JP2001095474A - トマトの殺菌方法 - Google Patents

トマトの殺菌方法

Info

Publication number
JP2001095474A
JP2001095474A JP27827099A JP27827099A JP2001095474A JP 2001095474 A JP2001095474 A JP 2001095474A JP 27827099 A JP27827099 A JP 27827099A JP 27827099 A JP27827099 A JP 27827099A JP 2001095474 A JP2001095474 A JP 2001095474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tomato
electron beam
tomatoes
energy
irradiated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27827099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4097241B2 (ja
Inventor
Toru Hayashi
徹 林
Setsuko Suzuki
節子 鈴木
Satoshi Harada
聰 原田
Hiroaki Iwata
洋明 磐田
Yoshio Hayakawa
喜郎 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kagome Co Ltd
National Food Research Institute
Original Assignee
Kagome Co Ltd
National Food Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kagome Co Ltd, National Food Research Institute filed Critical Kagome Co Ltd
Priority to JP27827099A priority Critical patent/JP4097241B2/ja
Publication of JP2001095474A publication Critical patent/JP2001095474A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4097241B2 publication Critical patent/JP4097241B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】乾式の簡便な殺菌処理でトマト表面に付着して
いる雑菌を充分に殺菌でき、したがってそれだけ殺菌処
理後のトマトの日持ちを良くでき、また殺菌処理後のト
マトをそのまま流通に供することができるトマトの殺菌
方法を提供する。 【解決手段】トマトの表面に、下記の式1又は式2を満
足するX及びYの条件下で、低エネルギの電子線を照射
した。 【式1】950X-1.25≦Y≦1242X-0.85 【式2】 2422081X-2.27≦Y≦1242X-0.85 {式1,式2において、 X:照射した電子線によるトマト表面でのエネルギ量
(keV)で、1000未満 Y:照射した電子線によるトマト表面での吸収線量(k
Gy)で、7以下}

