JP2002218474A - 画像データ符号化装置 - Google Patents

画像データ符号化装置

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JP2002218474A
JP2002218474A JP2001015872A JP2001015872A JP2002218474A JP 2002218474 A JP2002218474 A JP 2002218474A JP 2001015872 A JP2001015872 A JP 2001015872A JP 2001015872 A JP2001015872 A JP 2001015872A JP 2002218474 A JP2002218474 A JP 2002218474A
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memory
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JP2001015872A
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Tetsuya Matsumura
哲哉 松村
Satoru Kumaki
哲 熊木
Mitsuo Hanami
充雄 花見
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
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    • H04N19/61Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding in combination with predictive coding

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データを効率よく迅速に転送することが
可能な画像データ符号化装置を提供する。 【解決手段】 メモリデバイスと信号処理デバイスとを
混載したロジック−メモリ混載チップを、画像データ符
号化装置に導入する。広いバス幅でロジック部と内部メ
モリ部とを接続することができ、データ転送の処理能力
の向上が図れる。ただし、ロジック−メモリ混載チップ
ではメモリ部の容量が少なく、その容量を上げようとす
るとチップサイズの増加を招き、コストアップにつなが
る。よって、外部メモリ107と内部メモリ104とを
併用し、データ転送がボトルネックとなる処理(すなわ
ち動き探索処理)の場合は高速データ転送が可能な内部
メモリとの間で画像データをやり取りし、高速データ転
送が特に必要ない処理の場合は外部メモリとの間で画像
データをやり取りするようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像データを圧
縮して符号化する画像データ符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】録画・再生が可能なDVD(Digital Ve
rsatile Disc)や、D−VHS(Digital-Video Home S
ystem)、ディジタル放送送受信機などのディジタルオ
ーディオビジュアル機器には、画像データの圧縮手法と
して国際標準規格であるMPEG2(Moving Picture E
xperts Group 2:ISO-IEC/JTC1 SC29 DIS13818,Part2,1
994)が採用されている。このMPEG2規格に基づく
画像データの符号化処理においては、画像データの圧縮
のための演算量が膨大であり、信号処理デバイスとメモ
リデバイスとの間のデータ転送量も膨大である。
【0003】従来の画像データ符号化装置200の構成
を図20に示す。図20に示す通り、画像データ符号化
装置200は、画像データを圧縮して符号化するMPE
G2処理部102とデータの転送制御を行うメモリイン
タフェース103とを備える。MPEG2処理部102
とメモリインタフェース103とはバス101で接続さ
れる。そして、汎用DRAM(Dynamic Random Access
Memory)等の、外部に設けられた外部メモリ107がバ
ス106を介してメモリインタフェース103に接続さ
れる。
【0004】MPEG2処理部102には符号化器や復
号化器、動き予測器が含まれ、その符号化器にはデータ
圧縮前の原画像がビデオ入力108として入力される。
また、符号化器において符号化された画像データは、ビ
ットストリーム出力109として出力される。なお、画
像データが正しく符号化されているかどうかをモニタで
きるように、復号化器は符号化された画像データを復号
化してビデオ出力110として出力する。
【0005】画像データ符号化装置200の各フレーム
ごとの符号化処理におけるデータ転送のフローチャート
を図21に示す。まず、原画像データがビデオ入力10
8としてMPEG2処理部102に入力されると、前処
理としてデータに空間フィルタ処理および時間フィルタ
処理がなされる。なお、ここでいう空間フィルタ処理と
は、同一フレーム内の画像信号にフィルタをかけて高調
波ノイズを除去する処理のことを指し、時間フィルタ処
理とは、時間的に前後するフレーム間での各画素を比較
することにより高調波ノイズを除去する処理のことを指
す。
【0006】なお、空間フィルタ処理済みの原画像デー
タは、バス101、メモリインタフェース103、およ
びバス106を介して外部メモリ107にフレーム単位
で蓄えられる。そして、時間フィルタ処理については、
MPEG2処理部102は、外部メモリ107から画像
データを読み出して、時間的に前後するフレーム間での
各画素を比較し、高調波ノイズを除去する。
【0007】そして、前処理済みの原画像データは、バ
ス101、メモリインタフェース103、およびバス1
06を介して外部メモリ107にフレーム単位で蓄えら
れる(ステップS1f)。
【0008】数フレーム分の画像データが蓄えられた
後、符号化対象画像である各フレームのデータは、後の
動き探索処理のために順序が並べ替え(リオーダリン
グ)された上で、MPEG2処理部102内の符号化器
に読み出される(ステップS2f)。
【0009】そして符号化器では、まずI(Intra)フ
レームの符号化処理が行われ、その符号化情報がビット
ストリーム出力109として出力される(ステップS7
f)。この符号化処理には、離散コサイン変換処理、量
子化処理、可変長符号化処理等が含まれる。なお、Iフ
レームの場合はフレーム内符号化が行われるので、動き
探索処理は行われない。
【0010】そして、MPEG2処理部102内の復号
化器では、符号化データのモニタ用にビデオ出力110
が生成される(ステップS8f)。また、復号化された
画像データは、一連の符号化処理により再構成された画
像(再構成画像)であり、前後フレームの予測用の参照
画像として使用されるために、バス101、メモリイン
タフェース103およびバス106を介して外部メモリ
107にも蓄えられる。
【0011】次に、P(Predictive)フレームの符号化
処理について述べる。まず、リオーダリングされた画像
データが符号化器に読み出される(ステップS2f)。
Pフレームの場合は、IまたはPフレームの再構成画像
に基づいて、動き探索処理(それに伴う逆量子化処理、
逆離散コサイン変換処理も含む)が動き予測器において
行われる。そして、符号化器は、動き探索処理により得
られた動きベクトルに基づいて新たな画像(予測画像)
を構成して、その後、符号化を行う。
【0012】図21では動き探索の処理例として、整数
画素精度で探索を行って動きの大まかな見当をつけたあ
とに、ハーフペル(半画素)精度で探索を行って高精度
に動きベクトルを決定する場合を示している(ステップ
S3f,S4f)。いずれの動き探索処理についても、
動き探索の参照画像はIまたはPフレームであるので、
例えば最初のPフレームの生成については、先ほど再構
成したIフレームの再構成画像を外部メモリ107から
読み出す。
【0013】このときメモリインタフェース103は、
この再構成画像の画像データを外部メモリ107から参
照画像(サーチウィンドウデータ)として読み出し、そ
