て吸着材を加熱することにより、当該吸着材を再生させ
る、吸着材の加熱方法であって、前記吸着材のマイクロ
波を吸収する量に応じて、前記マグネトロンにマイクロ
波を供給させる時間を決定することを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明によると、吸着材の
マイクロ波を吸収する量により、吸着材において吸着さ
れた物質の放出の度合いが決定され、その度合いに応じ
て、吸着材の加熱時間が決定される。
【0017】これにより、吸着材は、再生されるのに十
分な時間だけ加熱される。請求項5に記載の本発明にか
かる吸着材の加熱方法は、マグネトロンの発振するマイ
クロ波によって吸着材を加熱することにより、当該吸着
材を再生させる、吸着材の加熱方法であって、前記吸着
材のマイクロ波を吸収する量が所定の量以下となったこ
とに応じて、前記マグネトロンによるマイクロ波の供給
を停止させることを特徴とする。
【0018】請求項5に記載の発明によると、吸着材の
マイクロ波を吸収する量が十分低下したことにより、吸
着材において吸着された物質の放出が終了したことが認
識され、そのように認識されたことに応じて、吸着材の
加熱が停止される。
【0019】これにより、吸着材は、再生されるのに十
分な時間だけ加熱される。請求項6に記載の本発明にか
かる吸着材の加熱装置は、請求項4または請求項5に記
載の発明にかかる吸着材の加熱方法に加えて、前記吸着
材のマイクロ波を吸収する量は、前記マグネトロンが所
定時間マイクロ波を供給したときのマグネトロンの温度
の上昇量に基づいて決定されることを特徴とする。
【0020】請求項6に記載の発明によると、請求項4
または請求項5に記載の発明による作用に加えて、吸着
材のマイクロ波を吸収する量は、所定条件下でのマグネ
トロンの温度の上昇量に基づいて、決定される。つま
り、加熱制御が、より容易に実行される。
【0021】請求項7に記載の本発明にかかる吸着材の
加熱装置は、吸着材の加熱装置であって、発熱手段と、
前記吸着材を、前記発熱手段の外周を覆うように収容す
るための収容部材とを含むことを特徴とする。
【0022】請求項7に記載の発明によると、吸着材が
発熱手段の下方または上方に塊として載置されるより
も、吸着材の、発熱手段に直接対向する領域が増加す
る。
【0023】これにより、すべての吸着材の発熱部材へ
の距離を、より均一にできるため、より多くの吸着材を
十分に加熱できるようになる。したがって、加熱装置に
おいて、より確実に、吸着材を再生できるようになる。
【0024】請求項8に記載の本発明にかかる吸着材の
加熱装置は、請求項7に記載の発明に記載の吸着材の加
熱装置の構成に加えて、熱透過性を有し、前記収容部材
における前記吸着材の収容部分に、当該吸着材に混合さ
れるように収容されるスペーサをさらに含むことを特徴
とする。
【0025】請求項8に記載の発明によると、請求項7
に記載の発明による作用に加えて、収容部材に収容され
た吸着材の間にも、つまり、収容部材に収容されている
吸着材の集団の内部にも、スペーサにより、発熱部材の
熱が伝えられる。したがって、吸着材において、他の吸
着材と接する面が、部分的に、スペーサと接する面に置
き換えられるため、さらに多くの吸着材を十分に加熱で
きるようになる。
【0026】請求項9に記載の本発明にかかる吸着材の
加熱装置は、請求項7または請求項8に記載の発明に記
載の吸着材の加熱装置の構成に加えて、前記発熱手段
は、柱形状を有し、前記収容部材における吸着材の収容
部分は、前記発熱手段の柱形状についての高さ方向に沿
った側面を覆う筒形状を有し、前記高さ方向に交わる面
について、前記発熱手段の外周部に帯状の断面を有し、
前記断面の帯の内側は、前記発熱手段の同心円よりも、
前記発熱手段に対向する領域が大きい部分を有すること
を特徴とする。
【0027】請求項9に記載の発明によると、請求項7
または請求項8に記載の発明による作用に加えて、より
多くの吸着材を、発熱手段に対向させるように、収容す
ることができる。
【0028】請求項10に記載の本発明にかかる吸着材
の加熱装置は、請求項9に記載の発明に記載の吸着材の
加熱装置の構成に加えて、前記断面の帯の内側の、前記
発熱手段の同心円よりも、前記発熱手段に対向する領域
が大きい部分断面とは、前記断面の帯における、対向す
る前記発熱手段の外周部の接線に交わる方向に延びる部
分であることを特徴とする。
