JP2001091661A - 郵便物等の検査に用いる金属探知コイル及び金属の探知方法 - Google Patents
郵便物等の検査に用いる金属探知コイル及び金属の探知方法Info
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- JP2001091661A JP2001091661A JP26399699A JP26399699A JP2001091661A JP 2001091661 A JP2001091661 A JP 2001091661A JP 26399699 A JP26399699 A JP 26399699A JP 26399699 A JP26399699 A JP 26399699A JP 2001091661 A JP2001091661 A JP 2001091661A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、金属の探知に関して、磁性体と
非磁性体に対してほぼ同程度の検知感度を得ることがで
き、金属探知コイル及び金属の探知方法を提供する。 【解決手段】本発明の金属探知コイルは、磁性体に対し
て検知感度の高い金属探知コイルと、非磁性体に対し
て検知感度の高い金属探知コイル及びの性能の異な
る複数の検知コイルをつなぎ合わせた物である。また、
金属探知コイルは、外形寸法が大きくて質量の小さい
物、例えば大きなクリップ等安全物とみなされるべき物
に対して検知感度が低くなるように金属探知コイルの巻
きピッチを粗にしたものである。
非磁性体に対してほぼ同程度の検知感度を得ることがで
き、金属探知コイル及び金属の探知方法を提供する。 【解決手段】本発明の金属探知コイルは、磁性体に対し
て検知感度の高い金属探知コイルと、非磁性体に対し
て検知感度の高い金属探知コイル及びの性能の異な
る複数の検知コイルをつなぎ合わせた物である。また、
金属探知コイルは、外形寸法が大きくて質量の小さい
物、例えば大きなクリップ等安全物とみなされるべき物
に対して検知感度が低くなるように金属探知コイルの巻
きピッチを粗にしたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便物等、微小な
金属が入っている可能性のある物の中より、電池やカミ
ソリ刃といった危険物を発見する事を目的とした金属探
知器の、金属探知コイル及び金属の探知方法に関する。
金属が入っている可能性のある物の中より、電池やカミ
ソリ刃といった危険物を発見する事を目的とした金属探
知器の、金属探知コイル及び金属の探知方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】郵便物等に入れられたカミソリ刃や爆発
物用電池などを発見するのに様々な金属探知器が使われ
ている。しかし、従来の金属探知器を用いて郵便物等を
検査すると、郵便物内に使用しているホチキス針やクリ
ップ等の検知目的外の金属物も検知するので、郵便物等
を確実に検査するには実用度が低い。
物用電池などを発見するのに様々な金属探知器が使われ
ている。しかし、従来の金属探知器を用いて郵便物等を
検査すると、郵便物内に使用しているホチキス針やクリ
ップ等の検知目的外の金属物も検知するので、郵便物等
を確実に検査するには実用度が低い。
【０００３】例えば、郵便物等の検査にハンディ型の金
属探知器を用いる場合、郵便物等の検査対象物を並べて
から、その上をなぞるように検査することになり、簡便
に検査することが困難である。また金属探知器の有効探
知範囲が明確でない為に検査もれの可能性があり、確実
な検査ができなかった。
属探知器を用いる場合、郵便物等の検査対象物を並べて
から、その上をなぞるように検査することになり、簡便
に検査することが困難である。また金属探知器の有効探
知範囲が明確でない為に検査もれの可能性があり、確実
な検査ができなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】郵便物等に含まれ得る
危険物は、爆発物起爆用に用いられる磁性体のコイン電
池や、非磁性体のステンレス製のカミソリ刃等が主であ
り、郵便物等を検査する金属探知器としては、磁性体及
び非磁性体の両方に対して同程度の検知感度が要求され
る。
危険物は、爆発物起爆用に用いられる磁性体のコイン電
池や、非磁性体のステンレス製のカミソリ刃等が主であ
り、郵便物等を検査する金属探知器としては、磁性体及
び非磁性体の両方に対して同程度の検知感度が要求され
る。
【０００５】従来から提供されている開口部内に検査対
象物を通過させるタイプの金属探知器は、磁性体の鉄等
に対する検知感度に比べ、非磁性体のステンレス等に対
しての検知感度は低い。
象物を通過させるタイプの金属探知器は、磁性体の鉄等
に対する検知感度に比べ、非磁性体のステンレス等に対
しての検知感度は低い。
【０００６】そこで非磁性体であるステンレス製のカミ
ソリ刃等を検知できるように検知感度を高く設定する
と、磁性体に対する検知感度が高くなりすぎる為、検知
目的外の金属物であるクリップやホチキス針等を検知す
る。
ソリ刃等を検知できるように検知感度を高く設定する
と、磁性体に対する検知感度が高くなりすぎる為、検知
目的外の金属物であるクリップやホチキス針等を検知す
る。
【０００７】本発明は、上記の様な従来の問題点を解決
する事を目的とし、磁性体と非磁性体に対し、同程度の
検知感度を得ることができる金属探知コイル、及び金属
の探知方法を提供する事を目的とする。
する事を目的とし、磁性体と非磁性体に対し、同程度の
