JP2018153294A - 携帯型電子機器バンド、携帯型電子機器および携帯型電子機器の取付け方法。 - Google Patents
携帯型電子機器バンド、携帯型電子機器および携帯型電子機器の取付け方法。 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】運動などにより、携帯型電子機器に衝撃などが加わっても、センサー取付け部を被装着部位に密着した状態に保持する携帯型電子機器バンドを提供する。【解決手段】バンド表面10fに設けた一対の第1突起部10cおよび第2突起部10dと、第1突起部10cと第2突起部10dとの間に、第1突起部10cと第2突起部10dとが配置される方向に貫通孔10gを有するバンド保持部10eと、を含む第1バンド10と、貫通孔10gに挿入される剣先20aと、剣先20aとバンド保持部10eとの間に設けられた第1突起部10cが挿入される連結孔20bと、第2突起部10dが挿入される連結孔20bと、を含む第2バンド20とを含み、第1バンド10は、第1突起部10cと、バンド保持部10eと、第2突起部10dと、に重なる領域に、他の領域よりも曲げ剛性が高く一体的に形成された支持部30を含む、携帯型電子機器バンド。【選択図】図5
Description
本発明は、携帯型電子機器バンド、携帯型電子機器および携帯型電子機器の取付け方法に関する。
近年、センシング技術の向上により、携帯型電子機器の一例として、腕時計型の活動量計が各社から多く商品化されてきている。このような腕時計型の活動量計は、人体における手首や足首などの適当な被装着部位(被検体)に、バンドを用いて活動量計の本体に搭載した生体センサー部を密着させて脈拍などの生体情報を取得している。
携帯型電子機器1000を、電子機器本体100に取り付けたバンド300,301を用いて被装着部位200に装着した断面形状を図18に示す。電子機器本体100の被装着部位200と当接する面に生体センサー部71bが設けられている。一対のバンド300,301の一方の端部には、電子機器本体100との取付け部(例えば、ばね棒を用いた取付け構造)が構成されて、バンド300,301が電子機器本体100の両端部に回転可能に取り付けられている。バンド300,301は、材料に弾性部材を用いて被装着部位200の外形に沿わせて変形させて装着している。バンド300,301の装着前の形状を2点鎖線で示す。バンド300の電子機器本体100との取付け部と反対側の端部には、着脱構造を有する着脱部302が設けられている。着脱部302は、端部に美錠(尾錠)とつく棒とを備えた一方のバンド300と、美錠に剣先が挿入されてつく棒が挿入されるつく棒孔が設けられた他方のバンド301とから構成されている。電子機器本体100を被装着部位200に装着する際には、2点鎖線で示した平坦な形状で構成されたバンド300,301を被装着部位200に沿わせて環状に変形させ、着脱部302によりバンド300とバンド301とを接続する。そして、電子機器本体100の生体センサー部71bを被装着部位200に密着させている。このような構成を持つ一対のバンドを有する腕時計が開示されている。(例えば、特許文献1参照)。
また、着脱部302の構成が一方のバンドに設けられた凹部に他方のバンドに設けられた凸部をはめ込むこと、或いは、前記凹部にはめ込んだ前記凸部を前記凹部から取り外すことにより着脱が可能な一対のバンド構造が構成され、ウェアラブル機器を被装着部位に装着することができるバンド構造が開示されている。(例えば、特許文献2参照)。
さらに、着脱部302の構成が、遊革に相当する環状の一対の止め帯が美錠の両端部に設けられて、一対のバンドのそれぞれの剣先が対向するように止め帯の開口部に挿入されている。そして、一対の止め帯の中間部に設けられた凸部に一対のバンドに設けられている孔が挿入されることにより、一対のバンドが環状に構成されて、ウェアラブル機器を被装着部位に装着することができるバンド構造が開示されている。(例えば、特許文献3参照)。
しかし、特許文献1,2,3に記載されているバンド構造は、図18に図示するように、被装着部位200に装着前の形状が平坦な形状で構成されたバンド300,301を変形させながら巻き付けると、バンド300,301が環状に弾性変形することによって生じる弾性反発力により、バンド300とバンド301とが対向する方向に沿った反発力F1,F2が生じる。そして、反発力F1,F2の作用によりバンド300,301の端部に取り付けられた電子機器本体100が被装着部位200側とは反対側の方向に持ち上げられ、生体センサー部71bと被装着部位200の被装着面SFとの間にすき間SPが生じやすくなる。よって、電子機器本体100を手首などの被装着部位200(被検体)に装着し、ランニングや、ウォーキングなどの運動を行うと、電子機器本体100が運動に起因する衝撃や振動により搖動し所望の位置から動いてしまうため、生体センサー部71bによる生体情報の取得精度を低下させてしまうという虞があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る携帯型電子機器バンドは、一方の面に設けられている一対の第1の突起部および第2の突起部と、前記第1の突起部と前記第2の突起部との間に、前記第1の突起部と前記第2の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している貫通孔が設けられているバンド保持部と、を含む一方のバンドと、前記貫通孔に挿入される剣先を含み、平面視で、前記剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第1の突起部が挿入される第1の連結孔と、前記第2の突起部が挿入される第2の連結孔と、が空けられている他方のバンドと、を含み、前記一方のバンドは、平面視で、前記第1の突起部と、前記バンド保持部と、前記第2の突起部と、に重なる領域に、他の領域よりも曲げ剛性が高い支持部が配置されている。
本適用例に係る携帯型電子機器バンドは、一方の面に設けられている一対の第1の突起部および第2の突起部と、前記第1の突起部と前記第2の突起部との間に、前記第1の突起部と前記第2の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している貫通孔が設けられているバンド保持部と、を含む一方のバンドと、前記貫通孔に挿入される剣先を含み、平面視で、前記剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第1の突起部が挿入される第1の連結孔と、前記第2の突起部が挿入される第2の連結孔と、が空けられている他方のバンドと、を含み、前記一方のバンドは、平面視で、前記第1の突起部と、前記バンド保持部と、前記第2の突起部と、に重なる領域に、他の領域よりも曲げ剛性が高い支持部が配置されている。
本適用例の携帯型電子機器バンドによれば、一方のバンド本体と他方のバンド本体とが装着前の形状から環状に弾性変形しながら被装着部位に装着されると、曲げ剛性が高い支持部により、弾性変形に伴い生じた弾性反発力を低減して支持部の形状に沿って、一方のバンド本体と他方のバンド本体が追従する。従って、支持部の形状に沿って直線状に一方のバンドと他方のバンドが構成されるので、運動時などに起因して生じる衝撃や振動などにより、携帯型電子機器が被装着部位から持ち上がってしまうことを低減することができる。
[適用例2]
本適用例に係る携帯型電子機器バンドは、一方の面に設けられている一対の第3の突起部および第4の突起部と、前記第3の突起部と前記第4の突起部との間に配置され、前記第3の突起部と前記第4の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している貫通孔が設けられているバンド保持部と、を含む接続部材と、前記貫通孔に、一方の方向に沿って挿入される第1の剣先を含み、平面視で、前記第1の剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第3の突起部に挿入される第3の連結孔と、前記第4の突起部に挿入される第4の連結孔と、が空けられている一方のバンドと、前記貫通孔に、前記一方の方向とは反対側の他方の方向に沿って挿入される第2の剣先を含み、平面視で、前記第2の剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第4の突起部に挿入される第5の連結孔と、前記第3の突起部に挿入される第6の連結孔と、が空けられている他方のバンドと、を含み、前記接続部材は、平面視で前記第3の突起部と、前記バンド保持部と、前記第4の突起部と、に重なる領域に、前記一方のバンドおよび前記他方のバンドよりも曲げ剛性が高い支持部が配置されている。
本適用例に係る携帯型電子機器バンドは、一方の面に設けられている一対の第3の突起部および第4の突起部と、前記第3の突起部と前記第4の突起部との間に配置され、前記第3の突起部と前記第4の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している貫通孔が設けられているバンド保持部と、を含む接続部材と、前記貫通孔に、一方の方向に沿って挿入される第1の剣先を含み、平面視で、前記第1の剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第3の突起部に挿入される第3の連結孔と、前記第4の突起部に挿入される第4の連結孔と、が空けられている一方のバンドと、前記貫通孔に、前記一方の方向とは反対側の他方の方向に沿って挿入される第2の剣先を含み、平面視で、前記第2の剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第4の突起部に挿入される第5の連結孔と、前記第3の突起部に挿入される第6の連結孔と、が空けられている他方のバンドと、を含み、前記接続部材は、平面視で前記第3の突起部と、前記バンド保持部と、前記第4の突起部と、に重なる領域に、前記一方のバンドおよび前記他方のバンドよりも曲げ剛性が高い支持部が配置されている。
本適用例の携帯型電子機器バンドによれば、一方のバンド本体と他方のバンド本体とが接続部材を用いて装着前の形状から環状に弾性変形しながら被装着部位に装着されると、接続部材と一体的に構成された曲げ剛性が高い支持部により、接続部材の形状に一方のバンド本体および他方のバンド本体が追従する。従って、支持部の形状に沿って直線状に一方のバンドと他方のバンドが構成されるので、運動時などに起因して生じる衝撃や振動などにより、携帯型電子機器が被装着部位から持ち上がってしまうことを低減することができる。
[適用例3]
本適用例に係る携帯型電子機器バンドは、一方の面に設けられている一対の第5の突起部および第6の突起部と、前記第5の突起部と前記第6の突起部との間に配置され、前記第5の突起部と前記第6の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している第1の貫通孔が設けられている第1のバンド保持部と、前記一方の面とは反対側の他方の面に設けられている一対の第7の突起部および第8の突起部と、前記第7の突起部と前記第8の突起部との間に配置され、前記第7の突起部と前記第8の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している第2の貫通孔が設けられている第2のバンド保持部と、を含む接続部材と、前記接続部材の前記第1の貫通孔に一方の方向に沿って挿入される第1の剣先を含み、且つ、平面視で、前記第1の剣先と前記第1のバンド保持部との間に配置され、前記第5の突起部が挿入される第5の連結孔と、前記第6の突起部が挿入される第6の連結孔と、が空けられている一方のバンドと、前記接続部材の前記第2の貫通孔に前記一方の方向とは反対側の他方の方向に沿って挿入される第2の剣先を含み、且つ、平面視で、前記第2の剣先と前記第2のバンド保持部との間に配置され、前記第7の突起部に挿入される第7の連結孔と、前記第8の突起部が挿入される第8の連結孔と、が空けられている他方のバンドと、を含み、前記接続部材は、平面視で、前記第5の突起部と、前記第1のバンド保持部と、前記第6の突起部と、重なり、且つ、前記第7の突起部と、前記第2のバンド保持部と、前記第8の突起部と、が重なっている領域に、前記一方のバンドおよび前記他方のバンドよりも曲げ剛性が高い支持部が配置されている。
