JP2001091752A - 光ファイバ心線配線装置 - Google Patents

光ファイバ心線配線装置

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JP2001091752A
JP2001091752A JP26987999A JP26987999A JP2001091752A JP 2001091752 A JP2001091752 A JP 2001091752A JP 26987999 A JP26987999 A JP 26987999A JP 26987999 A JP26987999 A JP 26987999A JP 2001091752 A JP2001091752 A JP 2001091752A
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JP
Japan
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optical fiber
reel
box
inner box
fiber core
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Pending
Application number
JP26987999A
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English (en)
Inventor
Masayasu Higuchi
雅康 樋口
Masakaze Bashijiyu
正風 橋住
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Sankosha Corp
Sankosha Co Ltd
Original Assignee
Sankosha Corp
Sankosha Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankosha Corp, Sankosha Co Ltd filed Critical Sankosha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】本発明は、余長部収納ケース10を、開閉
自在な内箱4”と外箱4’とからなるスライドケース4
内に収容した光ファイバ心線配線装置に関するものであ
る。 【効果】余長部収納ケース内に埃が侵入し難くなり、従
って、融着接続部等に埃が溜まるようなことが防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ心線の
余長部収納ケース等を有する光ファイバ心線配線装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバ心線の余長部を収納し
た余長部収納ケースを、多数、棚に並設して構成された
光ファイバ心線配線装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバ心線
配線装置においては、光ファイバ心線の配線作業や接続
替え作業等のために、余長部収納ケースを棚から取り出
す際に、上記のような作業を必要としない他の光ファイ
バ心線が引っ張られたりする等の問題があった。また、
棚から取り出した余長部収納ケースを、いちいち、作業
台の設置場所まで運び、作業台の上に置かなければなら
ず、光ファイバ心線の配線作業や接続替え作業等の作業
性が悪いという問題があった。
【0004】また、密閉性が十分でない余長部収納ケー
スが、単に、棚に並設されているだけであるので、余長
部収納ケース内に埃が侵入し、融着接続部に埃が溜まる
という問題があった。
【0005】本発明の目的は、上述した従来の光ファイ
バ心線配線装置が有する課題を解決するとともに、光フ
ァイバ心線の判別性の向上した光ファイバ心線配線装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、余長部収納ケースを、開
閉自在な内箱と外箱とからなるスライドケース内に収容
したものであり、第2には、スライドケースを、スライ
ドレール部材を介して、水平フレームに配設したもので
あり、第3には、水平フレームに、リール部材とリール
収納ボックスとからなる貯留部材を配設するとともに、
リール部材には、光ファイバ心線を適当回数、巻回し貯
留するようにしたものである。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定
されるものではない。
【0008】1は、後述する光ファイバ心線配線装置が
収容される函体等の適当な背板であり、2は、背板1に
水平状に取着された板状の水平フレームであり、水平フ
