JP2001086447A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001086447A
JP2001086447A JP26367599A JP26367599A JP2001086447A JP 2001086447 A JP2001086447 A JP 2001086447A JP 26367599 A JP26367599 A JP 26367599A JP 26367599 A JP26367599 A JP 26367599A JP 2001086447 A JP2001086447 A JP 2001086447A
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Yoshiyuki Ishizuka
良行 石塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動画像データの処理速度、特に動画像の動きベ
クトル検出にかかる処理速度を向上させることのできる
画像データ記憶構造をもつ画像処理装置を提供する。 【解決手段】画像処理装置は、大きくは、画面内(空間
的)相関関係による圧縮を行う空間的圧縮部10、画面
間(時間的)相関関係による圧縮を行う時間的圧縮部2
0、及び符号の出現確率の偏りによる圧縮を行う偏り圧
縮部30から構成され、これらは同一半導体チップ上に
形成されている。時間的圧縮部20を構成するフレーム
メモリ22、23には、各々1画面分の画像データが一
部重複するかたちでメモリセルアレイ22A,22B、
23A,23Bに分割して蓄えられる。各メモリセルア
レイ22A,22B、23A,23Bには動きベクトル
の検出にかかる演算を行う演算処理回路24が設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、特に動画像を処理する上で好適な画像データ記憶構
造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、動画像のディジタル処理化に伴
い、動画像圧縮の国際基準方式であるMPEG(Moving
Picture Experts Group)に準拠した映像符号化処
理を行う画像処理装置の開発及び製造が盛んに行われて
いる。
【0003】この画像処理装置は、 1.画像データの空間的圧縮(フレーム内またはフィー
ルド内で離散コサイン変換(DCT;Discrete Cosine
Transform)によって符号化した画像(Iピクチャ)
の作成) 2.画像データの時間的圧縮(以前に出てきた1枚の画
像から動き補償を予測し、フレーム間またはフィールド
間で符号化した画像(Pピクチャ)の作成、及び前後2
枚の画像から双方向に動き補償を予測し、フレーム間ま
たはフィールド間で符号化した画像(Bピクチャ)の作
成) 3.これらの圧縮により生じるデータの偏りを利用した
可変長符号化等を行うことにより動画像を圧縮し符号化
するものである。
【0004】この画像処理装置は、従来、複数個のLS
I(半導体集積回路)チップによって構成されていた
が、半導体集積化技術の進歩に伴って、近年は1チップ
化されたものも製造されるようになっている。なお、こ
のように1チップ化された画像処理装置においても、画
像データを格納するためのフレームメモリに関しては、
その容量等の制約から、一般に汎用DRAMやシンクロ
ナスDRAM等を外付けしたものが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記画像処
理装置による動画像圧縮処理においては、上記動き補償
を行う際の動きベクトル(画像の移動量)検出処理にか
かる演算処理回数が他の処理に比べて極端に多く、その
処理に時間を要する。そのため、上記フレームメモリが
外付けして用いられる従来の画像処理装置にあっては、
そのデータバス幅に制限を受けることとなって、データ
のシリアル処理もやむをえないものとなっており、前記
動きベクトル検出処理には非常に長い時間を要するもの
となっている。また、同一画像データに異なる演算処理
を施したい場合にあっても、メモリ内の同一アレイの同
一アドレスにシリアルに複数回アクセスしなければなら
ない。
【0006】そこで従来は、こういったフレームメモリ
が外付けされることによる不都合を解消し、動きベクト
ル検出処理にかかる処理速度を短縮するために、画像処
理装置を構成する1つのLSIの中にフレームメモリを
内蔵する試みも一部行われている。しかし、単にフレー
ムメモリを内蔵するのみでは、メモリ混載によるデータ
バス幅の増大が可能という同混載によるメリットも生か
しきれない。そのため、所定分割数に分割した、例えば
2分割したフレームメモリを内蔵するとともに、データ
バス幅を増大させて画像データを並列処理することも考
えられてはいる。
【0007】ところが、この場合にあっては、上記動き
ベクトル検出を行う際、フレームメモリが分割されるこ