本適用例に係る携帯型電子機器バンドは、一方の面に設けられている一対の第5の突起部および第6の突起部と、前記第5の突起部と前記第6の突起部との間に配置され、前記第5の突起部と前記第6の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している第1の貫通孔が設けられている第1のバンド保持部と、前記一方の面とは反対側の他方の面に設けられている一対の第7の突起部および第8の突起部と、前記第7の突起部と前記第8の突起部との間に配置され、前記第7の突起部と前記第8の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している第2の貫通孔が設けられている第2のバンド保持部と、を含む接続部材と、前記接続部材の前記第1の貫通孔に一方の方向に沿って挿入される第1の剣先を含み、且つ、平面視で、前記第1の剣先と前記第1のバンド保持部との間に配置され、前記第5の突起部が挿入される第5の連結孔と、前記第6の突起部が挿入される第6の連結孔と、が空けられている一方のバンドと、前記接続部材の前記第2の貫通孔に前記一方の方向とは反対側の他方の方向に沿って挿入される第2の剣先を含み、且つ、平面視で、前記第2の剣先と前記第2のバンド保持部との間に配置され、前記第7の突起部に挿入される第7の連結孔と、前記第8の突起部が挿入される第8の連結孔と、が空けられている他方のバンドと、を含み、前記接続部材は、平面視で、前記第5の突起部と、前記第1のバンド保持部と、前記第6の突起部と、重なり、且つ、前記第7の突起部と、前記第2のバンド保持部と、前記第8の突起部と、が重なっている領域に、前記一方のバンドおよび前記他方のバンドよりも曲げ剛性が高い支持部が配置されている。
本適用例の携帯型電子機器バンドによれば、接続部材が、一方のバンドおよび他方のバンドより曲がり難く構成されているので、一方のバンド本体と他方のバンド本体とが環状に構成されることにより生じる弾性反発力を低減し、支持部の形状に沿った、構成にすることができる。従って、支持部の形状に沿って直線状に一方のバンドと他方のバンドが構成されるので、運動時などに起因して生じる衝撃や振動などにより、携帯型電子機器が被装着部位から持ち上がってしまうことを低減することができる。
[適用例4]
上記適用例に記載の携帯型電子機器バンドにおいて、前記突起部の突出方向からの平面視で、前記突起部の形状が、長方形状または長円形状であり、前記長方形状、または、前記長円形状の長手方向が一方のバンドの長手方向に沿っている。
上記適用例に記載の携帯型電子機器バンドにおいて、前記突起部の突出方向からの平面視で、前記突起部の形状が、長方形状または長円形状であり、前記長方形状、または、前記長円形状の長手方向が一方のバンドの長手方向に沿っている。
本適用例によれば、突起部が一方のバンドと他方のバンドとがそれぞれの長手方向に沿って引き離すように引っ張られた際に、突起部が引っ張り力により傾いてしまうことを防ぐことができる。よって、一方のバンドと他方のバンドとの接続が、突起部が傾斜することにより連結孔から突起部が抜けてしまうことを防ぐことができる。従って、運動時の振動や衝撃に起因して携帯型電子機器が被装着部位から外れてしまうことを防ぐことができる。
[適用例5]
上記適用例に記載の携帯型電子機器バンドにおいて、前記連結孔の内周面に溝が設けられている。
上記適用例に記載の携帯型電子機器バンドにおいて、前記連結孔の内周面に溝が設けられている。
本適用例によれば、連結孔の内周面に溝を設けることにより、連結孔に突起部を挿入すると溝の角部が突起部の外周面に引っ掛かり突起部を抜けにくくすることができる。よって、運動時の振動や衝撃に起因して一方のバンドと他方のバンドの接続が外れてしまうことを防ぐことができる。
[適用例6]
上記適用例に記載の携帯型電子機器バンドにおいて、前記突起部の表面に突起、または、溝を設けられている。
上記適用例に記載の携帯型電子機器バンドにおいて、前記突起部の表面に突起、または、溝を設けられている。
本適用例によれば、突起部の外周面に突起を設けることにより連結孔の内周面が突起形状に沿って部分的に変形して引っ掛かり部が形成されて、連結孔から突起部を抜けにくくすることができる。また、突起部の外周面に溝を設けることにより連結孔の内周面の一部が溝に入り込み引っ掛かり部が形成されて、連結孔から突起を抜けにくくすることができる。よって、運動時の振動や衝撃に起因して一方のバンドと他方のバンドの接続が外れてしまうことを防ぐことができる。
[適用例7]
上記適用例に記載の携帯型電子機器バンドにおいて、前記突起部の先端に、前記突起部の付け根部の外径より大きな外径の張り出し部が設けられている。
上記適用例に記載の携帯型電子機器バンドにおいて、前記突起部の先端に、前記突起部の付け根部の外径より大きな外径の張り出し部が設けられている。
本適用例によれば、突起部の先端部に設けた張り出し部が、連結孔を貫いてバンドの表面に露出することにより、張り出し部が連結孔に引っ掛かるため、突起部が連結孔から外れにくくすることができる。よって、運動時の振動や衝撃に起因して一方のバンドと他方のバンドとの接続が外れてしまうことを防ぐことができる。
[適用例8]
上記適用例に記載の携帯型電子機器バンドにおいて、前記一方の面とは反対側の他方の面が凹状に湾曲している。
上記適用例に記載の携帯型電子機器バンドにおいて、前記一方の面とは反対側の他方の面が凹状に湾曲している。
本適用例によれば、他方の面を凹状の形状に構成することにより、一方のバンドまたは接続部材を被装着部位に密着させて、電子機器本体を安定的に被装着部位に保持することができる。よって、運動時においても携帯型電子機器を安定的に被装着部位に密着させて装着することができる。
[適用例9]
本適用例に係る携帯型電子機器は、上記適用例に記載の携帯型電子機器バンドと、電子機器本体と、を備えている。
本適用例に係る携帯型電子機器は、上記適用例に記載の携帯型電子機器バンドと、電子機器本体と、を備えている。
本適用例の携帯型電子機器によれば、電子機器本体の両端部に取り付けた一方のバンドと他方のバンドが、装着前の形状から環状に弾性変形させながら接続されて被装着部位に携帯型電子機器が装着される。曲げ剛性が高い支持部により弾性変形に伴い生じた弾性反発力を低減して、一方のバンド本体と他方のバンド本体とが支持部の形状に沿って追従する。従って、支持部の形状に沿って直線状に一方のバンドと他方のバンドが構成されるので、運動時などに起因して生じる衝撃や振動などにより、携帯型電子機器が被装着部位から持ち上がってしまうことを低減することができる。
[適用例10]
本適用例に係る携帯型電子機器の取付け方法は、電子機器本体と、前記電子機器本体を挟む両側に取り付けられている一方のバンドおよび他方のバンドからなる一対のバンドと、を含む携帯型電子機器の取付け方法であって、一方の面に設けられている一対の第1の突起部および第2の突起部と、前記第1の突起部と前記第2の突起部との間に配置され、前記第1の突起部と前記第2の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している貫通孔が設けられているバンド保持部と、を含む前記一方のバンドと、前記貫通孔を通る剣先を含み、平面視で、前記剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第1の突起部に対応して設けられた第1の連結孔と、前記第2の突起部に対応して設けられた第2の連結孔と、が空けられている前記他方のバンドと、を含み、前記一方のバンドは、平面視で、前記第1の突起部と、前記バンド保持部と、前記第2の突起部と、に重なる領域に、他の領域よりも曲げ剛性が高い支持部を含んで構成されて、前記他方のバンドの前記剣先が前記貫通孔に挿入されて、前記第1の突起部が前記第1の連結孔に挿入され、前記第2の突起部が前記第2の連結孔に挿入される。
本適用例に係る携帯型電子機器の取付け方法は、電子機器本体と、前記電子機器本体を挟む両側に取り付けられている一方のバンドおよび他方のバンドからなる一対のバンドと、を含む携帯型電子機器の取付け方法であって、一方の面に設けられている一対の第1の突起部および第2の突起部と、前記第1の突起部と前記第2の突起部との間に配置され、前記第1の突起部と前記第2の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している貫通孔が設けられているバンド保持部と、を含む前記一方のバンドと、前記貫通孔を通る剣先を含み、平面視で、前記剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第1の突起部に対応して設けられた第1の連結孔と、前記第2の突起部に対応して設けられた第2の連結孔と、が空けられている前記他方のバンドと、を含み、前記一方のバンドは、平面視で、前記第1の突起部と、前記バンド保持部と、前記第2の突起部と、に重なる領域に、他の領域よりも曲げ剛性が高い支持部を含んで構成されて、前記他方のバンドの前記剣先が前記貫通孔に挿入されて、前記第1の突起部が前記第1の連結孔に挿入され、前記第2の突起部が前記第2の連結孔に挿入される。
本適用例の携帯型電子機器の取付け方法によれば、携帯型電子機器を挟む両端部に一方のバンド、および他方のバンドからなる一対のバンドが取り付けられて、一方のバンドに設けた第1、第2の突起部に、第1、第2の連結孔が挿入されることにより、一方のバンドと他方のバンドとが環状に構成されて携帯型電子機器を被装着部位に装着することができる。
[適用例11]
本適用例に係る携帯型電子機器の取付け方法は、電子機器本体と、前記電子機器本体を挟む両側に取り付けられている一方のバンドおよび他方のバンドからなる一対のバンドと、接続部材とを含む携帯型電子機器の取付け方法であって、一方の面に設けられている一対の第3の突起部および第4の突起部と、前記第3の突起部と前記第4の突起部との間に配置され、前記第3の突起部と前記第4の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している貫通孔が設けられているバンド保持部と、を含む接続部材と、前記貫通孔を通る第1の剣先を含み、平面視で、前記第1の剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第3の突起部に対応して設けられた第3の連結孔と、前記第4の突起部に対応して設けられた第4の連結孔と、が空けられている前記一方のバンドと、前記貫通孔に、通る第2の剣先を含み、平面視で、前記第2の剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第4の突起部に対応して設けられた第5の連結孔と、前記第3の突起部に対応して設けられた第6の連結孔と、が空けられている前記他方のバンドと、を含み、前記接続部材は、平面視で前記第3の突起部と、前記バンド保持部と、前記第4の突起部と、に重なる領域に、前記一方のバンドおよび前記他方のバンドよりも曲げ剛性が高い支持部を含んで構成されて、前記一方のバンドの前記第1の剣先が一方の方向に沿って前記貫通孔に挿入されて、前記第3の突起部が前記第3の連結孔と、前記第4の突起部が前記第4の連結孔に挿入され、次に、前記他方のバンドの前記第2の剣先が前記一方の方向と反対の他方の方向に沿って前記貫通孔に挿入されて、前記第4の突起部が前記第5の連結孔と、前記第3の突起部が前記第6の連結孔に挿入される。