【0029】請求項10に記載の発明によると、請求項
9に記載の発明による作用に加えて、吸着材の加熱装置
が、より容易に構成できる。
【0030】請求項11に記載の本発明にかかる吸着材
の加熱装置は、請求項7〜請求項10のいずれか1項に
記載の発明にかかる吸着材の加熱装置の構成に加えて、
前記収容部材は、吸着材の収容部分が、隣接する他の部
分よりも前記発熱手段に近接する近接領域を有し、前記
収容部材の近接領域と前記発熱部材との間に設けられた
熱遮断部材をさらに含むことを特徴とする。
【0031】請求項11に記載の発明によると、請求項
7〜請求項10のいずれか1項に記載の発明による作用
に加えて、近接領域に対応する収容部分に収容された吸
着材が、他の部分に対応する収容部分に収容された吸着
材と比較して、過度に加熱されることが回避される。し
たがって、すべての吸着材が、より均一に加熱される。
【0032】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1に、本
発明の加熱装置の第1の実施の形態を示す。なお、図1
は、加熱装置の内部構造を模式的に示す図である。
【0033】加熱装置1は、主に、加熱室2と、カラム
3と、ファン7と、マグネトロン8と、制御部9とから
構成される。カラム3は、加熱室2内の所定箇所にセッ
トされる。カラム3内には、所定量のペレット11が充
填される。加熱装置1は、ペレット11を加熱するため
の装置である。
【0034】本実施の形態のペレット11は、臭気物質
や酸素を吸着するための吸着材からなる。吸着材とは、
具体的には、ペレット11が臭気物質を吸着するもので
ある場合には、ゼオライト、金属酸化物および炭素物質
のいずれか1つを主体として含む吸着組成物である。ま
た、ペレット11が酸素を吸着するためのものである場
合には、吸着材としては、ゼオライトとマイクロ波吸収
性の無機材質とからなるもの、ハロゲン化銅を担持させ
た活性炭からなるものが考えられる。つまり、ペレット
11は、容易に、脱臭組成物の再生、または、一旦吸着
された酸素の放出が行なえるように構成される。
【0035】カラム3は、カラムモータ4により、図1
の矢印A方向に回転する。なお、カラム3は、モータ軸
5により、カラムモータ4と接続されている。
【0036】ペレット11は、粒形状を有している。そ
して、ペレット11は、マグネトロン8が発振するマイ
クロ波により、加熱される。ペレット11が加熱される
ことにより、ペレット11に吸着された臭気物質が分解
したり、ペレット11に吸着された酸素が放出され、こ
れにより、ペレット11が再生される。なお、ペレット
11がマイクロ波を吸収して加熱されると、それに伴っ
て、ペレット11に付着する水分量が減少する。ペレッ
ト11に付着する水が気化するためである。
【0037】なお、加熱室2の上下面およびカラム3の
底面には、吸排気を行なうための穴が形成されている。
また、ファン7は、ファンモータ6が駆動することによ
って回転する。ファン7が回転することにより、加熱室
2外から、その下面に形成された穴を介して、加熱室2
に空気が導入され、さらに、加熱室2内の空気は、カラ
ム3の底面,加熱室2の上面に形成された穴を介して、
加熱室2外へ排出される。
【0038】加熱室2では、上記のように空気が循環さ
れるため、ペレット11が加熱されると、そこに吸着す
る水分量が減少し、ペレット11のマイクロ波を吸収す
る量が減少すると考えられる。そして、このことを利用
して、本実施の形態では、ペレット11のマイクロ波を
吸収する量に基づき、ペレット11が十分に加熱された
か否かを判断している。そして、ペレット11が十分に
加熱されたと判断すると、マグネトロン8による加熱を
停止している。
【0039】マグネトロン8には、その所定箇所に、温
度検出素子10が取付けられている。そして、温度検出
素子10により、マグネトロン8の温度が検出される。
温度検出素子10は、たとえば、熱電対やサーミスタに
より構成される。
【0040】温度検出素子10の検出出力は、制御部9
に出力される。そして、制御部9は、この出力に基づい
て、マグネトロン8の加熱動作を制御する。この制御態
様の詳細については、後述する。なお、制御部9は、カ
ラムモータ4およびファンモータ6の動作も制御でき
る。
【0041】ペレット11のマイクロ波の吸収量を検出
する具体的手段としては、本実施の形態では、マグネト
