JP2001086761A - インバータ保護装置 - Google Patents

インバータ保護装置

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JP2001086761A
JP2001086761A JP25863999A JP25863999A JP2001086761A JP 2001086761 A JP2001086761 A JP 2001086761A JP 25863999 A JP25863999 A JP 25863999A JP 25863999 A JP25863999 A JP 25863999A JP 2001086761 A JP2001086761 A JP 2001086761A
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JP
Japan
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inverter
inverter unit
semiconductor switching
short
load circuit
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JP25863999A
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English (en)
Inventor
Iwao Kurata
巌 倉田
Masaaki Hisamoto
正昭 久本
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大電流対応のスイッチング素子によってイン
バータの直流中間電圧を低下させる方法によらず、負荷
回路異常時にインバータ出力部を短絡させるようにして
インバータ保護装置の小型化、小容量化、迅速な保護を
図る。 【解決手段】 半導体スイッチング素子8〜11及び転
流ダイオード12〜15を逆並列接続したアームをブリ
ッジ接続して構成されたインバータユニット3を備え、
その交流出力側に負荷回路17が接続されてなるインバ
ータ1に関する。負荷回路17の異常時にインバータユ
ニット3を構成するすべての半導体スイッチング素子8
〜11をオフしてインバータユニット3の運転を停止す
る手段と、この手段によりインバータユニット3の運転
を停止した後にインバータユニット3の交流出力側を短
絡するインバータ出力短絡部18と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータを構成
する半導体スイッチング素子や転流ダイオードが負荷回
路の異常時に破壊されるのを防止するためのインバータ
保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、半導体スイッチング素子等の保
護機能を持った従来の単相インバータ1’を示す回路構
成図である。図示するインバータ1’において、2は直
流電源、3は半導体スイッチング素子8〜11とこれら
に逆並列接続された転流ダイオード12〜15とを有す
るアームがブリッジ接続されたインバータユニット、4
はサイリスタ等の半導体スイッチング素子を用いたイン
バータ保護素子、5は平滑コンデンサ、16は平滑リア
クトル、17は誘導電動機等の交流負荷回路である。
【0003】図3の回路において、インバータ1’の運
転中に負荷回路17に異常が発生すると、半導体スイッ
チング素子8〜11や転流ダイオード12〜15に過大
な電圧が印加されたり、負荷回路17からの回生電流に
よって転流ダイオード12〜15に過大な逆回復電流が
流れることがある。このため、これらの素子8〜11,
12〜15の動作点が安全動作領域から外れてしまい、
破壊されるおそれがあった。
【0004】そこで従来では、負荷回路17の異常をイ
ンバータ1’側が検出すると、平滑コンデンサ5や平滑
リアクトル16に蓄積されたエネルギーをインバータ保
護素子4のオンによって放出し、インバータユニット3
に印加される直流中間電圧V DCを低下させることで、半
導体スイッチング素子8〜11や転流ダイオード12〜
15への過電圧印加や過電流の流入を防ぎ、その動作点
を安全動作領域内におさめてこれらの素子を保護してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
おける平滑コンデンサ5や平滑リアクトル16には通
常、大容量のものが使用されているので、これらに蓄え
られているエネルギーを放出させて直流中間電圧VDC
瞬時に低下させるためには、インバータ保護素子4の定
格も大電流に対応したものでなくてはならず、必然的に
装置全体が大型化するという問題があった。また、イン
バータ保護素子4が作動する際は、通常、電荷エネルギ
