JP2001087880A - レーザ溶接装置 - Google Patents

レーザ溶接装置

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JP2001087880A
JP2001087880A JP2000231399A JP2000231399A JP2001087880A JP 2001087880 A JP2001087880 A JP 2001087880A JP 2000231399 A JP2000231399 A JP 2000231399A JP 2000231399 A JP2000231399 A JP 2000231399A JP 2001087880 A JP2001087880 A JP 2001087880A
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welding
laser beam
body tube
joint
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JP2000231399A
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Shinji Fukuda
伸二 福田
Masayoshi Hashiura
雅義 橋浦
Osamu Isshiki
治 一色
Shigetaka Takeuchi
茂隆 竹内
Masaki Murashita
雅紀 村下
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長尺の管状容器を簡単な構成でレーザ溶接で接
合できる装置を得ること。複数個の胴管を低歪なレーザ
溶接により接合し、短い工期で安価な長尺管状容器を製
作する。また、安全にかつ容易に気密試験を行える長尺
管状容器を製作する。 【解決手段】胴管接合部の周囲に沿って溶接線を追従可
能なレーザ集光機構を有する溶接ヘッドと、胴管の端部
に位置し、胴管長手方向に平行、かつ、胴管の周囲全周
に亘って連続的にレーザビームを照射することが可能な
レーザビーム回転光学系及びレーザ発振器より構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ溶接装置に係わ
り、特に、ガス絶縁母線およびガス絶縁開閉装置等のよ
うな長尺な管状容器の製作に用いられるレーザ溶接装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス絶縁母線およびガス絶縁開閉
装置等のような長尺な管状容器は、胴管の両端にフラン
ジをアーク溶接により接合した管状容器を複数個連結し
て形成していた。
【0003】管状容器が気密を必要とする場合、連結部
は貫通した穴を有するフランジとフランジをボルトとナ
ットにより連結し、一方のフランジに設けられているリ
ング状の溝にOリングを配置し気密を保持していた。
【0004】一方、これら長尺な管状容器の胴管とフラ
ンジとをレーザ溶接により接合するものが特開昭59−18
9092号公報で提案されている。
【0005】これによれば、精度の良い容器が、片側溶
接で短時間に熱変形が極めて少ない状態で製作可能であ
る。
【0006】ところが、これは特開昭59−189092号公報
に示す様な容器をレーザ装置を用いて製作する際には、
容器を回転させる事が必要であり、既設容器に、更に長
尺管状容器を溶接する場合等、容器を固定して溶接する
際には適用出来なかった。
【0007】又、特開昭59−189092号公報から推定され
る様に、容器を固定しレーザビーム,溶接用集光系等を
回転させた場合、レーザ発振器から出力されるレーザビ
ームを通過させる光学系のダクトにより、溶接用集光系
とレーザ発振器が連結されているため、容器の長さが種
々有る場合、容器の長さが長い場合等それぞれに対応で
きる装置では実用的ではなかった。
【0008】これは、大出力レーザとしては、CO2
ーザが一般的であり、光ファイバー等の屈曲性の導波路
が使えない場合の大きな課題であった。
【0009】更に、従来の他の装置は、特開平3−12818
3 号公報に記載のように、熱源としてレーザを用い被加
工物の内周から加工する方式や、特開昭59−191584号公
報、又は、特開昭59−193785号公報の様に、容器外周か
ら加工する方式となっていた。特に、特開平3−128183
号公報の様に、内径にレーザを通す光ファイバーを用い
た場合、薄肉小径管に適した加工方法であり、太径で、
かつ、長尺の容器に採用する場合には、集光レンズ,ミ
ラーを付けた加工ヘッドを支持する支持体の剛性や、加
工前後の加工ヘッドセッティングに多大の工数,スペー
スが必要であった。
【0010】又、特開昭59−191584号公報の様に、レー
ザビームを容器の外周から入射させた方式では、レーザ
発振器と加工点との距離が加工中に変わり、全姿勢溶接
に適用しようとした場合には、焦点位置を制御する必要
から機構が複雑になる。一方、特開昭59−193785号公報
の例では、倣い機構を付けることで全姿勢溶接への適用