の画像データをMPEG2処理部102に送る。なお、
ステップS2fにおいて読み出された外部メモリ107
からのPフレームの原画像は、動き予測器において、予
測画像の生成の典拠となるテンプレート画像として用い
られる。
【0014】そして、MPEG2処理部102は、テン
プレート画像およびサーチウィンドウデータを用いて動
き探索処理を行い、動きベクトルを得る。
【0015】続いて、MPEG2処理部102は、得ら
れた動きベクトルに基づいて予測画像を生成する(ステ
ップS5f)。このときIまたはPフレームに基づいて
生成を行うので、例えば最初のPフレームの生成の場
合、再びIフレームの再構成画像を外部メモリ107か
ら読み出す。
【0016】そして、生成された予測画像は再構成画像
として外部メモリ107に書き込まれ(ステップS6
f)、その後、符号化器において符号化処理が行われ
る。すなわち、符号化器は外部メモリ107から再構成
画像を読み出して(ステップS2f)、符号化を行い、
その符号化情報をビットストリーム出力109として出
力する(ステップS7f)。
【0017】そして、Iフレームの場合と同様、復号化
器において符号化データのモニタ用にビデオ出力110
が生成される(ステップS8f)。また、外部メモリ1
07内の再構成画像も、次フレームの予測用の参照画像
として使用される。
【0018】なお、次回以降のPフレームの生成におい
てはIフレームの再構成画像に代わってPフレームの再
構成画像のデータが読み出される。
【0019】次に、B(Bidirectionally predictive)
フレームの符号化処理について述べる。Bフレームも、
Pフレームの場合と同様、動き探索処理が行われ、動き
探索処理により得られた動きベクトルに基づいて新たな
画像を構成して、その後、符号化が行われる。よって、
図21のフローチャートにおけるフローの流れは、Pフ
レームの場合と同様である。
【0020】ただし、Bフレームの場合は過去の画像デ
ータだけでなく未来の画像データにも基づいて動き探索
処理を行うため、ステップS3f,S4fにおける動き
探索処理がPフレームの場合に比べて増加する(過去の
画像データが存在しない符号化処理初期のBフレームに
ついては未来の画像データのみに基づいて動き探索処理
が行われる)。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、MPE
G2規格に基づく画像データの符号化処理においては、
画像データの圧縮のための演算量が膨大であり、信号処
理デバイス(図20における画像データ符号化装置20
0)とメモリデバイス(図20における外部メモリ10
7)との間のデータ転送量も膨大である。
【0022】これらの膨大なデータを処理するに当たっ
て、画像データ符号化装置をどう構成するかが問題とな
る。言い換えれば、演算処理能力不足やデータ転送能力
不足による性能劣化(表示画質の劣化)をどのように解
消するかが、符号化装置のシステム構築における課題と
なっていた。
【0023】図20に示した画像データ符号化装置の構
成の場合、汎用DRAM等のメモリデバイスを採用して
いるために、メモリインタフェース103−外部メモリ
107間での入出力ピンの動作速度およびバス幅がデー
タ転送の処理能力を制限していた。
【0024】例えば、現行放送と同程度の画質のデジタ
ルテレビ規格であるSDTV(Standard Definition T
V)の解像度で画像データのMPEG2符号化処理を行
うには、32メガビット以上の容量のメモリが必要とな
る。さらに、より高画質なHDTV(High Definition
TV)の解像度で画像データのMPEG2符号化処理を行
うには、256メガビット以上の容量のメモリが必要と
なる。
【0025】このような大容量のメモリ内に収められた
画像データを効率よく迅速に転送するには、入出力ピン
における動作の高速化およびバス幅の増加が望まれる。
しかし、汎用DRAM等のメモリデバイスを用いる場合
には、そのような希望は即座には実現されない。
【0026】そこで、この発明の課題は、画像データを
効率よく迅速に転送することが可能な画像データ符号化
装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、内部メモリと、外部メモリに接続可能であり、前記
内部メモリに接続され、前記外部メモリおよび内部メモ
リに対してデータの読み書きの制御を行うメモリインタ
フェースと、連続する複数枚の画像データが入力され、
前記画像データに動き探索処理を行って予測画像を生成
し、前記予測画像を用いて前記画像データの符号化処理
を行う画像データ符号化処理部とを備え、前記動き探索
処理の参照画像に用いられる前記画像データは、前記メ
モリインタフェースを介して前記内部メモリに書き込ま
れる画像データ符号化装置である。
【0028】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像データ符号化装置であって、前記動き探索処理の
参照画像に用いられる前記画像データは、前記メモリイ
ンタフェースを介して前記外部メモリにも書き込まれる
画像データ符号化装置である。
【0029】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の画像データ符号化装置であって、前記
動き探索処理の参照画像に用いられる前記画像データ
は、以前に生成された予測画像たる再構成画像の画像デ
ータであって、前記再構成画像の輝度信号の画像データ
を含む画像データ符号化装置である。
【0030】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の画像データ符号化装置であって、前記動き探索処理の
参照画像に用いられる前記画像データはさらに、前記再
構成画像の色差信号の画像データをも含む画像データ符
号化装置である。
【0031】請求項5に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の画像データ符号化装置であって、前記
動き探索処理の参照画像に用いられる前記画像データ
は、以前に生成された予測画像たる再構成画像の画像デ
ータであって、サブサンプルされた前記再構成画像の画
像データを含む画像データ符号化装置である。
【0032】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の画像データ符号化装置であって、前記外部メモリには
フルサンプルされた画像データが書き込まれ、前記動き
探索処理は、整数画素精度での動き探索処理およびハー
フペル精度での動き探索処理を含み、前記整数画素精度
での動き探索処理の際には、前記サブサンプルされた画
像データが参照画像として用いられ、前記ハーフペル精
度での動き探索処理の際には、前記フルサンプルされた
画像データが参照画像として用いられる画像データ符号
化装置である。
【0033】請求項7に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の画像データ符号化装置であって、前記
動き探索処理の参照画像に用いられる前記画像データ
は、入力された前記画像データの原画像であって、前記
原画像の輝度信号の画像データを含む画像データ符号化
装置である。
【0034】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の画像データ符号化装置であって、前記動き探索処理の
参照画像に用いられる前記画像データはさらに、前記原
画像の色差信号の画像データをも含む画像データ符号化
装置である。
【0035】請求項9に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の画像データ符号化装置であって、前記
動き探索処理の参照画像に用いられる前記画像データ
は、入力された前記画像データの原画像であって、サブ
サンプルされた前記原画像の画像データを含む画像デー
タ符号化装置である。
【0036】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の画像データ符号化装置であって、前記外部メモリに
はフルサンプルされた画像データが書き込まれ、前記動
き探索処理は、整数画素精度での動き探索処理およびハ
