JP2001095880A - 粒体噴流化式身体洗浄装置 - Google Patents

粒体噴流化式身体洗浄装置

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JP2001095880A JP2000228285A JP2000228285A JP2001095880A JP 2001095880 A JP2001095880 A JP 2001095880A JP 2000228285 A JP2000228285 A JP 2000228285A JP 2000228285 A JP2000228285 A JP 2000228285A JP 2001095880 A JP2001095880 A JP 2001095880A
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Kochi University of Technology
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒体の皮膚への摩擦衝突作用が大きく、実質
的に水を使用することなく優れた洗浄効果を得ることが
でき、しかも大規模な設備を必要とせずランニングコス
トを低く抑えることができる身体洗浄装置を提供するこ
と。 【解決手段】 利用者の身体を収容する洗浄槽と、該洗
浄槽内において利用者の身体に衝突する多数の粒体と、
該粒体が通過し得る開口を有し前記洗浄槽の底面との間
に間隙をあけて配設された中底板と、該中底板と洗浄槽
の底部との間に設けられ前記粒体は通過し得ないが気体
は通過し得る開口部を備えた気体吹き出し部と、前記洗
浄槽の底部に気体を送り込み前記粒体を洗浄槽内にて噴
流化させる粒体噴流化手段とからなることを特徴とする
粒体噴流化式身体洗浄装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粒体噴流化式身体洗
浄装置に関し、より詳しくは気体により粒体を噴流化さ
せて身体に衝突させることによって利用者の身体を洗浄
し健康の増進を図ることができる身体洗浄装置に関する
ものである。尚、本明細書において粒体の噴流化状態と
は、粒体がその自由落下終端速度よりも高速の気体流で
吹き上げられた状態をいう。
【0002】
【従来の技術】近年の急速な高齢化社会の到来に伴っ
て、介護を要する高齢者の数は益々増加しており、高齢
者の介護において入浴は大きな問題の一つである。入浴
時における身体の洗浄方法としては、タオルやブラシを
用いて身体を擦る方法、シャワー水を身体に吹き付ける
方法、スラリーを流動させて身体を洗浄する方法等が挙
げられるが、これらの方法は自力で入浴できない高齢者
の身体を洗浄するための方法としてはいずれも満足でき
るものではなかった。先ず、タオルやブラシを用いて身
体を擦る方法は、介護者の人手を要することが大きな問
題であり、一方、ロボット等の機械を使用した場合には
指と指との間や脇の下などの細かい部分まで洗浄するこ
とは困難であった。また、シャワー水を身体に吹き付け
る方法では、水の皮膚への衝突作用は大きいが、肝心の
摩擦作用が殆ど無いので、充分な洗浄効果が得られなか
った。また、スラリーを流動させて身体を洗浄する方法
では、スラリーを構成する固体粒子と液体との比重の比
が1:3程度と低いために固体粒子の流動化挙動が緩慢
であり、そのため、固体粒子と皮膚との摩擦・衝突作用
が小さく、充分な洗浄効果を得ることはできなかった。
【0003】なお上記した従来の方法において、大量の
湯を使用することにより幾分か洗浄効果を高めることも
可能であるが、大量の水と大きな熱源を必要とすること
から好ましい方法とはいえなかった。この問題を解決す
るためには、身体洗浄に使用した湯を循環させて再利用
すればよいが、フィルターや殺菌装置などが必要となる
ために設備が大型化し、また湯中に溶解している汚れの
成分を完全に除去することはできなかった。
【0004】このような実情に鑑みて、本願出願人は既
に特願平9−302601号において、多数の粒体を送
風により流動化させて身体に摩擦・衝突させることによ
り身体を洗浄する身体洗浄方法及び装置を提案してい
る。この技術は、粒体の流動化媒体として、比重の大き
い液体に代えて気体を使用することによって、粒体の流
動化状態を激しいものとし、これによって皮膚への摩擦
衝突作用を大きくして洗浄効果を高めることができる優
れたものであったが、粒体を身体廻りで流動化させるた
めに多量の粒体を必要とすることと、それに伴って送風
機(ブロワー)の動力が大きくなること、更には、使用
する多量の粒体の殺菌、洗浄等のための設備が大規模と
なること等、スペース、ランニングコストの面で好まし
くない問題があった。
【0005】本発明は、上記した従来技術のもつ課題を
解決するためになされたものであって、粒体の皮膚への
摩擦衝突作用が大きく、実質的に水を使用することなく
優れた洗浄効果を得ることができ、しかも大規模な設備
を必要とせずランニングコストを低く抑えることができ
る身体洗浄装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
利用者の身体を収容する洗浄槽と、該洗浄槽内において
利用者の身体に衝突する多数の粒体と、該粒体が通過し
得る開口を有し前記洗浄槽の底面との間に間隙をあけて
配設された中底板と、該中底板と洗浄槽の底部との間に
設けられ前記粒体は通過し得ないが気体は通過し得る開
口部を備えた気体吹き出し部と、前記洗浄槽の底部に気
体を送り込み前記粒体を洗浄槽内にて噴流化させる粒体
噴流化手段とからなることを特徴とする粒体噴流化式身
体洗浄装置に関する。請求項2に係る発明は、前記気体
吹き出し部の開口部周囲に傾斜面が形成され、該傾斜面
は前記粒体の静止摩擦角よりも大きな角度で傾斜された
傾斜面もしくは振動発生器により振動可能な傾斜面とさ
れてなることを特徴とする請求項1記載の粒体噴流化式
身体洗浄装置に関する。請求項3に係る発明は、前記気
体吹き出し部の開口部がスリット状に形成されてなるこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の粒体噴流化式身体
洗浄装置に関する。請求項4に係る発明は、前記気体吹
き出し部の開口部が穴状に点在して形成されてなること
を特徴とする請求項1又は2記載の粒体噴流化式身体洗
浄装置に関する。請求項5に係る発明は、前記気体吹き
出し部の開口部が、多数の開口を有する開閉可能な開口
板からなることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに
記載の粒体噴流化式身体洗浄装置に関する。
【0007】請求項6に係る発明は、前記気体吹き出し
部に、洗浄槽内に噴出される噴流を揺動させる噴流揺動
化手段が設けられてなることを特徴とする請求項1乃至
5いずれかに記載の粒体噴流化式身体洗浄装置に関す
る。請求項7に係る発明は、前記噴流揺動化手段が、気
体吹き出し部から洗浄槽内に噴出される噴流に対して略
直角方向であって且つ少なくとも相対向する2箇所から
制御用噴流を交互に吹きつける手段であることを特徴と
する請求項6記載の粒体噴流化式身体洗浄装置に関す
る。請求項8に係る発明は、前記噴流揺動化手段が、前
記気体吹き出し部の開口部周囲に設けられた傾斜面に沿
って制御用噴流を発生させる手段であることを特徴とす
る請求項6記載の粒体噴流化式身体洗浄装置に関する。
【0008】請求項9に係る発明は、前記気体吹き出し
部に、洗浄槽内に噴出される噴流を旋回させる噴流旋回
手段が設けられてなることを特徴とする請求項1乃至5
いずれかに記載の粒体噴流化式身体洗浄装置に関する。
請求項10に係る発明は、前記噴流旋回手段が、前記気
体吹き出し部の開口部周囲に設けられた傾斜面を略逆円
錐状に形成するとともに、前記制御用噴流を該傾斜面の
周方向に沿って流れるように噴出する手段であることを
特徴とする請求項9記載の粒体噴流化式身体洗浄装置に
関する。請求項11に係る発明は、前記気体吹き出し部
に、洗浄槽内に噴出される噴流を捩じれさせる噴流捩じ
り手段が設けられてなることを特徴とする請求項1乃至
5いずれかに記載の粒体噴流化式身体洗浄装置に関す
る。請求項12に係る発明は、前記噴流捩じり手段が、
前記気体吹き出し部の開口部がスリット状を形成すると
ともに、前記制御用噴流を該開口部を挟んで対向する傾
斜面の少なくとも2箇所から傾斜面の幅方向に沿って互
いに逆向きに流れるように噴出する手段であることを特
徴とする請求項11記載の粒体噴流化式身体洗浄装置に
関する。
【0009】請求項13に係る発明は、前記洗浄槽の側
壁に、洗浄槽内に乱流を発生させる乱流ノズルが設けら
れてなることを特徴とする請求項1乃至12いずれかに
記載の粒体噴流化式身体洗浄装置に関する。請求項14
に係る発明は、前記洗浄槽の側壁に、洗浄槽内に気体ま
たは気体と粒体の混合体を噴出する噴出ノズルが設けら
れてなることを特徴とする請求項1乃至13いずれかに
記載の粒体噴流化式身体洗浄装置に関する。請求項15
に係る発明は、前記粒体が比重の異なる複数種の粒体か
らなり、自由落下終端速度が略一定になるように、比重
の大きい粒体は直径が小さく、比重の小さい粒体は直径
が大きくされてなることを特徴とする請求項1乃至14
いずれかに記載の粒体噴流化式身体洗浄装置に関する。
請求項16に係る発明は、前記粒体が、洗浄液が含浸さ
れた多孔質部材からなることを特徴とする請求項1乃至
15いずれかに記載の粒体噴流化式身体洗浄装置に関す
る。請求項17に係る発明は、前記粒体に遠赤外線放射
物質が含有されてなることを特徴とする請求項1乃至1
6いずれかに記載の粒体噴流化式身体洗浄装置に関す
る。
【0010】請求項18に係る発明は、前記洗浄槽の底
部から粒体を回収して洗浄する粒体回収洗浄手段を備え
てなることを特徴とする請求項1乃至17いずれかに記
載の粒体噴流化式身体洗浄装置に関する。請求項19に
係る発明は、前記洗浄槽内に洗浄液を供給する洗浄液供
給手段を備えてなることを特徴とする請求項1乃至18
いずれかに記載の粒体噴流化式身体洗浄装置に関する。
請求項20に係る発明は、前記洗浄槽内にて利用者が身
体を洗い流すためのシャワー設備を備えてなることを特
徴とする請求項1乃至19いずれかに記載の粒体噴流化
式身体洗浄装置に関する。請求項21に係る発明は、前
記気体吹き出し部の開口部及び/又は噴出ノズルから洗
浄槽内に温水を供給する温水供給手段を備えてなること
を特徴とする請求項1乃至20いずれかに記載の粒体噴
流化式身体洗浄装置に関する。
【0011】請求項22に係る発明は、前記気体吹き出
し部の開口部及び/又は噴出ノズルから洗浄槽内に温風
を供給する温風供給手段を備えてなることを特徴とする
請求項1乃至21いずれかに記載の粒体噴流化式身体洗
浄装置に関する。請求項23に係る発明は、前記粒体噴
流化手段が温風及び水蒸気発生手段を具備し、洗浄槽の
上方位置には槽内の気体を排出する排気手段が設けられ
てなることを特徴とする請求項1乃至22いずれかに記
載の粒体噴流化式身体洗浄装置に関する。請求項24に
係る発明は、前記洗浄槽の側壁に利用者の身体を支える
複数本の支持棒が固定されていることを特徴とする請求
項1乃至23いずれかに記載の粒体噴流化式身体洗浄装
置に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る粒体噴流化式
身体洗浄装置(以下、単に身体洗浄装置と称す)の実施
形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る
身体洗浄装置の第一実施形態を示す断面図である。この
実施形態に係る身体洗浄装置は、図示の如く、車椅子に
乗った利用者(1)が車椅子(6)に乗ったままの状態
で洗浄槽(2)内にて身体を洗浄することができるよう
に構成されている。
【0013】洗浄槽(2)は天井面が開放されており、
その側壁には下端部を支点として起伏可能とされた開閉
扉(3)が設けられており、利用者(1)はこの開閉扉
(3)を破線で示す如く開けて洗浄槽(2)内に入るこ
とができ、洗浄槽(2)内に入った利用者(1)の身体
は、後述する粒体噴流化手段によって噴流化(ジェット
ブラスト化)された粒体(4)の摩擦衝突により洗浄さ
れる。
【0014】本発明において使用される粒体(4)は、
その直径が0.5〜10mmの球体であり、材質は鉄
(比重7.9)、アルミナ(比重3.7)、セラミック
ス(比重2.6)、プラスチック(比重1.2)等から
なる。粒体(4)は同じ材質のもののみを使用してもよ
いが、異なる材質のものを混合して使用することが好ま
しい。この場合、一個の粒体(4)の自由落下終端速度
が略一定になるように、比重の大きい粒体は直径を小さ
く、比重の小さい粒体は直径を大きくする。かかる構成
を採用した場合、直径が大きく比重の小さい粒体は利用
者の身体に強く当たるため血行の促進や皮膚の疲れの除
去用として、直径が小さく比重の大きい粒体は洗浄用と
して好適に使用することができる。
【0015】ここで、粒体の噴流化と粒体の量(体積)
の関係について簡単に説明する。図2は気体の上向き空