が図れるが、加工ヘッドセッティングに多大の工数が掛
かり、更にレーザビームの光軸合わせ作業が大変であっ
た。
【0011】又、従来から特公平3−9834 号公報の様
に、光ファイバーを用いて加工することが実施されてい
るが、光ファイバーを屈曲した際の損失については考慮
していないため、大出力のレーザを用いて容器を溶接す
る様な長時間の溶接に使う場合には注意が必要であっ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、胴管の両端にフランジを有する管状容器は、アーク
溶接により銅管とフランジを接合するため歪が生じ管状
容器が変形するため、この管状容器を整形し、両端のフ
ランジ面を機械加工しなければならず手間がかかってい
た。
【0013】これはレーザ溶接することである程度改善
されるが、ガス絶縁開閉装置に採用される容器は、接合
部が所定の圧力に耐えられねばならないため、接合部の
耐圧(気密)試験を行うことが義務づけられているが、
従来の長尺管状容器は、この点については全く考慮され
ていなかった。
【0014】一方、上記特開昭59−189092号公報で示さ
れる様な、高精度のレーザ溶接を長尺管状容器の突き合
わせ溶接に適用する場合には、加工ヘッドを容器周囲に
回転させる必要が有る。
【0015】しかしながら、工業用マニピュレータ等を
使って加工ヘッドを容器周囲で回転させ溶接する場合に
は、三次元加工機等の大規模システムが必要になる。
【0016】又、接合する容器の一端から、アームの先
端にレーザ加工ヘッドを搭載した直線状のマニュピュレ
ータを容器長手方向に平行に伸ばし、このマニュピュレ
ータが容器周囲を回転運動する様な機構を持つ装置に於
いて、アーム中をレーザビームが通過し、回転動作中も
レーザ加工ヘッドとレーザビームの相対位置が変化しな
い様な剛性を持った装置で溶接が可能であるが、この場
合、接合する容器の長さは、アームの長さに依り限定さ
れ長尺容器には適用出来ないことからアームの長さを長
くすると片持ち梁の固有振動数が低くなり、又、長さの
変化に依り固有振動数が変化し加工ヘッドを容器外周に
倣わせる制御等が困難である等、実用的でなかった。
【0017】更に、上記従来技術で示されるような、高
精度のレーザ溶接を長尺容器の突き合わせ溶接に適用す
る場合で、特に、管状容器の継手に於いて、内側へのゴ
ミ発生がない条件で外周から全姿勢溶接で施工され、か
つ、接合すべき容器の周囲に十分なスペースが確保出来
ない際には特開昭59−191584号公報、又は特開昭59−19
3785号公報の様な加工法は物理的に採用出来なかった。
【0018】又、全姿勢溶接で重要な要因となる焦点と
板厚の相対位置を制御する場合、特開昭59−191584号公
報では、ビーム発散角等を考慮する必要が生じ実用的で
なかった。
【0019】更に、大出力のレーザに用いる場合の光フ
ァイバーの損失を低減し連続溶接を可能にする必要が有
り、従来技術では対応出来なかった。
【0020】本発明は上述の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、長尺の管状容器を簡単な構成
でレーザで溶接接合できるレーザ溶接装置を提供するに
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、レーザの発振器と、レーザビームを容
器長手方向に平行に、かつ、容器の周囲を回転する様に
反射出力させるレーザ出力光学系を、接合する長尺管状
容器接合部の反対の端部に設置し、対象となる接合部に
レーザを集光し溶接する加工ヘッドを含み、この加工ヘ
ッドを容器の周に沿って回転させ、かつ、レーザ出力光
学系から出力されるレーザビームがこの加工ヘッドに常
に入射出来る機能を有する溶接ヘッドを、容器接合部の
周囲に設定することを特徴とする。
【0022】更に、上記加工ヘッドと、接合部との相対
位置についてリアルタイムで倣い制御を行う事に依り、
溶接品質を安定化させる事が可能となる。又、接合部の
ギャップ,目違い等についても、レーザ反射光を検出す
る検出素子等を上記加工ヘッドに取付け、この出力信号
をフィードバックして溶接速度,レーザ出力を制御する
事で均一な溶接ビードが得られる。
【0023】上記装置構成に依れば、溶接ヘッドのレー
ザビーム受光中心とレーザ出力光学系のレーザビーム出
力中心が一致すれば溶接可能となる。依って、容器長手
方向垂直断面に於いて上記レーザビーム中心が、溶接中
に於いても一致する様に溶接ヘッドとレーザ出力光学系
内部のミラーをリアルタイムで同調させ駆動すれば矩形
断面容器にも適用出来る。更に、溶接線に対する倣い範
囲を広く採る事で接合部が長手方向垂直断面にない場合
に於いても溶接可能である。
【0024】更に、本発明の目的を達成するために、管
状容器接合部の周囲に加工ヘッドを回転させる手段と、
接合部倣い手段、及び、接合容器同士を幅寄せ,目違い
修正し固定させる手段を持って、かつ、加工ヘッドへ大
出力のレーザビームを供給するに単数、又は、複数の可
撓性の導波路を加工ヘッドとレーザ発振機の間に設け、