ーフペル精度での動き探索処理を含み、前記整数画素精
度での動き探索処理の際には、前記サブサンプルされた
画像データが参照画像として用いられ、前記ハーフペル
精度での動き探索処理の際には、前記フルサンプルされ
た画像データが参照画像として用いられる画像データ符
号化装置である。
【0037】請求項11に記載の発明は、請求項1に記
載の画像データ符号化装置であって、入力される前記複
数枚の画像データは原画像として、前記メモリインタフ
ェースを介して前記内部メモリに書き込まれる画像デー
タ符号化装置である。
【0038】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>本実施の形態
は、メモリデバイスと信号処理デバイス(ロジックデバ
イス)とを混載したロジック−メモリ混載チップを、画
像データ符号化装置に導入することにより、外部メモリ
を採用することによるデータ転送処理能力の制限の少な
い、画像データを効率よく迅速に転送することが可能な
画像データ符号化装置を実現するものである。
【0039】ロジック−メモリ混載チップの場合、広い
バス幅でロジック部とメモリ部とを接続することがで
き、データ転送の処理能力を向上させることができる。
ただし、ロジック−メモリ混載チップでは、メモリ部の
容量が汎用DRAMに比べ少なく、その容量を上げよう
とするとチップサイズの増加を招き、コストアップにつ
ながってしまう。
【0040】そこで本発明では、符号化処理および動き
探索処理に必要なメモリを、外部に接続する外部メモリ
と、ロジック−メモリ混載チップ上の内部メモリとに分
割して、必要に応じて外部メモリと内部メモリとを使い
分ける分割メモリ手法を採用する。
【0041】すなわち、データ転送がボトルネックとな
る処理の場合は高速データ転送が可能な内部メモリとの
間で画像データをやり取りし、高速データ転送が特に必
要ない処理の場合は外部メモリとの間で画像データをや
り取りするようにする。
【0042】本実施の形態に係る画像データ符号化装置
100の構成を図1に示す。図1に示す通り、画像デー
タ符号化装置100は、入力された画像データを圧縮し
て符号化するMPEG2処理部102と、データの転送
制御を行うメモリインタフェース103と、内臓DRA
M等の内部メモリ104とを備える。MPEG2処理部
102とメモリインタフェース103とはバス101で
接続される。また、内部メモリ104がバス105を介
してメモリインタフェース103に接続される。そし
て、汎用DRAM等の、外部に設けられた外部メモリ1
07がバス106を介してメモリインタフェース103
に接続される。
【0043】なお、内部メモリ104に接続されるバス
105のバス幅は、例えば128ビット、256ビッ
ト、512ビット、1024ビット等が想定される。ま
た、外部メモリ107に接続されるバス106のバス幅
は、外部メモリのI/Oピン数の制限から実質的に、例
えば16ビット、32ビット、64ビット等が想定され
る。
【0044】また、図2は、MPEG2処理部102お
よびメモリインタフェース103の構成をさらに詳しく
示した図である。MPEG2処理部102には、動き予
測器102aや符号化器および復号化器102bが含ま
れ、その符号化器にはデータ圧縮前の原画像がビデオ入
力108として入力される。この原画像は、ディジタル
化されたビデオ信号であって、例えばITU−R−65
6形式に則ったビデオ信号である。
【0045】また、符号化器において符号化された画像
データは、ビットストリーム出力109として出力され
る。なお、画像データが正しく符号化されているかどう
かをモニタできるように、復号化器は符号化された画像
データを復号化してビデオ出力110として出力する。
【0046】また、メモリインタフェース103には、
内部メモリ104とのデータのやり取りを制御するため
の内部メモリ制御回路103a、および外部メモリ10
7とのデータのやり取りを制御するための外部メモリ制
御回路103bを含んでいる。そして、内部メモリ制御
回路103aは、バス101a〜101cを介してMP
EG2処理部102内の動き予測器102aや符号化器
および復号化器102bに接続されている。また、外部
メモリ制御回路103bも、バス101d〜101fを
介してMPEG2処理部102内の動き予測器102a
や符号化器および復号化器102bに接続されている。
【0047】画像データ符号化装置100の各フレーム
ごとの符号化処理におけるデータ転送のフローチャート
を図3に示す。まず、原画像データがビデオ入力108
としてMPEG2処理部102に入力されると、前処理
としてデータに空間フィルタ処理および時間フィルタ処
理が符号化器においてなされる。
【0048】なお、空間フィルタ処理済みの原画像デー
タは、バス101、メモリインタフェース103、およ
びバス106を介して外部メモリ107にフレーム単位
で蓄えられる。そして、時間フィルタ処理については、
MPEG2処理部102は、外部メモリ107から画像
データを読み出して、時間的に前後するフレーム間での
各画素を比較し、高調波ノイズを除去する。
【0049】そして、前処理済みの原画像データは、バ
ス101、メモリインタフェース103、およびバス1
06を介して外部メモリ107にフレーム単位で蓄えら
れる(ステップS1a)。
【0050】数フレーム分の画像データが蓄えられた
後、符号化対象画像である各フレームのデータは、後の
動き探索処理のためにリオーダリングされた上で、MP
EG2処理部102内の符号化器に読み出される(ステ
ップS2a)。
【0051】そして符号化器では、まずIフレームの符
号化処理が行われ、その符号化情報がビットストリーム
出力109として出力される(ステップS7a)。この
符号化処理には、離散コサイン変換処理、量子化処理、
可変長符号化処理等が含まれる。なお、Iフレームの場
合はフレーム内符号化が行われるので、動き探索処理は
行われない。
【0052】そして、MPEG2処理部102内の復号
化器では、符号化データのモニタ用にビデオ出力110
が生成される(ステップS8a)。また、復号化された
画像データは再構成画像として外部メモリ107に蓄え
られ、前後フレームの予測用に使用される。
【0053】さて、本実施の形態においては、動き探索
処理の参照画像に内部メモリに書き込まれた再構成画像
を用いる。そして、その再構成画像として、Iフレーム
の画像データのうち輝度(Y)信号の画像データを内部
メモリ104に書き込む。ここで、輝度信号の画像デー
タを書き込むのは、輝度信号は色差(Cb,Cr)信号
に比べて人間の目に知覚しやすい信号であり、輝度信号
を用いて動き探索処理を行えば、動き探索処理が精度よ
く行えるからである。
【0054】また、内部メモリ104に画像データを書
き込むのは、MPEG2の符号化処理のうち動き探索処
理においては特にデータ転送量が多いので、内部メモリ
との間で画像データをやり取りさせることで高速データ
転送を可能ならしめるためである。
【0055】なお、符号化処理においては、Iフレーム
の再構成画像のうち輝度信号の画像データのみならず色
差信号の画像データも必要となるため、外部メモリ10
7にも両信号の画像データが記憶される。
【0056】輝度(Y)信号および色差(Cb,Cr)
信号の画像データのメモリマップ例を、図4および図5
に示す。なお、図4は内部メモリ104のメモリマップ
例であり、図5は外部メモリ107のメモリマップ例で
ある。
【0057】図4に示すように、記憶領域AR1aに
は、あるフレームの再構成画像のうち輝度信号の画像デ
ータ#1(Y)のみが記憶され、色差信号の画像データ
については「空き」(Reserved)となっている。同様
に、記憶領域AR2aには、別のフレームの再構成画像
のうち輝度信号の画像データ#2(Y)のみが記憶さ
れ、色差信号の画像データについては「空き」となって
いる。
【0058】一方、図5に示すように、記憶領域AR1
bには、あるフレームの再構成画像の輝度信号の画像デ
ータ#1(Y)と色差信号の画像データ#1(Cb,C
r)とが記憶されている。同様に、記憶領域AR2bに
は、別のフレームの再構成画像の輝度信号の画像データ
#2(Y)と色差信号の画像データ#2(Cb,Cr)
とが記憶されている。
【0059】なお、内部メモリ104の記憶領域AR1
