JP2001092148A - 水溶液により現像可能な感熱性要素を安定化する方法 - Google Patents

水溶液により現像可能な感熱性要素を安定化する方法

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JP2001092148A JP2000235692A JP2000235692A JP2001092148A JP 2001092148 A JP2001092148 A JP 2001092148A JP 2000235692 A JP2000235692 A JP 2000235692A JP 2000235692 A JP2000235692 A JP 2000235692A JP 2001092148 A JP2001092148 A JP 2001092148A
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エリク・ベルシユエレン
Joan Vermeersch
ジヨアン・ベルメールシユ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は水性媒体中で現像可能な感熱
性像形成要素の貯蔵寿命を改良する方法を提供すること
である。 【解決手段】 本発明によると、水溶液により現像可能
な感熱性像形成要素の包装の中に水分調節要素を加え、
それにより像形成要素中の水の量を50℃における6
5.5%R.H.未満の平衡水分含有量に相当する水準に
減ずることにより、感熱性像形成要素の良好な貯蔵寿命
を得る方法が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、水溶液により現像可能な感熱
性要素の良好な貯蔵寿命を得るための方法に関する。本
発明は特に、該感熱性要素の包装(packaging)中の間紙
(interleaves)の使用に関する。
【0002】
【発明の背景】平版印刷法は、一部の領域は平版インキ
を受容可能であるが他の領域は、水で湿された時に、イ
ンキを受容しないように特別に製造された表面からの印
刷方法である。インキを受容する領域が印刷像領域を形
成しそしてインキ−反撥領域が背景領域を形成する。
【0003】写真平版技術では、写真材料は親水性背景
上で露光された領域(ネガ作用性)中または露光されな
かった領域(ポジ作用性)中で油状または脂状インキに
対して像通りに受容性にされる。
【0004】表面平版またはプラノグラフィー印刷版と
も称する普通の平版の製造においては、水に対する親和
性を有するかまたは化学処理によりそのような親和性を
得る支持体を感光性組成物の薄層でコーテイングする。
この目的のためのコーテイングは、ジアゾ化合物、二ク
ロム酸塩で増感された親水性コロイドおよび多種の合成
光重合体を含有する感光性重合体層を包含する。特に、
ジアゾで増感された系が広く使用される。
【0005】感光層の像通りの露光で、露光された像領
域は不溶性となりそして露光されなかった領域は可溶性
のままである。版を次に適当な液体で現像して露光され
なかった領域中のジアゾニウム塩またはジアゾ樹脂を除
去する。
【0006】他方では、感光性でなく感熱性である像形
成要素の使用を包含する印刷版を製造する方法が既知で
ある。印刷版を製造するための例えば上記のような感光
性像形成要素の特別な欠点は、それらを光から保護しな
ければならないことである。さらに、それらは貯蔵安定
性の点からみて感度の問題を有しそしてそれらは比較的
低い解像度を示す。感熱性印刷版前駆体への傾向が市場
で明らかに見られる。
【0007】例えば、1992年1月の Research Disc
losure no. 33303 は、熱可塑性重合体粒子および例え
ばカーボンブラックの如き赤外吸収顔料を支持体上に含
有する架橋結合された親水性層を含んでなる感熱性像形
成要素を開示している。赤外レーザーへの像通りの露光
により、熱可塑性重合体粒子は像通りに凝固し、それに
より像形成要素の表面をこれらの領域においてさらなる
現像なしにインキ受容性にさせる。この方法の欠点は、
非印刷領域がそれにある圧力が適用される時にはインキ
受容性となるかもしれないため得られる印刷版が容易に
損傷されることである。さらに、臨界条件下では、その
