JP2001094142A - フォトカプラ - Google Patents
フォトカプラInfo
- Publication number
- JP2001094142A JP2001094142A JP27065799A JP27065799A JP2001094142A JP 2001094142 A JP2001094142 A JP 2001094142A JP 27065799 A JP27065799 A JP 27065799A JP 27065799 A JP27065799 A JP 27065799A JP 2001094142 A JP2001094142 A JP 2001094142A
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- JP
- Japan
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- light
- photocoupler
- emitting element
- receiving element
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価で、光伝達効率が高く、同封される可動
素子に対する信頼性の高いフォトカプラを提供するこ
と。 【解決手段】 対向配置された発光素子および受光素子
と、前記発光素子と前記受光素子を光学的に結合する透
光性部材と、全体を封止するモールド部材と、を有する
フォトカプラにおいて、前記透光性部材と前記モールド
部材との間に遮光性部材を設けたことを特徴とする。
素子に対する信頼性の高いフォトカプラを提供するこ
と。 【解決手段】 対向配置された発光素子および受光素子
と、前記発光素子と前記受光素子を光学的に結合する透
光性部材と、全体を封止するモールド部材と、を有する
フォトカプラにおいて、前記透光性部材と前記モールド
部材との間に遮光性部材を設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトカプラに関
し、特に発光素子と受光素子との光伝達効率を高めると
ともに、その信頼性を向上させたフォトカプラに関する
ものである。
し、特に発光素子と受光素子との光伝達効率を高めると
ともに、その信頼性を向上させたフォトカプラに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のフォトカプラの構成を示
す断面図である。図2において、発光素子1と受光素子
2とは、それぞれリードフレーム3,4に電気的に接
続、固定され、互いに対向配置されている。
す断面図である。図2において、発光素子1と受光素子
2とは、それぞれリードフレーム3,4に電気的に接
続、固定され、互いに対向配置されている。
【0003】透光性部材5は、発光素子1と受光素子2
との間に充填される透明シリコンゴムで、発光素子1と
受光素子2とを光学的に結合する光導波路を形成してい
る。白色系モールド樹脂6は、光の反射率が高く、発光
素子1、受光素子2、リードフレーム3、4、及び透光
性部材5の全体を封止している。
との間に充填される透明シリコンゴムで、発光素子1と
受光素子2とを光学的に結合する光導波路を形成してい
る。白色系モールド樹脂6は、光の反射率が高く、発光
素子1、受光素子2、リードフレーム3、4、及び透光
性部材5の全体を封止している。
【0004】このような構成において、発光素子1にリ
ードフレーム3を介して電流を流すことにより発光素子
1が発光し、受光素子2には、透光性部材5を介して発
光素子1からの光が直接、または白色モールド樹脂6か
ら反射した光が照射される。そして、受光素子2は照射
された光の強度に対応した電流をリードフレーム4を介
して出力する。
ードフレーム3を介して電流を流すことにより発光素子
1が発光し、受光素子2には、透光性部材5を介して発
光素子1からの光が直接、または白色モールド樹脂6か
ら反射した光が照射される。そして、受光素子2は照射
された光の強度に対応した電流をリードフレーム4を介
して出力する。
【0005】この場合、白色系モールド樹脂6は光の反
射率が高いため、フォトカプラの光伝達効率を高めるこ
とができる。
射率が高いため、フォトカプラの光伝達効率を高めるこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなフ
ォトカプラにおいては次のような問題点があった。
ォトカプラにおいては次のような問題点があった。
【0007】同じ白色系モールド樹脂6の内部に、例え
ば半導体スイッチなど高電圧が印加されるパワーMOS
FET(図示しない)を受光素子2に接続し、全体とし
て半導体リレーを構成したような場合、白色系モールド
樹脂6の内部に存在する不純物イオンの影響でそのパワ
ーMOSFETの耐圧、オン抵抗等の素子特性が経時変
化してしまう。
ば半導体スイッチなど高電圧が印加されるパワーMOS
FET(図示しない)を受光素子2に接続し、全体とし
て半導体リレーを構成したような場合、白色系モールド
樹脂6の内部に存在する不純物イオンの影響でそのパワ
ーMOSFETの耐圧、オン抵抗等の素子特性が経時変
化してしまう。
【0008】また、白色系モールド樹脂6はエポキシ樹
脂のため高価であり、フォトカプラに使用可能な低不純
物イオン濃度の白色系モールド樹脂は現在生産されてい
ない。
脂のため高価であり、フォトカプラに使用可能な低不純
物イオン濃度の白色系モールド樹脂は現在生産されてい
ない。
【0009】白色系モールド樹脂6の代用としての黒色
系モールド樹脂は、不純物イオン濃度が低く疎水性であ
るために、同封される半導体素子の特性を経時変化させ
難く、かつ安価な樹脂であるが、これは光の伝達効率が
低くフォトカプラに使用することは困難であった。
系モールド樹脂は、不純物イオン濃度が低く疎水性であ
るために、同封される半導体素子の特性を経時変化させ
難く、かつ安価な樹脂であるが、これは光の伝達効率が
低くフォトカプラに使用することは困難であった。
【0010】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、安価で、光伝達効率が高く、同封
される半導体素子に対する信頼性の高いフォトカプラを
提供することを目的とする。
なされたものであり、安価で、光伝達効率が高く、同封
される半導体素子に対する信頼性の高いフォトカプラを
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1におい
ては、対向配置された発光素子および受光素子と、前記
発光素子と前記受光素子を光学的に結合する透光性部材
と、全体を封止するモールド部材と、を有するフォトカ
プラにおいて、前記透光性部材と前記モールド部材との
間に遮光性部材を設けたことを特徴とするフォトカプラ
である。
ては、対向配置された発光素子および受光素子と、前記
発光素子と前記受光素子を光学的に結合する透光性部材
と、全体を封止するモールド部材と、を有するフォトカ
プラにおいて、前記透光性部材と前記モールド部材との
間に遮光性部材を設けたことを特徴とするフォトカプラ
である。
【0012】請求項2においては、前記遮光性部材は白
色系シリコンゴムからなることを特徴とする前記請求項
1記載のフォトカプラである。
色系シリコンゴムからなることを特徴とする前記請求項
1記載のフォトカプラである。
【0013】請求項3においては、前記透光性部材は透
明シリコンゴムからなることを特徴とする前記請求項1
記載のフォトカプラである。
明シリコンゴムからなることを特徴とする前記請求項1
記載のフォトカプラである。
【0014】請求項4においては、前記モールド部材は
低不純物イオン濃度のモールド樹脂からなることを特徴
とする前記請求項1記載のフォトカプラである。
低不純物イオン濃度のモールド樹脂からなることを特徴
とする前記請求項1記載のフォトカプラである。
【0015】請求項5においては、前記モールド部材は
低不純物イオン濃度の黒色系モールド樹脂からなること
を特徴とする前記請求項1記載のフォトカプラである。
低不純物イオン濃度の黒色系モールド樹脂からなること
を特徴とする前記請求項1記載のフォトカプラである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を用いて説明する。尚、以下の図面において、図2と
重複する部分は同一番号を付してその説明は適宜に省略
する。図1は本発明の一実施例の構成を示す断面図であ
る。
面を用いて説明する。尚、以下の図面において、図2と
重複する部分は同一番号を付してその説明は適宜に省略
する。図1は本発明の一実施例の構成を示す断面図であ
る。
【0017】図1において、発光素子1と、受光素子2
とは、それぞれリードフレーム3、4に電気的に接続、
固定され、互いに対向配置されている。
とは、それぞれリードフレーム3、4に電気的に接続、
固定され、互いに対向配置されている。
【0018】透光性部材5は、発光素子1と受光素子2
の間に充填される透明シリコンゴムで、発光素子1と受
光素子2を光学的に結合する光導波路を形成している。
の間に充填される透明シリコンゴムで、発光素子1と受
光素子2を光学的に結合する光導波路を形成している。
【0019】遮光性部材7は、遮光性を有する白色系シ
リコンゴムであり、150um程度の厚さで透光性部材
5の周囲を覆うように形成されている。
リコンゴムであり、150um程度の厚さで透光性部材
5の周囲を覆うように形成されている。
【0020】モールド部材8は、不純物イオン濃度が低
く疎水性の黒色系モールド樹脂であり、発光素子1、受
光素子2、リードフレーム3、4、透光性部材5、遮光
性部材7の全体を封止している。
く疎水性の黒色系モールド樹脂であり、発光素子1、受
光素子2、リードフレーム3、4、透光性部材5、遮光
性部材7の全体を封止している。
【0021】次に動作について説明する。発光素子1に
リードフレーム3を介して電流を流すことにより、発光
素子1が発光し、受光素子2には、透光性部材5を介し
て発光素子1からの光が直接、または遮光性部材7から
反射した光が照射される。そして、受光素子2は照射さ
れた光の強度に対応した電流をリードフレーム4を介し
て出力する。
リードフレーム3を介して電流を流すことにより、発光
素子1が発光し、受光素子2には、透光性部材5を介し
て発光素子1からの光が直接、または遮光性部材7から
反射した光が照射される。そして、受光素子2は照射さ
れた光の強度に対応した電流をリードフレーム4を介し
て出力する。
【0022】この場合、白色系シリコンゴムである遮光
性部材7は光の反射率が高いため、フォトカプラの光伝
達効率を高めることができる。
性部材7は光の反射率が高いため、フォトカプラの光伝
達効率を高めることができる。
【0023】また、全体をモールドする黒色系モールド
樹脂であるモールド部材8は、不純物イオン濃度が低い
ため、同じモールド部材8の内部に、例えば半導体スイ
ッチなどの高電圧が印加されるパワーMOSFET(図
示しない)を受光素子2に接続し、全体として半導体リ
レーを構成したような場合でも、そのパワーMOSFE
Tの耐圧、オン抵抗等の素子特性を経時変化し難くする
ことができる。
樹脂であるモールド部材8は、不純物イオン濃度が低い
ため、同じモールド部材8の内部に、例えば半導体スイ
ッチなどの高電圧が印加されるパワーMOSFET(図
示しない)を受光素子2に接続し、全体として半導体リ
レーを構成したような場合でも、そのパワーMOSFE
Tの耐圧、オン抵抗等の素子特性を経時変化し難くする
ことができる。
【0024】また、安価なモールド部材8として黒色系
モールド樹脂を使用することで、その製造コストを低く
抑えることができる。
モールド樹脂を使用することで、その製造コストを低く
抑えることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
安価で、光伝達効率が高く、同封される可動素子に対す
る信頼性の高いフォトカプラを提供することができる。
安価で、光伝達効率が高く、同封される可動素子に対す
る信頼性の高いフォトカプラを提供することができる。
【0026】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】従来のフォトカプラの構成を示す断面図であ
る。
る。
1 発光素子 2 受光素子 3、4 リードフレーム 5 透光性部材 6 白色系モールド樹脂 7 遮光性部材 8 モールド部材
Claims (5)
- 【請求項1】 対向配置された発光素子および受光素子
と、前記発光素子と前記受光素子を光学的に結合する透
光性部材と、全体を封止するモールド部材と、を有する
フォトカプラにおいて、前記透光性部材と前記モールド
部材との間に遮光性部材を設けたことを特徴とするフォ
トカプラ。 - 【請求項2】 前記遮光性部材は白色系シリコンゴムか
らなることを特徴とする前記請求項1記載のフォトカプ
ラ。 - 【請求項3】 前記透光性部材は透明シリコンゴムから
なることを特徴とする前記請求項1記載のフォトカプ
ラ。 - 【請求項4】 前記モールド部材は低不純物イオン濃度
のモールド樹脂からなることを特徴とする前記請求項1
記載のフォトカプラ。 - 【請求項5】 前記モールド部材は低不純物イオン濃度
の黒色系モールド樹脂からなることを特徴とする前記請
求項1記載のフォトカプラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27065799A JP2001094142A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | フォトカプラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27065799A JP2001094142A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | フォトカプラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001094142A true JP2001094142A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17489152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27065799A Pending JP2001094142A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | フォトカプラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001094142A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7847299B2 (en) | 2006-12-27 | 2010-12-07 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
JP2016086098A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 光結合装置 |
-
1999
- 1999-09-24 JP JP27065799A patent/JP2001094142A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7847299B2 (en) | 2006-12-27 | 2010-12-07 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
JP2016086098A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 光結合装置 |
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