a,AR2a以外の領域は「空き」となっており、外部
メモリ107の記憶領域AR3b〜AR6bには、入力
された原画像のデータ#1(Y),#1(Cb,Cr)
〜#4(Y),#4(Cb,Cr)がそれぞれ記憶され
ている。また、記憶領域AR1b〜AR6b以外の領域
は、「空き」となっている。
【0060】次に、Pフレームの符号化処理について述
べる。まず、リオーダリングされた画像データが符号化
器に読み出される(ステップS2a)。Pフレームの場
合は、IまたはPフレームの再構成画像に基づいて、動
き探索処理(それに伴う逆量子化処理、逆離散コサイン
変換処理も含む)が動き予測器102aにおいて行われ
る。そして、符号化器は、動き探索処理により得られた
動きベクトルに基づいて新たな画像を構成して、その
後、符号化を行う。
【0061】図3でも動き探索の処理例として、整数画
素精度で探索を行って動きの大まかな見当をつけたあと
に、ハーフペル精度で探索を行って高精度に動きベクト
ルを決定する場合を示している(ステップS3a,S4
a)。いずれの動き探索処理についても、動き探索処理
に用いられる参照画像はIまたはPフレームであるの
で、例えば最初のPフレームの生成については、先ほど
再構成したIフレームの再構成画像の輝度信号の画像デ
ータを内部メモリ104から読み出す。
【0062】このときメモリインタフェース103は、
この輝度信号の画像データを内部メモリ104から、動
き探索処理に用いられる参照画像(サーチウィンドウデ
ータ)として読み出し、その画像データを動き予測器1
02aに送る。なお、ステップS2aにおいて読み出さ
れた外部メモリ107からのPフレームの原画像は、動
き予測器102aにおいてテンプレート画像として用い
られる。
【0063】なお、メモリインタフェース103中の、
内部メモリ制御回路103aと外部メモリ制御回路10
3bとを適切に制御することで、ステップS2a〜S4
aにおける両メモリからのデータ転送をほぼ同時に行う
ことができる。ここで、内部メモリ104−メモリイン
タフェース103間のバス幅を広く設定しておけば、サ
ーチウィンドウデータを許容サイクル内に転送すること
ができる。よって、データ転送量の多い動き探索処理で
の画像データの転送が効率よく迅速に行える。
【0064】そして、動き予測器102aは、テンプレ
ート画像およびサーチウィンドウデータを用いて動き探
索処理を行い、動きベクトルを得る。
【0065】続いて、動き予測器102aは、得られた
動きベクトルに基づいて予測画像を生成する(ステップ
S5a)。このときIまたはPフレームに基づいて生成
を行うので、例えば最初のPフレームの生成の場合、再
びIフレームの再構成画像をメモリから読み出す。
【0066】この読み出しにおいては、内部メモリ10
4にすでに輝度信号の画像データが記憶されていること
から、輝度信号については内部メモリ104からその画
像データを読み出し、色差信号については外部メモリ1
07からその画像データを読み出すようにすればよい。
【0067】なお、このように、動き探索処理の参照画
像に用いられた輝度信号の画像データが外部メモリ10
7にも書き込まれているので、予測画像の生成や符号化
処理に際して内部メモリ104の画像データを用いるだ
けでは不十分な場合に、外部メモリ107に書き込まれ
た画像データを援用することができる。
【0068】そして、生成された予測画像は再構成画像
として内部メモリ104および外部メモリ107に書き
込まれ(ステップS6a)、その後、符号化器において
符号化処理が行われる。すなわち、内部メモリ104お
よび外部メモリ107に書き込まれた再構成画像は、次
回の動き探索処理に用いられる。また、符号化器は外部
メモリ107から再構成画像を読み出して(ステップS
2a)、符号化を行い、その符号化情報をビットストリ
ーム出力109として出力する(ステップS7a)。
【0069】そして、Iフレームの場合と同様、復号化
器において符号化データのモニタ用にビデオ出力110
が生成される(ステップS8a)。
【0070】なお、最初のPフレーム生成以降のPフレ
ームの生成においてはIフレームの再構成画像に代わっ
てPフレームの再構成画像のデータが読み出される。
【0071】次に、Bフレームの符号化処理について述
べる。Bフレームも、Pフレームの場合と同様、動き探
索処理が行われ、動き探索処理により得られた動きベク
トルに基づいて新たな画像を構成して、その後、符号化
が行われる。よって、図3のフローチャートにおけるフ
ローの流れは、Pフレームの場合と同様である。
【0072】ただし、Bフレームの場合は過去の画像デ
ータだけでなく未来の画像データにも基づいて動き探索
処理を行うため、ステップS3a,S4aにおける動き
探索処理量がPフレームの場合に比べて増加する(ただ
し、過去の画像データが存在しない符号化処理初期のB
フレームについては、未来の画像データのみに基づいて
動き探索処理が行われる)。
【0073】ここで、I,P,Bの各フレームの符号化
の順序と、予測に用いられる画像データのメモリへの記
憶とについて、図6のタイミングチャートを用いて説明
する。図6においては、I,P,Bはフレーム種類を、
その後の数字はフレームの順番を、それぞれ示してい
る。
【0074】符号化順序のチャートに示すように、各フ
レームはリオーダリングされて、符号化はまずIフレー
ムから行われる。ここでは3番目のフレームであるフレ
ームI3が最初に符号化される。そして、フレームI3
の再構成画像のデータがメモリ内の記憶データ#1とし
て記憶される(なお#1は、図4および図5中の#1に
対応している)。
【0075】次に、フレームI3の再構成画像のデータ
を用いて、1番目のフレームであるフレームB1が符号
化される。このときは過去の情報となるフレームが得ら
れていないので、フレームI3という未来のフレーム情
報のみを用いてフレームB1の符号化処理が行われる。
【0076】続いて同様に、フレームI3の再構成画像
のデータを用いて、2番目のフレームであるフレームB
2が符号化される。
【0077】次に、フレームI3の再構成画像のデータ
を用いて、6番目のフレームであるフレームP6が符号
化される。そして、フレームP6の再構成画像のデータ
がメモリ内の記憶データ#2として記憶される(なお#
2は、図4および図5中の#2に対応している)。
【0078】次に、フレームI3およびP6の再構成画
像のデータを用いて、4番目のフレームであるフレーム
B4が符号化される。このときは、フレームI3という
過去のフレーム情報とフレームP6という未来のフレー
ム情報とを用いてフレームB4の符号化処理が行われ
る。
【0079】続いて同様に、フレームI3およびP6の
再構成画像のデータを用いて、5番目のフレームである
フレームB5が符号化される。
【0080】次に、フレームP6の再構成画像のデータ
を用いて、9番目のフレームであるフレームP9が符号
化される。そして、フレームP9の再構成画像のデータ
がメモリ内の記憶データ#1として記憶される。
【0081】次に、フレームP6およびP9の再構成画
像のデータを用いて、7番目のフレームであるフレーム
B7が符号化される。このときは、フレームP6という
過去のフレーム情報とフレームP9という未来のフレー
ム情報とを用いてフレームB7の符号化処理が行われ
る。
【0082】続いて同様に、フレームP6およびP9の
再構成画像のデータを用いて、8番目のフレームである
フレームB8が符号化される。
【0083】このような動作が以降、同様に繰り返され
て符号化処理が行われる。
【0084】本実施の形態に係る画像データ符号化装置
によれば、動き探索処理が行われる画像データ(本実施
の形態では輝度信号の再構成画像)が内部メモリ104
に書き込まれるので、内部メモリ104−メモリインタ
フェース103間のバス幅を広く設定しておくことで、
外部メモリ107を採用することによるデータ転送処理
能力の制限が少なく、かつ、内部メモリ104の容量を
抑えてコスト上昇の抑制が可能な画像データ符号化装置
が得られる。よって、データ転送量の多い動き探索処理
での画像データの転送が効率よく迅速に行える画像デー
タ符号化装置を得ることができる。
【0085】なお、動き探索処理におけるデータ転送の
量がその他の処理におけるデータ転送の量に比べて多い
