JP2001090193A - 鉄骨コンクリート構造物及び鉄骨鉄筋コンクリート構造物 - Google Patents
鉄骨コンクリート構造物及び鉄骨鉄筋コンクリート構造物Info
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Abstract
化することによって鉄骨の最大配置間隔を従来より広げ
鋼材量を低減することが可能な経済的な鉄骨コンクリー
ト構造体及び鉄骨鉄筋コンクリート構造体を提供する。 【解決手段】鉄骨コンクリート構造体1は、フランジ2
bの表面2cに突起を設けた長手方向に延びる複数のH
形鋼2と、H形鋼2の周囲に設けられたコンクリート3
とからなっている。H形鋼2は、H形鋼2の長手方向に
延びる中心線CLの間隔dがフランジ2bの幅の1.1
5倍以上、6倍以下の範囲内に位置するように配置され
る。鉄骨鉄筋コンクリート構造物21は、鉄骨コンクリ
ート構造物にH形鋼22の長手方向と略平行に延びる主
筋23を配置してある。
Description
構造物及び鉄骨鉄筋コンクリート構造物に関する。
骨鉄筋コンクリート構造物は、鉄筋コンクリート構造物
に比べて同一断面内に配置できる鋼材量が多いことか
ら、例えば、床版橋の桁高さを低く押さえることができ
るといったように、コンクリート構造物の断面積を小さ
くすることができるなどの利点がある。
物及び鉄骨鉄筋コンクリート構造物の施工が数多く行わ
れている。これら鉄骨及び鉄骨鉄筋コンクリート構造物
では、複数の鉄骨をコンクリート構造物内に配置する際
に、鉄骨の配置間隔を広げて鋼材量を低減したいという
要請がある。しかし、鉄骨の配置間隔を広げると、コン
クリートのひび割れが分散し難くなってひび割れ幅が拡
大し、構造物の耐久性が低下する。このため、従来にお
いては、例えば、一般のH形鋼を用いた「下路SRC
桁」の床スラブ(鉄骨鉄筋コンクリート構造物)に配置
されるH形鋼の最大間隔は、「H形鋼の高さの4倍かつ
100cmまでとするのを標準とする」と規定されてい
る((財)鉄道総合技術研究所:「鉄骨鉄筋コンクリー
ト構造物設計指針」、1987年)。
び割れ幅の拡大を抑制する提案として、特開平9- 78
762号公報に開示された鉄骨コンクリート構造物があ
る。この鉄骨コンクリート構造物は、プレキャスト型枠
と、このプレキャスト型枠の内側に設けた鉄骨と、プレ
キャスト型枠内に打設されたコンクリートとからなって
いる。そして、プレキャスト型枠はモルタル製であっ
て、スチールファイバー、ステンレスファイバー、アラ
ミド、ビニロン、炭素繊維、及びガラス繊維の群から選
択される一又は二以上の補強材が混入され、鉄骨には表
面に突起が形成されている。この鉄骨コンクリート構造
物にあっては、プレキャスト型枠に補強材を混入するこ
とにより、プレキャスト型枠の引張強度を増加させるこ
とができ、さらに表面に突起を形成した鉄骨を使用する
ことによりコンクリートと鉄骨の付着性及び一体性を向
上させて構造物のひび割れ幅の抑制を行うことができ
る。
来の特開平9- 78762号公報に開示された鉄骨コン
クリート構造体にあっては、前述のように、表面に突起
を形成した鉄骨を使用することによりコンクリートと鉄
骨の付着性及び一体性を向上させて構造物のひび割れ幅
の抑制を行うことができるものの、コンクリート構造体
内における鉄骨の配置、即ち、隣接する鉄骨の中心線の
間隔については明らかにされていない。このため、複数
の鉄骨をコンクリート構造物内に配置する際に、鉄骨の
配置間隔を広げて(H形鋼の最大間隔をH形鋼の高さの
4倍以上として)鋼材量を低減することができるとは限
らない。
めになされたものであり、その目的は、表面に突起を有
する鉄骨の最大配置間隔を明確化することによって鉄骨
の最大配置間隔を従来より広げ、鋼材量を低減すること
が可能な経済的な鉄骨及び鉄骨鉄筋コンクリート構造体
を提供することにある。
め、本発明のうち請求項1に係る鉄骨コンクリート構造
物は、長手方向に延びる鉄骨本体の表面に突起を設けて
なる複数の鉄骨と、該鉄骨の周囲に設けられたコンクリ
ートとを有し、前記鉄骨を、前記鉄骨本体の前記長手方
向に延びる中心線の間隔が、前記鉄骨本体の前記長手方
向に直交する方向の幅の1.15倍以上、6倍以下の範
囲内に位置するように配置したことを特徴としている。
クリート構造物は、フランジの表面に突起を設けた長手
方向に延びる複数のH形鋼と、該H形鋼の周囲に設けら
れたコンクリートとを有し、前記H形鋼を、前記H形鋼
の前記長手方向に延びる中心線の間隔が前記フランジの
幅の1.15倍以上、6倍以下の範囲内に位置するよう
