JP2001087013A - バンド、バンドの取付構造およびリスト装置 - Google Patents
バンド、バンドの取付構造およびリスト装置Info
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Abstract
置本体が重なり合う部分のないデザインを実現できるバ
ンドの取付構造、高い強度を有するバンドを用いたリス
ト装置を提供する。 【解決手段】 使用者の手首に装着されるリスト装置1
に設けられる帯状のバンド本体3a,4a内に線状部材
10,11が配設されている。バンド本体3a,4aの
周縁部に沿うようにして線状部材10,11が埋設され
ている。線状部材10,11の端部は、バンド本体3
a,4aの一端から突出した一対の突出部10a,10
a、11a,11aとなっている。この突出部10a,
10a、11a,11aを介して、バンド本体3a,4
aが、バンド3、4により使用者の手首に装着されるリ
スト装置1の装置本体2に対し取付けられる。一対の取
付部は、装置本体2から両端部が突出するようにして該
装置本体2に挿通された、棒部材15の両端部15c,
15c,15c,15cである。
Description
ンパス、水深計などの使用者の手首に装着されるリスト
装置に適用して有用なバンド、バンドの取付構造、およ
びリスト装置に関するものである。
使用者の手首に装着されるリスト装置に適用されるバン
ドとしては、例えば、不織布に合皮を貼設してなるなど
の柔軟な材質のものなどがある。また、従来の、例えば
時計のバンドの取付構造は、バンドが取付けられる時計
本体の取付部と、この取付部に対して取付けられるバン
ドの被取付部を、バネ棒、ピン、ネジなどの止着部材に
より連結するといったものが一般的である。このような
構造では、時計本体の取付部と、バンドの被取付部には
それぞれ穴が形成されており、これらの穴を位置合わせ
した状態で、即ち、時計本体とバンドとを一部重なり合
わせた状態でこれらの穴に止着部材が差し込まれてい
る。
柔軟な素材のバンドでは、強度に限界がある。また、従
来のバンドの取付構造では、上記のように、バンド側に
穴を形成し、この穴に止着部材を挿入する構造であるた
め、バンドと時計本体が部分的に重なり合うデザインし
か実現できなかった。
るバンド、バンドとリスト装置本体が重なり合う部分の
ないデザインを実現できるバンドの取付構造、高い強度
を有するバンドを用いたリスト装置を提供することにあ
る。
く、請求項1記載の発明は、例えば、図4等に示すよう
に、バンド40(バンド3,4からなる)であって、使
用者の手首に装着されるリスト装置(例えば腕時計1)
に設けられる帯状のバンド本体3a,4a内に線状部材
(例えばワイヤ10,110)が配設されていることを
特徴としている。
首に装着されるリスト装置に設けられる帯状のバンド本
体内に線状部材が配設されているので、線状部材により
バンド本体を補強できる。よって、バンド本体の高い強
度が得られる。しかも、柔軟性のある線状部材の特性に
より、バンド本体の柔軟性が確保できる。
合わせて構成したワイヤや、針金、ナイロンチューブな
どである。バンドは原則として、時計、腕時計、コンパ
ス、水深計などの使用者の手首に装着されるリスト装置
に適用して有用なバンドである。バンド本体は、例え
ば、不織布などからなる芯材と、この芯材に貼設された
合皮などからなるものである。また、表面側の合皮をメ
タリック調の素材として、このメタリック調の合皮の上
からナイロンメッシュ層などを貼設した構成としても良
い。この場合、バンドをメタリック調の高級感のあるも
のとすることができる。また、線状部材は、例えば、バ
ンドの幅方向の両側に設けられた合皮により包み込まれ
るようにして、この合皮の内側に配設されていることが
挙げられる。
ンドと、尾錠および突く棒を有する第2のバンドとから
なり、これら第1および第2のバンドは、第1のバンド
を尾錠に挿入した状態で、孔部に突く棒を挿入すること
により互いに連結されるものである。そして、線状部材
によって尾錠および突く棒が第2のバンドのバンド本体
に対し取付けられている構造としても良い。この場合、
線状部材によって尾錠および突く棒が第2のバンドのバ
ンド本体に対し取付けられているので、線状部材に、バ
ンドを補強する機能と、尾錠および突く棒をバンド本体
に取付ける機能とを持たせることができる。また、線状
部材の一部は、第2のバンドのバンド本体から露出する
露出部となっており、この露出部により尾錠が構成され
ている構造としても良い。この場合、線状部材の一部
は、第2のバンドのバンド本体から露出する露出部とな
っており、この露出部により尾錠が構成されているの
で、線状部材に、バンドを補強する機能と、尾錠として
の機能とを持たせることができる。
ンド40において、前記線状部材10,11は、前記バ
ンド本体3a、4aの周縁部に沿うようにして配設され
ていることを特徴としている。
は、バンド本体の周縁部に沿うようにして配設されてい
るので、特にバンド本体の周縁部を線状部材により補強
できる。
の周縁部に沿うように、細長いU字形状をなすようにし
て配設されている。
載のバンド40において、前記線状部材10,11の端
部は、前記バンド本体3a,4aの一端から突出した一
対の突出部10a,10a、11a,11aとなってお
り、前記バンド本体は、この突出部を介して、リスト装
置1の装置本体(例えば時計本体2)に対し取付けられ
るようになっていることを特徴としている。
端部は、バンド本体の一端から突出した一対の突出部と
なっており、この突出部を介して、バンド本体が、リス
ト装置の装置本体に対し取付けられるようになっている
ので、バンド本体と、装置本体とが重なり合う部分のな
いデザインを実現できる。
着されるリスト装置1の装置本体2に、帯状のバンド本
体3a,4a内に線状部材10,11が配設されている
バンド40を取付けるようにしたバンドの取付構造にお
いて、前記線状部材は、前記バンド本体の周縁部に沿う
ようにして配設されており、前記線状部材の端部は、前
記バンド本体の一端から突出した一対の突出部10a,
