JP2001088048A - 油圧式インパクト機構付回転工具 - Google Patents
油圧式インパクト機構付回転工具Info
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Abstract
を可能とする。 【解決手段】 スピンドル16に遊挿されるチェンジリ
ング20は、スピンドル16を直交状に貫通するピン1
9をスリット21内に嵌入させて、回転のみ一体となる
ようにスピンドル16に連結されている。又、チェンジ
リング20の後面とオイルユニット15の前面とには、
複数のカム歯22,22・・及びカム歯23,23・・
が対向して突設され、チェンジリング20の後退位置で
のみカム歯22,23は噛合して、オイルユニット15
をチェンジリング20とピン19とを介してスピンドル
16と回転方向で一体に連結可能としている。
Description
を、オイルユニットを介してスピンドルに連結し、オイ
ルユニットによりスピンドルに回転と打撃作動とを付加
可能な油圧式インパクト機構付回転工具に関する。
「油圧式インパクト工具」という)は、モータから回転
伝達される減速機構等の出力軸に、オイルユニットを介
してスピンドルを連結したもので、出力軸が回転する
と、そのままオイルユニットとスピンドルとを一体に回
転させる。そして、スピンドルへの負荷が大きくなって
オイルユニットとスピンドルとが相対回転すると、オイ
ルユニット内の油圧によりスピンドルへ回転方向に衝撃
を加えてトルクを瞬間的に高め、スピンドルをオイルユ
ニットの回転に追従させる。これの繰り返しによりビッ
トに回転と打撃(インパクト)とを付加可能となってい
る(例えば実公平6−27341号公報等により周知で
ある)。尚、インパクト機構としては、スピンドルの回
転を、スピンドルにカム結合したハンマーを介してビッ
トを把持するアンビルに伝え、回転と打撃とをハンマー
とアンビルとの係脱により行うものがあるが、このよう
なハンマー型に比べてオイルユニットを利用しているこ
とで騒音や振動が少ない利点がある。
工具においては、構造上オイルユニットとスピンドルと
が相対回転すると常にインパクトが発生するため、穿孔
作業等において使い勝手が悪くなることがある。よっ
て、作業によっては、油圧式インパクト工具とドリルと
の2種類用意する必要があり、作業性が低下してしま
う。
イルユニットを用いたものであっても、一台でインパク
トモードとドリルモードとの使い分けを可能として使い
勝手を向上させた油圧式インパクト機構付回転工具を提
供することを目的としたものである。
に、請求項1に記載の発明は、スピンドルに、前記スピ
ンドルと一体回転可能且つ軸方向へスライド可能な切替
部材を設け、その切替部材と前記オイルユニットとの間
に、前記切替部材の後退位置で両者を回転方向で一体に
連結する連結手段を設ける一方、前記ハウジングに、前
記切替部材を前記ハウジング外部から操作可能な操作部
材を設けて、前記操作部材による前記切替部材の操作に
より、前記連結手段の連結を解除して前記オイルユニッ
トとスピンドルとの相対回転を許容するインパクトモー
ドと、前記連結手段により前記オイルユニットとスピン
ドルとを一体回転させるドリルモードとに切り替え可能
としたことを特徴とするものである。請求項2に記載の
発明は、請求項1の目的に加えて、連結手段を簡単に形
成するために、連結手段を、切替部材とオイルユニット
との対向面に夫々備えられるカム歯としたものである。
に基づいて説明する。図1は、油圧式インパクトドライ
バの縦断面説明図で、油圧式インパクトドライバ1は、
ハンドル3を一体成形して二つ割りで組み付けられるモ
ータハウジング2と、モータハウジング2の前方(図1
の右側)に連結される筒状のケーシング4とを有し、モ
ータハウジング2には、モータ5と遊星歯車減速機構9
を、ケーシング4には円筒状のオイルユニット15を内
蔵している。8はスイッチレバーである。モータ5前方
の遊星歯車減速機構9では、遊星ギヤ10,10・・を
支持するキャリア11がボールベアリング13,14に
よって軸支され、モータ軸6に嵌着されるピニオンギヤ
7が遊星ギヤ10,10・・と噛合している。更に、キ
ャリア11の出力軸12は、ケーシング4内へ突出し、
オイルユニット15と同軸で連結されている。このオイ
ルユニット15は、スピンドル16を前方へ突設し、内
蔵された油圧機構によりスピンドル16を一体に回転さ
せるもので、スピンドル16は、ケーシング4の前端で
ボールベアリング17に軸支されて外部に突出し、先端
にはビットを装着可能なチャックスリーブ18を備えて
いる。
ト15の前方で切替部材としてのチェンジリング20を
遊挿している。チェンジリング20は、オイルユニット
15の前面と略等しい大きさで、スピンドル16とは、
図2にも示すように、軸方向に形成されたスリット21
内にスピンドル16を直交状に貫通するピン19が嵌入
することで、回転のみ一体となるように連結されてい