検知感度を得ることができる金属探知コイル、及び金属
の探知方法を提供する事を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する
為、本発明の金属探知コイルは、性能の異なる複数のコ
イル、すなわち磁性体に対して検知感度の高い検知コイ
ルと、非磁性体に対して検知感度の高い検知コイルをつ
なぎ合わせることにより磁性体及び非磁性体の両方に対
して同程度の検知感度を得ることができるものである。
為、本発明の金属探知コイルは、性能の異なる複数のコ
イル、すなわち磁性体に対して検知感度の高い検知コイ
ルと、非磁性体に対して検知感度の高い検知コイルをつ
なぎ合わせることにより磁性体及び非磁性体の両方に対
して同程度の検知感度を得ることができるものである。
【０００９】ゼムクリップなど外形寸法が大きくて、質
量の小さな目的外の金属を検知しない手段として、磁性
体に対して検知感度の高い検知コイルを、従来は密に巻
いていた検知コイルの巻きピッチを大きく粗にすること
により、同時に反応するコイルの線の数を減らしたもの
である。（図４）
量の小さな目的外の金属を検知しない手段として、磁性
体に対して検知感度の高い検知コイルを、従来は密に巻
いていた検知コイルの巻きピッチを大きく粗にすること
により、同時に反応するコイルの線の数を減らしたもの
である。（図４）
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を図面に基づき
説明するが、本発明はこの実施の形態に限定されない。
図１及び図２は、本発明の金属探知コイルの実施の形態
を示す。筒状に巻かれた金属探知コイル、、が設
けられ、金属探知コイルは磁性体に対して検知感度が
高く、図１及び図２のように設置する。対向する金属探
知コイル、は非磁性体に対して検知感度が高く、図
１及び図２のようにコイルと異なる方向に設置する。
図１においては金属探知コイル、は金属探知コイル
と重ならない位置に設置されているが、図２のように
金属探知コイルの外側に重ねて設置し、金属探知コイ
ルを小型化しても本発明が目的とする効果を得ることが
可能である。
説明するが、本発明はこの実施の形態に限定されない。
図１及び図２は、本発明の金属探知コイルの実施の形態
を示す。筒状に巻かれた金属探知コイル、、が設
けられ、金属探知コイルは磁性体に対して検知感度が
高く、図１及び図２のように設置する。対向する金属探
知コイル、は非磁性体に対して検知感度が高く、図
１及び図２のようにコイルと異なる方向に設置する。
図１においては金属探知コイル、は金属探知コイル
と重ならない位置に設置されているが、図２のように
金属探知コイルの外側に重ねて設置し、金属探知コイ
ルを小型化しても本発明が目的とする効果を得ることが
可能である。
【００１１】金属探知コイル、は図３のように金属
探知コイルの内側に重ねて設置しても本発明が目的と
する効果を得ることが可能である。
探知コイルの内側に重ねて設置しても本発明が目的と
する効果を得ることが可能である。
【００１２】上記の金属探知コイルは例えば次のように
用いるとよい。郵便物等を検査するにあたり、安全物と
みなされるべき物、例えばホチキス針、クリップ、特大
のクリップ等の全長よりも巻き幅Ａが充分長くなるよう
に金属探知コイルを巻いておく。図１及び図２中の矢
印のように金属探知コイルの中及び金属探知コイル
、間に郵便物等の検査対象物を通過させることによ
り、極めて容易に、鉄及び非鉄金属に対してほぼ同等の
感度で同時に検査を行う事ができる。
用いるとよい。郵便物等を検査するにあたり、安全物と
みなされるべき物、例えばホチキス針、クリップ、特大
のクリップ等の全長よりも巻き幅Ａが充分長くなるよう
に金属探知コイルを巻いておく。図１及び図２中の矢
印のように金属探知コイルの中及び金属探知コイル
、間に郵便物等の検査対象物を通過させることによ
り、極めて容易に、鉄及び非鉄金属に対してほぼ同等の
感度で同時に検査を行う事ができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明の金属探知コイルは、磁性体に対
して検知感度の高い金属探知コイルと、非磁性体に対
して検知感度の高い金属探知コイル、の異なった性
能を持つ複数のコイルをつなぎ合わせることにより、郵
便物等の検査を簡素な回路で極めて容易に、迅速に行う
ことができる。
して検知感度の高い金属探知コイルと、非磁性体に対
して検知感度の高い金属探知コイル、の異なった性
能を持つ複数のコイルをつなぎ合わせることにより、郵
便物等の検査を簡素な回路で極めて容易に、迅速に行う
ことができる。
【００１４】
【図１】 本発明の金属探知コイルの透過図である。
【図２】 本発明の金属探知コイルの透過図である。
【図３】 本発明の金属探知コイルの透過図である。
【図４】 本発明の金属探知コイルの透過図である。
【符号の説明】 ．磁性体検知用の金属探知コイル ．非磁性体検知用の金属探知コイル ．非磁性体検知用の金属探知コイル ．線状又は板状の金属材 ．通常用いられているクリップ ．特大のクリップ Ａ．金属探知コイルの巻き幅 Ｂ．クリップの寸法Ｂは図中の寸法Ａより短い Ｃ．特大クリップの寸法Ｃは図中の寸法Ａより短い
Claims (2)
- 【請求項１】線状又は板状の金属材でなり、磁性体に対
して検知感度が高い金属探知コイルと、非磁性体に対
して検知感度が高い金属探知コイル及びを図１もし
くは図２のように連結し、１つのコイルとしたことを特
徴とする金属探知コイル。 - 【請求項２】金属探知コイルは、巻きピッチを粗に