10a,11a,11aとなっており、前記装置本体
は、前記一対の突出部が取付けられる一対の取付部15
c,15c,15c,15cを有し、この一対の取付部
に対し、前記一対の突出部が取付けられるようにしたこ
とを特徴としている。
は、一対の突出部が取付けられる一対の取付部を有し、
この一対の取付部に対し、一対の突出部が取付けられる
ようにしたので、バンド本体と、装置本体とが重なり合
う部分のないデザインを実現できる。
コンパス、水深計などの使用者の手首に装着される装置
である。また、一対の取付部は装置本体の幅方向に(バ
ンド本体の幅方向に)おいて互いに離間していること
が、バンド本体の安定性の観点から望ましい。
ンドの取付構造において、前記一対の取付部は、前記装
置本体2から両端部が突出するようにして該装置本体に
挿通された、棒部材15,15の両端部15c,15
c,15c,15cであることを特徴としている。
部は、装置本体から両端部が突出するようにして該装置
本体に挿通された、棒部材の両端部であるので、棒部材
を、該棒部材の両端部がそれぞれ装置本体から突出する
ようにして該装置本体に挿通することにより、容易に一
対の取付部を設けることができる。
ンドの取付構造において、前記一対の突出部10a,1
0a,11a,11aには、棒部材15,15の端部に
被せられる被覆部材13,13,13,13がそれぞれ
設けられており、この被覆部材を、それぞれ棒部材の端
部に被せた状態で、該被覆部材が前記棒部材に対し固定
されることにより、装置本体2に対して前記バンド本体
3a,4aの取付けがなされるようにしていることを特
徴としている。
部には、棒部材の端部に被せられる被覆部材がそれぞれ
設けられており、この被覆部材を、それぞれ棒部材の端
部に被せた状態で、該被覆部材が棒部材に対し固定され
ることにより、装置本体に対してバンド本体の取付けが
なされるようにしているので、容易に、バンド本体を装
置本体の取付部に取り付けた構造とすることができると
ともに、被覆部材により棒部材を被覆したデザインとす
ることができる。
可能な筒形形状を有するとともに、突出部を、被覆部材
の軸心方向に交差する方向に挿通可能な挿通孔を有して
おり、この挿通孔に突出部を挿通するとともに、被覆部
材を棒部材の端部に被せた状態で、該被覆部材を棒部材
に対し固定することにより、一対の突出部を取付部に対
し取り付けることができるようなものである。
載のバンドの取付構造において、前記装置本体の内部に
は、緩衝体50が設けられ、この緩衝体により、前記棒
部材15,15から装置本体2の内部のうち、該緩衝体
以外の部分へと衝撃が伝達することが防止されているこ
とを特徴としている。
内部には、緩衝体が設けられ、この緩衝体により、棒部
材から装置本体の内部のうち、該緩衝体以外の部分へと
衝撃が伝達することが防止されているので、この緩衝体
により、棒部材から装置本体の内部のうち、緩衝体以外
の部分へと衝撃が伝達することを防止でき、装置本体の
耐衝撃性が得られる。
又は7記載のバンドの取付構造において、前記一対の突
出部10a,10a,11a,11aの先端部は、装置
本体2により覆われていることを特徴としている。
部の先端部は、装置本体により覆われているので、線状
部材の端部がリスト装置からはみ出した状態になること
を防止でき、見栄えがよい。
は、一対の突出部の先端部が挿入される一対の挿入孔を
有しており、これら一対の挿入孔に対し、一対の突出部
の先端部がそれぞれ挿入されている構造があげられる。
の装置本体を使用者の手首に装着するためのバンド40
と、を備えたリスト装置において、前記バンド40は、
帯状のバンド本体3a,4a内に線状部材10,11を
配設して構成されていることを特徴としている。
帯状のバンド本体内に線状部材を配設して構成されてい
るので、線状部材によりバンド本体を補強できる。よっ
て、バンド本体の高い強度が得られる。しかも、柔軟性
のある線状部材の特性により、バンド本体の柔軟性が確
保できる。
から図31に示すように、装置本体2,602と、この
装置本体を使用者の手首に装着するためのバンド3,
4、300,400、603,604、700と、を備
えたリスト装置において、前記バンドと装置本体とに亘
って線状部材10が配設されていることを特徴としてい
る。
装置本体とに亘って線状部材が配設されているので、バ
ンドと装置本体との良好な一体性が得られる。
のリスト装置1において、装置本体2は、本体ケース3
1と、この本体ケースの裏側に取付けられた裏蓋34と
を有しており、線状部材10が、これら本体ケースと裏
蓋との間に介装されていることを特徴としている。
は、本体ケースと、この本体ケースの裏側に取付けられ
た裏蓋とを有しており、線状部材が、これら本体ケース
と裏蓋との間に介装されているので、本体ケースに裏蓋
を取付けることで、バンドを装置本体に対して容易に取
付けることができる。
この装置本体を使用者の手首に装着するためのバンド3
00,400と、を備えたリスト装置において、装置本
体2の少なくとも一部と、バンド300,400とは、
これらを連結するための線状部材10を埋設した状態で
一体成形されていることを特徴としている。ここで、装
置本体の少なくとも一部とは、例えば、装置本体の背面
部340(通常は裏蓋である部分)や、装置本体の本体
ケース310などが挙げられる。
の少なくとも一部と、バンドとは、これらを連結するた
めの線状部材を埋設した状態で一体成形されているの
で、バンドと装置本体との一体性を向上できるととも
に、これらバンド及び装置本体を連続的に線状部材によ
り補強できる。
0、11又は12記載のリスト装置において、前記装置
本体2は、時刻を指示または表示する時計部を備えてい
ることを特徴としている。
は、時刻を指示または表示する時計部を備えているの
で、時刻を指示または表示させて時計機能を利用でき
る。
面を参照して、本発明に係る第1の実施の形態例につい
て説明する。図1に示すように、本発明に係るリスト装
置の一例としての腕時計1は、時計本体(装置本体)2
と、この時計本体2に取付けられたバンド40により概
略構成されている。