槽速度U(洗浄槽を空槽として計算した空槽断面平均速
度)と圧力損失ΔPとの関係を示す図であり、(a)は
粒体が多い場合、(b)は粒体が少ない場合を示してい
る。粒体が多い場合には、粒体層における圧力損失が大
きいため、空槽速度の増加に伴って圧力損失が急激に増
加していき、空槽速度がある大きさUf以上になると粒
体層が突然膨張して動き始める。これが流動化状態であ
り、この流動化状態では、圧力損失は空槽速度の変化に
対してもあまり変化を示さず、更に空槽速度を上げてあ
る速度Ut(粒体の自由落下終端速度)を超えると、粒
体が気体流によって吹き飛ばされるようになる。これが
粒体の噴流化である。一方、粒体が少ない場合には、粒
体層における圧力損失が小さいため、空槽速度を上げて
も、はっきりとした流動化状態が現れないまま粒体が噴
流化状態となる。
【0016】本発明においては、粒体(4)を多孔質部
材から形成し、その空隙に洗浄液を含浸しておく構成も
好ましく採用でき、この構成によれば別途洗浄槽内に洗
浄液を供給する洗浄液供給手段を設ける必要がなくな
る。また、粒体に遠赤外線放射物質を含有させる構成と
してもよく、この構成によれば、遠赤外線が利用者の身
体に放射されることによって利用者の血行を促進し健康
の増進を図ることができる。この場合、粒体そのものを
遠赤外線放射セラミックス等の遠赤外線放射物質で構成
してもよいし、表面に遠赤外線放射物質を付着させる構
成としてもよい。
【0017】本発明における粒体(4)の量(体積)
は、粒体を噴流化させるために適度な少量とされる。こ
れは、粒体を噴流化させるためには、少なくとも粒体一
個の自由落下終端速度以上の気体速度が必要となるが、
粒体(4)の量が多すぎると粒体層が厚くなって層を通
過する間の気体の圧力損失が大きくなり、粒体を噴流化
させるために送風機の動力が大きくなるからである。例
えば、縦:1000mm×横:600mm×高さ:10
00mmの洗浄槽(2)において、ポリスチレン(比
重:1.0、直径:6.0mm)の粒体(4)を身体洗
浄のために噴流化させるには、粒体(4)の量(体積)
は4リットル以下であればよいことが実験により確認さ
れている。
【0018】洗浄槽(2)の底面のやや上方には、粒体
(4)が通過し得る開口を有した中底板(5)が配設さ
れている。中底板(5)は車椅子(6)に乗った利用者
(1)が乗るための板であり、例えば金網から構成され
る。
【0019】中底板(5)と洗浄槽(2)の底面との間
には、粒体(4)を洗浄室内へと吹き上げるための気体
吹き出し部(7)が設けられている。図3は本発明に係
る身体洗浄装置の気体吹き出し部(7)の近傍部分を抽
出した図であり、図4及び図5は気体吹き出し部(7)
の構成の一例を示す斜視図である。気体吹き出し部
(7)は、粒体(4)は通過し得ないが気体は通過し得
る開口を備えた開口板(8)と、この開口板(8)に隣
接する傾斜面(9)と、この傾斜面(9)の下端部から
開口板(8)の表面に至るように垂直に立設された立設
板(91)とからなり、傾斜面(9)は開口板(8)に
向けて傾斜している。
【0020】本発明において、気体吹き出し部(7)の
開口部の設け方は特に限定されないが、図4と図5にそ
の代表的な例を示している。図4示の例における気体吹
き出し部(7)は、傾斜面(9)が平行に且つ互いに間
隔をあけて配置された三角柱状部材の斜辺によって形成
され、三角柱状部材同士の間に帯状の開口板(8)が設
けられた構成となっている。この例の場合には、開口部
はスリット状に形成されることとなる。尚、三角柱状部
材及び開口板(8)は、その長手方向が洗浄槽(2)の
左右方向に向くように配置してもよいし、前後方向に向
くように配置してもよい。図5示の例における気体吹き
出し部(7)は、四つの傾斜面(9)が平面視四角形状
の開口板(8)の四辺に向けて下向きに傾斜するように
形成された構成となっており、この例の場合には、開口
部は穴状に点在して形成されることとなる。
【0021】本発明では、開口部の設け方によって粒体
の噴流化状態における挙動が異なるので、上記した2つ
の形態を使い分けるとよい。図4示の例のように、開口
部をスリット状に形成した場合、開口部面積が大きいた
めに粒体(4)は噴水のように均等に吹き上がるが、そ
の勢いはそれほど強くならない。そのため、この形態は
利用者が強い刺激を好まない高齢者の場合に好適に使用
される。一方、図5示の例のように、開口部を穴状に形
成した場合、開口部面積が小さいために粒体(4)はピ
ンポイントで勢いよく吹き上がる。そのため、この形態
は利用者が強い刺激を好む健康な人の場合に好適に使用
される。
【0022】開口板(8)はヒンジ(10)によって開
閉可能とされた金網等からなり、その上面に粒体(4)
が置かれる。図は開口板(8)が閉じた状態を示してお
り、この状態では粒体(4)は開口板(8)の下方には
落下し得ないが、ヒンジ(10)を支点として開口板
(8)を下向きに回動することによって、粒体(4)が
洗浄槽(2)の底部に向けて落下するようになる。
【0023】傾斜面(9)の傾斜角度(θ)は、粒体の
静止摩擦角(安息角)よりも大きな角度で傾斜してお
り、これによって傾斜面(9)上に落下してきた粒体
(4)は速やか且つ確実に開口板(8)の上へと落ち、
また直ぐに吹き上げられることとなる。つまり、開口部
周囲に傾斜面(9)を設けることによって、少量の粒体
を効率良く噴流化させることが可能になり、常に身体に
対して粒体を衝突させることが可能となる。尚、洗浄槽
(2)内に水蒸気や洗浄剤を供給する場合には、粒体の
静止摩擦角が変化するので、これに合わせて傾斜角度
(θ)を変化させるとよい。また、本発明においては、
傾斜面(9)の傾斜角度(θ)を粒体の静止摩擦角(安
息角)よりも小さい角度としてもよく、この場合には傾
斜面(9)を振動させるための振動発生器を傾斜面上等
の適当な位置に取り付けることによって、傾斜面(9)
上に落下してきた粒体(4)を速やか且つ確実に開口板
(8)の上へと落とすことが可能となる。
【0024】洗浄槽(2)の気体吹き出し部(7)より
も下方の洗浄槽(2)の側壁には、気体供給口(11)
が設けられており、中底板(5)よりも上方の洗浄槽
(2)の前方側壁には、高さの異なる複数の位置(図示
例では3箇所)に洗浄槽(2)内に気体を噴出する噴出
ノズル(12)が設けられている。
【0025】気体供給口(11)はバルブ(13)、
(14)を介してヒーター(15)及びブロワー(1
6)と連結されており、更にベンチュリー管(60)を
介して水蒸気ボイラ(61)が空気を供給する導管に連