ような印刷版の平版印刷性能は劣悪となることもあり、
従ってそのような印刷版はほとんど平版印刷ラチチュー
ドを有していない。
【0008】EP−A− 800 928は、平版ベース
の親水性表面上に水不溶性アルカリ可溶性または膨潤性
樹脂中に分散された疎水性熱可塑性重合体粒子および光
を熱に転換可能な化合物を含んでなる像形成層を含んで
なり、該化合物が該像形成層またはそれに隣接する層の
中に存在し、該アルカリ膨潤性または可溶性樹脂がフェ
ノール系ヒドロキシ基および/またはカルボキシル基を
含んでなる感熱性像形成要素を開示している。しかしな
がら、該感熱性像形成要素の短い画素時間での露光によ
り、不充分なインキ受容性を生ずる露光された領域上で
除去(ablation)が起きる。
【0009】平版ベースの親水性表面上に水またはアル
カリ可溶性もしくは膨潤性樹脂中に分散された疎水性熱
可塑性重合体粒子および光を熱に転換可能な化合物を含
んでなる像形成層を含んでなり、該化合物が該像形成層
またはそれに隣接する層の中に存在する同様な像形成要
素は例えばEP−A− 770 494、EP−A−77
0 495、EP−A− 770 496、EP−A− 7
70 497、EP−A− 773 112、EP−A−
773 113、EP−A− 774 364、EP−A
− 800 928、EP−A− 832 739、EP−
A− 839647、EP−A− 839 648および
EP−A− 849 091に開示されている。これらの
出願のほとんどで、ポリ(メタ)アクリル酸エステルラ
テックスが熱可塑性重合体粒子として使用されそして具
体的な親水性樹脂は挙げられていない。ほとんどの場
合、カーボンブラックまたは赤外−染料が光を熱に転換
可能な化合物として挙げられている。
【0010】上記のすなわち印刷機械上で処理可能な像
形成要素を製造するためには、好ましくは赤外−染料を
使用すべきである。カーボンブラックは露光されなかっ
た領域を除去する時に実際に印刷機械上で汚れを引き起
こす。
【0011】文献中にこれらの要素の貯蔵寿命はどこに
も論じられていない。なお、印刷機械上で処理可能な印
刷版は水および水蒸気に対して非常に敏感である。これ
は、適当な湿し液が使用される時には、一相媒体中にあ
るなら、これらの版を水性媒体中で処理可能でなければ
ならないことの結果である。他方では、印刷方法のイン
キ−水エマルションは現像媒体として作用しうる。この
系でも、水相は現像方法において重要な影響を有するで
あろう。
【0012】感熱性コーテイングが乾燥工程中およびさ
らに保存中にある量の水を含有することは避けられな
い。この水が材料の保存中にすでに活性になっている場
合には、これが材料の性質の劣化を引き起こすであろ
う。従って、これらの材料を乾燥し且つ非常に乾燥した
条件で包装しなければならない。これは実際には不可能
である。製造室の乾燥は非常に費用がかかり且つ時間の
関数として安定性を保証するには多くの労力を要する。
さらに、塵吸引問題および帯電問題も発生する。
【0013】一般的には、材料の貯蔵寿命は材料を短時
間にわたりある温度にあてて長期予測を行えるようにす
ることにより決められる。この結果が標準試験であり、
材料を50℃の温度において防水包装する。材料が製品
性質の相当な劣化なしで3日間の期間にわたり耐える時
に、良好な貯蔵寿命が定義される。
【0014】水性媒体中で現像可能な感熱性材料を25
%R.H.において20℃において、換言すると非常な乾
燥条件下で、包装する時に、それらはこの試験に耐えな
いことが見いだされた。そこで、該材料の貯蔵寿命を改
良する方法が非常に望まれる。
【0015】
【発明の目的】本発明の目的は水性媒体中で現像可能な
感熱性像形成要素の貯蔵寿命を改良する方法を提供する
ことである。本発明の別の目的は以下の記述から明らか
になるであろう。
【0016】
【発明の要旨】本発明によると、水溶液により現像可能
な感熱性像形成要素の包装の中に水分調節要素を加え、
それにより像形成要素中の水の量を50℃における6
5.5%R.H.未満の平衡水分含有量に相当する水準に
減ずることにより、感熱性像形成要素の良好な貯蔵寿命
を得る方法が提供される。
【0017】
【発明の詳細な記述】本発明の方法に従い良好な貯蔵寿