この内部にレーザビームを通過させる手段を持つ装置と
したものである。
【0025】又、大出力のレーザで連続溶接を行う場
合、可撓性の導波路(光ファイバー等)の損失を低減する
目的で、可撓性導波路の曲率半径を大きくして全姿勢溶
接への適用が図る手段として、可撓性導波路が管状容器
上で螺旋状軌道を倣う機構を用いた装置としたものであ
る。
【0026】
【作用】本発明は、接合部にレーザを集光し溶接する加
工ヘッドを含み、この加工ヘッドを容器の周に沿って回
転させ、かつ、レーザ出力光学系から出力されるレーザ
ビームがこの加工ヘッドに常に入射出来る機能を有する
溶接ヘッドと、レーザビームを容器長手方向に平行に、
かつ、容器の周囲を回転する様に反射出力させるレーザ
出力光学系が、それぞれレーザビームの受光部,出力部
として働き、容器の長さに依らず、かつ、光学系の伝送
路の慣性や剛性を考える事なく制御可能である。
【0027】更に、レーザ出力光学系から、レーザビー
ム出力中心の信号を出力し、溶接ヘッド側で、この信号
を元に、長手方向垂直断面に於いて溶接ヘッドのレーザ
ビーム受光中心と、レーザ出力光学系のレーザビーム出
力中心が一致する様に溶接ヘッドとレーザ出力光学系内
部のミラーをリアルタイムで同調させる事が可能であ
り、これに依り初期のレーザビームの芯出しも簡単にな
る。
【0028】また、単数、又は複数の可撓性の導波路
(光ファイバー等)は、レーザ発振器より出射されたレ
ーザビームを加工ヘッドまで伝送する。この際、加工ヘ
ッドが管状容器全周に亘って回転する際に、容器周囲を
加工ヘッド回転に従って1周、又は複数回巻き付く。こ
の場合、可撓性の導波路は連続した構成でなくてもよ
く、途中に光学的に接合する手段としてレンズ等の結合
機構が有ってもよい。
【0029】これにより、管状容器の接合部は、連続し
て全姿勢溶接が可能となる。更に、接合容器同士の幅寄
せ,目違い等を修正する手段により、容器の突き合わせ
継手のギャップ、及び板厚方向の目違いをレーザ溶接可
能な許容範囲に固定し、又、加工ヘッドの接合部倣い手
段により、溶接線とレーザ焦点位置,焦点と板厚の相対
位置を一定とすることで溶接の品質を安定させる。
【0030】全姿勢溶接を行う際に、接合する容器周で
回転している加工ヘッドとレーザ発振器を接続する可撓
性の導波路が、溶接にしたがって容器に巻き付く際に曲
率半径が一定値以上となるように、螺旋状軌道を取らせ
ることで損失を低減し連続溶接を可能とする。
【0031】
【実施例】以下、図示した実施例に基づいて本発明を説
明する。
【0032】図4は、本発明の一実施例のレーザ溶接装
置により製作される長尺管状容器であり、胴管10a,
10b,10c,10dを軸方向に突き合わせ、この突
き合わせ部9a,9b,9cをレーザ溶接により接合し
て1つの長尺胴管を形成し、この長尺胴管の両端にネッ
ク付フランジ12a,12bを突き合わせ、この突き合
わせ部11a,11bをレーザ溶接により接合し長尺管
状容器を形成する。
【0033】図1は、長尺管状容器の胴管と胴管の接合
部における局部気密構造の断面図である。胴管10bと
胴管10cの内側に、あらかじめリング14と、このリ
ング14の外周に設けた溝17aと17bにシール材1
5aと15bを装着し、胴管10bと胴管10cの接合
部9bの内側に局部気密室18を設ける。さらに、接合
部9bの近傍に気密試験用の孔16を設け、気密試験
後、図2に示すように孔16を溶接により封止し局部気
密を密閉する。
【0034】この密閉は、例えば気密試験用の孔16を
図3に示すようにネジ穴23にし、気密試験後、ボルト
20により封止する。ボルト20には溝21を設け、こ
の溝21にシール材22を装着し気密を保持しても良
い。
【0035】さらに、長尺管状容器の胴管と胴管の接合
部における局部気密構造は、図5に示すものでもよい。
【0036】図5において、胴管30をあらかじめプレ
ス等の成形装置等により端面の径を大きくしておき、胴
管30の内側に胴管31を挿入する。胴管30と胴管3
1の間にリング状のシール材32と配置し、胴管30の
端面近傍にリング34を配置し、このリング34と胴管
30と胴管31をレーザ溶接により接合すると局部気密
室36が形成される。胴管30にこの局部気密室に通ず
る気密試験用の孔33を設ける。気密試験後、溶接によ
り気密試験用の孔33を封止する。気密試験用の孔33
の封止方法は、前記と同様に図3に示す構造でも良い。
【0037】図6,図7,図8、および図9は、胴管と
胴管の突き合わせ部をレーザ溶接する場合の継手構造を
示すものである。
【0038】図6,図7,図8、および図9の(a)
は、レーザ溶接前の状態を示すものであり、継手41,
44,46,48のギャップが集光されたレーザビーム
径より小さくなるように胴管同士を突き合わせる。図7
の(a)においては、胴管10aの内側にリング43をあ
らかじめ接合しておく。
【0039】図6,図7,図8、および図9の(b)は
レーザ溶接後の状態を示すものであり、集光されたレー
ザビーム50は、胴管10aと胴管10bの突き合わせ
