JP2001095289A - 故障診断装置および故障診断方法 - Google Patents
故障診断装置および故障診断方法Info
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- JP2001095289A JP2001095289A JP27073699A JP27073699A JP2001095289A JP 2001095289 A JP2001095289 A JP 2001095289A JP 27073699 A JP27073699 A JP 27073699A JP 27073699 A JP27073699 A JP 27073699A JP 2001095289 A JP2001095289 A JP 2001095289A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイパの異常を判断してワイパのロック状態
を未然に防ぐと共に、ロック状態の判定をより確実に行
うことができる故障診断装置を提供する。 【解決手段】 制御信号に応じてスイッチング制御され
電源からワイパモータ102への電力供給を制御するサ
ーマルFETQAを備えた故障診断装置において、コン
パレータCMP2は、ワイパモータ102に流れる負荷
電流を所定のしきい値と比較する。周期カウンタ107
は、コンパレータCMP2の経時的な比較結果からワイ
パモータ102の動作周期を検出し、周期判定回路10
8は、周期カウンタ107で検出された動作周期に基づ
きワイパ102の異常を判定する。そして、PWM制御
部109は、周期判定回路108からの出力に基づきP
WM制御信号152のディーティ比を変えるか、或い
は、ワイパモータの駆動を停止する。
を未然に防ぐと共に、ロック状態の判定をより確実に行
うことができる故障診断装置を提供する。 【解決手段】 制御信号に応じてスイッチング制御され
電源からワイパモータ102への電力供給を制御するサ
ーマルFETQAを備えた故障診断装置において、コン
パレータCMP2は、ワイパモータ102に流れる負荷
電流を所定のしきい値と比較する。周期カウンタ107
は、コンパレータCMP2の経時的な比較結果からワイ
パモータ102の動作周期を検出し、周期判定回路10
8は、周期カウンタ107で検出された動作周期に基づ
きワイパ102の異常を判定する。そして、PWM制御
部109は、周期判定回路108からの出力に基づきP
WM制御信号152のディーティ比を変えるか、或い
は、ワイパモータの駆動を停止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷の異常を判定
し、電源から負荷への電力供給を制御する電源供給制御
装置における故障診断装置に係り、より詳しくは車両等
に設けられるワイパの故障を診断(または異常を判定)
し、電源からワイパモータへの電力供給制御に反映させ
た故障診断装置に関する。
し、電源から負荷への電力供給を制御する電源供給制御
装置における故障診断装置に係り、より詳しくは車両等
に設けられるワイパの故障を診断(または異常を判定)
し、電源からワイパモータへの電力供給制御に反映させ
た故障診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のフロントウインドウ等に設けられ
るワイパ駆動装置は、少なくとも1つのワイパブレード
(以下、ワイパと称す。)を有し、ワイパを車両のフロ
ントウインドまたはリヤウインド上の2つの反転位置の
間で往復動作させることによって、雨などの水滴を拭き
取るものである。近年、ワイパの速度制御では、PWM
制御により任意にかつ無段階に速度を調整することが可
能であり、降雨時などにおける車両のワイパの速度操作
がより快適なものとなっている。
るワイパ駆動装置は、少なくとも1つのワイパブレード
(以下、ワイパと称す。)を有し、ワイパを車両のフロ
ントウインドまたはリヤウインド上の2つの反転位置の
間で往復動作させることによって、雨などの水滴を拭き
取るものである。近年、ワイパの速度制御では、PWM
制御により任意にかつ無段階に速度を調整することが可
能であり、降雨時などにおける車両のワイパの速度操作
がより快適なものとなっている。
【0003】従来のPWM制御によるワイパモータ駆動
制御装置としては、例えば特開平11−48916号公
報に開示の「ワイパ駆動装置」がある。図5に、本従来
例のワイパモータ駆動制御装置の構成図を示す。
制御装置としては、例えば特開平11−48916号公
報に開示の「ワイパ駆動装置」がある。図5に、本従来
例のワイパモータ駆動制御装置の構成図を示す。
【0004】同図において、本従来例のワイパモータ駆
動制御装置は、電源をワイパモータ2のコイルに接続す
る経路に、電磁リレー3を介してFET4のドレイン−
ソースを直列接続して、該FET4のスイッチング制御
により、ワイパモータ2への電力供給を制御するもので
ある。
動制御装置は、電源をワイパモータ2のコイルに接続す
る経路に、電磁リレー3を介してFET4のドレイン−
ソースを直列接続して、該FET4のスイッチング制御
により、ワイパモータ2への電力供給を制御するもので
ある。
【0005】ここで、FET4としては、いわゆる電界
効果型トランジスタで、大電流回路のスイッチングが可
能な例えばパワーMOSFET( metal oxide semicon
ductorfield effect transistor )を使用している。ま
た、FET4は、Nチャネル型であり、ゲート電圧が
“H”レベルになると、ドレイン−ソース間が導通す
る。そして、FET4は、IC6の出力であるパルス信
号(駆動信号)により駆動され、該パルス信号によるオ
ン/オフ動作によりスイッチング機能が実現される。な
お、FET4として、Pチャネル型を使用することもで
き、この場合には、IC7(チャージポンプ回路)は不
要である。
効果型トランジスタで、大電流回路のスイッチングが可
能な例えばパワーMOSFET( metal oxide semicon
ductorfield effect transistor )を使用している。ま
た、FET4は、Nチャネル型であり、ゲート電圧が
“H”レベルになると、ドレイン−ソース間が導通す
る。そして、FET4は、IC6の出力であるパルス信
号(駆動信号)により駆動され、該パルス信号によるオ
ン/オフ動作によりスイッチング機能が実現される。な
お、FET4として、Pチャネル型を使用することもで
き、この場合には、IC7(チャージポンプ回路)は不
要である。
【0006】また、電磁リレー3は、励磁コイル3a
と、a端子,b端子およびc端子を有する接点部3bと
を有する。電磁リレー3のc端子はワイパモータ2のコ
イルの一端に接続され、b端子はFET4のソース端子
に接続され、a端子は接地電位(GND)に接続されて
いる。また、励磁コイル3aの他端は、トランジスタ5
を介して接地電位に接続されており、トランジスタ5の
オン/オフ制御により発生する励磁電流によって接点部
3bの接続が制御される。すなわち、ワイパスイッチ1
によりワイパの作動が指令される(ワイパスイッチ1が
閉状態となる)と、トランジスタ5はオン動作して、接
点部3bはc端子とb端子が接続された状態となり、F
ET4のドレイン−ソース間と、電磁リレー3のc端子
およびb端子を経由する信号経路によって、ワイパモー
タ2のコイルに電源電圧が印加されることになる。
と、a端子,b端子およびc端子を有する接点部3bと
を有する。電磁リレー3のc端子はワイパモータ2のコ
イルの一端に接続され、b端子はFET4のソース端子
に接続され、a端子は接地電位(GND)に接続されて
いる。また、励磁コイル3aの他端は、トランジスタ5
を介して接地電位に接続されており、トランジスタ5の
オン/オフ制御により発生する励磁電流によって接点部
3bの接続が制御される。すなわち、ワイパスイッチ1
によりワイパの作動が指令される(ワイパスイッチ1が
閉状態となる)と、トランジスタ5はオン動作して、接
点部3bはc端子とb端子が接続された状態となり、F
ET4のドレイン−ソース間と、電磁リレー3のc端子
およびb端子を経由する信号経路によって、ワイパモー
タ2のコイルに電源電圧が印加されることになる。
【0007】また、IC6は、電圧入力端子(f端子,
v端子)、パルス信号出力端子(out端子)およびイ
ネーブル信号入力端子(E端子)を有する電圧−周波数
変換器である。ワイパスイッチ1を閉状態とすることに
より、イネーブル信号は“H”レベルとなり、IC16
が稼動する。IC16は、out端子からパルス信号を
出力するが、その周波数はf端子に接続された抵抗Rお
よびコンデンサCの回路定数で決定される。また、該パ
ルス信号のデューティ比はv端子に接続された可変抵抗
VRの抵抗値によって決定される。ここで、デューティ
比は、信号が一周期のうち“H”レベルとなっている時
間的割合のことである。
v端子)、パルス信号出力端子(out端子)およびイ
ネーブル信号入力端子(E端子)を有する電圧−周波数
変換器である。ワイパスイッチ1を閉状態とすることに
より、イネーブル信号は“H”レベルとなり、IC16
が稼動する。IC16は、out端子からパルス信号を
出力するが、その周波数はf端子に接続された抵抗Rお
よびコンデンサCの回路定数で決定される。また、該パ
ルス信号のデューティ比はv端子に接続された可変抵抗
VRの抵抗値によって決定される。ここで、デューティ
比は、信号が一周期のうち“H”レベルとなっている時
間的割合のことである。
【0008】そして、IC6(電圧−周波数変換器)か
ら出力されたパルス信号は、IC7(チャージポンプ回
路)によって昇圧され、FET4のゲート端子に供給さ