とによって、その分割端に位置する画素データに関して
は動きベクトルの探索範囲も分割されることとなり、同
動きベクトル検出にかかる処理が複雑化してしまうとい
う不都合が新たに生じることともなる。
【0008】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、動画像データの処理速
度、特に動画像の動きベクトル検出にかかる処理速度を
向上させることのできる画像データ記憶構造をもつ画像
処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、画像データを記憶す
る記憶手段を備えた画像処理装置において、前記記憶手
段は、同一画像データの少なくとも一部が重複して分割
格納される複数のメモリアレイを有して構成されること
をその要旨とする。
【0010】上記構成によれば、上記複数のメモリアレ
イに対して画像データの並列処理を行うことができるた
め、その処理時間を短縮することができるとともに、同
一画像データのうち上記重複して格納される画像データ
に対しては同時処理が可能となるため、たとえそれら画
像データが複数のメモリアレイに分割格納される場合で
あっても、処理の煩雑化を抑制することができる。
【0011】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の画像処理装置において、前記画像データは動
画像データであり、当該画像処理装置は、前記複数のメ
モリアレイに分割格納される動画像データの動きベクト
ルを検出する動きベクトル検出手段を備えて構成される
ことをその要旨とする。
【0012】上記構成によれば、動画像データの動きベ
クトル検出にかかる処理を並行して実行することができ
るとともに、同一画像データのうち上記重複して格納さ
れる部分についてはその同時処理が可能となるため、こ
うした動きベクトル検出処理の煩雑化を抑えて、その処
理速度の向上を図ることができる。
【0013】また、請求項3に記載の発明では、請求項
2記載の画像処理装置において、前記動きベクトル検出
手段は、前記複数のメモリアレイの各々に対応して各別
に前記動きベクトル検出のための演算処理回路を有して
なることをその要旨とする。
【0014】上記構成によれば、動画像データの動きベ
クトル検出にかかる処理を各メモリアレイについて並行
して、且つ独立して実行することができるため、同検出
にかかる処理時間を更に短縮することも可能となる。ま
た、そのためのシステム構成を単純化することもでき
る。
【0015】また、請求項4に記載の発明では、請求項
2または3記載の画像処理装置において、前記記憶手段
に記憶される画像データは、前記動きベクトル検出の探
索範囲で参照される画素ブロックの幅だけ重複されて前
記複数のメモリアレイに分割格納されることをその要旨
とする。
【0016】上記構成によれば、同一画像データの上記
分割格納される境界付近のデータについて上記動きベク
トル検出のための探索範囲が確保されるとともに、各メ
モリアレイで重複格納する画素ブロックの幅についても
これを必要最小限の幅とすることができる。すなわち、
上記各メモリアレイの記憶容量を必要最小限に抑えるこ
とができる。
【0017】また、請求項5に記載の発明では、請求項
1〜4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記
記憶手段は、互いに等しい記憶容量を有する2つのメモ
リアレイを有してなることをその要旨とする。
【0018】上記構成によれば、必要最小限のメモリア
レイを用いて上述の画像処理が可能となるとともに、各
メモリアレイのロウアドレスを共通化することができ、
ロウデコーダの制御も容易となる。
【0019】また、請求項6に記載の発明では、請求項
1〜5のいずれかに記載の画像処理装置において、少な
くとも前記記憶手段と該記憶手段をアクセスするロジッ
ク回路とが同一半導体チップ上に形成されてなることを
その要旨とする。
【0020】上記構成によれば、少なくとも上記各メモ
リアレイとこれをアクセスする、例えば動きベクトル検
出手段等のロジック回路とが同一半導体チップ上に形成
されることで、それらメモリアレイをアクセスするため
のバス幅を容易に拡大することができるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像処理装置を具
体化した一実施の形態について図1〜図4を参照して詳
細に説明する。
【0022】図1に本実施の形態の画像処理装置の内部
構成についてその概要を示す。なお、この画像処理装置
は、前記したMPEGに準拠した映像符号化処理を行う
装置(MPEGエンコーダ)であり、その画像データの
処理は、1画面(フレーム)単位に行われるのではな
く、1画面をマクロブロックMB(16×16画素)と
して細分化した単位にて行われるものとする。
【0023】さてこの画像処理装置は、同図1に示され
るように、画面内(空間的)相関関係による圧縮を行う
空間的圧縮部10、画面間(時間的)相関関係による圧