に配置したことを特徴としている。
筋コンクリート構造物は、請求項1又は2記載の鉄骨コ
ンクリート構造物に、前記長手方向と略平行に延びる主
筋を配置したことを特徴としている。本発明のうち請求
項4に係る鉄骨コンクリート構造物は、スチールファイ
バー、ステンレスファイバー、アラミド、ビニロン、炭
素繊維、及びガラス繊維の群から選択される一又は二以
上の補強材を混入したプレキャスト型枠と、該プレキャ
スト型枠の内側に設けられ、長手方向に延びる鉄骨本体
の表面に突起を設けてなる複数の鉄骨と、前記プレキャ
スト型枠内に打設されたコンクリートとを有し、前記鉄
骨を、前記鉄骨本体の前記長手方向に延びる中心線の間
隔が、前記鉄骨本体の前記長手方向に直交する方向の幅
の1.15倍以上、10倍以下の範囲内に位置するよう
に配置したことを特徴としている。
ート構造物は、スチールファイバー、ステンレスファイ
バー、アラミド、ビニロン、炭素繊維、及びガラス繊維
の群から選択される一又は二以上の補強材を混入したプ
レキャスト型枠と、該プレキャスト型枠の内側に設けら
れ、フランジの表面に突起を設けた長手方向に延びる複
数のH形鋼と、前記プレキャスト型枠内に打設されたコ
ンクリートとを有し、前記H形鋼を、前記H形鋼の前記
長手方向に延びる中心線の間隔が前記フランジの幅の
1.15倍以上、10倍以下の範囲内に位置するように
配置したことを特徴としている。
鉄筋コンクリート構造物は、請求項4又は5記載の鉄骨
コンクリート構造物に、前記長手方向と略平行に延びる
主筋を配置したことを特徴としている。
照して説明する。図1は本発明に係る鉄骨コンクリート
構造物の第1実施形態を示し、(a)は鉄骨コンクリー
ト構造物の正面図、(b)は(a)の1b- 1b線に沿
った断面図である。図2は図1の鉄骨コンクリート構造
物に使用されるH形鋼を示し、(a)はH形鋼の正面
図、(b)は(a)の部分左側面図である。
は、長手方向に延びる複数(本実施形態にあっては2
本)のH形鋼2と、これらH形鋼2の周囲に設けられた
コンクリート3とからなる直方体形状の構造物である。
そして、各H形鋼2は、図2に示すように、前記長手方
向と直交する垂直方向に延びるウェブ2aと、ウェブの
2aの上下端のそれぞれに設けられ、前記長手方向及び
垂直方向の双方に直交する水平方向に延びる1対のフラ
ンジ2bと、それぞれのフランジ2bの表面に設けら
れ、前記水平方向に延びる複数の突起2cとを備えてい
る。これら突起2cは、フランジ2bの表面上を水平方
向において一端から他端に至るまで全体にわたって延
び、フランジ2bの表面上の長手方向において所定のピ
ッチPで配置され、フランジ2bから所定の高さHだけ
突出している。本実施形態においては、これら突起2c
は、機械加工によってピッチPが15mm,高さHが
1.5mmに形成される。そして、鉄骨コンクリート構
造物1において、複数のH形鋼2は、H形鋼2の長手方
向に延びる中心線CLの間隔dがフランジ2bの幅wの
1.15倍以上、6倍以下の範囲内に位置するように配
置されている。本実施形態においては、中心線CLの間
隔dは600mm、フランジ2bの幅wは100mmで
あり、前記間隔dは幅wの6倍となっている。このよう
に、本実施形態においては、表面に突起2cを有するH
形鋼2の最大配置間隔を明確化することによってH形鋼
2の最大配置間隔を従来(H形鋼の最大配置間隔をH形
鋼の高さの4倍かつ100cmまでとする、即ちH形鋼
の高さはフランジの幅とほぼ同一であり、H形鋼の最大
配置間隔はフランジの幅の4倍までである)より広げて
いるので、鋼材量の低減を図ることができる。ここで、
H形鋼2の配置間隔を従来より広げても、H形鋼2のフ
ランジ2bの表面に長手方向と直交する方向に延びる突
起2cを設けてあるので、構造物1に対して表面側及び
裏面側から力が加わった際のコンクリート3の最大ひび
割れ幅を小さくすることができる。これは、後の試験例
を通して検証される。一方、H形鋼2の最小配置間隔
は、コンクリートの充填性などに配慮して決定する。鉄
筋のあきは、一般に、コンクルートの充填性を考慮して
40mm以上とされている。突起2cを設けたH形鋼2
のフランジ2bの最大幅を製造上の制約から300mm
と考え、フランジ間のあきを40mm以上とすると、H
形鋼2の最小配置間隔は、フランジ2bの幅wの1.1
5倍(340/ 300倍)と決定される。
工するには、基礎(図示せず)に複数のH形鋼2を建て
込んでおいてから、H形鋼2の周囲に型枠(図示せず)
を組み、この型枠の内部にコンクリート3を打設し、更
に前記型枠を脱型すればよい。次に、本発明に係る鉄骨