レーム2の下部には、スライドレール部材3が配設され
ている。スライドレール部材3は、図3等に示されてい
るように、水平フレーム2の下面に取着されたアウター
レール3aと、アウターレール3aの下方に位置し、ア
ウターレール3aに対してスライド可能なインナーレー
ル3bと、インナーレール3bの下方に位置し、インナ
ーレール3bに対してスライド可能なスライドレール3
cとから構成されている。4は、スライドレール部材3
のスライドレール3cに取着された縦長のスライドケー
スである。
【0009】5は、スライドケース4の下方に位置する
ように、背板1に、ほぼ水平状に取着された、先端にア
ール部5aが形成されているアールガイドであり、光フ
ァイバ心線を所定の曲率半径に保つとともに、光ファイ
バ心線を整列させて整理する機能を有する。また、6
は、水平フレーム2の背板1付近に取着された配線ダク
ト部材であり、配線ダクト部材6は、細幅材を、一部が
重複するように四角状に屈曲して形成された配線ダクト
6aを、多数並設して構成されており、細幅材の一部が
重複する部分には、光ファイバ心線が挿通可能なスリッ
ト6a’が形成されている。7は、水平フレーム2に配
設された、リール部材7’とリール部材7’が収容され
るリール収納ボックス7”とからなる光ファイバ心線の
貯留部材である。
【0010】次に、リール部材7’とリール収納ボック
ス7”とからなる光ファイバ心線の貯留部材7等の水平
フレーム2への配設手段及びその構成等について、主と
して、図4〜図6を用いて説明する。
【0011】8は、レール部材であり、レール部材8
は、平面形状がほぼ長方形の水平ブロック8aと、水平
ブロック8aの長手方向両端部に形成された相対する端
部板8b、8cとを有しており、一方の端部板8bに
は、先端部にフック8d’が形成された第1係止具8d
が垂設されており、また、もう一方の端部板8cには、
外方向に水平部8e’が延在された側面形状がほぼL字
状の第2係止具8eが垂設されている。また、水平ブロ
ック8aの相対する側面8a’には、端部板8b、8c
間に亘たって、それぞれ、凸条8a”が形成されてい
る。なお、8fは、水平ブロック8aの裏面に形成され
た凹部に形成されるとともに、水平ブロック8aの長手
方向に対して直角方向に延在する、適当数のリブであ
る。
【0012】2aは、水平フレーム2に形成された、縦
孔2a’と、縦孔2a’の底部から水平フレーム2の先
端方向に延在する横孔2a”とからなる第1係合孔であ
り、2bは、第1係合孔2aから所定の間隔を置いて形
成された、縦孔2b’と、縦孔2b’の底部から背板1
方向に延在する横孔2b”とからなる第2係合孔であ
る。
【0013】レール部材8の第2係止具8eの水平部8
e’が、水平フレーム2に形成された第2係合孔2bの
横孔2b”に挿入するように、第2係止具8eを第2係
合孔2bに挿入し、次いで、レール部材8の第1係止具
8dを、水平フレーム2に形成された第1係合孔2aに
挿入し、第1係止具8dのフック8d’を、第1係合孔
2aの横孔2a”に係合させることにより、レール部材
8を、水平フレーム2に取り付ける。
【0014】上方が開口されたリール収納ボックス7”
は、底部7a、相対する長側壁7b及び相対する短側壁
7cとを有しており、相対する長側壁7bは、その一部
が、底部7aを越えて下方に延在し、相対する延長枠7
dを形成している。延長枠7dの下端部には、互いに内
側方向に延在する水平枠7eが形成されている。7f
は、必要に応じて、一方の短側壁7cに形成された把手
部である。
【0015】水平フレーム2に取り付けられたレール部
材8の水平ブロック8aに、リール収納ボックス7”の
底部7aを載置するとともに、レール部材8の水平ブロ
ック8aに形成された凸条8a”を、リール収納ボック
ス7”の底部7aと延長枠7dと水平枠7eとにより形
成される凹溝7gに嵌合させる。このように、レール部
材8の水平ブロック8aに形成された凸条8a”を、リ
ール収納ボックス7”の底部7aと延長枠7dと水平枠
7eとにより形成される凹溝7gに嵌合させることによ
り、リール収納ボックス7”を、レール部材8に沿っ
て、移動させることができるように構成されている。リ
ール収納ボックス7”が、背板1側に一番接近している
位置(例えば、図2に示されている位置)では、リール
収納ボックス7”の延長枠7dが、レール部材8の端部
板8cの突出部8c’に当接し、それ以上、背板1側に
移動しないように構成されており、また、リール収納ボ
ックス7”が、水平フレーム2の先端を越えて、一番突
出している位置(図4に示されている位置)では、リー
ル収納ボックス7”の延長枠7dが、レール部材8の端
部板8bの突出部8b’に当接し、それ以上、移動しな
いように構成されている。なお、レール部材8の水平ブ
ロック8aの表面には、必要に応じて、凹部8gを形成