本適用例に係る携帯型電子機器の取付け方法は、電子機器本体と、前記電子機器本体を挟む両側に取り付けられている一方のバンドおよび他方のバンドからなる一対のバンドと、接続部材とを含む携帯型電子機器の取付け方法であって、一方の面に設けられている一対の第3の突起部および第4の突起部と、前記第3の突起部と前記第4の突起部との間に配置され、前記第3の突起部と前記第4の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している貫通孔が設けられているバンド保持部と、を含む接続部材と、前記貫通孔を通る第1の剣先を含み、平面視で、前記第1の剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第3の突起部に対応して設けられた第3の連結孔と、前記第4の突起部に対応して設けられた第4の連結孔と、が空けられている前記一方のバンドと、前記貫通孔に、通る第2の剣先を含み、平面視で、前記第2の剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第4の突起部に対応して設けられた第5の連結孔と、前記第3の突起部に対応して設けられた第6の連結孔と、が空けられている前記他方のバンドと、を含み、前記接続部材は、平面視で前記第3の突起部と、前記バンド保持部と、前記第4の突起部と、に重なる領域に、前記一方のバンドおよび前記他方のバンドよりも曲げ剛性が高い支持部を含んで構成されて、前記一方のバンドの前記第1の剣先が一方の方向に沿って前記貫通孔に挿入されて、前記第3の突起部が前記第3の連結孔と、前記第4の突起部が前記第4の連結孔に挿入され、次に、前記他方のバンドの前記第2の剣先が前記一方の方向と反対の他方の方向に沿って前記貫通孔に挿入されて、前記第4の突起部が前記第5の連結孔と、前記第3の突起部が前記第6の連結孔に挿入される。
本適用例の携帯型電子機器の取付け方法によれば、携帯型電子機器を挟む両端部に一方のバンド、および他方のバンドからなる一対のバンドが取り付けられて、接続部材に設けた第3、第4の突起部に第3、第4の連結孔が挿入されて、さらに、第5、第6の連結孔が挿入されることにより、一方のバンドおよび他方のバンドが接続部材を用いて接続することができる。従って、一方のバンドおよび他方のバンドを接続部材により環状に構成して、携帯型電子機器を被装着部位に装着することができる。
[適用例12]
本適用例に係る携帯型電子機器の取付け方法は、電子機器本体と、前記電子機器本体を挟む両側に取り付けられている一方のバンドおよび他方のバンドからなる一対のバンドと、接続部材とを含む携帯型電子機器の取付け方法であって、一方の面に設けられている一対の第5の突起部および第6の突起部と、前記第5の突起部と前記第6の突起部との間に配置され、前記第5の突起部と前記第6の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している第1の貫通孔が設けられている第1のバンド保持部と、前記一方の面とは反対側の他方の面に設けられている一対の第7の突起部および第8の突起部と、前記第7の突起部と前記第8の突起部との間に配置され、前記第7の突起部と前記第8の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している第2の貫通孔が設けられている第2のバンド保持部と、を含む接続部材と、前記接続部材の前記第1の貫通孔に通る第1の剣先を含み、且つ、平面視で、前記第1の剣先と前記第1のバンド保持部との間に配置され、前記第5の突起部に対応して設けられた第5の連結孔と、前記第6の突起部に対応して設けられた第6の連結孔と、が空けられている前記一方のバンドと、前記接続部材の前記第2の貫通孔を通る第2の剣先を含み、且つ、平面視で、前記第2の剣先と前記第2のバンド保持部との間に配置され、前記第7の突起部に対応して設けられた第7の連結孔と、前記第8の突起部に対応して設けられた第8の連結孔と、が空けられている前記他方のバンドと、を含み、前記接続部材は、平面視で、前記第5の突起部と、前記第1のバンド保持部と、前記第6の突起部と、重なり、且つ、前記第7の突起部と、前記第2のバンド保持部と、前記第8の突起部と、が重なっている領域に、前記一方のバンドおよび前記他方のバンドよりも曲げ剛性が高い支持部が配置されて、前記一方のバンドの前記第1の剣先が、一方の方向に沿って前記第1のバンド保持部の前記第1の貫通孔に挿入されて、前記第5の突起部が前記第5の連結孔と、前記第6の突起部が前記第6の連結孔とに挿入されて、次に、前記他方のバンドの前記第2の剣先が、一方の方向と反対の他方の方向に沿って前記第2のバンド保持部の前記第2の貫通孔に挿入されて、前記第7の突起部が前記第7の連結孔に挿入されて、前記第8の突起部が前記第8の連結孔に挿入される。
本適用例に係る携帯型電子機器の取付け方法は、電子機器本体と、前記電子機器本体を挟む両側に取り付けられている一方のバンドおよび他方のバンドからなる一対のバンドと、接続部材とを含む携帯型電子機器の取付け方法であって、一方の面に設けられている一対の第5の突起部および第6の突起部と、前記第5の突起部と前記第6の突起部との間に配置され、前記第5の突起部と前記第6の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している第1の貫通孔が設けられている第1のバンド保持部と、前記一方の面とは反対側の他方の面に設けられている一対の第7の突起部および第8の突起部と、前記第7の突起部と前記第8の突起部との間に配置され、前記第7の突起部と前記第8の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している第2の貫通孔が設けられている第2のバンド保持部と、を含む接続部材と、前記接続部材の前記第1の貫通孔に通る第1の剣先を含み、且つ、平面視で、前記第1の剣先と前記第1のバンド保持部との間に配置され、前記第5の突起部に対応して設けられた第5の連結孔と、前記第6の突起部に対応して設けられた第6の連結孔と、が空けられている前記一方のバンドと、前記接続部材の前記第2の貫通孔を通る第2の剣先を含み、且つ、平面視で、前記第2の剣先と前記第2のバンド保持部との間に配置され、前記第7の突起部に対応して設けられた第7の連結孔と、前記第8の突起部に対応して設けられた第8の連結孔と、が空けられている前記他方のバンドと、を含み、前記接続部材は、平面視で、前記第5の突起部と、前記第1のバンド保持部と、前記第6の突起部と、重なり、且つ、前記第7の突起部と、前記第2のバンド保持部と、前記第8の突起部と、が重なっている領域に、前記一方のバンドおよび前記他方のバンドよりも曲げ剛性が高い支持部が配置されて、前記一方のバンドの前記第1の剣先が、一方の方向に沿って前記第1のバンド保持部の前記第1の貫通孔に挿入されて、前記第5の突起部が前記第5の連結孔と、前記第6の突起部が前記第6の連結孔とに挿入されて、次に、前記他方のバンドの前記第2の剣先が、一方の方向と反対の他方の方向に沿って前記第2のバンド保持部の前記第2の貫通孔に挿入されて、前記第7の突起部が前記第7の連結孔に挿入されて、前記第8の突起部が前記第8の連結孔に挿入される。
本適用例の携帯型電子機器取付け方法によれば、携帯型電子機器を挟む両端部に一方のバンド、および他方のバンドからなる一対のバンドが取り付けられて、接続部材に設けた第5、第6の突起部に、第5、第6の連結孔が挿入されて、さらに、第7、第8の突起部に、第7、第8の連結孔が挿入されることにより、一方のバンドおよび他方のバンドが接続部材を用いて接続することができる。従って、一方のバンドおよび他方のバンドを、接続部材により環状に構成して携帯型電子機器を被装着部位に装着することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせしめている。
(第1実施形態)
本明細書では、本発明による携帯型電子機器としてリスト機器を例示して説明する。以下、説明の便宜上、リスト機器の表示部側を表(表側)、表示部側と反対側(装着時にユーザーに接する側)を裏(裏側)として説明することがある。なお、以下の形態に係るリスト機器は、ランナーズウォッチ、デュアスロンやトライアスロン等マルチスポーツ対応のランナーズウォッチ、および衛星測位システム、例えばGPSを搭載したGPSウォッチ、などに広く適用できる。
本明細書では、本発明による携帯型電子機器としてリスト機器を例示して説明する。以下、説明の便宜上、リスト機器の表示部側を表(表側)、表示部側と反対側(装着時にユーザーに接する側)を裏(裏側)として説明することがある。なお、以下の形態に係るリスト機器は、ランナーズウォッチ、デュアスロンやトライアスロン等マルチスポーツ対応のランナーズウォッチ、および衛星測位システム、例えばGPSを搭載したGPSウォッチ、などに広く適用できる。
[リスト機器の構成]
先ず、本発明による携帯型電子機器の実施形態に係るリスト機器1000の構成について、図1、図2および図3を参照して説明する。図1は、携帯型電子機器バンドを用いた携帯型電子機器としてのリスト機器1000の構成例を示す上面(表側)斜視図である。図2は、リスト機器1000の下面(裏側)の斜視図である。図3は、リスト機器1000の電子機器本体100の概略構成を示す図1のYZ面の断面図である。なお、図1、図2および図3では、説明の便宜上、それぞれ直交する3軸をX軸、Y軸、Z軸を使用して説明し、後述する風防板72(図3参照)の面に垂直な軸をZ軸、ケースを挟むように配置されている一対のバンド部(図1、図2に示す第1バンド10および第2バンド20)が並ぶ方向をY軸としている。そして、Z軸、Y軸と直交する方向をX軸としている。また、以下において「軸方向」とは、「軸に沿う方向」を意味する。
先ず、本発明による携帯型電子機器の実施形態に係るリスト機器1000の構成について、図1、図2および図3を参照して説明する。図1は、携帯型電子機器バンドを用いた携帯型電子機器としてのリスト機器1000の構成例を示す上面(表側)斜視図である。図2は、リスト機器1000の下面(裏側)の斜視図である。図3は、リスト機器1000の電子機器本体100の概略構成を示す図1のYZ面の断面図である。なお、図1、図2および図3では、説明の便宜上、それぞれ直交する3軸をX軸、Y軸、Z軸を使用して説明し、後述する風防板72(図3参照)の面に垂直な軸をZ軸、ケースを挟むように配置されている一対のバンド部(図1、図2に示す第1バンド10および第2バンド20)が並ぶ方向をY軸としている。そして、Z軸、Y軸と直交する方向をX軸としている。また、以下において「軸方向」とは、「軸に沿う方向」を意味する。
図1、図2および図3に示すように、携帯型電子機器(ウェアラブル型電子機器)の一例としてのリスト機器1000は、ユーザー(装着者)の身体の所与の部位(例えば、手首)に装着され、ユーザーの位置情報や運動情報などを検出することができる。なお、リスト機器1000には、ユーザーの位置情報や運動情報に加えて、例えば脈波情報などの生体情報を検出する機能や時刻情報などを取得する機能を設けることができる。