る。又、チェンジリング20の後面とオイルユニット1
5の前面とには、連結手段として、互いに噛合可能な複
数のカム歯22,22・・及びカム歯23,23・・が
対向して突設され、チェンジリング20の後退位置での
みカム歯22,23は噛合して、オイルユニット15を
チェンジリング20とピン19とを介してスピンドル1
6と回転方向で一体に連結可能としている。尚、チェン
ジリング20の前後位置にかかわらず、常にピン19は
スリット21内に位置する設定である。
24が全周に亘って形成され、その溝24に、針金を半
円状に折曲してなる連結フレーム25の両端が夫々挿入
している(図2)。連結フレーム25は、ケーシング4
の前方部分へスライド可能に外装された操作部材として
のチェンジスリーブ26の半周溝27に巻回され、両端
がチェンジスリーブ26を貫通することでチェンジスリ
ーブ26と一体となっている。又、連結フレーム25の
両端は、ケーシング4を貫通してチェンジリング20の
溝24に達しているが、ケーシング4における連結フレ
ーム25の貫通孔28,28は、チェンジリング20の
前後移動のストロークを確保できるように軸方向への長
孔となっている。更に、ケーシング4の表面には、チェ
ンジスリーブ26の前後位置で夫々チェンジスリーブ2
6内面の突起29が嵌合する位置決め用の凹部30,3
0が凹設されている。
ライバ1においては、チェンジスリーブ26を前進位置
へスライドさせると、連結フレーム25を介して一体の
チェンジリング20も前進し、カム歯22,23同士が
離反する。よって、この状態でモータ5が駆動すると、
ピニオンギヤ7から遊星ギヤ10,10・・を介してキ
ャリア11に減速したトルクが伝達され、キャリア11
の出力軸12と共にオイルユニット15も回転するた
め、スピンドル16がこれに追従して回転し、図示しな
いビットを回転させる。スピンドル16への負荷が大き
くなると、スピンドル16の回転が遅れ、オイルユニッ
ト15とスピンドル16とが相対回転するため、オイル
ユニット15内の油圧機構によってスピンドル16へ回
転方向に衝撃が付加されて高いトルクが伝わり、スピン
ドル16をオイルユニット15に追従させる。この繰り
返しによりスピンドル16には回転と打撃とが伝わる
(インパクトモード)。
スライドさせると、連結フレーム25を介して一体のチ
ェンジリング20も後退し、カム歯22,23同士が噛
合する。よって、この状態でモータ5が駆動すると、上
記インパクトモードと同様に、オイルユニット15と共
にスピンドル16が回転する。しかし、カム歯22,2
3同士の噛合により、オイルユニット15とスピンドル
16とが連結され、相対回転を規制しているため、スピ
ンドル16への負荷が大きくなっても常にスピンドル1
6はオイルユニット15に追従して回転し、オイルユニ
ット15による打撃作動は生じない。よって、回転のみ
のドリルとして使用可能となる(ドリルモード)。尚、
カム歯22,23の位置によっては両者が噛み合わず、
チェンジリング20が後退できない場合があるが、連結
フレーム25の弾性により、チェンジスリーブ26のス
ライドを許容しつつチェンジリング20をオイルユニッ
ト15側へ付勢する状態となるため、オイルユニット1
5が回転を開始すると、適正位置で直ちにカム歯22,
23同士が噛合し、スムーズにドリルモードへの切り替
えがなされる。
ット15を用いた油圧式インパクトドライバ1であって
も、チェンジスリーブ26のスライド操作によりオイル
ユニット15とスピンドル16との一体回転と相対回転
とを切り替えることで、一台でインパクトモードとドリ
ルモードとの使い分けが可能となり、工具の使い勝手が
向上する。特に、オイルユニット15とスピンドル16
との連結の切替をカム歯22,23の噛合と離反とによ
り実現しているから、連結手段が簡単に形成できる。更
に、チェンジリング20とチェンジスリーブ26とを連
結フレーム25を介して連結しているから、前述のよう
に連結フレーム25の弾性によりカム歯22,23の噛
合がスムーズに行え、モード切替の操作性が良くなる。
23に限定するものでなく、ピンと孔同士の挿脱とした
り、外形を多角形としたオイルユニット自体をチェンジ
リング等の切替部材に設けた多角形状の嵌合孔に嵌脱さ
せたり等、種々の設計変更が可能で、又、チェンジリン
グ等の切替部材とスピンドルとの結合も、上記ピンとス
リットに限らず、スプライン結合やキー結合等を採用し
て差し支えない。
ユニットを用いたものであっても、操作部材による切替
部材の操作でオイルユニットとスピンドルとの一体回転
と相対回転とを切り替えることで、一台でインパクトモ
ードとドリルモードとの使い分けが可能となり、工具の
使い勝手が向上する。請求項2に記載の発明によれば、
請求項1の効果に加えて、連結手段を、切替部材とオイ
ルユニットとの対向面に夫々備えられるカム歯としたこ
とで、連結手段が簡単に形成できる。
(インパクトモード)。
(ドリルモード)。
ング、4・・ケーシング、5・・モータ、9・・遊星歯