し、リール収納ボックス7”の底部7aが、レール部材
8の水平ブロック8aの表面と密接しないようにして、
リール収納ボックス7”が、レール部材8に沿って、ス
ムースに移動できるように構成することが好ましい。
【0016】リール部材7’は、リール7hとリール保
持枠7iとから構成されている。リール7hは、円筒状
の胴部7j及び胴部7jを挟むように、胴部7jに取着
された一対のフランジ7kとから構成されている。ま
た、リール保持枠7iは、リール7hの胴部7jに挿入
される筒部7mと、筒部7mの一方の端部に取着された
ほぼ十字状の鍔部7nとを有しており、また、十字状の
鍔部7nの先端からは、筒部7mのもう一方の端部方向
に向かって水平方向に延在する覆枠7n’が形成されて
いるとともに、覆枠7n’は、リール7hのフランジ7
kの外周縁に近接して配置されている。更に、リール保
持枠7iの筒部7mの外周面には、筒部7mの軸線方向
に、適当数の突条7pが形成されており、一方、リール
7hの鍔部7n側に位置するフランジ7kには、突条7
pが挿入可能な凹部7k’が形成されている。このよう
に、リール保持枠7iの筒部7mに形成された突条7p
を、リール7hのフランジ7kに形成された凹部7k’
に挿入することにより、リール保持枠7iとリール7h
との相対的な回転を防止することができるように構成さ
れている。また、必要に応じて、リール7hの鍔部7n
側に位置するフランジ7kには、リール保持枠7iの覆
枠7n’が挿入される凹部7k”を形成することもでき
る。
【0017】リール保持枠7iの筒部7mが、リール7
hの胴部7jに挿入され、リール保持枠7iの鍔部7n
が、リール7hの一方のフランジ7kに接近し、リール
保持枠7iの覆枠7n’が、リール7hを覆うような状
態から、リール7hに対して、リール保持枠7iを横方
向に移動させて、リール保持枠7iの鍔部7nが、リー
ル7hの一方のフランジ7kから離反させると、リール
保持枠7iの覆枠7n’が、リール7hに対して、横方
向に移動するように構成されている。リール保持枠7i
の筒部7mが、リール7hの胴部7jに挿入され、リー
ル保持枠7iの鍔部7nが、リール7hの一方のフラン
ジ7kに接近し、リール保持枠7iの覆枠7n’が、リ
ール7hの胴部7jとフランジ7kにより形成される凹
部7qを覆うような状態において、リール部材7は、リ
ール収納ボックス7”内に、ほぼ四分の一程度、収納さ
れるように構成されている。
【0018】スライドレール部材3のスライドレール3
cに取着された縦長のスライドケース4は、相対する側
面が開口された外箱4’と内箱4”とからなり、外箱
4’の天板4aが、図示されていないネジやボルト、ナ
ット等の適当な固着具により、スライドレール部材3の
スライドレール3cに取着されている。外箱4’の底板
4bの裏面と、内箱4”の側壁4cの下部外面とに、適
当数の蝶番4dを取着することにより、蝶番4dを介し
て、外箱4’に対して、内箱4”が開閉自在に構成され
ている。4eは、内箱4”の側壁4cの下部外面に、側
壁4cの下端を越えて延在するように取着されたストッ
パーであり、図2に示されているように、外箱4’内
に、内箱4”が収容されて、スライドケース4が閉じら
れた状態から、蝶番4dを中心に、外箱4’に対して、
内箱4”を回動させた際には、ストッパー4eが、外箱
4’の底板4bの裏面に当接し、図3に示されているよ
うに、外箱4’に対して、内箱4”が、ほぼ直交した状
態、即ち、内箱4”が、水平状態に維持されるように構
成されている。また、外箱4’の底板4b及び内箱4”
の底部4fには、重複するように、それぞれ、窓部4
b’、4f’が形成されている。
【0019】背板1に対して反対側に位置する内箱4”
の前部側壁4gの一部には、傾斜部4g’が形成されて
おり、この傾斜部4g’には、上下方向に、一対のコネ
クターC1が取り付けられている。また、内箱4”の前
部側壁4gの傾斜部4g’に対応して、背板1に対して
反対側に位置する外箱4’の前部側壁4hには、外箱
4’内に内箱4”が収容された際に、コネクターC1
が、邪魔にならないように、切り欠き部4h’が形成さ
れている。
【0020】なお、上述した実施例には、一例として、
1個のスライドケース4に対応して、リール部材7’及
びリール収納ボックス7”からなる2個の貯留部材7が
配設されている例が示されているが、当然のことなが
ら、1個のスライドケース4に対して、1個の貯留部材
7を配設することも、また、1個のスライドケース4に
対して、3個以上の貯留部材7を配設することもでき
る。
【0021】次に、主として、図7及び図8を用いて、
内箱用ストッパー9について説明する。
【0022】内箱用ストッパー9は、水平板9a及び垂
直板9bからなり、水平板9aには、外箱4’の天板4
aに沿って長孔9cが穿設されている。外箱4’の天板