コンクリート構造物の第2実施形態を図3を参照して説
明する。図3は本発明に係る鉄骨コンクリート構造物の
第2実施形態を示し、(a)は鉄骨コンクリート構造物
の正面図、(b)は(a)の3b- 3b線に沿った断面
図である。
1は、スチールファイバー、ステンレスファイバー、ア
ラミド、ビニロン、炭素繊維、及びガラス繊維の群から
選択される一又は二以上の補強材をモルタルに混入した
中空直方体形状のプレキャスト型枠12と、このプレキ
ャスト型枠12の内側に設けられ、図2に示すH形鋼2
と同一形状の複数(本実施形態にあっては2本)のH形
鋼13と、プレキャスト型枠12内に打設されたコンク
リート14とからなっている。そして、この鉄骨コンク
リート構造物11において、複数のH形鋼13は、H形
鋼13の長手方向に延びる中心線CLの間隔dがフラン
ジ13bの幅wの1.15倍以上、10倍以下の範囲内
に位置するように配置されている。本実施形態において
は、中心線CLの間隔dは1000mm、フランジ13
bの幅wは100mmであり、前記間隔dは幅wの10
倍となっている。このように、本実施形態においては、
図1に示す鉄骨コンクリート構造物と比較してH形鋼1
3の最大配置間隔をフランジの幅の6倍以下から10倍
以下に広げることができた。この理由は、本実施形態の
鉄骨コンクリート構造物11は、コンクリート14の外
周にひび割れ抑制効果を有するプレキャスト型枠12を
設けているからである。これは、後の試験例を通して検
証される。一方、H形鋼13の最小配置間隔は、前述し
たのと同様の理由でフランジ13bの幅wの1.15倍
である。
施工するには、基礎(図示せず)に複数のH形鋼13を
建て込んでおいてから、H形鋼13の周囲にプレキャス
ト型枠12を組み、このプレキャスト型枠12の内部に
コンクリート14を打設すればよい。次いで、本発明に
係る鉄骨鉄筋コンクリート構造物の第1実施形態を図4
を参照して説明する。図4は本発明に係る鉄骨鉄筋コン
クリート構造物の第1実施形態を示し、(a)は正面
図、(b)は(a)の4b- 4b線に沿った断面図であ
る。
物21は、図2に示すH形鋼2と同一形状の複数(本実
施形態にあっては2本)のH形鋼22と、これらH形鋼
22を取り囲むように配置され、長手方向に延びる複数
の主筋23と、これら主筋23を長手方向において一定
の間隔で水平方向に巻く複数の帯筋24と、これらH形
鋼22、主筋23、及び帯筋24の周囲に設けられたコ
ンクリート25とからなる直方体形状の構造物である。
そして、この鉄骨鉄筋コンクリート構造物21におい
て、複数のH形鋼22は、H形鋼22の長手方向に延び
る中心線CLの間隔dがフランジ22bの幅wの1.1
5倍以上、6倍以下の範囲内に位置するように配置され
ている。本実施形態においては、図1に示す鉄骨コンク
リート構造物1に対して、長手方向に延びる主筋23を
加えているので、構造物21に対して正面側及び裏面
側、即ち前記長手方向と直交する方向から力が加わった
際のコンクリート25の最大ひび割れ幅を図1に示す鉄
骨コンクリート構造物1よりも抑制することができる。
このため、H形鋼22の最大配置間隔をフランジ22b
の幅Wの6倍以上とすることも可能である。一方、H形
鋼22の最小配置間隔は、前述したのと同様の理由でフ
ランジ22bの幅wの1.15倍である。
防止材の機能を有するものである。本実施形態において
は、コンクリート構造物の長手方向において100mm
ピッチで配置したが、前述の機能を省いても構造物全体
の機能に支障がない範囲であれば、経済面を考慮し帯筋
24を除いてもよい。図4に示す鉄骨鉄筋コンクリート
構造物21を施工するには、基礎(図示せず)に複数の
H形鋼2を建て込んでおいてから、H形鋼22の周囲に
複数の主筋23を立設し、これら主筋23の周囲を取り
囲むように複数の帯筋24を固定し、更に主筋23及び
帯筋24の周囲に支保工を組んで型枠(図示せず)を設
営する。そして、この型枠の内部にコンクリート25を
打設し、更に前記型枠を脱型すると共に支保工を解体す
ればよい。
構造物の第2実施形態を図5を参照して説明する。図5
は本発明に係る鉄骨鉄筋コンクリート構造物の第2実施
形態を示し、(a)は鉄骨鉄筋コンクリート構造物の正
面図、(b)は(a)の5b- 5b線に沿った断面図で
ある。図5において、鉄骨鉄筋コンクリート構造物31
は、図3に示す鉄骨コンクリート構造物11に使用され
たプレキャスト型枠12と同一形状、同一組成のプレキ
ャスト型枠32と、このプレキャスト型枠32の内側に
設けられ、長手方向に延びる複数の主筋33と、これら
主筋33を長手方向において一定の間隔で水平方向に巻