ことの一例を、数値例を挙げて表1に示しておく。な
お、表1に関して、次の参照文献が存在する(A Single
-Chip MPEG-2 422P@ML Video,Audio,and System Encode
r with a 162MHz Media-Processor Core snd Dual Moti
on Estimation Cores(162MHz メディアプロセ
ッサコアと2種の動き予測コアを内蔵した単一チップM
PEG−2 422P@ML ビデオ,オーディオ,及
びシステムエンコーダ)IEICE Trans.Electron.,vol.E8
4-C.No.1,pp.108-122,Jan.2001.)。
【0086】
【表1】
【0087】表1において、「cycle」はデータ転送に
必要なクロックサイクル数を表し、「MB」はマクロブ
ロックを表している。なお、このデータはMP@ML
(Main Profile at Main Level)の場合において想定さ
れる数値例である。もちろん、この数値は動き予測の範
囲の設定により増減する。
【0088】表1から分かるように、動き探索処理(整
数精度探索およびハーフペル探索)におけるデータ転送
量は、他の処理におけるデータ転送量に比べ多い。な
お、ハーフペル探索の動き探索処理は、予測画像の生成
処理のデータ転送時に行えることから、ここでは予測画
像の生成処理のデータ転送に含めることとしている。
【0089】MPEG2規格においては、1秒間のフレ
ーム数は30である。よって、MP@MLの場合、画素
数は720×480あることから、16×16のマクロ
ブロックでは45MB×30MB×30フレーム=40
500MBが1秒間に処理される。
【0090】ここで、総データ転送量は、1074cycl
e/MB(外部メモリの総データ転送量)+1040cyc
le/MB(内部メモリの総データ転送量)=2114cy
cle/MBと40500MBとを乗じた値の85.6メ
ガcycleとなる。
【0091】符号化処理における画像データを全て外部
メモリにマッピングした場合、全てのデータ転送を単一
のポートで行う必要があり、ボトルネックとなる。すな
わち、少なくともデータ転送サイクルとして85.6メ
ガcycle必要であるため、転送制御におけるオーバーヘ
ッドも考慮すると、約100メガヘルツ動作の高速の外
部メモリが必要となる。
【0092】本実施の形態のように、内部メモリと外部
メモリとに分割すれば、外部メモリについては1074
cycle/MB×40500MB=43.5メガcycle、内
部メモリについては1040cycle/MB×40500
MB=42.1メガcycleとなる。よって、この場合
は、中速または低速の外部メモリを外部メモリとして使
用することが可能となる。また、内部メモリ−メモリイ
ンタフェース間のバス幅は容易に増加させることができ
るため、内部メモリを用いて行う動き探索処理および予
測画像の生成処理においては外部メモリのデータ転送ネ
ックとならない。よって、動き探索処理の範囲をより拡
大するなど、高精度の動き探索処理が可能となる。
【0093】<実施の形態2>本実施の形態は、実施の
形態1に係る画像データ符号化装置の変形例であり、動
き探索処理の参照画像に用いられる画像データにさらに
色差信号の画像データをも含ませたものである。
【0094】本実施の形態では図7に示すように、内部
メモリ104の「空き」となっていた領域に、再構成画
像の色差(Cb,Cr)信号の画像データをも記憶させ
る。具体的には、I,Pフレームの再構成画像を生成す
る際に、再構成画像の輝度および色差の両信号の画像デ
ータを内部メモリ104に記憶させ、次のフレームの動
き探索処理に利用するのである。
【0095】このように、動き探索処理の参照画像に用
いられる画像データに、色差信号の画像データも含まれ
ておれば、動き探索処理がさらに精度よく行える。
【0096】その他の構成およびデータ転送については
実施の形態1に係る画像データ符号化装置と同様のた
め、説明を省略する。
【0097】<実施の形態3>本実施の形態は、実施の
形態1に係る画像データ符号化装置の変形例であり、整
数画素精度での動き探索処理に用いられる画像データと
してサブサンプルされた画像データを用い、ハーフペル
精度での動き探索処理に用いられる画像データとしてフ
ルサンプルされた画像データを用いるものである。
【0098】ここでいうサブサンプルとは、一つおきに
サンプリングするなどして画素の間引きを行う手法のこ
とである。この手法を用いれば、画像データの精度は荒
くなるものの、画像データの容量を削減でき、さらにデ
ータの演算時間を短くすることができる。
【0099】本実施の形態に係る画像データ符号化装置
の各フレームごとの符号化処理におけるデータ転送のフ
ローチャートを図8に示す。図8の各ステップS1b〜
S8bは、図3に示したフローチャートの各ステップS
1a〜S8aとほぼ同様であるが、ステップS4bのハ
ーフペル精度での動き探索処理に読み出される画像デー
タの場所が、内部メモリではなく外部メモリになってい
る点が異なっている。
【0100】本実施の形態においては、I,Pフレーム
の再構成画像を生成する際に、サブサンプル処理を行っ
て画素を間引きした状態で内部メモリ104に記憶させ
る。ここで、サブサンプル率を例えば1/2,1/4,
1/8とすれば、再構成画像の格納に必要な内部メモリ
104の容量もそれぞれ1/2,1/4,1/8で済
む。
【0101】なお図9に、本実施の形態における内部メ
モリ104内の再構成画像のメモリマップ例を示す。図
9に示されているように、サブサンプルされた再構成画
像の輝度(Y)信号の画像データが内部メモリ104に
記憶されている。
【0102】そして、ステップS3bにおいて整数画素
精度での動き探索処理を行う際にその画像データを参照
画像として利用する。一方、ステップS4bにおいて、
ハーフペル精度での動き探索処理の際には、フルサンプ
ルされた画像データを外部メモリ107から読み出して
参照画像として用いる。
【0103】本実施の形態においては、上述のように整
数画素精度での動き探索処理にサブサンプルされた画像
データを参照画像として用いるので、フルサンプルされ
た画像データに動き探索処理を行う場合に比べ、内部メ
モリの容量が少なくて済み、また、計算に要する処理時
間を短くすることができる。
【0104】また、ハーフペル精度での動き探索処理の
際には、フルサンプルされた画像データを参照画像とし
て用いるので、整数画素精度での動き探索処理において
は短い処理時間で動きベクトルの見当をつけ、ハーフペ
ル精度での動き探索処理においては精度よく動きベクト
ルを得ることができる。
【0105】その他の構成は実施の形態1に係る画像デ
ータ符号化装置と同様のため、説明を省略する。
【0106】<実施の形態4>本実施の形態は、実施の
形態2および3を組み合わせたものである。すなわち、
動き探索処理が行われる画像データに色差信号の画像デ
ータをも含ませ、さらに、この色差信号の画像データに
ついてもサブサンプルされたデータを用いるのである。
【0107】すなわち、本実施の形態では図10に示す
ように、内部メモリ104の「空き」となっていた領域
に、再構成画像の色差(Cb,Cr)信号の画像データ
をサブサンプルされた状態で記憶させる。具体的には、
I,Pフレームの再構成画像を生成する際に、再構成画
像の輝度および色差の両信号の画像データをサブサンプ
ルした上で内部メモリ104に記憶させ、次のフレーム
の動き探索処理の参照画像に利用するのである。
【0108】このように、動き探索処理が行われる画像
データに、色差信号の画像データも含まれておれば、動
き探索処理がさらに精度よく行える。そして、そのデー
タがサブサンプルされておれば、フルサンプルされた画
像データに動き探索処理を行う場合に比べ、内部メモリ
の容量が少なくて済み、また、計算に要する処理時間を
短くすることができる。
【0109】また、実施の形態3と同様、ハーフペル精
度での動き探索処理の際にフルサンプルされた画像デー
タを用いるようにすれば、整数画素精度での動き探索処
理においては短い処理時間で動きベクトルの見当をつ
け、ハーフペル精度での動き探索処理においては精度よ
く動きベクトルを得ることができる。
【0110】<実施の形態5>本実施の形態は、実施の