リスト機器1000は、ユーザーに装着されて位置情報や運動情報などを検出する電子機器本体100と、電子機器本体100を挟んで両側に取り付けられた電子機器本体100をユーザーに装着するための一対のバンド(携帯型電子機器バンド)とを有している。携帯型電子機器バンドとしての一対のバンドは、一方のバンドとしての第1バンド10と、他方のバンドとしての第2バンド20と、を含んで構成されている。また、リスト機器1000は、図1、図2および図3の構成に限定されず、これらの一部の構成要素を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
電子機器本体100は、裏側にボトムケース(蓋部)71が配置されてボトムケース71の表側には、Z軸方向に沿って開口した開口部を含むトップケース70を含んで構成されている。ボトムケース71のY軸方向に沿った両端部には、第1バンド10および第2バンド20が一対のバンド装着部(不図示)を介して装着されている。
電子機器本体100は、トップケース70の開口部に設けられた風防板72の内側に液晶ディスプレイ(LCD)などで構成される表示部80が配置されており、風防板72を透過してユーザーが表示部80を視認することが可能である。つまり、本実施形態のリスト機器1000では、検出した位置情報や運動情報、或いは、時刻情報などの種々の情報を表示部80に表示し、当該表示を電子機器本体100の表側からユーザーに提示することができる。
トップケース70の外側面には、操作ボタン90,91,92,93が配置されている。操作ボタン90,91,92,93を操作することにより、電子機器本体100の内部に収容された図示しない電子装置を通じて、表示部80に表示される種々の情報を切り換えることができる。
次に、図1を用いて一方のバンドとしての第1バンド10について説明する。第1バンド10は、接続部10aおよび取付け部10bを含み構成されている。取付け部10bは、第1バンド10のボトムケース71側の端部に設けられており、図示しないばね棒などを用いて、電子機器本体100に第1バンド10を回転可能に取り付けている。接続部10aは、第1バンド10の取付け部10bと反対側の端部に設けられており、一方の面としてのバンド表面10fに設けた第1の突起部としての第1突起部10cおよび第2の突起部としての第2突起部10dと、を含み構成されている。さらに、接続部10aは、第1突起部10cと第2突起部10dとの間に配置され、第1の突起部と第2の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している貫通孔10gを有したバンド保持部10eを含んで構成されており、貫通孔10gには後述する第2バンド20の剣先20aを挿入することができる。つまり、第1バンド10の端部から取付け部10bに向かって第2突起部10d、バンド保持部10e、第1突起部10cの順にバンド表面10fに設置されている。
また、接続部10aが配置された第1バンド10の内部には、Y軸方向から見た平面視で、第1突起部10cおよび第2突起部10dと、バンド保持部10eと、に重なる領域に、第1バンド10の他の領域よりも曲げ剛性が高い材料を用いて構成された支持部30が配置されている。
次に、図2を用いて他方のバンドとしての第2バンド20について説明する。第2バンド20は、剣先20aと、第1突起部10cが挿入される第1の連結孔および第2突起部10dが挿入される第2の連結孔としての連結孔20bと、取付け部20cとを含み構成されている。取付け部20cは、第2バンド20のボトムケース71側の端部に設けられており、図示しないばね棒などを用いて、電子機器本体100に第2バンド20を回転可能に取り付けている。剣先20aは、第2バンド20の取付け部20cと反対側の端部に設けられており、バンド保持部10eの貫通孔10gに挿入し易くするために先細りの形状をしている。連結孔20bは、第2バンド20の表面と裏面とを貫通する孔で空けられており、第1突起部10cと第2突起部10dとが連結孔20bに挿入することができる。連結孔20bは、剣先20aから取付け部20cに向かって第1突起部10cと第2突起部10dとの間隔に対応して複数設けられており、ユーザーの被装着部位200(図5参照)の太さに合わせて適切な連結孔20bを選択することにより、第1バンド10と第2バンド20との接続位置を調整してリスト機器1000を被装着部位200に適度な締め付け具合で装着することができる。
第1バンド10と第2バンド20との製造時の形状は、図1、図2および図3に図示するような第1バンド10および第2バンド20の長手方向に直線状に伸びた、つまり、平坦な形状で射出成形などの製造方法を用いて製造されている。よって、リスト機器1000を被装着部位200に取り付ける際には、第1バンド10と第2バンド20とを装着前の平坦な形状から被装着部位200の形状に沿って環状に変形させて被装着部位200に装着する。
次に、図3を用いて電子機器本体100をさらに詳細に説明する。電子機器本体100は、ケースを構成するトップケース70およびボトムケース71と、トップケース70の開口部を塞ぐ風防板72と、に囲まれたケースの内側に密閉空間である内部空間73が設けられている。電子機器本体100の表側(トップケース70側)には、開口部が設けられており、開口部には、内部空間73を保護する天板部分(外壁)である透明な基板としての風防板72(本例ではガラス板)が設けられている。風防板72は、図中Z軸方向から見た平面視で、トップケース70の開口部を塞ぐように配置されている。また、電子機器本体100の裏側(ボトムケース71側)には、被装着部位200側に突出して構成された生体センサー部71bが設けられている。ボトムケース71の中央部には開口部が設けられており、透明性を有する透明部材71a(本例では、プラスチック材)が取り付けられている。
内部空間73には、電子機器本体100を構成する要素部品である、例えば表示部80、生体センサー81、回路基板82、加速度センサー83、二次電池84および振動部85などが収納されている。ただし、電子機器本体100は、図3に示す構成に限定されず、例えば、GPS(Global Positioning System)アンテナおよび標高などを算出するための気圧センサーなどの他のセンサーや電子部品などを追加してもよい。また、回路基板82には、電子機器本体100を構成する要素部品や表示部80などを制御する制御回路および駆動回路などが設けられている。
生体センサー81は、透明部材71aに近接した内部空間73に設けられており、生体センサー81から被装着部位200に光を照射して、その反射光の変化を読み取ることで脈波情報を取得して回路基板82へ伝達している。つまり、生体センサー81から被装着部位200に向けて光が透明部材71aを透過して照射され、被装着部位200からの反射光が再び透明部材71aを透過して、生体センサー81で受光される。よって、安定した脈波情報を取得するためには、被装着部位200に生体センサー部71bを安定的に継続して密着させる必要がある。
ケース部を構成するトップケース70およびボトムケース71は、例えばステンレススチールなどの金属、もしくは樹脂などによって形成されている。また、ケース部の構成は、トップケース70とボトムケース71とに分離される様態のものでなくてもよく、一体構造のケース(トップケース70に相当する)と、該ケースの裏側に、裏蓋(ボトムケース71に相当する)が設けられている構成でもよい。
電子機器本体100の天板部分の風防板72は、ガラス板に限らず表示部80を閲覧可能な透明部材であり、且つ、表示部80を構成する液晶ディスプレイ(LCD)などのトップケース70とボトムケース71とで構成される内部空間73に収容される構成を保護可能な程度の強度を有する部材であればよく、透明のプラスチック材など、ガラス以外の材料を用いることができる。
生体センサー部71bに取り付けられる透明部材71aは、透明なプラスチック材に限られず生体センサー81から被装着部位200に向けて照射される光と、被装着部位200から反射された光とが透過すればよく、ガラスなど、透明なプラスチック材以外の材料を用いることができる。
第1バンド10および第2バンド20に用いる弾性部材は、例えばウレタン樹脂、シリコーン樹脂、エラストマー樹脂、フッ素樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂などの材料によって形成されることが好ましい。また、第1バンド10および第2バンド20の製造に用いる金型は、金型を安価に製作するために複雑な構造を不要とした、バンドの長手方向に伸びた平坦な形状で製作されている。従って、この金型を用いて製造される第1バンド10および第2バンド20の初期形状(装着前形状)は、金型形状に準じた平坦な形状で構成されている。従って、第1バンド10と第2バンド20とが変形すると常に初期形状に復帰しようとする弾性反発力が生じる。
[接続部の構成]
次に、第1実施形態に係る第1バンド10に設けた接続部10aと、第2バンド20に設けた連結孔20bとの構成について図4を用いて説明する。図4は、リスト機器1000に備えられた第1実施形態に係る接続部10aと連結孔20bとの構成例を示す分解斜視図である。また、実施形態において、説明の便宜上、接続部10aの被装着部位200側を裏側、被装着部位200側と反対側を表側として説明することがある。また、第1バンド10の長手方向と交差し、第1突起部10cおよび第2突起部10dが突出する方向をA方向とし、第1バンド10の長手方向をB方向として説明する。
次に、第1実施形態に係る第1バンド10に設けた接続部10aと、第2バンド20に設けた連結孔20bとの構成について図4を用いて説明する。図4は、リスト機器1000に備えられた第1実施形態に係る接続部10aと連結孔20bとの構成例を示す分解斜視図である。また、実施形態において、説明の便宜上、接続部10aの被装着部位200側を裏側、被装着部位200側と反対側を表側として説明することがある。また、第1バンド10の長手方向と交差し、第1突起部10cおよび第2突起部10dが突出する方向をA方向とし、第1バンド10の長手方向をB方向として説明する。
接続部10aは、第1突起部10cおよび第2突起部10dと、バンド保持部10eとを含んで構成されている。第1突起部10cおよび第2突起部10dの突起形状は、第1突起部10cおよび第2突起部10dの突出方向に沿ったA方向から見た平面視で、円形状に構成されており、突起形状のバンド表面10fからの突出量は、第2バンド20のバンド厚みよりも高く構成されている。よって、後述する連結孔20bに第1突起部10cおよび第2突起部10dを挿入すると第2バンド20の表面から第1突起部10cおよび第2突起部10dの頭部が突出する構成となる。
バンド保持部10eは、第1突起部10cと第2突起部10dとの間に配置されており、バンド保持部10eに設けられた貫通孔10gは、B方向に沿って開口形状が形成されている。そして、第2バンド20の剣先20aをB方向に沿って貫通孔10gに挿入することができる。貫通孔10gの開口形状は、第2バンド20を挿入した際に、第2バンド20との間にすき間を有するように構成されている。よって、第2バンド20を貫通孔10gに挿入する際には、容易に挿入することができ、且つ、第2バンド20の長手方向に沿った動きを妨げることなく第2バンド20を保持することができる。
接続部10aの内部には、支持部30が第1バンド10と一体的に形成されている。つまり、支持部30が第1突起部10cから第2突起部10dに亘ってB方向に沿って構成されて、接続部10aの内部に2色成形法やインサート成形などの手法を用いて形成することにより、支持部30が第1バンド10で覆われて第1バンド10と一体的に形成されている。