く複数の帯筋34と、主筋33の内側に設けられ、図2
に示すH形鋼2と同一形状の複数(本実施形態にあって
は2本)のH形鋼35と、プレキャスト型枠32内に打
設されたコンクリート36とからなっている。そして、
この鉄骨コンクリート構造物31において、複数のH形
鋼35は、H形鋼35の長手方向に延びる中心線CLの
間隔dがフランジ35bの幅の1.15倍以上、10倍
以下の範囲内に位置するように配置されている。本実施
形態においては、中心線CLの間隔dは1000mm、
フランジ2bの幅wは100mmであり、前記間隔dは
幅wの10倍となっている。このように、本実施形態に
おいては、図4に示す鉄骨鉄筋コンクリート構造物と比
較してH形鋼35の最大配置間隔をフランジの幅の6倍
以下から10倍以下に広げることができた。この理由
は、本実施形態の鉄骨コンクリート構造物11は、コン
クリート36の外周にひび割れ抑制効果を有するプレキ
ャスト型枠32を設けているからである。又、図3に示
す鉄骨コンクリート構造物11に対して、長手方向に延
びる主筋33を加えているので、鉄骨鉄筋コンクリート
構造物31に対して正面側及び裏面側、即ち前記長手方
向に直交する方向から力が加わった際のコンクリート3
6の最大ひび割れ幅を図3に示す鉄骨コンクリート構造
物11よりも抑制することができる。このため、H形鋼
35の最大配置間隔をフランジ35bの幅wの10倍以
上とすることも可能である。一方、H形鋼35の最小配
置間隔は、前述したのと同様の理由でフランジ35bの
幅wの1.15倍である。このコンクリート構造物31
を施工する際には、構造物全体の機能に支障がない範囲
であれば、経済面を考慮し帯筋34を除いてもよい。
1を施工するには、基礎(図示せず)に複数のH形鋼3
5を建て込んでおいてから、H形鋼35の周囲に複数の
主筋33を立設し、これら主筋33の周囲を取り囲むよ
うに複数の帯筋34を固定し、更に主筋33及び帯筋3
4の周囲にプレキャスト型枠32を組み、このプレキャ
スト型枠32の内部にコンクリート36を打設すればよ
い。
ト構造物の第1及び第2実施形態、図4及び図5に示す
鉄骨鉄筋コンクリート構造物に使用されるH形鋼2,1
3,22,35は、表面に突起を設けた鉄骨の一例であ
り、鉄骨としては、L形鋼やI形鋼等の他の形状のもの
であってもよい。又、上述の実施形態では、各H形鋼
2,13,22,35の表面に設けられる突起は、圧延
された鋼材に機械加工することによって形成されている
が、鋼材を圧延する段階で同時に形成されるものでもよ
く、また、H形鋼に丸鋼などを溶接して突起を形成して
もよい。
ランジ2b,13b,22b,35bの表面に設けられ
る突起の形状、個数、フランジ表面上での並べ方、ピッ
チ、高さ等は、前述に説明したものに限らず、いかなる
形状であってもよい。例えば、図8に示すチャッカー状
の突起2dのようにしてもよい。また、突起は、H形鋼
2,13,22,35のフランジ2b,13b,22
b,35bの外面に設けられる場合に限らず、フランジ
2b,13b,22b,35bの内面、あるいはウェブ
2a,13a,22a,35aの表面にも設けられても
よい。
設ける目的は、コンクリートと鉄骨との付着強度を増加
させ、コンクリートと鉄骨との付着切れを抑制すること
により、コンクリートに生じるひび割れ幅を小さくする
ことにあるから、突起の形状は、コンクリートと鉄骨と
が所定強度以上で付着し得る形状とする必要がある。本
発明者らは、図6及び図7において説明する試験による
付着強度が148kgf/cm2 以上であれば、鉄骨の
表面に設ける突起がいかなる形状であっても、ひび割れ
幅を十分に小さくできることを確認した。
を試験するための試験設備を示し、(a)は試験設備の
縦断面図、(b)は(a)の3b- 3b線に沿った断面
図である。図7は、鋼材の付着強度と鋼材の抜け出し量
との関係を示すグラフである。図6に示すように、鋼材
の付着強度の試験は、試験設備40の筒状の型枠(外径
267.4mm)41内に試験体となる鋼材43を配置
すると共に型枠41内にコンクリート(呼び強度300
kgf/cm2 )42を打設し、コンクリート42が硬
化した後に、コンクリート42を固定して鋼材43を上
方に引っ張り、その際の鋼材43の抜け出し量と引張力
とを測定して行う。付着力は引張力をコンクリートと鋼
材43との接触面積で除することによって求められる。
試験される鋼材43として、幅nが約50mm、厚さt
が約12mmの平板材の両面に高さh が1.5mm、ピ
ッチp が15mmの複数の突起43aを配設した鋼材A
