JP2001087280A - レーザ治療装置 - Google Patents
レーザ治療装置Info
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- laser
- pattern shape
- treatment apparatus
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハンドピースの先端部を所望する状態で当接
させつつ、適切にレーザ照射を行う。 【解決手段】 レーザ光を走査する走査光学系を有する
ハンドピースを有し、レーザ光を治療部位に照射するこ
とで治療を行うレーザ治療装置において、走査光学系に
よる走査領域内に対して小領域の走査パターン形状が記
憶されており、記憶されている走査パターン形状の照射
位置を可変設定し、この設定情報に基づいて走査光学系
を駆動制御する。
させつつ、適切にレーザ照射を行う。 【解決手段】 レーザ光を走査する走査光学系を有する
ハンドピースを有し、レーザ光を治療部位に照射するこ
とで治療を行うレーザ治療装置において、走査光学系に
よる走査領域内に対して小領域の走査パターン形状が記
憶されており、記憶されている走査パターン形状の照射
位置を可変設定し、この設定情報に基づいて走査光学系
を駆動制御する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光を治療部
位に照射することで治療を行うレーザ治療装置に関す
る。
位に照射することで治療を行うレーザ治療装置に関す
る。
【０００２】
【従来技術】レーザ治療装置はレーザ光の波長や設定出
力により様々な治療に利用されている。このようなレー
ザ治療装置には走査光学系が組込まれたスキャナーハン
ドピースを使用することで、治療用レーザ光を治療部位
上で広範囲に走査させ、しみ，しわの形成治療や脱毛に
利用されるものが知られている。スキャナーハンドピー
ス先端にはレーザ光が適切に照射されるように所定の長
さや大きさを持つガイド部が設けられることが多い。レ
ーザ照射に際しては、スキャナーハンドピースを安定さ
せ、治療部位に対するレーザ照射光学系の位置決めを行
うためにガイド部を皮膚に当接させる。
力により様々な治療に利用されている。このようなレー
ザ治療装置には走査光学系が組込まれたスキャナーハン
ドピースを使用することで、治療用レーザ光を治療部位
上で広範囲に走査させ、しみ，しわの形成治療や脱毛に
利用されるものが知られている。スキャナーハンドピー
ス先端にはレーザ光が適切に照射されるように所定の長
さや大きさを持つガイド部が設けられることが多い。レ
ーザ照射に際しては、スキャナーハンドピースを安定さ
せ、治療部位に対するレーザ照射光学系の位置決めを行
うためにガイド部を皮膚に当接させる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、治療部
位周辺に大きな凹凸があった場合、ガイド部が邪魔とな
り、必ずしも所望する状態でハンドピースを配置できる
とは限らない。特に人の顔を治療対象とする場合、鼻な
どの突起部や口，目などの陥凹部が障害となり、上唇部
や眉毛部等の小領域の治療では、ハンドピース先端部を
皮膚に当接する際の自由度が少ない。ハンドピース先端
部の当接状態が限られると、治療目的とする部位へのレ
ーザ照射が困難となってくる。
位周辺に大きな凹凸があった場合、ガイド部が邪魔とな
り、必ずしも所望する状態でハンドピースを配置できる
とは限らない。特に人の顔を治療対象とする場合、鼻な
どの突起部や口，目などの陥凹部が障害となり、上唇部
や眉毛部等の小領域の治療では、ハンドピース先端部を
皮膚に当接する際の自由度が少ない。ハンドピース先端
部の当接状態が限られると、治療目的とする部位へのレ
ーザ照射が困難となってくる。
【０００４】本発明は上記従来技術を鑑み、ハンドピー
スの先端部を所望する状態で当接させつつ、適切にレー