部に焦点を結びレーザビームが、胴管10a,10bの
内側に出る手前まで溶接を行い胴管10aと胴管10b
を接合する。
【0040】これによれば、低歪なレーザ溶接で接合を
行うことにより溶接後の成形作業、および大型機械によ
る加工が省略でき、かつ、高速で溶接を行うことができ
るため、大幅な工期短縮を図ることができるとともに、
局部気密気孔を有する接合部を成形したことにより、長
尺管状容器の気密試験が容易になり、かつ、安全に行う
ことができる。また、継手部の構造から、管の内部に溶
接時の溶融金属が入ることがなく、溶接後の仕上作業が
省略でき、またレーザ溶接により、ブローホール,ピン
ホール等の内部欠陥の極めて少ない高品質な接合部が得
られる。
【0041】次に、本発明のレーザ溶接装置の一実施例
について説明する。
【0042】図10に示す如く、管状容器1−Aとこれ
に対向して、接合位置Aで接合される管状容器1−Bの
周囲には、固定金具2−1,2−2が円周上均等に配置
されている。固定金具2−1,2−2上には、リング状
ベース3−1,3−2があり、リング状ベース3−1,
3−2に明けられたねじ穴Mに嵌合する固定ねじ4−
1,4−2により、固定金具2−1,2−2を管状容器
1−A,1−Bに締め付けている。リング状ベース3−
1には、管状容器1−Aの長手方向レ−ル3−3と、転
動体3−4を介して外周フレーム6Aが取付けられてい
る。この外周フレーム6Aとリング状ベース3−1は、
移動ねじ5−1とおねじ5−2により管状容器1−A長
手方向に調整可能となっている。
【0043】一方、外周フレーム6Aの管状容器1−B
側はリング状ベース3−2に結合されており、移動ねじ
5−1を回転することで管状容器1−A,1−Bの接合
位置Aのギャップgを調整できるような構成となってい
る。更に、外周フレーム6Aにはレールベース7Aが固
定されており、このレールベース7Aに固定されたリン
グ状レール8Aに沿って転動体9Aが移動可能となって
いる。転動体9Aには加工ヘッドベース10Aが固定さ
れ、加工ヘッドベース10Aには、上下レール10−1
が取付けられ、上下レール10−1に沿って動く転動体
10−2が組み合わされている。転動体10−2には、
テーブル金具11Aが固定され、このテーブル金具11
Aには長手方向レール12−1とこれに組み合わされた
転動体12−2が付いている。更に、この転動体12−
2には、ステージ13Aが取付けられていて、このステ
ージ13Aに加工用集光光学系14Aが取付けられてい
る。加工用集光光学系14Aにレーザを供給する可撓性
導波路(以下、光ファイバー)16Aは、ステージ13
A上の固定金具17Aにより固定されている。更に、光
ファイバー16Aは、外周フレーム6Aに固定された円
周方向渦巻きレール19Aに沿ってスライドする金具セ
ット18Aで把持されている。
【0044】光ファイバー16Aは、図11に示すよう
に、円周方向渦巻きレール19Aの外周端16−Eから
は、金具セット18Aから離れて外周フレーム6Aの外
周に明けられた穴6−Wから、外部に伸展するように構
成される。金具セット18Aは金具18−1が円周方向
渦巻きレール19A上を摺動する摺動部18−Aと光フ
ァイバー16Aを軽く保持しながらスライド方向に自由
に摺動させる保持部18−Bから構成され、更に、複数
の金具18−1がテグス18−2により円周方向渦巻き
レール19Aの外周端16−Eからステージ13A上の
固定金具17Aまで繋がれている。
【0045】これにより光ファイバー16Aは、固定金
具17Aが溶接に連れて回転するに従い、金具セット1
8Aにより円周方向渦巻きレール19Aに沿って外周フ
レーム6A内に巻きつくため、極端に折れ曲がったりせ
ず、又、回転により金具セット18Aに加わる力はテグ
ス18−2に加わるため、光ファイバー16Aに外力が
加わることを防止できる。
【0046】ここで、外周フレーム6A上に加工ヘッド
ベース10Aを駆動するモータ31Aとピニオン31−1
が取付けられ、加工ヘッドベース10A上に固定された
ラック31−2とかみあい、加工ヘッドベース10Aの
回転駆動が制御される。同様に加工ヘッドベース10A
上のモータ32Aとおねじ32−1、及び、テーブル金
具11A上のめねじ32−2に依りテーブル金具11A
は上下方向に駆動され、テーブル金具11A上のモータ
33Aとピニオン33−1、及び、ステージ13A上の
ラック33−2に依りステージ13Aが管状容器1−A
と管状容器1−Bの長手方向に駆動され、加工用集光光
学系14Aが接合部Aに倣うように駆動可能である。
【0047】それぞれのモータは後述の制御装置101
に依り制御され、ステージ13Aには、管状容器1−A
の板厚方向偏差を検出する手段である検出器15A、及
び接合部Aを検出する手段であるITV(工業用カメ
ラ)20Aが固定され、検出信号Sを制御装置101に
送っている。
【0048】本構成に依れば、管状容器1−Aと管状容
器1−Bの接合部Aの周囲をレーザ溶接可能な様に加工
用集光光学系14Aが倣うことが可能となる。
【0049】図12は、本発明の基本的な構成を示した