と、前記平板材の両面に突起を設けていない鋼材Bを用
いて付着強度の試験を行った結果を図7に示す。
は約148kgf/cm2 、鋼材Bの最大付着強度が約
24kgf/cm2 となることがわかる。尚、鋼材Aに
設けた突起は、図2に示すH形鋼2のフランジ2bの表
面に形成される突起2cと同一形状であるので、突起が
最大付着強度を148kgf/cm2 超とできる形状で
あれば、図2に示すH形鋼2のフランジ2bの表面に設
けられる突起2cよりも、付着強度が大きく、コンクリ
ートの最大ひび割れ幅をより効果的に抑制することがで
きる。また、図8に示すチェッカー状の突起2dの場合
も、突起高さ等の調整により最大付着強度を148kg
f/cm2 以上とできることを確認している。
11及び図5に示す鉄骨鉄筋コンクリート構造物におい
て、プレキャスト型枠12,32に混入される補強材と
しては、ステンレスファイバーが好ましいが、このステ
ンレスファイバーに限定されるものではなく、スチール
ファイバー、アラミド、ビニロン、炭素繊維、及びガラ
ス繊維を混入することができる。又、補強材は、スチー
ルファイバー、ステンレスファイバー、アラミド、ビニ
ロン、炭素繊維、及びガラス繊維のうち複数のものを組
み合わせてもよい。
2を参照して説明する。なお、図9は鉄骨コンクリート
構造物の曲げ剪断試験の試験方法を示し、(a)は試験
体の側面図、(b)は(a)の9b- 9b線に沿った断
面図である。H形鋼の配置間隔が鉄骨コンクリート構造
物のひび割れ幅に及ぼす影響を評価するため、図9に示
すような鉄骨コンクリート構造物の曲げ剪断試験を行っ
た。
mm、及び表1に示す幅を有する構造体内に、高さ10
0mm、フランジ幅100mm、及び前記構造体の長さ
と同一の長さを有するH形鋼を2本配置したものであ
る。H形鋼の配置間隔は、表1に示すように、長手方向
に延びる中心線間隔が400mm(フランジ幅の4
倍)、600mm(フランジ幅の6倍)、800mm
(フランジ幅の8倍)、及び1000mm(フランジ幅
の10倍)の4通りである。試験体の構造形式は、表1
に示すように、突起のない一般のH形鋼を用いた鉄骨コ
ンクリート構造、図2に示すH形鋼2と同一の配置及び
形状で突起を設けた突起付きH形鋼を用いた鉄骨コンク
リート構造、図2に示すH形鋼2と同一の配置及び形状
で突起を設けた突起付きH形鋼を用い、さらに長手方向
に延びる複数の主筋23(図4中破線で示す主筋23)
を設けた鉄骨鉄筋コンクリート構造、図10に示すよう
なモルタルmにステンレスファイバーsを混入した中空
直方体形状のプレキャスト型枠f内に突起付きH形鋼を
用いた鉄骨コンクリート構造を配置した構造、及び前記
プレキャスト型枠f内に突起付きH形鋼と主筋23を配
置した鉄骨鉄筋コンクリート構造物の5通りである。
(140N/mm2 )に到達した時点におけるH形鋼の
位置(図9(b)中、X位置)での最大ひび割れ幅と、
H形鋼とH形鋼の中間の中心線上(図9(b)中、Y位
置)での最大ひび割れ幅とを測定し、各構造におけるH
形鋼の最大配置間隔を明らかにした。合格基準は、最大
ひび割れ幅がコンクリート標準示方書((社)土木学
会:「コンクリート標準示方書 設計編」、1996
年)における「特に厳しい腐食性環境」下での許容ひび
割れ幅の規定を基に設計した0.35mmの許容ひび割
れ幅を下回ることである。この結果を表2に示す。
鋼を用いた鉄骨コンクリート構造では、H形鋼の配置間
隔がフランジ幅の4倍、6倍、8倍、及び10倍のいず
れの場合にも不合格となることがわかった。即ち、H形
鋼の配置間隔がフランジ幅の4倍である実験No. NH0
4では、H形鋼の位置での最大ひび割れ幅が0.46m
m、中心線線上での最大ひび割れ幅が0.46mm、H
形鋼の配置間隔がフランジ幅の6倍である実験No. NH
06では、H形鋼の位置での最大ひび割れ幅が0.46
mm、中心線線上での最大ひび割れ幅が0.46mm、
H形鋼の配置間隔がフランジ幅の8倍である実験No. N
H08では、H形鋼の位置での最大ひび割れ幅が0.4
8mm、中心線線上での最大ひび割れ幅が0.54m
m、H形鋼の配置間隔がフランジ幅の10倍である実験
No. NH10では、H形鋼の位置での最大ひび割れ幅が
0.45mm、中心線線上での最大ひび割れ幅が0.6
5mmでいずれの場合にも合格基準である0.35mm
以下を満足していない。
ート構造では、H形鋼の配置間隔がフランジ幅の4倍及
び6倍の場合に合格となり、8倍及び10倍の場合には
不合格となることがわかった。即ち、H形鋼の配置間隔
がフランジ幅の4倍である実験No. DH04では、H形