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトマトの殺菌方法に
関する。収穫したトマトの表面には各種の雑菌が付着し
ている。収穫したトマトの保管、運搬、陳列等、その流
通過程では、主にかかる雑菌に起因して、トマトが腐敗
する。本発明は、トマトの日持ちを良くする、トマトの
殺菌方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トマトの殺菌方法として、低温オ
ゾン水を用いる方法(特開平6−165637)、重金
属イオンを溶解したオゾン水を用いる方法(特開平8−
228603)、電解水を用いる方法(特開平10−1
51460)等が提案されている。ところが、これらの
従来法には、殺菌処理に長い時間がかかり、それでもな
お実際には殺菌が不充分という問題があり、またいずれ
も水を用いる湿式の殺菌処理であるため、殺菌処理後の
トマトの表面に水が付着残存し、そのままでは流通に供
し難いという問題がある。従来法では、手間がかかる割
には実際のところ殺菌が不充分で、したがって殺菌処理
後のトマトの日持ちが悪く、また殺菌処理後のトマトを
そのままでは流通に供し難いのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来法では、手間がかかる割には実際のと
ころ殺菌が不充分で、したがって殺菌処理後のトマトの
日持ちが悪く、また殺菌処理後のトマトをそのままでは
流通に供し難い点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかして本発明者らは、
上記の課題を解決するべく研究した結果、トマトの表面
に、所定の条件下で、低エネルギの電子線を照射するこ
とが正しく好適であることを見出した。
【0005】すなわち本発明は、トマトの表面に、下記
の式1、好ましくは下記の式2を満足するX及びYの条
件下で、低エネルギの電子線を照射することを特徴とす
るトマトの殺菌方法に係る。
【0006】
【式1】950X-1.25≦Y≦1242X-0.85
【式2】 2422081X-2.27≦Y≦1242X-0.85
【0007】式1及び式2において、 X:照射した電子線によるトマト表面でのエネルギ量
(keV)で、1000未満 Y:照射した電子線によるトマト表面での吸収線量(k
Gy)で、7以下
【0008】本発明では、トマトの表面に低エネルギの
電子線を照射する。電子線は式1、好ましくは式2を満
足する条件下で照射する。式1のY=950X
-1.25は、収穫した実質的に乾燥状態(表面が濡れてい
ない状態、以下同じ)にあるトマトの表面に付着してい
る雑菌の90%以上を殺菌するためのX及びYの下限の
条件を示している。詳しくは後述するが、トマトの表面
に付着している雑菌の90%以上を殺菌すると、処理し
たトマトの全数を少なくとも2日間は日持ちさせること
ができる。また式2のY=2422081X-2.27は、
収穫した実質的に乾燥状態にあるトマトの表面に付着し
ている雑菌を完全殺菌するためのX及びYの下限の条件
を示している。詳しくは後述するが、トマトの表面に付
着している雑菌を完全殺菌すると、処理したトマトの全
数を少なくとも7日間は日持ちさせることができる。更
に式1及び式2のY=1242X-0.85は、トマトの表
面にき裂の生じないX及びYの上限の条件を示してい
る。詳しくは後述するが、トマト表面での吸収線量Y
(kGy)がエネルギ量X(keV)との関係で124
2X-0.8 5を超えると、処理したトマトの表面に商品価
値を損なうき裂が生じる。
【0009】トマトの表面に付着している雑菌の90%
以上を殺菌するための条件である式1は、へたの付いて
いないトマトに適用できることはいうまでもないが、へ
たの付いているトマトにも適用できる。トマトの表面に
付着している雑菌を完全殺菌するための条件である式2
は、へたの付いていないトマトにのみ適用できる。へた
の付いているトマトの場合、低エネルギの電子線の照射
により、その表面に付着していた雑菌の90%以上は殺
菌できるが、かかる雑菌を完全殺菌するのは実際のとこ
ろ著しく難しい。
【0010】式1及び式2において、Xは照射した電子
線によるトマト表面でのエネルギ量(keV)である。
電子線発生装置の線源から発生させた電子線のエネルギ
量は、その出口(照射口)に到るまでの間で、該装置を
構成する主として窓箔(通常はチタン)により減衰さ
れ、また出口からトマト表面に到るまでの間で、双方の
間の距離に応じた雰囲気により減衰される。Xは、用い
る電子線発生装置の構成及びその出口からトマト表面に
到るまでの間の距離に応じた雰囲気に基づいて計算でき
るのであり、かくして計算した値である。
【0011】例えば、電子線発生装置の線源から発生さ
せた電子線のエネルギ量が160keVであり、その窓
箔が厚さ0.005cmで比重4.54g/cm3のチタン
の場合、チタンの電子線阻止能(減衰能)は2287k
eV・cm2/gであるから{ICRU Report
37(1984)から引用、以下電子線阻止能の引用は
同じ}、出口における電子線のエネルギ量は、160−
2287×0.005×4.54で計算される108.
1keVになる。そして出口からトマト表面に到るまで
の距離が5cmで、雰囲気が比重1.20×10-3g/cm
3の空気の場合、空気の電子線阻止能は3637keV
・cm2/gであるから、トマト表面に当たる時の電子線
のエネルギ量Xは、108.1−3637×5×1.2
0×10 -3で計算される86.3keVになる。
【0012】電子線発生装置の線源から発生させた電子
線のエネルギ量すなわち照射した電子線のエネルギ量か
ら以上のように計算されるトマト表面でのエネルギ量X
(keV)は、1000未満とする。原子力基本法によ
れば、エネルギ量が1000keV以上の電子線は放射
線と定義されており、食品衛生法によれば、食品への放
射線の照射は禁止されているからである。トマト表面で
のエネルギ量X(keV)は、操作上、通常100〜9
00とするが、200〜700とするのが好ましい。
【0013】式1及び式2において、Yは照射した電子
線によるトマト表面での吸収線量(kGy)である。前
述したように、トマト表面に所定エネルギ量の電子線を
当てるが、これによりトマト表面に吸収される吸収線量