れており、ワイパスイッチ1によりワイパの作動が指令
される(ワイパスイッチ1が閉状態となる)と、可変抵
抗VRの抵抗値に応じたデューティ比のパルス信号によ
りFET4のオン/オフをPWM( pulse width modul
ation;パルス幅変調)制御することとなる。
ら出力されたパルス信号は、IC7(チャージポンプ回
路)によって昇圧され、FET4のゲート端子に供給さ
れており、ワイパスイッチ1によりワイパの作動が指令
される(ワイパスイッチ1が閉状態となる)と、可変抵
抗VRの抵抗値に応じたデューティ比のパルス信号によ
りFET4のオン/オフをPWM( pulse width modul
ation;パルス幅変調)制御することとなる。
【0009】このように、電源からワイパモータ2に供
給される電圧は、可変抵抗VRの抵抗値に応じたデュー
ティ比を持つパルス信号によりPWM制御され、ワイパ
モータ2の動作速度が可変抵抗VRの抵抗値に応じた速
度となる。したがって、運転者等が可変抵抗VRを操作
すれば、ワイパの動作速度を任意の大きさに調整可能に
なる。
給される電圧は、可変抵抗VRの抵抗値に応じたデュー
ティ比を持つパルス信号によりPWM制御され、ワイパ
モータ2の動作速度が可変抵抗VRの抵抗値に応じた速
度となる。したがって、運転者等が可変抵抗VRを操作
すれば、ワイパの動作速度を任意の大きさに調整可能に
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本従来例の
ワイパモータ駆動制御装置では、凍結や障害物に引っ掛
かることによりワイパがロックされた場合、ワイパの拭
き取り抵抗が大きくなり過負荷状態となる。これに伴
い、ワイパモータには過電流が流れることとなり、モー
タ駆動素子であるFET、電磁リレーなどが、発熱によ
り劣化したり破壊したりする恐れがあるという問題点が
あった。
ワイパモータ駆動制御装置では、凍結や障害物に引っ掛
かることによりワイパがロックされた場合、ワイパの拭
き取り抵抗が大きくなり過負荷状態となる。これに伴
い、ワイパモータには過電流が流れることとなり、モー
タ駆動素子であるFET、電磁リレーなどが、発熱によ
り劣化したり破壊したりする恐れがあるという問題点が
あった。
【0011】このような問題に対して、従来では、ワイ
パのロック検出方法として、負荷電流に比例する測定電
圧を取り出すためのシャント抵抗、並びに、このシャン
ト抵抗からの測定電圧と所定のしきい値電圧とを比較す
るコンパレータ等の比較器を備え、この比較器の入力側
にシャント抵抗からの測定電圧としきい値となる所定の
電圧を印加して比較することによりワイパのロック状態
を検出していた。つまり、しきい値以上の測定電圧が検
出された場合には、ワイパモータは過電流状態であり、
ワイパがロック状態であると判定され、ワイパモータの
駆動停止などの制御が行われる。
パのロック検出方法として、負荷電流に比例する測定電
圧を取り出すためのシャント抵抗、並びに、このシャン
ト抵抗からの測定電圧と所定のしきい値電圧とを比較す
るコンパレータ等の比較器を備え、この比較器の入力側
にシャント抵抗からの測定電圧としきい値となる所定の
電圧を印加して比較することによりワイパのロック状態
を検出していた。つまり、しきい値以上の測定電圧が検
出された場合には、ワイパモータは過電流状態であり、
ワイパがロック状態であると判定され、ワイパモータの
駆動停止などの制御が行われる。
【0012】また、従来の他のワイパロック検出方法と
しては、ワイパーロック検知手段を設け、ワイパの駆動
トルクが所定値を超えている場合にロック状態と判定し
たり、ワイパが一定時間以内に定位置に戻らない場合に
ロック状態と判定する方法もある。
しては、ワイパーロック検知手段を設け、ワイパの駆動
トルクが所定値を超えている場合にロック状態と判定し
たり、ワイパが一定時間以内に定位置に戻らない場合に
ロック状態と判定する方法もある。
【0013】しかしながら、上記従来のワイパモータ駆
動制御装置にあっては、拭き取り抵抗等による負荷電流
の変動が大きく、また、ノイズ的な雑音に影響されて正
確な判断がしにくいという問題や、電流検出、トルク検
出またはワイパ位置検出によりワイパが完全にロックし
たことを検出可能であるが、完全なロック状態になる前
にワイパの異常を検出して完全なロック状態になること
を未然に防ぐことができないという問題がある。
動制御装置にあっては、拭き取り抵抗等による負荷電流
の変動が大きく、また、ノイズ的な雑音に影響されて正
確な判断がしにくいという問題や、電流検出、トルク検
出またはワイパ位置検出によりワイパが完全にロックし
たことを検出可能であるが、完全なロック状態になる前
にワイパの異常を検出して完全なロック状態になること
を未然に防ぐことができないという問題がある。
【0014】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、ワイパの異常を判断してワイパが完
全なロック状態になることを未然に防ぐと共に、ロック
状態の判定をより確実に行うことができる故障診断装置
および故障診断方法を提供することを目的とする。
れたものであって、ワイパの異常を判断してワイパが完
全なロック状態になることを未然に防ぐと共に、ロック
状態の判定をより確実に行うことができる故障診断装置
および故障診断方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る故障診断装置は、制御信号
に応じてスイッチング制御され電源から負荷への電力供
給を制御するスイッチング手段を備えた故障診断装置に
おいて、前記負荷に流れる負荷電流を所定のしきい値と
比較する比較手段と、前記比較手段の経時的な比較結果
から前記負荷の動作周期を検出する周期検出手段と、前
記周期検出手段で検出された動作周期に基づき前記負荷
の異常を判定する判定手段とを備えたものである。
に、本発明の請求項1に係る故障診断装置は、制御信号
に応じてスイッチング制御され電源から負荷への電力供
給を制御するスイッチング手段を備えた故障診断装置に
おいて、前記負荷に流れる負荷電流を所定のしきい値と
比較する比較手段と、前記比較手段の経時的な比較結果
から前記負荷の動作周期を検出する周期検出手段と、前
記周期検出手段で検出された動作周期に基づき前記負荷
の異常を判定する判定手段とを備えたものである。
【0016】また、本発明の請求項2に係る故障診断装
置は、前記判定手段が異常と判定したときに、前記制御
信号により前記電源から前記負荷への電力供給を増大さ
せるように前記スイッチング手段を制御するスイッチン
グ制御手段を有するものである。
置は、前記判定手段が異常と判定したときに、前記制御
信号により前記電源から前記負荷への電力供給を増大さ
せるように前記スイッチング手段を制御するスイッチン
グ制御手段を有するものである。
【0017】また、本発明の請求項3に係る故障診断装
置は、前記判定手段が異常と判定したときに、前記制御
信号により前記電源から前記負荷への電力供給を停止さ
せるように前記スイッチング手段を制御するスイッチン
グ制御手段を有するものである。
置は、前記判定手段が異常と判定したときに、前記制御
信号により前記電源から前記負荷への電力供給を停止さ
せるように前記スイッチング手段を制御するスイッチン
グ制御手段を有するものである。
【0018】また、本発明の請求項4に係る故障診断方
法は、制御信号に応じてスイッチング制御され電源から
負荷への電力供給を制御するスイッチング手段を備えた
故障診断装置において、前記負荷に流れる負荷電流を所
定のしきい値と比較する比較ステップと、前記比較ステ
ップの経時的な比較結果から前記負荷の動作周期を検出
する周期検出ステップと、前記周期検出ステップで検出
された動作周期に基づき前記負荷の異常を判定する判定
ステップとを有するものである。
法は、制御信号に応じてスイッチング制御され電源から
負荷への電力供給を制御するスイッチング手段を備えた
故障診断装置において、前記負荷に流れる負荷電流を所
定のしきい値と比較する比較ステップと、前記比較ステ
ップの経時的な比較結果から前記負荷の動作周期を検出
する周期検出ステップと、前記周期検出ステップで検出
された動作周期に基づき前記負荷の異常を判定する判定
ステップとを有するものである。
【0019】さらに、本発明の請求項5の故障診断方法
は、前記判定ステップにおいて異常と判定されたとき
に、前記制御信号により前記電源から前記負荷への電力
供給を増大させるように前記スイッチング手段を制御す
るスイッチング制御ステップを有するものである。
は、前記判定ステップにおいて異常と判定されたとき
に、前記制御信号により前記電源から前記負荷への電力
供給を増大させるように前記スイッチング手段を制御す
るスイッチング制御ステップを有するものである。
【0020】さらに、本発明の請求項6の故障診断方法
は、前記判定ステップにおいて異常と判定されたとき
に、前記制御信号により前記電源から前記負荷への電力
供給を停止させるように前記スイッチング手段を制御す
るスイッチング制御ステップを有するものである。
は、前記判定ステップにおいて異常と判定されたとき
に、前記制御信号により前記電源から前記負荷への電力
供給を停止させるように前記スイッチング手段を制御す
るスイッチング制御ステップを有するものである。
【0021】本発明の請求項1、2および3に係る故障
診断装置では、制御信号に応じてスイッチング制御され
電源から負荷への電力供給を制御するスイッチング手段
を備えた故障診断装置において、比較手段により負荷に
流れる負荷電流を所定のしきい値と比較し、周期検出手
段により比較手段の経時的な比較結果からモータの動作