車減速機構、11・・キャリア、12・・出力軸、15
・・オイルユニット、16・・スピンドル、20・・チ
ェンジリング、22,23・・カム歯、25・・連結フ
レーム、26・・チェンジスリーブ。
Claims (2)
- 【請求項1】 モータ側の出力軸を、ハウジング内に収
容したオイルユニットを介してスピンドルに連結し、前
記オイルユニットとスピンドルとの相対回転が生じる
と、前記オイルユニットにより前記スピンドルに打撃作
動が付与される油圧式インパクト機構付回転工具であっ
て、 前記スピンドルに、前記スピンドルと一体回転可能且つ
軸方向へスライド可能な切替部材を設け、その切替部材
と前記オイルユニットとの間に、前記切替部材の後退位
置で両者を回転方向で一体に連結する連結手段を設ける
一方、前記ハウジングに、前記切替部材を前記ハウジン
グ外部から操作可能な操作部材を設けて、前記操作部材
による前記切替部材の操作により、前記連結手段の連結
を解除して前記オイルユニットとスピンドルとの相対回
転を許容するインパクトモードと、前記連結手段により
前記オイルユニットとスピンドルとを一体回転させるド
リルモードとに切り替え可能としたことを特徴とする油
圧式インパクト機構付回転工具。 - 【請求項2】 連結手段を、切替部材とオイルユニット
との対向面に夫々備えられるカム歯とした請求項1に記
載の油圧式インパクト機構付回転工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26241399A JP3669561B2 (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 油圧式インパクト機構付回転工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26241399A JP3669561B2 (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 油圧式インパクト機構付回転工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001088048A true JP2001088048A (ja) | 2001-04-03 |
JP3669561B2 JP3669561B2 (ja) | 2005-07-06 |
Family
ID=17375450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26241399A Expired - Fee Related JP3669561B2 (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 油圧式インパクト機構付回転工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3669561B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005234528A (ja) * | 2004-01-21 | 2005-09-02 | Seiko Epson Corp | 光学素子および光学素子の製造方法 |
US7377019B2 (en) * | 2002-07-15 | 2008-05-27 | Haytayan Harry M | Method and apparatus for fastening together structural components |
US8074348B2 (en) | 2002-07-15 | 2011-12-13 | Haytayan Harry M | Apparatus and method for fastening together structural components |
-
1999
- 1999-09-16 JP JP26241399A patent/JP3669561B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8074348B2 (en) | 2002-07-15 | 2011-12-13 | Haytayan Harry M | Apparatus and method for fastening together structural components |
JP2005234528A (ja) * | 2004-01-21 | 2005-09-02 | Seiko Epson Corp | 光学素子および光学素子の製造方法 |
Also Published As
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---|---|
JP3669561B2 (ja) | 2005-07-06 |
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