ロン8の温度を測定することを採用している。マグネト
ロン8がマイクロ波を発振する際に、吸収されずに戻っ
てくるマイクロ波が多くなると、その分、マグネトロン
8の温度が上昇すると考えられるからである。なお、他
の具体的手段としては、加熱室2における電界強度を測
定すること等が考えられる。
【0042】図2は、加熱装置1においてペレット11
を加熱する際の、マグネトロン8の温度変化の一例を示
す図である。また、図3は、加熱装置1においてペレッ
ト11を加熱することにより再生する際に制御部9が実
行する再生処理のフローチャートである。ここで、図2
および図3を参照しつつ、制御部9による再生処理の処
理内容を説明する。
【0043】まず、制御部9は、ステップS1(図3参
照、以下、「ステップ」を省略する)で、フラグMQお
よびフラグEFを初期化して、S2に進む。
【0044】なお、フラグMQは、マグネトロン8がオ
ンしている場合にはリセット(MQ=0)されており、
オフしている場合にはセット(MQ=1)されているフ
ラグである。また、フラグEFは、ペレット11の再生
が完了していない場合にはリセット(EF=0)されて
おり、完了している場合にはセット(EF=1)されて
いるフラグである。なお、マグネトロン8がオンされて
いる、とは、通電され、加熱動作を実行していることを
意味し、オフされているとは、通電を解除され、加熱動
作を実行していないことを意味する。
【0045】次に、制御部9は、S2で、再生時間とし
て「time」を設定して、S3に進む。再生時間と
は、ペレット11を再生するためにマグネトロン8によ
る加熱を行なう時間であり、加熱装置1の規模や、投入
されるペレット11の量に応じて、装置ごとに適宜定め
られる時間である。
【0046】次に、制御部9は、S3で、設定された再
生時間の加熱が終了したか否かを判断する。そして、終
了したと判断すると、S9に進み、未だ終了していない
と判断すると、S4に進む。
【0047】S4で、制御部9は、フラグMQがリセッ
トされているか否か、つまり、マグネトロン8がオンさ
れているか否かを判断する。フラグMQがリセットされ
ておりマグネトロン8がオンされていると判断すると、
S5で、マグネトロン8の温度(T:温度検出素子の検
出温度)がTmaxに達しているか否かを判断する。T
maxに達していれば、S6で、フラグMQをセットし
て、マグネトロン8をオフとして、S3に戻る。Tma
xに達していなければ、そのまま、S3に戻る。
【0048】Tmaxとは、マグネトロン8が動作する
際に上昇することが許容される最高温度である。つま
り、S5の処理により、マグネトロン8の温度がTma
xに達していなければそのままマグネトロン8による加
熱が続けられ、Tmaxに達していればマグネトロン8
による加熱が継続される。
【0049】一方、S4で、フラグMQがセットされて
おりマグネトロン8がオフされていると判断すると、S
7で、マグネトロン8の温度がTunder以下となっ
ているか否かを判断する。Tunder以下であれば、
S8で、フラグMQをリセットして、マグネトロン8を
オンし、S3に戻る。Tunderを越えていれば、そ
のまま、S3に戻る。
【0050】Tunderとは、マグネトロン8が高温
になったために動作を停止されている際に、その温度よ
りも低温となれば、マグネトロン8による加熱動作を再
開させる温度である。つまり、S8の処理により、マグ
ネトロン8の温度がTunderを下回ればマグネトロ
ン8による加熱が再開され、Tunder以上であれば
マグネトロン8による加熱は停止されたままとされる。
【0051】以上説明したS3〜S8の各処理により、
マグネトロン8の温度は、図2に示すように、マグネト
ロン8による加熱が開始された時点で上昇を始め、それ
から再生時間timeが経過するまでは、Tunder
とTmaxとの間に収まるように制御される。
【0052】そして、S3で、再生時間が終了したと判
断すると、制御部9は、S9で、フラグMQをセットし
て、マグネトロン8をオフさせて、S10に進む。
【0053】次に、制御部9は、S10で、再生完了判
定処理を実行し、S11に進む。なお、S10における
再生完了判定処理の処理内容の詳細は、後述する。S1
1では、制御部9は、フラグEFがセットされているか
否か、つまり、ペレット11の再生が完了したか否かを
判断し、セットされていなければS3に戻り、セットさ