鋼の位置での最大ひび割れ幅が0.34mm、中心線線
上での最大ひび割れ幅が0.33mm、H形鋼の配置間
隔がフランジ幅の6倍である実験No. DH06では、H
形鋼の位置での最大ひび割れ幅が0.32mm、中心線
線上での最大ひび割れ幅が0.34mmであり、いずれ
の場合でも合格基準である0.35mm以下を満足し
た。一方、H形鋼の配置間隔がフランジ幅の8倍である
実験No. DH08では、H形鋼の位置での最大ひび割れ
幅が0.36mm、中心線線上での最大ひび割れ幅が
0.41mmであり合格基準である0.35mm以下を
満足していない。又、H形鋼の配置間隔がフランジ幅の
10倍である実験No. DH10では、H形鋼の位置での
最大ひび割れ幅が0.31mmで合格基準である0.3
5mm以下を満足するものの、中心線線上での最大ひび
割れ幅が0.51mmであり合格基準である0.35m
m以下を満足していない。
鉄骨鉄筋コンクリート構造では、H形鋼の配置間隔がフ
ランジ幅の4倍、6倍の場合に合格になり、8倍及び1
0倍の場合には不合格となることがわかった。即ち、H
形鋼の配置間隔がフランジ幅の4倍である実験No. DH
R04では、H形鋼の位置での最大ひび割れ幅が0.2
8mm、中心線線上での最大ひび割れ幅が0.29m
m、H形鋼の配置間隔がフランジ幅の6倍である実験N
o. DHR06では、H形鋼の位置での最大ひび割れ幅
が0.29mm、中心線線上での最大ひび割れ幅が0.
30mmであり、いずれの場合でも合格基準である0.
35mm以下を満足した。一方、H形鋼の配置間隔がフ
ランジ幅の8倍である実験No. DHR08では、H形鋼
の位置での最大ひび割れ幅が0.32mmであり合格基
準を満たしているものの、中心線線上での最大ひび割れ
幅が0.36mmであり合格基準を満たしていない。
又、H形鋼の配置間隔がフランジ幅の10倍である実験
No. DHR10では、H形鋼の位置での最大ひび割れ幅
が0.29mmであり合格基準を満たしているものの、
中心線線上での最大ひび割れ幅が0.45mmであり合
格基準を満たしていない。
H形鋼を用いた鉄骨コンクリート構造を配置した構造で
は、H形鋼の配置間隔がフランジ幅の4倍、6倍、8
倍、及び10倍のいずれの場合にも合格となることがわ
かった。即ち、H形鋼の配置間隔がフランジ幅の4倍で
ある実験No. DHP04では、H形鋼の位置での最大ひ
び割れ幅が0.20mm、中心線線上での最大ひび割れ
幅が0.20mm、H形鋼の配置間隔がフランジ幅の6
倍である実験No. DHP06では、H形鋼の位置での最
大ひび割れ幅が0.19mm、中心線線上での最大ひび
割れ幅が0.20mm、H形鋼の配置間隔がフランジ幅
の8倍である実験No. DHP08では、H形鋼の位置で
の最大ひび割れ幅が0.21mm、中心線線上での最大
ひび割れ幅が0.25mm、H形鋼の配置間隔がフラン
ジ幅の10倍である実験No. DHP10では、H形鋼の
位置での最大ひび割れ幅が0.19mm、中心線線上で
の最大ひび割れ幅が0.31mmでいずれの場合にも合
格基準である0.35mm以下を満足している。
筋とを配置した鉄骨鉄筋コンクリート構造では、H形鋼
の配置間隔がフランジ幅の4倍、6倍、8倍、及び10
倍のいずれの場合にも合格となることがわかった。即
ち、H形鋼の配置間隔がフランジ幅の4倍である実験N
o. DHRP04では、H形鋼の位置での最大ひび割れ
幅が0.17mm、中心線線上での最大ひび割れ幅が
0.18mm、H形鋼の配置間隔がフランジ幅の6倍で
ある実験No. DHRP06では、H形鋼の位置での最大
ひび割れ幅が0.17mm、中心線線上での最大ひび割
れ幅が0.18mm、H形鋼の配置間隔がフランジ幅の
8倍である実験No. DHRP08では、H形鋼の位置で
の最大ひび割れ幅が0.18mm、中心線線上での最大
ひび割れ幅が0.21mm、H形鋼の配置間隔がフラン
ジ幅の10倍である実験No. DHRP10では、H形鋼
の位置での最大ひび割れ幅が0.18mm、中心線線上
での最大ひび割れ幅が0.27mmでいずれの場合にも
合格基準である0.35mm以下を満足している。
項1に係る鉄骨コンクリート構造物によれば、鉄骨を、
鉄骨本体の長手方向に延びる中心線の間隔が、前記鉄骨
本体の前記長手方向に直交する方向の幅の1.15倍以
上、6倍以下の範囲内に位置するように配置したので、
表面に突起を有する鉄骨の最大配置間隔を明確化するこ
とによって鉄骨の最大配置間隔を従来(H形鋼の最大配
置間隔をH形鋼の高さの4倍かつ100cmまでとす
る、即ちH形鋼の高さはフランジの幅とほぼ同一であ
り、H形鋼の最大配置間隔はフランジの幅の4倍までで
