JP2001095147A - 直流電動機の監視装置およびその故障検出装置、並びにその短絡検出装置 - Google Patents

直流電動機の監視装置およびその故障検出装置、並びにその短絡検出装置

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JP2001095147A
JP2001095147A JP26834199A JP26834199A JP2001095147A JP 2001095147 A JP2001095147 A JP 2001095147A JP 26834199 A JP26834199 A JP 26834199A JP 26834199 A JP26834199 A JP 26834199A JP 2001095147 A JP2001095147 A JP 2001095147A
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Hiroshi Noda
洋 野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流電動機の整流子片間の短絡を検出し、短
絡時に生ずる電動機の回転停止等の弊害を回転停止前に
警告可能な直流電動機の監視装置およびその故障検出装
置並びにその短絡検出装置を提供する。 【解決手段】 直流電動機10の電機子1の整流子2に
摺接された刷子7cおよび7dが整流子2の相隣り合う
整流子片8a、8b、8cに同時に摺接する時点の電流
値を検知する。この電流値の正常時の周期T3が3倍の
周期になった時に整流子2に短絡があったとして警報手
段に警報出力を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録再生装置、
担体記録再生装置等に用いる直流電動機の監視装置およ
びその故障検出装置並びにその短絡検出装置に係わり、
特に電機子の整流子の整流子片間の短絡を検出し、警報
を発する様に成した直流電動機の監視装置およびその故
障検出装置並びにその短絡検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、磁気記録再生装置や担体記録
再生装置等の媒体や担体の駆動機構には動力源として直
流電動機が広く利用され、特にこの様な直流電動機のう
ち整流子電動機は直流電源で駆動される電磁石磁界型あ
るいはマグネット磁界型直流電動機が良く知られてい
る。
【0003】本出願人は先に上述した整流子電動機に使
用される電機子(アマチュア)の整流子(コミュテー
タ)に接触している刷子が徐々に摩耗して限界近くまで
摩耗してしまった場合に動作不能になって整流子が破損
する問題を回避するため電機子の整流子に摺接している
刷子が摩耗して、相隣り合う整流子片と接触する長さが
増大することで、電機子が所定回転する時間中に流れる
電流が増大する時間を検出し、この電流の時間を累計し
て刷子の摩耗量を判定することで極めて簡単な構成で刷
子の摩耗状態を正確に判断可能にした直流電動機の監視
装置およびその監視方法を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成で説明
した整流子型直流電動機では長時間の使用による寿命劣
化として刷子および整流子の摩耗による摩耗滓や刷子と
整流子間の火花放電による炭化物等が整流子の整流子片
(セグメント)間の絶縁体上に付着し、整流子片間で絶
縁不良をおこし、ついには整流子片間が短絡に至ること
になる。
【0005】上述の様な症状が直流電動機の回転中に発
生した場合は停止に至らなくともコッキング等で電機子
の1回転中の回転ムラやトルクの低下を生じ機器の性能
を劣化させる。また、整流子片間に短絡が生じたままで
一旦直流電動機を停止した場合、刷子と整流子との位置
によっては再起動が不可能となる。
【0006】従って、整流子片間に短絡を生ずると複数
の整流子片と、この整流子片間に配設された絶縁体で構
成された整流子に対し、刷子が相隣り合う整流子片間を
絶縁体を橋絡して対接した時と、刷子が1つの整流子片
に対接した時の電流あるいは電圧を検出する検出手段の
出力に基づき、相隣り合う整流子片間に刷子が接する時
間を計測演算し、電機子の一定回転時間内で定めた時間
と計算演算時間を比較する様にした刷子の摩耗監視装置
では検出ができなくなる。従って整流子片間の短絡状態
を検出することが必要となる。
【0007】本発明は叙上の課題を解消するためになさ
れたものであり、整流子型直流電動機の整流子片間の短
絡を検出し、この検出出力で表示または警報を行う様に
した直流電動機の監視装置およびその故障検出装置並び