れていれば再生処理を終了させる。
【0054】図4は、図3のS10の再生完了判定処理
のサブルーチンのフローチャートである。図4を参照し
て、再選完了判定処理の処理内容を説明する。
【0055】制御部9は、まず、S101で、T(マグ
ネトロン8の温度)がTs以上であるか否かを判断す
る。制御部9は、この処理を、TがTs未満となるまで
繰返し、TがTs未満であると判断すると、S102に
進む。
【0056】制御部9は、S102で、フラグMQをオ
フし、マグネトロン8をオンすることにより、S9(図
3参照)で停止させたマグネトロン8の加熱動作を再開
させて、S103に進む。
【0057】制御部9は、S103で、S102で加熱
を再開させてからΔtの時間が経過したか否かを判断す
る。そして、制御部9は、Δtが経過したと判断する
と、S104に進み、フラグMQをセットして、マグネ
トロン8をオフさせて、S105に進む。
【0058】制御部9は、S105で、S102で加熱
を再開させてからS104で加熱を再度停止させるまで
のマグネトロン8の上昇温度「Tb−T1」が予め定め
られた規定温度差(ΔS)以下であるか否かを判断す
る。ここで、Tbはこの場合に判断の基準とされるよう
な、T1はS104で加熱を再度停止させる際の、それ
ぞれ、マグネトロン8の温度である。なお、Tbは、た
とえば、ペレット11が十分に水を含んでいる場合に、
Tsの温度にあるマグネトロン8がΔtだけ加熱動作を
行なった際に想定されるマグネトロン8の温度とするこ
とができる。そして、この上昇温度「Tb−T1」がΔ
S以上であると判断すると、S106でフラグEFをセ
ットしてリターンする。一方、上昇温度「Tb−T1」
がΔS未満であると判断すると、S107で、再度、再
生時間として「time」を設定してリターンする。
【0059】この、再生完了判定処理により、マグネト
ロン8は、一旦、その温度をTsまで低下させられた
後、Δtの期間だけ加熱動作を実行させられる。そし
て、Δtだけ加熱動作を行なった際の上昇温度が所定の
温度以上であれば、ペレット11が再生されるのに十分
加熱され、そのマイクロ波吸収量が十分下がったとし
て、フラグEFを再生終了の状態とする。一方、Δtだ
け加熱動作を行なった際の上昇温度が所定の温度未満で
あれば、未だ、ペレット11の加熱が十分に行なわれて
いないとして、再度、timeの時間だけ、ペレット1
1の加熱が実行される。
【0060】以上説明した本実施の形態では、制御部9
により、制御手段が構成されている。また、マグネトロ
ン8の温度を検出する温度検出素子10により、吸収量
検出手段が構成されている。そして、制御部9が再生完
了判定処理を実行することにより、制御手段は、吸収量
検出手段により検出された吸着材のマイクロ波を吸収す
る量が、所定の量以下まで低下したことに応じて、マグ
ネトロンによるマイクロ波の供給を停止させることにな
る。
【0061】本実施の形態では、再生完了判定処理にお
いて測定される、Δtだけ加熱動作を行なった際のマグ
ネトロン8の上昇温度により、吸収量検出手段により検
出された吸着材のマイクロ波を吸収する量が構成されて
いる。なお、この上昇温度が高いほど、上記のマイクロ
波を吸収する量は少ないということなる。
【0062】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。
【0063】本実施の形態は、第1の実施の形態から、
制御部9の再生完了判定処理の処理内容のみが変更され
ているため、ここでは、その変更点のみを説明すること
とする。
【0064】図5に、本実施の形態における再生完了判
定処理のサブルーチンのフローチャートを示す。
【0065】図5を参照して、制御部9は、まず、S1
11で、TがTs以上であるか否かを判断する。制御部
9は、この処理を、TがTs未満となるまで繰返し、T
がTs未満であると判断すると、S112に進む。
【0066】次に、制御部9は、S112で、フラグM
Qをオフし、S9(図3参照)で停止させたマグネトロ
ン8の加熱動作を再開させて、S113に進む。そし
て、制御部9は、S113で、S112で加熱を再開さ
せてからΔtの時間が経過したか否かを判断する。Δt
が経過したと判断すると、制御部9は、S114に進
み、フラグMQをセットして、S115に進む。
【0067】制御部9は、S115で、S112で加熱
を再開させてからS114で加熱を再度停止させるまで