ザ照射を行うことのできるレーザ治療装置を提供するこ
とを技術課題とする。
スの先端部を所望する状態で当接させつつ、適切にレー
ザ照射を行うことのできるレーザ治療装置を提供するこ
とを技術課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
【０００６】（１） レーザ光を治療部位に照射するこ
とで治療を行うレーザ治療装置において、レーザ光を走
査する走査光学系を有するハンドピースと、患者の皮膚
に当接させる当接部材であって、治療部位に対する前記
ハンドピースの位置決め用に使用される当接部材と、前
記走査光学系による走査領域内に対して小領域の走査パ
ターン形状を記憶する記憶手段と、該記憶された走査パ
ターン形状の照射位置を可変設定する設定手段と、該設
定手段による設定情報に基づいて前記走査光学系を駆動
制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
とで治療を行うレーザ治療装置において、レーザ光を走
査する走査光学系を有するハンドピースと、患者の皮膚
に当接させる当接部材であって、治療部位に対する前記
ハンドピースの位置決め用に使用される当接部材と、前
記走査光学系による走査領域内に対して小領域の走査パ
ターン形状を記憶する記憶手段と、該記憶された走査パ
ターン形状の照射位置を可変設定する設定手段と、該設
定手段による設定情報に基づいて前記走査光学系を駆動
制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【０００７】（２） （１）のレーザ治療装置におい
て、前記記憶手段は小領域の走査パターン形状の照射位
置を予め変化させた位置として複数個記憶する手段であ
り、前記設定手段は記憶された走査パターン形状の複数
個の位置から選択する手段であることを特徴とする。
て、前記記憶手段は小領域の走査パターン形状の照射位
置を予め変化させた位置として複数個記憶する手段であ
り、前記設定手段は記憶された走査パターン形状の複数
個の位置から選択する手段であることを特徴とする。
【０００８】（３） （２）のレーザ治療装置におい
て、前記記憶手段は同一形状の走査パターン形状を走査
領域内の上・下・左・右の少なくとも４つの照射位置に
変えた位置として記憶していることを特徴とする。
て、前記記憶手段は同一形状の走査パターン形状を走査
領域内の上・下・左・右の少なくとも４つの照射位置に
変えた位置として記憶していることを特徴とする。
【０００９】（４） （１）〜（３）の何れかのレーザ
治療装置において、さらに前記走査パターン形状のサイ
ズを変更するサイズ変更手段を備えることを特徴とす
る。
治療装置において、さらに前記走査パターン形状のサイ
ズを変更するサイズ変更手段を備えることを特徴とす
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明について一実施形態
を挙げ、図面に基づいて説明する。図１は脱毛治療等に
使用されるレーザ治療装置の外観略図である。
を挙げ、図面に基づいて説明する。図１は脱毛治療等に
使用されるレーザ治療装置の外観略図である。
【００１１】レーザ装置本体１の正面には大型の液晶
（ＬＣＤ）パネル２が設けられており、ＬＣＤパネル２
には各種設定条件が表示されるとともに、術者がＬＣＤ
パネル２上に触れることで各種の設定が可能なタッチパ
ネルとなっている。レーザ装置本体１の上部からは治療
用ハンドピース３までファイバケーブル４と通信ケーブ
ル５が伸延している。
（ＬＣＤ）パネル２が設けられており、ＬＣＤパネル２
には各種設定条件が表示されるとともに、術者がＬＣＤ
パネル２上に触れることで各種の設定が可能なタッチパ
ネルとなっている。レーザ装置本体１の上部からは治療
用ハンドピース３までファイバケーブル４と通信ケーブ
ル５が伸延している。
【００１２】図２は光学系及び制御系の要部構成の概略
図である。治療用レーザ光を出射するレーザ光源１０に
は複数の半導体レーザ（ダイオードレーザ）光源を利用