縮を行う時間的圧縮部20、及び符号の出現確率の偏り
による圧縮を行う偏り圧縮部30を有して構成される。
なお、これら各部は同一半導体チップ上に形成されてい
る。
【0024】以下、これら各部の構成及び動作を説明す
る。まず、空間的圧縮部10は、減算器11、DCT
(離散コサイン変換)回路12、量子化回路13、符号
化制御部14、逆量子化回路15、及び逆DCT回路1
6等により構成される。
【0025】ここで減算器11は、入力された現画面と
動き補償されたフレームメモリ22,23からの予測画
面とにより、差分画面を作成する。なお、予測画面が前
記Iピクチャ時には、同フレームメモリ22,23から
の予測画面の出力は停止され、入力された現画面はこの
減算器11を素通りする。
【0026】DCT回路12は、上記マクロブロックM
Bをさらに細分化したサブブロック単位(8×8画素)
にて前記DCT変換処理を行う。量子化回路13は、D
CT回路12からの出力を、符号化制御部14からの制
御出力に基づき量子化する。
【0027】この符号化制御部14は、量子化回路13
での量子化の粗さ(量子化ステップ) を決定する。例え
ば、この量子化ステップを大きく設定すれば画質は低下
するが、画像のデータ量は減少する。
【0028】さらに、復号処理のために、逆量子化回路
15は、量子化回路13と逆の処理を行い、逆DCT回
路16は、DCT回路12と逆の処理を行う。次に、時
間的圧縮部20は、加算器21、フレームメモリ22,
23、演算処理回路24、及び動き補償回路25等によ
り構成される。
【0029】ここで、例えばフレームメモリ22は、予
測画面を作成するために過去の再生画面を蓄えるメモリ
であり、一方のフレームメモリ23は、予測画面を作成
するために未来の再生画面を蓄えるメモリである。この
フレームメモリ22,23は、双方向予測(過去再生画
面からの順方向予測及び未来再生画面からの逆方向予
測)をするために、すなわち前記Bピクチャを作成する
ための少なくとも2画面を記憶する。
【0030】なお、本実施の形態においては、これら各
画面の画像データは1画面が2分割され、且つその一部
データが重複して各別のメモリアレイに蓄えられてい
る。すなわち、1画面が図2(a)に示すような、例え
ば320画素×240画素(20ブロック×15ブロッ
ク)によって構成されている場合、その1画面を図2
(b)に示すように、一部、すなわち水平方向第9ブロ
ックから第12ブロック間の画像データを重複して19
2画素×240画素(12ブロック×15ブロック)に
分割し、それぞれ個別のメモリセルアレイ22A,22
B(23A,23B)に格納している。そして、これら
メモリセルアレイ22A,22B(23A,23B)の
ロウアドレスを共通化することができる構成となってい
る。
【0031】すなわち、本実施の形態においては、各メ
モリセルアレイ22A,22B(23A,23B)に
は、動きベクトルの水平方向の1方向の探索範囲で参照
される2ブロック(32画素)分のデータが余分に記憶
される。また、ちなみに1画素を8ビットの輝度情報
(256階調)とすると、各メモリセルアレイ22A,
22B(23A,23B)の容量は360Kビットとな
る。本実施の形態においては、このようなメモリセルア
レイ22A,22B、23A,23Bによって2画面分
のフレームメモリ22,23が構成されている。
【0032】また、これらメモリセルアレイ22A,2
2B(23A,23B)には、図3に示すように、ロウ
デコーダ、センスアンプ等とともに、演算処理回路24
が設けられている。
【0033】この演算処理回路24は、現画面と上記メ
モリセルアレイ22A,22B(23A,23B)に復
元された画面とを比較して動きベクトル(画面の移動
量)の検出にかかる演算、例えば減算処理等を行う。そ
の際の動きベクトルの探索範囲Rを図4に示す。
【0034】同図4に示されるように、動きベクトルの
探索はマクロブロックMB単位に行われ、その探索範囲
Rは、例えば水平方向に±2ブロック(32画素)、ま
た垂直方向に±1ブロック(16画素)とされる。
【0035】このため、本実施の形態においては、図2
(a)に示すような1画面を2分割する際にその境界付
近に位置するブロックA,Bについて、図2(b)に示
すように、分割されたメモリセルアレイ22A,22B
(23A,23B)内において動きベクトルの探索がで
きるようになる。また、このとき上記重複して格納され
る一部の画素データに関しては同時に探索アクセスも可
能となる。さらに各メモリセルアレイ22A,22B
(23A,23B)に動きベクトルの検出にかかる演算
を行う演算処理回路24を付随させる構成としたため、
動画像データの動きベクトル検出にかかる処理を各メモ
リアレイについて並行して、且つ独立して実行すること
ができ、同検出にかかる処理時間を更に短縮することも
可能となる。また、そのためのシステム構成を単純化す
ることもできるようになる。
【0036】そして、時間的圧縮部20を構成する動き