結される。バルブ(13)、(14)を開放した状態で
ブロワー(16)を作動させるとヒーター(15)によ
って加熱された空気が温風となって導管を流れ、ベンチ
ュリー管部分では流れの負圧を利用して水蒸気が導管に
供給され、空気と水蒸気が混合し気体供給口(11)か
ら洗浄槽(2)内へと供給され、開口板(8)上の粒体
(4)を上方へと噴流状態で吹き上げる。尚、このブロ
ワー(16)による洗浄槽(2)内への送風速度は、前
述したような粒体(4)を噴流化させることが可能な速
度に調節される。
【0026】噴出ノズル(12)はバルブ(17)を介
してヒーター(15)及びブロワー(16)と連結され
ており、更にベンチュリー管(60)を介して水蒸気ボ
イラ(61)が空気を供給する導管に連結される。バル
ブ(17)を開放した状態でブロワー(16)を作動さ
せるとヒーター(15)によって加熱された空気が温風
となって導管を流れ、ベンチュリー管部分では流れの負
圧を利用して水蒸気が導管に供給され、空気と水蒸気が
混合し噴出ノズル(12)から洗浄槽(2)内へと噴出
し、洗浄槽(2)内に吹き上げられた粒体(4)を前方
から利用者(1)へと衝突させる。強く洗浄を望む場合
には、粒体(4)を別途設けた貯蔵庫(62)に貯蔵
し、貯蔵庫(62)と噴出ノズル(12)をバルブ(1
7)とロータリーバルブ(63)を介して連結すること
によって、噴出ノズル(12)から気体と粒体の混合体
を直接利用者(1)に衝突させることができる。更に、
身体の局部を重点的に洗浄したい場合には、貯蔵庫(6
2)にブロワー(16)からの空気をバイパスして空気
を圧送し、貯蔵庫(62)に取りつけられたバルブ(6
4)を介して連結されたフレキシブル管(65)とフレ
キシブル管(65)の先端に取りつけられたノズル(6
6)を適当な位置に調節することによって、身体の局部
へ直接気体と粒体の混合体を衝突させることが可能とな
る。これらによって、下方からの粒体の吹き上げに対し
てデッドスペースとなる腹部等に対して粒体(4)を確
実に衝突させることができ、洗浄効果に一層優れたもの
となる。尚、図示していないが、利用者(1)の側方に
位置する側壁や後方に位置する開閉扉(3)にも噴出ノ
ズル(12)を設けて、洗浄槽(2)内に温風を噴出す
るように構成すると、より洗浄効果が増すため好まし
い。
【0027】洗浄槽(2)の底面は下向きの傾斜面とさ
れており、その傾斜の最も低い位置には排出穴(18)
が設けられており、この排出穴(18)はロータリーバ
ルブ(19)、空気輸送管(20)及びバルブ(21)
を介して粒体洗浄槽(22)と繋がっている。ロータリ
ーバルブ(19)は、内部に十字状の羽を有するロータ
を備え、その羽の先端がケーシングの内壁に密接してお
り、空気の逆流を防止しつつ粒体(4)を落下させるこ
とができる。ロータリーバルブ(19)の直下位置にあ
る空気輸送管(20)は、バルブ(23)を介して空気
輸送管(24)によりブロワー(16)と連通されてお
り、ブロワー(16)の出力風を空気輸送管(20)へ
と送り込むことができるように構成されている。
【0028】ブロワー(16)を作動させてバルブ(2
1)、(23)を開放すると、ブロワー(16)の出力
風は空気輸送管(24)を通ってロータリーバルブ(1
9)の下側へと送られるが、ロータリーバルブ(19)
を通過することはできず、そのまま空気輸送管(20)
へと流れ込む。この空気の流れによってロータリーバル
ブ(19)は負圧状態となり、洗浄槽底面の下向き傾斜
と相まって洗浄槽(2)内の粒体(4)は排出穴(1
8)から効率的に排出され、空気輸送管(20)を通っ
て洗浄槽上方に設けられた粒体洗浄槽(22)へと送ら
れる。
【0029】粒体洗浄槽(22)は、洗浄槽(2)内か
ら取り出された粒体(4)を洗浄するための槽であり、
攪拌機(25)及びこれを回転するモータ(26)を備
えている。そして、槽内に回収された粒体(4)は、バ
ルブ(27)を開放して水道水を供給し、同時に殺菌剤
を投入して攪拌機(25)を回転させることにより、殺
菌洗浄される。洗浄後の汚れた水は、粒体洗浄槽(2
2)の下部から、粒体(4)を取り出すのとは別のバル
ブ(28)を介して外部に排出される。このバルブ(2
8)にはフィルター等が装着されることにより水は通す
が粒体(4)を通さないようになっている。また、殺菌
洗浄後の清浄な粒体(4)は、バルブ(29)を開放す
ることによって再び洗浄槽(2)内へと供給することが
できる。尚、前記した粒体(4)を多孔質部材から形成
し、その空隙に洗浄液を含浸しておく構成を採用する場
合には、粒体洗浄槽(22)の内部に洗浄液を注入して
粒体(4)に洗浄液を含浸させておくとよい。
【0030】身体の洗浄に用いる洗浄剤は、通常、粒体
を噴流化させるためにブロワー(16)から供給される
空気と水蒸気ボイラ(61)から供給される水蒸気内に
混ざって、気体供給口(11)、噴出ノズル(12)か
ら洗浄槽(2)内へ供給されるが、その他にも、洗浄槽
(2)の上方に洗浄槽内に洗浄液を供給する洗浄液供給
手段が設けられている。この洗浄液供給手段は、粒体
(4)の噴流化に相前後して利用者(1)の身体に洗浄
液を吹き付けるためのものであり、洗浄液槽(30)と
バルブ(31)を介して連結されたフレキシブル管(3
2)と、フレキシブル管(32)の先端に取り付けられ
たノズル(33)とから構成される。洗浄槽(2)内の
利用者(1)は、バルブ(31)を開放し、フレキシブ
ル管(32)を曲げてノズル(33)を適当な位置に調
節することによって、身体に満遍なく洗浄液を吹き付け
ることができる。
【0031】上記した粒体(4)の噴流化による皮膚へ
の衝突摩擦作用と洗浄液の洗浄作用とが相まって利用者
(1)は身体を効率良く洗浄することができるが、噴流
化によって吹き上がった粒体(4)が洗浄槽(2)から
飛び出さないような手段を講じることが必要である。こ
れは、ブロワー(16)の風圧を適当に調節したり、利
用者(1)の頭部のみを外部に露出させることができ且
つノズル(33)による洗浄液注入の妨げにならない程
度の開口を有する蓋体を設けることによっても達成でき
るが、図示の如く、洗浄槽(2)の側壁の利用者の肩部
当たりの高さの位置に気体吸い出し口(34)を設け、
吹き上げられた気体をブロワー(16)へと戻すように
してもよい。この場合、気体吸い出し口(34)には粒
体(4)の通過を防ぐフィルターを取り付ける。
【0032】また、洗浄槽(2)の上方には、粒体と洗
浄液による洗浄が終わった後に身体に付着した洗浄液を
洗い流すためのシャワー設備が設けられている。シャワ