図であり、管状容器1−Aと管状容器1−Bの接合部A
の周囲に溶接ヘッド102が固定され、溶接ヘッド10
2の外周フレーム6A上の穴6−Wより光ファイバー1
6Aが引出され、光ファイバー展伸器103からレーザ
発振器104までもレーザが供給可能な様に光ファイバ
ー16Aで結合されている。制御装置101は上記装置
を制御する装置である。
【0050】図13はCO2 レーザを使用した装置に於
いて、可撓性導波路である光ファイバー16Aを複数本
使用して必要な出力を得ている場合における加工用集光
光学系14Aの集光手段の一例であり、パラボリックミ
ラー40Aを使用した例である。
【0051】光ファイバー16Aから出射したレーザ光
Lは、レンズ41Aを通して平行レーザ光Lとされパラ
ボリックミラー40Aに入射する。この際、ファイバー
取付け金具42Aに取付けられた光ファイバー16A
と、このファイバー取付け金具42Aをレンズ保持筒4
3Aの内部に保持するねじ42−1とバネ42−2によ
り、光ファイバー16Aの光軸とレンズ保持筒43Aの
先端に取付けられたレンズ41Aの光軸の傾きをそれぞ
れ調整可能で、かつ、レンズ保持筒43Aと加工用集光
光学系ベース14−1を結合するねじ41−1とバネ4
1−2により、平行になったレーザ光L1の光軸とパラ
ボリックミラー40Aの光軸とを微調整できる構成とし
た例であり複数のレーザ光をパラボリックミラー40A
を介して焦点に集光する。
【0052】図14は、光ファイバー16Aの光ファイ
バー展伸器103の一実施例であり、レーザ発振器10
4からでたレーザ光Lをレンズ50Aで平行レーザ光L
1とし受光レンズ51Aで光ファイバー16Aに入射さ
せる。これらの、光学系はレンズ50Aと受光レンズ5
1Aが回転可能となるように、レンズ50Aの保持器5
0−1と受光レンズ51Aの保持器51−1が軸受52
Aにより結合されている。保持器50−1は固定フレー
ム53Aに固定され、保持器51−1にはドラム54A
が取付けられ、保持器50−1と一体で回転可能となっ
ている。ドラム54Aの周囲には光ファイバー16Aが
巻きつき、その一端は溶接ヘッド102側に引出される
ようになっている。
【0053】更に、固定フレーム53A上のモータ55
Aとピニオン55−1とドラム54Aに固定されたラック
55−2により、ドラム54Aは回転駆動される。ここ
で、モータ55Aと溶接ヘッド102の内部のモータ3
1Aとが同期して動く事で、光ファイバー16Aには伸
びの外力等が加わることがなくなる。
【0054】図15は、本発明の他の実施例を示した図
である。
【0055】該図において管状容器1−Aと管状容器1
−Bの接合部Aの周囲に固定された溶接ヘッド102に
は、可撓性導波路(光ファイバー)16Aを螺旋軌道に
保持するアーム200がアーム送り出し装置201によ
り送り出され、これによって可撓性導波路(光ファイバ
ー)16Aが、加工ヘッド102内の加工用集光光学系
14Aの回転に沿って管状容器1−Aと管状容器1−B
の接合部Aの周囲を回転する際には、可撓性導波路(光
ファイバー)16Aの曲率半径は、およそ(√(LL)2
+(π・D)2/(2・π))となる。LLは溶接ヘッド1
02とアーム送り出し装置201間の最終的な距離であ
り、Dはアーム200の螺旋状態での長手方向垂直断面
の投影直径。レーザ発振器104はアーム200の一端
に付けられアーム200がアーム送り出し装置201に
より送り出されるに従い移動可能となっている。
【0056】尚、本実施例に依ればアーム送り出し装置
201は管状容器1−A上を移動し、かつ、アーム20
0を送り出しするため、アーム200の内部に保持され
た可撓性導波路(光ファイバー)16Aには外力が加わ
らない。
【0057】図16は、アーム200とアーム送り出し
装置201の一実施例の断面図を示す。
【0058】可撓性導波路(光ファイバー)16Aを支
持するアーム200の本体、アーム本体202は複数の
部材202−1より構成され、これらの部材202−1
は可撓性導波路(光ファイバー)16Aの長手方向断面
にて微小角θ1傾き可能な様にピン203で結合され
る。又、ピン203が挿入された部材202−1のそれ
ぞれの端面202−Aと202−Bは、図17に示すよ
うに端面202−Aが外側,端面202−Bが内側にな
るように組み合わされており、かつ、ピン203は2つ
の部材202−1のそれぞれの端面202−Aと202
−Bに空けられた穴E,Fに挿入されている。端面20
2−Aの穴Eは図の様に長円となっており、ピン203
との間に金具204−1を挿入することで、2つの部材
202−1間には長手方向の軸を中心に微小角θ2のね
じれが生じる。
【0059】上記部材202−1より構成されるアーム
本体202は、アーム送り出し装置201の回転ローラ
205により左に送り出される。回転ローラ205の近
傍には金具204−1,204−2の挿入機構206
と、端面202−Aと202−Bの間に金具204−3
を挿入する機構207が有り、それぞれ、アーム本体2
02が部材202−1一個に対して微小角θ1傾き、ね