ある)より広げているので、鋼材量の低減を図ることが
できる。このため、従来よりも経済的な鉄骨コンクリー
ト構造物を提供することができる。
クリート構造物によれば、H形鋼を、H形鋼の長手方向
に延びる中心線の間隔がフランジの幅の1.15倍以
上、6倍以下の範囲内に位置するように配置したので、
請求項1と同様に、表面に突起を有するH形鋼の最大配
置間隔を明確化することによってH形鋼の最大配置間隔
を従来より広げているので、鋼材量の低減を図ることが
できる。
筋コンクリート構造物によれば、請求項1又は2記載の
鉄骨コンクリート構造物に、前記長手方向と略平行に延
びる主筋を配置したので、鉄骨鉄筋コンクリート構造物
に対して正面側及び裏面側、即ち前記長手方向と直交す
る方向から力が加わった際のコンクリートの最大ひび割
れ幅を請求項1及び2の鉄骨コンクリート構造物よりも
抑制することができる。
ート構造物によれば、スチールファイバー、ステンレス
ファイバー、アラミド、ビニロン、炭素繊維、及びガラ
ス繊維の群から選択される一又は二以上の補強材を混入
したプレキャスト型枠と、該プレキャスト型枠の内側に
設けられ、長手方向に延びる鉄骨本体の表面に突起を設
けてなる複数の鉄骨と、前記プレキャスト型枠内に打設
されたコンクリートとを有し、前記鉄骨を、前記鉄骨本
体の前記長手方向に延びる中心線の間隔が、前記鉄骨本
体の前記長手方向に直交する方向の幅の1.15倍以
上、10倍以下の範囲内に位置するように配置したの
で、請求項1の鉄骨コンクリート構造物と比較して鉄骨
の最大配置間隔がより広がり、鋼材量をより一層低減す
ることができる。
クリート構造物によれば、スチールファイバー、ステン
レスファイバー、アラミド、ビニロン、炭素繊維、及び
ガラス繊維の群から選択される一又は二以上の補強材を
混入したプレキャスト型枠と、該プレキャスト型枠の内
側に設けられ、フランジの表面に突起を設けた長手方向
に延びる複数のH形鋼と、前記プレキャスト型枠内に打
設されたコンクリートとを有し、前記H形鋼を、前記H
形鋼の前記長手方向に延びる中心線の間隔が前記フラン
ジの幅の1.15倍以上、10倍以下の範囲内に位置す
るように配置したので、請求項2の鉄骨コンクリート構
造物と比較してH形鋼の最大配置間隔がより広がり、鋼
材量をより一層低減することができる。
ンクリート構造物によれば、請求項4又は5記載の鉄骨
コンクリート構造物に、前記長手方向と略平行に延びる
主筋を配置したので、鉄骨鉄筋コンクリート構造物に対
して正面側及び裏面側、即ち前記長手方向と直交する方
向から力が加わった際のコンクリートの最大ひび割れ幅
を請求項4及び5の鉄骨コンクリート構造物よりも更に
抑制することができる。
施形態を示し、(a)は鉄骨コンクリート構造物の正面
図、(b)は(a)の1b- 1b線に沿った断面図であ
る。
形鋼を示し、(a)はH形鋼の正面図、(b)は(a)
の部分左側面図である。
施形態を示し、(a)は鉄骨コンクリート構造物の正面
図、(b)は(a)の3b- 3b線に沿った断面図であ
る。
1実施形態を示し、(a)は鉄骨鉄筋コンクリート構造
物の正面図、(b)は(a)の4b- 4b線に沿った断
面図である。
2実施形態を示し、(a)は鉄骨鉄筋コンクリート構造
物の正面図、(b)は(a)の5b- 5b線に沿った断
面図である。
ための試験設備を示し、(a)は試験設備の縦断面図、
(b)は(a)の3b- 3b線に沿った断面図である。
示すグラフである。
起を示す部分平面図である。
方法を示し、(a)は試験体の側面図、(b)は(a)
の9b- 9b線に沿った断面図である。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 長手方向に延びる鉄骨本体の表面に突起
を設けてなる複数の鉄骨と、該鉄骨の周囲に設けられた
コンクリートとを有し、前記鉄骨を、前記鉄骨本体の前
記長手方向に延びる中心線の間隔が前記鉄骨本体の前記
長手方向に直交する方向の幅の1.15倍以上、6倍以
下の範囲内に位置するように配置したことを特徴とする
鉄骨コンクリート構造物。 - 【請求項2】 フランジの表面に突起を設けた長手方向
に延びる複数のH形鋼と、該H形鋼の周囲に設けられた
コンクリートとを有し、前記H形鋼を、前記H形鋼の前
記長手方向に延びる中心線の間隔が前記フランジの幅の
1.15倍以上、6倍以下の範囲内に位置するように配
置したことを特徴とする鉄骨コンクリート構造物。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の鉄骨コンクリート