ーの放出に数十μs以上の時間を要するため直流中間電
圧VDCの低下が間に合わず、その間に半導体スイッチン
グ素子8〜11や転流ダイオード12〜15の動作点が
安全動作領域を越えてしまう結果、これらの素子の破壊
を防止することができない場合があった。
【0006】そこで本発明は、インバータ保護用の半導
体スイッチング素子の大容量化を招くことなく、インバ
ータを構成する半導体スイッチング素子や転流ダイオー
ドを確実かつ迅速に保護可能としたインバータ保護装置
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、半導体スイッチング素
子及び転流ダイオードを逆並列接続したアームをブリッ
ジ接続して構成されたインバータユニットを備え、この
インバータユニットの交流出力側に負荷回路が接続され
てなるインバータにおいて、前記負荷回路の異常時に前
記インバータユニットを構成するすべての半導体スイッ
チング素子をオフしてインバータユニットの運転を停止
する手段と、この手段によりインバータユニットの運転
を停止した後にインバータユニットの交流出力側を短絡
する短絡手段と、を備えたものである。
【0008】請求項2に記載した発明は、請求項1記載
のインバータ保護装置において、複数のインバータユニ
ットが多重並列接続されていることを特徴とする。すな
わち、本発明では、複数のインバータユニットのすべて
またはその一部に前記短絡手段を接続するものである。
【0009】請求項3に記載した発明は、請求項1また
は2記載のインバータ保護装置において、前記短絡手段
を、インバータユニットの交流出力側に接続された整流
器と、この整流器の直流出力側に接続された半導体スイ
ッチング素子とによって構成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態を示す回
路構成図であり、請求項1及び請求項3に記載した発明
の実施形態に相当する。図において、1は単相のインバ
ータであり、図3と同様に2は直流電源、3は半導体ス
イッチング素子8〜11及び転流ダイオード12〜15
をそれぞれ逆並列接続したアームをブリッジ接続してな
るインバータユニット、5は平滑コンデンサ、16は平
滑リアクトルである。本実施形態では、図3に示したイ
ンバータ保護素子4に代えて、請求項に記載した短絡手
段として後述のインバータ出力短絡部18を接続した点
が相違している。なお、17は単相交流電力が供給され
る負荷回路である。
【0011】負荷回路17と並列に接続された本実施形
態のインバータ出力短絡部18は、インバータユニット
3の交流出力電圧が入力される整流器19と、整流器1
9の直流出力側に接続された半導体スイッチング素子2
0とから構成されている。また、図示されていないが、
この実施形態では、半導体スイッチング素子20をオン
させてインバータ出力短絡部18を起動させるために、
負荷回路17の異常を検出する監視手段を備えている。
【0012】次に、この実施形態の動作を説明する。図
示されていない監視手段により負荷回路17が正常であ
ると判別されている間は、スイッチング素子20はオフ
状態に保たれている。ここで、負荷回路17に異常が発
生し、この異常が監視手段により検出されると、先ず、
インバータユニット3内の半導体スイッチング素子8〜
11をすべてオフにしてインバータ動作を停止し、その
後、スイッチング素子20をオンさせる。
【0013】これにより、インバータユニット3の交流
出力電圧は整流器19により整流されて直流電圧に変換
され、オン状態のスイッチング素子20に直流電流が流
れることになり、インバータユニット3の交流出力側が
短絡されてその電圧が低下する。同時に、負荷回路17
からの回生電流はインバータユニット3に流れ込まずに
整流器19を介してスイッチング素子20を流れるよう
になる。従って、インバータユニット3内へは回生電流
が流入しないため、半導体スイッチング素子8〜11や
転流ダイオード12〜15の動作点が安全動作領域を逸
脱することがなく、これらの素子に過電圧が加わったり
過電流が流れることはない。
【0014】なお、この実施形態では従来のように平滑
リアクトル16や平滑コンデンサ5に蓄積されたエネル
ギーを放出させる方法を採らないが、インバータ1の直
流中間電圧はインバータユニット3内のオフ状態にある
上下アームによって分担されるので、個々のアームに過
電圧が印加されるおそれもない。
【0015】次に、図2は本発明の第2実施形態を示す
回路構成図であり、請求項2及び請求項3に記載した発
明の実施形態に相当する。この実施形態は、複数台のイ
ンバータユニット3a,3b,……,3nを多重並列接
続したインバータ1Aにおいて、各インバータユニット
3a,3b,……,3nの交流出力側に図1と同一構成
のインバータ出力短絡部18a,18b,……,18n