に説明する。時計本体2の時計ケース30は、環状のセ
ンターケース(本体ケース)31、このセンターケース
31に対し、該センターケース31の外周を覆うように
して設けられた環状のベゼル32、センターケース31
の表側に固定された時計ガラス33、センターケース3
1の裏側に固定された裏蓋34等により概略構成されて
いる(図12参照)。また、時計本体2の周囲には、各
種操作を行うための押しボタン35,…が設けられてい
る。さらに、センターケース31の内部には、内部機器
類100が収容されている。内部機器類100として
は、図示しない液晶表示装置、この液晶表示装置に時刻
表示させる図示しない制御部、内部機器類の駆動源とな
る図示しない電池を収容した図示しない電池部などが含
まれる。液晶表示装置に表示された情報は、時計ケース
30の時計ガラス33を通して視認されるようになって
いる。ここで、液晶表示装置、制御部などの時刻表示に
必要な構成要素により時計部が構成されているとする。
ついて説明する。図1、図4、図5に示すように、バン
ド40は、第1および第2のバンド3,4により概略構
成されている。第1のバンド3の第1のバンド本体3a
には、その長手方向に沿って、複数の孔部5,…が形成
されている。他方、第2のバンド4の第2のバンド本体
4aにはループ6が外挿され、該バンド本体4aの端部
には、尾錠8および突く棒7が設けられている。これら
バンド3,4は、バンド本体3aを尾錠8に挿入した状
態で、突く棒7を孔部5,…の何れかに挿入することに
より、互いに連結されるものであり、これにより腕時計
1を使用者の手首に装着することができるようになって
いる。
a,4aには、鋼線を撚り合わせることにより構成され
たワイヤ10,11が、該バンド本体3a,4aの周縁
部に沿うように、細長いU字形状をなすようにして埋設
されている。即ち、図6に模式的な断面を示すように、
これらバンド本体3a,4aは、不織布などからなる芯
材41、芯材41の表裏面に貼設された合皮42,4
3、合皮42の表側に貼設されたナイロンメッシュ4
4、このナイロンメッシュ44から裏側の合皮43に亘
って、バンド本体3a,4aの両側に設けられた合皮4
5,45、および合皮45,45により包み込まれるよ
うにして合皮45,45の内側に設けられたワイヤ1
0,11などにより構成されている。ここで、図1、図
4、図5に示される18は、合皮45,45をナイロン
メッシュ44、合皮42、芯材41、合皮43に対して
縫いつけた縫い目であり、ワイヤ10,11は、ほぼこ
の縫い目18に沿って配設されている。また、合皮44
は例えば、メタリック調の素材であり、透明なナイロン
メッシュ44を介して、メタリック調の模様が視認可能
となっている。これにより、バンド3,4をメタリック
調の高級感のあるものとすることができるとともに、合
皮45,45と色合いが異なるため、2色成形風のデザ
インとすることができる。なお、図6はバンド本体3
a,4aの構造を模式的に示したものであり、寸法など
は実際と異なるものである。
ヤ10,11の端部が突出しており、これら突出した部
分が突出部10a,10a、11a,11aであり、後
述するように、これら突出部10a,10a、11a,
11aを介して、バンド本体3a,4aが装置本体に対
して取付けられるようになっている。即ち、図4,図5
では図示を省略しているが、図10等に示すように、こ
れら突出部10a,10a,11a,11aには被覆部
材13,13,13,13が設けられている。これら被
覆部材13,13,13,13は、後述する棒部材1
5,15の端部を被覆可能な筒形形状を有するととも
に、突出部10a,10a,11a,11aを、被覆部
材13,13,13,13の軸心方向に交差する方向に
挿通可能な挿通孔13a,13a,13a,13aを有
している。そして、この挿通孔13a,13a,13
a,13aに突出部10a,10a,11a,11aを
挿通するとともに、被覆部材13,13,13,13を
棒部材15,15の端部に被せた状態で、該被覆部材1
3,13,13,13を棒部材15,15に対し固定す
ることにより、突出部10a,10a,11a,11a
を棒部材15,15の端部に対し取り付けることができ
るようになっている。ここで、突出部10a,10a,
11a,11aには、これら突出部10a,10a,1
1a,11aよりも大径のストッパ部材14,14,1
4,14が設けられており、これらストッパ部材14,
14,14,14により、突出部10a,10a,11
a,11aから被覆部材13,13,13,13が抜け
てしまうことが防止されている。
部材15,15が、それぞれその長手方向がバンド本体
3a,4aの幅方向となり、かつ、該棒部材15,15
の両端部15c,15c,15c,15c(図8、図1
0等参照)がそれぞれ装置本体2から突出するようにし
て挿通されている。即ち、図12に示すように、時計本
体2の対向する端部には、棒部材15,15を挿通する
ための挿通孔20,20が設けられ、この挿通孔20,
20に対し、棒部材15,15が挿通されている。ここ
で、時計本体2の対向する端部の内部には、緩衝体5
0,50がそれぞれ設けられている。この緩衝体50,
50は、例えば、硬質ウレタン樹脂からなるものである
が、ナイロンなどの樹脂であっても良い。具体的な例と
しては、例えば、レザミンP2524(大日精化製)な
どが好適に用いられる。また、この緩衝体50,50に
形成された挿通孔20a,20aが、時計本体2の挿通
孔20,20の一部を構成している。この緩衝体20,
20は、棒部材15,15から装置本体2の内部のう
ち、該緩衝体20,20以外の部分へと衝撃が伝達する
ことを防止するためのものである。
材15,15の両端部15c,15c,15c,15c
が、取付部を構成している。そして、これら両端部15
c,15c,15c,15cに対して、ワイヤ10,1
1の突出部10a,10a,11a,11aに設けられ
た被覆部材13,13,13,13を被せた状態で、被
覆部材13,13,13,13が両端部15c,15
c,15c,15cに対し固定されることで、突出部1