じれ角θ2だけねじれる。これらが連続しアーム本体2
02内部に通した可撓性導波路(光ファイバー)16Aを
加工用集光光学系14Aへ接続可能とした。
【0060】次に、本発明のレーザ装置の更に他の実施
例を図18乃至図22を用いて説明する。
【0061】図18に示す長尺管状容器1−Aとこれに
対向し、接合位置Aで接合される長尺管状容器1−Bの
周囲には、固定金具2Bが円周上均等に固定されてい
る。固定金具2B上には、長尺管状容器1−Aの長手方
向に対して平行長手方向レール3Bが付いており、この
長手方向レール3B上を転動体4b−1がスライド出来
る様になっている。転動体4b−1にはステー4Bが付
けられ、更に、外周ガイド5bがステー4bに依り長尺
管状容器1−Aと1−Bを囲む様に保持されている。
【0062】更に、外周ガイド5Bには、円周方向レー
ル6Bが固定され、この円周方向レール6B上を転動体
7Bが走行する。転動体7Bは車軸8Bで連結され、更
に、軸受9Bを介して回転フレーム10Bに取付けられ
る。これに依り、回転フレーム10Bは、外周ガイド5
Bに沿って円周方向レール6B上を転動体7Bのコロガ
リ運動に依り正確に円を描く様に回転可能となってい
る。
【0063】更に、外周ガイド5Bに固定されたフレー
ム駆動モータ11Bのピニオン12b−1に依り、ラック
12b−2に回転モーメントが伝達され、回転フレーム
10Bが円周方向に駆動される。回転フレーム10Bには
長尺管状容器板厚方向ガイドレール14Bが固定されて
おり、このレール14B上を転動体14b−1がスライ
ドする。転動体14b−1には集光系フレーム16b−
1が固定されている。集光系フレーム16b−1にはメ
ネジ15b−1が固定され、メネジ15b−1にネジ込
まれたオネジ15b−2を、回転フレーム10Bに固定
された集光系駆動モータ15bにて回転する事で、長尺
管状容器1−A,1−Bと集光系フレーム16b−1と
の間の距離が任意に設定できる。
【0064】更に、集光系フレーム16b−1上には、
集光ステージ19Bが有り、レール16b−2と、転動
体16b−3に依り長尺容器1−Aの長手方向に移動出
来、駆動モータ16b−4とラック16b−5,ピニオ
ン16b−6に依り微動可能である。
【0065】集光ステージ19B上に加工ヘッド上下ガ
イドレール17Bが固定され、ガイドレール17B上で
転動体17b−1が移動出来る。この転動体17b−1
に固定された加工ヘッド18Bは、加工ヘッド駆動モー
タ20Bとメネジ20b−1,オネジ20b−2に依
り、長尺容器1−Aの板厚方向へ微調整出来る様になっ
ている。
【0066】本実施例では、レーザビームLは、回転フ
レーム10Bの入射窓Wを通り集光ステージ19B上に
固定された反射ミラー13Bに入射する。ここで、レー
ザビームLは長尺管状容器中心軸に直交する方向に反射
され、加工ヘッド18Bに入射する。更に、パラボリッ
クミラー21Bに依り加工位置Aに集光される。ここ
で、入射窓Wの周囲に設置した受光素子22Bは、後で
述べるレーザビーム回転光学系104Bより発振され
る、センター位置信号Sを受光し、この受光信号S1を
制御装置101Bに逐次送信する。更に、制御装置10
1Bは受光信号S1と本来の基準信号S0とに依り偏差
を補正する制御信号S2を集光系駆動モータ15Bに送
り、レーザビームLと入射窓Wの芯を常に一致させる。
【0067】更に、加工ヘッド18Bには、倣いセンサ
23Bが取付けられ、接合位置Aと加工ヘッド18Bの
長尺管状容器板厚方向相対距離を検出し、制御装置10
1Bに逐次送信する。制御装置101Bは加工ヘッド駆
動モータ20Bに制御信号を送り距離を補正する。
【0068】又、入射窓Wの反射ミラー13B側には、
受光素子22b−1が取付けられ、溶接時のレーザ反射
光L1をモニタし制御装置101Bに溶接状態信号J1
として送信する。溶接状態信号J1を演算処理する事
で、レーザパワ−や溶接速度の変化を求め、発振器10
5B,レーザビーム回転光学系104B,溶接ヘッド1
03Bを制御し溶接品質を向上させる事が可能となる。
【0069】本実施例は、集光系駆動モータ15Bをレ
ーザビームLと入射窓Wの芯を常に一致させる制御を行
っているが、レーザビーム回転光学系104Bのレーザ
ビームLを回転させる手段に使われているアクチュエー
タ(例えば電気モータ)集光系駆動モータ15Bとの間
で同一の出力による同期運転、又は、回転数フィードバ
ック等による)フィードバック制御を行ってもよい。
【0070】この場合、回転角をリアルタイムで、測
定,制御する必要から、エンコーダ等の出力を光ファイ
バー伝送等によりリアルタイムで読み出し制御すること
を利用する方法がある。
【0071】図19に示す長尺管状容器1−Aとこれに
対向し、接合位置Aで接合される長尺容器1−Bは、容
器支持装置102Bに依り固定されている。又、溶接ヘ
ッド103Bが接合位置Aの周囲に設定される。この溶
接ヘッド103Bへはレーザビーム回転光学系104B
に依り屈折、又は反射されたレーザビームLが供給され
る。更に、このレーザビーム回転光学系104Bには、