をそれぞれ接続したものである。
【0016】この実施形態の動作は、基本的に図1の実
施形態と同様であり、負荷回路17の異常を監視手段が
検出してすべてのインバータユニット3a,3b,…
…,3nの運転を停止させ、その後、インバータ出力短
絡部18a,18b,……,18nの各スイッチング素
子20,20,……をオンして各インバータユニット3
a,3b,……,3nの交流出力側を短絡させる。本実
施形態では、負荷回路17の回生電流が大きい場合に、
この回生電流を複数台のインバータ出力短絡部18a,
18b,……,18nに分流させることができるため、
短絡部18a,18b,……,18nを構成する整流器
19やスイッチング素子20の容量が小さくて済む利点
がある。
【0017】なお、図示しないが、負荷回路17からの
回生電流がそれほど大きくない場合には、図2における
インバータユニット3a,3b,……,3nのうち一部
の特定のユニットのみにインバータ出力短絡部18を接
続しても良い。また、インバータ出力短絡部の構成は図
示例に何ら限定されず、例えば図1の整流器19を省い
て一対のスイッチング素子を逆並列に接続して構成した
ものでも良い。更に、機械的スイッチを用いても良い。
なお、上記実施形態では単相インバータについて説明し
たが、本発明は、負荷回路の異常時にインバータユニッ
トの動作を停止させてその交流出力側を短絡させる基本
的構成をとる限り、三相インバータにも適用することが
できる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、従来のごと
くインバータの直流中間電圧を低下させる手段によら
ず、負荷回路の異常時にはインバータユニットの半導体
スイッチング素子をすべてオフしてその動作を停止さ
せ、インバータユニットの交流出力側を短絡すること
で、インバータユニット内の半導体スイッチング素子や
転流ダイオードへの過電圧印加を防止し、同時に、負荷
回路からの回生電流をインバータユニット内に流さない
ようにしたものである。
【0019】このため、負荷回路の異常時に、インバー
タユニット内の半導体スイッチング素子や転流ダイオー
ドが過電圧や過電流によって破壊されるのを防止できる
と共に、平滑リアクトルや平滑コンデンサの蓄積エネル
ギーを放出させる従来の方法に比べて、インバータユニ
ットの交流出力側を瞬時に短絡させる方法をとるので迅
速な保護が可能である。また、短絡手段を構成する半導
体スイッチング素子の定格も比較的小さいもので済み、
装置の小型化、低価格化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が適用されるインバータ
の回路構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態が適用されるインバータ
の回路構成図である。
【図3】従来技術を示すインバータの回路構成図であ
る。
【符号の説明】
1,1A インバータ 2 直流電源 3,3a,3b,……,3n インバータユニット 5 平滑コンデンサ 8〜11 半導体スイッチング素子(アーム) 12〜15 転流ダイオード 16 平滑リアクトル 17 負荷回路 18,18a,18b,……,18n インバータ出力
短絡部 19 整流器 20 半導体スイッチング素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体スイッチング素子及び転流ダイオ
    ードを逆並列接続したアームをブリッジ接続して構成さ
    れたインバータユニットを備え、このインバータユニッ
    トの交流出力側に負荷回路が接続されてなるインバータ
    において、 前記負荷回路の異常時に前記インバータユニットを構成
    するすべての半導体スイッチング素子をオフしてインバ
    ータユニットの運転を停止する手段と、 この手段によりインバータユニットの運転を停止した後
    にインバータユニットの交流出力側を短絡する短絡手段
    と、 を備えたことを特徴とするインバータ保護装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインバータ保護装置にお
    いて、 複数のインバータユニットが多重並列接続されているこ
    とを特徴とするインバータ保護装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のインバータ保護
    装置において、 前記短絡手段を、インバータユニットの交流出力側に接
    続された整流器と、この整流器の直流出力側に接続され
    た半導体スイッチング素子とによって構成したことを特
    徴とするインバータ保護装置。
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