0a,10a,11a,11aを介してバンド3,4が
装置本体2に対し取付けられている。さらに、挿通孔2
0,20の両端部は、大径部20b,20b,20b,
20bとなっており(図8、図2等参照)、この大径部
20b,20b,20b,20bに対し被覆部材13,
13,13,13の端部が挿入されている。これによ
り、棒部材15,15の両端部15c,15c,15
c,15cが被覆部材13,13,13,13によって
完全に被覆され、棒部材15,15が視認されないデザ
インとなっている。
10a,10a,11a,11aの先端部が挿入される
挿入孔21a,21a,21a,21aを有している。
即ち、ベゼル32には、バンド3,4側に向けて突出す
る突出部21,21,21,21が形成されており、こ
れら突出部21,21,21,21には、バンド3,4
側に向けて開口する挿入孔21a,21a,21a,2
1aが形成されている。これら挿入孔21a,21a,
21a,21aに対して、突出部10a,10a,11
a,11aの先端部が挿入されることで、ワイヤ10,
11の端部が腕時計1からはみ出した状態になることの
ない、見栄えの良いデザインとなっている。
付方について説明する(バンド3も同様であるので省
略)。先ず、図8に示すように、一方の突出部11aの
先端部を装置本体2の一方の挿入孔21aに挿入すると
ともに、この突出部11aに設けられた一方の被覆部材
13を挿通孔20の一方の大径部20bに挿入する。さ
らに、棒部材15を、他方側の大径部20bから挿入
し、棒部材15の一端が一方の被覆部材13の内側に嵌
入され、かつ、棒部材15の他端が装置本体2から突出
した状態にする。ここで、棒部材15および緩衝体50
には、棒部材15を緩衝体50に対して固定するための
固定穴15b、50aが形成されており、ネジ16を、
固定穴50aを介して固定穴15bに対し螺入すること
で、棒部材15が緩衝体50に対し固定され、棒部材1
5と緩衝体50とが一体の剛体にされる。従って、棒部
材15は、緩衝体50に対し、該棒部材15の軸心周り
に回動不能である。
11aの先端部を他方の挿入孔21aに挿入するととも
に、この突出部11aに設けられた他方の被覆部材13
を他方の大径部20bに挿入する。この際、ワイヤ11
はある程度の柔軟性を有しているので、この柔軟性を利
用してワイヤ11を適宜撓ませることとする。またここ
で、棒部材15には、ネジ17,17により該棒部材1
5に対して被覆部材13,13を固定するための固定穴
15a,15aが、また、被覆部材13,13には、こ
のネジ17,17を挿通するための図示しない挿通穴が
形成されており、図11に示すように、挿通穴を介して
ネジ17,17を固定穴15a,15aに対し螺入する
ことで、被覆部材13,13が棒部材15に対し固定さ
れる。このようにして、突出部11a,11a、被覆部
材13,13を介して、棒部材15に対してバンド4が
取付けられる。
よれば、バンド本体3a,4aの内部にワイヤ10,1
1が埋設されているので、ワイヤ10,11によりバン
ド本体3a,4aを補強できる。よって、バンド本体3
a,4aの高い強度が得られる。しかも、柔軟性のある
ワイヤ10,11の特性により、バンド本体3a,4a
の柔軟性が確保できる。また、ワイヤ10,11が、バ
ンド本体3a,4aの周縁部に沿うようにして配設され
ているので、特にバンド3,4の周縁部をワイヤ10,
11により補強できる。
ド本体3a,4aの一端から突出した一対の突出部10
a,10a,11a,11aとなっており、これら一対
の突出部10a,10a,11a,11aが時計本体2
に固定された棒部材15,15の両端部15c,15
c,15c,15c,15c、即ち時計本体2の取付部
に取付けられることで、バンド3,4が時計本体2に対
して取付けられているので、バンド本体3a,4aと、
時計本体2とが重なり合う部分のないデザインを実現で
きる。
両端部15c,15c,15c,15cが突出するよう
にして該時計本体2に挿通された、棒部材15,15の
両端部15c,15c,15c,15cであるので、棒
部材15,15を、該棒部材15,15の両端部15
c,15c,15c,15cがそれぞれ時計本体2から
突出するようにして該時計本体2に挿通することによ
り、容易に一対の取付部15c,15c,15c,15
cを設けることができる。
1a,11aには、棒部材15,15の端部15c,1
5c,15c,15cに被せられる被覆部材13,1
3,13,13がそれぞれ設けられており、この被覆部
材13,13,13,13を、それぞれ棒部材15,1
5の端部15c,15c,15c,15cに被せた状態
で、該被覆部材13,13,13,13が棒部材15,
15に対し固定されることにより、容易に、時計本体2
に対するバンド3,4の取付けを行うことができる。
0,50が設けられ、この緩衝体50,50により、棒
部材15,15から時計本体2の内部のうち、該緩衝体
50,50以外の部分へと衝撃が伝達することが防止さ
れているので、時計本体2の耐衝撃性が得られる。
a,10a,11a,11aの先端部が挿入される一対
の挿入孔21a,21a,21a,21aを有してお
り、これら一対の挿入孔21a,21a,21a,21
aに対し、一対の突出部10a,10a,11a,11
aの先端部がそれぞれ挿入されており、これにより、一
対の突出部10a,10a,11a,11aの先端部
が、時計本体2により覆われているので、ワイヤ10,
11の端部が腕時計1からはみ出した状態になることを
防止でき、見栄えのよいデザインとすることができる。
表示する時計部を備えているので、時刻を指示または表
示させて時計機能を利用できる。
照して、バンド3,4のバンド本体3a,4aの断面構
造の変形例について説明する。ここで、上記の第1の実
施の形態例と同様の構成要素については、同一の符号を
付し、その説明を省略する。先ず、芯材41の幅方向の
両側には、芯材41の表裏面に亘って合皮45,45が
設けられ、この合皮45,45により包み込まれるよう
にして、ワイヤ10,11が合皮45,45と芯材41
との間隔に設けられている。さらに、合皮45,45の