周期を検出し、判定手段により周期検出手段で検出され
た動作周期に基づき負荷の異常を判定し、スイッチング
制御手段により判定手段が異常と判定したときに、制御
信号により電源から負荷への電力供給を増大または停止
させるようにスイッチング手段を制御するようにしてい
る。これにより、負荷の動作周期を正確に検出して負荷
の動作状態(異常の状態)を正確に判断して負荷への電
力供給を制御できるので、装置が自己復旧不能な異常状
態に至ることを未然に防止することができる。
診断装置では、制御信号に応じてスイッチング制御され
電源から負荷への電力供給を制御するスイッチング手段
を備えた故障診断装置において、比較手段により負荷に
流れる負荷電流を所定のしきい値と比較し、周期検出手
段により比較手段の経時的な比較結果からモータの動作
周期を検出し、判定手段により周期検出手段で検出され
た動作周期に基づき負荷の異常を判定し、スイッチング
制御手段により判定手段が異常と判定したときに、制御
信号により電源から負荷への電力供給を増大または停止
させるようにスイッチング手段を制御するようにしてい
る。これにより、負荷の動作周期を正確に検出して負荷
の動作状態(異常の状態)を正確に判断して負荷への電
力供給を制御できるので、装置が自己復旧不能な異常状
態に至ることを未然に防止することができる。
【0022】本発明の請求項4、5および6に係る故障
診断方法では、制御信号に応じてスイッチング制御され
電源から負荷への電力供給を制御するスイッチング手段
を備えた故障診断装置の故障診断方法において、比較ス
テップにより負荷に流れる負荷電流を所定のしきい値と
比較し、周期検出ステップにより該経時的な比較結果か
ら負荷の動作周期を検出し、検出された負荷の動作周期
に基づき判定ステップにより負荷の異常を判定し、異常
と判定されたときに、スイッチング制御ステップにおい
て制御信号により電源から負荷への電力供給を増大また
は停止させるようにスイッチング手段を制御するように
している。これにより、負荷の動作周期を正確に検出し
て負荷の動作状態(異常の状態)を正確に判断して負荷
への電力供給を制御できるので、装置が自己復旧不能な
異常状態に至ることを未然に防止することができる。
診断方法では、制御信号に応じてスイッチング制御され
電源から負荷への電力供給を制御するスイッチング手段
を備えた故障診断装置の故障診断方法において、比較ス
テップにより負荷に流れる負荷電流を所定のしきい値と
比較し、周期検出ステップにより該経時的な比較結果か
ら負荷の動作周期を検出し、検出された負荷の動作周期
に基づき判定ステップにより負荷の異常を判定し、異常
と判定されたときに、スイッチング制御ステップにおい
て制御信号により電源から負荷への電力供給を増大また
は停止させるようにスイッチング手段を制御するように
している。これにより、負荷の動作周期を正確に検出し
て負荷の動作状態(異常の状態)を正確に判断して負荷
への電力供給を制御できるので、装置が自己復旧不能な
異常状態に至ることを未然に防止することができる。
【0023】例えば、車両のワイパモータの故障を診断
(または異常を判定)する場合には、ワイパモータに流
れる負荷電流を所定のしきい値と比較し、その経時的な
結果からワイパモータの動作周期を検出し、検出された
ワイパモータの動作周期からワイパの異常を判定し、異
常と判定されたときに負荷への電力供給を増大または停
止させるようにしている。このように、ワイパモータの
動作周期を正確に検出して、ワイパモータの異常状態を
正確に判断してワイパモータへの電力供給制御(即ち、
速度制御)を行なうことができるので、ワイパが完全な
ロック状態となることを未然に防止することができる。
また、ワイパのロック状態をより確実に判断し、ワイパ
モータの駆動を停止させたり、或いは、ワイパモータに
大きなトルクを発生させてロック状態から回避させるこ
とができるので、ロックによるモータ駆動素子の発熱お
よびそれによる損傷、並びに、電源の無駄な消費を防ぐ
ことも可能である。
(または異常を判定)する場合には、ワイパモータに流
れる負荷電流を所定のしきい値と比較し、その経時的な
結果からワイパモータの動作周期を検出し、検出された
ワイパモータの動作周期からワイパの異常を判定し、異
常と判定されたときに負荷への電力供給を増大または停
止させるようにしている。このように、ワイパモータの
動作周期を正確に検出して、ワイパモータの異常状態を
正確に判断してワイパモータへの電力供給制御(即ち、
速度制御)を行なうことができるので、ワイパが完全な
ロック状態となることを未然に防止することができる。
また、ワイパのロック状態をより確実に判断し、ワイパ
モータの駆動を停止させたり、或いは、ワイパモータに
大きなトルクを発生させてロック状態から回避させるこ
とができるので、ロックによるモータ駆動素子の発熱お
よびそれによる損傷、並びに、電源の無駄な消費を防ぐ
ことも可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る故障診断装置
および故障診断方法の実施の形態について図面を参照し
て説明する。ここで、図1は本発明の実施形態に係る故
障診断装置の構成図、図2は実施形態の故障診断装置に
おいて使用するスイッチングデバイスの構成図、図3は
ワイパの動きとそれに伴うワイパモータの負荷電流およ
びステータス信号STの時間的経過を示す説明図、図4
は実施形態の故障診断装置における動作を示すフローチ
ャートである。
および故障診断方法の実施の形態について図面を参照し
て説明する。ここで、図1は本発明の実施形態に係る故
障診断装置の構成図、図2は実施形態の故障診断装置に
おいて使用するスイッチングデバイスの構成図、図3は
ワイパの動きとそれに伴うワイパモータの負荷電流およ
びステータス信号STの時間的経過を示す説明図、図4
は実施形態の故障診断装置における動作を示すフローチ
ャートである。
【0025】実施形態の詳細な説明を行う前に、先ず、
実施形態の故障診断装置において使用するスイッチング
デバイス(以下、YASFET)について、図2を参照
して説明する。YASFETは、電源101の出力電圧
VBを負荷102に供給する経路に、半導体スイッチと
してのサーマルFETQAのドレインD−ソースSを直
列接続して、該サーマルFETQAのスイッチング制御
により電力供給を制御するもので、該サーマルFETQ
Aに駆動手段、保護手段および負荷電流検出手段等を合
わせて、1チップ110に集積化した集積回路である。
実施形態の故障診断装置において使用するスイッチング
デバイス(以下、YASFET)について、図2を参照
して説明する。YASFETは、電源101の出力電圧
VBを負荷102に供給する経路に、半導体スイッチと
してのサーマルFETQAのドレインD−ソースSを直
列接続して、該サーマルFETQAのスイッチング制御
により電力供給を制御するもので、該サーマルFETQ
Aに駆動手段、保護手段および負荷電流検出手段等を合
わせて、1チップ110に集積化した集積回路である。
【0026】図2において、YASFET110は、サ
ーマルFETQAの駆動手段としてチャージポンプ30
5および駆動回路111を備えている。駆動回路111
は、コレクタ側がチャージポンプ305の出力に接続さ
れたソーストランジスタと、エミッタ側が接地電位に接
続されたシンクトランジスタとを直列接続して備え、ス
イッチSW1のオン/オフ切換えによる切換え信号に基
づき、これらソーストランジスタおよびシンクトランジ
スタをオン/オフ制御して、サーマルFETQAを駆動
制御する信号を出力する。なお、電源101の出力電圧
VBが例えば12[V]の時、チャージポンプの出力電
圧は例えばVB+10[V]とされる。
ーマルFETQAの駆動手段としてチャージポンプ30
5および駆動回路111を備えている。駆動回路111
は、コレクタ側がチャージポンプ305の出力に接続さ
れたソーストランジスタと、エミッタ側が接地電位に接
続されたシンクトランジスタとを直列接続して備え、ス
イッチSW1のオン/オフ切換えによる切換え信号に基
づき、これらソーストランジスタおよびシンクトランジ
スタをオン/オフ制御して、サーマルFETQAを駆動
制御する信号を出力する。なお、電源101の出力電圧
VBが例えば12[V]の時、チャージポンプの出力電
圧は例えばVB+10[V]とされる。
【0027】次に、サーマルFETQAの保護手段とし
て、YASFET110は遮断ラッチ回路306を備え
ている。遮断ラッチ回路306は、一般のサーマルFE
Tにも付加されている過熱遮断保護機能を実現するもの
であり、サーマルFETQAが規定以上の温度まで上昇
したことを内蔵の温度センサによって検出した場合に
は、その旨の検出情報がラッチ回路に保持され、サーマ
ルFETQAのゲート−ソース間に接続されている過熱
遮断用FETをオン状態に遷移させることによって、サ
ーマルFETQAを強制的にオフ制御する。なお、ラッ
チ回路の保持情報は端子T14を介して出力され、ダイ
アグ(診断)情報として利用可能である。
て、YASFET110は遮断ラッチ回路306を備え
ている。遮断ラッチ回路306は、一般のサーマルFE
Tにも付加されている過熱遮断保護機能を実現するもの
であり、サーマルFETQAが規定以上の温度まで上昇
したことを内蔵の温度センサによって検出した場合に
は、その旨の検出情報がラッチ回路に保持され、サーマ
ルFETQAのゲート−ソース間に接続されている過熱
遮断用FETをオン状態に遷移させることによって、サ
ーマルFETQAを強制的にオフ制御する。なお、ラッ
チ回路の保持情報は端子T14を介して出力され、ダイ
アグ(診断)情報として利用可能である。
【0028】次に、サーマルFETQAの負荷電流検出