レーザ発振器105BからレーザビームLが供給されて
いる。制御装置101Bは、これらの機器をリアルタイ
ムで制御する制御装置であり、特に、本来のレーザビー
ムセンター位置基準信号S0と受光信号S1との偏差を
演算し制御信号S2を集光系駆動モータ15Bに送る。
【0072】又、加工ヘッド18Bには、倣いセンサ2
3Bが取付けられ、接合位置Aと加工ヘッド18Bの長
尺管状容器板厚方向相対距離を検出し、制御装置101
Bに逐次送信する。制御装置101Bは加工ヘッド駆動
モータ20Bに制御信号を送り距離を補正する。
【0073】図20は、装置構成を示した図であり、溶
接ヘッド103Bとレーザビーム回転光学系104が長
尺管状容器1−Aと平行であるのに対し、レーザ発振器
105Bからレーザビーム回転光学系104Bへ入射するレ
ーザビーム光軸が任意の角度に設定されているのが特徴
である。施工時の作業スペースが縮小できる特徴があ
る。
【0074】図21、及び図22には、長尺管状容器1
−Aと長尺管状容器1−Bを、接合位置Aで接合する際
の、容器支持装置102Bの働きを説明してある。図2
1(a),図21(b)は加工ヘッドが容器支持装置1
02Bの近傍に来た際に、図18に示す回転フレーム1
0Bの回転角に応じて容器支持装置102Bを下降させ
レーザビームLとの干渉を防止している。容器支持装置
102Bの昇降動作は、外周ガイドに設けたセンサ類2
01−1,201−2,201−3,201−4に依り加
工ヘッド18Bを検出し、この検出信号K1,K2,K
3,K4を制御装置101Bで受取、加工ヘッドが、セ
ンサ201−1,201−2、及び、201−3,20
1−4の間に有る場合、容器支持装置102Bを下降さ
せる信号を出す事で対応できる。
【0075】上記、容器支持装置102Bが吊り下げ式
の場合でも長尺管状容器1−Bを直接、又は間接的に把
持する装置であってもよい。(電磁力,真空力、又は、
予め取付けた、容器支持バンドを利用する。) 図23は、加工ヘッド18Bの集光光学系にパラボリッ
クミラー21Bを使用した例であり、ITV(工業カメ
ラ)301に依り接合部Aを撮影し、この画像デ−タを
用いて制御装置101Bで演算処理し開先A−1とレー
ザ焦点の位置補正を行う事もできる。
【0076】
【発明の効果】以上説明した本発明のレーザ溶接装置に
よれば、長尺容器を製作する際に、可撓性の導波路(光
ファイバー等)によりレーザが伝送されるため光軸合わ
せが容易で、かつ、加工用集光光学系(加工ヘッド)と
レーザ発振器が分離されており、容器寸法に係らず高品
質な溶接継手を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ溶接装置により製作される長尺
管状容器の局部気密構造の接合部の断面図である。
【図2】図1における気密試験後の状態を示す長尺管状
容器の局部気密構造の接合部の断面図である。
【図3】本長尺管状容器の局部気密構造部の他の例を示
す接合部の断面図である。
【図4】長尺管状容器の一例を示す斜視図である。
【図5】他の例を示す長尺管状容器の局部気密構造の接
合部の断面図である。
【図6】レーザ溶接継手構造を示す断面図である。
【図7】レーザ溶接継手構造を示す断面図である。
【図8】レーザ溶接継手構造を示す断面図である。
【図9】レーザ溶接継手構造を示す断面図である。
【図10】本発明のレーザ溶接装置の一実施例における
溶接ヘッドを示す断面図である。
【図11】本発明のレーザ溶接装置に採用される光ファ
イバーの例を示す図である。
【図12】本発明のレーザ溶接装置の一実施例の基本的
な構成を示した図である。
【図13】本発明のレーザ溶接装置に採用される加工用
集光光学系(加工ヘッド)の断面図である。
【図14】本発明のレーザ溶接装置に採用される光ファ
イバーの光ファイバー展伸器の側面図と断面図である。
【図15】本発明のレーザ溶接装置における光ファイバ
ー螺旋軌道保持方法の構成図である。
【図16】本発明のレーザ溶接装置に採用されるアーム
送り出し装置の断面図である。
【図17】本発明のレーザ溶接装置に採用されるアーム
部材の断面図である。
【図18】本発明のレーザ溶接装置の他の実施例におけ
る溶接ヘッドを示す断面図である。
【図19】本発明のレーザ溶接装置の模式図である。
【図20】本発明のレーザ溶接装置の模式図である。
【図21】本発明のレーザ溶接装置における容器支持装
置の模式図である。
【図22】本発明のレーザ溶接装置における容器支持装
置の模式図である。
【図23】本発明のレーザ溶接装置における加工ヘッド
を示す断面図である。
【符号の説明】
1−A,1−B…管状容器、2−1,2−2,2B,1
7A…固定金具、3−1,3−2…リング状ベース、3
−3,3B…長手方向レール、3−4,4b−1,7
B,9A,10−2,12−2…転動体、5B…外周ガ
イド、6A…外周フレーム、6B…円周方向レール、7
A…レールベース、8A…リング状ベース、9a,9
b,9c…突き合わせ部、10a,10b,10c,1
0d,30,31…胴管、10A…加工ヘッドベース、
10B…回転フレーム、10−1…上下レール、11A