を測定するのである。トマト表面での吸収線量Y(kG
y)は、ラジオクロミックフィルム線量計で測定でき
る。かかるトマト表面での吸収線量Y(kGy)は、7
以下とする。トマト表面での吸収線量Y(kGy)が7
を超えると、処理したトマトの表面に商品価値を損なう
火傷が生じる。トマト表面での吸収線量Y(kGy)
は、操作上、通常1〜6とするが、2〜5とするのが好
ましい。
【0014】へたの有無を問わず、トマトの表面に、式
1を満足する条件下で、低エネルギの電子線を照射する
ことにより初めて、収穫した実質的に乾燥状態にあるト
マトの表面に付着している雑菌の90%以上を殺菌で
き、かくして電子線を照射したトマトの全数を少なくと
も2日間は日持ちさせることができる。またへたの付い
ていないトマトの場合には、トマトの表面に、式2を満
足する条件下で、低エネルギの電子線を照射することに
より初めて、収穫した実質的に乾燥状態にあるトマトの
表面に付着している雑菌を完全殺菌でき、かくして電子
線を照射したトマトの全数を少なくとも7日間は日持ち
させることができる。
【0015】図1は、収穫した実質的に乾燥状態にある
トマトの表面に、低エネルギの電子線を照射し、トマト
表面に付着している雑菌の90%以上を殺菌するため
の、或はトマト表面に付着している雑菌を完全殺菌する
ための、トマト表面におけるエネルギ量X(keV)と
吸収線量Y(kGy)との関係を示すグラフである。図
1において、1はY=950X-1.25を示す曲線であ
り、2はY=2422081X-2.27を示す曲線であっ
て、3はY=1242X-0.85を示す曲線である。
【0016】図1中、曲線1、曲線3及びY=7の点線
で囲まれる斜線部が、トマト表面にき裂や火傷を生じる
ことなく、トマト表面に付着していた雑菌の90%以上
を殺菌し、殺菌処理したトマトの全数を少なくとも2日
間は日持ちさせることができる領域を示している。この
領域は、前述したように、へたの付いていないトマトは
いうまでもなく、へたの付いているトマトにも適用でき
る。また図1中、曲線2、曲線3及びY=7の点線で囲
まれる点付部が、トマト表面にき裂や火傷を生じること
なく、トマト表面に付着していた雑菌を完全殺菌し、殺
菌処理したトマトの全数を少なくとも7日間は日持ちさ
せることができる領域を示している。この領域は、前述
したように、へたの付いていないトマトにのみ適用でき
る。
【0017】トマトの表面に、式1、好ましくは式2を
満足する条件下で低エネルギの電子線を照射するに際し
ては、トマトを転動させるのが有利である。トマトを振
動網或は回転ローラ上に載置し、転動させながら、その
表面に電子線を照射すると、トマトの全表面に万遍なく
電子線が当たり、その表面に付着していた雑菌を効率的
に殺菌できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態としては、下記
の1)〜8)が挙げられる。下記の1)〜8)はいずれ
も、式1を満足するトマト表面でのエネルギ量X(ke
V)及び吸収線量Y(kGy)の条件下でトマト表面に
低エネルギの電子線を照射する場合であり、これらのう
ちで5)〜8)は、式2を満足するトマト表面でのエネ
ルギ量X(keV)及び吸収線量Y(kGy)の条件下
でトマト表面に低エネルギの電子線を照射する場合であ
る。
【0019】1)収穫した実質的に乾燥状態にあるへた
の付いていないトマト或はへたのついているトマトを間
欠的に反転する回転ローラ上に載置し、転動させながら
その表面に、トマト表面でのエネルギ量X(keV)=
224及び吸収線量Y(kGy)=3の条件下で、低エ
ネルギの電子線を照射し、トマトの表面に付着していた
雑菌の90%以上を殺菌する方法。
【0020】2)収穫した実質的に乾燥状態にあるへた
の付いていないトマト或はへたのついているトマトを間
欠的に反転する回転ローラ上に載置し、転動させながら
その表面に、トマト表面でのエネルギ量X(keV)=
224及び吸収線量Y(kGy)=5の条件下で、低エ
ネルギの電子線を照射し、トマトの表面に付着していた
雑菌の90%以上を殺菌する方法。
【0021】3)収穫した実質的に乾燥状態にあるへた
の付いていないトマト或はへたのついているトマトを振
動網上に載置し、転動させながらその表面に、トマト表
面でのエネルギ量X(keV)=332及び吸収線量Y
(kGy)=2の条件下で、低エネルギの電子線を照射
し、トマトの表面に付着していた雑菌の90%以上を殺
菌する方法。
【0022】4)収穫した実質的に乾燥状態にあるへた
の付いていないトマト或はへたのついているトマトを振
動網上に載置し、転動させながらその表面に、トマト表
面でのエネルギ量X(keV)=332及び吸収線量Y
(kGy)=3の条件下で、低エネルギの電子線を照射
し、トマトの表面に付着していた雑菌の90%以上を殺
菌する方法。
【0023】5)収穫した実質的に乾燥状態にあるへた
の付いていないトマトを間欠的に反転する回転ローラ上
に載置し、転動させながらその表面に、トマト表面での
エネルギ量X(keV)=436及び吸収線量Y(kG
y)=3の条件下で、低エネルギの電子線を照射し、ト
マトの表面に付着していた雑菌を完全殺菌する方法。
【0024】6)収穫した実質的に乾燥状態にあるへた
の付いていないトマトを間欠的に反転する回転ローラ上
に載置し、転動させながらその表面に、トマト表面での
エネルギ量X(keV)=436及び吸収線量Y(kG
y)=5の条件下で、低エネルギの電子線を照射し、ト
マトの表面に付着していた雑菌を完全殺菌する方法。
【0025】7)収穫した実質的に乾燥状態にあるへた
の付いていないトマトを振動網上に載置し、転動させな
がらその表面に、トマト表面でのエネルギ量X(ke
V)=639及び吸収線量Y(kGy)=2の条件下
で、低エネルギの電子線を照射し、トマトの表面に付着
していた雑菌を完全殺菌する方法。
【0026】8)収穫した実質的に乾燥状態にあるへた
の付いていないトマトを振動網上に載置し、転動させな
がらその表面に、トマト表面でのエネルギ量X(ke
V)=639及び吸収線量Y(kGy)=4の条件下
で、低エネルギの電子線を照射し、トマトの表面に付着
していた雑菌を完全殺菌する方法。
【0027】
【実施例】実施例1 収穫した実質的に乾燥状態にあるへたの付いているトマ