構造物に、前記長手方向と略平行に延びる主筋を配置し
たことを特徴とする鉄骨鉄筋コンクリート構造物。 - 【請求項4】 スチールファイバー、ステンレスファイ
バー、アラミド、ビニロン、炭素繊維、及びガラス繊維
の群から選択される一又は二以上の補強材を混入したプ
レキャスト型枠と、該プレキャスト型枠の内側に設けら
れ、長手方向に延びる鉄骨本体の表面に突起を設けてな
る複数の鉄骨と、前記プレキャスト型枠内に打設された
コンクリートとを有し、前記鉄骨を、前記鉄骨本体の前
記長手方向に延びる中心線の間隔が、前記鉄骨本体の前
記長手方向に直交する方向の幅の1.15倍以上、10
倍以下の範囲内に位置するように配置したことを特徴と
する鉄骨コンクリート構造物。 - 【請求項5】 スチールファイバー、ステンレスファイ
バー、アラミド、ビニロン、炭素繊維、及びガラス繊維
の群から選択される一又は二以上の補強材を混入したプ
レキャスト型枠と、該プレキャスト型枠の内側に設けら
れ、フランジの表面に突起を設けた長手方向に延びる複
数のH形鋼と、前記プレキャスト型枠内に打設されたコ
ンクリートとを有し、前記H形鋼を、前記H形鋼の前記
長手方向に延びる中心線の間隔が前記フランジの幅の
1.15倍以上、10倍以下の範囲内に位置するように
配置したことを特徴とする鉄骨コンクリート構造物。 - 【請求項6】 請求項4又は5記載の鉄骨コンクリート
構造物に、前記長手方向と略平行に延びる主筋を配置し
たことを特徴とする鉄骨鉄筋コンクリート構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26941799A JP2001090193A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 鉄骨コンクリート構造物及び鉄骨鉄筋コンクリート構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26941799A JP2001090193A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 鉄骨コンクリート構造物及び鉄骨鉄筋コンクリート構造物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001090193A true JP2001090193A (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=17472138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26941799A Pending JP2001090193A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 鉄骨コンクリート構造物及び鉄骨鉄筋コンクリート構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001090193A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003082766A (ja) * | 2001-09-10 | 2003-03-19 | Maeda Corp | 鉄筋鉄骨コンクリート構造物における鉄骨定着構造 |
JP2004098099A (ja) * | 2002-09-06 | 2004-04-02 | Jfe Steel Kk | フィレット部近傍に突起を有する形鋼、その製造方法及び装置 |
JP2007197936A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Okumura Corp | 壁ユニット、耐震壁およびその構築方法 |
JP2008190233A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Tokyu Construction Co Ltd | 長尺構造物及び鉄骨鉄筋部材 |
JP2010065442A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Maeda Corp | 鉄骨と鋼殻の接合構造 |
-
1999
- 1999-09-22 JP JP26941799A patent/JP2001090193A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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