手段として、YASFET110は過電流検出機能30
1と過小電流検出機能を備えている。先ず、過電流検出
機能301は、具体的には、FETQB、抵抗R1〜R
5,Rr1、ダイオードD1およびコンパレータCMP
1によって実現されている。すなわち、FETQBおよ
び抵抗Rr1は、過電流検出における第1基準電圧を発
生する手段であり、FETQBのソースSB電位がコン
パレータCMP1の反転端子(−)に供給されている。
また、コンパレータCMP1の非反転端子(+)には、
サーマルFETQAのドレインD−ソースS間電圧VD
SAを抵抗R1と抵抗R2とで分圧した電圧が抵抗R5
を介して供給されている。
手段として、YASFET110は過電流検出機能30
1と過小電流検出機能を備えている。先ず、過電流検出
機能301は、具体的には、FETQB、抵抗R1〜R
5,Rr1、ダイオードD1およびコンパレータCMP
1によって実現されている。すなわち、FETQBおよ
び抵抗Rr1は、過電流検出における第1基準電圧を発
生する手段であり、FETQBのソースSB電位がコン
パレータCMP1の反転端子(−)に供給されている。
また、コンパレータCMP1の非反転端子(+)には、
サーマルFETQAのドレインD−ソースS間電圧VD
SAを抵抗R1と抵抗R2とで分圧した電圧が抵抗R5
を介して供給されている。
【0029】つまり、サーマルFETQAのドレインD
−ソースS間電圧VDSAとほぼ等価な電圧特性を持つ
第1基準電圧を同一チップ110上のFETQBとチッ
プ110外の抵抗Rr1とによって生成し、コンパレー
タCMP1において、該第1基準電圧とサーマルFET
QAのドレインD−ソースS間電圧VDSAとの差を検
出することによって、過電流検出を行っている。
−ソースS間電圧VDSAとほぼ等価な電圧特性を持つ
第1基準電圧を同一チップ110上のFETQBとチッ
プ110外の抵抗Rr1とによって生成し、コンパレー
タCMP1において、該第1基準電圧とサーマルFET
QAのドレインD−ソースS間電圧VDSAとの差を検
出することによって、過電流検出を行っている。
【0030】したがって、負荷102側で完全短絡(デ
ッドショート)が発生した時には、コンパレータCMP
1の出力が有効(“H”レベル)となって、駆動回路1
11によりサーマルFETQAをオフ制御する。また、
完全短絡(デッドショート)が発生している場合に、サ
ーマルFETQAがオフ状態からオン状態に遷移した場
合やある程度の短絡抵抗を持つ不完全短絡(レアショー
ト)が発生している場合には、サーマルFETQAのオ
ン/オフ制御を繰り返し行って周期的発熱作用でサーマ
ルFETQAを過熱し、上記過熱遮断保護機能によりサ
ーマルFETQAの過熱遮断を速めるようにしている。
ッドショート)が発生した時には、コンパレータCMP
1の出力が有効(“H”レベル)となって、駆動回路1
11によりサーマルFETQAをオフ制御する。また、
完全短絡(デッドショート)が発生している場合に、サ
ーマルFETQAがオフ状態からオン状態に遷移した場
合やある程度の短絡抵抗を持つ不完全短絡(レアショー
ト)が発生している場合には、サーマルFETQAのオ
ン/オフ制御を繰り返し行って周期的発熱作用でサーマ
ルFETQAを過熱し、上記過熱遮断保護機能によりサ
ーマルFETQAの過熱遮断を速めるようにしている。
【0031】第1基準電圧の設定、即ち抵抗Rr1の設
定は次のようにして行われる。すなわち、通常、サーマ
ルFETQAはn個のFET(FETQBと同等の特性
を持つ)を並列接続して構成されるので、抵抗Rr1を
(負荷102の抵抗値×n)に設定すれば良いが、負荷
102の抵抗値として不完全短絡(レアショート)時の
短絡抵抗程度の値を設定するのが望ましい。また、図2
では、コンパレータCMP1の出力を駆動回路111に
のみ供給する構成としているが、端子を介して外部に出
力するようにして、他の制御等に利用することも可能で
ある。
定は次のようにして行われる。すなわち、通常、サーマ
ルFETQAはn個のFET(FETQBと同等の特性
を持つ)を並列接続して構成されるので、抵抗Rr1を
(負荷102の抵抗値×n)に設定すれば良いが、負荷
102の抵抗値として不完全短絡(レアショート)時の
短絡抵抗程度の値を設定するのが望ましい。また、図2
では、コンパレータCMP1の出力を駆動回路111に
のみ供給する構成としているが、端子を介して外部に出
力するようにして、他の制御等に利用することも可能で
ある。
【0032】次に、過小電流検出機能は、具体的には、
FETQC、抵抗Rr2およびコンパレータCMP2に
よって実現されている。すなわち、FETQCおよび抵
抗Rr2は、過小電流検出における第2基準電圧を発生
する手段であり、FETQCのソースSC電位がコンパ
レータCMP2の反転端子(−)に供給されている。ま
た、コンパレータCMP2の非反転端子(+)には、サ
ーマルFETQAのソースSA電位が供給されている。
FETQC、抵抗Rr2およびコンパレータCMP2に
よって実現されている。すなわち、FETQCおよび抵
抗Rr2は、過小電流検出における第2基準電圧を発生
する手段であり、FETQCのソースSC電位がコンパ
レータCMP2の反転端子(−)に供給されている。ま
た、コンパレータCMP2の非反転端子(+)には、サ
ーマルFETQAのソースSA電位が供給されている。
【0033】つまり、サーマルFETQAのドレインD
−ソースS間電圧VDSAとほぼ等価な電圧特性を持つ
第2基準電圧を同一チップ110上のFETQCとチッ
プ110外の抵抗Rr2とによって生成し、コンパレー
タCMP2において、該第2基準電圧とサーマルFET
QAのドレインD−ソースS間電圧VDSAとの差を検
出することによって、過小電流検出を行っている。
−ソースS間電圧VDSAとほぼ等価な電圧特性を持つ
第2基準電圧を同一チップ110上のFETQCとチッ
プ110外の抵抗Rr2とによって生成し、コンパレー
タCMP2において、該第2基準電圧とサーマルFET
QAのドレインD−ソースS間電圧VDSAとの差を検
出することによって、過小電流検出を行っている。
【0034】したがって、負荷102側で断線故障等が
発生した時には、コンパレータCMP2の出力が有効
(“L”レベル)となって、端子T15を介してチップ
110外部に出力される。ここで、第2基準電圧の設
定、即ち抵抗Rr2の設定は次のようにして行われる。
第1基準電圧(抵抗Rr1)と同様に、抵抗Rr2を
(負荷102の抵抗値×n)に設定すれば良いが、負荷
102の抵抗値として断線故障時の負荷抵抗程度の値を
設定するのが望ましい。
発生した時には、コンパレータCMP2の出力が有効
(“L”レベル)となって、端子T15を介してチップ
110外部に出力される。ここで、第2基準電圧の設
定、即ち抵抗Rr2の設定は次のようにして行われる。
第1基準電圧(抵抗Rr1)と同様に、抵抗Rr2を
(負荷102の抵抗値×n)に設定すれば良いが、負荷
102の抵抗値として断線故障時の負荷抵抗程度の値を
設定するのが望ましい。
【0035】以上説明した駆動手段、保護手段および負
荷電流検出手段の他に、YASFET110には、電源
Enable302、突入電流の過電流判定を回避する
マスキング(突入電流マスク回路)303、オン/オフ
回数の積算による遮断制御を行なうON/OFF計数積
算回路304についても表記されているが、本発明と直
接的には関係しないので説明を省略する。
荷電流検出手段の他に、YASFET110には、電源
Enable302、突入電流の過電流判定を回避する
マスキング(突入電流マスク回路)303、オン/オフ
回数の積算による遮断制御を行なうON/OFF計数積
算回路304についても表記されているが、本発明と直
接的には関係しないので説明を省略する。
【0036】最後に、YASFET110の特徴をまと
めれば、第1に、電流検出用のシャント抵抗を不要とし
て電源供給経路の電力消費を抑制できることから大電流
回路に有利である点、第2に、電流感度が高く電流検出
精度が高い点、第3に、シンプルな駆動制御でサーマル
FETQAをオン/オフ制御することができ、過熱遮断
機能やON/OFF計数積算回路304によりマイコン
等のプログラム処理に比して高速処理が可能である点、
第4に、ワンチップ化により回路構成を小型化でき、実
装スペースを縮小できるとともに、装置コストを削減で
きる点、第5に、電流検出がサーマルFETQAのドレ
イン−ソース間電圧VDSAと第1基準電圧および第2
基準電圧との差の検出によって行われることから、同一
チップ上にFETQB,QCおよびサーマルFETQA
を形成することにより、電流検出における同相的誤差要
因、即ち電源電圧、温度ドリフトやロット間のバラツキ
による影響を排除することができる点、等々を挙げるこ
とができる。
めれば、第1に、電流検出用のシャント抵抗を不要とし
て電源供給経路の電力消費を抑制できることから大電流
回路に有利である点、第2に、電流感度が高く電流検出
精度が高い点、第3に、シンプルな駆動制御でサーマル
FETQAをオン/オフ制御することができ、過熱遮断
機能やON/OFF計数積算回路304によりマイコン
等のプログラム処理に比して高速処理が可能である点、
第4に、ワンチップ化により回路構成を小型化でき、実
装スペースを縮小できるとともに、装置コストを削減で
きる点、第5に、電流検出がサーマルFETQAのドレ
イン−ソース間電圧VDSAと第1基準電圧および第2
基準電圧との差の検出によって行われることから、同一
チップ上にFETQB,QCおよびサーマルFETQA
を形成することにより、電流検出における同相的誤差要
因、即ち電源電圧、温度ドリフトやロット間のバラツキ