補償回路25は、フレームメモリ22,23に格納され
た画面をもとに、上記演算処理回路24による動きベク
トル情報等に基づき、フレームメモリ22,23中の画
面の動きのある部分のみの座標をずらした予測画面を出
力する。
【0037】最後に、偏り圧縮部30は、可変長符号回
路31等により構成される。この可変長符号回路31
は、量子化回路13からの出力を、可変長符号化(ハフ
マン符号化) し、MPEG信号(符号化ビットストリー
ム)として出力する回路である。
【0038】以上説明したように、本実施の形態の画像
処理装置によれば、以下のような効果を得ることができ
る。 (1)本実施の形態では、フレームメモリ22はメモリ
セルアレイ22A,22B、またフレームメモリ23は
メモリセルアレイ23A,23Bの各々2つのメモリセ
ルアレイから構成される。そして、1画面分の画像デー
タはそれらメモリセルアレイに一部データが重複される
かたちで2分割されて蓄えられる。そのため、動画像デ
ータの動きベクトル検出にかかる処理を並行して実行す
ることができるとともに、同一画像データのうち上記重
複して格納される部分についてはその同時処理が可能と
なるため、こうした動きベクトル検出処理の煩雑化を抑
えて、その処理速度の向上を図ることができる。
【0039】また、その重複範囲が動きベクトルの画面
水平方向の1方向の探索範囲とされるため、分割格納さ
れる境界付近のデータについて動きベクトル検出のため
の探索範囲Rが確保されるとともに、各メモリアレイ2
2A,22B、23A,23Bで重複格納する画素ブロ
ックの幅についてもこれを必要最小限の幅とすることが
できる。すなわち、上記各メモリアレイ22A,22
B、23A,23Bの記憶容量を必要最小限に抑えるこ
とができる。さらに、これらメモリアレイのロウアドレ
スを共通化することができ、ロウデコーダの制御も容易
となる。
【0040】(2)本実施の形態では、メモリセルアレ
イ22A,22B、23A,23Bに動きベクトルの検
出にかかる演算を行う演算処理回路24を付随させて設
ける構成とした。そのため、動画像データの動きベクト
ル検出にかかる処理を各メモリアレイについて並行し
て、且つ独立して実行することができ、同検出にかかる
処理時間を更に短縮することも可能となる。また、その
ためのシステム構成を単純化することもできるようにな
る。
【0041】(3)本実施の形態では、フレームメモリ
22,23(メモリセルアレイ22A,22B、23
A,23B)とこれをアクセスする演算処理回路24、
動き補償回路25等とを同一半導体チップ上に形成する
ようにした。そのため、それらフレームメモリ22,2
3をアクセスするためのバス幅を容易に拡大することが
できるようになる。
【0042】なお、上記実施の形態は以下のようにその
構成を変更して実施することもできる。 ・上記実施の形態においては、フレームメモリ22,2
3を2分割する例を示したが、同フレームメモリ22,
23の分割態様はこれに限られない。その他、例えば図
5に示すように、1画面のデータを垂直及び水平方向に
各々2分割し計4分割するものであってもよい。ここで
は、動きベクトルの垂直方向の1方向の探索範囲である
1ブロック(16画素)分のデータも重複して記憶させ
る例を示している。この場合、同図5に示すように、ブ
ロックA,B,C,Dは分割されたメモリセルアレイ内
でも動きベクトルの検出が可能となる。要は、フレーム
メモリの分割態様に関して、動きベクトル検出にかかる
画像データが所定量重複して記憶されてなるように分割
されるものであれば、フレームメモリの分割箇所、分割
数及び分割方向は任意である。
【0043】・上記実施の形態においては、メモリセル
アレイ22A,22B、23A,23Bに重複して記憶
させるデータを、動きベクトルの水平方向の1方向の探
索範囲である2ブロック(32画素)分のデータとした
がこれに限定されず、その他、例えば同水平方向の3ブ
ロック(48画素)分のデータとしてもよい。要は動き
ベクトルの探索範囲のデータを含むもの、あるいは単に
画像データであってもよい。
【0044】・また、動きベクトルの探索範囲Rを、画
面データの水平方向に±2ブロック(32画素)、また
同垂直方向に±1ブロック(16画素)としたが、この
動きベクトルの探索範囲Rはこれに限定されるものでは
ない。
【0045】・上記実施の形態においては、フレームメ
モリの容量を2画面分(重複部を含む)としたがこれに
限定されず、その他、例えば同容量は1画面分であって
もよいし、あるいは3画面分、4画面分であってもよ
い。
【0046】・上記実施の形態においては、フレームメ
モリ22,23を画像処理装置(MPEGエンコーダ)
と同一半導体チップ上に形成するようにしたが、バス幅
が確保されさえすればフレームメモリ22,23を外付
けとする構成としてもよい。
【0047】・上記実施の形態においては、画像処理装
置を1チップ上に形成されるMPEGエンコーダLSI
に適用する例を示したがこれに限定されない。その他、