形態1に係る画像データ符号化装置の変形例であり、動
き探索処理時の参照画像として、再構成画像ではなく、
入力された原画像の画像データを用いるものである。
【0111】本実施の形態におけるデータ転送のフロー
チャートを図11に示す。まず、原画像データがビデオ
入力108としてMPEG2処理部102に入力される
と、前処理としてデータに空間フィルタ処理および時間
フィルタ処理が符号化器においてなされる。
【0112】そして、前処理済みの原画像データは、外
部メモリ107にフレーム単位で蓄えられるとともに、
内部メモリ104にもフレーム単位で蓄えられる(ステ
ップS1c)。ここでは例えば、1枚のフレームが外部
メモリ107および内部メモリ104に交互に記憶され
るようにしておけばよい。なお、内部メモリ104に蓄
えられるのは、原画像のうち輝度信号の画像データであ
る。
【0113】そして、数フレーム分の画像データが外部
メモリ107に蓄えられた後、符号化対象画像である各
フレームのデータは、後の動き探索処理のためにリオー
ダリングされた上で、MPEG2処理部102内の符号
化器に読み出される(ステップS2c)。
【0114】そして符号化器では、まずIフレームの符
号化処理が行われ、その符号化情報がビットストリーム
出力109として出力される(ステップS7c)。な
お、Iフレームの場合はフレーム内符号化が行われるの
で、動き探索処理は行われない。
【0115】そして、MPEG2処理部102内の復号
化器では、符号化データのモニタ用にビデオ出力110
が生成される(ステップS8c)。また、復号化された
画像データは再構成画像として外部メモリ107に蓄え
られ、前後フレームの予測用に使用される。
【0116】さて、本実施の形態においては、動き探索
処理の参照画像に原画像の輝度信号の画像データが用い
られる。
【0117】なお、符号化処理においては、Iフレーム
の再構成画像の輝度信号の画像データおよび色差信号の
画像データも必要となるため、外部メモリ107には両
信号の画像データが記憶される。
【0118】内部メモリ104の輝度(Y)信号の画像
データのメモリマップ例を、図12に示す。
【0119】図12に示すように、記憶領域AR1aに
は原画像のうち輝度信号の画像データ#1(Y)のみが
記憶され、色差信号の画像データについては「空き」
(Reserved)となっている。同様に、記憶領域AR2a
には原画像のうち輝度信号の画像データ#2(Y)のみ
が記憶され、色差信号の画像データについては「空き」
(Reserved)となっている。
【0120】なお、内部メモリ104の記憶領域AR1
a,AR1b以外の領域は「空き」となっている。
【0121】PフレームおよびBフレームの符号化処理
については、動き探索処理において参照画像として再構
成画像の代わりに原画像の画像データが用いられ、テン
プレート画像として原画像または再構成画像のいずれか
が用いられること以外、実施の形態1にかかる画像デー
タ符号化装置と同様である。
【0122】その他の構成およびデータ転送については
実施の形態1に係る画像データ符号化装置と同様のた
め、説明を省略する。
【0123】このように,再構成画像の代わりに原画像
の画像データを用いて動き探索処理を行なってもよい。
【0124】<実施の形態6>本実施の形態は、実施の
形態5に係る画像データ符号化装置の変形例であり、動
き探索処理の参照画像に用いられる画像データにさらに
原画像の色差信号の画像データをも含ませたものであ
る。
【0125】本実施の形態では図13に示すように、内
部メモリ104の「空き」となっていた領域に、原画像
の色差(Cb,Cr)信号の画像データをも記憶させ
る。具体的には、原画像の輝度および色差の両信号の画
像データを内部メモリ104に記憶させ、次のフレーム
の動き探索処理に参照画像として利用するのである。
【0126】このように、動き探索処理が行われる画像
データに、色差信号の画像データも含まれておれば、動
き探索処理がさらに精度よく行える。
【0127】その他の構成およびデータ転送については
実施の形態5に係る画像データ符号化装置と同様のた
め、説明を省略する。
【0128】<実施の形態7>本実施の形態は、実施の
形態5に係る画像データ符号化装置の変形例であり、整
数画素精度での動き探索処理の参照画像として用いられ
る原画像の画像データとしてサブサンプルされた画像デ
ータを用い、ハーフペル精度での動き探索処理の参照画
像として用いられる原画像の画像データとしてフルサン
プルされた画像データを用いるものである。
【0129】本実施の形態に係る画像データ符号化装置
の各フレームごとの符号化処理におけるデータ転送のフ
ローチャートを図14に示す。図14の各ステップS1
d〜S8dは、図11に示したフローチャートの各ステ
ップS1c〜S8cとほぼ同様であるが、ステップS4
dのハーフペル精度での動き探索処理に読み出される画
像データの場所が、内部メモリではなく外部メモリにな
っている点が異なっている。
【0130】本実施の形態においては、原画像の画像デ
ータが記憶される際に、原画像のサブサンプル処理を行
って画素を間引きした状態で内部メモリ104に記憶さ
せる。ここで、サブサンプル率を例えば1/2,1/
4,1/8とすれば、原画像の格納に必要な内部メモリ
104の容量もそれぞれ1/2,1/4,1/8で済
む。
【0131】なお図15に、本実施の形態における内部
メモリ104内の原画像のメモリマップ例を示す。図1
5に示されているように、サブサンプルされた原画像の
輝度(Y)信号の画像データが内部メモリ104に記憶
されている。
【0132】そして、ステップS3dにおいて整数画素
精度での動き探索処理を行う際にその画像データを参照
画像として利用する。一方、ステップS4dにおいて、
ハーフペル精度での動き探索処理の際には、フルサンプ
ルされた画像データを外部メモリ107から読み出して
用いる。
【0133】本実施の形態においては、上述のように整
数画素精度での動き探索処理にサブサンプルされた画像
データを参照画像として用いるので、フルサンプルされ
た画像データに動き探索処理を行う場合に比べ、内部メ
モリの容量が少なくて済み、また、計算に要する処理時
間を短くすることができる。
【0134】また、ハーフペル精度での動き探索処理の
際には、フルサンプルされた画像データを参照画像とし
て用いるので、整数画素精度での動き探索処理において
は短い処理時間で動きベクトルの見当をつけ、ハーフペ
ル精度での動き探索処理においては精度よく動きベクト
ルを得ることができる。
【0135】その他の構成は実施の形態5に係る画像デ
ータ符号化装置と同様のため、説明を省略する。
【0136】<実施の形態8>本実施の形態は、実施の
形態6および7を組み合わせたものである。すなわち、
動き探索処理の参照画像に用いられる原画像の画像デー
タに色差信号の画像データをも含ませ、さらに、この色
差信号の画像データについてもサブサンプルされたデー
タを用いるのである。
【0137】すなわち、本実施の形態では図16に示す
ように、内部メモリ104の「空き」となっていた領域
に、原画像の色差(Cb,Cr)信号の画像データをサ
ブサンプルされた状態で記憶させる。具体的には、原画
像を記憶する際に、原画像の輝度および色差の両信号の
画像データをサブサンプルした上で内部メモリ104に
記憶させ、次のフレームの動き探索処理に利用するので
ある。
【0138】このように、動き探索処理が行われる画像
データに、色差信号の画像データも含まれておれば、動
き探索処理がさらに精度よく行える。そして、そのデー
タがサブサンプルされておれば、フルサンプルされた画
像データに動き探索処理を行う場合に比べ、内部メモリ
の容量が少なくて済み、また、計算に要する処理時間を
短くすることができる。
【0139】また、実施の形態7と同様、ハーフペル精
度での動き探索処理の際にフルサンプルされた画像デー
タを用いるようにすれば、整数画素精度での動き探索処
理においては短い処理時間で動きベクトルの見当をつ
け、ハーフペル精度での動き探索処理においては精度よ
く動きベクトルを得ることができる。
【0140】<実施の形態9>本実施の形態は、実施の
形態6に係る画像データ符号化装置の変形例であり、動
き探索処理の参照画像に用いられる画像データに原画像
の色差信号の画像データをも含ませ、さらに、内部メモ