4aの延長部4a’には、所定の間隔を置いて、2本の
ボルト9d、9eが、ボルト9d、9eのネジ部が、延
長部4a’の裏面を越えて延在するように取り付けられ
ている。この2本のボルト9d、9eを、内箱用ストッ
パー9の長孔9cに挿入するとともに、何方か一方、或
いは、両方のボルト9d、9eにナット9d’’を螺合
させることにより、外箱4’の天板4aの延長部4a’
に、内箱用ストッパー9が取り付けられている。内箱用
ストッパー9は、長孔9cに挿入されている2本のボル
ト9d、9eに案内されながら、外箱4’の天板4aに
沿って移動可能に構成されている。図8に示されている
ように、外箱4’内に、内箱4”が収容された状態で、
内箱用ストッパー9を、背板1方向に移動させた場合に
は、図7に示されているように、内箱用ストッパー9の
垂直板9bが、内箱4”の側壁4cに接近して配置さ
れ、従って、外箱4’に対して、内箱4”の回動が阻止
され、内箱4”が回動しないように構成されている。ま
た、図7に示されている状態から、内箱用ストッパー9
を、背板1と反対方向、即ち、外箱4’の天板4aの延
長部4a’の先端方向に移動させると、図8に示されて
いるように、内箱用ストッパー9の垂直板9bが、内箱
4”の側壁4cから外れ、従って、内箱4”が、蝶番4
dを中心に、外箱4’に対して、ストッパー4eが、外
箱4’の底部4bの裏面に当接するまで回動し、内箱
4”の側壁4cが水平で、上方が開口された状態に維持
されるように構成されている。
【0023】次に、主として、図9を用いて、本発明の
光ファイバ心線配線装置に使用される一例としての余長
部収納ケース10について説明する。
【0024】余長部収納ケース10は、浅い箱体10a
と、適当な蝶番10bを介して、箱体10aに連結され
た蓋10cとを有している。箱体10aの底部10a’
の中央領域には、垂直リブからなる、平面形状がほぼ8
の字状のガイド部材10dが形成されており、ガイド部
材10dの中央部には、凹部10d’が形成されてい
る。また、箱体10aの周壁10a”の上端からは、箱
体10aの内側に向かって水平状に規制片10eが適当
数、形成されている。更に、箱体10aの底部10a’
には、8の字状のガイド部材10dの凹部10d’を挟
むように、それぞれ、3個のガイドリブ10fが立設さ
れており、中央に位置するガイドリブ10fには、8の
字状のガイド部材10dの凹部10d’方向に延在する
規制水平片10f’が形成されている。10g、10h
は、隔離壁10iを挟んで形成された心線導入口及び心
線導出口である。
【0025】以下に、上述した構成を有する光ファイバ
心線配線装置における光ファイバ心線の配線手段につい
て説明するが、この実施例においては、2本の光ファイ
バ心線が、1個のスライドケース4に収容される例が示
されているが、当然のことながら、一本或いは3本以上
の光ファイバ心線を、1個のスライドケース4に収容す
ることもできる。
【0026】配線ダクト6aのスリット6a’を経て、
背板1付近に取着された配線ダクト部材6に挿入された
状態の複数の光ファイバ心線gが集合された光ファイバ
心線群Gのうち、適当な2本の光ファイバ心線gを、配
線ダクト6a間の間隙から導出する。
【0027】次いで、リール部材7’を、リール収納ボ
ックス7”から取り出すとともに、リール7hに対し
て、リール保持枠7iを横方向に移動させて、リール保
持枠7iの鍔部7nを、リール7hの一方のフランジ7
kから離反させて、リール保持枠7iの覆枠7n’を、
リールhの胴部7jとフランジ7kとにより形成された
凹部7qから退避させる。この状態で、リールhの胴部
7jとフランジ7kとにより形成された凹部7q内に、
複数回、光ファイバ心線gを巻回した状態で貯留する。
次いで、リール保持枠7iの鍔部7nを、リール7hの
一方のフランジ7kに接近させて、リール保持枠7iの
覆枠7n’により、リール7hの凹部7qを覆うことに
より、リール7hの凹部7qからの光ファイバ心線gの
飛び出しを防止する。その後、リール部材7’を、リー
ル収納ボックス7”に収容する。このように、2本の光
ファイバ心線gを、それぞれ、別々の貯留部材7に貯留
する。
【0028】上述した作業に前後して、スライドケース
4を、手前、即ち、背板1から遠ざかる方向に引き出し
て、スライドレール部材3のスライドレール3cに取着
されているスライドケース4を、図3及び図10に示さ
れているように、外箱4’に対して内箱4”を回動させ
た際に、手前に引き出されていない、即ち、背板1に接
近して配置されている他のスライドケース4と干渉しな
い位置まで移動させる。その後、内箱用ストッパー9
を、外箱4’の天板4aの延長部4a’の先端方向に移
動させて、図8に示されているように、内箱用ストッパ
ー9の垂直板9bを、内箱4”の側壁4cから外し、次
