JP2001088049A - インパクト工具 - Google Patents

インパクト工具

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JP2001088049A
JP2001088049A JP26334499A JP26334499A JP2001088049A JP 2001088049 A JP2001088049 A JP 2001088049A JP 26334499 A JP26334499 A JP 26334499A JP 26334499 A JP26334499 A JP 26334499A JP 2001088049 A JP2001088049 A JP 2001088049A
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JP
Japan
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hammer
spindle
impact tool
planetary gear
screw
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26334499A
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English (en)
Inventor
Yasuo Sasaki
康雄 佐々木
Yuichiro Sasaki
裕一郎 佐々木
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ねじの締め付けが適正かどうかを
確認することのできるインパクト工具を提供することで
ある。 【解決手段】 スピンドル19のカム溝を正回転時にの
み機能するようにすると共に、2段の遊星歯車装置を用
いて、正回転時には一個の遊星歯車装置のみが働き高速
回転形インパクトドライバとして動作し、また逆回転時
には2個の遊星歯車装置が働き低速回転形ドライバとし
て動作するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インパクトドライ
バのような回転衝撃工具において、ねじが正常に締付ら
れているかどうかを確認する場合における締付けトルク
の管理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の工具でねじを締めた場
合、被締結材にバリ等がある場合にねじが浮いたまま正
常に締まらない、或いは数個所にねじ、ボルトまたはナ
ットで1枚の板をねじ止めする場合、板が浮いていたり
曲っていたりすると締付け力にばらつきが発生する等の
問題があった。ねじが締まってっているかどうかを確認
するのは難しく、作業終了後に別に用意したスパナ等で
追い締めして確認するなどの面倒な作業が必要となって
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる衝撃工具の発生
するトルクは、例えば12ボルトの電池工具であればス
ピンドル回転数は概略毎分2000回転前後、締付けト
ルクは約1000kg−cmであるのに対し、衝撃がな
いドリルであればモータの大きさ及び回転数が同じでも
締付けトルクはせいぜい70kg−cmとかなり押さえ
られてしまうし、またドリルモードで高速逆回転させた
場合、急激に回転反力が腕に加わり足場の悪い作業現場
ではトルクが小さい場合でも危険である。そこで、衝撃
工具1台でねじが適正に締まっているどうかを確認しよ
うとすると、例えば一度締めたねじをスピンドルを逆転
させて緩むかどうか確認することが考えられるが、ねじ
締め時に発生していたトルクがそのまま緩め時にも発生
してしまいせっかく締め付けたねじが緩んでしまう。ま
た追締めしても発生トルクが大きいために,正常に締ま
っていたねじに対しては,ねじが伸びてしまう或いはね
じ山が壊れてしまうこともある。本発明の目的は、上記
問題を解消し、1台の工具で締まっているかどうかを作
業の途中でも簡単に確認できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ねじを締付
ける時はスピンドルが高速回転し大きなトルクが得られ
るインパクトドライバとして働き、締まっているかどう
かを確認するには、締付けトルクの約数分の1程度の作
業者が耐えられる250kg−cm以下のトルクとなる
ように、スピンドルをドリル動作で低速逆回転させるこ
とにより達成される。ここで、スピンドルが正回転する
時にのみハンマが軸に対し往復動し、アンビルを打撃す
るようにスピンドル外周面に傾斜したカム溝が穿設され
る。一方スピンドルが逆回転するとスピンドル外周面に
はハンマが後退するためのカム溝を設けていないので、
ハンマ,スピンドル、アンビルと一体に回転しインパク
ト動作はなくなる。更に減速機構部は2段の遊星歯車装
置を用いモータの正逆転スイッチと連動し,正回転時は
一個の遊星歯車装置のみが働くようにすることにより、
ねじ締め時は減速比が小さく高速回転インパクトドライ
バとして働き、また逆回転時は2個の遊星歯車装置を働
かせ減速比の大きな低速回転ドリルとして動作させるこ
とにより達成される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1〜図3を
参照して説明する。ハウジング1内にモータ2を納め、
その前方にモータ2からの出力を減速伝達する第1遊星
歯車装置3、更に第2遊星歯車装置4が連なる。第1遊
星歯車装置3はモータ2の出力軸に取付けられた太陽歯
車5、複数個の遊星歯車6、外周に全周にわたって一定
の幅からなる溝8、及びモータ2側に向かって刻設され
る外周歯車9を有し、スライド可能に遊星歯車6と噛合
うスライド内歯車7、遊星歯車6を保持するとともに外
周面にスライド内歯車7と噛合い可能に高速歯車11が
刻設される保持腕10から構成される。ハウジング1に
はホルダ12が一体に固定され、ホルダ12の内面に前
記外周歯車9と噛合い可能な低速歯車13が刻設され
る。第2遊星歯車装置4は保持腕10に一体に成形され
るサンギヤ14、複数個のアイドルギヤ15、ハンマケ
ース18に固定されるリングギヤ16、アイドルギヤ1
