JP2001094375A - 同調周波数可変共振器及びこれを用いた同調周波数可変フィルタ - Google Patents
同調周波数可変共振器及びこれを用いた同調周波数可変フィルタInfo
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Abstract
き、使用周波数に応じた所望のQを得ることのできるよ
うな部品構成にして、シンプル且つ安価な同調周波数可
変共振器を提供する。 【解決手段】 ヘリカルコイル1の一端は短絡金具A5に
接続されケース4の一端に固定され、キャパシタンス切
替モジュール2a,2bの一端は短絡金具B7に接続されケー
ス4の他端に固定される。さらに、ヘリカルコイル1とキ
ャパシタンス切替モジュール2a,2bの高電位側はLC接続
金具3で接続される。LC接続金具3には、ヘリカルコイル
1のリード線を挿通する穴の内径に向けてバネ部が形成
されている。リード線を挿通してヘリカルコイル1のピ
ッチを可変調整するとき、バネ部がリード線を押圧して
いるので、容易に調整作業を行うことができる。これに
よって、ヘリカルコイル1のインダクタンスを微調整す
ることができ、所望のQが得られる。
Description
に用いられるフィルタに関し、特に、ヘリカルコイルを
用いた同調周波数可変共振器と、これを多段構成した同
調周波数可変フィルタの構造に関するものである。
波数可変共振器と呼ばれているもので、一般にヘリカル
コイルとコンデンサを並列接続して構成されているの
で、ヘリカル共振器とも云われている。図8は、一般的
なヘリカル共振器の等価回路である。このヘリカル共振
器は、ヘリカルコイル41の一端とコンデンサ42の一
端を接続して高電位端子43とし、それぞれの他端をア
ース端子44、45としている。このヘリカル共振器を
調整する場合は、ヘリカルコイル41を調整する場合
と、並列のコンデンサ42を調整する場合とがあるが、
コンデンサ42を調整する場合は、一般にトリマコンデ
ンサなどが用いれれている。しかし、コンデンサ42が
大きくなると共振器のQが下がってしまうので、小さな
コンデンサ42で調整しなければならず、一層調整がし
づらくなったり、調整によってQを下げてしまったりす
る虞れがある。このような場合、ヘリカルコイル41を
調整してQを上げるなどの方法がとれれている。ヘリカ
ルコイル41を調整する場合は、通常、ヘリカルコイル
41の巻ピッチを調整して、同調周波数に対する微調整
を行っている。ヘリカルコイル41のQを高くするため
には、ヘリカルコイル41の線経を太くして抵抗分を小
さくしたり、コイルの巻経を大きくしたりする必要があ
る。
ルコイル41の線経を太くしたり、巻経を大きくする
と、ヘリカルコイル41のピッチの調整がしづらくな
り、微調整が難しくなるなどの問題がある。さらに、ヘ
リカルコイル41とコンデンサ42との接続箇所を半田
付けして、電気的接続と機械的固定を確実にしているた
め、ヘリカルコイル41の調整を一層しづらくしてい
る。また、ヘリカルコイル41は、一般的に、機械加工
品と同等な扱いをされるため、加工精度によってバラツ
キを持っており、これがインダクタンスのバラツキとな
ってあらわれる。また、ヘリカルコイル41は、コイル
を巻き易くするためにボビンなどに巻くことが多いが、
ボビンに巻くと、Qを下げてしまったり、あるいは、コ
イルピッチの調整ができなくなってしまうなどの問題が
ある。尚、ヘリカルコイル41をボビンに巻くとQが下
がる原因は、コイルの浮遊キャパシタンスの値がボビン
の誘電体によって大きくなるため、等価的に並列コンデ
ンサを大きくしてしまうためである。
たものであり、その目的は、簡単にヘリカルコイルを調
整することができ、使用周波数に応じた所望のQを得る
ことのできるような部品構成にして、シンプル且つ安価
な同調周波数可変共振器とこれを用いた同調周波数可変
フィルタを提供することにある。
めに、この発明は、ヘリカルコイルとコンデンサとによ
って構成された同調周波数可変共振器において、ヘリカ
ルコイルとコンデンサとを接続する接続手段は、ヘリカ
ルコイルの端末を挿通する挿通孔と、この挿通孔の内径
方向に押圧力を発生させるバネ部材とを備え、ヘリカル
コイルのコイルピッチを任意に調整して、接続手段の挿
通孔にヘリカルコイルの端末を挿通したとき、バネ部材
が端末を押圧する押圧力によって、端末と接続手段との
接続部分は電気的接触及び機械的固定が安定するよう
に、調整されたコイルピッチが保持されるよう構成され
ていることを特徴とする同調周波数可変共振器である。
じてコンデンサを切り替えるコンデンサ切替モジュール
と、によって構成された同調周波数可変共振器におい
て、ヘリカルコイルとコンデンサ切替モジュールとの高
電位側の接続部分に、ヘリカルコイルの端末を挿通する
挿通孔とこの挿通孔の内径方向にバネ力を生じるバネ部
材を備えた接続手段を設ける。これによって、ヘリカル
コイルの巻きピッチを所望の値にして端末を挿通孔に挿
通すれば、その位置はバネ部材のバネ力によって保持さ
れているので、コイルのピッチが変わることはない。し
たがって、ヘリカルコイルの製造工程で生じるインダク
タンスのバラツキは、コイルピッチを微調整して簡単に
補償することができる。また、端末の接続部位はバネ部
材のバネ力によって、電気的接触や機械的固定が安定さ
れているので、極めて作業性よくコイルピッチを微調整
することができ、所望のインダクタンスを得ることがで
きる。したがって、共振器に使用される周波数に最適な
Qの値に調整することができる。
デンサとによって構成された同調周波数可変共振器を多
段接続して構成された同調周波数可変フィルタにおい
て、各々の同調周波数可変共振器を構成するヘリカルコ
イルとコンデンサとを接続する接続手段は、ヘリカルコ
イルの端末を挿通する挿通孔と、この挿通孔の内径方向
に押圧力を発生させるバネ部材とを備え、各々の同調周
波数可変共振器は、ヘリカルコイルのコイルピッチを任
意に調整して、接続手段の挿通孔にヘリカルコイルの端
末を挿通したとき、バネ部材が端末を押圧する押圧力に
よって、端末と接続手段との接続部分は電気的接触及び
機械的固定が安定するように、調整されたコイルピッチ
が保持されるよう構成され、各段の同調周波数可変共振
器のヘリカルコイルが、それぞれ所望のコイルピッチに
調整されるように構成されたことを特徴とする同調周波
数可変フィルタである。
周波数可変共振器を多段接続して構成した同調周波数可
変フィルタの発明である。したがって、各段の同調周波
数可変共振器は前述の発明と全く同じ構成であり、それ
ぞれの作用効果も同じであるので説明は省略する。た
だ、この発明の場合は、各段の同調周波数可変共振器の
ヘリカルコイルごとに、それぞれ所望の値にコイルピッ
チを微調整できるようにしたものである。したがって、
多段構成する同調周波数可変フィルタの初段側と後段側
のインダクタンス値に対称性を持たせるように、ヘリカ
ルコイルを微調整できるようにしたことが特徴である。
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形
態における同調周波数可変共振器の構造図であり、
(a)は側面図、(b)は上面図でる。また、図2は、
図1の同調周波数可変共振器の等価回路である。図1に
示すように、この実施の形態の同調周波数可変共振器
(以下、共振器と略す)は、ヘリカルコイル1が等価イ
ンダクタンスを構成し、キャパシタンス切替モジュール
2a、2bが、複数のチップコンデンサによって等価キ
ャパシタンスを構成している。そして、ヘリカルコイル
1とキャパシタンス切替モジュール2a、2bの高電位
側はLC接続金具3で接続され、ヘリカルコイル1とキ
ャパシタンス切替モジュール2a、2bを一体にしてケ
ース4に収納されている。
具A5に接続され、ネジ6でケース4の一端に固定され
ている。また、キャパシタンス切替モジュール2a、2
bの他端は短絡金具B7に接続され、ネジ8でケース4
の他端に固定されている。そして、ネジ6及びネジ8か
らそれぞれアース電位に接続され、また、LC接続金具
3から引き出された高電位端子9より、図示しない回路
の高電位側に接続されるように構成されている。また、
ケース4の側面には、キャパシタンス切替モジュール2
a、2bを制御するための制御信号コネクタ10が取り
付けられている。
すると、L0がヘリカルコイル1で、C0がキャパシタ
ンス切替モジュール2a、2bである。C0のキャパシ
タンス切替モジュール2a、2bは、それぞれ、導体パ
ターンが形成されたプリント基板上に、チップコンデン
サC1〜Cnと、これらのチップコンデンサC1〜Cn
を切り替えるためのPINダイオードD1〜Dnと、チ
ョークコイルLc1〜Lcnと、バイパスコンデンサC
p1〜Cpnとが、ディスクリートで、図に示すような
回路構成で実装されている。
を切り替えるために、図1に示すような制御信号コネク
タ10が設けられ、この制御信号コネクタ10からの直
流バイアス電圧によって、PINダイオードD1〜Dn
がスイッチング制御されるようになっている。すなわ
ち、同調周波数に応じて、制御信号によりPINダイオ
ードD1〜Dnのバイアス電圧レベルを変えることによ
り、所望のPINダイオードを導通してチップコンデン
サC1〜Cnの切り替えを行っている。したがって、周
波数に応じた制御信号によってPINダイオードD1〜
Dnの何れかまたは複数を導通し、同調周波数に最適な
チップコンデンサC1〜Cnの組み合せに切り替えるこ
とができるようになっている。
イアス電圧が印加されているので、このバイアス電圧が
共振器の特性に影響を及ぼさないように、チョークコイ
ルLc1〜LcnとバイパスコンデンサCp1〜Cpn
とが設けられている。すなわち、チョークコイルLc1
〜LcnとバイパスコンデンサCp1〜Cpnとによっ
て、チップコンデンサC1〜Cnに印加されるバイアス
電位を、見かけ上ゼロにするようになっている。
最適なインダクタンスが得れるように、図1における共
振器の、ヘリカルコイル1のコイルピッチを任意に調整
することができるように構成されていることが特徴であ
る。したがって、図1における共振器の組立過程を説明
しながら、コイルピッチの調整を行うLC接続金具3に
ついて、幾つかの実施の形態を詳細に説明する。
を短絡金具A5に取り付ける。図6は、本発明の実施の
形態で用いられる短絡金具Aの概観図であり、(a)は
上面図、(b)は側面図である。同図に示すように、短
絡金具A5は円筒状の金具であり、中央にヘリカルコイ
ル1のリード線が挿入できる穴5aがあけてある。この
短絡金具A5の穴5aにヘリカルコイル1の一方のリー
ド線を挿入して半田付けなどで固定する。そして、図1
に示すように、この短絡金具A5をケース4の一端に取
り付けてネジ6で固定する。また、このネジ6からアー
ス端子が取り出せるようになっている。
ジュール2a、2bのアース側のケース4への取り付け
方法について説明する。図7は、本発明の実施の形態で
用いられる短絡金具Bの概観図であり、(a)は上面
図、(b)は正面図、(c)は側面図である。同図に示
すように、短絡金具B7は、板材に折り曲げ打ち抜き加
工などを施し、穴7a、7b、7cをあけて形成されて
いる。そして、図1に示すように、この短絡金具B7の
穴7aにキャパシタンス切替モジュール2aのアース側
端子を接続し、穴7bにキャパシタンス切替モジュール
2bのアース側端子を接続する。そして、ケース4の他
端において、穴7cによってネジ8で固定し、アース端
子が取り出せるようになっている。
と、キャパシタンス切替モジュール2a、2bの一端
は、それぞれの方向でケース4に固定される。そして、
本発明の構成部分である、ヘリカルコイル1とキャパシ
タンス切替モジュール2a、2bの高電位側の接続を、
LC接続金具3を用いて行う。以下、LC接続金具3に
よる本発明の実施の形態の幾つかを説明する。
について説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態
に適用されるLC接続金具の概観図であり、(a)は上
面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。同図に
おいて、LC接続金具3は、板材を用いて打ち抜き折り
曲げ加工などを行い、図のように折り曲げると共に、ヘ
リカルコイル先端穴11と、このヘリカルコイル先端穴
11の内径方向に押圧を加えるように曲げられたバネ部
12、13を形成する。また、折り曲げられた板材の両
側面には、キャパシタンス切替モジュール2a、2bの
高電位側端子を取り付けるための取付穴14、15を形
成する。
図1に示すように、先ず、キャパシタンス切替モジュー
ル2a、2bの高電位側端子を取付穴14、15に取り
付け固定する。次に、ヘリカルコイル1の高電位側リー
ド線をLC接続金具3のコイル先端穴11に挿通する。
このとき、挿通された高電位側リード線は、バネ部12
とバネ部13とによって両側から押圧されているので、
その位置は固定されている。そして、高電位端子9とア
ース端子(ネジ6、8)を測定器で観測しながら、最適
なインダクタンスの値になるようにヘリカルコイル1の
コイルピッチを調整する。調整時においても、挿通され
たヘリカルコイル1の高電位側リード線は、バネ部1
2、13によって押圧されているので、高電位側リード
線とLC接続金具3との間の電気的接続状態及び機械的
保持状態は安定しており、コイルピッチの微調整を容易
に行うことができ、且つ調整するときの作業効率も極め
てよい。
ピッチを狭めればインダクタンスの値が大きくなるの
で、当然Qの値を高くすることができる。このようにし
て、ヘリカルコイル1の高電位側リード線をLC接続金
具3のバネ部12、13によって押圧しながら、安定し
た接続状態でヘリカルコイル1のピッチ調整を行い、共
振器の使用周波数に最適なQの値を決定した後は、LC
接続金具3のコイル先端穴11の部分を半田付けなどに
よって固定する。
4の一端に取り付けられているヘリカルコイル1側のア
ース端子をネジ6で外し、ケース4の他端に取り付けら
れているキャパシタンス切替モジュール2a、2bのア
ース端子をネジ8で外せば、簡単に共振器エレメントを
交換することができる。このようにして、ヘリカルコイ
ル1のピッチ調整時の安定化と調整の容易性を図ると共
に、共振器エレメントを交換するときの保守性の向上を
図った構成にしている。
について説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態
に適用されるLC接続金具の概観図であり、(a)は上
面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。この実
施の形態のLC接続金具が第1の実施の形態と異なると
ころは、バネ部を1カ所にして、ヘリカルコイル1の高
電位側リード線がLC接続金具に接触する面積を増やし
た構造にしたことである。すなわち、図4において、L
C接続金具3にはコイル先端穴21があけられ、コイル
先端穴21の一方の側に、バネ部22がコイル先端穴2
1の内径方向に向けて曲げて形成されている。
リカルコイル先端穴21にヘリカルコイル1の高電位側
リード線を挿通すると、バネ部22によって高電位側リ
ード線の側面がコイル先端穴21の内径壁に押圧される
ので、高電位側リード線とLC接続金具3との接触面積
を増やすことができる。したがって、第1の実施の形態
のように、バネ部12、13の押圧部のみによる高電位
側リード線との接触面積に比べれば、第2の実施の形態
の場合は、高電位側リード線の一方の面はバネ部22に
よる接触であるが、他方の面はコイル先端穴21の壁で
接触しているので接触面積が広くなり、電気的接触状態
及び機械的固定状態がさらに良くなり、より安定した調
整を行うことができる。勿論、この場合も、調整が終わ
ったらコイル先端穴21の部分を半田付けで固定する。
について説明する。図5は、本発明の第3の実施の形態
に適用されるLC接続金具の概観図であり、(a)は上
面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。この実
施の形態のLC接続金具が第2の実施の形態と異なると
ころは、第2の実施の形態の構成に対して、ヘリカルコ
イル1の高電位側リード線の突き当たる部分を押し出し
て曲げてあるので、第2の実施の形態よりさらに接触面
積を増やすことができる。すなわち、図5において、ヘ
リカルコイル先端穴31の部分が、プレス加工などによ
って板厚方向に押し出されている。したがって、同図
(b)の一点鎖線のように、ヘリカルコイル先端穴31
の部分が板厚方向に広がっているので、バネ部32でヘ
リカルコイル1の高電位側リード線の一方の側面を押し
たとき、高電位側リード線の他面がコイル先端穴31の
壁に当たる面積をさらに増やすことができる。
キャパシタンス切替モジュール2a、2bの高電位側の
接続部に本発明のLC接続金具3を用いることにより、
電気的な接続も機械的な固定も安定した状態で、共振器
のQを同調周波数に応じた最適な値に、簡単且つ精度高
く調整することができる。そして、調整が終わった後
は、LC接続金具3の接続部分を半田付けなどで固定す
ればよい。
ルタを実現する場合は、図1に示すような単体の共振器
のケース毎に複数の共振器を並べ、チップコンデンサや
空芯コイルで接続して構成するか、ケースとケースの間
に機械的な窓を開けて誘導性の結合で構成するなど、様
々な方法をとることができる。このような場合でも、個
々の共振器毎にヘリカルコイルの調整が必要となるが、
本発明の共振器によれば簡単に調整を行うことができ
る。
ための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が
可能である。例えば、LC接続金具は上記の実施の形態
のものに限ることはなく、ヘリカルコイルとキャパシタ
ンス切替モジュールの高電位側の接続部を、電気的にも
機械的にも安定して接続且つ固定することができ、しか
もヘリカルコイルの巻ピッチを任意に調整することがで
きるように構成されていれば、どのようなLC接続金具
の構造であっても本発明の範囲に入ることは云うまでも
ない。但し、最も実施し易い構成は、LC接続金具の挿
通穴にバネ性の部材を形成して、ヘリカルコイルのリー
ド線をバネ力によって押圧するように構成することであ
る。
として作られているため、その巻経や巻ピッチなどには
バラツキがあり、これがインダクタンスのバラツキとな
ってあらわれ、使用周波数に最適なQが得られないこと
がある。このバラツキは、チップコンデンサなどのバラ
ツキに比べると比較にならないほど大きい。また、多段
構成した同調周波数可変フィルタでは、初段側と後段側
の共振器のインダクタンス値の対称性が重要な要素にな
るが、本発明の共振器を用いれば、ヘリカルコイルのバ
ラツキを簡単に補正することができ、そのインダクタン
ス値を高精度且つ最適値に微調整することができる。し
かも、本発明の共振器は、簡単な部品構成で、且つ容易
にヘリカルコイルの微調整を行うことができるので、安
価で使いやすい同調周波数可変共振器を提供することが
できる。
振器の構造図であり、(a)は側面図、(b)は上面図
である。
る。
続金具の概観図であり、(a)は上面図、(b)は正面
図、(c)は側面図である。
続金具の概観図であり、(a)は上面図、(b)は正面
図、(c)は側面図である。
続金具の概観図であり、(a)は上面図、(b)は正面
図、(c)は側面図である。
概観図であり、(a)は上面図、(b)は側面図であ
る。
概観図であり、(a)は上面図、(b)は正面図、
(c)は側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ヘリカルコイルとコンデンサとによって
構成された同調周波数可変共振器において、 前記ヘリカルコイルと前記コンデンサとを接続する接続
手段は、 前記ヘリカルコイルの端末を挿通する挿通孔と、該挿通
孔の内径方向に押圧力を発生させるバネ部材とを備え、 前記ヘリカルコイルのコイルピッチを任意に調整して、
前記接続手段の挿通孔に該ヘリカルコイルの端末を挿通
したとき、前記バネ部材が前記端末を押圧する押圧力に
よって、前記端末と前記接続手段との接続部分は電気的
接触及び機械的固定が安定するように、調整されたコイ
ルピッチが保持されるよう構成されていることを特徴と
する同調周波数可変共振器。 - 【請求項2】 ヘリカルコイルとコンデンサとによって
構成された同調周波数可変共振器を多段接続して構成さ
れた同調周波数可変フィルタにおいて、 各々の前記同調周波数可変共振器を構成するヘリカルコ
イルとコンデンサとを接続する接続手段は、 前記ヘリカルコイルの端末を挿通する挿通孔と、該挿通
孔の内径方向に押圧力を発生させるバネ部材とを備え、 各々の前記同調周波数可変共振器は、 前記ヘリカルコイルのコイルピッチを任意に調整して、
前記接続手段の挿通孔に該ヘリカルコイルの端末を挿通
したとき、前記バネ部材が前記端末を押圧する押圧力に
よって、且つ前記端末と前記接続手段との接続部分は電
気的接触及び機械的固定が安定するように、調整された
コイルピッチが保持されるよう構成され、 各段の前記同調周波数可変共振器のヘリカルコイルが、
それぞれ所望のコイルピッチに調整されるように構成さ
れたことを特徴とする同調周波数可変フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26887399A JP2001094375A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 同調周波数可変共振器及びこれを用いた同調周波数可変フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26887399A JP2001094375A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 同調周波数可変共振器及びこれを用いた同調周波数可変フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001094375A true JP2001094375A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17464455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26887399A Pending JP2001094375A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 同調周波数可変共振器及びこれを用いた同調周波数可変フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001094375A (ja) |
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- 1999-09-22 JP JP26887399A patent/JP2001094375A/ja active Pending
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