次に、第2バンド20の連結孔20bについて説明する。第2バンド20には、連結孔20bが第2バンド20の長手方向に沿って一定の間隔で複数設けられている。連結孔20bは、第2バンド20の表側と裏側とを貫通し、連結孔20bのA方向から見た平面視での孔形状は、第1突起部10cおよび第2突起部10dの突起形状に沿った円形状に構成されている。よって、連結孔20bに第1突起部10cおよび第2突起部10dを挿入することができる。また、連結孔20bは、第1突起部10cと第2突起部10dとの間隔に対応して配置されているため、第1突起部10cに連結孔20bを挿入すると、第2突起部10dの位置に対応した連結孔20bに第2突起部10dを挿入することができる。
次に、第1実施形態に係る接続部10aと、連結孔20bとを用いて電子機器本体100を被装着部位200に装着した形態を、図5および図6を参照して説明する。図5は、第1実施形態に係る接続部10aと、連結孔20bとを有するリスト機器1000の装着状態を示す図1のYZ面断面図である。図6は、第1実施形態に係る接続部10aと、連結孔20bとの装着状態を示す図5の接続部の断面図である。なお、図6以降図13までは、図4と同様に、第1突起部10cおよび第2突起部10dが突出する方向をA方向とし、第1バンド10の長手方向をB方向として説明する。
図5に示すように、リスト機器1000の電子機器本体100の両端部に取り付けられた一対の第1バンド10および第2バンド20が、装着前の平坦な形状から被装着部位200の形状に沿わせて環状に変形して被装着部位200に装着されている。そして、第2バンド20がバンド保持部10eに保持されて、第1突起部10cおよび第2突起部10dが連結孔20bに挿入されている。
次に、被装着部位200に装着された接続部10aと、連結孔20bとの構成について図6を用いて説明する。第1突起部10cおよび第2突起部10dと、連結孔20bとは締め代を有して連結されている。連結孔20bに第1突起部10cおよび第2突起部10dが挿入される前の形状を2点鎖線で示す。よって、連結孔20bに第1突起部10cおよび第2突起部10dを挿入すると、締め代により第1突起部10cおよび第2突起部10dを連結孔20bが締め付けることにより保持することができる。さらに、第1突起部10cおよび第2突起部10dとの間にバンド保持部10eが配置されて、貫通孔10gに第2バンド20が保持される。すると、第2バンド20が第1バンド10に重なるように配置されて、第2バンド20は弾性反発力により平坦な形状を保持しようとするため、第1突起部10cおよび第2突起部10dから第2バンド20が反り上がり連結孔20bが外れてしまうことを防ぐことができる。つまり、バンド保持部10eを第1突起部10cおよび第2突起部10dの近傍に配置することにより、第2バンド20の平坦な形状を保持しようとする弾性反発力を利用して、バンド保持部10eが第2バンド20のA方向への逃げを防止することができる。よって、第1突起部10cおよび第2突起部10dから連結孔20bが外れてしまうことを防ぐことができる。
支持部30は、接続部10aの内部に構成されて第1バンド10の装着前の平坦な形状に沿って形成されているため、平坦な直線状の形状を保持したまま被装着部位200に装着される。また、支持部30が第1突起部10cから第2突起部10dに亘って構成されているため、第1突起部10cおよび第2突起部10dに接続された第2バンド20も支持部30の形状に沿って直線状に構成されている。
バンド表面10fの反対側の他方の面としてのバンド裏面10hは、第1バンド10および第2バンド20と交差する方向であるZ軸方向に向けて凹状に湾曲している。そのため、第1バンド10を被装着部位200の被装着面SFの形状と相似形状に構成することができるため、バンド裏面10hと被装着面SFとを密着させることができる。
接続部10aに一体的に形成される支持部30に用いる材料は、第1バンド10および第2バンド20よりも曲げ剛性が高い材料を用いている。例えば、第1バンド10の材料よりも高強度材料であるABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ナイロン樹脂、ガラス繊維強化樹脂などの材料を用いて2色成形法により第1バンド10と一体的に形成されることが好ましい。また、より曲げ剛性に優れた金属材料を用いて構成することもできる。例えば、耐食性に優れたステンレススチール材、チタン材などを用いて、インサート成形法により第1バンド10と一体的に形成することもできる。金属材料を用いることで、第1バンド10と第2バンド20との締め付け具合によって変形することなく略直線状に保って、第1バンド10と第2バンド20とを構成することができる。
図5および図6に示すように、第1バンド10および第2バンド20を構成して被装着部位200に装着することにより、第1バンド10および第2バンド20を支持部30の形状に沿った略直線状に構成することができる。そのため、第1バンド10と第2バンド20とが装着前の形状に戻ろうとして生じる反発力F1,F2を低減させることができる。従って、反発力F1,F2を押えて運動時などに起因する衝撃や振動などにより、電子機器本体100が被装着部位200から持ち上がってしまうことを防ぐことができ、運動中でも電子機器本体100の生体センサー81を被装着部位200に密着させて生体情報の取得精度を向上することができる。
[携帯型電子機器の取付け方法]
次に、第1バンド10と第2バンド20とを用いて、リスト機器1000を被装着部位200に装着する取付け方法について説明する。まず、リスト機器1000の電子機器本体100を所望の取り付け位置に配置する。次に、第1バンド10と第2バンド20とを平坦な形状から被装着部位200の形状に沿わせながら環状に変形させる。そして、剣先20aを貫通孔10gに挿入し、電子機器本体100の取り付け(締め付け)具合を確認しながら複数設けられた連結孔20bから適切な連結孔20bを選択し、連結孔20bに第1突起部10cと第2突起部10dとを挿入する。このような取付け方法により第1バンド10と第2バンド20とが連結されて、リスト機器1000を被装着部位200に装着することができる。
次に、第1バンド10と第2バンド20とを用いて、リスト機器1000を被装着部位200に装着する取付け方法について説明する。まず、リスト機器1000の電子機器本体100を所望の取り付け位置に配置する。次に、第1バンド10と第2バンド20とを平坦な形状から被装着部位200の形状に沿わせながら環状に変形させる。そして、剣先20aを貫通孔10gに挿入し、電子機器本体100の取り付け(締め付け)具合を確認しながら複数設けられた連結孔20bから適切な連結孔20bを選択し、連結孔20bに第1突起部10cと第2突起部10dとを挿入する。このような取付け方法により第1バンド10と第2バンド20とが連結されて、リスト機器1000を被装着部位200に装着することができる。
以上、説明したように、接続部10aに支持部30を一体的に形成した第1バンド10の第1突起部10cおよび第2突起部10dを、第2バンド20の連結孔20bに挿入することで接続し、電子機器本体100を被装着部位200に装着することにより、第1バンド10と第2バンド20とを略直線状に構成して被装着面SFと略相似形状に構成することができる。そのため、第1バンド10と第2バンド20とが装着前の平坦な形状に戻ろうとして生じる反発力F1,F2を低減させることができる。よって、反発力F1,F2による被装着面SFからの電子機器本体100の持ち上がりを防ぐことができ、電子機器本体100の裏側に配置された生体センサー部71bと被装着面SFとのすき間の発生を防いで、ランニングやウォーキングなどの運動時でも生体センサー81による生体情報の取得精度を向上させることができる。
また、バンド裏面10hを被装着面SFに沿って凹状に湾曲するように構成することにより、第1バンド10を被装着部位200の形状に沿った相似形状にすることができるため、第1バンド10を被装着面SFに密着させて、第1バンド10を安定的に被装着部位200に装着することができる。従って、運動時においても電子機器本体100を安定的に被装着部位200に密着させて装着することができる。
[変形例1]
次に、第1実施形態に係る接続部の変形例1について、図7および図8を用いて説明する。図7および図8は、リスト機器1000が被装着部位200に装着された状態の接続部の要部の平面図である。なお、本変形例に係る接続部10aは、第1実施形態に係る接続部10aに対して、第1突起部11a,12aの形状が異なる。従って、第1実施形態に係る接続部10aと同じ構成要素については同じ符号を付し、説明は省略する。
次に、第1実施形態に係る接続部の変形例1について、図7および図8を用いて説明する。図7および図8は、リスト機器1000が被装着部位200に装着された状態の接続部の要部の平面図である。なお、本変形例に係る接続部10aは、第1実施形態に係る接続部10aに対して、第1突起部11a,12aの形状が異なる。従って、第1実施形態に係る接続部10aと同じ構成要素については同じ符号を付し、説明は省略する。
図7に示す第1突起部11aは、図6に図示したA方向から見た平面視で長方形状に形成され、長方形状の長手方向は、第1バンド10の長手方向であるB方向に沿って配置されている。図8に示す第1突起部12aは、A方向から見た平面視で、長円形状に形成されて、長円形状の長手方向は、第1バンド10の長手方向であるB方向に沿って配置されている。また、第2バンド20に設けられた連結孔21a,22aは、第1突起部11a,12aの外形に略相似形状に形成されており、連結孔21a,22aと第1突起部11a,12aとは締め代を有している。連結孔21a,22aに第1突起部11a,12aが挿入される前の形状を2点鎖線で示す。
以上、説明したように、第1突起部11a,12aを第1バンド10の長手方向(B方向)に沿った長方形状または長円形状で設けることにより、第1バンド10と第2バンド20が被装着部位200から外れてしまうことを防ぐことができる。つまり、電子機器本体100が運動に起因する衝撃などにより、第1バンド10と第2バンド20とがそれぞれの長手方向に沿って引っ張られた際に、第1突起部11a,12aが引っ張られた方向に傾くことを防いで、第1突起部11a,12aが連結孔21a,22aから抜けてしまうことを防ぐことができる。
[変形例2]
次に、第1実施形態に係る接続部の変形例2について、図9および図10を用いて説明する。図9および図10は、リスト機器1000が被装着部位200に装着された状態の接続部の要部の断面図である。なお、本変形例に係る連結孔23a,24aは、第1実施形態に対して、連結孔23a,24aの形状が異なる。従って、第1実施形態と同じ構成要素については、同じ符号を付し、説明は省略する。
次に、第1実施形態に係る接続部の変形例2について、図9および図10を用いて説明する。図9および図10は、リスト機器1000が被装着部位200に装着された状態の接続部の要部の断面図である。なお、本変形例に係る連結孔23a,24aは、第1実施形態に対して、連結孔23a,24aの形状が異なる。従って、第1実施形態と同じ構成要素については、同じ符号を付し、説明は省略する。
図9に示す第2バンド23に設けた連結孔23aの内周面には、長方形状の断面を持つ溝23bが設けられており、連結孔23aと第1突起部10cとは締め代を有している。連結孔23aに第1突起部10cが挿入される前の形状を2点鎖線で示す。連結孔23aと第1突起部10cとは締め代を有しているため、第1突起部10cの外周面と、溝23bの角部とが引っ掛かり、第1突起部10cが連結孔23aから抜けてしまうことを防ぐことができる。