にその短絡検出装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の直流電動機の監
視装置は電機子1に整流子2を有し、整流子2に対接す
る刷子7c、7dを介して駆動される直流電動機10の
監視装置に於いて、整流子2の捲線の電流状態を検出す
る電流検出手段14と、正常時および異常時の整流子2
の絶縁体4を介して隣接する整流子片8が刷子7c、7
dで同時に接触するときに生ずるパルス電流の周期を検
出する周期検出手段28〜30と、この周期検出手段2
8〜30から出力される正常時の整流子1回転時のパル
ス電流周期と、異常時のパルス電流周期とを監視し、パ
ルス電流周期に変化を生じた時に異常検出信号を出力す
る制御手段31と、この制御手段31の異常検出信号で
表示あるいは報知を行う警報手段34とを備えたもので
ある。
【0009】本発明の直流電動機の故障検出装置は電機
子1に整流子2を有し、整流子2に対接する刷子7c、
7dを介して駆動される直流電動機10の故障検出装置
に於いて、整流子2の捲線の電流状態を検出する電流検
出手段14と、正常時および故障時に整流子2の絶縁体
4を介して隣接する整流子片8が刷子7c、7dで同時
に接触するときに生ずるパルス電流の周期を検出する周
期検出手段28〜30と、周期検出手段28〜30から
出力される正常時のパルス電流周期と故障時のパルス電
流周期とを監視し、パルス電流周期に変化を生じた時に
故障検出信号を出力する制御手段31とを備えたもので
ある。
【0010】本発明の直流電動機の短絡検出装置は、電
機子1に整流子2を有し、整流子2に対接する刷子7
c、7dを介して駆動される直流電動機10の短絡検出
装置に於いて、整流子2に対接する刷子7c、7dに印
加する直流電圧Vと、接地間に接続した抵抗14と、こ
の抵抗14の両端の電圧あるいは抵抗14を流れる電流
を検出して交流検出信号とした出力と基準レベルを比較
してパルス信号を取り出す差動増幅器28と、この差動
増幅器28の電機子1の回転に伴うパルス出力の周期時
間を常時監視し、周期時間の比率が所定の値以上になっ
たとき短絡検出信号を出力するマイクロコンピュータ3
1とを備えたものである。
【0011】斯かる、本発明の直流電動機の監視装置お
よびその故障検出装置並びにその短絡検出装置によれ
ば、直流電動機の整流子片間の短絡状態を検出すること
ができ、また、整流子片間が短絡した時には警報装置や
表示装置で短絡や故障状態を報知できるので、直流電動
機が異常を起こす前に所望のメンテナンスを行うことが
可能となり、機器の稼働率を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明の直流電動機の監視装
置およびその故障検出装置並びにその短絡検出装置の1
実施形態例を図1乃至図7によって説明する。図1およ
び図2によって、本実施の形態例の構成を詳記するに先
だち、図3乃至図7によって本発明の動作原理を3極構
造の電機子を例に説明する。
【0013】図3Aおよび図3Bでは直流電動機の電機
子1の整流子2は3極の整流子片8a、8b、8c間を
マイカ等の絶縁体4、4、4で互いに絶縁し、これら整
流子片8a、8b、8cには駆動コイル9a、9b、9
cがデルタ接続されている。電機子1は時計方向CWに
回転しているものとする。
【0014】図3Aの整流子2では、一対の刷子7cお
よび7dは互いに1つの整流子片8cおよび8bのみに
接している。また、図3Bの整流子2の場合は一対の刷
子7cおよび7dのうち一方の刷子7dは整流子片8a
にのみ対接しているが、他方の刷子7cは2つの整流片
8bおよび8c間に接している。
【0015】今、駆動コイル9a、9b、9cのインピ
ーダンスを夫々Z1、Z2、Z3 とする。このインピーダ
ンスZ1、Z2、Z3は夫々の捲線インピーダンスおよび
電機子1の回転により生ずる逆起電圧(電動機の回転電
圧)をインピーダンスで等価的に表した等価インピーダ
ンスとの合成インピーダンスであり、図3Aの刷子7c
および7d間の等価回路は図4Aで表され、インピーダ
ンスZ3、Z1の直列回路にインピーダンスZ2が並列接
続され、各駆動コイル9a、9b、9cは直流電動機と
して均等な駆動力を得る為に、可能な限り均一に巻回さ
れているので駆動コイル9a、9b、9cの夫々のイン
ピーダンスZ1=Z2=Z3=Zとみなすことができるの
で、図4Aの等価回路は図4Bの様に表すことができ
る。即ち、インピーダンスZとインピーダンス2Zの並
列回路が一対の刷子7cおよび7d間に形成されること
になる。
【0016】従って、直流電動機へ印加する供給電圧を