しており、各半導体レーザ光源を出射したレーザ光は集
光レンズ１２ａによりファイバ１３ａの端面にそれぞれ
集光され、ファイバ１３ａ内に入射する。ファイバ１３
ａは出射端面側で束ねられており、各半導体レーザから
出射される各レーザ光はファイバ出射側でまとめられ、
高出力のレーザ光として治療に利用される。本実施形態
ではレーザ光源から出射される治療用レーザ光に８００
〜８２０ｎｍの波長の近赤外光を利用している。
図である。治療用レーザ光を出射するレーザ光源１０に
は複数の半導体レーザ（ダイオードレーザ）光源を利用
しており、各半導体レーザ光源を出射したレーザ光は集
光レンズ１２ａによりファイバ１３ａの端面にそれぞれ
集光され、ファイバ１３ａ内に入射する。ファイバ１３
ａは出射端面側で束ねられており、各半導体レーザから
出射される各レーザ光はファイバ出射側でまとめられ、
高出力のレーザ光として治療に利用される。本実施形態
ではレーザ光源から出射される治療用レーザ光に８００
〜８２０ｎｍの波長の近赤外光を利用している。
【００１３】エイミング（照準）光源１１から出射する
エイミング光は、集光レンズ１２ｂにより集光され、フ
ァイバ１３ｂに入射する。ファイバ１３ｂの出射側端面
はファイバ１３ａの出射側端面と共に束ねられており、
エイミング光はファイバ１３ｂを出射後、治療用レーザ
光と同様の光路を進行する。本実施形態ではエイミング
光束には６２０〜６５０ｎｍの波長の赤色可視光を利用
している。
エイミング光は、集光レンズ１２ｂにより集光され、フ
ァイバ１３ｂに入射する。ファイバ１３ｂの出射側端面
はファイバ１３ａの出射側端面と共に束ねられており、
エイミング光はファイバ１３ｂを出射後、治療用レーザ
光と同様の光路を進行する。本実施形態ではエイミング
光束には６２０〜６５０ｎｍの波長の赤色可視光を利用
している。
【００１４】束ねられたファイバ１３ａ,１３ｂの出射
端面（ファイババンドル部）から出射するレーザ光（治
療用レーザ光及びエイミング光）は集光レンズ群１４に
より集光され、ファイバケーブル４に入射する。ファイ
バケーブル４は治療用ハンドピース３に接続されてお
り、レーザ光はファイバケーブル４を介してハンドピー
ス３に入射する。
端面（ファイババンドル部）から出射するレーザ光（治
療用レーザ光及びエイミング光）は集光レンズ群１４に
より集光され、ファイバケーブル４に入射する。ファイ
バケーブル４は治療用ハンドピース３に接続されてお
り、レーザ光はファイバケーブル４を介してハンドピー
ス３に入射する。
【００１５】ハンドピース３のヘッド部３ａ内にはガル
バノミラー１６ａ，１６ｂが設けられており、ガルバノ
ミラー１６ａ，１６ｂがＸＹ方向の各々に駆動すること
で、レーザ光の照射位置を移動させ、広範囲に渡って治
療用レーザ光を走査（スキャン）することができる。フ
ァイバケーブル４からハンドピース３内に入射したレー
ザ光は、コリメータレンズ１５により平行光束にされた
後、ガルバノミラー１６ａ，１６ｂでＸＹ方向に振ら
れ、集光レンズ１７により直径３ｍｍの円形スポット光
として治療部位に集光する。この円形スポット光がガル
バノミラー１６ａ，１６ｂによって治療部位上で移動す
ることで、広範囲の走査領域をレーザ照射する。
バノミラー１６ａ，１６ｂが設けられており、ガルバノ
ミラー１６ａ，１６ｂがＸＹ方向の各々に駆動すること
で、レーザ光の照射位置を移動させ、広範囲に渡って治
療用レーザ光を走査（スキャン）することができる。フ
ァイバケーブル４からハンドピース３内に入射したレー
ザ光は、コリメータレンズ１５により平行光束にされた
後、ガルバノミラー１６ａ，１６ｂでＸＹ方向に振ら
れ、集光レンズ１７により直径３ｍｍの円形スポット光
として治療部位に集光する。この円形スポット光がガル
バノミラー１６ａ，１６ｂによって治療部位上で移動す
ることで、広範囲の走査領域をレーザ照射する。
【００１６】ヘッド部３ａからはアーム３ｂが伸び、そ
の下端にはガラス板１８が取り付けられている。ガラス