ー設備は、バルブ(37)を介して水道管と連結された
瞬間湯沸器(38)と、この瞬間湯沸器(38)とバル
ブ(39)及び給湯管(40)を介して連結されたシャ
ワーノズル(41)とからなり、洗浄槽(2)内の利用
者(1)は瞬間湯沸器(38)を作動させてバルブ(3
9)を開放することによって温水シャワーを身体にかけ
ることができ、頭や顔を洗うこともできる。
【0033】瞬間湯沸器(38)からの給湯管(40)
は、バルブ(41)を介してバルブ(13)、(17)
とも連結されており、バルブ(39)を閉じてバルブ
(41)、(13)、(17)を開放することによっ
て、気体供給口(11)及び噴出ノズル(12)から洗
浄槽(2)内に温水を供給することができる。これによ
って洗浄槽(2)内に温水が満たされ、利用者(1)の
身体が温められる。使用後の温水は洗浄槽(2)の底部
に設けられた排水口(42)からバルブ(43)の開放
により外部に排出される。
【0034】洗浄槽(2)内の温水を全て排出した後、
ヒーター(15)及びブロワー(16)を作動させるこ
とにより、気体供給口(11)及び噴出ノズル(12)
から洗浄槽(2)内に温風が吹き込まれ、利用者(1)
の身体を乾かすことができる。
【0035】本発明に係る身体洗浄装置においては、上
記した構成に更に加えて、洗浄槽(2)内に乱流を発生
させる乱流ノズル(67)、洗浄槽(2)内に噴出され
る噴流を揺動させる噴流揺動化手段(70)、洗浄槽
(2)内に噴出される噴流を旋回させる噴流旋回手段
(80)、洗浄槽(2)内に噴出される噴流を捩じれさ
せる噴流捩じり手段(90)等を具備させることが好ま
しく、以下これらの構成について説明する。図6は本発
明に係る身体洗浄装置に乱流ノズル(67)及び噴流揺
動化手段(70)を具備させた状態を示す図である。
尚、図を見やすくするために他の構成は図示が省略され
ているが、図6に示した構成は図1に示した構成に加え
て具備することができるものである。
【0036】乱流ノズル(67)は洗浄槽(2)の側壁
に設けられており、バルブ(68)及びサイレンサー
(72)を介して制御用ブロワー(71)と接続され、
制御用ブロワー(71)にて発生した気体の流れを乱流
として洗浄槽(2)の内部へと送り込むように構成され
ている。このように洗浄槽(2)の側壁に乱流ノズル
(67)を設けることによって、洗浄槽(2)内で噴流
化された粒体(4)の動きを不規則に変化させながら利
用者の身体へと衝突させることが可能となり、洗浄効果
により一層優れたものとなる。
【0037】噴流揺動化手段(70)は、気体吹き出し
部(7)の開口部周囲に形成された傾斜面(9)に設け
られた制御用噴流ノズル(73)と、制御用ブロワー
(71)及びサイレンサー(72)からなる制御噴流発
生手段と、該制御噴流発生手段と制御用噴流ノズル(7
3)とを連結する通路を開閉する電磁弁(74)とから
構成されている。
【0038】制御噴流用ノズル(73)は、気体吹き出
し部(7)の開口部を挟んで対向する位置に配設されて
おり、気体吹き出し部(7)から洗浄槽(2)内に噴出
される噴流(主噴流)(A)に対して略直角方向に制御
用噴流(B)を吹きつけ、これによって主噴流を偏向さ
せることができるようになっている。そのため、対向し
て配置された制御噴流用ノズル(73)にそれぞれ設け
られた電磁弁(74)の開閉を交互に切替えることによ
って、気体吹き出し部(7)から洗浄槽(2)内に噴出
される主噴流を揺動させることが可能となる。このよう
な噴流揺動化手段(70)を設けることによって、洗浄
槽(2)内で上昇する粒体(4)の流れは曲げられ且つ
揺動し、これにより利用者の身体の隅々にまで粒体
(4)を衝突させることが可能となり、洗浄効果により
一層優れたものとなる。
【0039】噴流揺動化手段(70)に使用される制御
噴流用ノズル(73)の吐出口形状としては、例えば図
7に示すような吐出口(73a)が長穴状のものや、図
8に示すような吐出口(73a)が四角形のもの、或い
は円形のもの等を例示することができるが、特にこれら
の形状に限定されるものではない。
【0040】図9は噴流揺動化手段(70)の別の実施
形態を示す部分図である。この実施形態の噴流揺動化手
段(70)も、気体吹き出し部(7)の開口部周囲に形
成された傾斜面(9)に相対向して設けられた制御用噴
流ノズル(73)と、制御用ブロワー(図示せず)及び
サイレンサー(図示せず)からなる制御噴流発生手段
と、該制御噴流発生手段と制御用噴流ノズル(73)と
を連結する通路を開閉する電磁弁(74)とから構成さ
れている点は上記のものと同じであるが、制御用噴流ノ
ズル(73)から噴出される制御用噴流の流れ方向が上
記の実施形態と異なっている。すなわち、この噴流揺動
化手段(70)では、制御用噴流ノズル(73)から発
生する制御用噴流(B)は、図9に示すように、気体吹
き出し部(7)の開口部周囲に設けられた傾斜面(9)
に沿うように且つ主噴流と同方向(上方向)へと噴射さ
れる。
【0041】以下、この実施形態の噴流揺動化手段(7
0)の作用を図10に基づいて説明する。先ず、制御用
噴流ノズル(73)から制御用噴流の発生が無い状態で
は図10に示すように主噴流(A)は開口部からその
まま上方向へと流れるが、相対向する制御用噴流ノズル
(73)の一方の電磁弁(74)を開放して制御用噴流
(B)を傾斜面(9)に沿うように発生させる(参
照)と、傾斜面(9)の間を通過する主噴流の流れの対
称性が崩れて制御用噴流の発生した側に負圧領域(破線
で示す)が生じ、主噴流(A)はに示す如く制御用噴
流(B)の発生した側へと偏向されるようになる。従っ
て、相対向する制御用噴流ノズル(73)の電磁弁(7
4)を交互に開閉することによって、主噴流を揺動させ
ることが可能となる。
【0042】図11及び図12は上記実施形態の噴流揺
動化手段(70)の実施例を示す斜視図である。図11
示の例では、気体吹き出し部(7)の開口部は円形とさ
れ、制御用噴流ノズル(73)は開口部周囲に設けられ
た略逆円錐形状の傾斜面(9)の相対向する位置に設け
られており、図12示の例では、気体吹き出し部(7)
の開口部はスリット状とされ、制御用噴流ノズル(7
3)は開口部周囲に設けられた略三角柱形状の傾斜面
(9)の相対向する位置に設けられている。
【0043】図13は噴流旋回手段(80)を示す図で
ある。噴流旋回手段(80)は、噴流揺動化手段(7
0)と同様に、気体吹き出し部(7)の開口部周囲に形
成された傾斜面(9)に設けられた制御用噴流ノズル
(73)と、制御用ブロワー(図示せず)及びサイレン
サー(図示せず)からなる制御噴流発生手段と、該制御