Vとし、電源のインピーダンスをZ Pとすれば刷子7c
および7d間に流れるI1は図5Aの11aの部分に示
す電流が流れて、下記の(1)式の様に表せる。 I1=3V/(2Z+3ZP)……(1)
【0017】しかし、駆動コイル9a、9b、9cのイ
ンピーダンスZに比べて電源のインピーダンスZPは極
めて小さいので3ZPは省略できて電流I1は下記の
(2)式の様に表せる。 I1=3/2×V/Z……(2)
【0018】一方、図3Bで示す様に一方の刷子7cが
2つの整流子8bおよび8cに跨がり他方の刷子7dが
1つの整流子片8aに接触している場合の等価回路は図
4Cの様に駆動コイル9bが短絡され、Z3=ZとZ1
Zの並列接続された合成インピーダンスとして表すこと
ができるので刷子7cおよび7d間に流れる直流電動機
の電流I2は図5Aの11b部分に示す電流が流れ、I2
=2×V/ZとなりI1<I2となり、電流I2は電流I1
に比べ33%増の電流が流れることになる。
【0019】また、直流電動機の電機子1が1回転する
一定の単位時間T1内に於ける電流I2が流れる状態は図
3Bに示す様に刷子7cまた7dが絶縁体4を跨いで相
隣れる2つの整流子片8bおよび8cに接触した時に生
じる。従って、図3Aおよび図3Bの3極構造の電機子
1が1回転する期間T1には電流I2が図5Aに示す様に
時間T2のパルス幅を有する6個のパルスが発生するこ
とになる。また、電流I2のパルス幅T2は刷子7cまた
は7dの摩耗により変化する。またT3は電流I2の発生
する周期で正常な整流子2では等しい周期となる。
【0020】図5Bは相隣り合う整流子片8a、8b、
8cが短絡した場合の直流電動機へ流れる電流を示すも
のであり、電機子1回転当たりの変化を示したもので1
1d、11d′の部分は短絡電流である。また、破線で
表した波形は正常な直流電動機10へ流れる電流の電機
子1の1回転当たりの変化を表している。
【0021】図5Bの11dで示す短絡電流I3は図6
A、B、Cで示した相隣り合う整流子片8aおよび8b
間の絶縁体4が点12で短絡された場合の電機子1の回
転に伴って変化する刷子7cおよび7dを通して整流子
2に流れる電流である。
【0022】図6A、B、Cの原理説明図に於いて、図
6Aの電機子1の整流子2は刷子7cが整流子片8bお
よび8c上に接し、刷子7dが整流子片8aと接してい
る状態を示す。
【0023】図6Bは電機子1が時計方向CWに回転
し、刷子7cが整流子片8bに接し、刷子7dが整流子
片8aに接しているが次の整流子片8cに接しようとす
る状態を示す。
【0024】図6cは電機子1が更に時計方向CWに回
転し、刷子7cは整流子片8bに接し刷子7dは整流子
片8aおよび8b上に接している状態を示す。
【0025】5Bに11dで示す短絡電流I3は図6A
の様に刷子7cが点12で短絡している整流子片8bお
よび8aに接触し始めた状態から時計方向CWに電機子
1が図6Bの様に回転し、図6Cの様に刷子7dが点1
2で短絡している整流子片8bおよび8aが離脱するま
での時間T4の間に流れ続ける。また図5Bに11d′
で示すI3は電機子1の半回転後の刷子7cおよび7d
を通して整流子片8a〜8cのに流れる短絡電流であ
る。
【0026】例えば、3極構造の電機子1の整流子片8
a、8b、8c中で整流子片8aと8bが短絡状態とな
った場合、図6A、B、Cで表した整流子2と刷子7c
および7d間の駆動コイル(電機子捲線)9aのインピ
ーダンスZ1は短絡され、図4A、図4Cの等価回路の
インピーダンスZはほぼ零となり、短絡電流I3は直流
電動機を駆動する駆動回路の電源インピーダンスZpで
のみ制限されて、短絡電流I3は(3)式で表される。 I3=V/Zp……(3) この時、電源インピーダンスZpは電機子1の駆動コイ
ル9a、9b、9cのインピーダンスZ123に比べ
て極めて小さいので短絡電流I3はI2を大きく越える電
流となる。
【0027】上述の3極構造の電機子1の整流子2の整
流子片8a、8b、8cはその構造上1/3回転毎に配
設されているので刷子7cおよび7dが短絡状態にある
整流子片と接触する時の回転角は、電機子1の半回転の
回転角中、図6A、B、Cで表されるように刷子7cが
整流子片8bと接触し始めてから刷子7dが整流子片8
aから離間するまでの1/6回転角が刷子の整流子回転
角となる。
【0028】従って、短絡電流I3の発生期間(デュレ
ーション)T4は電流I2の発生期間T3を跨ぐ様に発生
する(図5B参照)
【0029】この様に短絡電流I3は電流I2よりも必ず
1/6回転角だけ長い時間発生する。一方、図5Bで1
1cで示す部分は刷子7cおよび7dのうちの1つが短