表面にはメタリック調の薄い合皮46,46が貼設され
ている。また、一方の合皮46の表側の面から他方の合
皮46の表側の面に亘って、合皮42が設けられてい
る。同様に、一方の合皮46の裏側の面から他方の合皮
46の裏側の面に亘って、合皮42が設けられている。
従って、この変形例によれば、バンド本体3a,4aの
幅方向の両側がメタリック調のバンド本体3a,4aと
することができる。このような、バンド3,4の断面構
造の変形例によれば、上記の第1の実施の形態例とは異
なる部分をメタリック調にすることができる。なお、図
13はバンド本体3a,4aの断面構造の変形例を模式
的に示したものであり、寸法などは実際と異なることは
図6と同様である。
1の実施の形態例では、被覆部材13,13,13,1
3を棒部材15,15の先端部に被せた状態で、該被覆
部材13,13,13,13を棒部材15,15に対し
固定することにより、ワイヤ10,11の突出部10
a,10a,11a,11aを時計本体2に対し取付け
る構成としたが、ここでは、このようなバンドの取付構
造の変形例1について説明する。先ず、図14に示すよ
うに、ワイヤ10,11の突出部10a,10a,11
a,11aには、鋼線の撚りを戻すことにより、割れ目
10b,10b,11b,11bが形成されている。他
方、棒部材15,15の両端部15c,15c,15
c,15cの各端面には、図示しない雌ねじが形成され
ている。そして、割れ目10b,10b,11b,11
bを介して、図示しないネジを、両端部15c,15
c,15c,15cの各端面に形成された雌ねじに対し
螺入することにより突出部10a,10a,11a,1
1aが棒部材15,15の両端部15c,15c,15
c,15cに対して固定されている。
よれば、被覆部材13,13,13,13、ストッパ部
材14,14,14,14を用いる必要がないので、低
コストにすることができる。
バンドの取付構造の変形例2について説明する。先ず、
図15に示すように、ワイヤ10,11の突出部10
a,10a,11a,11aには、該突出部10a,1
0a,11a,11aを棒部材15,15に対して取付
けるための取付部材60,60,60,60が設けられ
ている。この取付部材60,60,60,60は、金属
板を変形させて形成された、U字形状のものである。ま
た、U字形状の開口部側には、取付部材60,60,6
0,60を棒部材15,15に対して取付けるため図示
しないネジを挿通するための挿通孔60a,60a,6
0a,60aが形成されている。この取付部材60,6
0,60,60は、そのU字形状の曲面部側をワイヤ1
0,11に沿わせた状態で、U字形状の開口部側が互い
に接するように、即ち、鍵穴状に変形させることによ
り、ワイヤ10,11に対して圧着されている。そし
て、挿通孔60a,60a,60a,60aを介して、
図示しないネジを、両端部15c,15c,15c,1
5cの各端面に形成された雌ねじに対し螺入することに
より突出部10a,10a,11a,11aが棒部材1
5,15の両端部15c,15c,15c,15cに対
して固定されている。
よれば、被覆部材13,13,13,13、ストッパ部
材14,14,14,14を用いる必要がないので、低
コストにすることができる。また、取付部材60は、ワ
イヤ10,11に対して圧着することにより容易に取付
けることができる。
バンドの取付構造の変形例3について説明する。この変
形例においては、突出部10a,10a,11a,11
aの装置本体2に対する取付けの都合上、バンド3が、
1つずつの突出部10a,10aを有する別体のワイヤ
10,10を有し、同様に、バンド4が、1つずつの突
出部11a,11aを有する別体のワイヤ11,11を
有していることとする。先ず、図16に示すように、ワ
イヤ10,10,11,11の突出部10a,10a,
11a,11aの先端部には、該突出部10a,10
a,11a,11aを装置本体2のベゼル32に対して
取付けるための雄ねじ部61,61,61,61が設け
られている。他方、この変形例においては、ベゼル32
の突出部21,21,21,21の挿入孔21a,21
a,21a,21aは、それぞれ雄ねじ部61,61,
61,61が螺入される雌ねじとなっていることとす
る。また、雄ねじ部61,61,61,61の基端部に
は、該雄ねじ部61,61,61,61をベゼル32の
挿入孔21a,21a,21a,21aに対し螺入する
際に、力点となるナット部62,62,62,62が設
けられている。
は、以下のようである。先ず、バンド3,4の取付前の
状態では、バンド本体3a、4aが作成されておらず、
ワイヤ10,10,11,11のみをベゼル32に対し
て取付ける。即ち、雄ねじ部61,61,61,61を
それぞれベゼル32の挿入孔21a,21a,21a,
21aに対し螺入することにより、ワイヤ10,10,
11,11をそれぞれベゼル32に対し固定する。しか
るのちに、バンド本体3aを、ワイヤ10,10を内部
に埋設した状態で縫製するとともに、同様に、バンド本
体4aを、ワイヤ11,11を内部に埋設した状態で縫
製する。これにより、時計本体2に対してバンド3,4
が取付けられた状態になる。
よれば、被覆部材13,13,13,13、ストッパ部
材14,14,14,14を用いる必要がないので、低
コストにすることができる。
バンドの取付構造の変形例4について説明する。先ず、
図17に示すように、ワイヤ10,11の突出部10
a,10a,11a,11aには、球体63,63,6
3,63がそれぞれ外挿固定されている。また、ここで
は、棒部材15,15の両端部15c,15c,15
c,15cには、球体63,63,63,63を収容す
る球体収容部15d,15d,15d,15dが形成さ
れている。さらに、ここでは、この球体収容部15d,
15d,15d,15dにそれぞれ球体63,63,6
3,63を収容した状態で、棒部材15,15の両端部
15c,15c,15c,15cに被せられることで、
球体63,63,63,63を両端部15c,15c,
15c,15cに固定状態とするためのキャップ部材6