のマグネトロン8の上昇温度「Tb−T1」が予め定め
られた規定温度差(ΔS)以上であるか否かを判断す
る。T1およびTbは、図4を用いて説明したT1およ
びTbと同様の温度である。そして、この上昇温度「T
b−T1」がΔS以上であると判断すると、S116
で、フラグEFをセットしてリターンする。
【0068】一方、上昇温度「Tb−T1」がΔSより
大きいと判断すると、「Tb−T1」の大きさに応じて
再生時間を設定してリターンする。具体的には、「Tb
−T1」と予め定められた定数(t set)との積と
して算出される時間が再生時間として設定される。これ
により、上昇温度が大きいほど、設定時間が短くなる。
【0069】この、再生完了判定処理により、マグネト
ロン8は、一旦、その温度をTsまで低下させられた
後、Δtの期間だけ加熱動作を実行させられる。そし
て、Δtだけ加熱動作を行なった際の上昇温度が所定の
温度以上であれば、ペレット11が再生されるのに十分
加熱され、そのマイクロ波吸収量が十分下がったとし
て、フラグEFを再生終了の状態とする。一方、Δtだ
け加熱動作を行なった際の上昇温度が所定の温度未満で
あれば、未だ、ペレット11の加熱が十分に行なわれて
いないとして、再度、ペレット11の加熱が実行され
る。なお、その際のペレットの加熱時間は、Δtだけ加
熱動作を行なった際のマグネトロン8の上昇温度が大き
いほど、短くなる。
【0070】以上説明した本実施の形態では、制御部9
により、制御手段が構成されている。また、マグネトロ
ン8の温度を検出する温度検出素子10により、吸収量
検出手段が構成されている。そして、制御部9が図5を
用いて説明した再生完了判定処理を実行することによ
り、制御手段は、吸収量検出手段により検出された、吸
着材のマイクロ波を吸収する量に応じて、マグネトロン
にマイクロ波を供給させる時間を決定することになる。
具体的には、吸着材のマイクロ波を吸収する量が少ない
ほど、マグネトロンにマイクロ波を供給させる時間を短
く決定する。
【0071】本実施の形態では、再生完了判定処理にお
いて測定される、Δtだけ加熱動作を行なった際のマグ
ネトロン8の上昇温度により、吸収量検出手段により検
出された吸着材のマイクロ波を吸収する量が構成されて
いる。なお、この上昇温度が高いほど、上記のマイクロ
波を吸収する量は少なくなる。
【0072】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態の加熱装置を説明する。図6は、本実施の
形態の加熱装置の内部構造を模式的に示す図である。
【0073】図6を参照して、加熱装置21は、主に、
カラム22と、加熱室23と、ヒータ24と、ファン2
5とから構成される。
【0074】カラム22は、加熱室23内に収納されて
いる。カラム22は、円柱形状を有している。ヒータ2
5は、カラム22の長さ方向と同じ方向に、その長さ方
向を有する柱状であり、カラム22のほぼ中心に埋め込
まれている。また、図6では、省略したが、加熱装置2
1は、ヒータ24およびファン25の動作を制御する制
御部を備えている。加熱装置21は、ペレット(後述す
るペレット26)を、(当該ペレットが臭気物質を吸着
するものである場合には)脱臭するために、または、
(当該ペレットが酸素を吸着するものである場合には)
再生するために、加熱する。そして、ファン25は、ヒ
ータ24による、脱臭のための加熱が実行される際に、
回転するように制御される。なお、ヒータ24によっ
て、再生のための加熱が実行される際には、ファン25
の回転は停止される。
【0075】加熱室23の上下面には、加熱装置21の
内外へ空気を循環させる穴が形成されている。そして、
ファン25が回転すると、加熱室23の下面に形成され
た穴を介して、加熱室23外から加熱室23内に空気が
導入される。そして、該空気は、カラム22,加熱室2
3の上面に形成された穴を介して、加熱室23外へ排出
される。
【0076】次に、カラム22の構造について、詳細に
説明する。図7(a)は、カラム22の平面図であり、
図7(b)は、カラム22の縦断面図である。
【0077】カラム22の下端には、吸気部28とし
て、また、上端には、排気部29として、複数の穴が形
成されている。図7(b)において記載されている、カ
ラム22の下端から上方に伸びている矢印は、ファン2
5が回転した際の、カラム22における空気の流れを示