板１８は治療部位に直接当接され、集光レンズ１７によ
る集光位置が治療部位上に位置するように設けられてい
る。ガラス板１８の大きさはレーザ光の走査領域を網羅
する大きさを持ち、術者が治療部位を含む皮膚に押し当
てることで治療部位を一様に平坦な面にし、均一なレー
ザ照射を行うことができる。同時に、アーム３ｂとガラ
ス板１８により、ハンドピース３を安定して配置させる
ためのガイド部が構成される。また、アーム３ｂには冷
却装置１９が備えられ、ガラス板１８を介してレーザ照
射により発熱する皮膚を冷却する。
の下端にはガラス板１８が取り付けられている。ガラス
板１８は治療部位に直接当接され、集光レンズ１７によ
る集光位置が治療部位上に位置するように設けられてい
る。ガラス板１８の大きさはレーザ光の走査領域を網羅
する大きさを持ち、術者が治療部位を含む皮膚に押し当
てることで治療部位を一様に平坦な面にし、均一なレー
ザ照射を行うことができる。同時に、アーム３ｂとガラ
ス板１８により、ハンドピース３を安定して配置させる
ためのガイド部が構成される。また、アーム３ｂには冷
却装置１９が備えられ、ガラス板１８を介してレーザ照
射により発熱する皮膚を冷却する。
【００１７】制御部２０には治療条件等を設定するため
のＬＣＤパネル２、ガルバノミラー１６ａ，１６ｂの駆
動制御信号等を送受信する通信ケーブル５、レーザ照射
の照射信号を出力するフットスイッチ２１等が接続され
ている。装置がREADY状態にあるとき、フットスイッチ
２１からの照射信号が制御部２０に送信されると、制御
部２０はガルバノミラー１６ａ，１６ｂを駆動制御しな
がら、レーザ光を出射することでレーザ光を走査させ、
広い領域に対してレーザ照射を行うことができる。
のＬＣＤパネル２、ガルバノミラー１６ａ，１６ｂの駆
動制御信号等を送受信する通信ケーブル５、レーザ照射
の照射信号を出力するフットスイッチ２１等が接続され
ている。装置がREADY状態にあるとき、フットスイッチ
２１からの照射信号が制御部２０に送信されると、制御
部２０はガルバノミラー１６ａ，１６ｂを駆動制御しな
がら、レーザ光を出射することでレーザ光を走査させ、
広い領域に対してレーザ照射を行うことができる。
【００１８】図３はＬＣＤパネル２に表示される条件設
定画面の一表示例である。画面左側には、レーザエネル
ギー密度（Ｊ／ｃｍ2）を表示するエネルギー密度表示
部３０ａ、レーザ光の照射パワー（Ｗ）を表示する照射
パワー表示部３０ｂ、レーザスポットの照射時間（ｍ
ｓ）を表示する照射時間表示部３０ｃ、繰り返し照射す
る場合のインターバル時間（ｓ）を表示するインターバ
ル表示部３０ｄ等の種々の設定項目が設けられている。
これらの設定項目を変更する場合は、変更したい設定項
目（３０ａ〜３０ｄ）に触れて選択した後、UP/DOWNス
イッチ３１を操作することにより設定値を増減し、変更
することができる。
定画面の一表示例である。画面左側には、レーザエネル
ギー密度（Ｊ／ｃｍ2）を表示するエネルギー密度表示
部３０ａ、レーザ光の照射パワー（Ｗ）を表示する照射
パワー表示部３０ｂ、レーザスポットの照射時間（ｍ
ｓ）を表示する照射時間表示部３０ｃ、繰り返し照射す
る場合のインターバル時間（ｓ）を表示するインターバ
ル表示部３０ｄ等の種々の設定項目が設けられている。
これらの設定項目を変更する場合は、変更したい設定項
目（３０ａ〜３０ｄ）に触れて選択した後、UP/DOWNス
イッチ３１を操作することにより設定値を増減し、変更
することができる。
【００１９】画面右側には動作状況を設定するREADYス
イッチ３２ａ、STANDBYスイッチ３２ｂ、レーザ走査領
域の形状や大きさ等の種々の走査領域に関する情報を表
示する走査領域情報表示部３３、エイミング光の明るさ
を表示するエイミング光量表示部３４等が設けられてい
る。
イッチ３２ａ、STANDBYスイッチ３２ｂ、レーザ走査領
域の形状や大きさ等の種々の走査領域に関する情報を表
示する走査領域情報表示部３３、エイミング光の明るさ