また、図10に示すように第2バンド24に設けた連結孔24aの内周面に、第1バンド10側に直角部24cを有する三角形の断面で形成された溝24bを設けることにより、第1突起部10cを連結孔24aに挿入する際には挿入し易くなり、第1突起部10cが連結孔24aから抜く際には、直角部24cと第1突起部10cとが引っ掛かり第1突起部10cを抜けにくくすることができる。
[変形例3]
次に、第1実施形態に係る接続部の変形例3について、図11から図13を用いて説明する。図11から図13は、第1バンド13,14,15と第2バンド20とが被装着部位200に装着された状態の接続部の要部の断面図である。なお、本変形例に係る第1突起部13a,14a,15aは、第1実施形態に対して、第1突起部13a,14a,15aの形状が異なる。従って、第1実施形態と同じ構成要素については、同じ符号を付し説明は省略する。
次に、第1実施形態に係る接続部の変形例3について、図11から図13を用いて説明する。図11から図13は、第1バンド13,14,15と第2バンド20とが被装着部位200に装着された状態の接続部の要部の断面図である。なお、本変形例に係る第1突起部13a,14a,15aは、第1実施形態に対して、第1突起部13a,14a,15aの形状が異なる。従って、第1実施形態と同じ構成要素については、同じ符号を付し説明は省略する。
図11に示す第1突起部13aは、第1突起部13aの外周部に径方向に突出した突起13bが設けられており、連結孔20bと突起13bとは締め代を有している。連結孔20bに第1突起部13aを挿入する前の形状を2点鎖線で示す。突起13bにより連結孔20bの内周中央部が部分的に変形して引っ掛かり部20dが形成される。そのため、連結孔20bから第1突起部13aが外れてしまうことを防ぐことができる。
また、図12に示すように、第1突起部14aは、第1突起部14aの外周面に第1バンド10側と反対側に直角部14bを有する三角形の断面を持つ溝14cが設けられている。第1突起部13aと連結孔20bとの間には締め代を有しているため、溝14cに連結孔20bが部分的に入り込み引っ掛かり部20eが形成される。そのため、引っ掛かり部20eによって連結孔20bから第1突起部14aが外れてしまうことを防ぐことができる。
次に、図13に示すように、第1突起部15aは、第1突起部15aの先端部に付け根部よりも大きな外径を有する張り出し部15bが設けられている。張り出し部15bの外径は、連結孔20bの内径よりも大きな形状で形成されているため、第1突起部15aから連結孔20bが容易に抜けないようにすることができる。また、張り出し部15bの第2バンド20側と反対側には斜面15cが設けられており、第1突起部15aに連結孔20bを挿入し易く構成している。
以上、説明したように第1突起部13a,14a,15aの外周面、または連結孔23a,24aの内周面に突起または溝を設けて構成することにより、第1バンド10と第2バンド20との結合力を高めることができる。従って、運動の衝撃に起因して第1バンド10と第2バンド20との接続が外れてしまうことを防ぐことができるため、電子機器本体100を安定的に被装着部位200に密着させることができる。
また、当変形例では第1突起部13a,14a,15aを用いて説明したが、第2突起部10dにおいても第1突起部13a,14a,15aと同様の構成で突起や溝を設けることにより、第1バンド10と、第2バンド20との結合力を高めることができる。
(第2実施形態)
[接続部材の構成]
次に、第2実施形態に係る第1バンド16、第2バンド25および接続部材40について、図14および図15を用いて説明する。図14は、リスト機器1000に備えられた第2実施形態に係る第1バンド16、第2バンド25および接続部材40の構成例を示す分解斜視図である。図15は、第2実施形態に係る第1バンド16および第2バンド25と、接続部材40と、が被装着部位200に装着された状態を示す図5のYZ面断面図である。また、本実施形態の説明において、説明の便宜上、接続部材40の被装着部位200側を裏側および被装着部位200側と反対側を表側とし、第1バンド10の長手方向と交差し、第3突起部40aおよび第4突起部40bが突出する方向をA方向として説明する。さらに、第1バンド16の剣先方向をB方向とし、B方向と反対側の方向をC方向として説明する。なお、本実施形態は、第1実施形態に対して、第1バンド16および第2バンド25が接続部材40で接続されている構成が異なる。そのため、第1実施形態に係る同じ構成要素には同じ付番を付し説明は省略する。
[接続部材の構成]
次に、第2実施形態に係る第1バンド16、第2バンド25および接続部材40について、図14および図15を用いて説明する。図14は、リスト機器1000に備えられた第2実施形態に係る第1バンド16、第2バンド25および接続部材40の構成例を示す分解斜視図である。図15は、第2実施形態に係る第1バンド16および第2バンド25と、接続部材40と、が被装着部位200に装着された状態を示す図5のYZ面断面図である。また、本実施形態の説明において、説明の便宜上、接続部材40の被装着部位200側を裏側および被装着部位200側と反対側を表側とし、第1バンド10の長手方向と交差し、第3突起部40aおよび第4突起部40bが突出する方向をA方向として説明する。さらに、第1バンド16の剣先方向をB方向とし、B方向と反対側の方向をC方向として説明する。なお、本実施形態は、第1実施形態に対して、第1バンド16および第2バンド25が接続部材40で接続されている構成が異なる。そのため、第1実施形態に係る同じ構成要素には同じ付番を付し説明は省略する。
接続部材40は、一方の面としての部材表面40dから一対の第3の突起部としての第3突起部40aと、第4の突起部としての第4突起部40bとがA方向に沿って突出して設けられている。第3突起部40aおよび第4突起部40bは、A方向から見た平面視で、円形状に構成されており、部材表面40dからの突出量は第1バンド16と、第2バンド25とを重ねた厚みよりも高く構成されている。よって、後述する連結孔16bおよび連結孔25bを、第3突起部40aおよび第4突起部40bに挿入すると、第3突起部40aと第4突起部40bの頭部が第1バンド16および第2バンド25から突出する構成となる。
接続部材40は、第3突起部40aと第4突起部40bとの間にバンド保持部40cが配置されて、バンド保持部40cは、第3突起部40aと第4突起部40bとが並んでいる方向に沿って貫通している貫通孔40eが設けられている。貫通孔40eの開口形状は、第1バンド16と第2バンド25とが重なった状態の断面形状に対して、すき間を設けて構成されているため、貫通孔40eに第1バンド16と第2バンド25とを容易に挿入することができ、第1バンド16と第2バンド25とをバンド保持部40cにより保持することができる。
接続部材40は、A方向から見た平面視で、第3突起部40aおよびバンド保持部40cと第4突起部40bとに重なる領域に、第1バンド16および第2バンド25よりも曲げ剛性が高い支持部31が配置されている。支持部31は、接続部材40の長手方向に沿った略直線状に形成されており、支持部31が第3突起部40aから第4突起部40bに亘って構成されて、接続部材40の内部に2色成形法やインサート成形法により接続部材と一体的に形成されている。また、接続部材40の部材表面40dと反対側の部材裏面40fは、A方向と反対方向(被装着面SF)に向かって凹状に湾曲するように構成されている。
次に、第1バンド16について説明する。第1バンド16には、第3の連結孔としての連結孔16bが第1バンド16の長手方向に沿って第1の剣先としての剣先16aから一定の間隔で複数設けられている。連結孔16bは、第1バンド16の表側と裏側とを貫通するように空けられており、A方向から見た平面視で、第3突起部40aおよび第4突起部40bと略相似形状の円形の形状で構成されている。従って、連結孔16bに第3突起部40aおよび第4突起部40bを挿入することができる。また、連結孔16bは、第3突起部40aおよび第4突起部40bの位置に対応して配置されているため連結孔16bに第3突起部40aを挿入すると、第4突起部40bの位置に対応した連結孔16bに第4突起部40bを挿入することができる。
次に、第2バンド25について説明する。第2バンド25には、第1バンド16に設けた第4の連結孔としての連結孔16bと同様の位置配置に構成された連結孔25bが設けられている。連結孔25bは、第1バンド16と同様に、第2バンド25の長手方向に沿って一定の間隔で複数設けられているため、連結孔25bに第3突起部40aを挿入すると、第4突起部40bの位置に対応した連結孔25bに第4突起部40bを挿入することができる。従って、第1バンド16および第2バンド25を、第3突起部40aおよび第4突起部40bにより貫く構成とすることで接続することができる。
このように曲げ剛性が高い支持部31を配置した接続部材40を用いて、第1バンド16と、第2バンド25とを接続して被装着部位200に装着した際に、第1バンド16と第2バンド25とを略直線状に構成された支持部31の形状に沿って配置することができる。
また、変形例1〜3で説明した第1突起部13a,14a,15aの構成を、第3突起部40aおよび第4突起部40bに同様に設けることにより、第1バンド16と、第2バンド25との結合力を高めることができる。
[携帯型電子機器の取付け方法]
次に、上述した第2実施形態に係る第1バンド16および第2バンド25と接続部材40と、を用いて、リスト機器1000を被装着部位200に装着する際の取付け方法について、図15を用いて説明する。
次に、上述した第2実施形態に係る第1バンド16および第2バンド25と接続部材40と、を用いて、リスト機器1000を被装着部位200に装着する際の取付け方法について、図15を用いて説明する。
リスト機器1000の電子機器本体100を所定の取り付け位置に配置する。次に、第1バンド16と、第2バンド25とを平坦な形状から被装着部位200の形状に沿わせながら環状に変形させる。そして、第1バンド16の第1の剣先としての剣先16aを一方の方向としてのB方向に沿って貫通孔40eに挿入し、電子機器本体100の取り付け位置を確認しながら、所望の連結孔16bに、第3突起部40aおよび第4突起部40bを挿入する。続いて第2バンド25の第2の剣先としての剣先25aをB方向と反対側の他方の方向としてのC方向に沿って貫通孔40eに挿入する。つまり、第1バンド16と第2バンド25とは、対向する方向に沿ってそれぞれが貫通孔40eに挿入されて、重なるように配置されてバンド保持部40cで保持される。次に、電子機器本体100の締め付け具合を確認しながら、所望の連結孔25bに、第3突起部40aおよび第4突起部40bを挿入する。このように取り付けることにより、第1バンド16と、第2バンド25とが接続部材40で連結されて、リスト機器1000を被装着部位200に装着することができる。
接続部材40に用いる材料は、例えばウレタン樹脂、シリコーン樹脂、エラストマー樹脂、フッ素樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂などの材料によって形成されることが好ましい。これらの材料を用いることにより、第3突起部40aと第4突起部40bとを容易に形成することができる。また、第1バンド16および第2バンド25に用いられる材料と同じ材料を用いることで、接続部材40を目立たせることなく構成することができる。