している。
【0078】カラム22のほぼ中心には、ヒータ24が
配設されている。そして、カラム22内には、ヒータ2
4と同心円を構成するように、ペレット収容部27が形
成されている。つまり、ペレット収容部27は、ヒータ
24の外周を覆う、円筒形状を有している。ペレット収
容部27には、粒状のペレット26が収容されている。
【0079】つまり、本実施の形態では、ペレット26
により構成される吸着材が、ヒータ24により構成され
る発熱手段の外周を覆うように、収容されている。これ
により、より多くのペレット26が、ヒータ24と対向
するように配置される。したがって、多量の粒であるペ
レット26を、より均一に、加熱することができる。
【0080】なお、本実施の形態では、カラム22は円
柱状であり、ペレット収容部27は円筒形状であった
が、この形状に限定されるものではない。特に、ペレッ
ト収容部27は、ヒータ27の外周を覆うような形状で
あれば、断面形状が三角や四角等の多角形状を有する筒
状、または、楕円等の形状を有する筒状であってもよ
い。
【0081】[第4の実施の形態]次に、本発明の第4
の実施の形態について説明する。
【0082】本実施の形態は、第3の実施の形態から、
カラム22の構成のみを変更したものであるため、ここ
では、その変更点のみを説明する。
【0083】図8は、本実施の形態のカラムを示す図で
ある。なお、図8(a)は、カラム22の平面図であ
り、図8(b)は、カラム22の縦断面図である。
【0084】本実施の形態のカラム22は、図7を用い
て説明したカラム22と同様の構造を有しているが、ペ
レット収容部27には、ペレット26とともに、スペー
サ30が収容されている。スペーサ30は、ガラス等
の、熱を透過する物質からなる。
【0085】このように、スペーサ30が、ペレット2
6とともに、ペレット収容部27に収容されることによ
り、ペレット収容部27内のペレット26に、ヒータ2
4の発する熱が、伝わりやすくなる。つまり、本実施の
形態のカラム22では、より効率よく、ペレット26を
加熱することができる。
【0086】[第5の実施の形態]次に、本発明の第5
の実施の形態について説明する。
【0087】本実施の形態は、第3の実施の形態から、
カラム22の構成のみを変更したものであるため、ここ
では、その変更点のみを説明する。
【0088】図9は、本実施の形態のカラムを示す図で
ある。なお、図9(a)は、カラム22の平面図であ
り、図9(b)は、カラム22の縦断面図である。
【0089】図9(a)に示すように、本実施の形態で
は、ペレット収容部27は、ヒータ24を取り囲むよう
な筒状形状を有しており、その断面は、波型の形状を有
している。
【0090】ペレット収容部27がこのように構成され
ることにより、図7または図8に示したペレット収容部
27と比較して、カラム22が同じ大きさを有する場合
に、より多くのペレット26を、ペレット収容部27に
収容させることができる。つまり、より多くのペレット
26を、効率よく、加熱させることができる。また、脱
臭時に空気の通過する面積が増えるために、脱臭効率が
向上する。
【0091】本実施の形態では、カラム22により、収
容部材が構成されている。そして、ペレット収容部27
により、収容部材における吸着材の収容部分が構成され
ている。そして、図9(a)に示す平面により、収容部
材の高さ方向に交わる面が構成されている。
【0092】ペレット収容部27が、図9(a)の平面
図において、ペレット26を収容できるだけの幅を有し
ている。これにより、収容部材における吸着材の収容部
分が、収容部材の高さ方向に交わる面について、発熱手
段の外周部に帯状の断面を有していることになる。
【0093】本実施の形態では、ヒータ24も円柱形状
を有している。そして、ペレット収容部27により構成
される帯状形状は、波形を有する。これにより、ペレッ
ト収容部27により構成される帯は、発熱手段の外周部
に帯状の断面を有し、断面の帯の内側は、発熱手段の同
心円よりも、発熱手段に対向する領域が大きい部分を有
すること、より具体的には、対向する発熱手段の外周部
の接線に交わる方向に延びる部分を有することになる。
なお、本実施の形態において、ペレット収容部27は、
全体的に、対向する発熱手段の外周部の接線に交わる方
向に延びる部分、つまり、うねりの形状(波形形状)を
有する部分を備えている。しかしながら、ペレット収容