による影響を排除することができる点、等々を挙げるこ
とができる。
【0037】次に、本実施形態の故障診断装置につい
て、図1を参照して説明する。本実施形態の故障診断装
置は、上述したYASFET110の過小電流検出機能
を使用して車両のワイパモータ(負荷)の動作周期を求
め、その結果に基づいてPWM制御信号のデューティ比
を変えてワイパモータの速度制御を行うことにより、外
因的要因によってワイパが完全なロック状態になること
を未然に防ぐものである。また、ワイパのロック状態を
より確実に判定して、ワイパモータの駆動停止や、大ト
ルクの発生によってロック状態からの回避を図るもので
ある。
て、図1を参照して説明する。本実施形態の故障診断装
置は、上述したYASFET110の過小電流検出機能
を使用して車両のワイパモータ(負荷)の動作周期を求
め、その結果に基づいてPWM制御信号のデューティ比
を変えてワイパモータの速度制御を行うことにより、外
因的要因によってワイパが完全なロック状態になること
を未然に防ぐものである。また、ワイパのロック状態を
より確実に判定して、ワイパモータの駆動停止や、大ト
ルクの発生によってロック状態からの回避を図るもので
ある。
【0038】図1において、本実施形態の故障診断装置
の主要な回路構成要素(FETQC、抵抗Rr2、コン
パレータCMP2、周期カウンタ107、周期判定回路
108、PWM制御部109)以外の構成要素の機能お
よび動作については、上記YASFET110について
説明した内容と同様である。
の主要な回路構成要素(FETQC、抵抗Rr2、コン
パレータCMP2、周期カウンタ107、周期判定回路
108、PWM制御部109)以外の構成要素の機能お
よび動作については、上記YASFET110について
説明した内容と同様である。
【0039】同図において、本実施形態の故障診断装置
は、主要な回路構成要素として、過小電流検出機能を実
現するFETQC、抵抗Rr2およびコンパレータCM
P2と、ワイパモータ(負荷)102の動作周期を検出
するための周期カウンタ107と、ワイパモータ102
の動作周期が所望の周期(本来設定したい速度の周期お
よびロック状態を判定する周期のしきい値)と比較判定
するための周期判定回路108と、ワイパモータ102
の動作速度を制御するPWM制御部109とを備えて構
成されている。
は、主要な回路構成要素として、過小電流検出機能を実
現するFETQC、抵抗Rr2およびコンパレータCM
P2と、ワイパモータ(負荷)102の動作周期を検出
するための周期カウンタ107と、ワイパモータ102
の動作周期が所望の周期(本来設定したい速度の周期お
よびロック状態を判定する周期のしきい値)と比較判定
するための周期判定回路108と、ワイパモータ102
の動作速度を制御するPWM制御部109とを備えて構
成されている。
【0040】ここで、コンパレータCMP2は、ワイパ
モータ102に流れる負荷電流を所定のしきい値と比較
する比較手段に該当する。また、FETQCおよび抵抗
Rr2は、この負荷電流の所定のしきい値となる第2基
準電圧を発生する手段である。コンパレータCMP2の
反転端子(−)にはFETQCのソースSC電位が供給
され、コンパレータCMP2の非反転端子(+)には、
サーマルFETQAのソースSA電位が供給されてお
り、このコンパレータCMP2の2つの入力端子に供給
される電位を比較することにより、ワイパモータ102
の動作周期を表わすステータス信号STを生成する。
モータ102に流れる負荷電流を所定のしきい値と比較
する比較手段に該当する。また、FETQCおよび抵抗
Rr2は、この負荷電流の所定のしきい値となる第2基
準電圧を発生する手段である。コンパレータCMP2の
反転端子(−)にはFETQCのソースSC電位が供給
され、コンパレータCMP2の非反転端子(+)には、
サーマルFETQAのソースSA電位が供給されてお
り、このコンパレータCMP2の2つの入力端子に供給
される電位を比較することにより、ワイパモータ102
の動作周期を表わすステータス信号STを生成する。
【0041】つまり、サーマルFETQAのドレインD
−ソースS間電圧VDSAとほぼ等価な電圧特性を持つ
第2基準電圧を同一チップ110上のFETQCとチッ
プ110外の抵抗Rr2とによって生成し、コンパレー
タCMP2において、該第2基準電圧とサーマルFET
QAのドレインD−ソースS間電圧VDSAとの差を検
出することによって過小電流検出を行い、過小電流検出
の結果としてステータス信号STを生成している。
−ソースS間電圧VDSAとほぼ等価な電圧特性を持つ
第2基準電圧を同一チップ110上のFETQCとチッ
プ110外の抵抗Rr2とによって生成し、コンパレー
タCMP2において、該第2基準電圧とサーマルFET
QAのドレインD−ソースS間電圧VDSAとの差を検
出することによって過小電流検出を行い、過小電流検出
の結果としてステータス信号STを生成している。
【0042】ワイパモータ102に流れる負荷電流は、
車両のフロントウインドウ上の2つの反転位置間で往復
するワイパの動きに応じて値が変化する特性があり、ワ
イパの反転時にほぼゼロに近い値を有し、また、ワイパ
が反転位置を過ぎると上昇する。
車両のフロントウインドウ上の2つの反転位置間で往復
するワイパの動きに応じて値が変化する特性があり、ワ
イパの反転時にほぼゼロに近い値を有し、また、ワイパ
が反転位置を過ぎると上昇する。
【0043】本実施形態では、この特性を利用して負荷
電流が流れなくなるタイミングの検出によりステータス
信号STを生成している。過負荷が発生していない通常
の動作時のワイパの動きに対応した負荷電流およびステ
ータス信号STを示せば、それぞれ図3(b),(c)
の如く表わされる。ここで、図3(a),(b),
(c)はワイパの動きとそれに伴うワイパモータ102
の負荷電流およびステータス信号STの時間的経過を示
す説明図である。
電流が流れなくなるタイミングの検出によりステータス
信号STを生成している。過負荷が発生していない通常
の動作時のワイパの動きに対応した負荷電流およびステ
ータス信号STを示せば、それぞれ図3(b),(c)
の如く表わされる。ここで、図3(a),(b),
(c)はワイパの動きとそれに伴うワイパモータ102
の負荷電流およびステータス信号STの時間的経過を示
す説明図である。
【0044】例えば、PWM制御時における負荷電流の
定格値(本来、設定した速度に応じた値)が10[A]
である場合、第2基準電圧を発生する手段の抵抗Rr2
の値を、基準電流5[A]以下の負荷電流を検出できる
ように設定する。これにより、コンパレータCMP2の
“−”入力端子には、上記基準電流5[A]に相当する
第2基準電圧FETQCのソース電圧VSCが供給され
ることになる。
定格値(本来、設定した速度に応じた値)が10[A]
である場合、第2基準電圧を発生する手段の抵抗Rr2
の値を、基準電流5[A]以下の負荷電流を検出できる
ように設定する。これにより、コンパレータCMP2の
“−”入力端子には、上記基準電流5[A]に相当する
第2基準電圧FETQCのソース電圧VSCが供給され
ることになる。
【0045】したがって、コンパレータCMP2の出力
は、コンパレータCMP2の“−”入力端子に供給され
る基準電流5[A]に相当する電位より“+”入力端子
に供給される負荷電流に相当する電位が大きいときに無
効(“H”レベル)となり、また、“−”入力端子に供
給される電位より“+”入力端子に供給される電位が小
さいときに有効(“L”レベル)となり、図3に示すよ
うなパルス信号(ステータス信号ST)が出力されるこ
ととなる。ここで、図3(c)は、コンパレータCMP
2から出力されるステータス信号STの信号波形を示し
ている。
は、コンパレータCMP2の“−”入力端子に供給され
る基準電流5[A]に相当する電位より“+”入力端子
に供給される負荷電流に相当する電位が大きいときに無
効(“H”レベル)となり、また、“−”入力端子に供
給される電位より“+”入力端子に供給される電位が小
さいときに有効(“L”レベル)となり、図3に示すよ
うなパルス信号(ステータス信号ST)が出力されるこ
ととなる。ここで、図3(c)は、コンパレータCMP
2から出力されるステータス信号STの信号波形を示し
ている。
【0046】図3に示すように、ステータス信号ST
は、ワイパの反転時において負荷電流がほぼ流れなくな
る(基準電流5[A]以下)と“L”レベルになり、ワ
イパが反転位置から離れる(基準電流5[A]以上)と
“H”レベルになる。したがって、ステータス信号ST
の立下がり(ターンオフ)から次の立下がりの期間(負
荷の動作周期t1,t2,t3,...)を計時することによ
り、ワイパモータ102の動作周期を求めることができ
る。
は、ワイパの反転時において負荷電流がほぼ流れなくな
る(基準電流5[A]以下)と“L”レベルになり、ワ
イパが反転位置から離れる(基準電流5[A]以上)と
“H”レベルになる。したがって、ステータス信号ST
の立下がり(ターンオフ)から次の立下がりの期間(負
荷の動作周期t1,t2,t3,...)を計時することによ
り、ワイパモータ102の動作周期を求めることができ
る。
【0047】次に、周期カウンタ107は、コンパレー
タCMP2の経時的な比較結果からワイパモータ102
の動作周期を検出する周期検出手段に該当する。すなわ
ち、周期カウント107では、コンパレータCMP2か
ら出力されたステータス信号STに基づいてワイパモー
タ102の動作周期(ワイパの反転周期)をカウント
し、周期判定回路108に対してワイパモータ102の
動作周期txを表わすデジタル値150を出力する。周
期カウンタ107の具体的な構成としては、ステータス