絡状態でない整流子片8a〜8cと接触している時の電
流であり、この時、他の刷子は短絡状態の整流子片と接
触しているので、隣り合う整流子片に刷子7cおよび7
dが接触する位置関係と同じであるため、この時の電流
はI2と同じ値となる。
【0030】そのため、この様な相隣り合う整流子片8
a、8b、8cが短絡した場合の電流変化は図5Bの様
に周期がT3からT5と3倍となり、また電流値は於いて
も整流子2の短絡前に比べて短絡電流I3は大きく増加
する。従って電流変化の周期を常にCPU31で直前の
状態と比較監視し、周期T3の変化が3倍になった状態
を検出することで整流子2の短絡状態を判断し、警報あ
るいは表示して、短絡状態を報知することが可能とな
る。
【0031】本発明は上述の原理に基づいて、電機子1
の整流子2の短絡検出時に警告表示あるいは警報を発生
するようにした直流電動機の監視装置およびその故障検
出装置並びにその短絡検出装置を得ようとするもので、
その具体的構成の1実施形態例を図1および図2並びに
図7A、Bに基づいて説明する。図1は本実施形態例の
系統図を示すもので直流電動機の電機子1の回転軸5に
嵌着した整流子2は複数の整流子片8a、8b、8c…
…と、これら複数の整流子片8a、8b、8c……間に
介在させた絶縁体4とを円筒状と成し、一方の刷子7c
の一端は電圧源からの供給電圧Vが印加され、他方の刷
子7dは電機子電流検出器14を構成する抵抗Rを介し
て接地されている。
【0032】他方の刷子7dと抵抗Rの接続点に接続し
た直流増幅器24で電機子電流検出器14の抵抗Rに流
れる上述の電源I1、I2および短絡電流I3の両端の電
圧変化を検出して増幅する。
【0033】直流増幅器24の出力端は直流阻止用のコ
ンデンサ25に接続され、直流分がコンデンサ25で阻
止されて緩衝増幅器26に供給されてこの緩衝増幅器2
6の出力端には交流成分のみが出力される。
【0034】緩衝増幅器26の出力端は差動増幅器28
の一方の非反転端子T1と、抵抗29を介して差動増幅
器28の他方の反転端子T2に接続し、抵抗29と他方
の反転端子T2との接触点と接地間にコンデンサ30を
接続する。抵抗29とコンデンサ30とで基準の平均レ
ベル設定手段を構成し、平均レベルを差動増幅器28に
供給する。
【0035】差動増幅器28の出力端には緩衝増幅器2
6からの交流成分と平均レベル(閾値)との差出力のパ
ルスが例えば図7Aに示すパルス27および図7Bに示
す短絡パルス28として出力され、CPU31の入力ポ
ート32に供給される。
【0036】CPU31の出力ポート33は警報手段3
4に接続され、CPU31は整流子片8a、8bが短絡
したと判断した時に、警報信号を出力して警報手段34
にブザーや音声で警告音を報知し、または警報表示灯を
点滅させる。
【0037】CPU31は図2に示す流れ図にしたがっ
てソフトウェアにより整流子8a〜8c、8dの短絡状
態を判定する。
【0038】以下、図2によってCPU31の動作を説
明する。図2の流れ図に於いて、第1ステップST1
は前回のCPU31の初期化が行われる。
【0039】次の第2ステップST2ではCPU31は
電機子電流I2あるいは電機子電流に対応した電圧を
(以下電圧と記す)検出したか否かの判断を行い、電圧
が検出されない場合は第2ステップST2の頭に戻され
るが電圧が検出されれば第3ステップST3に進められ
る。
【0040】ここでCPU31は電機子電流I2に対応
した電圧に変換した差動増幅器28の図7Aの出力電圧
(パルス)27の周期T3を監視し、常にパルス27の
前後の周期T3を比較している。
【0041】従って、第3ステップST3では電機子電
流I2に対応した電圧のパルス27の周期T3か否かを監
視し、YESでは第3ステップST3に戻されるがNO
では第4ステップST4に進められる。
【0042】4ステップST4ではT3周期より大か否か
をみて、NOであれば第4ステップST4の頭に戻さ
れ、YESであれば第5ステップST5でT3周期の3倍
の周期T5になったか否かをみてNOであれば第5ステ
ップST5の頭に戻され、YESであれば第6ステップ
ST6に進められて警報手段34に報知信号を出力する
様に成されている。
【0043】即ち、図7Bの様にT3×3=T5の周期と
なるので周期T5を監視する様に成せばよいことにな
る。
【0044】本実施の形態例によれば、直流電動機の動
作中に直流電動機の整流子間の短絡状態を検出すること
ができまた、整流子間が短絡したことを警報装置や表示
装置で知らせることができる。
【0045】なお、上述の実施例では電流変化を検出す