命を有する高品質の平版印刷版が得られうることが見い
だされた。より詳細には、包装された材料が下記の式:
【0018】
【数4】
【0019】[式中、
【0020】
【数5】
【0021】であり、そして
【0022】
【数6】
【0023】であり、[MC]t Lは温度tにおける水分含
有量、g/m2、であり、dLはg/m2で表示される要
素の厚さであり、tは温度、℃、であり、Lは要素(像
形成または吸収)であり、aLは勾配:曲線水分含有量
対1/%RHで表示されるRHであり、RHLは%RH
で表示される対応する平衡相対湿度であり、bLは切
片:曲線水分含有量対RH、無次元、である]を満たす
べきことが見いだされた。
【0024】好ましくは、本発明の目標を満たすために
は水分受容シートが該材料の包装の中で使用される。好
ましくは、該シート材料はコーテイングされていてもよ
い紙または紙類似材料である。適当な紙は例えばH+E
36g、H+E40g、インターミルズ(Intermills)6
0gである。他の適当なシート材料はプラスチックまた
はコーテイングされたプラスチックである。シート材料
はまた無機物質、ガラスまたはセラミックからであって
もよい。
【0025】他の好ましい方式では、吸収要素は像形成
要素上の裏打ちコーテイングである。
【0026】感熱性要素と中間シートの積層は好ましく
はポリエチレン−アルミニウム−紙ラミネートの中に、
紙側が包装材料の外側になるように、包装される。
【0027】好ましい像形成要素は、親水性表面を有す
る平版ベース上に、スチレンのホモ重合体または共重合
体およびカルボキシル基を含有する親水性重合体の熱可
塑性粒子を含む像形成層を含んでなり、ここで該像形成
要素は該像形成層またはそれと隣接する層の中に存在す
るアニオン性赤外−シアニン染料をさらに含有する。そ
のような感熱性像形成要素はそれらの露光および現像と
共にEP−A− 98200 187に記載されている。
【0028】平版ベースは好ましくはアノード処理され
た粗面化されたアルミニウム支持体であるが、親水性の
硬化層でコーテイングされた柔軟な支持体を使用するこ
ともできる。
【0029】像形成要素は赤外−レーザーへの露光後に
要素を水溶液ですすぐことにより現像することができ
る。好ましくは、露光された像形成要素は印刷機械上に
直接設置される。
【0030】下記の実施例は本発明を説明するものであ
るが、それらに限定するものではない。全ての部数およ
び百分率は断らない限り重量による。
【0031】
【実施例】比較例1 平版ベースの製造 0.30mm厚さのアルミニウム箔を5g/lの水酸化
ナトリウムを含有する水溶液の中に50℃において浸漬
することにより箔を脱脂しそして脱塩水ですすいだ。箔
を次に交流を用いて4g/lの塩酸、4g/塩酸の臭化
水素酸および5g/lのアルミニウムイオンを含有する
水溶液の中で35℃の温度および1200A/m2の電
流密度で電気化学的に砂目かけして、1.1μmの平均
中心線粗面度Raを有する表面形態を形成した。
【0032】脱塩水ですすいだ後に、アルミニウム箔を
次に300g/lの硫酸を含有する水溶液で60℃にお
いて180秒間にわたりエッチングしそして脱塩水で2
5℃において30秒間にわたりすすいだ。
【0033】箔を引き続き200g/lの硫酸を含有す
る水溶液の中で45℃の温度、約10Vの電圧および1
50A/m2の電流密度において約300秒間にわたり
アノード酸化にかけて3.00g/m2のAl23のアノ
ード酸化フィルムを形成し、次に脱塩水で洗浄し、ポリ
ビニルホスホン酸を含有する溶液および引き続き三塩化
アルミニウムを含有する溶液で後処理し、脱塩水で20
℃において120秒間にわたりすすぎそして乾燥した。 熱−方式の像形成要素の製造 上記の平版ベース上に、2.61重量%水溶液からの層
を、30μmの湿潤コーテイング厚さでコーテイングし
た。得られた層は75重量/重量%のポリスチレンラテ
ックス、10%の式(I)で表される熱吸収化合物、1
5重量/重量%のグラスコル(Glascol)E15を含有し
ており、さらに6mg/m2のフルオロ界面活性剤が加
えられた。この層を60℃の温度で少なくとも42秒間
にわたり乾燥した。グラスコルE15はベルギーのN.