を表示するエイミング光量表示部３４等が設けられてい
る。
【００２０】以上のような構成を有するレーザ治療装置
において、その動作について以下に説明する。
において、その動作について以下に説明する。
【００２１】術者が装置の電源をＯＮすると、装置はセ
ルフチェック（自己診断）を行った後、STANDBY状態で
起動する。この状態では、フットスイッチ２１からの照
射信号が制御部２０に入力されたとしても、制御部２０
はレーザ光源１０に電力を供給しないように制御されて
おり、レーザ光は出射しない。
ルフチェック（自己診断）を行った後、STANDBY状態で
起動する。この状態では、フットスイッチ２１からの照
射信号が制御部２０に入力されたとしても、制御部２０
はレーザ光源１０に電力を供給しないように制御されて
おり、レーザ光は出射しない。
【００２２】術者はＬＣＤパネル２を操作することで照
射条件を設定する。レーザ照射する走査領域の形状は走
査領域情報表示部３３の形状選択スイッチ３３ａを選択
することで行う。形状選択スイッチ３３ａを選択する
と、図４に示すように、画面左側は選択できる走査パタ
ーン形状の一覧が表示され、この表示は選択キーを兼ね
ている。これらの走査パターン形状はメモリ２２に予め
記憶されており、容易に選択することができる。
射条件を設定する。レーザ照射する走査領域の形状は走
査領域情報表示部３３の形状選択スイッチ３３ａを選択
することで行う。形状選択スイッチ３３ａを選択する
と、図４に示すように、画面左側は選択できる走査パタ
ーン形状の一覧が表示され、この表示は選択キーを兼ね
ている。これらの走査パターン形状はメモリ２２に予め
記憶されており、容易に選択することができる。
【００２３】走査パターン形状は円形パターン４０ａ、
正方形パターン４０ｂ、長方形パターン４０ｃ，４０
ｄ、ラインパターン４０ｅ〜４０ｈが用意されている。
パターン４０ａ〜４０ｄは走査可能領域の中心（ガラス
板１８の中央）を中心基準として走査されるパターンで
ある。一方、ラインパターン４０ｅ〜４０ｈは走査可能
領域の中心から偏位した位置に走査されるパターンであ
る。すなわち、ガイド部であるガラス板１８の当接に対
して、その周辺部分（上・下の横方向と左・右の縦方
向）をライン状に走査するときに使用するパターンとな
っている。ラインパターン４０ｅ〜４０ｈの選択では直
径３ｍｍの円形スポット光が直線移動する走査を行う。
正方形パターン４０ｂ、長方形パターン４０ｃ，４０
ｄ、ラインパターン４０ｅ〜４０ｈが用意されている。
パターン４０ａ〜４０ｄは走査可能領域の中心（ガラス
板１８の中央）を中心基準として走査されるパターンで
ある。一方、ラインパターン４０ｅ〜４０ｈは走査可能
領域の中心から偏位した位置に走査されるパターンであ
る。すなわち、ガイド部であるガラス板１８の当接に対
して、その周辺部分（上・下の横方向と左・右の縦方
向）をライン状に走査するときに使用するパターンとな
っている。ラインパターン４０ｅ〜４０ｈの選択では直
径３ｍｍの円形スポット光が直線移動する走査を行う。
【００２４】なお、各パターンの走査領域の大きさは、
サイズ表示部３３ｂを選択した後、UP/DOWNスイッチ３
１で変更することができる。ラインパターン４０ｅ〜４
０ｈについてはその長さを変化させるにとどまり、幅は
変化しないようになっている。
サイズ表示部３３ｂを選択した後、UP/DOWNスイッチ３
１で変更することができる。ラインパターン４０ｅ〜４
０ｈについてはその長さを変化させるにとどまり、幅は
変化しないようになっている。
【００２５】術者はハンドピース３を手で保持して、ガ
ラス板１８を治療部位上に当接させる。ハンドピース３
からは光源１１によるエイミング光が照射され、そのエ
イミング光は選択した走査パターン形状に従ってガルバ
ノミラー１６ａ，１６ｂの駆動により繰返し走査され
る。術者はエイミング光の照射位置を確認しながら、目
的とする治療部位に合うようにガラス板１８の当接位置
