JP2001090032A - 反射ビーズ付きシート状標識とその形成方法 - Google Patents

反射ビーズ付きシート状標識とその形成方法

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JP2001090032A
JP2001090032A JP26660099A JP26660099A JP2001090032A JP 2001090032 A JP2001090032 A JP 2001090032A JP 26660099 A JP26660099 A JP 26660099A JP 26660099 A JP26660099 A JP 26660099A JP 2001090032 A JP2001090032 A JP 2001090032A
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reflective
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Hideo Takenaka
英雄 竹中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、反射効率を向上させた反射ビーズ
付きシート状標識とそのシート状標識の形成方法に関す
る。 【解決手段】 シート表面の表示部に塗布された印刷イ
ンクの粘着力で反射ビーズを接着保持させる構成のシー
ト状標識において、反射ビーズを接着させる表示部に、
反射ビーズを隙間のない状態で平滑的かつ密集的に並べ
て接着保持し、各反射ビーズにおけるシート側と向き合
わない側の反射面には、前記印刷インクが付着していな
い構成としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射ビーズを表示部の
印刷面に接着保持させた反射ビーズ付きシート状標識と
そのシート状標識の形成方法に関する。
【0002】道路工事現場、建設現場等では、表示幕、
ステッカー等に「安全」、「あぶない」、「工事中」、
「入ってはいけません」、「停止位置」等の適宜の文字
あるいは図形等を表示したシート状標識、さらにはイベ
ント会場やスポーツ競技施設等で宣伝用、案内用、さら
には応援用として旗、幕、その他のシート状標識等が広
範囲で使用されている。
【0003】以下これらのものを総称して「シート状標
識」と称することにするが、一般的に、このシート状標
識はネット製即ちネット状生地を使用することが多い。
これは、シート状標識が風に煽られて倒れたり、大きく
撓んで生地が破損したりする事故を防止する理由からで
ある。
【0004】ここでネット状生地とは、テトロン糸に塩
ビをコーティングした糸を直交状に交差させたような構
成の生地(一般に、「ターポリン」と称される)が代表
的であり、ひとつのます目の大きさは約1〜8mm/辺
程度からなるものが良く使われている。
【0005】
【従来の技術】上述のシート状標識には、各種の文字や
図形等が表示されており、さらに必要に応じて表示部に
蛍光塗料等を使用したものも存在する。また夜間等に光
反射効果を向上させるために、シート状標識の表示部に
反射ビーズ(ガラスビーズや樹脂ビーズ製のもの)を接
着保持させて、標識を目立つように工夫したものもあ
る。
【0006】ところで、シート状標識は一般的に、シル
ク版を通して印刷インクを印刷するシルクスクリーンの
方法が採用されている。このシート状標識に反射ビーズ
を取り付けるには、従来は印刷インクの中に予め反射ビ
ーズを攪拌混合しておき、この反射ビーズを混入した印
刷インクをシルク版を通してシート表面の表示部に直接
印刷塗布する方法が採用されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の方法により形成
されるシート状標識にあっては、図8に示すように、表
示部に接着保持した反射ビーズは、何れのビーズもその
全表面が印刷インクで被覆された状態となっており、例
えその被覆印刷インクが透明インクであったとしても、
そこに照射された光は反射ビーズの周囲の印刷インク層
を通して反射ビーズ面で反射されることになっていた。
このため、印刷インクがフィルターとなって光の透過率
が弱まり、結果的に反射の度合いが低下して目立ちにく
くなるという問題点があった。
【0008】さらに従来のシート状標識に接着保持され
た反射ビーズは、シルク版の印刷インク透過用のます目
を通して表示部に接着保持するようになっているため、
おのずからその反射ビーズはまばらな状態で接着保持さ