部27は、部分的にうねりの形状を有していてもよく、
残りの部分は、たとえば、ヒータ24と同心円状の筒状
を構成するような構造を有していてもよい。
【0094】[第6の実施の形態]次に、本発明の第6
の実施の形態について説明する。
【0095】本実施の形態は、第5の実施の形態から、
カラム22の構成のみを変更したものであるため、ここ
では、その変更点のみを説明する。
【0096】図10は、本実施の形態のカラムを示す図
である。なお、図10(a)は、カラム22の平面図で
あり、図10(b)は、カラム22の縦断面図である。
【0097】本実施の形態のカラム22は、図9を用い
て説明したカラム22と同様の構造を有しているが、ペ
レット収容部27には、ペレット26とともに、スペー
サ30が収容されている。スペーサ30は、ガラス等の
熱を透過する物質からなる。
【0098】[第7の実施の形態]次に、本発明の第7
の実施の形態について説明する。
【0099】本実施の形態は、第6の実施の形態から、
カラム22の構成のみを変更したものであるため、ここ
では、その変更点のみを説明する。
【0100】図11は、本実施の形態のカラムを示す図
である。なお、図11(a)は、カラム22の平面図で
あり、図11(b)は、カラム22の縦断面図である。
【0101】本実施の形態のカラム22は、熱遮断部材
31を備えられている。熱遮断部材31は、一般の断熱
材等の熱を遮断する材料から構成される。
【0102】熱遮断部材31は、ペレット収容部27の
中の、他の部分よりもヒータ24と近い部分と、ヒータ
24との間に配設されている。
【0103】熱遮断部材31が配設されることにより、
ペレット収容部27の中の、他の部分よりもヒータ24
と近い部分に収容されたペレット26が、当該他の部分
に収容されたペレット26よりも過度に加熱されること
を回避できる。
【0104】これにより、カラム22において、すべて
のペレット26を、より均一に、加熱することができ
る。
【0105】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態である加熱装置の
内部構造を模式的に示す図である。
【図2】 図1に示す加熱装置においてペレットを加熱
する際の、マグネトロンの温度変化の一例を示す図であ
る。
【図3】 図1の加熱装置の制御部が実行する、ペレッ
トの再生処理のフローチャートである。
【図4】 図3の再生完了判定処理のサブルーチンのフ
ローチャートである。
【図5】 本発明の第2の実施の形態の加熱装置が備え
る制御部が実行する図3の再生完了判定処理のサブルー
チンのフローチャートである。
【図6】 本発明の第3の実施の形態である加熱装置の
内部構造を模式的に示す図である。
【図7】 (a)は、図6のカラムの平面図であり、
(b)は、図6のカラムの縦断面図である。
【図8】 (a)は、本発明の第4の実施の形態のカラ
ムの平面図であり、(b)は、本発明の第4の実施の形
態のカラムの縦断面図である。
【図9】 (a)は、本発明の第5の実施の形態のカラ
ムの平面図であり、(b)は、本発明の第5の実施の形
態のカラムの縦断面図である。
【図10】 (a)は、本発明の第6の実施の形態のカ
ラムの平面図であり、(b)は、本発明の第6の実施の
形態のカラムの縦断面図である。
【図11】 (a)は、本発明の第7の実施の形態のカ
ラムの平面図であり、(b)は、本発明の第7の実施の
形態のカラムの縦断面図である。
【符号の説明】
1,21 加熱装置、2,23 加熱室、3,22 カ
ラム、7,25 ファン、8 マグネトロン、9 制御
部、10 温度検出素子、11,26 ペレット、24
ヒータ、27 ペレット収容部、30 スペーサ、3
1 熱遮断部材。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着材の加熱装置であって、 前記吸着材を収容する加熱室と、 前記加熱室にマイクロ波を供給するマグネトロンと、 前記マグネトロンの動作を制御する制御手段と、 前記吸着材がマイクロ波を吸収する量を検出する吸収量
    検出手段とを含み、 前記制御手段は、前記吸収量検出手段により検出され
    た、前記吸着材のマイクロ波を吸収する量に応じて、前
    記マグネトロンにマイクロ波を供給させる時間を決定す
    る、吸着材の加熱装置。