以上、説明したように電子機器本体100を曲げ剛性の高い支持部31を含む接続部材40を用いて、第1バンド16と第2バンド25とを接続して被装着部位200に装着する。すると、第1バンド16と第2バンド25とが被装着面SFと略相似形状になり、第1バンド16と第2バンド25とを被装着部位200に装着する際に生じる反発力F1,F2とを低減させることができる。よって、反発力F1,F2による電子機器本体100の浮き上がりを防いで、運動時においても電子機器本体100を被装着部位200に密着させることができ、安定的に運動時の生体情報を取得することができる。
また、接続部材40の部材裏面40fが凹状に構成されることにより、接続部材40を被装着部位200に密着させて、電子機器本体100を安定的に被装着部位200に保持することができる。よって、運動時においても電子機器本体100を安定的に被装着部位200に密着させて装着することができる。
(第3実施形態)
[接続部材の構成]
次に、第3実施形態に係る第1バンド16および第2バンド25と、接続部材41とについて、図16および図17を用いて説明する。図16は、リスト機器1000に備えられた第3実施形態に係る第1バンド16および第2バンド25と、接続部材41との構成例を示す分解斜視図である。図17は、第3実施形態に係る第1バンド16および第2バンド25と、接続部材41と、が被装着部位200に装着された状態を示す図5のYZ面断面図である。また、実施形態の説明において、説明の便宜上、接続部材41の被装着部位200側を裏側および被装着部位200側と反対側を表側とし、第1バンド16の長手方向と交差する方向で第5突起部41aおよび第6突起部41bが突出する方向をA方向とし、A方向と反対側の第7突起部41cおよび第8突起部41dが突出する方向をD方向として説明する。さらに、第1バンド16の電子機器本体100との取付け部から剣先方向をB方向とし、第2バンド25の電子機器本体100との取付け部から剣先方向をC方向として説明する。なお、本実施形態は、第2実施形態に対して、接続部材41の構成が異なる。そのため、第2実施形態に係る同じ構成要素には、同じ付番を付し説明は省略する。
[接続部材の構成]
次に、第3実施形態に係る第1バンド16および第2バンド25と、接続部材41とについて、図16および図17を用いて説明する。図16は、リスト機器1000に備えられた第3実施形態に係る第1バンド16および第2バンド25と、接続部材41との構成例を示す分解斜視図である。図17は、第3実施形態に係る第1バンド16および第2バンド25と、接続部材41と、が被装着部位200に装着された状態を示す図5のYZ面断面図である。また、実施形態の説明において、説明の便宜上、接続部材41の被装着部位200側を裏側および被装着部位200側と反対側を表側とし、第1バンド16の長手方向と交差する方向で第5突起部41aおよび第6突起部41bが突出する方向をA方向とし、A方向と反対側の第7突起部41cおよび第8突起部41dが突出する方向をD方向として説明する。さらに、第1バンド16の電子機器本体100との取付け部から剣先方向をB方向とし、第2バンド25の電子機器本体100との取付け部から剣先方向をC方向として説明する。なお、本実施形態は、第2実施形態に対して、接続部材41の構成が異なる。そのため、第2実施形態に係る同じ構成要素には、同じ付番を付し説明は省略する。
接続部材41は、一方の面としての部材表面41m側には一対の第5の突起部としての第5突起部41aと第6の突起部としての第6突起部41bとが、A方向に沿って突出して設けられている。第5突起部41aと第6突起部41bとは、A方向から見た平面視で、円形状に構成されており、部材表面41mからの突出量は第1バンド16のバンド厚みよりも高く構成されている。よって、後述する第1バンド16に設けた連結孔16bに第5突起部41aと第6突起部41bとが挿入されると、第5突起部41aと第6突起部41bとの頭部が第1バンド16から突出する構成となる。
また、接続部材41は、第5突起部41aと第6突起部41bとの間に配置され、第1のバンド保持部としての第1バンド保持部41kが配置されている。第1バンド保持部41kは、第5突起部41aと第6突起部41bとが並んでいる方向に沿って貫通した第1の貫通孔としての貫通孔41eを含んで構成されている。貫通孔41eの開口形状は、第1バンド16を挿入した際に、第1バンド16との間にすき間を有するように構成されているため、第1バンド16の剣先16aが容易に挿入することができ、且つ、第1バンド16の長手方向に沿った動きを妨げることなく第1バンド16を保持することができる。
接続部材41の他方の面としての部材裏面41jは、部材表面41mと反対側に配置されている。そして、部材裏面41j側には、第5突起部41aおよび第6突起部41bと同様の構成を有する第7の突起部としての第7突起部41cおよび第8の突起部としての第8突起部41dがD方向に沿って突出して設けられている。つまり、被装着部位200側の部材裏面41jに第7突起部41cおよび第8突起部41dが設けられて、被装着部位200側と反対側の部材表面41m側に第5突起部41aおよび第6突起部41bが設けられている。よって、後述する第2バンド25に設けた連結孔25bに第7突起部41cと第8突起部41dとが挿入されると、第7突起部41cと第8突起部41dとの頭部が第2バンド25から突出する構成となる。
また、部材裏面41jには、第2のバンド保持部としての第2バンド保持部41hが、第7突起部41cと第8突起部41dとが並んでいる方向に沿って貫通した第2の貫通孔としての貫通孔41gを含んで設けられている。そして、第2バンド保持部41hの貫通孔41gに、第2バンド25の剣先25aが挿入されて、第2バンド25を保持することができる。
接続部材41の内部には、A方向から見た平面視で、第5突起部41aと、第6突起部41bと、第1バンド保持部41kと、に重なる領域に、第1バンド16および第2バンド25よりも曲げ剛性が高い支持部32が配置されている。支持部32は、接続部材41の長手方向に沿った略直線状に形成されており、支持部32が第5突起部41aから第6突起部41bに亘って構成されている。つまり、支持部32は、D方向から見た平面視で、第7突起部41c、第2バンド保持部41hおよび第8突起部41dと、第5突起部41a、第1バンド保持部41kおよび第6突起部41bと、が重なって構成されている。支持部32は、接続部材41の内部に2色成形法やインサート成形法を用いて形成されている。
第1バンド16は、第5の連結孔および第6の連結孔としての連結孔16bが空けられており、第2バンド25は、第7の連結孔および第8の連結孔としての連結孔25bが空けられている。連結孔16bは、第5突起部41aと第6突起部41bとの間隔に対応して設けられているため、連結孔16bに、第5突起部41aと第6突起部41bとを挿入することができる。また、連結孔25bは、第7突起部41cと第8突起部41dとの間隔に対応して設けられているため、連結孔25bに、第7突起部41cと第8突起部41dとを挿入することができる。
このように構成することにより、接続部材41の内部に曲げ剛性が高い支持部32を配置して被装着部位200に電子機器本体100を装着した際に、第1バンド16と第2バンド25とを支持部32の形状に沿って略直線状に構成して、被装着部位200と略相似形状にすることができる。
また、変形例1〜3で説明した第1突起部13a,14a,15aに同様の構成を、第5突起部41aおよび第6突起部41bと、第7突起部41cおよび第8突起部41dとに設けることにより、第1バンド16と、第2バンド25との結合力を高めることができる。
[携帯型電子機器の取付け方法]
次に、上述した第3実施形態に係る接続部材41を用いて、第1バンド16と第2バンド25とを接続してリスト機器1000を被装着部位200に装着する際の取付け方法について、図17を用いて説明する。
次に、上述した第3実施形態に係る接続部材41を用いて、第1バンド16と第2バンド25とを接続してリスト機器1000を被装着部位200に装着する際の取付け方法について、図17を用いて説明する。
電子機器本体100を被装着部位200の取り付け位置に設置して、第1バンド16と第2バンド25を被装着部位200の形状に沿わせて変形させながら環状に変形させる。そして、第2バンド25の剣先25aを貫通孔41gに他方の方向としてのC方向に沿って挿入し、電子機器本体100の取り付け位置を確認しながら、所望の連結孔25bに、第7突起部41cおよび第8突起部41dを挿入する。続いて第1バンド16の剣先16aをC方向と反対側の一方の方向としてのB方向に沿って貫通孔41eに挿入する。つまり、第1バンド16と第2バンド25とが、対向する方向に沿って接続部材41の表裏に設けた第1バンド保持部41kと第2バンド保持部41hとに挿入される。次に、電子機器本体100の締め付け具合を確認しながら、第5突起部41aと第6突起部41bとに連結孔16bを挿入する。このような方法により第1バンド16と第2バンド25とが接続部材41により接続されて、電子機器本体100を被装着部位200に装着することができる。
以上、説明したように電子機器本体100を第1バンド16と第2バンド25とを環状に変形させて、曲げ剛性の高い支持部32を含む接続部材41を用いて接続し、被装着部位200に装着することにより、接続部材41の形状に沿って第1バンド16と第2バンド25とを略直線状に構成することができる。略直線状に構成することにより、第1バンド16と第2バンド25とを環状に変形させる際に生じる反発力F1,F2を低減させて電子機器本体100が被装着部位200から浮き上がってしまうことを防ぐことができる。従って、運動に起因する衝撃や振動によって電子機器本体100が被装着面SFから持ち上がってしまうことを防いで、運動中でも安定的に生体情報を取得することができる。
10…一方のバンドとしての第1バンド、10c…第1突起部、10d…第2突起部、10e…バンド保持部、20…他方のバンドとしての第2バンド、20a…剣先、20b…第1の連結孔と第2の連結孔としての連結孔、30…支持部、40…接続部材、40a…第3突起部、40b…第4突起部、40c…バンド保持部、41…接続部材、41a…第5突起部、41b…第6突起部、41c…第7突起部、41d…第8突起部、100…電子機器本体、200…被装着部位、1000…リスト機器。
Claims (12)
- 一方の面に設けられている一対の第1の突起部および第2の突起部と、
前記第1の突起部と前記第2の突起部との間に、前記第1の突起部と前記第2の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している貫通孔が設けられているバンド保持部と、
を含む一方のバンドと、
前記貫通孔に挿入される剣先を含み、
平面視で、前記剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第1の突起部が挿入される第1の連結孔と、
前記第2の突起部が挿入される第2の連結孔と、
が空けられている他方のバンドと、
を含み、
前記一方のバンドは、
平面視で、前記第1の突起部と、前記バンド保持部と、前記第2の突起部と、に重なる領域に、他の領域よりも曲げ剛性が高い支持部が配置されている、
携帯型電子機器バンド。 - 一方の面に設けられている一対の第3の突起部および第4の突起部と、
前記第3の突起部と前記第4の突起部との間に配置され、前記第3の突起部と前記第4の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している貫通孔が設けられているバンド保持部と、
を含む接続部材と、
前記貫通孔に、一方の方向に沿って挿入される第1の剣先を含み、
平面視で、前記第1の剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第3の突起部に挿入される第3の連結孔と、
前記第4の突起部に挿入される第4の連結孔と、