れることになり、表示部の単位面積当たりの反射ビーズ
密度は小さなものであった。この観点からも、従来のシ
ート状標識は、照射された光の反射の度合いが低下して
目立ちにくくなるという問題点があった(図8参照)。
【0009】本発明は、反射ビーズを接着保持させる目
標範囲たるシート表面の表示部に、反射ビーズが平滑的
かつ密集的に接着保持され、各反射ビーズの反射面側
は、印刷インクに覆われることなく反射ビーズの素材が
むき出しのまま露出しており、これにより照射光の反射
効率を上げるようにした反射ビーズ付きシート状標識と
その形成方法を提供し、もって上記の問題点を解消せん
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の課題を解決する
ための手段として、まず請求項1記載のものはシート表
面の表示部に塗布された印刷インクの粘着力で反射ビー
ズを接着保持させる構成のシート状標識において、反射
ビーズを接着させる表示部に、反射ビーズを隙間のない
状態で平滑的かつ密集的に並べて接着保持し、各反射ビ
ーズにおけるシート側と向き合わない側の反射面には、
前記印刷インクが付着していない構成としたことを特徴
とする反射ビーズ付きシート状標識である。
【0011】また請求項2記載のものは、反射ビーズの
高さ寸法の三分の一〜二分の一の部分を、シート表面に
塗布した印刷インクの中に埋め込んだ構成としたことを
特徴とする請求項1記載の反射ビーズ付きシート状標識
である。
【0012】また請求項3記載のものは、シート表面の
表示部に印刷インクを印刷する印刷工程と、表示部に印
刷された印刷インクが未乾燥の状態下でシート表面の表
示部に反射ビーズを載せる反射ビーズセット工程と、シ
ート表面の表示部に載せられた反射ビーズを印刷インク
に押圧する圧着工程と、シート表面の表示部の印刷イン
クを乾燥させる乾燥工程とからなることを特徴とする反
射ビーズ付きシート状標識の形成方法である。
【0013】上記の構成に係る本発明の反射ビーズ付き
シート状標識は、反射ビーズによる照射光の反射効率が
向上するため、各種の標識として目立ち易くなるという
特徴がある。
【0014】また本発明に係る反射ビーズ付きシート状
標識の形成方法は、上述の照射光の反射効率を向上させ
ることができるシート状標識を確実に形成することがで
きるという特徴がある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の反射ビーズ付きシ
ート状標識及びその形成方法の一実施態様を詳述する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0016】本発明の形成方法を図3以下に従って説明
すると、まず標識の基板となるシート1の表面の表示部
2にシルク印刷により印刷インク3を印刷するための印
刷工程を行う(図3参照)。この印刷工程は、必要に応
じて複数回繰り返して多色の印刷を行うようにすること
もできる。
【0017】この表示部2の印刷インク3は、乾燥する
迄は粘着力を有しているため、その印刷インクの未乾燥
状態下で表示部2の印刷インク面に反射ビーズ4を載せ
ると、そこに載せられた反射ビーズ4は印刷インクの粘
着力によりシート1に仮付着して反射ビーズセット工程
が完了する(図4参照)。
【0018】この反射ビーズセット工程時には、反射ビ
ーズ4はシルク版を通すことなくシート1の表示部2に
直接ふりかけられ、印刷インク3で仮付着するようにな
る。
【0019】上記の反射ビーズセット工程が完了した段
階では、十分に反射ビーズが印刷インク3に圧着保持さ
れていないため、続いて反射ビーズ4の上面から回転ロ
ーラー等の押し込み体5を押し当てて、反射ビーズ4を
印刷インク3方向に押圧する圧着工程を行う(図5参
照)。
【0020】この圧着工程を行うことにより、反射ビー
ズ4は印刷インク3の中にしっかり押し込まれ、かつ複
数段状に載せられていた反射ビーズを一段状になるよう
平面方向に押し広げ、これにより表示部2に接着保持さ
れる反射ビーズ4は隙間のない状態で平滑的かつ密集的
に接着保持されることになる。
【0021】ここで、反射ビーズ4を印刷インク3の中
に埋め込む際の寸法比率としては、反射ビーズ4の高さ
寸法の三分の一を下回る場合には反射ビーズの接着保持
効果が不十分となり、逆に二分の一を上回ると印刷イン
クが反射ビーズの反射面を覆うことになって照射光の反
射効率に悪影響を及ぼすことが発明者の実験により判明
している。
【0022】上述の圧着工程が完了した後は、表示部2
の反射ビーズの接着保持を確実なものにするため、乾燥
機又は天日乾燥の手段により印刷インク3を乾燥させる
ための乾燥工程を行う(図6参照)。
【0023】図1及び図2に示すシート状標識Aは、本
発明方法により形成されたもので、シート1の周囲を縁
取り6で保護し、印刷インク3の下地層7の上面には、
二色の上塗り層8a、8bを印刷し、この上塗り層8
a、8bの表面に反射ビーズ4を接着保持させたもので
ある。
【0024】このシート状標識Aは、そのまま取り付け
枠に取り付けて使用されるか、壁等に直接取り付けられ
る等して使用されることとなる。
【0025】
【発明の効果】よって本発明の反射ビーズ付きシート状
標識によれば、反射ビーズがむき出し状で平面的かつ集
中的に表示部に接着保持されているので、図8に示すよ
うに照射光を妨げるようなビーズを覆うインク層は存在
せず、また図9に示すように、反射ビーズが複数段状に
積層して、各ビーズ間に空気だまりができて反射効率を
低下させることもないため、標識として照射光の反射効
率が格段に向上する。
【0026】このため、夜間や薄暮等の如く、シート状
標識の視認が困難となるような場合でも、シート状標識
が目立つ標識となるので、標識を見るべき立場の人々の
安全性が確保され、同時に宣伝広告効果や案内効果が格
段に向上するという効果がある。
【0027】さらに、請求項2記載の標識は、反射ビー
ズが表示部の印刷インクに確実に接着保持され、かつ余
分な印刷インクが反射ビーズを覆うこともないため、標
識としての機能確保に一層優れる効果がある。
【0028】また本発明の形成方法によれば、上述のご
とき機能性に優れ、宣伝広告効果や案内効果が向上する
反射ビーズ付きシート状標識を、確実かつ正確に形成す
ることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る反射ビーズ付きシート状標識の正
面図である。
【図2】前図の要部拡大図である。
【図3】本発明に係る形成方法の印刷工程を示す側面図
である。
【図4】同反射ビーズセット工程を示す側面図である。
【図5】同圧着工程を示す側面図である。
【図6】同乾燥工程を示す側面図である。
【図7】本発明に係る反射ビーズ付きシート状標識の反
射作用を示す側面図である。
【図8】従来の反射ビーズ付きシート状標識の反射作用
を示す側面図である。
【図9】従来の反射ビーズ付きシート状標識の反射作用
を示す側面図である。
【符号の説明】
A…シート状標識 1…シート 2…表示部 3…印刷インク 4…反射ビーズ 5…押し込み体 6…縁取り 7…下地層 8a、8b…上塗り層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート表面の表示部に塗布された印刷イ
    ンクの粘着力で反射ビーズを接着保持させる構成のシー
    ト状標識において、反射ビーズを接着させる表示部に、
    反射ビーズを隙間のない状態で平滑的かつ密集的に並べ
    て接着保持し、各反射ビーズにおけるシート側と向き合
    わない側の反射面には、前記印刷インクが付着していな
    い構成としたことを特徴とする反射ビーズ付きシート状
    標識。
  2. 【請求項2】 反射ビーズの高さ寸法の三分の一〜二分
    の一の部分を、シート表面に塗布した印刷インクの中に
    埋め込んだ構成としたことを特徴とする請求項1記載の
    反射ビーズ付きシート状標識。
  3. 【請求項3】 シート表面の表示部に印刷インクを印刷
    する印刷工程と、表示部に印刷された印刷インクが未乾
    燥の状態下でシート表面の表示部に反射ビーズを載せる
    反射ビーズセット工程と、シート表面の表示部に載せら
    れた反射ビーズを印刷インクに押圧する圧着工程と、シ
    ート表面の表示部の印刷インクを乾燥させる乾燥工程と
    からなることを特徴とする反射ビーズ付きシート状標識
    の形成方法。
JP26660099A 1999-09-21 1999-09-21 反射ビーズ付きシート状標識とその形成方法 Withdrawn JP2001090032A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105568885A (zh) * 2016-02-19 2016-05-11 陆玉正 一种基于太阳能的电子墨水交通指示牌

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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