噴流発生手段と制御用噴流ノズル(73)とを連結する
通路を開閉する電磁弁(図示せず)とを具備している。
【0044】この噴流旋回手段(80)では、気体吹き
出し部(7)の開口部は円形とされ、開口部の周囲に設
けられた傾斜面(9)は略逆円錐状に形成されている。
そして、2つの制御用噴流ノズル(73)が傾斜面
(9)の相対向する位置に互いに逆向きに且つ傾斜面の
周方向を指向して配設されている。この噴流旋回手段
(80)によれば、2つの制御用噴流ノズル(73)か
ら互いに逆向きに且つ傾斜面の周方向に制御用噴流を発
生すると、制御用噴流(B)を傾斜面(9)の周方向に
沿って流れ、この制御用噴流(B)の流れによって気体
吹き出し部(7)から洗浄槽(2)内に噴出される主噴
流(A)は図示の如く旋回し、これにより利用者の身体
のデッドスペース(気体吹き出し部に対して裏になる部
分)にまで粒体(4)を衝突させることが可能となり、
洗浄効果により一層優れたものとなる。
【0045】図14は噴流捩じり手段(90)を示す図
である。噴流捩じり手段(90)も、噴流揺動化手段
(70)と同様に、気体吹き出し部(7)の開口部周囲
に形成された傾斜面(9)に設けられた制御用噴流ノズ
ル(73)と、制御用ブロワー(図示せず)及びサイレ
ンサー(図示せず)からなる制御噴流発生手段と、該制
御噴流発生手段と制御用噴流ノズル(73)とを連結す
る通路を開閉する電磁弁(図示せず)とを具備してい
る。
【0046】この噴流捩じり手段(90)では、気体吹
き出し部(7)の開口部はスリット状に形成されてお
り、2つの制御用噴流ノズル(73)が該開口部を挟ん
で対向する傾斜面(9)にその幅方向(スリットの長手
方向)に位置をずらして互いに逆向きに設けられてい
る。尚、図では制御用噴流ノズル(73)は2つのみ示
されているが、傾斜面(9)の幅方向に沿って更に多く
設けることができる。
【0047】この噴流捩じり手段(90)によれば、位
置をずらして互いに逆向きに設けられた2つの制御用噴
流ノズル(73)から、傾斜面(9)の幅方向に沿って
互いに逆向きに流れるように制御用噴流(B)を噴出す
ることによって、気体吹き出し部(7)から洗浄槽
(2)内に噴出される主噴流(A)は図示の如くその流
れが捩じれるようになり、これにより利用者の身体のデ
ッドスペース(気体吹き出し部に対して裏になる部分)
にまで粒体(4)を衝突させることが可能となり、洗浄
効果により一層優れたものとなる。
【0048】本発明に係る身体洗浄装置において、上記
した噴流揺動化手段(70)、噴流旋回手段(80)及
び噴流捩じり手段(90)を全て設ける場合、これらに
使用する制御噴流用ノズル(73)はそれぞれ別のもの
を用いてもよいが、同一の制御用噴流ノズル(73)で
3つの手段への用途を兼用させることもできる。図15
はこれを達成するための制御噴流用ノズル(73)の構
成を示す概略図であり、制御噴流用ノズル(73)はそ
の先端部がL字型に屈曲されており傾斜面(9)に設け
られた穴(92)から突出される。また、他端部はエア
ホース(75)と連結されるとともに接続継手(76)
に固定され、該継手(76)を介して回転モータ(7
7)と連結されている。この構成によれば、回転モータ
(77)を駆動させることによって、制御噴流用ノズル
(73)の先端の向きを変更することができるため、同
一の制御噴流用ノズル(73)を噴流揺動化手段(7
0)、噴流旋回手段(80)、噴流捩じり手段(90)
に兼用させることが可能となる。
【0049】図16は本発明に係る身体洗浄装置の第二
実施形態を示す断面図である。第二実施形態に係る身体
洗浄装置は、サウナ風呂と組み合わせた装置であり、洗
浄槽(2)の底面のやや上方には粒体(4)が通過し得
る開口を有した中底板(5)が配設され、中底板(5)
と洗浄槽(2)の底面との間には粒体(4)を洗浄室内
へと吹き上げるための気体吹き出し部(7)が設けられ
ている。尚、中底板(5)及び気体吹き出し部(7)の
構成は、前述した第一実施形態のものと同じである。
【0050】洗浄槽(2)の気体吹き出し部(7)より
も下方の洗浄槽(2)の側壁には気体供給口(11)が
設けられており、この気体供給口(11)から洗浄槽
(2)内に温風及び水蒸気を供給して、粒体(4)を噴
流化させるように構成されている。また、洗浄槽(2)
の上方位置には槽内の空気及び水蒸気を排出するための
排気口(44)が設けられており、この排気口(44)
には排気ブロワー(45)が連結されている。そして、
洗浄槽(2)の一側壁には利用者が出入りするための開
閉扉(46)が設けられている。
【0051】洗浄槽(2)の気体吹き出し部(7)及び
排気口(44)以外の部分は密閉空間となっており、気
体供給口(11)から温風及び水蒸気が供給されること
によってサウナ効果が発揮され、利用者は水蒸気を浴び
つつ噴流化された粒体(4)により身体を洗浄すること
ができる。
【0052】図19は本発明に係る身体洗浄装置の第三
実施形態を示す断面図である。第三実施形態に係る身体
洗浄装置は、寝たきりの高齢者や身体障害者用の装置で
あり、洗浄槽(2)は利用者(1)が首から上を外部に
出して寝た状態で入れるように形成されている。すなわ
ち、この実施形態における洗浄槽(2)は天井が低く前
後方向に長い形状であって、その前端部には利用者
(1)が首から上を外部に出すための開口部(47)が
設けられている。また、開口部(47)の外側には利用
者(1)の首部を支えるための支持部材(50)と、利
用者(1)の頭部を洗浄するためのシャワー設備(5
1)が備えられている。支持部材(50)は利用者
(1)の頭部下まで延出されて受け皿状となっており、
シャワー設備(51)のノズルから噴出された水を受け
て底部に設けられたバルブ(52)の開放により洗浄後
の水を外部に排出することが可能となっている。
【0053】洗浄槽(2)の底面のやや上方には粒体
(4)が通過し得る開口を有した中底板(5)が配設さ
れ、中底板(5)と洗浄槽(2)の底面との間には粒体
(4)を洗浄室内へと吹き上げるための気体吹き出し部
(7)が設けられている。尚、中底板(5)及び気体吹
き出し部(7)の構成は、前述した第一実施形態のもの
と同じである。
【0054】洗浄槽(2)の気体吹き出し部(7)より
も下方の洗浄槽(2)の側壁には気体供給口(11)が
設けられており、この気体供給口(11)から洗浄槽
(2)内に温風及び水蒸気を供給して、粒体(4)を噴
流化させるように構成されている。また、洗浄槽(2)
の上方位置には槽内の空気及び水蒸気を排出するための