が空けられている一方のバンドと、
前記貫通孔に、前記一方の方向とは反対側の他方の方向に沿って挿入される第2の剣先を含み、
平面視で、前記第2の剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第4の突起部に挿入される第5の連結孔と、
前記第3の突起部に挿入される第6の連結孔と、
が空けられている他方のバンドと、
を含み、
前記接続部材は、
平面視で前記第3の突起部と、前記バンド保持部と、前記第4の突起部と、に重なる領域に、前記一方のバンドおよび前記他方のバンドよりも曲げ剛性が高い支持部が配置されている、
携帯型電子機器バンド。 - 一方の面に設けられている一対の第5の突起部および第6の突起部と、
前記第5の突起部と前記第6の突起部との間に配置され、前記第5の突起部と前記第6の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している第1の貫通孔が設けられている第1のバンド保持部と、
前記一方の面とは反対側の他方の面に設けられている一対の第7の突起部および第8の突起部と、
前記第7の突起部と前記第8の突起部との間に配置され、前記第7の突起部と前記第8の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している第2の貫通孔が設けられている第2のバンド保持部と、
を含む接続部材と、
前記接続部材の前記第1の貫通孔に一方の方向に沿って挿入される第1の剣先を含み、
且つ、平面視で、前記第1の剣先と前記第1のバンド保持部との間に配置され、前記第5の突起部が挿入される第5の連結孔と、
前記第6の突起部が挿入される第6の連結孔と、
が空けられている一方のバンドと、
前記接続部材の前記第2の貫通孔に前記一方の方向とは反対側の他方の方向に沿って挿入される第2の剣先を含み、
且つ、平面視で、前記第2の剣先と前記第2のバンド保持部との間に配置され、前記第7の突起部に挿入される第7の連結孔と、
前記第8の突起部が挿入される第8の連結孔と、
が空けられている他方のバンドと、
を含み、
前記接続部材は、平面視で、前記第5の突起部と、前記第1のバンド保持部と、前記第6の突起部と、重なり、
且つ、前記第7の突起部と、前記第2のバンド保持部と、前記第8の突起部と、が重なっている領域に、前記一方のバンドおよび前記他方のバンドよりも曲げ剛性が高い支持部が配置されている、
携帯型電子機器バンド。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
前記突起部の突出方向からの平面視で、前記突起部の形状が、長方形状または長円形状であり、
前記長方形状、または、前記長円形状の長手方向が一方のバンドの長手方向に沿っている、
携帯型電子機器バンド。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項において、
前記連結孔の内周面に溝が設けられている、
携帯型電子機器バンド。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項において、
前記突起部の表面に突起、または、溝を設けられている、
携帯型電子機器バンド。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項において、
前記突起部の先端に、前記突起部の付け根部の外径より大きな外径の張り出し部が設けられている、
携帯型電子機器バンド。 - 請求項1または請求項2において、
前記一方の面とは反対側の他方の面が凹状に湾曲している、
携帯型電子機器バンド。 - 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の携帯型電子機器バンドと、
電子機器本体と、
を備えている、
携帯型電子機器。 - 電子機器本体と、
前記電子機器本体を挟む両側に取り付けられている一方のバンドおよび他方のバンドからなる一対のバンドと、を含む携帯型電子機器の取付け方法であって、
一方の面に設けられている一対の第1の突起部および第2の突起部と、
前記第1の突起部と前記第2の突起部との間に配置され、前記第1の突起部と前記第2の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している貫通孔が設けられているバンド保持部と、
を含む前記一方のバンドと、
前記貫通孔を通る剣先を含み、
平面視で、前記剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第1の突起部に対応して設けられた第1の連結孔と、
前記第2の突起部に対応して設けられた第2の連結孔と、
が空けられている前記他方のバンドと、
を含み、
前記一方のバンドは、
平面視で、前記第1の突起部と、前記バンド保持部と、前記第2の突起部と、に重なる領域に、他の領域よりも曲げ剛性が高い支持部を含んで構成されて、
前記他方のバンドの前記剣先が前記貫通孔に挿入されて、前記第1の突起部が前記第1の連結孔に挿入され、前記第2の突起部が前記第2の連結孔に挿入される、
携帯型電子機器の取付け方法。 - 電子機器本体と、
前記電子機器本体を挟む両側に取り付けられている一方のバンドおよび他方のバンドからなる一対のバンドと、接続部材とを含む携帯型電子機器の取付け方法であって、
一方の面に設けられている一対の第3の突起部および第4の突起部と、
前記第3の突起部と前記第4の突起部との間に配置され、前記第3の突起部と前記第4の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している貫通孔が設けられているバンド保持部と
を含む接続部材と、
前記貫通孔を通る第1の剣先を含み、
平面視で、前記第1の剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第3の突起部に対応して設けられた第3の連結孔と、
前記第4の突起部に対応して設けられた第4の連結孔と、
が空けられている前記一方のバンドと、
前記貫通孔に、通る第2の剣先を含み、
平面視で、前記第2の剣先と前記バンド保持部との間に配置され、前記第4の突起部に対応して設けられた第5の連結孔と、
前記第3の突起部に対応して設けられた第6の連結孔と、
が空けられている前記他方のバンドと、
を含み、
前記接続部材は、
平面視で前記第3の突起部と、前記バンド保持部と、前記第4の突起部と、に重なる領域に、前記一方のバンドおよび前記他方のバンドよりも曲げ剛性が高い支持部を含んで構成されて、
前記一方のバンドの前記第1の剣先が一方の方向に沿って前記貫通孔に挿入されて、前記第3の突起部が前記第3の連結孔と、前記第4の突起部が前記第4の連結孔に挿入され、次に、前記他方のバンドの前記第2の剣先が前記一方の方向と反対の他方の方向に沿って前記貫通孔に挿入されて、前記第4の突起部が前記第5の連結孔と、前記第3の突起部が前記第6の連結孔に挿入される、
携帯型電子機器の取付け方法。 - 電子機器本体と、
前記電子機器本体を挟む両側に取り付けられている一方のバンドおよび他方のバンドからなる一対のバンドと、接続部材とを含む携帯型電子機器の取付け方法であって、
一方の面に設けられている一対の第5の突起部および第6の突起部と、
前記第5の突起部と前記第6の突起部との間に配置され、前記第5の突起部と前記第6の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している第1の貫通孔が設けられている第1のバンド保持部と、
前記一方の面とは反対側の他方の面に設けられている一対の第7の突起部および第8の突起部と、
前記第7の突起部と前記第8の突起部との間に配置され、前記第7の突起部と前記第8の突起部とが並んでいる方向に沿って貫通している第2の貫通孔が設けられている第2のバンド保持部と、
を含む接続部材と、
前記接続部材の前記第1の貫通孔に通る第1の剣先を含み、
且つ、平面視で、前記第1の剣先と前記第1のバンド保持部との間に配置され、前記第5の突起部に対応して設けられた第5の連結孔と、
前記第6の突起部に対応して設けられた第6の連結孔と、
が空けられている前記一方のバンドと、
前記接続部材の前記第2の貫通孔を通る第2の剣先を含み、
且つ、平面視で、前記第2の剣先と前記第2のバンド保持部との間に配置され、前記第7の突起部に対応して設けられた第7の連結孔と、
前記第8の突起部に対応して設けられた第8の連結孔と、
が空けられている前記他方のバンドと、
を含み、
前記接続部材は、平面視で、前記第5の突起部と、前記第1のバンド保持部と、前記第6の突起部と、重なり、
且つ、前記第7の突起部と、前記第2のバンド保持部と、前記第8の突起部と、が重なっている領域に、前記一方のバンドおよび前記他方のバンドよりも曲げ剛性が高い支持部が配置されて、
前記一方のバンドの前記第1の剣先が、一方の方向に沿って前記第1のバンド保持部の前記第1の貫通孔に挿入されて、前記第5の突起部が前記第5の連結孔と、前記第6の突起部が前記第6の連結孔とに挿入されて、次に、前記他方のバンドの前記第2の剣先が、一方の方向と反対の他方の方向に沿って前記第2のバンド保持部の前記第2の貫通孔に挿入されて、前記第7の突起部が前記第7の連結孔に挿入されて、前記第8の突起部が前記第8の連結孔に挿入される、
携帯型電子機器の取付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017050917A JP2018153294A (ja) | 2017-03-16 | 2017-03-16 | 携帯型電子機器バンド、携帯型電子機器および携帯型電子機器の取付け方法。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017050917A JP2018153294A (ja) | 2017-03-16 | 2017-03-16 | 携帯型電子機器バンド、携帯型電子機器および携帯型電子機器の取付け方法。 |
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JP2018153294A true JP2018153294A (ja) | 2018-10-04 |
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ID=63717040
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017050917A Pending JP2018153294A (ja) | 2017-03-16 | 2017-03-16 | 携帯型電子機器バンド、携帯型電子機器および携帯型電子機器の取付け方法。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018153294A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111202315A (zh) * | 2020-02-14 | 2020-05-29 | 东莞市丽泽科技有限公司 | 一种可交互便携式蓝牙户外手环 |
-
2017
- 2017-03-16 JP JP2017050917A patent/JP2018153294A/ja active Pending
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RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
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