いで、内箱4”を、蝶番4dを中心に、外箱4’に対し
て、ストッパー4eが、外箱4’の底部4bの裏面に当
接するまで回動して、内箱4”の側壁4cを水平状態に
維持する。
【0029】2個のリールhの凹部7q内に、それぞ
れ、貯留された2本の光ファイバ心線gは、コネクター
C1を介して、水平状態の内箱4”に導入される。内箱
4”に導入された光ファイバ心線gは、適当回数、巻回
されて余長部g1が形成された後、融着接続部C2を経
て、余長部収納ケース10に導入される。
【0030】心線導入口10gから余長部収納ケース1
0に導入された光ファイバ心線gは、箱体10aの周壁
10a”に沿って、適当回数、周回された後、ガイド部
材10dの中央部に形成された凹部10d’を経て、心
線導出口10hの方向に誘導された後、心線導出口10
hから余長部収納ケース10の外に出る。このような、
箱体10a内への光ファイバ心線gの収容作業が終了し
た後に、蓋10cを閉める。心線導出口10hから出た
光ファイバ心線gは、内箱4”の底部4fに形成された
窓部4f’及び外箱4’の底板4bに形成された窓部4
b’から、スライドケース4の外に出る。スライドケー
ス4の外に出た光ファイバ心線gは、スライドケース4
の下方に配設されたアールガイド5の先端部に位置す
る、所定の曲率半径を有するアール部5aに案内された
後、背板1に穿設された孔1aを経て、所定の方向に誘
導される。
【0031】上述したような光ファイバ心線gの配線が
終了した後、蝶番4dを介して、外箱4’に連結されて
いる内箱4”を、外箱4’方向に回動させて、内箱4”
を、外箱4’内に収納した後、内箱用ストッパー9を、
背板1方向に移動させて、図7に示されているように、
内箱用ストッパー9の垂直板9bにより、内箱4”が回
動しないようにする。その後、スライドケース4を、背
板1方向に押して、スライドケース4が背板1に接近し
た位置であるスライドケース4の待機位置に戻す。ま
た、この際、光ファイバ心線gが複数回、巻回されてい
るリールhが収容されているリール収納ボックス7”
を、背板1方向に押して、レール部材8上を慴動させ
て、背板1に接近した位置に配置する。
【0032】光ファイバ心線gの配線替えや接続替え等
を行う際には、上述したと同様に、所望のスライドレー
ル部材3のスライドレール3cに取着されているスライ
ドケース4を、手前、即ち、背板1から遠ざかる方向に
引き出すが、このスライドケース4の引き出し作業の際
に、光ファイバ心線gに無理な力がかかっても、貯留部
材7のリール部材7’には、光ファイバ心線gが適当回
数、巻回され貯留されているとともに、リール部材7’
は、リール収納ボックス7”内に、回転自在に収容され
ているので、リール部材7’が回転し、リール部材7’
に巻回されている貯留状態の光ファイバ心線gが引き出
されることになるので、光ファイバ心線gに加わった無
理な力が吸収されて、光ファイバ心線gが損傷するよう
なことが防止できる。更に、貯留部材7は、レール部材
8に対して慴動可能に構成されているので、貯留部材7
が、レール部材8に対して、適宜、慴動することによ
り、光ファイバ心線gに加わった無理な力が吸収される
ように構成されている。
【0033】その後、内箱用ストッパー9を、外箱4’
の天板4aの延長部4a’の先端方向に移動させて、図
8に示されているように、内箱用ストッパー9の垂直板
9bを、内箱4”の側壁4cから外し、次いで、内箱
4”を、蝶番4dを中心に、外箱4’に対して、ストッ
パー4eが、外箱4’の底部4bの裏面に当接するまで
回動して、内箱4”の側壁4cを水平状態に維持する。
この状態で、スライドケース4内において巻回され形成
された余長部g1や余長部収納ケース10内において巻
回され形成された余長部を利用して、光ファイバ心線g
の配線替えや接続替え等を行う。
【0034】このような光ファイバ心線gの配線替えや
接続替え等の作業が終了した後は、上述したと同様に、
蝶番4dを介して、外箱4’に連結されている内箱4”
を、外箱4’方向に回動させて、内箱4”を、外箱4’
内に収納した後、内箱用ストッパー9を、背板1方向に
移動させて、図7に示されているように、内箱用ストッ
パー9の垂直板9bにより、内箱4”が回動しないよう
にする。その後、スライドケース4を、背板1方向に押
して、スライドケース4が背板1に接近した位置である
スライドケース4の待機位置に戻す。また、この際、光
ファイバ心線gが複数回、巻回されているリールhが収
容されているリール収納ボックス7”を、背板1方向に
押して、レール部材8上を慴動させて、背板1に接近し
た位置に配置する。
【0035】上述したように、余長部収納ケース10
を、開閉自在な内箱4”と外箱4’とからなるスライド
ケース4内に収容したので、余長部収納ケース10内に