リの容量を実施の形態6の場合に比して大きくとって、
原画像の画像データをメモリインタフェースを介して内
部メモリに書き込ませるものである。
【0141】本実施の形態におけるデータ転送のフロー
チャートを図17に示す。まず、原画像データがビデオ
入力108としてMPEG2処理部102に入力される
と、前処理としてデータに空間フィルタ処理および時間
フィルタ処理が符号化器においてなされる。
【0142】そして、前処理済みの原画像データは、外
部メモリ107にではなく、内部メモリ104にフレー
ム単位で蓄えられる(ステップS1e)。ここでは、内
部メモリ104の容量を実施の形態6の場合に比べ大き
くとっておき、複数枚の原画像データが記憶できる程度
にしておく。なお、内部メモリ104に蓄えられるの
は、原画像のうち輝度信号および色差信号の画像データ
である。
【0143】そして、数フレーム分の画像データが内部
メモリ104に蓄えられた後、符号化対象画像である各
フレームのデータは、後の動き探索処理のためにリオー
ダリングされた上で、MPEG2処理部102内の符号
化器に読み出される(ステップS2e)。
【0144】そして符号化器では、まずIフレームの符
号化処理が行われ、その符号化情報がビットストリーム
出力109として出力される(ステップS7e)。な
お、Iフレームの場合はフレーム内符号化が行われるの
で、動き探索処理は行われない。
【0145】そして、MPEG2処理部102内の復号
化器では、符号化データのモニタ用にビデオ出力110
が生成される(ステップS8e)。また、復号化された
画像データは再構成画像として外部メモリ107に蓄え
られ、前後フレームの予測用に使用される。
【0146】さて、本実施の形態においては、動き探索
処理の参照画像に原画像の輝度信号および色差信号の画
像データが用いられる。
【0147】なお、符号化処理においては、Iフレーム
の再構成画像の輝度信号の画像データおよび色差信号の
画像データも必要となるため、外部メモリ107には両
信号の画像データが記憶される。
【0148】輝度(Y)信号および色差(Cb,Cr)
信号の画像データのメモリマップ例を、図18および図
19に示す。なお、図18は内部メモリ104のメモリ
マップ例であり、図19は外部メモリ107のメモリマ
ップ例である。
【0149】図18に示すように、記憶領域AR1aに
は原画像の輝度信号の画像データ#1(Y)、および色
差信号の画像データ#1(Cb,Cr)が記憶されてい
る。同様に、記憶領域AR2a〜AR4aにはそれぞ
れ、原画像の輝度信号の画像データ#2(Y)〜#4
(Y)、および色差信号の画像データ#2(Cb,C
r)〜#4(Cb,Cr)が記憶されている。
【0150】一方、図19に示すように、記憶領域AR
1bには、再構成画像の輝度信号の画像データ#1
(Y)と色差信号の画像データ#1(Cb,Cr)とが
記憶されている。同様に、記憶領域AR2bには、再構
成画像の輝度信号の画像データ#2(Y)と色差信号の
画像データ#2(Cb,Cr)とが記憶されている。
【0151】なお、内部メモリ104の記憶領域AR1
a〜AR4a以外の領域は「空き」となっており、外部
メモリ107の記憶領域AR1b,AR2b以外の領域
は「空き」となっている。
【0152】PフレームおよびBフレームの符号化処理
については、動き探索処理において参照画像として再構
成画像の代わりに原画像の画像データが用いられ、テン
プレート画像として原画像または再構成画像のいずれか
が用いられること以外、実施の形態6にかかる画像デー
タ符号化装置と同様である。
【0153】その他の構成およびデータ転送については
実施の形態6に係る画像データ符号化装置と同様のた
め、説明を省略する。
【0154】このように,再構成画像の代わりに原画像
の画像データを用いて動き探索処理を行なってもよい。
【0155】本実施の形態にかかる画像データ符号化装
置によれば、入力される複数枚の画像データは原画像と
して、メモリインタフェースを介して内部メモリに書き
込まれるので、入力される画像データを外部メモリに書
き込む場合と異なり、動作速度およびバス幅のスペック
がそれほど優れない外部メモリであっても採用すること
ができる。
【0156】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、動き探
索処理の参照画像に用いられる画像データがメモリイン
タフェースを介して内部メモリに書き込まれるので、内
部メモリ−メモリインタフェース間のバス幅を広く設定
しておくことで、外部メモリを採用することによるデー
タ転送処理能力の制限が少なく、かつ、内部メモリの容
量を抑えたコスト上昇の抑制が可能な画像データ符号化
装置が得られる。よって、データ転送量の多い動き探索
処理での画像データの転送が効率よく迅速に行える画像
データ符号化装置を得ることができる。
【0157】請求項2に記載の発明によれば、動き探索
処理の参照画像に用いられる画像データがメモリインタ
フェースを介して外部メモリにも書き込まれるので、予
測画像の生成や符号化処理に際して内部メモリに書き込
まれた画像データを用いるだけでは不十分な場合に、外
部メモリに書き込まれた画像データを援用することがで
きる。
【0158】請求項3に記載の発明によれば、動き探索
処理の参照画像に用いられる画像データは、人間の目に
知覚しやすい輝度信号の画像データを含むので、動き探
索処理が精度よく行える。
【0159】請求項4に記載の発明によれば、動き探索
処理の参照画像に用いられる画像データはさらに、色差
信号の画像データをも含むので、動き探索処理がさらに
精度よく行える。
【0160】請求項5に記載の発明によれば、動き探索
処理の参照画像に用いられる画像データは、サブサンプ
ルされた画像データを含むので、フルサンプルされた画
像データに動き探索処理を行う場合に比べ、内部メモリ
の容量が少なくて済み、また、計算に要する処理時間が
短くなる。
【0161】請求項6に記載の発明によれば、整数画素
精度での動き探索処理の際には、サブサンプルされた画
像データが参照画像として用いられ、ハーフペル精度で
の動き探索処理の際には、フルサンプルされた画像デー
タが参照画像として用いられるので、整数画素精度での
動き探索処理においては短い処理時間で動きベクトルの
見当をつけ、ハーフペル精度での動き探索処理において
は精度よく動きベクトルを得ることができる。
【0162】請求項7に記載の発明によれば、動き探索
処理の参照画像に用いられる画像データは、人間の目に
知覚しやすい輝度信号の画像データを含むので、動き探
索処理が精度よく行える。
【0163】請求項8に記載の発明によれば、動き探索
処理の参照画像に用いられる画像データはさらに、色差
信号の画像データをも含むので、動き探索処理がさらに
精度よく行える。
【0164】請求項9に記載の発明によれば、動き探索
処理の参照画像に用いられる画像データは、サブサンプ
ルされた画像データを含むので、フルサンプルされた画
像データに動き探索処理を行う場合に比べ、内部メモリ
の容量が少なくて済み、また、計算に要する処理時間が
短くなる。
【0165】請求項10に記載の発明によれば、整数画
素精度での動き探索処理の際には、サブサンプルされた
画像データが参照画像として用いられ、ハーフペル精度
での動き探索処理の際には、フルサンプルされた画像デ
ータが参照画像として用いられるので、整数画素精度で
の動き探索処理においては短い処理時間で動きベクトル
の見当をつけ、ハーフペル精度での動き探索処理におい
ては精度よく動きベクトルを得ることができる。
【0166】請求項11に記載の発明によれば、入力さ
れる複数枚の画像データは原画像として、メモリインタ
フェースを介して内部メモリに書き込まれるので、入力
される画像データを外部メモリに書き込む場合と異な
り、動作速度およびバス幅のスペックがそれほど優れな
い外部メモリであっても採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る画像データ符号化装置を
示す図である。
【図2】 実施の形態1に係る画像データ符号化装置中
のMPEG2処理部102およびメモリインタフェース
103の構成を詳しく示した図である。
【図3】 実施の形態1に係る画像データ符号化装置の
各フレームごとの符号化処理におけるデータ転送を示す