9,69,69,69を用いる。このキャップ部材6
9,69,69,69には、棒部材15,15の両端部
15c,15c,15c,15cに形成された被係止部
15e,15e,15e,15eに係止される係止爪6
9a,69a,69a,69aが形成されている。そし
て、棒部材15,15の球体収容部15d,15d,1
5d,15dにそれぞれ球体63,63,63,63に
配置した状態で、棒部材15,15の両端部15c,1
5c,15c,15cにキャップ部材69,69,6
9,69を被せるとともに、被係止部15e,15e,
15e,15eに対し係止爪69a,69a,69a,
69aを係止することで、キャップ部材69,69,6
9,69が棒部材15,15の両端部15c,15c,
15c,15cに対し固定状態となり、これにより、ワ
イヤ10,11の突出部10a,10a,11a,11
aが棒部材15,15の両端部15c,15c,15
c,15cに取付けられた状態となる。
よれば、棒部材15,15の球体収容部15d,15
d,15d,15dにそれぞれ球体63,63,63,
63に配置した状態で、棒部材15,15の両端部15
c,15c,15c,15cにキャップ部材69,6
9,69,69を被せて固定するだけで、ワイヤ10,
11の突出部10a,10a,11a,11aが棒部材
15,15の両端部15c,15c,15c,15cに
取付けることができ、取付作業が容易になる。
形例1について説明する。このバンドの変形例1は、ワ
イヤ11によって尾錠8および突く棒7がバンド4のバ
ンド本体4aに対し固定されていることを主な特徴とし
ている。即ち、図18に示すように、例えば、尾錠8に
は、ワイヤ11が挿通される挿通部8aが形成されてお
り、また、突く棒7にも、同様にワイヤ11が挿通され
る図示しない挿通部が形成されている。そして、これら
挿通部8aおよび図示しない挿通部にワイヤ11を挿通
した状態とすることにより、ワイヤ11によって尾錠8
および突く棒7がバンド4のバンド本体4aに対し取付
けられている。このようなバンドの変形例1によれば、
ワイヤ11によって尾錠8および突く棒7がバンド4に
対し取付られているので、ワイヤ11に、バンド4を補
強する機能と、尾錠8および突く棒7をバンド本体4a
に取付ける機能とを持たせることができる。
形例2について説明する。このバンドの変形例2は、ワ
イヤ11にの一部が尾錠を構成していることを主な特徴
としている。即ち、図19に示すように、ワイヤ11の
一部は、バンド4のバンド本体4aの一端から露出する
露出部11cとなっており、この露出部11cにより尾
錠が構成されている。このようなバンドの変形例2によ
れば、ワイヤ11の一部は、バンド本体4aから露出す
る露出部11cとなっており、この露出部11cにより
尾錠が構成されているので、ワイヤ11に、バンド本体
4aを補強する機能と、尾錠としての機能とを持たせる
ことができる。
形態例において、上記の第1の実施の形態例と同様の構
成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
この第2の実施の形態例では、ワイヤ10が、バンド
3,4と時計本体2とに亘って埋設されていることを主
な特徴としている。即ち、図20に示すように、この第
2の実施の形態例においては、装置本体2は、ワイヤ1
0が挿通されるワイヤ挿通部2aが形成されており、ワ
イヤ10は、このワイヤ挿通部2aを貫通している。こ
の第2の実施の形態例においては、例えば、図21に示
すように、2本のワイヤ10,10を用いることとし
て、例えば、バンド3,4の各々のワイヤ位置決め部7
0,70(例えば、バンド3,4の各々の先端部等)に
おいて、ワイヤ10,10を位置決めすることとしても
良いし、あるいは、図22に示すように、1本のワイヤ
10を用いることとして、バンド3,4のうちのいずれ
かのワイヤ位置決め部70においてワイヤ10を位置決
めすることとしても良い。また、装置本体2の内部にお
いても、ワイヤ10を装置本体2に対し位置決めしてお
くことが望ましい。
よれば、ワイヤ10が、バンド3,4と時計本体2とに
亘って埋設されているので、バンド3,4と時計本体2
との良好な一体性が得られる。
形態例において、上記の各実施の形態例と同様の構成要
素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。この
第3の実施の形態例は、第2の実施の形態例と同様に、
ワイヤ10が、バンド3,4と時計本体2とに亘って埋
設されているものであり、特に、ワイヤ10が時計本体
2の本体ケース31と、裏蓋34との間に介装されてい
ることを主な特徴としている。
本体ケース31の裏側には、ワイヤ10が配設されるワ
イヤ溝31aが形成されている。また、ワイヤ10に
は、ワイヤ10より大径のストッパ部材37が固定され
ている一方で、ワイヤ溝31aの一部は、このストッパ
部材37が配設される大径部38がとなっている。そし
て、ワイヤ10をワイヤ溝31aに配設するとともに、
ストッパ部材37を大径部38に配設した状態で、裏蓋
34を本体ケース31に対し取付けることにより、容易
に、ワイヤ10を時計本体2に埋設した状態にできる。
さらに、ストッパ部材37が大径部38から移動できな
いため、ワイヤ10が時計本体2から抜け防止された状
態にできる。また、図25に模式的に示すように、内部
機器類100は、本体ケース31の内部機器類収容部3
1bの内部に一括して配置するだけでよい。
よれば、ワイヤ10が、本体ケース31と裏蓋34との
間に介装されているので、裏蓋34を本体ケース31に
対し取付けるだけで、容易にバンド3,4を時計本体2
に対し取付けることができる。
形態例において、上記の各実施の形態例と同様の構成要
素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。この
第4の実施の形態例は、装置本体2の背面部340(通
常は裏蓋34である部分)と、バンド300,400と
が、ワイヤ10を埋設した状態で一体成形されているこ
とを主な特徴としている。