埃が侵入し難くなり、従って、融着接続部C2等に埃が
溜まるようなことが防止できる。
【0036】スライドケース4を、スライドレール部材
3を介して、水平フレームに配設し、スライドケース4
を、手前、即ち、背板1から遠ざかる方向に引き出した
際には、外箱4’に対して回動し、水平状態に維持され
た内箱4”が、手前に引き出されていない、即ち、背板
1に接近して配置されている他のスライドケース4と干
渉しないように構成されているので、光ファイバ心線g
の配線替えや接続替え等の作業効率が向上する。
【0037】水平フレーム2に、リール部材7’とリー
ル収納ボックス7”とからなる貯留部材7を配設すると
ともに、リール部材7’には、光ファイバ心線gを適当
回数、巻回し貯留するように構成したので、スライドケ
ース4を、手前、即ち、背板1から遠ざかる方向に引き
出した際に、光ファイバ心線gに無理な力がかかって
も、リール部材7’が回転し、リール部材7’に巻回さ
れている貯留状態の光ファイバ心線gが引き出されるこ
とになるので、光ファイバ心線gに加わった無理な力が
吸収され、従って、光ファイバ心線gが損傷するような
ことが防止できる。
【0038】スライドケース4内に収容される光ファイ
バ心線gの本数に対応して、貯留部材7を設けることに
より、配線替えや接続替え等の作業が必要とされる光フ
ァイバ心線gを、容易に判別することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明した構成を有してい
るので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0040】余長部収納ケース内に埃が侵入し難くな
り、従って、融着接続部等に埃が溜まるようなことが防
止できる。
【0041】配線替えや接続替え等の作業が必要とされ
る光ファイバ心線が収容されたスライドケースを、引出
し、他のスライドケースと干渉しないように構成されて
いるので、光ファイバ心線の配線替えや接続替え等の作
業効率が向上する。
【0042】光ファイバ心線に無理な力がかかっても、
リール部材が回転し、リール部材に巻回されている貯留
状態の光ファイバ心線が引き出されることになるので、
光ファイバ心線に加わった無理な力が吸収され、従っ
て、光ファイバ心線が損傷するようなことが防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の光ファイバ心線配線装置が多数
並設された状態を示す斜視図である。
【図2】図2は本発明の光ファイバ心線配線装置の一部
切り欠き部を含む斜視図である。
【図3】図3は本発明の光ファイバ心線配線装置のスラ
イドケースが引き出された状態を示す斜視図である。
【図4】図4は本発明の光ファイバ心線配線装置の貯留
部材等の分解部分を含む斜視図である。
【図5】図5は本発明の光ファイバ心線配線装置のレー
ル部材及び貯留部材の斜視図である。
【図6】図6は本発明の光ファイバ心線配線装置の一部
垂直断面を含む要部側面図である。
【図7】図7は本発明の光ファイバ心線配線装置の内箱
用ストッパーを含む要部斜視図である。
【図8】図8は図7と同様の本発明の光ファイバ心線配
線装置の内箱用ストッパーを含む要部斜視図である。
【図9】図9は本発明の光ファイバ心線配線装置に使用
される一例としての余長部収納ケースの斜視図である。
【図10】図10は本発明の光ファイバ心線配線装置の
スライドケースが引き出された状態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
2・・・・・・・・・水平フレーム 3・・・・・・・・・スライドレール部材 4・・・・・・・・・スライドケース 7・・・・・・・・・貯留部材 8・・・・・・・・・レール部材 9・・・・・・・・・内箱用ストッパー 10・・・・・・・・余長部収納ケース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】余長部収納ケースを、開閉自在な内箱と外
    箱とからなるスライドケース内に収容したことを特徴と
    する光ファイバ心線配線装置。
  2. 【請求項2】スライドケースを、スライドレール部材を
    介して、水平フレームに配設したことを特徴とする請求
    項1に記載の光ファイバ心線配線装置。
  3. 【請求項3】水平フレームに、リール部材とリール収納
    ボックスとからなる貯留部材を配設するとともに、リー
    ル部材には、光ファイバ心線を適当回数、巻回し貯留す
    るようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の光ファイバ心線配線装置。
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