ト20個を、間欠的に反転する回転ローラ上に載置し、
転動させながらその表面に、バンデグラーフ型電子加速
器を線源とする電子線発生装置を用いて、トマト表面で
のエネルギ量X(keV)=107及び吸収線量Y(k
Gy)=6の条件下で、低エネルギの電子線を照射し
た。
【0028】実施例2〜13及び比較例2〜7 トマト表面でのエネルギ量X(keV)及び吸収線量Y
(kGy)を表1記載のように変え、その他は実施例1
と同様にして、へたの付いているトマトの表面に低エネ
ルギの電子線を照射した。
【0029】実施例14 収穫した実質的に乾燥状態にあるへたの付いていないト
マト20個を、振動網上に載置し、転動させながらその
表面に、バンデグラーフ型電子加速器を線源とする電子
線発生装置を用いて、トマト表面でのエネルギ量X(k
eV)=107及び吸収線量Y(kGy)=6の条件下
で、低エネルギの電子線を照射した。
【0030】実施例15〜26及び比較例9〜14 トマト表面でのエネルギ量X(keV)及び吸収線量Y
(kGy)を表1記載のように変え、その他は実施例1
と同様にして、へたの付いていないトマトの表面に低エ
ネルギの電子線を照射した。
【0031】殺菌についての評価 各例のトマト表面から、1個当たり100mlの0.1重
量%ペプトン水を用いて雑菌を回収し、回収液或はその
希釈液0.5mlを普通寒天培地上に塗布して、30℃で
96時間培養した後、培地上に生成したコロニー数を計
数した。希釈液を塗布した場合にはその希釈倍率を換算
した。比較例1はへたの付いているトマトについてのブ
ランクであり、低エネルギの電子線を照射しない場合で
あるが、この場合のコロニー数を100としたときの、
実施例1〜13及び比較例2〜7のコロニー数の割合
(%)を表1に示した。また比較例8はへたの付いてい
ないトマトについてのブランクであり、低エネルギの電
子線を照射しない場合であるが、この場合のコロニー数
を100としたときの、実施例14〜26及び比較例9
〜14のコロニー数の割合(%)を表1に示した。
【0032】
【表1】
【0033】日持ちについての評価 各例のトマトを25℃の恒温室内に設定したプラスチッ
ク容器内に7日間保存し、その間に腐敗が認められたト
マトの個数割合(%)を経日的に求めて表2及び表3に
示した。
【0034】
【表2】
【0035】表2において、 *1:腐敗は認められなかったが、全数の10%に火傷
が生じた *2:全数の5%に腐敗が認められ、全数の70%に火
傷が生じた *3:全数の5%に腐敗が認められ、すべてに火傷が生
じた *4:全数の60%以上にき裂が生じた
【0036】
【表3】
【0037】表3において、 *5:腐敗は認められなかったが、全数の80%に火傷
が生じた *6:腐敗は認められなかったが、すべてに火傷が生じ
た *7:全数の60%以上にき裂が生じた
【0038】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、乾式の簡便な殺菌処理でトマト表面に付着して
いる雑菌を充分に殺菌でき、したがってそれだけ殺菌処
理後のトマトの日持ちを良くでき、また殺菌処理後のト
マトをそのまま流通に供することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において、トマト表面にき裂や火傷を生
じることなく、トマト表面に付着している雑菌の90%
以上を殺菌するための、或はトマト表面に付着している
雑菌を完全殺菌するための、トマト表面におけるエネル
ギ量X(keV)と吸収線量Y(kGy)との関係を示
すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 聰 栃木県那須郡西那須野町大字西富山17番地 カゴメ株式会社総合研究所内 (72)発明者 磐田 洋明 栃木県那須郡西那須野町大字西富山17番地 カゴメ株式会社総合研究所内 (72)発明者 早川 喜郎 栃木県那須郡西那須野町大字西富山17番地 カゴメ株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4B069 AA02 HA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トマトの表面に、下記の式1を満足する
    X及びYの条件下で、低エネルギの電子線を照射するこ
    とを特徴とするトマトの殺菌方法。 【式1】950X-1.25≦Y≦1242X-0.85 {式1において、 X:照射した電子線によるトマト表面でのエネルギ量
    (keV)で、1000未満 Y:照射した電子線によるトマト表面での吸収線量(k
    Gy)で、7以下}
  2. 【請求項2】 トマトの表面に、下記の式2を満足する
    X及びYの条件下で、低エネルギの電子線を照射するこ
    とを特徴とするトマトの殺菌方法。 【式2】 2422081X-2.27≦Y≦1242X-0.85 {式2において、 X:照射した電子線によるトマト表面でのエネルギ量
    (keV)で、1000未満 Y:照射した電子線によるトマト表面での吸収線量(k
    Gy)で、7以下}
  3. 【請求項3】 トマトの表面に、該トマトを転動させな
    がら、低エネルギの電子線を照射する請求項1又は2記
    載のトマトの殺菌方法。
JP27827099A 1999-09-30 1999-09-30 トマトの殺菌方法 Expired - Fee Related JP4097241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27827099A JP4097241B2 (ja) 1999-09-30 1999-09-30 トマトの殺菌方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27827099A JP4097241B2 (ja) 1999-09-30 1999-09-30 トマトの殺菌方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001095474A true JP2001095474A (ja) 2001-04-10
JP4097241B2 JP4097241B2 (ja) 2008-06-11