を調整すると共に、照射パターンの形状や大きさを設定
する。このとき、顔の上唇部や眉毛部等の小領域の治療
では、鼻や口、眼などの凹凸部分によって、目的とする
治療部位が必ずしもガラス板１８の中央に位置するよう
にハンドピース３を配置することができないことがあ
る。このようなケースでもガラス板１８の周辺部を治療
部位に当てることさえできれば、ラインパターン４０ｅ
〜４０ｈの何れかを選択することによって、その部分の
みにレーザ照射を行うことが可能となる。また、ライン
パターンは、上・下・左・右の位置のものが用意されて
いるので、術者はハンドピース３を保持しやすい状態で
保持しつつ、治療部位に対するガラス板１８の当接状態
に応じて適切な位置のパターンを１回の操作で選択する
ことができる。
ラス板１８を治療部位上に当接させる。ハンドピース３
からは光源１１によるエイミング光が照射され、そのエ
イミング光は選択した走査パターン形状に従ってガルバ
ノミラー１６ａ，１６ｂの駆動により繰返し走査され
る。術者はエイミング光の照射位置を確認しながら、目
的とする治療部位に合うようにガラス板１８の当接位置
を調整すると共に、照射パターンの形状や大きさを設定
する。このとき、顔の上唇部や眉毛部等の小領域の治療
では、鼻や口、眼などの凹凸部分によって、目的とする
治療部位が必ずしもガラス板１８の中央に位置するよう
にハンドピース３を配置することができないことがあ
る。このようなケースでもガラス板１８の周辺部を治療
部位に当てることさえできれば、ラインパターン４０ｅ
〜４０ｈの何れかを選択することによって、その部分の
みにレーザ照射を行うことが可能となる。また、ライン
パターンは、上・下・左・右の位置のものが用意されて
いるので、術者はハンドピース３を保持しやすい状態で
保持しつつ、治療部位に対するガラス板１８の当接状態
に応じて適切な位置のパターンを１回の操作で選択する
ことができる。
【００２６】術者はエイミング光の観察による照射部位
の位置合わせやレーザ出力等の設定が完了したらREADY
スイッチ３２ａを押して装置をREADY状態にする。その
後、術者がフットスイッチ２１を踏込むことにより制御
部２０はガルバノミラー１６ａ，１６ｂを駆動制御して
レーザ光を走査し、選択された走査領域の治療部位にレ
ーザ光を照射する。１回の走査で所望する治療部位全面
をレーザ照射できない場合は、ハンドピース３を徐々に
移動させて繰り返しレーザ照射を行えば良い。
の位置合わせやレーザ出力等の設定が完了したらREADY
スイッチ３２ａを押して装置をREADY状態にする。その
後、術者がフットスイッチ２１を踏込むことにより制御
部２０はガルバノミラー１６ａ，１６ｂを駆動制御して
レーザ光を走査し、選択された走査領域の治療部位にレ
ーザ光を照射する。１回の走査で所望する治療部位全面
をレーザ照射できない場合は、ハンドピース３を徐々に
移動させて繰り返しレーザ照射を行えば良い。
【００２７】上述の実施形態では、上・下・左・右の位
置が予め決定されたラインパターンのものが用意されて
いたが、ＬＣＤパネルにカーソルキー等を設けること
で、照射領域を任意の位置に移動させるようにすること
も可能である。
置が予め決定されたラインパターンのものが用意されて
いたが、ＬＣＤパネルにカーソルキー等を設けること
で、照射領域を任意の位置に移動させるようにすること
も可能である。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、凹
凸部近辺の小領域の治療に際しても、ハンドピースを所
望する状態に配置しつつ、適切にレーザ照射を行うこと
ができる。また、予めレーザ照射領域の位置をパターン
化したことにより、少ない操作で容易に照射位置の設定
が行える。
凸部近辺の小領域の治療に際しても、ハンドピースを所
望する状態に配置しつつ、適切にレーザ照射を行うこと
ができる。また、予めレーザ照射領域の位置をパターン
化したことにより、少ない操作で容易に照射位置の設定
が行える。