排気口(53)が設けられており、この排気口(53)
には排気ブロワー(48)が連結されている。
【0055】洗浄槽(2)の側壁には、利用者(1)の
身体を支える複数本の支持棒(49)が固定されてい
る。これらの支持棒(49)は一方の側壁から他方の側
壁にかけて利用者(1)の身体の上下方向と直角な向き
に配設されている。支持棒(49)の本数は、図示例で
は5本とされているが、利用者(1)の身体を確実に支
えるために、もっと増やすことも可能である。
【0056】この実施形態では、洗浄槽(2)の天井部
は取り外し可能なカバーから構成されており、このカバ
ーを取り外すことによって、利用者は洗浄槽内へと入る
ことができる。そして、カバーを閉じた状態では、洗浄
槽(2)の気体吹き出し部(7)、開口部(47)及び
排気口(53)以外の部分は密閉空間となっており、気
体供給口(11)から温風及び水蒸気が供給されること
によってサウナ効果が発揮され、利用者は水蒸気を浴び
つつ噴流化された粒体(4)により身体を洗浄すること
ができる。
【0057】尚、上記した第二及び第三実施形態に係る
身体洗浄装置においても、前述した噴流揺動化手段(7
0)、噴流旋回手段(80)、噴流捩じり手段(90)
のいずれか或いは全ての手段を更に加えて設ける構成と
することが可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る粒体
噴流化式身体洗浄装置によれば、気体により粒体を噴流
化して身体に衝突させることで身体を洗浄するので、ス
ラリーを使用する方法に比べて粒体と身体との衝突摩擦
作用が大きく、洗浄効果に優れる。また、使用する水量
が少なくて済むので、水が不足する地域や時季において
も好適に使用することができ、装置を小型に形成するこ
ともできる。また、粒体を噴流化させるので、粒体を流
動化させる装置に比べて粒体が少量で済み、そのため、
大動力のブロワーを必要とせず、粒体の殺菌、洗浄等の
ための設備も小型化することができ、更には粒体を使い
捨てすることも可能となり、設置スペースやランニング
コストの面で有利である。また、噴流化した粒体を身体
に摩擦衝突させることにより、血行促進や皮膚の疲労回
復等の健康増進効果も得ることができる。さらには、洗
浄槽内にて身体の洗浄、入浴、乾燥を全て自動的に行う
ことができる。また、洗浄槽内に乱流を発生させる乱流
ノズル、洗浄槽内に噴出される噴流を揺動させる噴流揺
動化手段、洗浄槽内に噴出される噴流を旋回させる噴流
旋回手段、洗浄槽内に噴出される噴流を捩じれさせる噴
流捩じり手段が設けられていると、利用者の身体のデッ
ドスペース(気体吹き出し部に対して裏になる部分)に
まで粒体を衝突させることが可能となり、洗浄・マッサ
ージ効果により一層優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る身体洗浄装置の第一実施形態を示
す断面図である。
【図2】気体の上向き空槽速度Uと圧力損失ΔPとの関
係を示す図である。
【図3】本発明に係る身体洗浄装置の気体吹き出し部の
付近を抽出した図である。
【図4】気体吹き出し部の構成の一例を示す斜視図であ
る。
【図5】気体吹き出し部の構成の一例を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明に係る身体洗浄装置に乱流ノズル及び噴
流揺動化手段を具備させた状態を示す図である。
【図7】噴流揺動化手段に使用される制御噴流用ノズル
の例を示す図である。
【図8】噴流揺動化手段に使用される制御噴流用ノズル
の例を示す図である。
【図9】噴流揺動化手段の別の実施形態を示す部分図で
ある。
【図10】図9に示した噴流揺動化手段の作用を示す説
明図である。
【図11】図9に示した噴流揺動化手段の実施例を示す
斜視図である。
【図12】図9に示した噴流揺動化手段の実施例を示す
斜視図である。
【図13】噴流旋回手段を示す図である。
【図14】噴流捩じり手段を示す図である。
【図15】噴流揺動化手段、噴流旋回手段、噴流捩じり
手段を同一の制御用噴流ノズルで兼用させるための構成
を示す概略図である。
【図16】本発明に係る身体洗浄装置の第二実施形態を
示す断面図である。
【図17】本発明に係る身体洗浄装置の第三実施形態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 利用者 2 洗浄槽 4 粒体 5 中底板 7 気体吹き出し部 8 開口板 9 傾斜面 11 気体供給口 12 噴出ノズル 22 粒体洗浄槽 30 洗浄液槽 31 バルブ 32 フレキシブル管 33 ノズル 38 瞬間湯沸器 37 バルブ 40 給湯管 41 シャワーノズル 44 排気口 45 排気ブロワー 49 支持棒 67 乱流ノズル 70 噴流揺動化手段 73 制御用噴流ノズル 80 噴流旋回手段 90 噴流捩じり手段 A 主噴流 B 制御用噴流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61H 33/06 A61H 33/06 F Q B08B 1/00 B08B 1/00 3/04 3/04 Z 3/08 3/08 A 3/10 3/10 Z 5/02 5/02 A 7/04 7/04 A (72)発明者 山中 義也 高知県高知市布師田3981番地7 兼松エン ジニアリング株式会社内 (72)発明者 松村 次展 高知県高知市布師田3981番地7 兼松エン ジニアリング株式会社内 (72)発明者 横川 明 高知県高知市北本町4−2−33 サーパス 北本町第2−905 (72)発明者 本川 高男 高知県南国市亀岩743 (72)発明者 鈴木 朝夫 高知県香美郡土佐山田町植718

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の身体を収容する洗浄槽と、該洗
    浄槽内において利用者の身体に衝突する多数の粒体と、
    該粒体が通過し得る開口を有し前記洗浄槽の底面との間
    に間隙をあけて配設された中底板と、該中底板と洗浄槽
    の底部との間に設けられ前記粒体は通過し得ないが気体
    は通過し得る開口部を備えた気体吹き出し部と、前記洗
    浄槽の底部に気体を送り込み前記粒体を洗浄槽内にて噴
    流化させる粒体噴流化手段とからなることを特徴とする
    粒体噴流化式身体洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記気体吹き出し部の開口部周囲に傾斜
    面が形成され、該傾斜面は前記粒体の静止摩擦角よりも