V.アライド・コロイズ(N.V. AllideColloids)で商業的
に入手できるポリアクリル酸である。熱吸収性化合物は
式Iにより表される。
【0034】
【化1】
【0035】貯蔵寿命試験用の像形成要素の製造 像形成要素を15%RHにおいて22℃において少なく
とも12時間コンディショニングした。次に20個の版
の積層をポリエチレン−アルミニウム−紙ラミネートか
らなる防水包装の中で一緒にした。包装材料の外側は紙
側であった。また、包装材料を少なくとも24時間にわ
たり同一環境条件下で予備コンディショニングした。
【0036】比較例2 比較例1に記載されたのと同じベースおよび熱−方式の
像形成要素を使用した。 貯蔵寿命試験用の像形成要素の製造 比較例1に記載されたのと同じ工程を使用したが、環境
条件は22℃における25%RHであった。
【0037】実施例3 比較例1に記載されたのと同じベースおよび熱−方式の
像形成要素を使用した。 貯蔵寿命試験用の像形成要素の製造 像形成要素および36g/m2の間紙の両者を22℃/
30%RHにおいて少なくとも12時間にわたりコンデ
ィショニングした。次に20個の版の積層をポリエチレ
ン−アルミニウム−紙ラミネートからなる防水包装の中
で、各版の間に予備コンディショニングされた間紙を用
いて、一緒にした。包装材料の外側は紙側であった。ま
た、包装材料を少なくとも24時間にわたり同一環境条
件下で予備コンディショニングした。使用した間紙はド
イツ、ノイスタッド−ヴェインストラッセのホフマン・
ウント・エンゲルマン(Hoffmann und Engelmann)で商業
的に入手できる。
【0038】実施例4 比較例1に記載されたのと同じベースおよび熱−方式の
像形成要素を使用した。 貯蔵寿命試験用の像形成要素の製造 像形成要素および36g/m2の間紙の両者を22℃/
40%RHにおいて少なくとも12時間にわたりコンデ
ィショニングした。次に20個の版の積層を前の実施例
に記載された通りの防水包装の中で、各版の間に予備コ
ンディショニングされた間紙を用いて、一緒にした。使
用した間紙はドイツ、ノイスタッド−ヴェインストラッ
セのホフマン・ウント・エンゲルマンで商業的に入手で
きる。
【0039】実施例5 比較例1に記載されたのと同じベースおよび熱−方式の
像形成要素を使用した。 貯蔵寿命試験用の像形成要素の製造 像形成要素および36g/m2の間紙の両者を22℃/
45%RHにおいて少なくとも12時間にわたりコンデ
ィショニングした。次に20個の版の積層を上記の通り
に構成された防水包装の中で、各版の間に予備コンディ
ショニングされた間紙を用いて、一緒にした。使用した
間紙はドイツ、ノイスタッド−ヴェインストラッセのホ
フマン・ウント・エンゲルマンで商業的に入手できる。
【0040】実施例6 比較例1に記載されたのと同じベースおよび熱−方式の
像形成要素を使用した。 貯蔵寿命試験用の像形成要素の製造 像形成要素を22℃/60%RHにおいて少なくとも1
2時間にわたりコンディショニングした。他方で、間紙
を40%RHにおいて22℃において少なくとも12時
間にわたり予備コンディショニングした。次に20個の
版の積層を上記の通りの防水包装の中で、各版の間に予
備コンディショニングされた間紙を用いて、一緒にし
た。材料のこのステープリング(stapling)は、環境との
水分交換を制限しようとするために、できる限り速やか
に行われた。包装材料を少なくとも24時間にわたり6
0%RHにおいて22℃において予備コンディショニン
グした。使用した間紙はドイツ、ノイスタッド−ヴェイ
ンストラッセのホフマン・ウント・エンゲルマンで商業
的に入手できる。 水分含有量の測定 露点測定システムが装備されたカーン(Cahn)タイプのバ
ランス(balans)装置中で、像形成要素および吸収材料の
両者の水分含有量を測定する。使用した装置のタイプは
フロリダのVTIコーポレーション(VTI Corporation)で商
業的に入手できるSGA100モデルである。試験材料
の片をバランスの中に入れそして平衡となるまで50℃
−1%RHにおいて乾燥した。次に、次の段階を設定す
る前に平衡状態となるまで湿度を10%RHずつ高め
た。重量における増加を記録した。室温における吸収等
温式のために、零設定用の同一工程を行い、平衡となる
まで50℃−1%RHにおいて乾燥した。この時点が0
重量に設定された。次に、サンプルを22℃に冷却し、
引き続きRHにおける異なる増加分により各回とも平衡
となるまで冷却した。データは区域30−60RHにお
ける1単位面積当たりの水の量としてグラフ表示され、
吸収は非常に線状であるようである。像形成要素および
吸収材料の両者に関する下記の式を表示することができ
る。
【0041】吸収材料と異なるコーテイング重量または
厚さを用いることによる計算の容易さのために、以下の
通りに良く規定された温度に対応して公式化することが
できる: 要素の全水分含有量:
【0042】
【数7】
【0043】[MC]t Lは温度tにおける水分含有量、g
/m2、である。[MCs]t Lは温度tにおける厚さの素
子(unity)としての比水分含有量であり、これは1g/
2の要素の仮定厚さに関する水分含有量を意味する。
これは無次元パラメーターである。dLはg/m2で表
示される要素の厚さである。tは温度、℃、である。L
は要素(像形成または吸収)である。
【0044】要素の比水分含有量:
【0045】
【数8】
【0046】aLは勾配:曲線水分含有量対1/%RH
で表示されるRHである。RHLは%RHで表示される
平衡相対湿度に相当する。bLは切片:曲線水分含有量
対RH、無次元、である。
【0047】上記の実験で、下記の値がaおよびbに関
して得られる:
【0048】
【表1】
【0049】水分含有量測定の結果: 貯蔵寿命の予測のために下記の計算を行う必要がある: 良好な貯蔵寿命を得るための50℃における最大許容可