信号STの立下がり(ターンオフ)から次の立下がりま
での期間、所定のクロックのパルスをカウントするよう
な構成が考えられる。ここでクロックとしては、当該故
障診断装置の全体的な制御を司るCPU(図示せず)の
動作クロック等を使用すればよい。すなわち、ワイパモ
ータ102の動作周期の実際の値は、動作クロックの周
期×パルスカウント数で求めることができる。
タCMP2の経時的な比較結果からワイパモータ102
の動作周期を検出する周期検出手段に該当する。すなわ
ち、周期カウント107では、コンパレータCMP2か
ら出力されたステータス信号STに基づいてワイパモー
タ102の動作周期(ワイパの反転周期)をカウント
し、周期判定回路108に対してワイパモータ102の
動作周期txを表わすデジタル値150を出力する。周
期カウンタ107の具体的な構成としては、ステータス
信号STの立下がり(ターンオフ)から次の立下がりま
での期間、所定のクロックのパルスをカウントするよう
な構成が考えられる。ここでクロックとしては、当該故
障診断装置の全体的な制御を司るCPU(図示せず)の
動作クロック等を使用すればよい。すなわち、ワイパモ
ータ102の動作周期の実際の値は、動作クロックの周
期×パルスカウント数で求めることができる。
【0048】また、周期判定回路108は、周期カウン
タ107で検出された動作周期に基づきワイパモータ1
02の異常を判定する判断手段に該当する。すなわち、
周期判定回路108では、周期カウンタ107からのワ
イパモータ102の動作周期txを所望の周期(本来設
定したい速度の周期)ttypおよびロック判定周期(ロ
ック状態を判定する周期のしきい値)tmaxと比較す
る。そして、この比較結果により、ワイパモータ102
の動作速度の増減を決定し、その増減によるPWM制御
信号152のデューティ比を変えるための速度制御信号
151を出力する。また、PWM制御信号152のデュ
ーティ比を100[%]に変化させても所望の動作速度
を得られなかった場合は、ワイパが異常(ロック状態)
であると確定し、ワイパモータ102の駆動を停止する
べく駆動停止信号153を出力する。
タ107で検出された動作周期に基づきワイパモータ1
02の異常を判定する判断手段に該当する。すなわち、
周期判定回路108では、周期カウンタ107からのワ
イパモータ102の動作周期txを所望の周期(本来設
定したい速度の周期)ttypおよびロック判定周期(ロ
ック状態を判定する周期のしきい値)tmaxと比較す
る。そして、この比較結果により、ワイパモータ102
の動作速度の増減を決定し、その増減によるPWM制御
信号152のデューティ比を変えるための速度制御信号
151を出力する。また、PWM制御信号152のデュ
ーティ比を100[%]に変化させても所望の動作速度
を得られなかった場合は、ワイパが異常(ロック状態)
であると確定し、ワイパモータ102の駆動を停止する
べく駆動停止信号153を出力する。
【0049】また、PWM制御部109は、周期判定回
路108が異常(ロック状態)と判定したときに、制御
信号により電源からワイパロック102への電力供給を
増大または停止させるようにスイッチング手段を制御す
るスイッチング制御手段に該当する。すなわち、周期判
定回路108から周期カウンタ107により検出された
ワイパモータ102の動作周期txに基づいた速度制御
信号151を受け取り、PWM制御信号152のデュー
ティ比を変えてワイパモータ102の動作速度を制御す
るか、或いは、駆動停止信号153を受取ってワイパモ
ータ102の駆動を停止する。
路108が異常(ロック状態)と判定したときに、制御
信号により電源からワイパロック102への電力供給を
増大または停止させるようにスイッチング手段を制御す
るスイッチング制御手段に該当する。すなわち、周期判
定回路108から周期カウンタ107により検出された
ワイパモータ102の動作周期txに基づいた速度制御
信号151を受け取り、PWM制御信号152のデュー
ティ比を変えてワイパモータ102の動作速度を制御す
るか、或いは、駆動停止信号153を受取ってワイパモ
ータ102の駆動を停止する。
【0050】次に、以上説明した構成を備える本実施形
態の故障診断装置における動作、即ち故障診断方法につ
いて図4のフローチャートを参照して、詳細に説明す
る。図4は本実施形態の故障診断装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
態の故障診断装置における動作、即ち故障診断方法につ
いて図4のフローチャートを参照して、詳細に説明す
る。図4は本実施形態の故障診断装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0051】先ず、ステップS401では、インデック
スxをゼロに設定する。ここでインデックスxは、ワイ
パモータ102のロック状態の判定をより確かなものに
するため、ステータス信号STから求められたワイパモ
ータ102の動作周期txをロック判定周期tmaxと判定
する回数を示すものである。
スxをゼロに設定する。ここでインデックスxは、ワイ
パモータ102のロック状態の判定をより確かなものに
するため、ステータス信号STから求められたワイパモ
ータ102の動作周期txをロック判定周期tmaxと判定
する回数を示すものである。
【0052】次に、ステップS402では、コンパレー
タCMP2において、ステータス信号STが生成され
る。具体的には、先ず、負荷電流と所定のしきい値を比
較する。すなわち、抵抗Rr2の値を判定値となる基準
電流以下の負荷電流を検出できるように設定し、そして
コンパレータCMP2の2つの入力端子にそれぞれ入力
される負荷電流に相当するサーマルFETQAのソース
電圧VSAと基準電流に相当するFETQCのソース電
圧VSCが比較される。
タCMP2において、ステータス信号STが生成され
る。具体的には、先ず、負荷電流と所定のしきい値を比
較する。すなわち、抵抗Rr2の値を判定値となる基準
電流以下の負荷電流を検出できるように設定し、そして
コンパレータCMP2の2つの入力端子にそれぞれ入力
される負荷電流に相当するサーマルFETQAのソース
電圧VSAと基準電流に相当するFETQCのソース電
圧VSCが比較される。
【0053】そして、負荷電流が所定のしきい値よりも
大きい場合には、“H”レベルが出力され、一方、負荷
電流が所定のしきい値よりも小さい場合には、“L”レ
ベルが出力され、これを所定期間繰返すことによりパル
ス状のステータス信号STが生成される。
大きい場合には、“H”レベルが出力され、一方、負荷
電流が所定のしきい値よりも小さい場合には、“L”レ
ベルが出力され、これを所定期間繰返すことによりパル
ス状のステータス信号STが生成される。
【0054】ステップS403では、周期カウンタ10
7において、ステップS402で生成されたステータス
信号STからワイパモータ102(負荷)の動作周期t
xを検出する。具体的には、ステータス信号STの立下
がりによりカウンタを起動して次の立下がりまでの時間
を計時する。
7において、ステップS402で生成されたステータス
信号STからワイパモータ102(負荷)の動作周期t
xを検出する。具体的には、ステータス信号STの立下
がりによりカウンタを起動して次の立下がりまでの時間
を計時する。
【0055】ステップS404では、周期判定回路10
8において、検出された負荷の動作周期txを所望の周
期(本来設定したい速度の周期)ttypと比較する。そ
して、負荷の動作周期txが所望の周期ttypよりも短い
場合、つまりワイパが所望の動作速度よりも早い場合に
は、ワイパモータ102の動作速度を遅めるために、P
WM制御信号152のデューティ比を小さくする(ステ
ップS410)。
8において、検出された負荷の動作周期txを所望の周
期(本来設定したい速度の周期)ttypと比較する。そ
して、負荷の動作周期txが所望の周期ttypよりも短い
場合、つまりワイパが所望の動作速度よりも早い場合に
は、ワイパモータ102の動作速度を遅めるために、P
WM制御信号152のデューティ比を小さくする(ステ
ップS410)。
【0056】一方、ステップS404で負荷の動作周期
txが所望の周期ttypよりも長い場合、つまりワイパが
所望の動作速度よりも遅い場合には、負荷の動作周期t
xについて更に、ロック判定周期(ロック状態を判定す
る周期のしきい値)tmaxと比較する(ステップS40
5)。
txが所望の周期ttypよりも長い場合、つまりワイパが
所望の動作速度よりも遅い場合には、負荷の動作周期t
xについて更に、ロック判定周期(ロック状態を判定す
る周期のしきい値)tmaxと比較する(ステップS40
5)。
【0057】ステップS405において、負荷の動作周
期txがロック判定周期tmaxよりも短い場合、即ちワイ
パが所望の動作速度よりも遅く且つロック状態でない場
合には、ワイパモータ102の動作速度を早めるため
に、PWM制御信号152のデューティ比を大きくする
(ステップS409)。
期txがロック判定周期tmaxよりも短い場合、即ちワイ
パが所望の動作速度よりも遅く且つロック状態でない場
合には、ワイパモータ102の動作速度を早めるため
に、PWM制御信号152のデューティ比を大きくする
(ステップS409)。
【0058】また、ステップS405で負荷の動作周期
txがロック判定周期tmaxよりも長い場合、即ちワイパ
がロック状態と判定された場合には、この判定をより確
かなものにするために、ステップS403〜S407を
x回繰り返し(x≧10)行う。つまり、x回(10
回)連続して負荷の動作周期txがロック判定周期tmax
より長いと判断されなかった場合は、ロック状態である