例えば画像処理装置(MPEGエンコーダ)は数チップ
で、すなわち数個のLSIによって形成されるものであ
ってもよい。要は画像処理装置として、その画像データ
を記憶する記憶手段が、同一画像データの少なくとも一
部が重複して分割格納される複数のメモリアレイを備え
るものであればよい。
【0048】
【発明の効果】本発明の画像処理装置によれば、複数の
メモリアレイに対して画像データの並列処理を行うこと
ができるため、その処理時間を短縮することができると
ともに、同一画像データのうち上記重複して格納される
画像データに対しては同時処理が可能となるため、たと
えそれら画像データが複数のメモリアレイに分割格納さ
れる場合であっても、処理の煩雑化を抑制することがで
きる。
【0049】また、複数のメモリアレイに分割格納され
る画像データが動画像データであり、その動画像データ
の動きベクトルを検出する場合においても、その検出に
かかる処理を並行して実行することができるとともに、
同一画像データのうち上記重複して格納される部分につ
いてはその同時処理が可能となるため、こうした動きベ
クトル検出処理の煩雑化を抑えて、その処理速度の向上
を図ることができる。
【0050】さらに、分割された各記憶手段に動きベク
トルの検出にかかる演算を行う演算処理回路を設けるこ
とにより、動きベクトル検出のシステム構成を単純化さ
せることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる画像処理装置の一実施の形態
を示すブロック図。
【図2】同実施の形態に採用されるフレームメモリの画
像データ記憶構造を示す説明図。
【図3】同実施の形態に採用されるフレームメモリの構
造を示す説明図。
【図4】同実施の形態の動きベクトルの探索範囲を示す
説明図。
【図5】この発明にかかる画像処理装置の画像データ記
憶構造についての他の実施形態を示す説明図。
【符号の説明】 11…減算器、12…DCT回路、13…量子化回路、
14…符号化制御回路、15…逆量子化回路、16…逆
DCT回路、21…加算器、22,23…フレームメモ
リ、22A,22B,23A,23B…メモリセルアレ
イ、24…演算処理回路、25…動き補償回路、31…
可変長符号化回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/32 H04N 7/137 Z Fターム(参考) 5B060 GA00 5C052 AA17 CC11 GB06 GC07 GE04 5C053 FA27 GA11 GB19 GB37 KA03 KA22 5C059 KK13 KK19 KK50 MA00 MA23 MC38 ME01 NN02 PP04 UA02 UA33 5L096 AA13 HA04 LA05 LA15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを記憶する記憶手段を備えた画
    像処理装置において、 前記記憶手段は、同一画像データの少なくとも一部が重
    複して分割格納される複数のメモリアレイを有して構成
    されることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記画像データは動画像データであり、当
    該画像処理装置は、前記複数のメモリアレイに分割格納
    される動画像データの動きベクトルを検出する動きベク
    トル検出手段を備えて構成される請求項1に記載の画像
    処理装置。
  3. 【請求項3】前記動きベクトル検出手段は、前記複数の
    メモリアレイの各々に対応して各別に前記動きベクトル
    検出のための演算処理回路を有してなる請求項2記載の
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記記憶手段に記憶される画像データは、
    前記動きベクトル検出の探索範囲で参照される画素ブロ
    ックの幅だけ重複されて前記複数のメモリアレイに分割
    格納される請求項2または3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記記憶手段は、互いに等しい記憶容量を
    有する2つのメモリアレイを有してなる請求項1〜4の
    いずれかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】少なくとも前記記憶手段と該記憶手段をア
    クセスするロジック回路とが同一半導体チップ上に形成
    されてなる請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装
    置。
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Cited By (3)

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