【図１】脱毛治療等に使用されるレーザ治療装置の外観
略図である。
略図である。
【図２】光学系及び制御系の要部構成の概略図である。
【図３】ＬＣＤパネルに表示される条件設定画面の一表
示例である。
示例である。
【図４】ＬＣＤパネルに表示される走査パターン形状の
設定画面の一表示例である。
設定画面の一表示例である。
２ ＬＣＤパネル ３ ハンドピース １６ａ，１６ｂ ガルバノミラー ２０ 制御部 ２２ メモリ ３３ 走査領域情報表示部 ３３ａ 形状選択スイッチ ４０ａ 円形パターン ４０ｂ 正方形パターン ４０ｃ，４０ｄ 長方形パターン ４０ｅ〜４０ｈ ラインパターン
Claims (4)
- 【請求項１】 レーザ光を治療部位に照射することで治
療を行うレーザ治療装置において、レーザ光を走査する
走査光学系を有するハンドピースと、患者の皮膚に当接
させる当接部材であって、治療部位に対する前記ハンド
ピースの位置決め用に使用される当接部材と、前記走査
光学系による走査領域内に対して小領域の走査パターン
形状を記憶する記憶手段と、該記憶された走査パターン
形状の照射位置を可変設定する設定手段と、該設定手段
による設定情報に基づいて前記走査光学系を駆動制御す
る制御手段と、を備えることを特徴とするレーザ治療装
置。 - 【請求項２】 請求項１のレーザ治療装置において、前
記記憶手段は小領域の走査パターン形状の照射位置を予
め変化させた位置として複数個記憶する手段であり、前
記設定手段は記憶された走査パターン形状の複数個の位
置から選択する手段であることを特徴とするレーザ治療
装置。 - 【請求項３】 請求項２のレーザ治療装置において、前
記記憶手段は同一形状の走査パターン形状を走査領域内
の上・下・左・右の少なくとも４つの照射位置に変えた
位置として記憶していることを特徴とするレーザ治療装
置。 - 【請求項４】 請求項１〜３の何れかのレーザ治療装置
において、さらに前記走査パターン形状のサイズを変更
するサイズ変更手段を備えることを特徴とするレーザ治
療装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26798499A JP2001087280A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | レーザ治療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26798499A JP2001087280A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | レーザ治療装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001087280A true JP2001087280A (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=17452307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26798499A Withdrawn JP2001087280A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | レーザ治療装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001087280A (ja) |
-
1999
- 1999-09-22 JP JP26798499A patent/JP2001087280A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061024 |
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| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061225 |