5を保持するキャリア17からなる。前記第2遊星歯車
装置4の前方には、キャリア17と一体に成形されたス
ピンドル19を含む打撃機構部が備わっている。スピン
ドル19の外周面には図1に示すように,スピンドル1
9の長手軸に対し左右対称に一方向にのみ傾斜するカム
溝20が設けられ、その前端はハンマケース18に軸支
されたアンビル21の後端に緩く嵌合する。スピンドル
19の外周面のカム溝20にはボール22があり、スピ
ンドル19に嵌合したハンマ23の内周面にもボール溝
が穿設され、両者の溝間にボール22が挟持されてい
る。一方ハンマ23は爪を有し,ハンマ23の後端面側
とキャリア17間に付勢されるスプリング24により常
に前方へ付勢され、先端にビット25保持部を有するア
ンビル21の爪と噛合っている。他方、スィッチ26の
上部に取付く正逆スィッチ27は押しボタン方式で、モ
ータ2の正逆回転を決めるものであり、図示した状態は
紙面上から見て正逆スイッチ27を押し込んだ状態であ
り、正回転の状態にある。正逆ススイッチ27のほぼ上
部に位置し,一端をハンマケース18の上部に支点とし
て取付くレバー30は、支点より二手に分かれてスライ
ド内歯車7の溝8の幅内に僅かな隙間をもってレバー3
0に固着されたピン28が納まるように通り、下端を正
逆スイッチ27の山形溝29内に収納される。
【0006】以上のように構成された本発明のインパク
トドライバの動作について以下説明する。図1の状態か
らスイッチ26を引くと、モータ2が正回転を始め太陽
歯車5が回転する。遊星歯車6と保持腕10の高速歯車
11がスライド内歯車7と噛合っているので、第1遊星
歯車装置3は減速機構が働かず、保持腕10は太陽歯車
5と同じ回転速度で回るためサンギヤ14も同速回転す
る。ここでリングギヤ16は固定されているので、アイ
ドルギヤ15は公転を始め、第2遊星歯車装置4が働き
減速出力をキャリア17に伝達する。この状態から負荷
が増えるとハンマ23はスプリング24の付勢力に打ち
勝ち後退を始め、アンビル21を回転打撃しながらねじ
締めをおこなう。作業が終了、或いは作業の途中でねじ
が締まっているかどうかを確認する際は、スイッチ26
を一旦切り、正逆スイッチ27を図1の紙面上,手前側
に押す。即ち図3の状態から正逆スイッチ27を左に移
動させる。この時レバー30の一端を支点としてハンマ
ーケース18に固定しているので、山形溝29内のレバ
ー30は溝に沿って図3上を上方に移動する。図1に於
いては左側に移動することになり,ピン28によってス
ライド内歯車7を保持腕10から引き離しホルダ12の
低速歯車13と外周歯車9とを噛み合わせる。その後、
スィッチ26を引くとモータ2は逆回転し、スライド内
歯車7は固定されるので第1遊星歯車装置3及び第2遊
星歯車装置4は動作しより大きな減速比が得られ,スピ
ンドル19は低速逆回転を始めると共にハンマ23は後
退せずアンビル21と一体に回転する。
【0007】以上のことから、ねじが緩むようであれば
再度ねじ締めを行い緩まなければねじ締めトルクは必要
最低限与えられていることから、衝撃工具1台でねじが
適正に締まっているどうかを確認することができる。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、正回転時は高速回転し
インパクトドライバとしてねじ締め作業ができ、ねじが
締まっているかどうかは低速逆回転させドリルとして機
能させることで、衝撃工具1台でねじが適正に締まって
いるどうかを確認でき、作業効率の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるインパクト工具を示す一部省略
縦断側面図である。
【図2】 本発明になるインパクト工具のスライド内歯
車を示す要部側面図である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【符号の説明】
3は第1遊星歯車装置、4は第2遊星歯車装置、7はス
ライド内歯車、19はスピンドル、27は正逆スィッチ
である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによって回転される外周面に傾斜
    を有するカム溝が穿設されるスピンドルと、該スピンド
    ルにより回転駆動され且つ軸方向に移動可能なハンマ
    と、該ハンマにより回転及び打撃の与えられるアンビル
    と、該アンビル側に前記ハンマを常に付勢しているスプ
    リングと、前記モータと前記スピンドル間に減速機部と
    を備えるインパク工具において、前記スピンドルが正回
    転時には前記ハンマが前記アンビルを回転打撃し、逆回
    転時には打撃停止手段により前記スピンドル、前記ハン
    マが一体となって回転することを特徴としたインパクト
    工具。
  2. 【請求項2】 前記ハンマの打撃停止手段には、正回転
    時にのみ前記ハンマが軸方向に移動可能なように、前記
    カム溝が一方向に穿設されていることを特徴とした請求
    項1記載のインパクト工具。
  3. 【請求項3】 前記減速機部は、前記スピンドルが正回
    転時の減速比に対し、逆回転時の減速比が大きくなるよ
    う構成することを特徴とした請求項1,2記載のインパ
    クト工具。
  4. 【請求項4】 減速比がモータの正逆転スィッチで自動
    的に切換ることを特徴とした請求項1乃至3記載のイン
    パクト工具。
JP26334499A 1999-09-17 1999-09-17 インパクト工具 Withdrawn JP2001088049A (ja)

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JP2001088049A true JP2001088049A (ja) 2001-04-03

Family

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017208709A1 (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 日立工機株式会社 電動工具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061205