と確定しないで、ステップS409またはS410にお
いてPWM制御信号のデューティ比が変更されることに
なる。
txがロック判定周期tmaxよりも長い場合、即ちワイパ
がロック状態と判定された場合には、この判定をより確
かなものにするために、ステップS403〜S407を
x回繰り返し(x≧10)行う。つまり、x回(10
回)連続して負荷の動作周期txがロック判定周期tmax
より長いと判断されなかった場合は、ロック状態である
と確定しないで、ステップS409またはS410にお
いてPWM制御信号のデューティ比が変更されることに
なる。
【0059】ステップS403〜S407で10回連続
して負荷の動作周期txがロック判定周期tmaxより長い
と判断された場合は、ワイパが完全なロック状態の直前
にあるかまたは完全なロック状態であると確定して、ス
テップS408において、ロック対応処理が行われる。
このロック対応処理では、ワイパモータ102の駆動停
止信号153を出力してワイパモータ102の駆動を停
止する。なお、その後の再判定は禁止となるように設定
される。
して負荷の動作周期txがロック判定周期tmaxより長い
と判断された場合は、ワイパが完全なロック状態の直前
にあるかまたは完全なロック状態であると確定して、ス
テップS408において、ロック対応処理が行われる。
このロック対応処理では、ワイパモータ102の駆動停
止信号153を出力してワイパモータ102の駆動を停
止する。なお、その後の再判定は禁止となるように設定
される。
【0060】なお、ロック対応処理として、ステップS
409およびS411と同様に、PWM制御信号のデュ
ーティ比を大きくしてワイパモータに大きなトルクを発
生させて、ロック状態からの回避を図る方法も考えられ
る。この場合、デューティ比の変化量は、ステップS4
09の数倍の変化量とするのが望ましい。
409およびS411と同様に、PWM制御信号のデュ
ーティ比を大きくしてワイパモータに大きなトルクを発
生させて、ロック状態からの回避を図る方法も考えられ
る。この場合、デューティ比の変化量は、ステップS4
09の数倍の変化量とするのが望ましい。
【0061】また、ステップS411では、ステップS
409またはS410で変更されたデューティ比のPW
M制御信号152に応じてサーマルFETQAのスイッ
チング制御が行われる。つまり、PWM制御信号152
のデューティ比の変化に基づき、駆動回路111がサー
マルFETQAを駆動制御する信号を出力し、サーマル
FETQAがスイッチング制御によりワイパモータ10
2への電力供給が制御される。
409またはS410で変更されたデューティ比のPW
M制御信号152に応じてサーマルFETQAのスイッ
チング制御が行われる。つまり、PWM制御信号152
のデューティ比の変化に基づき、駆動回路111がサー
マルFETQAを駆動制御する信号を出力し、サーマル
FETQAがスイッチング制御によりワイパモータ10
2への電力供給が制御される。
【0062】なお、本実施形態の変形として、周期カウ
ンタ107および周期判定回路108をマイコン(CP
U)で実現することも可能である。すなわち、ステータ
ス信号STをマイコン(CPU)に取り込み、ステータ
ス信号STが立下がりのタイミングでソフトウエアタイ
マーを起動し、次のステータス信号STの立下がりのタ
イミングまでの時間を計測して動作周期txを検出する
もので、図4のステップS403〜S410の処理をマ
イコン(CPU)のプログラムによって実現するもので
ある。
ンタ107および周期判定回路108をマイコン(CP
U)で実現することも可能である。すなわち、ステータ
ス信号STをマイコン(CPU)に取り込み、ステータ
ス信号STが立下がりのタイミングでソフトウエアタイ
マーを起動し、次のステータス信号STの立下がりのタ
イミングまでの時間を計測して動作周期txを検出する
もので、図4のステップS403〜S410の処理をマ
イコン(CPU)のプログラムによって実現するもので
ある。
【0063】このようにマイコン(CPU)のプログラ
ムによって、ステップS403〜S410の処理を実現
する場合には、より複雑な制御とすることも可能であ
る。すなわち、ステップS404およびS405の比較
において、ワイパモータ(負荷)102の動作周期tx
と所望の周期(本来設定したい速度の周期)ttypまた
はロック判定周期(ロック状態を判定する周期のしきい
値)tmaxの両者の差を検出し、その差に応じてステッ
プS409およびS410におけるデューティ比の変化
量を変えるようにすれば、より短い時間で最適な速度
(所望の周期)に到達させることができる。
ムによって、ステップS403〜S410の処理を実現
する場合には、より複雑な制御とすることも可能であ
る。すなわち、ステップS404およびS405の比較
において、ワイパモータ(負荷)102の動作周期tx
と所望の周期(本来設定したい速度の周期)ttypまた
はロック判定周期(ロック状態を判定する周期のしきい
値)tmaxの両者の差を検出し、その差に応じてステッ
プS409およびS410におけるデューティ比の変化
量を変えるようにすれば、より短い時間で最適な速度
(所望の周期)に到達させることができる。
【0064】以上のように、本実施形態の故障診断装置
および故障診断方法では、ワイパモータ102に流れる
負荷電流を所定のしきい値と比較し、その経時的な結果
からワイパモータ102の動作周期を検出し、ワイパが
ロック状態となる前にワイパの異常を判定し、異常と判
定されたときに負荷への電力供給を増大または停止させ
ている。このように、ワイパモータの動作周期を正確に
検出してワイパモータの異常状態を正確に判断してワイ
パモータへの電力供給制御(即ち、速度制御)を行うこ
とができるので、ワイパが完全なロック状態となること
を未然に防止することができる。また、ワイパのロック
状態をより確実に判断し、ワイパモータの駆動を停止さ
せたり、或いは、ワイパモータに大きなトルクを発生さ
せて、ロック状態から回避させることも可能であるの
で、ロックによるモータ駆動素子の発熱およびそれによ
る損傷、並びに、電源の無駄な消費を防ぐこともでき
る。
および故障診断方法では、ワイパモータ102に流れる
負荷電流を所定のしきい値と比較し、その経時的な結果
からワイパモータ102の動作周期を検出し、ワイパが
ロック状態となる前にワイパの異常を判定し、異常と判
定されたときに負荷への電力供給を増大または停止させ
ている。このように、ワイパモータの動作周期を正確に
検出してワイパモータの異常状態を正確に判断してワイ
パモータへの電力供給制御(即ち、速度制御)を行うこ
とができるので、ワイパが完全なロック状態となること
を未然に防止することができる。また、ワイパのロック
状態をより確実に判断し、ワイパモータの駆動を停止さ
せたり、或いは、ワイパモータに大きなトルクを発生さ
せて、ロック状態から回避させることも可能であるの
で、ロックによるモータ駆動素子の発熱およびそれによ
る損傷、並びに、電源の無駄な消費を防ぐこともでき
る。
【0065】なお、本実施形態の故障診断装置において
は、ステータス信号STを生成するのにYASFET1
10過小電流検出手段を用いたが、YASFET110
コンパレータCMP1の出力を端子15を介してYAS
FET110の外部に出力するように変形し、過電流検
出機能を実現するFETQB、抵抗R1〜R5,Rr
1、ダイオードD1およびコンパレータCMP1によ
り、ステータス信号STを生成することも可能である。
は、ステータス信号STを生成するのにYASFET1
10過小電流検出手段を用いたが、YASFET110
コンパレータCMP1の出力を端子15を介してYAS
FET110の外部に出力するように変形し、過電流検
出機能を実現するFETQB、抵抗R1〜R5,Rr
1、ダイオードD1およびコンパレータCMP1によ
り、ステータス信号STを生成することも可能である。
【0066】この場合、コンパレータCMP1における
基準値(判定値)は、負荷電流の最大値(図3では20
[A])よりも少し小さい電流値(17〜18[A])が
設定されることになろう。
基準値(判定値)は、負荷電流の最大値(図3では20
[A])よりも少し小さい電流値(17〜18[A])が
設定されることになろう。
【0067】また、本実施形態においては、ワイパの異
常状態の判定は、ステータス信号STの1周期ごとに行
うものとしたが、複数回周期を測定した後に異常と判断
してワイパモータの動作制御を行うことも可能であり、
これにより、より正確な判定を行うことができる。ま
た、ワイパのロック状態の確定は、10回連続してパル
ス周期tx>最大許容周期tmaxとなった場合に行うもの
としたが、この回数に限定されない。
常状態の判定は、ステータス信号STの1周期ごとに行
うものとしたが、複数回周期を測定した後に異常と判断
してワイパモータの動作制御を行うことも可能であり、
これにより、より正確な判定を行うことができる。ま
た、ワイパのロック状態の確定は、10回連続してパル
ス周期tx>最大許容周期tmaxとなった場合に行うもの
としたが、この回数に限定されない。
【0068】また、本実施形態においては、本発明の故
障診断装置および故障診断方法を、車両におけるワイパ
モータの動作周期に基づきワイパモータの異常状態を判
定して、ワイパモータの速度制御に反映させる装置に適
用した実施の形態例について説明したが、本発明はこの
ような形態に限定されるものではなく、負荷の動作に周
期性があり、電源から負荷への電力供給をスイッチング
制御する電源供給制御装置であればどのような形態であ
っても適用可能である。
障診断装置および故障診断方法を、車両におけるワイパ