能水分含有量: 水分調節要素を使用しない場合:
【0050】
【数9】
【0051】水分調節要素の使用の場合:
【0052】
【数10】
【0053】室温での材料の包装時間における水分含有
量:
【0054】
【数11】
【0055】RHIL:包装時点における像形成要素の平
衡水分含有量。 RHIM:包装時点における吸収要素の平衡水分含有量。
【0056】
【表2】
【0057】2種より多い材料が個装の中に含まれる場
合には、上記の式はより一般的には下記の通り表示する
ことができる:
【0058】
【数12】
【0059】[MC]tは温度tにおけるg/m2での全
水分含有量である。[MCs]t nは温度tにおける厚さ
の素子としての比水分含有量であり、これは1g/m2
の要素の仮定厚さに関する水分含有量を意味する。これ
は無次元パラメーターである。dnはg/m2で表示さ
れる要素の厚さである。tは温度、℃、である。nは要
素である。 貯蔵寿命の測定:上記の包装を種々の時間にわたり50
℃および対照としての22℃の両者で置いた。決められ
た時間後に、上記の材料をクレオ(Creo)3244TTM
外部ドラムプレートセッターの上に2400dpiにお
いて150rpmにおいて15,5ワットの電力設定で
像形成した。像形成された版をGTO46印刷機械上で
K+E800スキネックス(Skinnex)インキおよび湿し
液ロータマチック(Rotamatic)を用いて印刷した。印刷
物を像品質に関して検査しそして評価した。種々の材料
の汚れ作用を評価する。この材料性質は貯蔵寿命に関す
る最も重要なパラメーターとして関係する。 貯蔵寿命の結果 以下の表には、50℃における試験評価のまとめが表示
されている。依然として良好な材料特性を生ずる50℃
における処理時間が表示されている。
【0060】
【表3】
【0061】これらの結果から、乾燥間紙の使用が水で
現像可能な感熱性要素の貯蔵寿命を顕著に改良すること
が明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 585 G03C 3/00 585B G03F 7/11 501 G03F 7/11 501 // G03F 7/00 503 7/00 503 (72)発明者 ジヨアン・ベルメールシユ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶液により現像可能な感熱性像形成要
    素の包装の中に水分調節要素を加え、それにより像形成
    要素中の水の量を50℃における65.5%R.H.未満
    の平衡水分含有量に相当する水準に減ずることにより、
    感熱性像形成要素の良好な貯蔵寿命を得る方法。
  2. 【請求項2】 包装された材料が下記の式: 【数1】 [式中、 【数2】 であり、そして 【数3】 であり、[MC]t Lは温度tにおける水分含有量、g/m
    2、であり、dLはg/m2で表示される要素の厚さであ
    り、tは温度、℃、であり、Lは要素(像形成または吸
    収)であり、aLは勾配:曲線水分含有量対1/%RH
    で表示されるRHであり、RHLは%RHで表示される
    対応する平衡相対湿度であり、bLは切片:曲線水分含
    有量対RH、無次元、である]を満たす、請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 水分調節要素の少なくとも一部がシート
    材料である、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 シート材料がコーテイングされていても
    よい紙または紙類似材料である、請求項1〜3に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 シート材料がプラスチックまたはコーテ
    イングされたプラスチックである、請求項1〜3のいず
    れかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 シート材料が無機物質、ガラスまたはセ
    ラミックからである、請求項1〜3のいずれかに記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 シート材料が像形成要素上の裏打ちコー
    テイングである、請求項1〜3のいずれかに記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 像形成要素が熱可塑性重合体粒子を含ん
    でなる、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 像形成要素がアノード処理した粗面化さ
    れたアルミニウム支持体上にコーテイングされる、請求
    項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 像形成要素が印刷機械上で中間に追加
    処理なしで像形成され且つ直接印刷される、請求項1〜
    9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 それにより像形成要素中の水の量が5
    0℃における65.5%R.H.未満の平衡水分含有量に
    相当する水準に減じられる水分調節要素を含んでなる水
    溶液により現像可能な少なくとも1つの感熱性像形成要
    素を含んでなる包装された材料。
JP2000235692A 1999-08-13 2000-08-03 水溶液により現像可能な感熱性要素を安定化する方法 Pending JP2001092148A (ja)

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