    大きな角度で傾斜された傾斜面もしくは振動発生器によ
    り振動可能な傾斜面とされてなることを特徴とする請求
    項1記載の粒体噴流化式身体洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記気体吹き出し部の開口部がスリット
    状に形成されてなることを特徴とする請求項1又は2記
    載の粒体噴流化式身体洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記気体吹き出し部の開口部が穴状に点
    在して形成されてなることを特徴とする請求項1又は2
    記載の粒体噴流化式身体洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記気体吹き出し部の開口部が、多数の
    開口を有する開閉可能な開口板からなることを特徴とす
    る請求項1乃至4いずれかに記載の粒体噴流化式身体洗
    浄装置。
  6. 【請求項6】 前記気体吹き出し部に、洗浄槽内に噴出
    される噴流を揺動させる噴流揺動化手段が設けられてな
    ることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の粒
    体噴流化式身体洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記噴流揺動化手段が、気体吹き出し部
    から洗浄槽内に噴出される噴流に対して略直角方向であ
    って且つ少なくとも相対向する2箇所から制御用噴流を
    交互に吹きつける手段であることを特徴とする請求項6
    記載の粒体噴流化式身体洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記噴流揺動化手段が、前記気体吹き出
    し部の開口部周囲に設けられた傾斜面に沿って制御用噴
    流を発生させる手段であることを特徴とする請求項6記
    載の粒体噴流化式身体洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記気体吹き出し部に、洗浄槽内に噴出
    される噴流を旋回させる噴流旋回手段が設けられてなる
    ことを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の粒体
    噴流化式身体洗浄装置。
  10. 【請求項10】 前記噴流旋回手段が、前記気体吹き出
    し部の開口部周囲に設けられた傾斜面を略逆円錐状に形
    成するとともに、前記制御用噴流を該傾斜面の周方向に
    沿って流れるように噴出する手段であることを特徴とす
    る請求項9記載の粒体噴流化式身体洗浄装置。
  11. 【請求項11】 前記気体吹き出し部に、洗浄槽内に噴
    出される噴流を捩じれさせる噴流捩じり手段が設けられ
    てなることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載
    の粒体噴流化式身体洗浄装置。
  12. 【請求項12】 前記噴流捩じり手段が、前記気体吹き
    出し部の開口部がスリット状を形成するとともに、前記
    制御用噴流を該開口部を挟んで対向する傾斜面の少なく
    とも2箇所から傾斜面の幅方向に沿って互いに逆向きに
    流れるように噴出する手段であることを特徴とする請求
    項11記載の粒体噴流化式身体洗浄装置。
  13. 【請求項13】 前記洗浄槽の側壁に、洗浄槽内に乱流
    を発生させる乱流ノズルが設けられてなることを特徴と
    する請求項1乃至12いずれかに記載の粒体噴流化式身
    体洗浄装置。
  14. 【請求項14】 前記洗浄槽の側壁に、洗浄槽内に気体
    または気体と粒体の混合体を噴出する噴出ノズルが設け
    られてなることを特徴とする請求項1乃至13いずれか
    に記載の粒体噴流化式身体洗浄装置。
  15. 【請求項15】 前記粒体が比重の異なる複数種の粒体
    からなり、自由落下終端速度が略一定になるように、比
    重の大きい粒体は直径が小さく、比重の小さい粒体は直
    径が大きくされてなることを特徴とする請求項1乃至1
    4いずれかに記載の粒体噴流化式身体洗浄装置。
  16. 【請求項16】 前記粒体が、洗浄液が含浸された多孔
    質部材からなることを特徴とする請求項1乃至15いず
    れかに記載の粒体噴流化式身体洗浄装置。
  17. 【請求項17】 前記粒体に遠赤外線放射物質が含有さ
    れてなることを特徴とする請求項1乃至16いずれかに
    記載の粒体噴流化式身体洗浄装置。
  18. 【請求項18】 前記洗浄槽の底部から粒体を回収して
    洗浄する粒体回収洗浄手段を備えてなることを特徴とす
    る請求項1乃至17いずれかに記載の粒体噴流化式身体
    洗浄装置。
  19. 【請求項19】 前記洗浄槽内に洗浄液を供給する洗浄
    液供給手段を備えてなることを特徴とする請求項1乃至
    18いずれかに記載の粒体噴流化式身体洗浄装置。
  20. 【請求項20】 前記洗浄槽内にて利用者が身体を洗い
    流すためのシャワー設備を備えてなることを特徴とする
    請求項1乃至19いずれかに記載の粒体噴流化式身体洗
    浄装置。
  21. 【請求項21】 前記気体吹き出し部の開口部及び/又
    は噴出ノズルから洗浄槽内に温水を供給する温水供給手
    段を備えてなることを特徴とする請求項1乃至20いず
    れかに記載の粒体噴流化式身体洗浄装置。
  22. 【請求項22】 前記気体吹き出し部の開口部及び/又
    は噴出ノズルから洗浄槽内に温風を供給する温風供給手
    段を備えてなることを特徴とする請求項1乃至21いず
    れかに記載の粒体噴流化式身体洗浄装置。
  23. 【請求項23】 前記粒体噴流化手段が温風及び水蒸気
    発生手段を具備し、洗浄槽の上方位置には槽内の気体を
    排出する排気手段が設けられてなることを特徴とする請
    求項1乃至22いずれかに記載の粒体噴流化式身体洗浄
    装置。
  24. 【請求項24】 前記洗浄槽の側壁に利用者の身体を支
    える複数本の支持棒が固定されていることを特徴とする
    請求項1乃至23いずれかに記載の粒体噴流化式身体洗
    浄装置。
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