る方法として、電流変化を電圧に変換して説明したが、
電流変化を検出してもよく、更に、周期変化T5=T3×
3を検出して短絡状態を検出したか短絡電流I3を検出
して故障整流子短絡等を検出し、警報装置に報知する様
に成す等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更
か可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、直流電動機の電流子の
故障、整流子片間の短絡状態を回転動作中でも常時監視
し、自動的に検出することができる。また直流電動機の
整流子の短絡事故を動作中に検知して警報や表示を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の直流電動機の監視装置の系統図であ
る。
【図2】本発明の直流電動機の監視装置に用いるマイク
ロコンピュータの流れ図である。
【図3】本発明の直流電動機の監視装置の原理説明図
(I)である。
【図4】図3の等価回路図である。
【図5】本発明の直流電動機の監視装置の刷子間電流波
形図である。
【図6】本発明の直流電動機の監視装置の原理説明図
(II)である。
【図7】本発明の直流電動機の監視装置の正常時と異常
時のの差動増幅器の出力波形図である。
【符号の説明】
1……電機子2、整流子……7、7c、7d……刷子、
8、8a、8b、8c……整流子片、9a、9b、9c
……駆動コイル、14……電機子電流検出器、31…
…、CPU、34……警報手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子に整流子を有し、該整流子に対接
    する刷子を介して駆動される直流電動機の監視装置に於
    いて、 上記整流子の捲線の電流状態を検出する電流検出手段
    と、 正常時および異常時の上記整流子の絶縁体を介して隣接
    する整流子片が上記刷子で同時に接触するときに生ずる
    パルス電流の周期を検出する周期検出手段と、 上記周期検出手段から出力される正常時の上記整流子1
    回転時の上記パルス電流周期と、異常時の該パルス電流
    周期とを監視し、該パルス電流周期に変化を生じた時に
    異常検出信号を出力する制御手段と、 上記制御手段の異常検出信号で表示あるいは報知を行う
    警報手段とを備えたことを特徴とする直流電動機の監視
    装置。
  2. 【請求項2】 電機子に整流子を有し、該整流子に対接
    する刷子を介して駆動される直流電動機の故障検出装置
    に於いて、 上記整流子の捲線の電流状態を検出する電流検出手段
    と、 正常時および故障時に上記整流子の絶縁体を介して隣接
    する整流子片が上記刷子で同時に接触するときに生ずる
    パルス電流の周期を検出する周期検出手段と、 上記周期検出手段から出力される正常時の上記パルス電
    流周期と故障時の該パルス電流周期とを監視し、該パル
    ス電流周期に変化が生じた時に故障検出信号を出力する
    制御手段とを備えたことを特徴とする直流電動機の故障
    検出装置。
  3. 【請求項3】 電機子に整流子を有し、該整流子に対接
    する刷子を介して駆動される直流電動機の短絡検出装置
    に於いて、 上記整流子に対接する刷子に印加する直流電圧と接地間
    に接続した抵抗と、 上記抵抗の両端の電圧あるいは該抵抗を流れる電流を検
    出して交流検出信号とした出力と基準レベルを比較して
    パルス信号を取り出す差動増幅器と、 上記差動増幅器の上記電機子回転に伴う上記パルス出力
    の周期時間を常時監視し、該周期時間の比率が所定の値
    以上になったとき短絡検出信号を出力するマイクロコン
    ピュータとを備えたことを特徴とする直流電動機の短絡
    検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006252499A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Figla Co Ltd 防犯・防災システム
JP2008172854A (ja) * 2007-01-06 2008-07-24 Funai Electric Co Ltd ディスク装置
JP2008276881A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Funai Electric Co Ltd ディスク装置

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