計110の背面部340、バンド300、400は例え
ば、ウレタン樹脂などの同一の素材からなり、ワイヤ1
0を埋設した状態で、一体形成されている(いわゆる、
インサート成形を行っている)。
よれば、背面部340と、バンド300,400とが、
ワイヤ10を埋設した状態で一体成形されているので、
背面部340(ならびに時計本体2)と、バンド30
0,400との一体性を向上できるとともに、これらバ
ンド300,400及び裏蓋340(ならびに時計本体
2)を連続的にワイヤ10により補強できる。
形態例において、上記の各実施の形態例と同様の構成要
素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。この
第5の実施の形態例は、本体ケース310と、バンド3
00,400とが、ワイヤ10を埋設した状態で一体成
形されていることを主な特徴としている。
計120の本体ケース310、バンド300、400は
例えば、ウレタン樹脂などの同一の素材からなり、ワイ
ヤ10を埋設した状態で、一体形成されている(いわゆ
る、インサート成形を行っている)。
よれば、本体ケース310と、バンド300,400と
が、ワイヤ10を埋設した状態で一体成形されているの
で、本体ケース310(ならびに時計本体2)と、バン
ド300,400との一体性を向上できるとともに、こ
れらバンド300,400及び本体ケース310(なら
びに時計本体2)を連続的にワイヤ10により補強でき
る。
形態例において、上記の各実施の形態例と同様の構成要
素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。図2
8及び図29に示すように、この第6の実施の形態例の
腕時計600の時計本体602と、バンド603、64
には、ワイヤ10が埋設されている。そして、時計本体
602には、例えば、長方形状の開口部602a,…
が、バンド603,604には、例えば、半月状の切り
欠き部603a,…、604a,…が、それぞれ形成さ
れており、これら開口部602a,…、切り欠き部60
3a,…、604a,…においては、ワイヤ10が露出
し、該ワイヤ10の一部が視認可能なデザインとなって
いる。なお、時計本体602とバンド603との連結部
は、例えば、図30に示すように、時計本体602に形
成された凹部に対し、バンド603に形成された凸部
を、時計本体602の側方から嵌入した構造となってい
る。
よれば、開口部602a,…、切り欠き部603a,
…、604a,…においては、ワイヤ10が露出し、ワ
イヤ10が視認可能であるといった、美観に優れたデザ
インとすることができる。
ば、図31に示すように、台形状の切り欠き部700
a,…を有し、この切り欠き部700aからワイヤ10
が視認可能なデザインとしても良い。また、その他、例
えば、三角形状の切り欠き部にするなど、バンドの切り
欠き部の形状や、あるいは、時計本体の開口部の形状
は、適宜変更可能である。
リスト装置として腕時計を例示したが、リスト装置はこ
れに限らず、コンパス、水深計などの、手首に装着して
用いられる装置であればよい。また、バンドや時計本体
を透明にすることにより、バンドや時計本体の内部のワ
イヤを視認可能なデザインとしても良い。さらに、各実
施の態様では、鋼線を寄り合わせたワイヤを線状部材と
して使用したが、この替わりに針金やナイロンチューブ
等を線状部材として使用しても良い。加えて、ワイヤに
アンテナとしての機能を持たせることとしても良い。ま
た、ワイヤに金メッキを施すなどして、装飾性を持たせ
ても良い。
ば、バンド本体内に線状部材を配設した構成としている
ので、線状部材によりバンド本体を充分に補強すること
ができる。よって、バンド本体全体の高い強度が得られ
る。しかも、柔軟性のある線状部材の特性により、バン
ド本体の柔軟性が確保できる。
ば、線状部材が、バンド本体の周縁部に沿うようにして
配設されているので、特にバンド本体の周縁部を線状部
材により補強できる。
ば、線状部材の端部は、バンド本体の一端から突出した
一対の突出部となっており、この突出部を介して、バン
ド本体が、リスト装置の装置本体に対し取付けられるよ
うになっているので、バンド本体と、装置本体とが重な
り合う部分のないデザインを実現できる。
造によれば、装置本体は、一対の突出部が取付けられる
一対の取付部を有し、この一対の取付部に対し、一対の
突出部が取付けられるようにしたので、バンド本体と、
装置本体とが重なり合う部分のないデザインを実現でき
る。
造によれば、一対の取付部は、装置本体から両端部が突
出するようにして該装置本体に挿通された、棒部材の両
端部であるので、棒部材を、該棒部材の両端部がそれぞ
れ装置本体から突出するようにして該装置本体に挿通す
ることにより、容易に一対の取付部を設けることができ
る。
造によれば、一対の突出部には、棒部材の端部に被せら
れる被覆部材がそれぞれ設けられており、この被覆部材
を、それぞれ棒部材の端部に被せた状態で、該被覆部材
が棒部材に対し固定されることにより、装置本体に対し
てバンド本体の取付けがなされるようにしているので、
容易に、バンド本体を装置本体の取付部に取り付けた構
造とすることができるとともに、被覆部材により棒部材
を被覆したデザインとすることができる。
造によれば、装置本体の内部には、緩衝体が設けられ、
この緩衝体により、棒部材から装置本体の内部のうち、
該緩衝体以外の部分へと衝撃が伝達することが防止され
ているので、この緩衝体により、棒部材から装置本体の
内部のうち、緩衝体以外の部分へと衝撃が伝達すること
を防止でき、装置本体の耐衝撃性が得られる。
造によれば、一対の突出部の先端部は、装置本体により
覆われているので、線状部材の端部がリスト装置からは
み出した状態になることを防止でき、見栄えがよい。
れば、バンドは、帯状のバンド本体内に線状部材を配設
して構成されているので、線状部材によりバンド本体を
補強できる。よって、バンド本体の高い強度が得られ
る。しかも、柔軟性のある線状部材の特性により、バン
ド本体の柔軟性が確保できる。
よれば、バンドと装置本体とに亘って線状部材が配設さ