…テーブル金具、12a,12b…ネック付フランジ、
13A…ステージ、13B…反射ミラー、14,34,4
3…リング、14A…加工用集光光学系、15a,15
b,22,32…シール材、15A…検出器、16,3
3…気密試験用孔、16A…光ファイバー、17a,1
7b…リングの溝、17B…加工ヘッド上下ガイドレー
ル、18,36…局部気密室、18−2…テグス、18
A…金具セット、18B…加工ヘッド、19A…円周方
向渦巻きレール、19B…集光ステージ、20…ボル
ト、20A,301…工業用カメラ、21…ボルトの
溝、21B,22B…受光素子、23…ネジ穴、23B
…倣いセンサ、31A…モータ、31−1…ピニオン、
31−2…ラック、40A…パラボリックミラー、4
1,44,46,48…継手、41A,50A…レン
ズ、42A…ファイバー取付け金具、43A…レンズ保
持筒、50…レーザビーム、51A…受光レンズ、53
A…固定フレーム、54A…ドラム、101,101B…制
御装置、102,103B…溶接ヘッド、103…光フ
ァイバー展伸器、104,105B…レーザ発信器、10
4B…レーザビーム回転光学系、200…アーム、20
1…送り出し装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23K 26/08 B23K 26/08 B // B23K 101:06 101:06 101:12 101:12 (72)発明者 一色 治 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 竹内 茂隆 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 村下 雅紀 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴管である管状容器と管状容器との両管端
    を突き合わせ、これらを全姿勢でレーザ溶接接合する溶
    接接合装置であって、接合される両管端の目違い矯正機
    構を有する長手方向移動装置、及び接合するためのレー
    ザ光集光装置を含む加工ヘッドを全姿勢で駆動させるた
    めの機構から構成されていることを特徴とするレーザ溶
    接装置。
  2. 【請求項2】胴管である管状容器と管状容器との両管端
    を突き合わせ、これらを全姿勢でレーザ溶接接合する溶
    接接合装置であって、管状容器接合部の周囲に加工ヘッ
    ドを回転させる手段と、接合部倣い手段、及び接合容器
    同志を幅寄せると共に、目違いを修正し固定させる手段
    とを備え、且つ、前記加工ヘッドへレーザビームを供給
    する少なくとも1つの可撓性の導波路を、加工ヘッドと
    レーザ発信機との間に設け、この内部にレーザビームを
    通過させる手段を有することを特徴とするレーザ溶接装
    置。
  3. 【請求項3】長尺管状容器の製造に際して、胴管と胴管
    を突き合わせ、この突き合わせ部をレーザ溶接にて接合
    するレーザ溶接装置において、前記胴管接合部の周囲に
    沿って溶接線を追従可能なレーザ集光機構を有する溶接
    ヘッドと、胴管の端部に位置し、胴管長手方向に平行、
    かつ、胴管の周囲全周に亘って連続的にレーザビームを
    照射することが可能なレーザビーム回転光学系、及びレ
    ーザ発振器より構成されることを特徴とするレーザ溶接
    装置。
  4. 【請求項4】長尺管状容器の製造に際して、胴管と胴管
    を突き合わせ、この突き合わせ部をレーザ溶接にて接合
    するレーザ溶接装置において、レーザの発振器と、レー
    ザビームを胴管長手方向に平行に、かつ、胴管の周囲を
    回転する様に反射出力させるレーザ出力光学系とを、接
    合する長尺管状容器接合部の反対の端部に設置し、対象
    となる接合部にレーザを集光し溶接する加工ヘッドを含
    み、この加工ヘッドを胴管の周囲に沿って回転させ、か
    つ、レーザ出力光学系から出力されるレーザビームがこ
    の加工ヘッドに常に入射出来る機能を有する溶接ヘッド
    を、容器接合部の周囲に設置したことを特徴とするレー
    ザ溶接装置。
  5. 【請求項5】請求項3、又は4記載のレーザ溶接装置で
    あって、前記レーザビーム回転光学系から溶接ヘッドに
    伝播するレーザビームが正確に溶接ヘッドに入射するよ
    うに、該溶接ヘッドとレーザビーム回転光学系の入射,
    出力位置が溶接中も同調して駆動されることを特徴とす
    るレーザ溶接装置。
  6. 【請求項6】請求項3、又は4記載の長尺管状容器用の
    レーザ溶接装置であって、前記胴管接合部と集光点の目
    外れを補正するために、工業カメラを利用した検出器を
    有し、目外れ補正軸と駆動系、及び、その制御機構を有
    することを特徴とするレーザ溶接装置。
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