フローチャートである。
【図4】 実施の形態1に係る画像データ符号化装置の
内部メモリ104のメモリマップ例を示す図である。
【図5】 実施の形態1に係る画像データ符号化装置の
外部メモリ107のメモリマップ例を示す図である。
【図6】 実施の形態1に係る画像データ符号化装置に
おける、I,P,Bの各フレームの符号化の順序と、予
測に用いられる画像データのメモリへの記憶とについて
示すタイミングチャートである。
【図7】 実施の形態2に係る画像データ符号化装置の
内部メモリ104のメモリマップ例を示す図である。
【図8】 実施の形態3に係る画像データ符号化装置の
各フレームごとの符号化処理におけるデータ転送を示す
フローチャートである。
【図9】 実施の形態3に係る画像データ符号化装置の
内部メモリ104のメモリマップ例を示す図である。
【図10】 実施の形態4に係る画像データ符号化装置
の内部メモリ104のメモリマップ例を示す図である。
【図11】 実施の形態5に係る画像データ符号化装置
の各フレームごとの符号化処理におけるデータ転送を示
すフローチャートである。
【図12】 実施の形態5に係る画像データ符号化装置
の内部メモリ104のメモリマップ例を示す図である。
【図13】 実施の形態6に係る画像データ符号化装置
の内部メモリ104のメモリマップ例を示す図である。
【図14】 実施の形態7に係る画像データ符号化装置
の各フレームごとの符号化処理におけるデータ転送を示
すフローチャートである。
【図15】 実施の形態7に係る画像データ符号化装置
の内部メモリ104のメモリマップ例を示す図である。
【図16】 実施の形態8に係る画像データ符号化装置
の内部メモリ104のメモリマップ例を示す図である。
【図17】 実施の形態9に係る画像データ符号化装置
の各フレームごとの符号化処理におけるデータ転送を示
すフローチャートである。
【図18】 実施の形態9に係る画像データ符号化装置
の内部メモリ104のメモリマップ例を示す図である。
【図19】 実施の形態9に係る画像データ符号化装置
の外部メモリ107のメモリマップ例を示す図である。
【図20】 従来の画像データ符号化装置を示す図であ
る。
【図21】 従来の画像データ符号化装置の各フレーム
ごとの符号化処理におけるデータ転送を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
101,105,106 バス、102 MPEG2処
理部、103 メモリインタフェース、104 内部メ
モリ、107 外部メモリ、108 ビデオ入力、10
9 ビットストリーム出力、110 ビデオ出力。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花見 充雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA27 GB01 GB38 HA33 KA04 KA05 KA11 5C059 LB05 MA00 MA05 NN01 NN15 PP05 PP06 PP07 PP16 SS11 UA02 UA33 UA38 5J064 AA01 AA02 BA09 BA16 BC01 BC16 BD03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部メモリと、 外部メモリに接続可能であり、前記内部メモリに接続さ
    れ、前記外部メモリおよび内部メモリに対してデータの
    読み書きの制御を行うメモリインタフェースと、 連続する複数枚の画像データが入力され、前記画像デー
    タに動き探索処理を行って予測画像を生成し、前記予測
    画像を用いて前記画像データの符号化処理を行う画像デ
    ータ符号化処理部とを備え、 前記動き探索処理の参照画像に用いられる前記画像デー
    タは、前記メモリインタフェースを介して前記内部メモ
    リに書き込まれる画像データ符号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像データ符号化装置
    であって、 前記動き探索処理の参照画像に用いられる前記画像デー
    タは、前記メモリインタフェースを介して前記外部メモ
    リにも書き込まれる画像データ符号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の画像デ
    ータ符号化装置であって、 前記動き探索処理の参照画像に用いられる前記画像デー
    タは、以前に生成された予測画像たる再構成画像の画像
    データであって、前記再構成画像の輝度信号の画像デー
    タを含む画像データ符号化装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像データ符号化装置
    であって、 前記動き探索処理の参照画像に用いられる前記画像デー
    タはさらに、前記再構成画像の色差信号の画像データを
    も含む画像データ符号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の画像デ
    ータ符号化装置であって、 前記動き探索処理の参照画像に用いられる前記画像デー
    タは、以前に生成された予測画像たる再構成画像の画像
    データであって、サブサンプルされた前記再構成画像の
    画像データを含む画像データ符号化装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像データ符号化装置
    であって、 前記外部メモリにはフルサンプルされた画像データが書
    き込まれ、 前記動き探索処理は、整数画素精度での動き探索処理お
    よびハーフペル精度での動き探索処理を含み、 前記整数画素精度での動き探索処理の際には、前記サブ
    サンプルされた画像データが参照画像として用いられ、 前記ハーフペル精度での動き探索処理の際には、前記フ
    ルサンプルされた画像データが参照画像として用いられ
    る画像データ符号化装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2に記載の画像デ
    ータ符号化装置であって、 前記動き探索処理の参照画像に用いられる前記画像デー
    タは、入力された前記画像データの原画像であって、前
    記原画像の輝度信号の画像データを含む画像データ符号
    化装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の画像データ符号化装置
    であって、 前記動き探索処理の参照画像に用いられる前記画像デー
    タはさらに、前記原画像の色差信号の画像データをも含
    む画像データ符号化装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項2に記載の画像デ
    ータ符号化装置であって、 前記動き探索処理の参照画像に用いられる前記画像デー
    タは、入力された前記画像データの原画像であって、サ
    ブサンプルされた前記原画像の画像データを含む画像デ
    ータ符号化装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の画像データ符号化装
    置であって、 前記外部メモリにはフルサンプルされた画像データが書
    き込まれ、 前記動き探索処理は、整数画素精度での動き探索処理お
    よびハーフペル精度での動き探索処理を含み、 前記整数画素精度での動き探索処理の際には、前記サブ
    サンプルされた画像データが参照画像として用いられ、 前記ハーフペル精度での動き探索処理の際には、前記フ
    ルサンプルされた画像データが参照画像として用いられ
    る画像データ符号化装置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の画像データ符号化装
    置であって、 入力される前記複数枚の画像データは原画像として、前
    記メモリインタフェースを介して前記内部メモリに書き
    込まれる画像データ符号化装置。
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