れているので、バンドと装置本体との良好な一体性が得
られる。
よれば、装置本体は、本体ケースと、この本体ケースの
裏側に取付けられた裏蓋とを有しており、線状部材が、
これら本体ケースと裏蓋との間に介装されているので、
本体ケースに裏蓋を取付けるだけで、バンドを装置本体
に対して容易に取付けることができる。
よれば、装置本体の少なくとも一部と、バンドとは、こ
れらを連結するための線状部材を埋設した状態で一体成
形されているので、バンドと装置本体との一体性を向上
できるとともに、これらバンド及び装置本体を連続的に
線状部材により補強できる。
よれば、装置本体は、時刻を指示または表示する時計部
を備えているので、時刻を指示または表示させて時計機
能を利用できる。
を示す全体斜視図である。
ての腕時計の時計本体を示す平面図である。
ち(a)は平面図、(b)は(a)のB−B矢視図、
(c)は(a)のC−C矢視図である。
ある。
取付けられる前の状態を示す平面図である。
取付けている状態を示す平面図である。
取付けられた状態を示す平面図である。
めの、主要な構成要素のみを示す平断面図である。
めの、装置本体を示す一部破断の側面図である。
めの、装置本体を示す側断面図である。
る。
のものであり、このうち(a)はワイヤの側面図、
(b)は(a)のD−D矢視断面図である。
のものであり、このうち(a)はワイヤの側面図、
(b)は(a)のE−E矢視断面図である。
のものであり、このうち(a)はワイヤの側面図、
(b)は(a)のF−F矢視断面図である。
のものであり、このうち(a)はワイヤの側面図、
(b)は棒部材を示す一部破断の正面図、(c)は
(b)の矢印G方向から見た側面図、(d)はキャップ
を示す一部破断の正面図、(e)はキャップによりワイ
ヤを棒部材に対して固定した状態を示す平断面図であ
る。
り、このうち(a)は平面図、(b)は(a)の矢印H
方向から見た側面図である。
ドの平面図である。
ための、リスト装置を示す概略側面図である。
置に適用されるバンドを示す平面図である。
るバンドの変形例を示す平面図である。
置を示す正断面図である。
面図である。
付けを説明するための模式的な平面図である。
置を説明するためのものであり、このうち(a)は模式
的な平面図、(b)は模式的な側断面図である。
置を説明するためのものであり、このうち(a)は模式
的な平面図、(b)は模式的な側断面図である。
置を示す平面図である。
側面図である。
の一部を示す平面図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 使用者の手首に装着されるリスト装置に
設けられる帯状のバンド本体内に線状部材が配設されて
いることを特徴とするバンド。 - 【請求項2】 前記線状部材は、前記バンド本体の周縁
部に沿うようにして配設されていることを特徴とする請
求項1記載のバンド。 - 【請求項3】 前記線状部材の端部は、前記バンド本体
の一端から突出した一対の突出部となっており、 前記バンド本体は、この突出部を介して、リスト装置の
装置本体に対し取付けられるようになっていることを特
徴とする請求項1又は2記載のバンド。 - 【請求項4】 使用者の手首に装着されるリスト装置の
装置本体に、帯状のバンド本体内に線状部材が配設され
ているバンドを取付けるようにしたバンドの取付構造に
おいて、 前記線状部材は、前記バンド本体の周縁部に沿うように
して配設されており、前記線状部材の端部は、前記バン
ド本体の一端から突出した一対の突出部となっており、 前記装置本体は、前記一対の突出部が取付けられる一対
の取付部を有し、 この一対の取付部に対し、前記一対の突出部が取付けら
れるようにしたことを特徴とするバンドの取付構造。 - 【請求項5】 前記一対の取付部は、前記装置本体から
両端部が突出するようにして該装置本体に挿通された、
棒部材の両端部であることを特徴とする請求項4記載の
バンドの取付構造。 - 【請求項6】 前記一対の突出部には、棒部材の端部に
被せられる被覆部材がそれぞれ設けられており、 この被覆部材を、それぞれ棒部材の端部に被せた状態
で、該被覆部材が前記棒部材に対し固定されることによ
り、前記装置本体に対して前記バンド本体の取付けがな
されるようにしていることを特徴とする請求項5記載の
バンドの取付構造。 - 【請求項7】 前記装置本体の内部には、緩衝体が設け
られ、この緩衝体により、前記棒部材から前記装置本体
の内部のうち、該緩衝体以外の部分へと衝撃が伝達する
ことが防止されていることを特徴とする請求項5又は6
記載のバンドの取付構造。 - 【請求項8】 前記一対の突出部の先端部は、前記装置
本体により覆われていることを特徴とする請求項4、
5、6又は7記載のバンドの取付構造。 - 【請求項9】 装置本体と、この装置本体を使用者の手
首に装着するためのバンドと、を備えたリスト装置にお
いて、 前記バンドは、帯状のバンド本体内に線状部材を配設し
て構成されていることを特徴とするリスト装置。 - 【請求項10】 装置本体と、この装置本体を使用者の
手首に装着するためのバンドと、を備えたリスト装置に
おいて、 前記バンドと前記装置本体とに亘って線状部材が配設さ
れていることを特徴とするリスト装置。 - 【請求項11】 前記装置本体は、本体ケースと、この
本体ケースの裏側に取付けられた裏蓋とを有しており、 前記線状部材は、前記本体ケースと前記裏蓋との間に介
装されていることを特徴とする請求項10記載のリスト
装置。 - 【請求項12】 前記装置本体と、この装置本体を使用
者の手首に装着するためのバンドと、を備えたリスト装
置において、 前記装置本体の少なくとも一部と、前記バンドとは、こ
れらを連結するための線状部材を埋設した状態で一体成
形されていることを特徴とするリスト装置。 - 【請求項13】 前記装置本体は、時刻を指示または表
示する時計部を備えていることを特徴とする請求項9、
10、11又は12記載のリスト装置。
Priority Applications (1)
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