モータの動作周期に基づきワイパモータの異常状態を判
定して、ワイパモータの速度制御に反映させる装置に適
用した実施の形態例について説明したが、本発明はこの
ような形態に限定されるものではなく、負荷の動作に周
期性があり、電源から負荷への電力供給をスイッチング
制御する電源供給制御装置であればどのような形態であ
っても適用可能である。
【0069】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の故障診
断装置および故障診断方法によれば、負荷の動作周期を
正確に検出して負荷の動作状態(異常の状態)を正確に
判断して負荷への電力供給を制御できるので、装置が自
己復旧不能な異常状態に至ることを未然に防止すること
ができる。例えば車両のワイパモータの故障を診断(異
常を判定)する場合には、ワイパの異常を判断してワイ
パのロック状態を未然に防ぐと共に、ロック状態の判定
をより確実に行うことができ、ロックによるモータ駆動
素子の発熱およびバッテリ電圧の無駄な消費を防ぐこと
ができる。
断装置および故障診断方法によれば、負荷の動作周期を
正確に検出して負荷の動作状態(異常の状態)を正確に
判断して負荷への電力供給を制御できるので、装置が自
己復旧不能な異常状態に至ることを未然に防止すること
ができる。例えば車両のワイパモータの故障を診断(異
常を判定)する場合には、ワイパの異常を判断してワイ
パのロック状態を未然に防ぐと共に、ロック状態の判定
をより確実に行うことができ、ロックによるモータ駆動
素子の発熱およびバッテリ電圧の無駄な消費を防ぐこと
ができる。
【図1】本発明の実施形態に係る故障診断装置の構成図
である。
である。
【図2】実施形態の故障診断装置において使用するスイ
ッチングデバイスの構成図である。
ッチングデバイスの構成図である。
【図3】ワイパの動きとそれに伴うワイパモータの負荷
電流およびステータス信号STの時間的経過を示す説明
図である。
電流およびステータス信号STの時間的経過を示す説明
図である。
【図4】実施形態の故障診断装置の動作を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】従来例のワイパ駆動装置の構成図である。
101 電源 102 負荷(ワイパモータ) 107 周期カウンタ 108 周期判定回路 109 PWM制御部 110 YASFET(チップ構成部分) 111 駆動回路 150 デジタル値 151 速度制御信号 152 PWM制御信号 153 駆動停止信号 301 過電流検出機能 302 電源イネーブル(電源Enable) 303 突入電流マスク回路(マスキング) 304 ON/OFF計数積算回路 305 チャージポンプ 306 遮断ラッチ回路 QA サーマルFET QB,QC FET RG 内部抵抗 R1〜R10,Rr1,Rr2 抵抗 CMP1,CMP2 コンパレータ ZD1 ツェナーダイオード D1 ダイオード SW1 スイッチ VB 電源電圧 ST ステータス信号
Claims (6)
- 【請求項1】 制御信号に応じてスイッチング制御され
電源から負荷への電力供給を制御するスイッチング手段
を備えた故障診断装置において、 前記負荷に流れる負荷電流を所定のしきい値と比較する
比較手段と、 前記比較手段の経時的な比較結果から前記負荷の動作周
期を検出する周期検出手段と、 前記周期検出手段で検出された動作周期に基づき前記負
荷の異常を判定する判定手段と、を備えること特徴とす
る故障診断装置。 - 【請求項2】 前記判定手段が異常と判定したときに、
前記制御信号により前記電源から前記負荷への電力供給
を増大させるように前記スイッチング手段を制御するス
イッチング制御手段を有することを特徴とする請求項1
に記載の故障診断装置。 - 【請求項3】 前記判定手段が異常と判定したときに、
前記制御信号により前記電源から前記負荷への電力供給
を停止させるように前記スイッチング手段を制御するス
イッチング制御手段を有することを特徴とする請求項1
に記載の故障診断装置。 - 【請求項4】 制御信号に応じてスイッチング制御され
電源から負荷への電力供給を制御するスイッチング手段
を備えた故障診断装置において、 前記負荷に流れる負荷電流を所定のしきい値と比較する
比較ステップと、 前記比較ステップの経時的な比較結果から前記負荷の動
作周期を検出する周期検出ステップと、 前記周期検出ステップで検出された動作周期に基づき前
記負荷の異常を判定する判定ステップと、を有すること
特徴とする故障診断方法。 - 【請求項5】 前記判定ステップにおいて異常と判定さ
れたときに、前記制御信号により前記電源から前記負荷
への電力供給を増大させるように前記スイッチング手段
を制御するスイッチング制御ステップを有することを特
徴とする請求項4に記載の故障診断方法。 - 【請求項6】 前記判定ステップにおいて異常と判定さ
れたときに、前記制御信号により前記電源から前記負荷
への電力供給を停止させるように前記スイッチング手段
を制御するスイッチング制御ステップを有することを特
徴とする請求項4に記載の故障診断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27073699A JP2001095289A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 故障診断装置および故障診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27073699A JP2001095289A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 故障診断装置および故障診断方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001095289A true JP2001095289A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17490263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27073699A Pending JP2001095289A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 故障診断装置および故障診断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001095289A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011105156A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Denso Corp | モータ制御装置、およびモータ制御プログラム |
WO2020158358A1 (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-06 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 給電制御装置及び給電制御方法 |
JP2021145539A (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-24 | 株式会社Rej | モータ制御装置及び監視方法 |
-
1999
- 1999-09-24 JP JP27073699A patent/JP2001095289A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011105156A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Denso Corp | モータ制御装置、およびモータ制御プログラム |
WO2020158358A1 (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-06 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 給電制御装置及び給電制御方法 |
JP2020123060A (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-13 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 給電制御装置及び給電制御方法 |
CN113728289A (zh) * | 2019-01-29 | 2021-11-30 | 株式会社自动网络技术研究所 | 供电控制装置及供电控制方法 |
JP7124730B2 (ja) | 2019-01-29 | 2022-08-24 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 給電制御装置及び給電制御方法 |
US11863111B2 (en) | 2019-01-29 | 2024-01-02 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Power supply control device and power supply control method |
JP2021145539A (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-24 | 株式会社Rej | モータ制御装置及び監視方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060324 |