Family

ID=17595017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27827099A Expired - Fee Related JP4097241B2 (ja) 1999-09-30 1999-09-30 トマトの殺菌方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4097241B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016036257A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 澁谷工業株式会社 果菜の殺菌方法およびその装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016036257A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 澁谷工業株式会社 果菜の殺菌方法およびその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4097241B2 (ja) 2008-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE2227059C3 (de) Vorrichtung zur Oberflächensterilisation von Stoffen
Fan et al. Comparison of gamma and electron beam irradiation in reducing populations of E. coli artificially inoculated on mung bean, clover and fenugreek seeds, and affecting germination and growth of seeds
DE69735141T2 (de) Verfahren zur sterilisation von geschlossenen behältern
JP2007521819A (ja) 包装済み食品中の微生物を制御する方法
JP2008054659A (ja) 極限環境でも保存が可能な宇宙キムチの製造方法
JPH0257167A (ja) 殺菌法
EP3478057A1 (de) Verfahren und vorrichtung zur behandlung von eiern von geflügel mit elektronenstrahlen für eine sterilisation der kalkschale
Ershov Radiation technologies: their possibilities, state, and prospects of application
Singh et al. Dynamic sterilization of titanium implants with ultraviolet light.
JP2001095474A (ja) トマトの殺菌方法
Boylan et al. Evaluation of an ultraviolet disinfection unit
JPH1119190A (ja) 電子線滅菌方法及び電子線滅菌装置
DE102019106767A1 (de) Anordnung zur Dekontamination einer Oberfläche von Objekten und Verfahren zur Dekontamination einer Oberfläche von Objekten
JP4187130B2 (ja) 緑色野菜の鮮度保持方法
JPH06317700A (ja) 電子線照射装置
JP3079516B2 (ja) 食品原料の連続殺菌方法
KR101731441B1 (ko) 이온화에너지와 이염화이소시아뉼산 나트륨의 병용 처리를 이용한 감귤의 저장성 병원균 제어 방법 및 이에 의해 제조된 감귤
CN102948454A (zh) 一种应用x射线给鲈鱼片灭菌保鲜的方法及其应用
JP2511126B2 (ja) 殺菌方法
Woods Radiation processing: current status and future possibilities
RU2333872C1 (ru) Способ обеззараживания ультрафиолетовым излучением потребительской тары, изготовленной из полимерного материала
RU2333871C1 (ru) Способ обеззараживания ультрафиолетовым излучением потребительской тары, изготовленной из полимерного материала
RU2129879C1 (ru) Способ обеззараживания постельных принадлежностей безличного пользования и устройство для его осуществления
Asnaashari et al. Low-Pressure Radiofrequency Cold Plasma for Disinfection of Gutta-Percha Cones
JPH06142165A (ja) 電子線照射による滅菌方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060822

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061214

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070312

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140321

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees