JP2001088280A - 非接着性樹脂成形体への印刷方法、その印刷方法により表面印刷された電線・ケーブル及びその印刷装置 - Google Patents

非接着性樹脂成形体への印刷方法、その印刷方法により表面印刷された電線・ケーブル及びその印刷装置

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JP2001088280A
JP2001088280A JP26665099A JP26665099A JP2001088280A JP 2001088280 A JP2001088280 A JP 2001088280A JP 26665099 A JP26665099 A JP 26665099A JP 26665099 A JP26665099 A JP 26665099A JP 2001088280 A JP2001088280 A JP 2001088280A
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adhesive resin
cable
ultraviolet irradiation
electric wire
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Yasuhiko Takahashi
靖彦 高橋
Masaru Inagake
勝 稲掛
Seiji Asano
誠司 浅野
Kazuo Ando
和夫 安藤
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接着性樹脂成形体の表面に所定の事項を印
刷するに際し、必要に応じて印刷事項を変えることが
き、しかも印刷事項が摩擦により容易に消えることのな
い印刷方法等を提供する。 【解決手段】 少なくともその表面が非接着性樹脂から
なる非接着性樹脂成形体、例えばポリエチレンなどの電
線・ケーブルの被覆体の表面に紫外線照射をした後、イ
ンクジェットプリンタで印刷することを特徴とする印刷
方法、その印刷方法により表面印刷された電線・ケーブ
ル及び紫外線照射装置と、その下流側に設けられたイン
クジェットプリンタとを備え、紫外線照射装置が、紫外
線照射ランプとそれに平行に通過するように設けられた
通過孔を有する筐体とからなる印刷装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】少なくともその表面が非接着
性樹脂からなる非接着性樹脂成形体、例えばポリエチレ
ンのような非接着性樹脂を被覆体とする電線・ケーブル
の表面に所定の事項を印刷する印刷方法、その印刷方法
により被覆体表面に所定の事項を印刷した電線・ケーブ
ル及びその印刷装置に関するものであり、さらに詳しく
は摩擦などにより消えるおそれのない印刷方法及び印刷
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電線やケーブル(以下「電線・ケ
ーブル」という)の絶縁体や外被(以下「被覆体」とい
う)の表面に所定の事項を印刷する方法としては、ホッ
トスタンプ方式がよく用いられていた。これは、電線・
ケーブルの被覆体表面に専用のテープを縦添えし、電線
・ケーブルを引き取りながらこのテープに加熱印字ロー
ルを当接し、電線・ケーブルの走行にともなってこのロ
ールを押圧・回転させつつ被覆体表面に印刷する方法で
ある。この方法は、摩擦などによって消えるおそれはな
いが、印刷する事項が変わるとその都度加熱ロールを取
り替えなければならないため、時間的ロスが多く、面倒
であった。印刷事項が社名、年号、レングスマークのよ
うに限られている場合はまだよいが、近年印刷する事項
が社名、年号、レングスマーク以外に識別記号、ユーザ
ー名、品種、サイズ、被覆体材料名などと増加してきた
ため、印刷内容が変わるごとに押出ラインを停止して、
印字ロールを取り替えなければならない頻度が多くなっ
てきた。
【0003】そこで、最近は押出ラインの運転中に印刷
内容を変える必要が生じたとき、即座に対応することが
できるインクジェット方式による印刷が主流となりつつ
ある。しかし、インクジェット方式では、被覆体がポリ
エチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネ
−ト、ポリイミドなどのようにインクとの接着性に乏し
い樹脂(以下「非接着性樹脂」という)からなる場合、
摩擦などにより印刷が消えやすいという問題がある。特
に、ケーブルを地下の管路に多条布設する際、ケーブル
同士が擦れあったり、布設用管路に擦れ合ったりして印
刷が部分的に見えにくくなったり、消えてしまうという
問題点が出てきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解消するためになされたもので、請求項1乃至3に
記載の発明は、例えばポリエチレンのような非接着性樹
脂を被覆体とする電線・ケーブルのように、少なくとも
その表面が非接着性樹脂からなる非接着性樹脂成形体の
表面に所定の事項を印刷するに際し、必要に応じて印刷
事項を変えることができ、しかも印刷事項が摩擦により
容易に消えることのない印刷方法を提供することを課題
とする。
【0005】請求項4記載の発明は、非接着性樹脂から
なる被覆体を有する電線・ケーブルであって、被覆体に
印刷された所定の印刷事項が容易に消えることのない電
線・ケーブルの提供を課題とする。
【0006】請求項5乃至6に記載の発明は、非接着性
樹脂からなる電線・ケーブルの被覆体に容易に消えるこ
とのないように所定の事項を印刷するのに適した印刷装
置の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するめ、
請求項1記載の発明は、非接着性樹脂成形体への印刷方
法であって、少なくともその表面が非接着性樹脂からな
る非接着性樹脂成形体の表面に紫外線照射をした後、イ
ンクジェットプリンタで印刷することを特徴とする。こ
れにより、インクの接着性がよくなり、摩擦により消え
ることがない。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の非
接着性樹脂成形体への印刷方法において、前記非接着性
樹脂成形体は、少なくともその表面が非接着性樹脂から
なる押出成形体であることを特徴とする。これにより、
押出成形の流れに沿って、紫外線照射をした後印刷をす
るので、効率的である。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の非
接着性樹脂成形体への印刷方法において、前記非接着性
樹脂からなる押出成形体は、電線・ケーブルの被覆体で
あることを特徴とする。これにより、被印刷体が電線・
ケーブルの被覆体であり、電線・ケーブルの多様な印刷
需要に対応して、連続生産中に印刷事項の切り替えが容
易にでき、しかも摩擦等によって消えることがない。
【0010】請求項4記載の発明は、被覆体が非接着性
樹脂からなる電線・ケーブルであって、非接着性樹脂か
らなる被覆体に紫外線照射をした後、インクジェットプ
リンタで所定の事項を印刷してなることを特徴とする。
これにより、被印刷体が非接着性樹脂からなる電線・ケ
ーブルの被覆体であるにもかかわらず、被覆体に紫外線
照射をした後、インクジェットプリンタで所定の事項を
印刷してあるので、多条布設などのため互いに摩擦され
るようなことがあっても、印刷事項が消えることがな
い。
【0011】請求項5記載の発明は、非接着性樹脂から
なる電線・ケーブルの被覆体への印刷装置であって、紫
外線を照射する紫外線照射装置と、その下流側に設けら
れ、前記紫外線を照射された被覆体に所定の事項を印刷
するインクジェットプリンタとを備え、前記紫外線照射
装置は、線状の紫外線照射ランプと、その紫外線照射ラ
ンプを内部に保持する筐体とを有し、前記筐体は、前記
押出成形体が前記線状の紫外線照射ランプと平行に通過
するよう設けられた通過孔を有することを特徴とする。
これにより、電線・ケーブルのような線状の押出成形体
に紫外線を照射した後、インクジェットプリンタで印刷
するのに好適である。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項5記載の印
刷装置において、前記紫外線照射装置の筐体は、その内
面に反射板を有し、前記反射板は、前記紫外線照射ラン
プから放射される紫外線が前記電線・ケーブルの被覆体
の印刷面に焦点を結ぶように反射する曲面を有すること
を特徴とする。これにより、照射装置のエネルギー効率
がよい。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項5又は6記
載の印刷装置において、前記紫外線照射ランプは、照射
量調節可能に形成され、前記筐体は、吸気孔及び排気孔
と、そのいずれかに設けられた送風機とを有し、吸気孔
又は排気孔のいずれか又は両方が流通空気量調節可能に
形成されていることを特徴とする。これにより、電線・
ケーブルの種類に応じて、照射エネルギーと照射面温度
を適切な値に調節するのが容易である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施の形態について説明する。図1及び図2は、表面が
非接着性樹脂からなる押出被覆成形体(例えば、被覆体
がポリエチレンからなる電線・ケーブル)への印刷方
法、その印刷方法により印刷された電線・ケーブル及び
印刷装置の概要説明図であり、図1は電線・ケーブル及
び印刷装置の側面模式図、図2は平面模式図である。図
1において、1は電線・ケーブル5の被覆体表面に所定
の事項を印刷する印刷装置、2は電線・ケーブル5の被
覆体を押出被覆した後冷却するための冷却水槽、3は冷
却時に電線・ケーブル5の表面に付着した水分を除去す
るためのエアワイパー、4は電線・ケーブル5をP方向
に引き取る引取装置である。
【0015】印刷装置1は、紫外線照射装置10と、そ
の下流側に設けられ、紫外線照射された電線・ケーブル
の被覆体に所定の事項を印刷するインクジェットプリン
ター30とからなる。紫外線照射装置10は、支持具1
4に支持された紫外線照射ランプ11と、その電源13
と、照射ランプ11を内蔵する筐体15とを備えてお
り、筐体15は排気孔18と図示しない吸気孔と排気孔
18に排気管20を介して結合される送風機19とを備
えている。紫外線照射ランプ11は、電源13の図示し
ない制御部により照射量の調節が可能であり、また、筐
体15は排気孔18に設けられたダンパー21の回転に
より空気流通量の調節が可能であり、それにより筐体内
温度を調節することができる。照射量が一定でよい場合
は電源13の制御部はなくてもよく、その場合、筐体1
5内の温度調節の手段はその必要がなければ設けなくて
もよい。また、温度調節の手段は上記に限定されるもの
ではない。
【0016】インクジェットプリンタ30は、インク供
給部31と、インク供給部31から供給されるインクを
噴射するノズル32と、その噴射を制御する制御部33
とかなる。制御部33は例えばノズル群の各単位ノズル
の基部に設けられたピエゾ(圧電素子)とこのピエゾを
駆動するピエゾドライバとこのドライバに所定の事項を
印刷する命令を与える操作部とからなる。この操作部か
ら任意の印刷事項を入力することにより、多様な印刷に
対応できる。
【0017】図2において、上記電線・ケーブル5の表
面に先ず紫外線照射装置10により紫外線を照射した
後、インクジェットプリンタ30により印刷すると、紫
外線照射により電線・ケーブル表面が改質され、インク
に対する接着性が改善されるので、印刷された事項iが
機械的摩擦などによって消えることのない電線・ケーブ
ル5が得られる。
【0018】ポリエチレン等の非接着性樹脂は、極性が
少なく結晶性であるためにインク等の接着性が悪いこと
は知られており、その改質方法として、サンドペーパ
等により磨いて、その表面を粗にする物理的方法、火
炎加熱による熱的処理方法、化学薬品処理などによる
化学的方法、電子線処理、放射線処理、コロナ放電処
理、プラズマ処理、紫外線照射処理などのエネルギー照
射方法などがあるが、本発明者等は種々検討した結果、
非接着性樹脂の接着性の改善にはの方法が最も効果的
であり、の各処理方法の中では、紫外線照射処理が、
安全で、低コストであり、押出成形体などの連続生産中
に適用可能であり、材料の他の特性を損ねることもない
ので適していることを見出し、かつそのようにして印刷
性が改善された非接着性樹脂成形体の表面には、インク
ジェット方式による印刷でも容易に消えない印刷が可能
であることを見出し本発明を完成したものである。そし
て、インクジェット方式による印刷でも消えない印刷が
可能となった結果、印刷事項が多様化しても容易に対応
できるようになったのである。
【0019】次に、図3乃至図5に基づいて、紫外線照
射装置10の具体例について説明する。図3は紫外線照
射装置10の通過孔16を電線・ケーブル5が通過する
状態を示す斜視図である。図3に示されるように、筐体
15の上部15aと下部15bとは片側を後述する蝶番
cで結合され、他の側のフランジ15a11と15b11
ボルトbで開閉可能に結合されている。筐体15はまた
中央部15a1 ,15b1 と端部15a2 ,15b2
区分される。線状の照射ランプ11と通過孔16を通過
する電線・ケーブル5とはほぼ平行になるように設けら
れており、例えばコア5a上に被覆体5bが被覆された
ケーブル5が通過孔16を通過すると、照射ランプ11
からケーブル5の被覆体5bに紫外線が照射される。
【0020】図4は筐体15の上部15aと下部15b
を開いた状態の平面図、図5はそのA−A断面矢視図で
ある。図4に示すように、筐体の上部15aと下部15
bとは、前述のように蝶番cで開閉可能に結合され、蝶
番cの反対側には開閉用のボルト孔b1 ,b1 ・・・を
設けたフランジ15a11,15b11が形成されている。
筐体の上部15aには、照射ランプ11がその端部11
aを支持体14に支持され、図示しない電源13と下部
15bに設けられた端子部13aを介して電線13bで
接続されている。筐体下部15bの両側端部15b2
は、電線・ケーブル5の通過孔16を形成するガイド管
16bが嵌合され、それによって形成される通過孔16
内を電線・ケーブル5が通過するように形成される。な
お、筐体上部の両側端部15a2に設けられた切り欠き
部16aは筐体15を閉めた時にこのガイド管16bが
筐体下部の端部15b2 から上にはみ出る部分を収納す
る切り欠き部である。また、筐体上部15aには反射板
12a,12bが、筐体下部15bには反射板12c,
12dがそれぞれ設けられている。
【0021】図5に示すように反射板12a,12b,
12c,12dは、筐体中央部15a1 及び15b1
それぞれ固定された支持板12a2 ,12b2 及び12
2,12d2 と、各支持板上に形成されたミラー12
1 ,12b1 及び12c1,12d1 からなり、全体
として断面がほぼ楕円状に形成され、上部及び下部には
空気の流通路が形成されている。そして、紫外線照射ラ
ンプ11及び通過孔16内を通過する電線・ケーブル5
がこの楕円の二つの焦点にほぼ位置するように配設され
る。したがって、照射ランプ11から放射された紫外線
fは、反射板12により反射され、電線・ケーブル5の
表面に集まるので照射効率がよくなる。
【0022】ここには図示していないが、前述のように
排気管20を介して送風機19を駆動すると、フィルタ
ーを備えた吸気孔17から吸気e1 され、反射板12の
上部、下部に設けられた切り欠き部から反射板内部に入
り、照射ランプ11、電線・ケーブル5を経て排気e2
される。排気管20にダンパ21を設けてあるので、こ
れによって流通空気量が調節され、前述の照射ランプ1
1の電源13の制御部による紫外線照射量の調節と相俟
って、電線・ケーブルの種類に応じて照射エネルギーと
照射面温度を適切な値に調節することができる。
【0023】なお、本発明の印刷方法は、上記のような
電線・ケーブルに限らず、非接着性樹脂からなるパイプ
や棒のような押出成形体またはシートや箱のような圧縮
または射出成形体にも適用できる。
【0024】
【実施例】通信ケーブル200SBAのポリエチレンシ
ースを線速15m/minで、照射条件を変化させつつ
押出被覆をおこなった。そして、この紫外線照射による
表面改質処理を施したものと他の方法により表面改質処
理をおこなったものについて、表面印刷をおこなった
後、磨耗試験をおこなった。<試験方法>磨耗試験方法
の概要は次のとおりである。図6は、磨耗試験装置40
の説明図であり、試料固定具42を有する試料固定台4
1、荷重付加装置44、おもり45及び試料固定台を往
復動させる駆動モータMからなる。ケーブル5の試料を
印刷面を上にして固定具42で固定し、荷重付加装置4
4の磨耗部44aに磨耗治具43を取り付け、荷重付加
軸44bの上端に設けられた荷重付加台44cにおもり
45を載せる。磨耗治具43の材料は、JIS L 3
201に規定されたフェルトに含水させたものとし、お
もりは1.5kgとして、サイクル速度30回/分で4
00サイクル往復動rさせた。この往復動rの後、外被
の印刷事項を観察し、つぎのように評価した。 印刷事項がはっきりと読み取れるもの ○ 印刷事項に読み取れない部分があるか又は全体に読
み取りにくいもの△ 印刷事項が殆ど読み取れないもの ×
【0025】各試料の表面改質処理方法と評価結果を表
1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】表1の結果からも明らかなように、紫外線
照射処理を施した本発明の実施例はいずれも○と評価さ
れ、比較例のものに比し良好であった。特に、実施例の
3,4は試験後も印刷事項が鮮明であり、特に良好であ
った。
【0028】
【発明の効果】以上に述べたとおり、請求項1記載の発
明によれば、インクジェットプリンタで印刷するので、
必要に応じて印刷事項を変えることができ、しかも非接
着性樹脂成形体の表面に紫外線照射をした後印刷するの
で、インクの接着性がよく、摩擦により消えることがな
い。
【0029】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、被印刷体が押出成形体である
から、押出成形の流れに沿って、紫外線照射をした後印
刷をするので、効率的である。
【0030】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加えて、被印刷体が電線・ケーブルの
被覆体であり、電線・ケーブルの多様な印刷需要に対応
して、連続生産中に印刷事項の切替えが容易にでき、し
かも摩擦等によって消えることがないので、特に好適で
ある。
【0031】請求項4記載の発明によれば、被印刷体が
非接着性樹脂からなる電線・ケーブルの被覆体であるに
もかかわらず、被覆体に紫外線照射をした後、インクジ
ェットプリンタで所定の事項を印刷してあるので、多条
布設などのため互いに摩擦されるようなことがあって
も、印刷事項が消えるおそれがないので、保守管理が容
易である。
【0032】請求項5記載の発明によれば、紫外線を照
射する紫外線照射装置と、その下流側に設けられ、紫外
線を照射された被覆体に所定の事項を印刷するインクジ
ェットプリンタとを備えており、紫外線照射装置が、線
状の紫外線照射ランプと、その紫外線照射ランプを内部
に保持する筐体とを有し、筺体は、押出成形体が線状の
紫外線照射ランプと平行に通過するよう設けられた通過
孔を有するので、電線・ケーブルのような線状の押出成
形体に紫外線照射装置で照射した後、インクジェットプ
リンタで印刷するのに好適である。
【0033】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の効果に加えて、紫外線照射装置の筐体が、そ
の内面に反射板を有し、反射板は、紫外線照射ランプか
ら放射される紫外線が電線・ケーブルの被覆体の印刷面
に焦点を結ぶように反射する曲面を有するので、照射装
置のエネルギー効率がよい。
【0034】請求項7記載の発明によれば、請求項5又
は6記載の発明の効果に加えて、紫外線照射ランプが、
照射量調節可能であり、筐体は、吸気孔及び排気孔と、
そのいずれかに設けられた送風機とを有し、吸気孔又は
排気孔のいずれか又は両方が流通空気量調節可能である
から、電線・ケーブルの種類に応じて、照射エネルギー
を適切な値に調節するのが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接着性樹脂成形体への印刷方法と、
その印刷方法により表面印刷された電線・ケーブル及び
その印刷装置の説明図(電線・ケーブル及び印刷装置の
側面模式図)
【図2】本発明の非接着性樹脂成形体への印刷方法と、
その印刷方法により表面印刷された電線・ケーブル及び
その印刷装置の説明図(電線・ケーブル及び印刷装置の
平面模式図)
【図3】紫外線照射装置を電線・ケーブルが通過する状
態の斜視図である。
【図4】紫外線照射装置を開いた状態の平面図である。
【図5】紫外線照射装置のA−A断面矢視図である。
【図6】磨耗試験装置の説明図である。
【符号の説明】
1 印刷装置 2 冷却水槽 3 エアワイパー 4 引取装置 5 非接着性樹脂成形体(電線・ケーブル) 10 紫外線照射装置 11 紫外線照射ランプ 12 反射版 13 紫外線照射ランプの電源 15 筐体 16 通過孔 17 吸気孔 18 排気孔 19 送風機 20 排気管 21 ダンパ− 30 インクジェットプリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 誠司 大阪府東大阪市岩田町2丁目3番1号 タ ツタ電線株式会社内 (72)発明者 安藤 和夫 大阪府東大阪市岩田町2丁目3番1号 タ ツタ電線株式会社内 Fターム(参考) 2C056 FB01 FB09 HA41 4F073 AA01 BA07 BB01 CA45 HA11 5G323 DA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともその表面が非接着性樹脂から
    なる非接着性樹脂成形体の表面に紫外線照射をした後、
    インクジェットプリンタで印刷することを特徴とする非
    接着性樹脂成形体への印刷方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の非接着性樹脂成形体への
    印刷方法において、 前記非接着性樹脂成形体は、少なくともその表面が非接
    着性樹脂からなる押出成形体であることを特徴とする非
    接着性樹脂成形体への印刷方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の非接着性樹脂成形体への
    印刷方法において、 前記非接着性樹脂からなる押出成形体は、電線・ケーブ
    ルの被覆体であることを特徴とする非接着性樹脂成形体
    への印刷方法。
  4. 【請求項4】 電線・ケーブルの非接着性樹脂からなる
    被覆体に紫外線照射した後、インクジェットプリンタで
    所定の事項を印刷してなる電線・ケーブル
  5. 【請求項5】 非接着性樹脂からなる電線・ケーブルの
    被覆体に紫外線を照射する紫外線照射装置と、その下流
    側に設けられ、前記紫外線を照射された被覆体に所定の
    事項を印刷するインクジェットプリンタとを備え、 前記紫外線照射装置は、線状の紫外線照射ランプと、そ
    の紫外線照射ランプを内部に保持する筐体とを有し、前
    記筐体は、前記押出成形体が前記線状の紫外線照射ラン
    プと平行に通過するよう設けられた通過孔を有すること
    を特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の印刷装置において、 前記紫外線照射装置の筐体は、その内面に反射板を有
    し、前記反射板は、前記紫外線照射ランプから放射され
    る紫外線が前記電線・ケーブルの被覆体の印刷面に焦点
    を結ぶように反射する曲面を有することを特徴とする印
    刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の印刷装置におい
    て、 前記紫外線照射ランプは、照射量調節可能に形成され、 前記筐体は、吸気孔及び排気孔と、そのいずれかに設け
    られた送風機とを有し、吸気孔又は排気孔のいずれか又
    は両方が流通空気量調節可能に形成されていることを特
    徴とする印刷装置。
JP26665099A 1999-09-21 1999-09-21 非接着性樹脂成形体への印刷方法、その印刷方法により表面印刷された電線・ケーブル及びその印刷装置 Pending JP2001088280A (ja)

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