  2. 【請求項2】 吸着材の加熱装置であって、 前記吸着材を収容する加熱室と、 前記加熱室にマイクロ波を供給するマグネトロンと、 前記マグネトロンの動作を制御する制御手段と、 前記吸着材がマイクロ波を吸収する量を検出する吸収量
    検出手段とを含み、 前記制御手段は、前記吸収量検出手段により検出され
    た、前記吸着材のマイクロ波を吸収する量が、所定の量
    以下まで低下したことに応じて、前記マグネトロンによ
    るマイクロ波の供給を停止させる、吸着材の加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記吸収量検出手段は、前記マグネトロ
    ンの温度を検出するマグネトロン温度検出手段を備え、 前記制御手段は、前記マグネトロンが所定時間マイクロ
    波を供給したときのマグネトロンの温度の上昇量に基づ
    いて、前記吸着材のマイクロ波を吸収する量を決定す
    る、請求項1または請求項2に記載の吸着材の加熱装
    置。
  4. 【請求項4】 マグネトロンの供給するマイクロ波によ
    って吸着材を加熱することにより、当該吸着材を再生さ
    せる、吸着材の加熱方法であって、 前記吸着材のマイクロ波を吸収する量に応じて、前記マ
    グネトロンにマイクロ波を供給させる時間を決定する、
    吸着材の加熱方法。
  5. 【請求項5】 マグネトロンの発振するマイクロ波によ
    って吸着材を加熱することにより、当該吸着材を再生さ
    せる、吸着材の加熱方法であって、 前記吸着材のマイクロ波を吸収する量が所定の量以下と
    なったことに応じて、前記マグネトロンによるマイクロ
    波の供給を停止させる、吸着材の加熱方法。
  6. 【請求項6】 前記吸着材のマイクロ波を吸収する量
    は、前記マグネトロンが所定時間マイクロ波を供給した
    ときのマグネトロンの温度の上昇量に基づいて決定され
    る、請求項4または請求項5に記載の吸着材の加熱方
    法。
  7. 【請求項7】 吸着材の加熱装置であって、 発熱手段と、 前記吸着材を、前記発熱手段の外周を覆うように収容す
    るための収容部材とを含む、吸着材の加熱装置。
  8. 【請求項8】 熱透過性を有し、前記収容部材における
    前記吸着材の収容部分に、当該吸着材に混合されるよう
    に収容されるスペーサをさらに含む、請求項7に記載の
    吸着材の加熱装置。
  9. 【請求項9】 前記発熱手段は、柱形状を有し、 前記収容部材における吸着材の収容部分は、 前記発熱手段の柱形状についての高さ方向に沿った側面
    を覆う筒形状を有し、 前記高さ方向に交わる面について、前記発熱手段の外周
    部に帯状の断面を有し、 前記断面の帯の内側は、前記発熱手段の同心円よりも、
    前記発熱手段に対向する領域が大きい部分を有する、請
    求項7または請求項8に記載の吸着材の加熱装置。
  10. 【請求項10】 前記断面の帯の内側の、前記発熱手段
    の同心円よりも、前記発熱手段に対向する領域が大きい
    部分断面とは、前記断面の帯における、対向する前記発
    熱手段の外周部の接線に交わる方向に延びる部分であ
    る、請求項9に記載の吸着材の加熱装置。
  11. 【請求項11】 前記収容部材は、吸着材の収容部分
    が、隣接する他の部分よりも前記発熱手段に近接する近
    接領域を有し、 前記収容部材の近接領域と前記発熱部材との間に設けら
    れた熱遮断部材をさらに含む、請求項7〜請求項10の
    いずれか1項に記載の吸着材の加熱装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008527629A (ja) * 2004-12-30 2008-07-24 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ゲッター材料を状態調節する方法

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JP2008527629A (ja) * 2004-12-30 2008-07-24 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ゲッター材料を状態調節する方法

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