し、コイル全体の巻き幅Ａを大きくしてあることを特徴
とする請求項１に記載の金属探知コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26399699A JP2001091661A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 郵便物等の検査に用いる金属探知コイル及び金属の探知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26399699A JP2001091661A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 郵便物等の検査に用いる金属探知コイル及び金属の探知方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001091661A true JP2001091661A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17397108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26399699A Pending JP2001091661A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 郵便物等の検査に用いる金属探知コイル及び金属の探知方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001091661A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8278918B2 (en) | 2010-10-07 | 2012-10-02 | Mettler-Toledo Safeline Limited | Method for operating of a metal detection system and metal detection system |
| US8314713B2 (en) | 2010-10-07 | 2012-11-20 | Mettler-Toledo Safeline Limited | Method for monitoring the operation of a metal detection system and metal detection system |
| US8587301B2 (en) | 2010-10-07 | 2013-11-19 | Mettler-Toledo Safeline Limited | Method for operating a metal detection system and metal detection system |
| US9018935B2 (en) | 2011-09-19 | 2015-04-28 | Mettler-Toledo Safeline Limited | Method for operating a metal detection apparatus and apparatus |
| CN113031085A (zh) * | 2020-08-28 | 2021-06-25 | 深圳大学 | 金属异物检测线圈的构建方法及金属异物检测系统 |
-
1999
- 1999-09-17 JP JP26399699A patent/JP2001091661A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8278918B2 (en) | 2010-10-07 | 2012-10-02 | Mettler-Toledo Safeline Limited | Method for operating of a metal detection system and metal detection system |
| US8314713B2 (en) | 2010-10-07 | 2012-11-20 | Mettler-Toledo Safeline Limited | Method for monitoring the operation of a metal detection system and metal detection system |
| US8587301B2 (en) | 2010-10-07 | 2013-11-19 | Mettler-Toledo Safeline Limited | Method for operating a metal detection system and metal detection system |
| US9018935B2 (en) | 2011-09-19 | 2015-04-28 | Mettler-Toledo Safeline Limited | Method for operating a metal detection apparatus and apparatus |
| CN113031085A (zh) * | 2020-08-28 | 2021-06-25 | 深圳大学 | 金属异物检测线圈的构建方法及金属异物检测系统 |
| CN113031085B (zh) * | 2020-08-28 | 2023-06-23 | 深圳大学 | 金属异物检测线圈的构建方法及金属异物检测系统 |
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